JPH08156776A - デコンプレッションブレーキ用アクチュエータの構造 - Google Patents
デコンプレッションブレーキ用アクチュエータの構造Info
- Publication number
- JPH08156776A JPH08156776A JP30329694A JP30329694A JPH08156776A JP H08156776 A JPH08156776 A JP H08156776A JP 30329694 A JP30329694 A JP 30329694A JP 30329694 A JP30329694 A JP 30329694A JP H08156776 A JPH08156776 A JP H08156776A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- guide
- cylinder
- actuator
- groove
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイドをシリンダに嵌合するCリングが使用
中曲げモーメントを受けたり、シリンダに曲げ応力を受
けないようにしたデコンプレッションブレーキ用アクチ
ュエータの構造を提供することを目的としている。 【構成】 ガイド(3)がCリング(4)と係合する面
にリング状の溝(6)を設け、Cリング(4)の半径方
向内側の部分がその溝上に突出している。
中曲げモーメントを受けたり、シリンダに曲げ応力を受
けないようにしたデコンプレッションブレーキ用アクチ
ュエータの構造を提供することを目的としている。 【構成】 ガイド(3)がCリング(4)と係合する面
にリング状の溝(6)を設け、Cリング(4)の半径方
向内側の部分がその溝上に突出している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デコンプレッションブ
レーキ用アクチュエータのシリンダ内を往復運動するピ
ストンを備え、そのシリンダの解放端にはCリングによ
りピストンのプランジャロッドを案内するガイドが嵌合
され、そのガイドに空気抜き孔を設けたアクチュエータ
に関する。
レーキ用アクチュエータのシリンダ内を往復運動するピ
ストンを備え、そのシリンダの解放端にはCリングによ
りピストンのプランジャロッドを案内するガイドが嵌合
され、そのガイドに空気抜き孔を設けたアクチュエータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】デコンプレッションブレーキ用アクチュ
エータのシリンダの解放端に設けられたプランジャロッ
ドのガイドをシリンダの内周の溝に設けたCリングによ
り嵌合する技術は知られている。
エータのシリンダの解放端に設けられたプランジャロッ
ドのガイドをシリンダの内周の溝に設けたCリングによ
り嵌合する技術は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においてはピストンのプランジャロッドが前記シリ
ンダ内を往復する場合、ガイドはピストンのストッパと
しても機能しているため、ガイドを介してCリングの取
付時に使用する取付孔部にガイドの面が接することで、
Cリングに大きな曲げモーメントが発生し、さらにCリ
ングを介してシリンダ溝上部にも曲げ応力が発生してし
まう。
技術においてはピストンのプランジャロッドが前記シリ
ンダ内を往復する場合、ガイドはピストンのストッパと
しても機能しているため、ガイドを介してCリングの取
付時に使用する取付孔部にガイドの面が接することで、
Cリングに大きな曲げモーメントが発生し、さらにCリ
ングを介してシリンダ溝上部にも曲げ応力が発生してし
まう。
【0004】したがって、本発明はガイドをシリンダに
嵌合するCリングが使用中に曲げモーメントを受けた
り、シリンダに曲げ応力を受けないデコンプレッション
ブレーキ用アクチュエータの構造を提供することを目的
としている。
嵌合するCリングが使用中に曲げモーメントを受けた
り、シリンダに曲げ応力を受けないデコンプレッション
ブレーキ用アクチュエータの構造を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デコン
プレッションブレーキ用アクチュエータのシリンダ内を
往復運動するピストンを備え、そのシリンダの解放端に
はCリングによりピストンのプランジャロッドを案内す
るガイドが嵌合され、そのガイドに空気抜き孔を設けた
アクチュエータにおいて、そのガイドがCリングと係合
する面にリング状の溝を設け、Cリングの半径方向内側
の部分がその溝上に突出している。
プレッションブレーキ用アクチュエータのシリンダ内を
往復運動するピストンを備え、そのシリンダの解放端に
はCリングによりピストンのプランジャロッドを案内す
るガイドが嵌合され、そのガイドに空気抜き孔を設けた
アクチュエータにおいて、そのガイドがCリングと係合
する面にリング状の溝を設け、Cリングの半径方向内側
の部分がその溝上に突出している。
【0006】
【作用および効果】本発明は上記のように構成されてお
り、アクチュエータのシリンダ内に油圧が掛かった場合
にプランジャが上昇しガイドと接し、ガイドはプランジ
ャのストッパの機能を有しているため、Cリングは外周
をシリンダの溝で固定され、内周側から曲げモーメント
が掛り、特にCリングの取付用に設けられた孔の付近
は、内周側が突出しており、リングの幅が急変している
ので応力が大となる。
り、アクチュエータのシリンダ内に油圧が掛かった場合
にプランジャが上昇しガイドと接し、ガイドはプランジ
ャのストッパの機能を有しているため、Cリングは外周
をシリンダの溝で固定され、内周側から曲げモーメント
が掛り、特にCリングの取付用に設けられた孔の付近
は、内周側が突出しており、リングの幅が急変している
ので応力が大となる。
【0007】本発明の構造においては、ガイドに設けた
溝のためにCリングの半径方向内側の部分がその溝上に
突出しており、Cリングの内側が曲げモーメントを発生
させる作用点とならず、曲げモーメントが小となる。ま
た、Cリングを介したシリンダ溝上部の曲げ応力を小と
なる。
溝のためにCリングの半径方向内側の部分がその溝上に
突出しており、Cリングの内側が曲げモーメントを発生
させる作用点とならず、曲げモーメントが小となる。ま
た、Cリングを介したシリンダ溝上部の曲げ応力を小と
なる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
明する。
【0009】図1はデコンプレションブレーキ用アクチ
ュエータの側断面図を示し、本体1のシリンダ1aには
ピストン2aが挿入され、そのシリンダ1aの開放端は
ピストン2aのプランジャロッド2を案内するガイド3
が段付き孔1bにルーズに挿入され、孔1bに設けられ
たCリング用のみぞ4aにCリング4を取付けてガイド
3を固定している。
ュエータの側断面図を示し、本体1のシリンダ1aには
ピストン2aが挿入され、そのシリンダ1aの開放端は
ピストン2aのプランジャロッド2を案内するガイド3
が段付き孔1bにルーズに挿入され、孔1bに設けられ
たCリング用のみぞ4aにCリング4を取付けてガイド
3を固定している。
【0010】そして、そのガイド3には、図2に示すよ
うに、上面にリング状の溝6が設けられ、その溝6は、
図2のA矢視である図3に示すように、Cリングの半径
方向内側が溝6に突出するよう形成されている。
うに、上面にリング状の溝6が設けられ、その溝6は、
図2のA矢視である図3に示すように、Cリングの半径
方向内側が溝6に突出するよう形成されている。
【0011】なお、符号5は空気抜き孔、符号7はチェ
ックバルブ、符号8はフリーピストン(8aは上昇時、
8bは下降時をそれぞれ示す)、符号9、10はオイル
の出口通路、符号11はオイル回路をそれぞれ示してい
る。
ックバルブ、符号8はフリーピストン(8aは上昇時、
8bは下降時をそれぞれ示す)、符号9、10はオイル
の出口通路、符号11はオイル回路をそれぞれ示してい
る。
【0012】以下作用に付いて説明する。
【0013】オイル回路11の図示しない開閉弁が開い
てオイルが供給されると、フリーピストン8は上昇して
(8aで示す)オイル出口通路10、9を閉じ、チェッ
クバルブ7を介してシリンダにオイルが入りピストン2
aは上昇する。そして、ガイド3に接してピストンは上
昇を停止する。
てオイルが供給されると、フリーピストン8は上昇して
(8aで示す)オイル出口通路10、9を閉じ、チェッ
クバルブ7を介してシリンダにオイルが入りピストン2
aは上昇する。そして、ガイド3に接してピストンは上
昇を停止する。
【0014】この時、油圧でピストンを介してガイド3
が上方に押されCリングも同時に上方に押されるが、図
3に示すとおり、Cリング取付用の孔4bを有する付近
の内側は、溝6内に突出しており、ガイド3により上方
に押されてもCリングの曲げの作用点は半径方向外周に
近いので、Cリングには曲げが大きくかからない。
が上方に押されCリングも同時に上方に押されるが、図
3に示すとおり、Cリング取付用の孔4bを有する付近
の内側は、溝6内に突出しており、ガイド3により上方
に押されてもCリングの曲げの作用点は半径方向外周に
近いので、Cリングには曲げが大きくかからない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガイドが
Cリングと係合する面にリング状の溝を設け、Cリング
の半径方向内側の部分がその溝上に突出した構成とした
ため、以下の優れた効果を奏する。
Cリングと係合する面にリング状の溝を設け、Cリング
の半径方向内側の部分がその溝上に突出した構成とした
ため、以下の優れた効果を奏する。
【0016】(1) Cリングに作用する曲げの力の作
用点が半径方向外周に近いので、曲げモーメントは小と
なる。又、この効果によりシリンダのCリング用溝にか
かる曲げ応力も小となる。 (2) したがって、デコンプレッションブレーキ装置
の信頼性が大幅に向上する。
用点が半径方向外周に近いので、曲げモーメントは小と
なる。又、この効果によりシリンダのCリング用溝にか
かる曲げ応力も小となる。 (2) したがって、デコンプレッションブレーキ装置
の信頼性が大幅に向上する。
【図1】本発明の一実施例を示すアクチュエータの側断
面図。
面図。
【図2】図1の要部を示す断面図。
【図3】図2のA矢視を示す図。
【符号の説明】 1…アクチュエータ 2…プランジャ 3…ガイド 4…Cリング 5…空気抜き孔 6…溝 7…チェックバルブ 8…フリーピストン 9、10…出口通路 11…オイル回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 信裕 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)発明者 鶴田 誠次 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 上原 宏一 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内
Claims (1)
- 【請求項1】 デコンプレッションブレーキ用アクチュ
エータのシリンダ内を往復運動するピストンを備え、そ
のシリンダの解放端にはCリングによりピストンのプラ
ンジャロッドを案内するガイドが嵌合され、そのガイド
に空気抜き孔を設けたアクチュエータにおいて、そのガ
イドがCリングと係合する面にリング状の溝を設け、C
リングの半径方向内側の部分がその溝上に突出している
ことを特徴とするデコンプレッションブレーキ用アクチ
ュエータの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30329694A JP3390274B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | デコンプレッションブレーキ用アクチュエータの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30329694A JP3390274B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | デコンプレッションブレーキ用アクチュエータの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156776A true JPH08156776A (ja) | 1996-06-18 |
JP3390274B2 JP3390274B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=17919252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30329694A Expired - Fee Related JP3390274B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | デコンプレッションブレーキ用アクチュエータの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3390274B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP30329694A patent/JP3390274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3390274B2 (ja) | 2003-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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