JPH08156553A - シャシクロスメンバ構造 - Google Patents

シャシクロスメンバ構造

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Publication number
JPH08156553A
JPH08156553A JP30589594A JP30589594A JPH08156553A JP H08156553 A JPH08156553 A JP H08156553A JP 30589594 A JP30589594 A JP 30589594A JP 30589594 A JP30589594 A JP 30589594A JP H08156553 A JPH08156553 A JP H08156553A
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JP
Japan
Prior art keywords
space portion
vehicle
shackles
space
support portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP30589594A
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English (en)
Inventor
Masataka Negoro
正孝 根来
Shinji Noma
慎二 野間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造のサスペンションアームを用いた
場合であっても、駆動車輪の横剛性を適切に確保できる
ようにする。 【構成】 シャシクロスメンバ13の本体23の第1空
間部25に対して第2空間部28を車両の後方側に位置
させ、第2空間部28にロワーアーム14の他端を支持
し、ロワーアーム14の第2空間部側28側の支持部と
車輪16側の支持部を、直線走行時の車軸方向に沿って
配置させ、簡単な構造のロワーアーム14を用いた場合
でも、駆動車輪の横剛性を適切に確保できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャシクロスメンバの
構造に関し、構造を複雑化することなく前輪が駆動され
るフロントサスペンションに適用できるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、後輪駆動の自動車におけるフロ
ントサスペンションでは、シャシクロスメンバの両端に
サスペンションアームの端部が回動自在に支持されると
共に、サスペンションアームの他方の端部に車輪側が支
持され、車輪が車体側に対して上下方向に揺動可能とな
っている。シャシクロスメンバとサスペンションアーム
とは略一直線状に配され、かつ、直線走行時における車
軸と略平行に配されている(例えば、特公昭58-27123号
等参照) 。一般に、このようなサスペンションアームは
I型サスペンションアームと称され、車輪に対する横力
はシャシクロスメンバとサスペンションアームとによっ
て受け持たれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】四輪駆動車(4WD
車)では前輪側にもドライブシャフトやディファレンシ
ャルが備えられているので、シャシクロスメンバを車両
前後にオフセットして配置する必要がある。従って、I
型サスペンションアームをそのまま適用した場合、サス
ペンションアームとシャシクロスメンバとの支持部が車
軸に対してオフセットされた状態になるため、サスペン
ションアームが車幅方向に対して傾斜してしまう。サス
ペンションアームが傾斜すると、車輪の横力に対する剛
性が確保し難くなり車輪が揺動する虞があった。このた
め、4WD車(FF車)においては、例えば2箇所で車
輪側を支持するサスペンションアーム(A型サスペンシ
ョンアーム)を用いて車輪に対する横力を受け持たせる
ようにしている。しかし、A型サスペンションアームを
用いた場合、形状が複雑となりコスト高につながると共
に重量的にも不利になってしまう。また、車輪側の支持
部が複数箇所必要となるため、支持部の数が増加して作
業工程が多くなり、部品点数の増加や作業コストの増大
につながってしまう。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、簡単な形状のサスペンションアームを用いた場合で
あっても、駆動車輪の横剛性を適切に確保することがで
きるシャシクロスメンバ構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のクロスメンバ構造の構成は、車両の前後方向
に延びる一対のボデーフレーム間に跨がって取り付けら
れるシャシクロスメンバの構造であって、下方が開放す
るコ字型断面形状のアッパ部材を有すると共に該アッパ
部材の開放面に略平坦なロア部材を重ねて閉断面形状の
本体を形成し、該本体の両端部における前記アッパ部材
を上方に屈曲させて前記ボデーフレームへの固定部を形
成し、該固定部の屈曲部位に位置する前記ロア部材を上
方が開放するコ字型断面形状に形成して第1空間部とす
る一方、該第1空間部の車両前方側もしくは後方側に位
置すると共に下方が開放するコ字型断面形状の支持部を
前記ロア部材に連続して形成し、該支持部の開放面から
前記第1空間部の底面にわたり略平坦なブリッジ部材を
設けて第2空間部とし、車輪側に一端が連結されるサス
ペンションアームの他端を該第2空間部に車両前後方向
に延びる軸回りで回動自在に支持したことを特徴とす
る。
【0006】そして、前記支持部は前記ロア部材を延長
して形成したことを特徴とする。また、前記第1空間部
はドライブシャフトの車両前方側に配されていると共
に、前記第2空間部は該第1空間部の車両後方側で前記
ドライブシャフトの直下に配されていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】前輪が駆動される車両に適用した場合、ドライ
ブシャフト等の駆動機構構成部材を避けて本体を配置
し、本体の両端部の固定部を介してボデーフレームに固
定する。この時、本体の第1空間部に対して第2空間部
が車両の前方側もしくは後方側に位置しているので、サ
スペンションアームの第2空間部側の支持部位と車輪側
の支持部位を、直線走行時の車軸方向に沿って配置させ
ることができる。
【0008】また、支持部はロア部材を延長して形成し
たので、構造が複雑化することがない。また、第1空間
部をドライブシャフトの車両前方側に配し、第2空間部
を車両後方側でドライブシャフトの直下に配したので、
サスペンションアームがドライブシャフトの直下に位置
し、車輪の横剛性を確保する。
【0009】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るクロスメン
バ構造を表す斜視状態、図2には要部を表す平面、図3
には図2中のIII 矢視、図4には図3中のIV-IV 線矢視
を示してある。図示の例は、4WD車のフロントサスペ
ンションに適用したものである。
【0010】図1乃至図3に示すように、車両の前後方
向(図2中上下方向)に延びて一対のボデーフレームと
してのサイドフレーム12が設けられ、一対のサイドフ
レーム12に跨がってシャシクロスメンバ13が取り付
けられている。シャシクロスメンバ13の両端には、サ
スペンションアームとしてのロワーアーム14の他端が
それぞれ車両前後方向に延びる軸回りで回動自在に支持
され、各ロワーアーム14の一端にはボールジョイント
15を介して車輪16がそれぞれ支持されている。つま
り、ロワーアーム14によって車輪16はシャシクロス
メンバ13に対して上下方向に揺動自在に枢着された状
態になっている。車輪16はドライブシャフト17によ
って駆動力が伝えられる。尚、ドライブシャフト17は
シャシクロスメンバ13に支持された図示しないディフ
ァレンシャルギヤに連結されている。図中の符号で、1
8はストラット型ショックアブソーバ、19は車輪16
の前後方向の荷重を支えるストラットバーである。
【0011】図1乃至図4に基づいてシャシクロスメン
バ13の構成を説明する。図に示すように、シャシクロ
スメンバ13は、下方が開放するコ字型断面形状のアッ
パ部材21を有すると共にアッパ部材21の開放面に略
平坦なロア部材22を重ねて閉断面形状の本体23が形
成されている。本体23の両端部におけるアッパ部材2
1は上方に屈曲されて固定部24がそれぞれ形成され、
固定部24をサイドフレーム12に取り付けることによ
りシャシクロスメンバ13が一対のサイドフレーム12
間に跨がって固定される。屈曲部位における固定部24
のロア部材22は上方が開放するコ字型断面形状に形成
されて第1空間部25をなしている。第1空間部25の
車両後方側(図2中下側、図4中左側)には支持部26
がロア部材22に連続して形成され、支持部26はロア
部材22を延長して形成され、支持部26は下方が開放
するコ字型断面形状となっている。支持部26の開放面
から第1空間部25の底面にわたり略平坦なブリッジ部
材27が取り付けられ、支持部26には第2空間部28
が形成されている。第2空間部28には車両前後方向に
延びる支持ボルト29が取り付けられ、支持ボルト29
にはブッシュ30を介してロワーアーム14の他端が回
動自在に支持されている。第1空間部25はドライブシ
ャフト17の車両前方側に配されており、第2空間部2
8は第1空間部25の車両後方側でドライブシャフト1
7の直下に配されている。
【0012】尚、上記実施例では、第1空間部25の車
両後方側に支持部26(第2空間部28)を形成した
が、車種等により支持部26を第1空間部25の車両前
方側に形成することも可能である。
【0013】上記構成のシャシクロスメンバ構造の作用
を説明する。ドライブシャフト17の前方側に本体23
を配置し、固定部24をサイドフレーム12に取り付け
ることによりシャシクロスメンバ13を一対のサイドフ
レーム12に固定する。この時、本体23の屈曲部位に
形成された第1空間部25に対して支持部26(第2空
間部28)が車両の後方側に位置しているので、第1空
間部25がドライブシャフト17の車両前方側に配さ
れ、第2空間部28がドライブシャフト17の直下に配
されるようになる。このため、シャシクロスメンバ側へ
の支持点を増やした状態にロワーアームの形状を変更す
ることなく、ロワーアーム14の他端(第2空間部28
側の支持部)と一端(車輪16側の支持部)を、直線走
行時の車軸方向に沿って配置させることができる。従っ
て、構造を複雑化することなく、ロワーアーム14が車
輪16の真横に配置されて横剛性を適切に確保すること
ができ、横力に対して車輪16が揺動することがない。
【0014】上述したシャシクロスメンバ構造による
と、ロワーアーム14の形状を複雑化することなくロワ
ーアーム14を車輪16の真横に配置することができ
る。このため、簡単な構造のロワーアーム14を用いた
場合でも、横剛性を適切に確保することができる。ま
た、ドライブシャフト17の下部に支持部26が存在し
ているので、特別に保護部材を設けることなくディファ
レンシャルを含めた駆動系の部材の保護が行なえる。ま
た、ロワーアーム14の他端はブリッジ部材27によっ
て底部が覆われた支持部26(第2空間部28)に支持
されているので、ロワーアーム14の他端の支持部は、
悪路での接地や雪害に対して影響を受けることがない。
【0015】
【発明の効果】本発明のシャシクロスメンバ構造は、シ
ャシクロスメンバの本体の第1空間部に対して第2空間
部を車両の前方側もしくは後方側に位置させ、第2空間
部にサスペンションアームの他端を支持したので、サス
ペンションアームの第2空間部側の支持部位と車輪側の
支持部位を、直線走行時の車軸方向に沿って配置させる
ことができる。この結果、簡単な構造のサスペンション
アームを用いた場合であっても、駆動車輪の横剛性を適
切に確保することが可能になる。また、ロア部材を延長
して第2空間部をなす支持部を形成したので、構造を複
雑化することなく支持部を設けることができる。また、
シャシクロスメンバの第1空間部をドライブシャフトの
車両前方側に配し、第2空間部を車両後方側でドライブ
シャフトの直下に配したので、特別に保護部材を設ける
ことなく駆動系の部材の保護が行なえる。また、底部が
覆われた第2空間部にサスペンションアームを支持した
ことにより、支持部が悪路での接地や雪害に対して影響
を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクロスメンバ構造を表
す斜視図。
【図2】図1中の要部を表す平面図。
【図3】図2中のIII 矢視図。
【図4】図3中のIV-IV 線矢視図。
【符号の説明】
12 サイドフレーム 13 シャシクロスメンバ 14 ロワーアーム 15 ボールジョイント 16 車輪 17 ドライブシャフト 21 アッパ部材 22 ロア部材 23 本体 24 固定部 25 第1空間部 26 支持部 27 ブリッジ部材 28 第2空間部 29 支持ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に延びる一対のボデーフ
    レーム間に跨がって取り付けられるシャシクロスメンバ
    の構造であって、下方が開放するコ字型断面形状のアッ
    パ部材を有すると共に該アッパ部材の開放面に略平坦な
    ロア部材を重ねて閉断面形状の本体を形成し、該本体の
    両端部における前記アッパ部材を上方に屈曲させて前記
    ボデーフレームへの固定部を形成し、該固定部の屈曲部
    位に位置する前記ロア部材を上方が開放するコ字型断面
    形状に形成して第1空間部とする一方、該第1空間部の
    車両前方側もしくは後方側に位置すると共に下方が開放
    するコ字型断面形状の支持部を前記ロア部材に連続して
    形成し、該支持部の開放面から前記第1空間部の底面に
    わたり略平坦なブリッジ部材を設けて第2空間部とし、
    車輪側に一端が連結されるサスペンションアームの他端
    を該第2空間部に車両前後方向に延びる軸回りで回動自
    在に支持したことを特徴とするシャシクロスメンバ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記支持部は前記ロア部材を延長して形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のシャシクロス
    メンバ構造。
  3. 【請求項3】 前記第1空間部はドライブシャフトの車
    両前方側に配されていると共に、前記第2空間部は該第
    1空間部の車両後方側で前記ドライブシャフトの直下に
    配されていることを特徴とする請求項1に記載のシャシ
    クロスメンバ構造。
JP30589594A 1994-12-09 1994-12-09 シャシクロスメンバ構造 Pending JPH08156553A (ja)

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JP30589594A JPH08156553A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 シャシクロスメンバ構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108454700A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 丰田自动车株式会社 车辆下部结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108454700A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 丰田自动车株式会社 车辆下部结构
CN108454700B (zh) * 2017-02-20 2020-11-13 丰田自动车株式会社 车辆下部结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000111