JPH08155245A - 空気乾燥装置 - Google Patents

空気乾燥装置

Info

Publication number
JPH08155245A
JPH08155245A JP6301860A JP30186094A JPH08155245A JP H08155245 A JPH08155245 A JP H08155245A JP 6301860 A JP6301860 A JP 6301860A JP 30186094 A JP30186094 A JP 30186094A JP H08155245 A JPH08155245 A JP H08155245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
gas separation
air
header
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6301860A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Masuda
充隆 枡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp filed Critical Koganei Corp
Priority to JP6301860A priority Critical patent/JPH08155245A/ja
Publication of JPH08155245A publication Critical patent/JPH08155245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気中の水蒸気を除去して乾燥した空気を形
成し得る空気乾燥装置を提供する。 【構成】 ハウジング4内のガス分離室1aには非多孔
質中空糸ガス分離膜7が複数本配置されており、それぞ
れのガス分離膜7は一端部がヘッダー5により、そして
他端部がヘッダー6によりハウジング4内に支持されて
いる。ヘッダー5の外側はパージガス排出室8となって
おり、ヘッダー6の外側はパージガス流入室9となって
いる。ガス分離室1aに導通させてハウジング4には原
料空気をガス分離室1aに供給する原料空気供給ポート
11が形成され、ガス分離室1aに導通させてハウジン
グ4には乾燥空気を流出する乾燥空気流出ポート12が
形成されている。パージガス流入室9を介してガス分離
室1a内の乾燥空気がガス分離膜7内に流入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気中の水蒸気を分離し
て乾燥空気を得る空気乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器を有する空気圧回路にあって
は、回路内を流れる圧縮空気の中に水蒸気が含まれてい
ると、空気圧機器や配管が腐食するおそれがあるので、
圧縮空気中の水蒸気を除去して空気を乾燥することが必
要となる。また、空気圧回路内を流れる圧縮空気の中に
塵埃、スケール、水滴、油滴などの固形粒子が含まれて
いると、制御弁等の作動不良が発生するおそれがあるの
で、空気圧回路には固形粒子を含まない清浄な空気を流
すことが必要となる。
【0003】このように、所定の乾燥度を有する清浄乾
燥空気を必要とする場合および固形粒子を含まずに所定
の清浄度を有する清浄空気を必要とする場合としては、
空気圧回路を有する精密機械や自動制御装置のみなら
ず、精密測定器ないし分析機器や医療機器の分野など種
々の分野がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気中の水蒸気を
除去するためのエアドライヤとしては、たとえば、「油
空圧便覧」(株式会社オーム社、1989年2月25日発行)
の第 513頁〜第 517頁に記載されるように、冷凍式エア
ドライヤと吸着式エアドライヤとが知られている。冷凍
式エアドライヤは冷凍サイクルを用いて圧縮空気を冷却
して水分の凝縮分離を行うものであり、冷媒としてフロ
ンが使用されているので、環境破壊のおそれがあるのみ
ならず、圧縮機やファンなどを駆動する必要があり、消
費電力が大きくなるという問題点がある。
【0005】一方、吸着式エアドライヤはシリカゲル、
活性アルミナ、合成ゼオライトなどの固体吸着剤に水分
を吸着させて乾燥するものであり、吸着剤が微粉化する
とダストが発生することがあり、さらに吸着剤を交換す
る作業が必要になるという問題点がある。
【0006】空気中に含まれる塵埃、水滴、油滴などの
固形粒子を除去するために従来使用されているエアフィ
ルタとしては、焼結金属、焼結樹脂、あるいは金網など
からなるフィルタエレメントを有するものが使用されて
いるが、焼結金属などのエアフィルタエレメントでは細
孔の内径を小さくすることに限度があり、除去できる固
形粒子は5μm程度であって、それよりも径の小さい固
形粒子を確実に除去することが困難である。そして、固
形粒子の中でも、遊離水分などの水滴は、ルーバーなど
による遠心力を利用した分離であるため流量の変化によ
り分離率が変化し、安定した水分分離が困難であった。
【0007】本発明の目的は、空気中の水蒸気が除去さ
れて乾燥した空気を形成し得る小型の空気乾燥装置を提
供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、空気中の固形
粒子を除去するとともに水蒸気が除去された清浄であり
かつ乾燥した空気を得る小型の空気乾燥装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の空気乾燥装置は、ガス
分離室を有するハウジング本体を有し、この中には複数
本の非多孔質中空糸ガス分離膜が配置されており、原料
空気はハウジングに設けられた原料空気供給ポートから
ガス分離室内に供給され、パージガスはガス分離室内か
らパージガス流入室から非多孔質中空糸ガス分離膜内に
流入し、この中を通ってパージガス排出室内に流れる。
そして、原料空気の中の水蒸気は非多孔質中空糸ガス分
離膜の外側から内部に透過される。
【0012】また、本発明の空気乾燥装置は、ガス分離
清浄室が形成された主筒状部とガス分離室が形成された
分岐筒状部とを有するハウジング本体を有しており、主
筒状部の一端と分岐筒状部の先端とに非多孔質中空糸ガ
ス分離膜が支持されており、それぞれはパージガス流入
室とパージガス排出室に開口されている。主筒状部に設
けられた原料空気供給ポートに一端が開口する複数の多
孔質中空糸濾過膜の他端部は、主筒状部の他端部に設け
られたヘッダーに支持されており、これにより区画され
るドレン室に開口されている。
【0013】さらに、本発明の空気乾燥装置は、筒状の
ハウジング本体内に形成されたガス分離清浄室内に複数
の非多孔質中空糸ガス分離膜と、複数の多孔質中空糸濾
過膜とが混在して配置されており、それぞれの非多孔質
中空糸ガス分離膜の一端はパージガス流入室に開口さ
れ、他端はパージガス排出室に開口されている。そし
て、多孔質中空糸濾過膜の一端は空気流入室に開口さ
れ、他端はドレン室に開口されている。
【0014】
【作用】前記空気乾燥装置にあっては、原料空気はそれ
ぞれの非多孔質中空糸ガス分離膜の外側に流れ込み、そ
れぞれの外側から中空孔の中に水蒸気が透過されるの
で、装置を小型化しても原料空気と非多孔質中空糸ガス
分離膜との接触面積を充分に確保することができ、水蒸
気の透過効率を向上させることが可能となる。
【0015】また、前記空気乾燥装置にあっては、原料
空気を多孔質中空糸濾過膜の中にまず案内して、原料空
気の中に含まれる塵埃などの固形粒子と水滴とを除去し
てドレン室に排出することにより、ガス分離清浄室内に
は固形粒子が除去されて清浄化された空気が流入する。
次いで、清浄化された空気は非多孔質中空糸ガス分離膜
に主筒状部の中のガス分離清浄室および分岐筒状部の中
のガス分離室において外側からさらされることになり、
その空気の中に含まれる水蒸気が非多孔質中空糸ガス分
離膜の中に透過される。これにより、原料空気の中の固
形粒子を除去した後に非多孔質中空糸ガス分離膜に対し
て接触面積を充分に確保して、水蒸気の透過効率を向上
させることができる。
【0016】さらに、前記空気乾燥装置にあっては、複
数の非多孔質中空糸ガス分離膜と複数の多孔質中空糸濾
過膜とを混在させた状態でハウジングに設け、このハウ
ジング内に空気流入室とドレン室とパージガス排出室と
パージガス流入室とを形成したことから、原料空気の中
の固形粒子の除去と水蒸気の除去とを達成し得るより小
型化された空気乾燥装置が得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る空気乾燥装置を示す縦断面図であり、この装置は横断
面が円形となり真直ぐに延びた筒状のハウジング本体1
を有しており、これの一端部にはハウジング本体1に嵌
合される大径筒体2aとこれに一体となった閉塞部2b
とからなる断面カップ状のキャップ部2が取り付けら
れ、他端部にはハウジング本体1に嵌合される大径筒体
3aとこれと一体となった閉塞部3bとからなる断面カ
ップ状のキャップ部3が取り付けられている。ハウジン
グ本体1と2つのキャップ部2,3とにより装置のハウ
ジング4が形成されており、ハウジング本体1の内部は
ガス分離室1aとなっている。
【0019】ハウジング本体1内には複数本の非多孔質
中空糸ガス分離膜(以下、単にガス分離膜と言う)7が
配置されており、それぞれの両端部はヘッダー5,6に
より支持され、それぞれのガス分離膜7は両方のヘッダ
ー5,6を貫通しこれらの間を真直ぐに延びている。ま
た、ガス分離膜7の一端側の開口部は、第1ヘッダーと
してのヘッダー5とキャップ部2とにより形成されるパ
ージガス排出室8に開口しており、ガス分離膜7の他端
側の開口部は、第2ヘッダーとしてのヘッダー6とキャ
ップ部3とにより形成されるパージガス流入室9に開口
している。
【0020】これらのヘッダー5,6は、接着性を有す
る樹脂により形成されており、予めガス分離膜7の両端
部に接着してこれを固定した状態として、それぞれのヘ
ッダー5,6をハウジング本体1の両端部内に接着する
ことによりハウジング本体1に固定される。ヘッダー5
によりハウジング4内にパージガス排出室8が区画形成
され、ヘッダー6によりハウジング4内にパージガス流
入室9が区画形成される。
【0021】ハウジング4には、ヘッダー5,6の間の
ガス分離室1a内に原料空気を供給するための原料空気
供給ポート11と、乾燥された空気を外部に排出するた
めの乾燥空気流出ポート12とが形成されており、それ
ぞれのポート11,12には図示しない管路が接続され
る。原料空気供給ポート11はヘッダー5側に位置し、
乾燥空気流出ポート12は他方のヘッダー6側に位置し
ているので、ガス分離室1a内に流入した原料空気は、
このガス分離室1a内の一端側から他端側に向けて流れ
ながら乾燥される。ただし、原料空気供給ポート11と
乾燥空気流出ポート12とを相互に逆の位置としても良
い。
【0022】ガス分離膜7は、図2(A)に示すよう
に、中空孔7aを有し、フッソ系やポリイミド系樹脂な
どにより形成されており、内径は0.5〜0.6mm程度と
なっている。原料空気供給ポート11から供給される空
気の中に含まれる水蒸気は、ガス分離膜7の内外面に存
在する水蒸気分圧の差を駆動力として、水蒸気分圧の高
い外面側から水蒸気分圧が低い内面側へ破線の矢印で示
すように透過することになり、ハウジング本体1内のガ
ス分離室1a内を乾燥空気流出ポート12に向けて流れ
る空気は、水蒸気が徐々に除去されて乾燥空気となる。
【0023】キャップ部3には、ハウジング本体1内の
ガス分離室1aに連通する連通孔13と、パージガス流
入室9に連通する連通孔14とが形成され、これらはパ
ージガス案内路15によりバイパスさせて接続されてい
る。このパージガス案内路15を流れるパージガスの流
量を制御するためのハウジング4には、パージガス流量
制御弁16が設けられている。このパージガス流量制御
弁16を設けることなく、固定式の絞りを設けるように
しても良い。
【0024】このパージガス流量制御弁16は、開度調
整用のニードル軸17が設けられたねじキャップ18を
有しており、このねじキャップ18を回転するとパージ
ガス案内路15の開度が調整されパージガスの流量を制
御することができる。このパージガス流量制御弁16に
より制御された流量のパージガスが、パージガス流入室
9からガス分離膜7内に流入し、パージガス排出室8に
至る。このパージガス排出室8内にまで流出したガスを
外部に排出するためにパージガス排出ポート19がキャ
ップ2に形成されている。
【0025】このように、ハウジング本体1内のガス分
離室1a内には、その一端部側の原料空気供給ポート1
1からの原料空気が流入するようになっており、ガス分
離膜7の外側の雰囲気の水蒸気分圧は、ガス分離膜7の
中空孔7a内に比較して高くなっており、水蒸気分圧の
低い中空孔7a内に向けて空気中の水蒸気のみが透過す
る。ガス分離室1a内において乾燥された空気は、ガス
分離室1aの他端部に開口された乾燥空気流出ポート1
2から外部に排出される。さらに、ガス分離室1a内に
おいて乾燥された空気は、連通孔13、パージガス案内
流路15、パージガス流入室9を介してパージガス排出
ポート19から外部に排出される。このように、ガス分
離膜7の中空孔7a内にパージガスを供給することによ
り、中空孔7a内には乾燥空気が補給されることにな
り、この中の水蒸気分圧が低下してガス分離膜7により
所定の水蒸気分離機能が常に維持される。
【0026】図示するように、ガス分離膜7にはその外
側から中空孔7a内に水蒸気が透過するようになってお
り、原料空気をガス分離膜7の中空孔7a内に案内する
場合に比して、原料空気がガス分離膜7に接触する面積
は大きくなり、除湿効率を高めることができる。この空
気乾燥装置は図示するように水平に設置するようにして
も良く、上下方向に設置するようにしても良い。
【0027】図2(B),(C)はそれぞれ図1に示す
空気乾燥装置の変形例を示す図であり、それぞれ図1に
示された空気乾燥装置における一端部に相当する部分の
みが示されている。
【0028】図2(B)に示す空気乾燥装置にあって
は、原料空気供給ポート11に空気分散チューブ21が
径方向に延びてガス分離室1a内に取り付けられてお
り、この空気分散チューブ21には複数の空気排出口2
2が形成されている。この場合には、それぞれの空気排
出口22から原料空気がガス分離室1a内に流出される
ので、より除湿効率を高めることができる。
【0029】図2(C)は図2(B)の変形例を示す図
であり、この空気分散チューブ21aは、ハウジング本
体1の中央部分に原料空気を流出する空気排出口22a
が設けられている。この場合には、ハウジング本体1の
中央部分から径方向に広がるようにして原料空気が流れ
ることになる。
【0030】(実施例2)図3は本発明の他の実施例で
ある空気乾燥装置を示す図であり、ハウジング本体1
は、図1に示されたものと相違して縦断面がU字形状に
折り曲げられており、そのハウジング本体1の両端部に
はキャップ部23が取り付けられている。図3に示す装
置にあっては、図1に示された装置の構成部位と共通す
る部位には、同一の符号が付されている。
【0031】図3に示すように、キャップ部23は図1
に示された2つのキャップ部2,3を一体とした構造と
なっており、このキャップ部23には、ハウジング本体
1の一端部には原料空気供給ポート11が設けられ、他
端部には乾燥空気流出ポート12が設けられている。さ
らに、キャップ部23には、パージガス流量制御弁16
とパージガス排出ポート19とが設けられている。
【0032】このタイプの空気乾燥装置は、ハウジング
本体1がU字形状に折り曲げられていることから、上下
方向に設置する場合には高さ寸法を短くすることが可能
となり、水平方向に設置する場合には水平方向の寸法を
短くすることができ、それぞれの寸法が限られた場所に
この空気乾燥装置を設置することができる。
【0033】(実施例3)図4は本発明のさらに他の実
施例である空気乾燥装置を示す図であり、この場合に
は、原料空気の中に含まれる塵埃、スケール、水滴およ
び油滴などの固形物をも除去して原料空気の清浄化をも
行いつつ乾燥するようにしている。
【0034】図示するように、この空気乾燥装置は上下
方向に設置される真っ直ぐな主筒状部24と、これに対
して連通された分岐筒状部25とを有するほぼU字形状
となったハウジング本体1を有している。主筒状部24
の一端部と分岐筒状部25の先端部とに取り付けられた
キャップ部23に設けられた原料空気供給ポート11に
連通させてキャップ部23にはポケット26が形成さ
れ、このポケット26内には断面U字形状のプレフィル
タ27が配置されている。このプレフィルタ27は流入
した原料空気の中の比較的大きな塵埃を除去するための
ものであり、焼結樹脂や焼結金属により形成されてお
り、分画特性は5μm程度となっている。
【0035】原料空気供給ポート11にプレフィルタ2
7を介して一端部を開口させ、他端部が第3ヘッダーと
してのヘッダー20に支持されて主筒状部24内には、
複数本の疎水性中空糸濾過膜(以下、単に濾過膜と言
う)28が配置されている。濾過膜28は疎水性の樹脂
により形成されており、図5(A)に示すように、中空
孔28aの内面29と濾過膜28の外面30とを連通さ
せる多数の細孔31を有している。この濾過膜28の外
径は0.38mm程度であり、細孔31の平均内径つまり
分画特性は、0.1μm程度となっている。なお、濾過膜
28自体を疎水性の材料で製造することなく、内面29
に疎水性の処理を施したり、コーティング処理を施すよ
うにしても良い。
【0036】このように、原料空気供給ポート11から
濾過膜28の一端部に流入した原料空気は、その中に水
滴が含有している場合、その水滴が濾過膜28の内面に
接触しても、濾過膜28の内面の疎水性により水滴との
接触角が大きくなり、水滴は表面張力で半球状、あるい
は球状になる。つまり、疎水性の濾過膜28は、その素
材の持つ臨界表面張力が水の表面に対して小さく、水の
分子間引力により表面積が最小となるように凝集して丸
くなる。したがって、水滴は濾過膜28の細孔31内に
入り込むことなく、空気のみが細孔31内に流入して、
水滴はほぼ100%分離される。
【0037】主筒状部24の下端部に取り付けられたキ
ャップ部32には、濾過膜28の下端部が連通するドレ
ン室33が形成され、このドレン室33と外部とを連通
するドレン排出ポート34が形成されている。このドレ
ン排出ポート34の開度を調整するためのドレン排出空
気量制御弁35がキャップ部32に取り付けられてお
り、このドレン排出空気量制御弁35はニードル弁36
を有するねじキャップ37を有している。
【0038】したがって、図4に示す空気乾燥装置にあ
っては、原料空気供給ポート11から流入した原料空気
は、まずそれぞれの濾過膜28内に一端の開口部から流
入する。この濾過膜28内では水滴や油滴などの液体は
濾過膜28の疎水・撥水作用により分離・除去される。
そして塵埃などの固形物は、濾過膜28の分画特性が
0.1μmとなっていることから分離・除去されること
になる。分離・除去された水滴や油滴などの液体、およ
び塵埃などの固形異物は、ドレン排出ポート34より常
に排出されている少量の空気により、ドレン室33およ
びドレン排出ポート34を経て外部に排出される。
【0039】一方、濾過膜28の細孔31を通過して清
浄化された空気は、主筒状部24内のガス分離清浄室2
4a内に流出する。この流出した空気は、主筒状部24
内から分岐筒状部25内のガス分離室25aに向けて流
れて、乾燥空気流出ポート12から排出される。この過
程で、主筒状部24および分岐筒状部25内に設けられ
たガス分離膜7内にその外部から水蒸気が透過すること
になり、乾燥空気流出ポート12からは水蒸気が除去さ
れた空気が排出される。
【0040】それぞれの濾過膜7内にバイパスさせてパ
ージガスを案内するために、パージガス流入室9に開口
して形成された連通孔14とガス分離室25aに開口し
て形成された連通孔13とを結ぶパージガス案内路15
がキャップ部23に設けられ、この案内路15の開度を
調整するためにキャップ部23にはパージガス流量制御
弁16が設けられている。一方、パージガス排出室8に
連通させて、キャップ部23にはパージガス排出ポート
19が形成されている。したがって、パージガスは分岐
筒状部25の上端部側から濾過膜7内に流入して、原料
ガスの流れとは逆の方向となって濾過膜7内を主筒状部
24の上端部側に向けて流れるようになっており、透過
膜7内を貫通した水蒸気はパージガス排出ポート19か
ら外部に排出される。
【0041】図5(B)は図4に示された主筒状部24
の横断面を示す図であり、ガス分離清浄室24a内に
は、相互に所定の隙間を隔ててガス分離膜7と濾過膜2
8とが混在するようにして配置されている。ただし、図
5(B)は作図の便宜上、それぞれのガス分離膜7と濾
過膜28を少ない本数で示し、それぞれの径を誇張して
示している。
【0042】図6は図4に示された空気乾燥装置の変形
例であり、この場合にはパージガス流入室9とパージガ
ス排出室8とが図4に示す場合と逆の位置となってい
る。したがって、この場合には、図4に示す装置ではパ
ージガスがガス分離膜7内を原料空気のガス分離室1a
内での流れ方向に対して対向する方向に流れる向流タイ
プとなっているのに対して、図6に示す場合には、パー
ジガスが原料ガスに対して平行な方向に案内されるよう
になっている。なお、図6は空気乾燥装置の上部のみを
示すが、下部は図4に示される構造と同様となってい
る。
【0043】図6および図4に示すように、パージガス
排出室8とパージガス流入室9は、主筒状部24のヘッ
ダー5と分岐筒状部25のヘッダー6のいずれかの外側
に設けるようにしても良い。
【0044】(実施例4)図7は本発明のさらに他の実
施例である空気乾燥装置を示す図であり、この空気乾燥
装置には圧力レギュレータつまり減圧弁が組み付けられ
ている。この空気乾燥装置自体の構造は、図4に示され
たものと同様に主筒状部24と分岐筒状部25とからな
るハウジング本体1を有しており、図4におけるキャッ
プ23に代えて、弁ブロック40がハウジング本体1の
上端部に取り付けられている。
【0045】弁ブロック40には空気乾燥装置の原料空
気供給ポート11に連通する一次側ポート41と、減圧
された二次側空気を排出する二次側ポート42とが形成
されており、これらのポート41,42が直接的あるい
は間接的に導通される弁孔43が弁ブロック40に形成
されている。
【0046】弁孔43内には弁棒44が装着され、この
弁棒44の一端部には弁孔43を開閉するための弁体4
5が設けられており、この弁体45と止め具46との間
に装着された圧縮コイルばね47によって弁孔43を閉
塞する方向のばね力が付勢されている。
【0047】弁ブロック40には図示しないねじ部材に
よりボンネット49がねじ結合されており、このボンネ
ット49にはダイヤフラム51が設けられている。この
ダイヤフラム51と弁ブロック40との間には、ダイヤ
フラム室52が形成され、このダイヤフラム室52はパ
イロット孔53を介して二次側ポート42に連通されて
いる。そして、弁棒44の他端部はダイヤフラム室52
内に突出してダイヤフラム51に当接している。
【0048】ボンネット49内には、ダイヤフラム51
を介してダイヤフラム室52の反対側にばね室54が形
成されており、このばね室54内に装着された圧縮コイ
ルばね55によりダイヤフラム51を介して弁棒44に
は弁体45に対して弁孔43を開放する方向のばね力が
付勢されている。ダイヤフラム51と圧縮コイルばね5
5との間には、ばね座56が設けられている。
【0049】圧縮コイルばね55のばね力を調整するた
めに、ボンネット49に回転自在に取り付けられた調整
ねじ57にはリテーナ58がねじ結合されており、この
調整ねじ57を回転することにより圧縮コイルばね55
の伸縮が調整されるようになっている。調整ねじ57に
はハンドルガイド59を介してハンドル61が固定され
ており、このハンドル61を用いて調整ねじ57を回転
すると、二次側ポート42から流出する乾燥空気の圧力
が、一次側ポート41の圧力よりも低い減圧された所定
の圧力に設定される。
【0050】ばね座56はボンネット49に形成された
ブリード孔62によって外部と連通されており、二次側
ポート42の圧力が所定値よりも高くなった場合には、
ダイヤフラム51が弁棒44から離れる方向に圧縮コイ
ルばね55のばね力に抗して変位し、二次側ポート42
内の空気は、ダイヤフラム51に形成された孔60とボ
ンネット49のブリード孔62とを通って外部に排出さ
れる。
【0051】このように、ボンネット49内に組み込ま
れた部材が弁体45の開度を調整する減圧弁機構を構成
している。
【0052】二次側ポート42とパージガス流入室9は
固定絞り部63を有する流路64により接続されてい
る。ただし、図6に示されるパージガス流量制御弁16
と同様な可変絞り弁により流路64の開度を調整するよ
うにしても良い。
【0053】この空気乾燥装置にあっては、一次側ポー
ト41から流入した原料空気は固形物が除去されて清浄
化されかつ水蒸気が除去されて乾燥された後に、設定さ
れた圧力に減圧されて二次側ポート42から排出され
る。
【0054】(実施例5)図8は本発明の他の実施例で
ある空気乾燥装置を示す図であり、内部にガス分離清浄
室1bが形成された筒状のハウジング本体1と、これの
上下両端部に取り付けられたキャップ部2,3とにより
ハウジング4が形成されている。ハウジング4の上端部
にはキャップ部2に設けられた原料空気供給ポート11
が連通する空気流入室65が形成され、下端部にはキャ
ップ部3に設けられたドレン排出ポート34に連通する
ドレン室33が形成されている。
【0055】ハウジング本体1内には複数の濾過膜28
が配置されており、これらの濾過膜28の両端部は、ヘ
ッダー5,6によりハウジング本体1に支持されてい
る。空気流入室65はヘッダー5の上側に設けられてお
り、この空気流入室65には焼結樹脂や焼結金属からな
り断面がカップ形状となったプレフィルタ27が配置さ
れている。
【0056】したがって、原料空気供給ポート11から
ハウジング4内の空気流入室65に流入した空気は、ま
ずプレフィルタ27により比較的大きな塵埃などが除去
された後に、それぞれの濾過膜28内に流入する。これ
により、プレフィルタ27によって除去されなかった比
較的小さな塵埃や水滴は濾過膜28内に流入した後に、
濾過膜28に形成された細孔31を貫通することなく、
ドレン室33内に排出されてドレン排出ポート34から
外部に排出される。
【0057】ハウジング本体1内には濾過膜28に対し
て平行となって複数本のガス分離膜7が配置されてお
り、それぞれのガス分離膜7はヘッダー5に対して所定
の隙間を隔ててその内側に設けられた第3ヘッダーとし
てのヘッダー66と、ヘッダー6に対して所定の隙間を
隔ててその内側に設けられた第4ヘッダーとしてのヘッ
ダー67とにより支持されている。ハウジング本体1内
のうちヘッダー66,67相互の間の部分がガス分離清
浄室1bとなっている。
【0058】ガス分離清浄室1b内の空気を外部に排出
するために、ハウジング4には連通孔13が形成され、
この連通孔13は通路69を介して乾燥空気流出ポート
12に接続されている。ヘッダー5,66相互の間に形
成された隙間はパージガス流入室9となっており、この
パージガス流入室9は通路69に連通している。したが
って、通路69は乾燥空気流出ポート12に乾燥空気を
案内する通路と、パージガス案内路とを兼ねている。
【0059】また、ヘッダー6,67相互間に形成され
た隙間はパージガス排出室8となっており、このパージ
ガス排出室8に連通させてパージガス排出ポート19が
ハウジング4に形成されている。
【0060】したがって、濾過膜28内に流入した後に
この濾過膜28の細孔31を通ってガス分離清浄室1b
内に流入した空気は、それぞれのガス分離膜7に沿って
連通孔13に向けて流れながら、その空気の中の水蒸気
がガス分離膜7の中に外側から入り込むことになる。ガ
ス分離膜7内に水蒸気が流入することにより、乾燥され
た空気は連通孔13およびパージガス流入室9を介して
ガス分離膜7の中に入り込んで、内部の水蒸気ととも
に、パージガス排出ポート19から外部に排出される。
【0061】図9(A)は図8における9A部を拡大し
て示す図であり、図9(B)は図8の横断面を示す図で
ある。図9(A)に示すように、濾過膜28のうちパー
ジガス流入室9に対応する部分の外面30には、細孔3
1を閉塞するための被覆層70がコーティングされ、封
孔処理がなされている。この封孔処理をヘッダー5,6
6に対応する部分をも含めて濾過膜7の内面に施すよう
にしても良い。
【0062】図9(B)に示すように、ガス分離清浄室
1b内には、相互に隙間を介して濾過膜28とガス分離
膜7とが分散配置されている。なお、図9(B)は図5
(B)と同様に、ガス分離膜7と濾過膜28の径を誇張
して示している。
【0063】図8に示す空気乾燥装置にあっては、濾過
膜28の方をガス分離膜7よりも長い寸法としている
が、相互の寸法を逆にしても良い。その場合には、ガス
分離膜7の両端部をヘッダー5,6により支持すること
になり、濾過膜28の両端部をヘッダー66,67によ
り支持することになる。そして、図8に示す空気流入室
65をパージガス流入室とし、ドレン室33をパージガ
ス排出室とし、パージガス排出室8をドレン室とし、パ
ージガス流入室9を空気流入室とする。
【0064】さらには、ガス分離膜7の一端部をヘッダ
ー5により支持するようにし、他端部を図示するように
ヘッダー67により支持するようにし、濾過膜28の一
端部をヘッダー66により支持するようにし、他端部を
図示するようにヘッダー6により支持するようにしても
良い。その場合には、それぞれのヘッダーにより空気流
入室65、パージガス流入室9などが形成される。
【0065】(実施例6)図10は本発明のさらに他の
実施例である空気乾燥装置を示す図であり、この装置は
図8に示す空気乾燥装置に対して減圧弁を組み付けた構
造となっている。減圧弁の基本構造は、図7に示された
ものと同様の構造となっており、図10においてそれぞ
れの前記実施例における部位と共通する部位には同一の
符号が付されている。
【0066】ハウジング本体1の上端部に取り付けれた
弁ブロック40に形成された一次側ポート41は、弁孔
43に接続されており、この弁孔43は弁体45を介し
て空気流入室65に接続されている。一方、二次側ポー
ト42は連通孔13に対して通路69および乾燥空気流
出ポート12を介して接続されている。
【0067】したがって、この場合には一次側ポート4
1に流入した原料空気は、まず、減圧弁の作用により所
定の圧力にまで減圧された後に、ハウジング本体1内の
ガス分離清浄室1b内で、固形粒子の除去と水蒸気の除
去とがなされて、二次側ポート42から排出される。
【0068】なお、図10に示す場合には、一次側ポー
ト41から流入した原料空気を、空気流入室65に案内
するための原料空気供給ポート11が止め具46に形成
されている。
【0069】図11は図9に示された空気乾燥装置の変
形例であり、この場合には原料空気の中の固形分の除去
と水蒸気の除去とを行った後に、空気の圧力を減圧する
ようにしている。この場合には、一次側ポート41に直
接原料空気供給ポート11が接続されており、これを介
して一次側ポート41は空気流入室65に接続されてい
る。また、乾燥空気流出ポート12は止め具46と弁体
45とにより形成される空間を介して弁孔43に接続さ
れ、この弁孔43を介して二次側ポート42に接続され
ている。
【0070】このように、一次側ポート41は空気流入
室65に直接接続されており、清浄化されかつ乾燥され
た空気を吐出する乾燥空気流出ポート12は、弁孔43
を介して二次側ポート42に接続されている。
【0071】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0072】たとえば、図1および図3に示すように、
原料空気の乾燥のみを行う場合にも、減圧弁を組み付け
るようにすることが可能であり、図8〜図11に示すよ
うに、ハウジング本体1内にガス分離清浄室1bのみを
形成する場合にも、ハウジング本体1を断面U字形状に
折り曲げるようにすることも可能である。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0074】(1).ガス分離膜の外側に原料空気を供給す
るようにし、ガス分離膜の外側から内部に水蒸気を透過
させるようにしたので、原料空気の中の水蒸気の透過効
率を向上させることができる。
【0075】(2).ガス分離膜に加えて濾過膜を用いるこ
とにより、水滴や塵埃などの固形物を濾過膜により除去
することによって、原料空気の清浄化と乾燥とをともに
行うことができる。
【0076】(3).減圧弁機構を組み付けることにより、
減圧弁の二次側ポートから排出される空気を乾燥させつ
つ所定の圧力に減圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である空気乾燥装置を示す縦
断面図である。
【図2】(A)はガス分離膜の一部を拡大して示す断面
図であり、(B),(C)はそれぞれ図1に示す空気乾
燥装置の変形例の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である空気乾燥装置を示す
縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例である空気乾燥装置
を示す縦断面図である。
【図5】(A)は図4に示された濾過膜の一部を拡大し
て示す断面図であり、(B)は図4に示された主筒状部
の横断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である空気乾燥装置を示す
縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である空気乾燥装置の一部
を示す縦断面図である。
【図8】本発明の他の実施例である空気乾燥装置を示す
縦断面図である。
【図9】(A)は図8における9A部を拡大して示す断
面図であり、(B)は図8の横断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例である空気乾燥装
置の一部を示す縦断面図である。
【図11】本発明の他の実施例である空気乾燥装置の一
部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング本体 1a ガス分離室 2,3 キャップ部 4 ハウジング 5 ヘッダー(第1ヘッダー) 6 ヘッダー(第2ヘッダー) 7 非多孔質中空糸ガス分離膜(ガス分離膜) 8 パージガス排出室 9 パージガス流入室 11 原料空気供給ポート 12 乾燥空気流出ポート 13,14 連通孔 15 パージガス案内路 16 パージガス流量制御弁 17 ニードル軸 18 ねじキャップ 19 パージガス排出ポート 20 ヘッダー(第3ヘッダー) 21,21a 空気分散チューブ 22,22a 空気排出口 23 キャップ部 24 主筒状部 25 分岐筒状部 26 ポケット 27 プレフィルタ 28 多孔質中空糸濾過膜(濾過膜) 29 内面 30 外面 31 細孔 32 キャップ部 33 ドレン室 34 ドレン排出ポート 35 ドレン排出空気量制御弁 36 ニードル弁 37 ねじキャップ 40 弁ブロック 41 一次側ポート 42 二次側ポート 43 弁孔 44 弁棒 45 弁体 46 止め具 47 ばね 49 ボンネット 51 ダイヤフラム 52 ダイヤフラム室 53 パイロット孔 54 ばね室 55 ばね 56 ばね座 57 調整ねじ 58 リテーナ 59 ハンドルガイド 60 孔 61 ハンドル 62 ブリード孔 63 固定絞り部 64 流路 65 空気流入室 66 ヘッダー(第3ヘッダー) 67 ヘッダー(第4ヘッダー) 69 通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分離室とパージガス排出室とを区画
    する第1ヘッダー、および前記ガス分離室とパージガス
    流入室とを区画する第2ヘッダーがそれぞれ両端部に設
    けられたハウジングと、 前記第1ヘッダーに一端部が支持され開口部が前記パー
    ジガス排出室に臨むとともに、前記第2ヘッダーに他端
    部が支持され開口部が前記パージガス流入室に臨み、前
    記第1および第2ヘッダー間を延びて前記ガス分離室内
    に配置された複数本の非多孔質中空糸ガス分離膜と、 前記ガス分離室に導通させて前記ハウジングに設けら
    れ、原料空気を前記ガス分離室に供給する原料空気供給
    ポートと、 前記ガス分離室に導通させて前記ハウジングに設けら
    れ、前記非多孔質中空糸ガス分離膜により水蒸気が除去
    された乾燥空気を流出する乾燥空気流出ポートと、 前記ハウジングに設けられ、前記ガス分離室内の乾燥空
    気を前記バージガス流入室にバイパスさせるパージガス
    案内路とを有することを特徴とする空気乾燥装置。
  2. 【請求項2】 ガス分離清浄室を有する主筒状部と前記
    ガス分離清浄室に連通するガス分離室を有し前記主筒状
    部から分岐する分岐筒状部とを有するハウジングと、 前記主筒状部の一端部に設けられた第1ヘッダーと、前
    記分岐筒状部の先端部に設けられた第2ヘッダーとに両
    端部が支持されてこれらの間を延びる複数本の非多孔質
    中空糸ガス分離膜と、 前記主筒状部に設けられた原料空気供給ポートに一端が
    開口し、前記主筒状部に設けられ前記ガス分離清浄室と
    ドレン室とを区画する第3ヘッダーに他端部が支持され
    て、これらの間を延びる複数本の多孔質中空糸濾過膜
    と、 前記ガス分離室に導通して前記分岐筒状部に設けられ、
    前記非多孔質中空糸ガス分離膜により水蒸気が除去され
    た乾燥空気を流出する乾燥空気流出ポートと、 前記ハウジングに設けられ、前記ガス分離室内の乾燥空
    気を前記第1ヘッダーと前記第2ヘッダーのいずれか一
    方の外側に形成されたパージガス流入室にバイパスさせ
    るパージガス案内路とを有することを特徴とする空気乾
    燥装置。
  3. 【請求項3】 複数本の非多孔質中空糸ガス分離膜と複
    数本の多孔質中空糸濾過膜とが混在されて配置されるガ
    ス分離清浄室を有するハウジングと、 前記多孔質中空糸濾過膜の一端部を支持し前記ハウジン
    グ内に空気流入室を区画する第1ヘッダーと、 前記多孔質中空糸濾過膜の他端部を支持し前記ハウジン
    グ内にドレン室を区画する第2ヘッダーと、 前記非多孔質中空糸ガス分離膜の一端部を支持し前記ハ
    ウジング内にパージガス流入室を区画する第3ヘッダー
    と、 前記非多孔質中空糸ガス分離膜の他端部を支持し前記ハ
    ウジング内にパージガス排出室を区画する第4ヘッダー
    と、 前記ハウジングに設けられ空気流入室に連通する原料空
    気供給ポートと、 前記ハウジングに設けられ前記ドレン室に連通するドレ
    ン排出ポートと、 前記ハウジングに設けられ前記パージガス流入室と前記
    ガス分離清浄室とを連通させるパージガス案内路と、 前記ハウジングに設けられ前記パージガス排出室に連通
    するパージガス排出ポートとを有することを特徴とする
    空気乾燥装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の空気乾燥装置であっ
    て、弁体により開度が調整される弁孔を有する減圧弁機
    構が設けられた弁ブロックを有し、前記原料空気供給ポ
    ートまたは前記弁孔に連通される一次側ポートと、前記
    乾燥空気流出ポートまたは前記弁孔に連通される二次側
    ポートとを前記弁ブロックに形成したことを特徴とする
    空気乾燥装置。
JP6301860A 1994-12-06 1994-12-06 空気乾燥装置 Pending JPH08155245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301860A JPH08155245A (ja) 1994-12-06 1994-12-06 空気乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301860A JPH08155245A (ja) 1994-12-06 1994-12-06 空気乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08155245A true JPH08155245A (ja) 1996-06-18

Family

ID=17902037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6301860A Pending JPH08155245A (ja) 1994-12-06 1994-12-06 空気乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08155245A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292251A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Kyocera Corp フィルタモジュール
JP2002298895A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Honda Motor Co Ltd 中空糸膜式加湿器
JP2018094539A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社東芝 水蒸気分離装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292251A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Kyocera Corp フィルタモジュール
JP4703023B2 (ja) * 2001-03-29 2011-06-15 京セラ株式会社 フィルタモジュール
JP2002298895A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Honda Motor Co Ltd 中空糸膜式加湿器
JP4653334B2 (ja) * 2001-03-30 2011-03-16 本田技研工業株式会社 中空糸膜式加湿器
JP2018094539A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社東芝 水蒸気分離装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8845796B2 (en) Fluid separation device
JP2007525324A5 (ja)
JP2007525324A (ja) 油分離器および交換容易な弁を有するダブルカートリッジ式エアドライヤ
JP2001224920A (ja) 中空糸膜式除湿装置
JP5399269B2 (ja) 気体膜分離装置の一体型掃気制御装置
JPH08155245A (ja) 空気乾燥装置
JPH07204440A (ja) エアフィルタ
JPH08155243A (ja) 空気清浄乾燥装置
JPH0822365B2 (ja) 除湿装置
JPH08117545A (ja) 空気清浄乾燥装置
JPS63135667A (ja) 切換弁
JP3357447B2 (ja) 圧縮空気清浄除湿装置
JP3756370B2 (ja) パージ空気流量を自動調整する膜式エアドライヤ
JP3272938B2 (ja) 圧縮空気の油・水分除去装置
JPH0866616A (ja) 除湿装置
JP3083456B2 (ja) 除湿空気の供給システム
JP3322955B2 (ja) エアフィルタ
JP2500912Y2 (ja) 除湿装置
JPH01234695A (ja) 分離膜を用いた排出弁
JPH08206437A (ja) 空気除湿装置
JP2008246374A (ja) 高除湿空気用膜式ドライヤ
KR101933548B1 (ko) 가스 발생기용 흡착 베드
US10933369B2 (en) Gas dehydration membrane module with integral filter
JPH08937A (ja) フィルタ装置
JPH08290033A (ja) 膜式除湿装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309