JPH08156777A - トラクタのブレーキ装置 - Google Patents

トラクタのブレーキ装置

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Publication number
JPH08156777A
JPH08156777A JP30045094A JP30045094A JPH08156777A JP H08156777 A JPH08156777 A JP H08156777A JP 30045094 A JP30045094 A JP 30045094A JP 30045094 A JP30045094 A JP 30045094A JP H08156777 A JPH08156777 A JP H08156777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
steering
braking
tractor
hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP30045094A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Ikeda
光彦 池田
Tomoyuki Ishida
智之 石田
Junichi Oshita
淳一 大下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP30045094A priority Critical patent/JPH08156777A/ja
Publication of JPH08156777A publication Critical patent/JPH08156777A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタの左右一対のブレーキペタル1によ
るパーキングブレーキ操作を容易化、安全な制動操作を
行う。 【構成】 左右のブレーキペタル1によって各ブレーキ
シリンダ2を作動させて後車輪3を制動する操向ブレー
キ4のブレーキ油圧回路5において、各ブレーキシリン
ダ2とこれら左右のブレーキシリンダ2への油圧を切替
えるブレーキ制御弁6との間に、エンジンEの停止によ
って該操向ブレーキ4を制動状態に維持するように自動
閉路する牽制弁7を設けてなるトラクタのブレーキ装置
の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタのブレーキ
装置に関し、ブレーキペタルによって油圧によるブレー
キシリンダを介して操向ブレーキを制動させるブレーキ
油圧回路に、エンジンの停止によってこの操向ブレーキ
の制動状態を維持する牽制弁を設けたものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】トラ
クタの坂道での走行停止等で、トラクタが自動的に動き
出すのを防止する。従来は、エンジンを起動するキース
イッチの切り操作でパーキングブレーキを制動させる技
術があるが、このようなキースイッチに拘らずブレーキ
ペタルを踏み込むことによって、エンジンが停止すれ
ば、これによって自動的に牽制弁を閉じて、ブレーキシ
リンダのブレーキ制御姿勢を保持させて、坂道等でのト
ラクタの動き出しを防止しようとするもので、走行伝動
係のクラッチを油圧シリンダによる操作を行う油圧クラ
ッチ等を用いる構成形態においては、その油圧回路の一
部を利用して簡単な構成とすることができる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、左右のブレ
ーキペタル1によって各ブレーキシリンダ2を作動させ
て後車輪3を制動する操向ブレーキ4のブレーキ油圧回
路5において、各ブレーキシリンダ2とこれら左右のブ
レーキシリンダ2への油圧を切替えるブレーキ制御弁6
との間に、エンジンEの停止によって該操向ブレーキ4
を制動状態に維持するように自動閉路する牽制弁7を設
けてなるトラクタのブレーキ装置の構成の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】操向旋回時は、旋回側のブレ
ーキペタル1を踏込むことにより、この旋回側の操向ブ
レーキ4が制動されて後車輪3の制動を行い急旋回させ
ることができる。パーキングブレーキを効かせるとき
は、左右のブレーキペタル1を同時に踏込むことによ
り、ブレーキ制御弁6の切替えによって、油圧回路5の
油圧は牽制弁7を通ってブレーキシリンダ2へ流れて、
このブレーキシリンダ2の作動によって操向ブレーキ4
が制動される。このようにして、左右の操向ブレーキ4
に対してブレーキ油圧回路5からの油圧力を働かせるこ
とにより制動させた状態でエンジンEの駆動を停止させ
ると牽制弁7が自動的に閉鎖して、各ブレーキシリンダ
2内の油圧は抜けないように維持され、パーキングブレ
ーキを効かせた状態とすることができる。
【0005】このように、牽制弁7を有するブレーキ油
圧回路5を設けることによって、左右のブレーキペタル
1を踏んでエンジンEを停止することによって左右の操
向ブレーキ4を制動させた状態、即ちパーキングブレー
キを効かせた状態とすることができ、坂道走行等におい
ても安全を図ることができる。
【0006】
【実施例】トラクタ車体8は、前部にエンジンEを有
し、このエンジンEからクラッチハウジング9、ミッシ
ョンケース10等を連接して一体的構成とし、ステアリ
ングハンドルによって操向自在の前車輪11、及びミッ
ションケース10から左右両側部に連接のリヤアクスル
ハウジング12外側端に軸装の後車輪3を伝動して走行
しうる。
【0007】操縦フロアの右側には左右一対のブレーキ
ペタル1を設け、これらブレーキペタル1を踏込むこと
によってブレーキスイッチをONして、ブレーキ油圧回
路5のブレーキ制御弁6をソレノイド13出力し、ブレ
ーキシリンダ2を制動しうる構成としている。又、これ
ら左右のブレーキペタル1はロッド14を介して操向ブ
レーキ4のブレーキカム軸15と一体のブレーキアーム
16に連動し、このブレーキカム軸15からブレーキカ
ム17を回動してプレッシャプレート18を押圧し、操
向ブレーキ4を制動しうる。
【0008】操向ブレーキ4は、左右のリヤアクスルハ
ウジング12内に、摩擦ディスク形態として、デフ軸1
9上の車軸20の外側端に設けられる。この外側に押圧
されるプレッシャプレート18は、該ブレーキカム17
の他に、中央部にブレーキシリンダ2のピストン21が
外側から作用して押圧され、いずれによっても車軸20
を制動するように構成している。
【0009】22はデフ装置で、ミッションケース10
内の主クラッチからリバーサ34、主変速装置35や副
変速装置36等を経て伝動され、左右のデフ軸19を差
動連動する。23はデフロックアームで、シフター24
を作動させて、デフロック爪25を軸方向へ移動させ
て、デフ装置22側へ移動させて係合することにより、
デフロックを行うことができる。前記車軸20のギヤ2
6からリヤアクスルハウジング12の車軸27のギヤ2
8へ噛合させて伝動し、更にファイナルケース29に軸
装した後車輪軸30を伝動しうる構成としている。
【0010】左右の各操向ブレーキ4を制動するための
ブレーキシリンダ2の油圧回路5は、油圧ポンプPか
ら、各ブレーキ制御弁6、及び牽制弁7を経て各ブレー
キシリンダ2に連通するように設けられる。ブレーキ制
御弁6は、前記ブレーキペタル1やその他のセンサー等
によって、電子コントローラからの出力によって、ソレ
ノイド13によって切替えられるもので、ソレノイド1
3のON作動によって油圧力をブレーキシリンダ2側へ
立てられる。牽制弁7はばね31とパイロット回路32
とを有し、このパイロット回路32に油圧が立つことに
よって、牽制弁7がばね31に抗して停止位置から制動
位置に切替えられて、ブレーキシリンダ2内へ油圧が働
くように構成される。
【0011】なお、Tはタンクポート、33はパワステ
であり、ステアリングハンドルの操向角で左右の前車輪
11の操向に油圧連動する。操向旋回時は、左右の旋回
側のブレーキペタル1を踏込むことによって、ブレーキ
スイッチをONしてコントローラからの出力によって、
旋回側のブレーキ制御弁6が切替えられて牽制弁7側へ
油圧を送る。このとき油圧ポンプPの駆動によってブレ
ーキ油圧回路5には油圧力が立つために、パイロット回
路32を介して牽制弁7がばね31に抗して切替作動さ
れる。これによって旋回側のブレーキ油圧回路5がブレ
ーキシリンダ2へ開通されて油圧が立ち、ピストン21
が押されてプレッシャプレート18を押圧して操向ブレ
ーキ4を制動する。これによって操向ブレーキ4を制動
させた側の後車輪3の回転を制動して、急旋回を行わせ
ることができる。
【0012】左右両ブレーキペタル1を同時に踏込むこ
とによって、同様にして左右両ブレーキシリンダ2のピ
ストン21を作動させて両後車輪3を制動することがで
きる。このようにして左右いずれか片側、又は両側の操
向ブレーキ4を解除するときは、ブレーキペタル1から
足を解放すればよい。ブレーキペタル1の解放によって
も、油圧ポンプPが駆動されているときは、ブレーキ油
圧回路5に油圧力が立っているため、牽制弁7はパイロ
ット回路32からの油圧力でばね31に抗して押圧され
て、開通位置にあるが、ソレノイド13によるブレーキ
制御弁6はタンクポートTに切替連通されるために、ブ
レーキシリンダ2内の油圧はこれら牽制弁7及びブレー
キ制御弁6を通ってタンクポートTへ排出され、操向ブ
レーキ4が解放される。
【0013】しかし、このときブレーキペタル1を踏ん
だ状態で、エンジンEの駆動が停止されると、油圧ポン
プPが停止するために、前記のように操向ブレーキ2の
制動状態にあった牽制弁7は、ブレーキ油圧回路5の油
圧力の低下によってパイロット回路32の圧力も低下し
て、ばね31の圧力で押戻されて、油圧回路5を閉鎖す
る。このためこの牽制弁7によって閉路されたブレーキ
シリンダ2の油圧は抜けないため、操向ブレーキ4を制
動させたまゝの状態に維持できる。又、このときブレー
キペタル1を解放しても制動は維持される。
【0014】このような操向ブレーキ4の制動を解放す
るときは、エンジンEを再始動して、油圧ポンプPを駆
動すれば、ブレーキ油圧回路5の油圧力が立つために、
前記のようにして牽制弁7がばね31に抗して閉から開
へ作動されて、ブレーキシリンダ2内の油圧力をタンク
ポートTへ排出させてブレーキ解除となる。左右両操向
ブレーキ4を制動させて、長時間に亘るパーキングブレ
ーキとするときは、左右のブレーキペタル1の踏込位置
を別途ロック機構で係止することにより、ブレーキカム
17による操向ブレーキ4の制動姿勢を維持することが
できる。
【0015】前記のようにして左右のブレーキペタル1
の同時踏込みと、エンジンEの駆動停止とによって、ブ
レーキ油圧回路5における牽制弁7の作動によって、操
向ブレーキ4を制動状態を維持するパーキングブレーキ
とすることができ、坂道等での走行時には容易に、安全
にこのパーキングブレーキを効かせることができる。前
記ミッションケース10の走行伝動機構では、副変速装
置36からデフ装置22を伝動する後車輪伝動ピニオン
軸37上のギヤ38から、ギヤ39を介して、前車輪1
1へ伝動する前車輪伝動軸40へ連動する。このギヤ3
9と前車輪伝動軸40との間には、前車輪11の回転周
速を後車輪3の回転周速とほゞ同速(等速四WD)にし
たり、ほゞ二倍の速度(倍速四WD)にしたり、又前車
輪伝動軸40への伝動を切りにする(二WD)走行伝動
形態に切替える前車輪変速装置41を設けている。
【0016】42は等速クラッチで、この等速クラッチ
42の入りによって、ギヤ39からの連動を前車輪伝動
軸40へ直接連動する。43は倍速クラッチで、ギヤ3
9から増速ギヤ44,45等を介して前車輪伝動軸40
へほゞ二倍に増速して伝動する。これらいずれかのクラ
ッチ42,43も中立位置におくときは前車輪11は駆
動されず、二WDとなる。又、このような前車輪変速装
置41は、油圧操作によって行われるもので、コントロ
ーラからの出力により電磁弁の切替により行われる。
【0017】なお、46は動力取出軸、47はこの伝動
軸である。48は油圧によるリフトシリンダ、49はリ
フトアームである。ステアリングハンドルの操向角を、
操向センサ50によって検出しながら、この操向角が設
定の旋回角になると、これによってリフトアーム49が
自動的に上昇される(オートリフト制御)と共に、旋回
側の操向ブレーキ4がコントローラからの出力によるピ
ストン21作動によって自動的に制動される(オートブ
レーキ制御)。
【0018】このようなオートブレーキ制御において
は、コントローラからのブレーキ制御弁6への制動出力
がONした後ちに、適宜の設定タイミングを遅れて前記
倍速クラッチ43の入り制御を行う倍速クラッチON出
力を行わせる構成としている。倍速クラッチ43が入り
になって旋回速度が速くなる以前にこの旋回側の操向ブ
レーキ4を制動することによって(図5)、この操向ブ
レーキ4の制動による衝撃を軽減する。図例では、操向
センサ50として、ステアリングハンドルの操作角を検
出するものとし、操作角が360度で操向ブレーキ4へ
の出力をONし、更に450度になったとき倍速クラッ
チ43への出力をONするように設定したときの例であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキ油圧回路図。
【図2】伝動機構の側面図。
【図3】後車輪伝動機構部の平面図。
【図4】トラクタ車体部の平面図。
【図5】一部ブレーキ制御のフローチャート。
【符号の説明】
1 ブレーキペタル 2 ブレーキシリンダ 3 後車輪 4 操向ブレーキ 5 ブレーキ油圧回路 6 ブレーキ制御弁 7 牽制弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のブレーキペタル1によって各ブレ
    ーキシリンダ2を作動させて後車輪3を制動する操向ブ
    レーキ4のブレーキ油圧回路5において、各ブレーキシ
    リンダ2とこれら左右のブレーキシリンダ2への油圧を
    切替えるブレーキ制御弁6との間に、エンジンEの停止
    によって該操向ブレーキ4を制動状態に維持するように
    自動閉路する牽制弁7を設けてなるトラクタのブレーキ
    装置。
JP30045094A 1994-12-05 1994-12-05 トラクタのブレーキ装置 Pending JPH08156777A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30045094A JPH08156777A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 トラクタのブレーキ装置

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JP30045094A JPH08156777A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 トラクタのブレーキ装置

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JPH08156777A true JPH08156777A (ja) 1996-06-18

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ID=17884950

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JP30045094A Pending JPH08156777A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 トラクタのブレーキ装置

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JP (1) JPH08156777A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220108294A (ko) * 2021-01-27 2022-08-03 주식회사 한국다이나믹스 제동 시스템 및 이를 이용한 스키드 조향 방법

Cited By (1)

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KR20220108294A (ko) * 2021-01-27 2022-08-03 주식회사 한국다이나믹스 제동 시스템 및 이를 이용한 스키드 조향 방법

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