JPH10138726A - 後二軸車の後軸懸架装置 - Google Patents
後二軸車の後軸懸架装置Info
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- JPH10138726A JPH10138726A JP31553196A JP31553196A JPH10138726A JP H10138726 A JPH10138726 A JP H10138726A JP 31553196 A JP31553196 A JP 31553196A JP 31553196 A JP31553196 A JP 31553196A JP H10138726 A JPH10138726 A JP H10138726A
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- Japan
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- spring
- vehicle
- leaf springs
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- B60G11/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs
- B60G11/02—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having leaf springs only
- B60G11/10—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having leaf springs only characterised by means specially adapted for attaching the spring to axle or sprung part of the vehicle
- B60G11/107—Sliding or rolling mountings
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G5/00—Resilient suspensions for a set of tandem wheels or axles having interrelated movements
- B60G5/04—Resilient suspensions for a set of tandem wheels or axles having interrelated movements with two or more pivoted arms, the movements of which are resiliently interrelated, e.g. the arms being rigid
- B60G5/053—Resilient suspensions for a set of tandem wheels or axles having interrelated movements with two or more pivoted arms, the movements of which are resiliently interrelated, e.g. the arms being rigid a leafspring being used as equilibration unit between two axle-supporting units
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2200/30—Rigid axle suspensions
- B60G2200/318—Rigid axle suspensions two or more axles being mounted on a longitudinal rocking or walking beam
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- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/11—Leaf spring
- B60G2202/112—Leaf spring longitudinally arranged
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/121—Mounting of leaf springs
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/423—Rails, tubes, or the like, for guiding the movement of suspension elements
- B60G2204/4232—Sliding mounts
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば高速走行時における進路保持性を向上
させつつ乗心地を改善することができる後軸懸架装置を
提供する。 【解決手段】 中間部を車体１に枢支した左右一対のリ
ーフスプリング２と前後方向に沿うトルクロッド９、１
０で後前軸３と後後軸４を保持させるようにした後二軸
車の懸架装置において、リーフスプリング２の座面１１
と各後軸のアクスルハウジング７、８に設けたスプリン
グシート面１２の間にそれぞれ低バネ部材１３を挟設す
る。各後軸３、４の中心より後方位置においてリーフス
プリング２の外側面に当接するサイドストッパ１８、１
９を両後軸３、４のアクスルハウジング７、８にそれぞ
れ設けたことにより、車両の走行時に僅かな横力が発生
した場合にも後軸をコンプライアンスアンダステアさせ
てヨー方向への復元モーメントを発生させるようにし
た。
させつつ乗心地を改善することができる後軸懸架装置を
提供する。 【解決手段】 中間部を車体１に枢支した左右一対のリ
ーフスプリング２と前後方向に沿うトルクロッド９、１
０で後前軸３と後後軸４を保持させるようにした後二軸
車の懸架装置において、リーフスプリング２の座面１１
と各後軸のアクスルハウジング７、８に設けたスプリン
グシート面１２の間にそれぞれ低バネ部材１３を挟設す
る。各後軸３、４の中心より後方位置においてリーフス
プリング２の外側面に当接するサイドストッパ１８、１
９を両後軸３、４のアクスルハウジング７、８にそれぞ
れ設けたことにより、車両の走行時に僅かな横力が発生
した場合にも後軸をコンプライアンスアンダステアさせ
てヨー方向への復元モーメントを発生させるようにし
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は後二軸車の後軸懸架
装置に係り、特に、高速走行時における進路保持性を向
上させつつ乗心地を改善することができるようにした懸
架装置に関するものである。
装置に係り、特に、高速走行時における進路保持性を向
上させつつ乗心地を改善することができるようにした懸
架装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば大型トラックなどに採用されてい
る後二軸車においては、前後方向に沿う左右一対のリー
フスプリングの中間部をそれぞれトラニオンブラケット
を介して車体に枢着し、車体の後部に平行に配した後前
軸と後後軸のハウジングに設けたスプリングシート面に
それぞれ前記リーフスプリングの前後端に設けた座面を
乗載させたうえで、両アクスルハウジングと車体を前後
方向に沿うトルクロッドを介して枢支結合して各後軸を
保持させるようにした懸架装置を用いることがある。
る後二軸車においては、前後方向に沿う左右一対のリー
フスプリングの中間部をそれぞれトラニオンブラケット
を介して車体に枢着し、車体の後部に平行に配した後前
軸と後後軸のハウジングに設けたスプリングシート面に
それぞれ前記リーフスプリングの前後端に設けた座面を
乗載させたうえで、両アクスルハウジングと車体を前後
方向に沿うトルクロッドを介して枢支結合して各後軸を
保持させるようにした懸架装置を用いることがある。
【０００３】このような後軸の懸架装置において、従来
ではアクスルハウジングに設けたサイドストッパをそれ
ぞれ各後軸の中心位置においてリーフスプリングの外側
面に当接させていた。従って、例えば高速走行中の横風
あるいは旋回にともなう遠心力などによる横力が作用す
ると、各後軸がコンプライアンスオーバステアの状態に
陥って車両の向きと進行方向の間にズレが生じるため
に、進路保持性を高くすることが困難であるという不具
合があった。
ではアクスルハウジングに設けたサイドストッパをそれ
ぞれ各後軸の中心位置においてリーフスプリングの外側
面に当接させていた。従って、例えば高速走行中の横風
あるいは旋回にともなう遠心力などによる横力が作用す
ると、各後軸がコンプライアンスオーバステアの状態に
陥って車両の向きと進行方向の間にズレが生じるため
に、進路保持性を高くすることが困難であるという不具
合があった。
【０００４】また、従来ではアクスルハウジングに設け
たスプリングシート面にリーフスプリングの座面を直接
乗載させたメタルタッチ方式を採用することが多かっ
た。このために、従来の懸架装置による場合は、リーフ
スプリングとリヤアクスルハウジングの間の摩擦力が高
くなってリヤアクスルハウジングの振動がリーフスプリ
ングを介して車体に伝達され易く、乗心地を改善するに
も限界があった。
たスプリングシート面にリーフスプリングの座面を直接
乗載させたメタルタッチ方式を採用することが多かっ
た。このために、従来の懸架装置による場合は、リーフ
スプリングとリヤアクスルハウジングの間の摩擦力が高
くなってリヤアクスルハウジングの振動がリーフスプリ
ングを介して車体に伝達され易く、乗心地を改善するに
も限界があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、例えば高速走行時における
進路保持性を向上させつつ乗心地を改善することができ
る後軸懸架装置を提供することを課題としている。
みてなされたものであって、例えば高速走行時における
進路保持性を向上させつつ乗心地を改善することができ
る後軸懸架装置を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、中間部を車体に枢支した左右一対のリーフ
スプリングの前後端に設けた座面を平行に配した後前軸
と後後軸のアクスルハウジングに設けたスプリングシー
ト面に乗載させるとともに、両アクスルハウジングと車
体を前後方向に沿うトルクロッドを介して枢支結合して
両後軸を保持させるようにした後二軸車の懸架装置にお
いて、前記リーフスプリングの座面と各アクスルハウジ
ングに設けたスプリングシート面の間にそれぞれ低バネ
部材を挟設している。そして、各後軸の中心より後方位
置においてリーフスプリングの外側面に当接するサイド
ストッパを両後軸のアクスルハウジングにそれぞれ設け
たことを特徴としている。
に本発明は、中間部を車体に枢支した左右一対のリーフ
スプリングの前後端に設けた座面を平行に配した後前軸
と後後軸のアクスルハウジングに設けたスプリングシー
ト面に乗載させるとともに、両アクスルハウジングと車
体を前後方向に沿うトルクロッドを介して枢支結合して
両後軸を保持させるようにした後二軸車の懸架装置にお
いて、前記リーフスプリングの座面と各アクスルハウジ
ングに設けたスプリングシート面の間にそれぞれ低バネ
部材を挟設している。そして、各後軸の中心より後方位
置においてリーフスプリングの外側面に当接するサイド
ストッパを両後軸のアクスルハウジングにそれぞれ設け
たことを特徴としている。
【０００７】また本発明は、リーフスプリングの座面と
各アクスルハウジングに設けたスプリングシート面の間
にそれぞれ挟設保持された低バネ部材を、アクスルハウ
ジングのスプリングシート面またはリーフスプリングの
座面に着脱可能に取り付けたラバースプリングで構成す
ることができる。
各アクスルハウジングに設けたスプリングシート面の間
にそれぞれ挟設保持された低バネ部材を、アクスルハウ
ジングのスプリングシート面またはリーフスプリングの
座面に着脱可能に取り付けたラバースプリングで構成す
ることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係る後二軸車の
後軸懸架装置の一実施形態を示す概略平面図、図２は図
１に示した後軸懸架装置の一部の側面図、図３は図１に
示した後軸懸架装置に用いたアクスルハウジングを斜め
前方から見た部分斜視図、図４は図１に示したアクスル
ハウジングに設けたスプリングシート面とリーフスプリ
ングの座面の関係位置を示す正面図、図５は図４に示し
た低バネ部材の正面図、図６は図４に示した低バネ部材
の側面図である。
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係る後二軸車の
後軸懸架装置の一実施形態を示す概略平面図、図２は図
１に示した後軸懸架装置の一部の側面図、図３は図１に
示した後軸懸架装置に用いたアクスルハウジングを斜め
前方から見た部分斜視図、図４は図１に示したアクスル
ハウジングに設けたスプリングシート面とリーフスプリ
ングの座面の関係位置を示す正面図、図５は図４に示し
た低バネ部材の正面図、図６は図４に示した低バネ部材
の側面図である。
【０００９】これらの図において、車体の強度メンバで
ある左右のフレーム１の後部にそれぞれリーフスプリン
グ２を介して後前軸３および後後軸４を懸架して後二軸
車を構成している。なお、リーフスプリング２の中間部
をそれぞれトラニオンブラケット５を介してフレーム１
に回動可能に枢着している。
ある左右のフレーム１の後部にそれぞれリーフスプリン
グ２を介して後前軸３および後後軸４を懸架して後二軸
車を構成している。なお、リーフスプリング２の中間部
をそれぞれトラニオンブラケット５を介してフレーム１
に回動可能に枢着している。
【００１０】前記後前軸３および後後軸４はいずれも図
示しないエンジンによる駆動力が伝達されるドライブア
クスルとなっており、左右のフレーム１を結合するクロ
スメンバ６の中央部と各後軸３、４のアクスルハウジン
グ７、８の中央部をそれぞれトルクロッド９を介して結
合している。そして、両アクスルハウジング７、８の両
端部と各トラニオンブラケット５をそれぞれ左右一対の
トルクロッド１０を介して結合して各後軸３、４を保持
させていることは、従来のトラニオンサスペンションの
場合と同様である。
示しないエンジンによる駆動力が伝達されるドライブア
クスルとなっており、左右のフレーム１を結合するクロ
スメンバ６の中央部と各後軸３、４のアクスルハウジン
グ７、８の中央部をそれぞれトルクロッド９を介して結
合している。そして、両アクスルハウジング７、８の両
端部と各トラニオンブラケット５をそれぞれ左右一対の
トルクロッド１０を介して結合して各後軸３、４を保持
させていることは、従来のトラニオンサスペンションの
場合と同様である。
【００１１】ここに本実施形態においては、リーフスプ
リング２の座面１１と各アクスルハウジング７、８に設
けたスプリングシート面１２の間にそれぞれ低バネ部材
１３を挟設している。また、スプリングシート面１２に
ボルト１４で着脱可能に取り付けたベースプレート１５
と、リーフスプリング２の座面１１に当接するカバープ
レート１６をラバー１７を介して結合一体化したラバー
スプリングで低バネ部材１３を構成することにより、ラ
バー１７の弾性変形を利用してリーフスプリング２とア
クスルハウジング７、８の間を低摩擦化している。な
お、ラバースプリングのベースプレート１５およびカバ
ープレート１６をともに金属材料で構成してラバー１７
を保護するとともに、リーフスプリング２の座面１１と
の接触による摩耗を抑制するようにしている。
リング２の座面１１と各アクスルハウジング７、８に設
けたスプリングシート面１２の間にそれぞれ低バネ部材
１３を挟設している。また、スプリングシート面１２に
ボルト１４で着脱可能に取り付けたベースプレート１５
と、リーフスプリング２の座面１１に当接するカバープ
レート１６をラバー１７を介して結合一体化したラバー
スプリングで低バネ部材１３を構成することにより、ラ
バー１７の弾性変形を利用してリーフスプリング２とア
クスルハウジング７、８の間を低摩擦化している。な
お、ラバースプリングのベースプレート１５およびカバ
ープレート１６をともに金属材料で構成してラバー１７
を保護するとともに、リーフスプリング２の座面１１と
の接触による摩耗を抑制するようにしている。
【００１２】さらに、前記アクスルハウジング７、８の
両端上面にそれぞれサイドストッパ１８、１９を設けて
いる。これらのサイドストッパ１８、１９は、各後軸
３、４の中心より後方位置においてリーフスプリング２
の外側面に当接してアクスルハウジング７、８の横ズレ
を防止する。
両端上面にそれぞれサイドストッパ１８、１９を設けて
いる。これらのサイドストッパ１８、１９は、各後軸
３、４の中心より後方位置においてリーフスプリング２
の外側面に当接してアクスルハウジング７、８の横ズレ
を防止する。
【００１３】なお、本実施形態ではアクスルハウジング
７、８の両端近傍上面に取り付けたスライドシート２０
にスプリングシート面１２を形成している。そして、ス
ライドシート２０の立上り部の内面にそれぞれサイドス
トッパ１８、１９を取り付けるとともに、スライドシー
ト２０の上端をそれぞれ内方に屈曲させてリーフスプリ
ング２の上面に当接するリバウンドストッパを構成して
いるが、スプリングシート面１２およびサイドストッパ
１８、１９の具体的な構造は上記実施形態の構造に限定
されない。
７、８の両端近傍上面に取り付けたスライドシート２０
にスプリングシート面１２を形成している。そして、ス
ライドシート２０の立上り部の内面にそれぞれサイドス
トッパ１８、１９を取り付けるとともに、スライドシー
ト２０の上端をそれぞれ内方に屈曲させてリーフスプリ
ング２の上面に当接するリバウンドストッパを構成して
いるが、スプリングシート面１２およびサイドストッパ
１８、１９の具体的な構造は上記実施形態の構造に限定
されない。
【００１４】以上のような構成になる後二軸車の後軸懸
架装置において、後軸３、４の荷重が小さいときは、ラ
バースプリングなどで構成された低バネ部材１３の負荷
が小さく、アクスルハウジング７、８からリーフスプリ
ング２に伝達される振動が低バネ部材１３で吸収される
ために、乗心地が向上する。なお、後軸３、４の荷重が
大きくなった場合は低バネ部材１３が大きく圧縮される
ために、この低バネ部材１３による振動の吸収機能が低
下する。ところが、この場合はリーフスプリング２によ
る振動吸収作用が行われるために、充分な強度、耐久性
を保ちつつ衝撃を緩和することができるものであり、経
年変化によって低バネ部材１３の振動吸収機能が低下し
た場合は、ボルト１４を着脱して低バネ部材１３を交換
すればよい。
架装置において、後軸３、４の荷重が小さいときは、ラ
バースプリングなどで構成された低バネ部材１３の負荷
が小さく、アクスルハウジング７、８からリーフスプリ
ング２に伝達される振動が低バネ部材１３で吸収される
ために、乗心地が向上する。なお、後軸３、４の荷重が
大きくなった場合は低バネ部材１３が大きく圧縮される
ために、この低バネ部材１３による振動の吸収機能が低
下する。ところが、この場合はリーフスプリング２によ
る振動吸収作用が行われるために、充分な強度、耐久性
を保ちつつ衝撃を緩和することができるものであり、経
年変化によって低バネ部材１３の振動吸収機能が低下し
た場合は、ボルト１４を着脱して低バネ部材１３を交換
すればよい。
【００１５】ところで、車両の走行中に横風を受け、あ
るいは、車両の旋回が行われた場合は、タイヤと路面の
間の摩擦力によって発生した横力がアクスルハウジング
７、８に発生し、各アクスルハウジング７、８を横方向
に移動させる。また、このようにして発生した横力は、
サイドストッパ１８、１９を介してリーフスプリング２
の外側面に伝達されるが、サイドストッパ１８、１９は
各後軸３、４の中心より後方位置においてリーフスプリ
ング２の外側面に当接しているために、モーメントが発
生する。
るいは、車両の旋回が行われた場合は、タイヤと路面の
間の摩擦力によって発生した横力がアクスルハウジング
７、８に発生し、各アクスルハウジング７、８を横方向
に移動させる。また、このようにして発生した横力は、
サイドストッパ１８、１９を介してリーフスプリング２
の外側面に伝達されるが、サイドストッパ１８、１９は
各後軸３、４の中心より後方位置においてリーフスプリ
ング２の外側面に当接しているために、モーメントが発
生する。
【００１６】一方、各後軸３、４はトルクロッド９、１
０によって保持されている。このために、上記のように
してモーメントが発生すると後軸３、４にコンプライア
ンスアンダステアが生じる。
０によって保持されている。このために、上記のように
してモーメントが発生すると後軸３、４にコンプライア
ンスアンダステアが生じる。
【００１７】このとき、アクスルハウジング７、８のス
プリングシート面１２とリーフスプリング２の座面１１
の間に低バネ部材１３を挟設しているために、僅かな横
力が発生した場合にも各アクスルハウジング７、８が円
滑に横移動して上記コンプライアンスアンダステアが得
られることになる。そして、このような後軸３、４のコ
ンプライアンスアンダステアは、車両のヨー方向への復
元モーメントを増加させて車両の直進安定性および操縦
安定性を改善させるために、高速走行時における進路保
持性が向上する。
プリングシート面１２とリーフスプリング２の座面１１
の間に低バネ部材１３を挟設しているために、僅かな横
力が発生した場合にも各アクスルハウジング７、８が円
滑に横移動して上記コンプライアンスアンダステアが得
られることになる。そして、このような後軸３、４のコ
ンプライアンスアンダステアは、車両のヨー方向への復
元モーメントを増加させて車両の直進安定性および操縦
安定性を改善させるために、高速走行時における進路保
持性が向上する。
【００１８】上記実施形態においては、低バネ部材１３
をアクスルハウジング７、８のシート面１２に取り付け
ているが、図７〜図９に示した実施形態のようにリーフ
スプリング２側に低バネ部材１３を保持させることもで
きる。すなわち、本実施形態においてはリーフスプリン
グ２の側面に沿うサイドプレート２１、２２をラバース
プリングのカバープレート１６に設けるとともに、リー
フスプリング２の上面に沿うボルト２３を両サイドプレ
ート２１、２２の上端間に取り付けている。そして、リ
ーフスプリング２の親バネに設けた図示しない係合孔に
係合するストッパ２４をカバープレート１６の上面に設
けることにより、低バネ部材１３をリーフスプリング２
側に保持させてベースプレート１５の下面とアクスルハ
ウジング７、８のスプリングシート面１２の間で相対運
動を行わせるようにしている。
をアクスルハウジング７、８のシート面１２に取り付け
ているが、図７〜図９に示した実施形態のようにリーフ
スプリング２側に低バネ部材１３を保持させることもで
きる。すなわち、本実施形態においてはリーフスプリン
グ２の側面に沿うサイドプレート２１、２２をラバース
プリングのカバープレート１６に設けるとともに、リー
フスプリング２の上面に沿うボルト２３を両サイドプレ
ート２１、２２の上端間に取り付けている。そして、リ
ーフスプリング２の親バネに設けた図示しない係合孔に
係合するストッパ２４をカバープレート１６の上面に設
けることにより、低バネ部材１３をリーフスプリング２
側に保持させてベースプレート１５の下面とアクスルハ
ウジング７、８のスプリングシート面１２の間で相対運
動を行わせるようにしている。
【００１９】従って、本実施形態による場合も前記実施
形態の場合と同様に乗心地を向上させつつ、後軸３、４
にコンプライアンスアンダステアを生じさせることがで
きるために、車両のの進路保持性を高くすることができ
る。なお、本実施形態による場合は、経年変化によって
低バネ部材１３が劣化した場合にボルト２３を緩めて低
バネ部材１３を容易に交換することができるが、低バネ
部材１３の具体的な構成およびその取付構造は実施形態
に示したものに限定されない。
形態の場合と同様に乗心地を向上させつつ、後軸３、４
にコンプライアンスアンダステアを生じさせることがで
きるために、車両のの進路保持性を高くすることができ
る。なお、本実施形態による場合は、経年変化によって
低バネ部材１３が劣化した場合にボルト２３を緩めて低
バネ部材１３を容易に交換することができるが、低バネ
部材１３の具体的な構成およびその取付構造は実施形態
に示したものに限定されない。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、後軸のアクスルハウジングとリーフスプリング
の間に低バネ部材を介在させて両者間を低摩擦化してい
るために、乗心地が改善される。また、後軸のアクスル
ハウジングとリーフスプリングの間を低摩擦化させるこ
とにより、車両の走行時に僅かな横力が発生した場合に
も後軸をコンプライアンスアンダステアさせてヨー方向
への復元モーメントを発生させるようにしているため
に、車両の直進安定性および操縦安定性が改善されて進
路保持性が向上する。
よれば、後軸のアクスルハウジングとリーフスプリング
の間に低バネ部材を介在させて両者間を低摩擦化してい
るために、乗心地が改善される。また、後軸のアクスル
ハウジングとリーフスプリングの間を低摩擦化させるこ
とにより、車両の走行時に僅かな横力が発生した場合に
も後軸をコンプライアンスアンダステアさせてヨー方向
への復元モーメントを発生させるようにしているため
に、車両の直進安定性および操縦安定性が改善されて進
路保持性が向上する。
【図１】本発明に係る後二軸車の後軸懸架装置の一実施
形態を示す概略平面図である。
形態を示す概略平面図である。
【図２】図１に示した後軸懸架装置の一部の側面図であ
る。
る。
【図３】図１に示した後軸懸架装置に用いたアクスルハ
ウジングを斜め前方から見た部分斜視図である。
ウジングを斜め前方から見た部分斜視図である。
【図４】図１に示したアクスルハウジングに設けたスプ
リングシート面とリーフスプリングの座面の関係位置を
示す正面図である。
リングシート面とリーフスプリングの座面の関係位置を
示す正面図である。
【図５】図４に示した低バネ部材の正面図である。
【図６】図４に示した低バネ部材の側面図である。
【図７】別の実施形態による低バネ部材の取付状態を示
す正面図である。
す正面図である。
【図８】図７に示した低バネ部材の正面図である。
【図９】図７に示した低バネ部材の側面図である。
【符号の説明】 １ フレーム ２ リーフスプリング ３ 後前軸 ４ 後後軸 ５ トラニオンブラケット ６ クロスメンバ ７、８ アクスルハウジング ９、１０ トルクロッド １１ リーフスプリングの座面 １２ アクスルハウジングに設けたスプリングシート
面 １３ 低バネ部材 １４ ボルト １５ ベースプレート １６ カバープレート １７ ラバー １８、１９ サイドストッパ ２０ スライドシート ２１、２２ サイドプレート ２３ ボルト ２４ ストッパ
面 １３ 低バネ部材 １４ ボルト １５ ベースプレート １６ カバープレート １７ ラバー １８、１９ サイドストッパ ２０ スライドシート ２１、２２ サイドプレート ２３ ボルト ２４ ストッパ
Claims (2)
- 【請求項１】 中間部を車体に枢支した左右一対のリー
フスプリングの前後端に設けた座面を平行に配した後前
軸と後後軸のアクスルハウジングに設けたスプリングシ
ート面に乗載させるとともに、両アクスルハウジングと
車体を前後方向に沿うトルクロッドを介して枢支結合し
て両後軸を保持させるようにした後二軸車の懸架装置に
おいて、前記リーフスプリングの座面と各アクスルハウ
ジングに設けたスプリングシート面の間にそれぞれ低バ
ネ部材を挟設する一方、各後軸の中心より後方位置にお
いてリーフスプリングの外側面に当接するサイドストッ
パを両後軸のアクスルハウジングにそれぞれ設けたこと
を特徴とする後二軸車の後軸懸架装置。 - 【請求項２】 低バネ部材がアクスルハウジングのスプ
リングシート面またはリーフスプリングの座面に着脱可
能に取り付けたラバースプリングであることを特徴とす
る請求項１に記載の後二軸車の後軸懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31553196A JPH10138726A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 後二軸車の後軸懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31553196A JPH10138726A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 後二軸車の後軸懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138726A true JPH10138726A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18066469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31553196A Pending JPH10138726A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | 後二軸車の後軸懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10138726A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1362718A3 (de) * | 2002-05-17 | 2005-03-23 | Jörn ELZA GmbH | Lagerverbindung zwischen einem Blattfederende und einem Achslenker, insbesondere eines Doppelachsaggregats eines Lastkraftwagens |
| JP2010173528A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Hino Motors Ltd | 積層ラバー |
| CN104827842B (zh) * | 2014-06-19 | 2017-07-11 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 悬架系统和车辆 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP31553196A patent/JPH10138726A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1362718A3 (de) * | 2002-05-17 | 2005-03-23 | Jörn ELZA GmbH | Lagerverbindung zwischen einem Blattfederende und einem Achslenker, insbesondere eines Doppelachsaggregats eines Lastkraftwagens |
| JP2010173528A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Hino Motors Ltd | 積層ラバー |
| CN104827842B (zh) * | 2014-06-19 | 2017-07-11 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 悬架系统和车辆 |
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