JPH081541B2 - 学習システム - Google Patents

学習システム

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JPH081541B2
JPH081541B2 JP1188688A JP1188688A JPH081541B2 JP H081541 B2 JPH081541 B2 JP H081541B2 JP 1188688 A JP1188688 A JP 1188688A JP 1188688 A JP1188688 A JP 1188688A JP H081541 B2 JPH081541 B2 JP H081541B2
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巖 黒川
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株式会社学習研究社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、パーソナルコンピュータを利用して構成
された対話型学習装置において、学習内容をICメモリカ
ード等の着脱自在な記録媒体へ記録し、この記録媒体を
指導者等へ提出することで、各学習毎にそれぞれの弱点
をカバーするための補強問題の提供を受けたり、学習進
度等に関する指導を受けたりすることを可能にした学習
システムに関する。
(従来の技術) 近年、小形コンピュータ(いわゆるパーソナルコンピ
ュータ、パソコン)を用いた学習装置が発表されてい
る。これら学習装置は夫々独立のものとして各個人を所
有するのが一般的で、従って各個人の学習管理は各個人
毎に行なわれている。
このような学習装置では、記録媒体(例えばカセット
テープ,フロッピディスク,ROMカートリッジ等)に予め
記録されている教材データの中から学習者が指定した学
習テーマに関する出題がなされる。このため、繰り返し
学習をするに好適であるが、間違った問題だけを集中的
に再学習することができない。
そこで、不正解回数の多い問題順に出題をする弱点補
強制御手段を学習装置内に設けることで、弱点箇所を補
うことができるようにした学習装置が、特開昭61−2525
75号公報で提案されている。
また、教師用パーソナルコンピュータと複数の生徒用
パーソナルコンピュータとをネットワークで接続して教
育支援システムを構成し、生徒用パーソナルコンピュー
タに個人の学習状態や学習進度状況を示す管理情報を生
成する管理情報生成手段を設け、教師用パーソナルコン
ピュータに管理情報を収集して編集処理する管理情報処
理手段を設け、教師用パーソナルコンピュータにおいて
各生徒の実習状況を把握できるようにした技術が、特開
昭62−186352号公報に記載されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の弱点補強制御手段はあくまでも
教材データ中に予め記録されている問題を再度出題する
だけであり、同一の学習内容についての別の形の出題を
することができない。このため学習内容が単調になる傾
向がある。弱点克服用の問題を教材データ中に予め記録
しておくことも考えられるが、教材のデータ量が増加す
るために必ずしも得策ではない。
また、教師用と生徒用のパーソナルコンピュータとを
ネットワークで接続することで、生徒の学習状況を教師
側で把握することが可能になるが、データ通信を行なう
ためのネットワーク制御部ならびにデータ回線を設ける
必要があり生徒用の学習装置の構成が複雑になるととも
に、通信費用が発生するため好ましくない。
この発明はこのような課題を解決するためになされた
もので、通信手段等を用いないで学習者の学習内容を指
導者等へ提出できるようにするとともに、各学習者毎に
それぞれの弱点をカバーするために教材で提供される出
題とは異なる内容の補強問題の提供を受けたり、学習進
度等に関する指導を受けたりすることを可能にした学習
システムを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためにこの発明に係る学習システ
ムは、マイクロコンピュータを利用して構成し、学習す
べき内容が予め記録されている教材データ記録媒体から
読み出した教材データに基づいて問題を表示手段に表示
し、その解答を入力することで学習を行なうようにした
学習者用の対話型学習装置と、マイクロコンピュータを
利用して構成された指導者用のデータ処理装置からなる
学習システムであって、 学習用の対話型学習装置に、着脱自在なデータ記録媒
体への書き込みを行なう手段を設けるとともに、出題内
容に係るデータと学習者の解答データとを対応付けて前
記データ記録媒体へ記録させる学習データ記録制御手段
を設け、 指導者用のデータ処理装置に、データ記録媒体からそ
の記録内容を読出す手段と、読出したデータを各学習者
との対応を付けて記録する学習履歴記録手段と、教材デ
ータ記録媒体を介して学習者へ提供した各学習者に対し
て共通の出願内容とは異なる補強問題を作成するための
データが記録された補強問題作成用データ記憶手段と、
学習履歴記録手段に記録された各学習者の学習データを
参照して正答率の低い出題内容に関する問題を補強問題
作成用データ記憶手段に記録されたデータを利用して作
成する補強問題作成手段と、作成した補強問題を印字す
るプリンタと を備えたことを特徴とする。
なお、着脱自在なデータ記録媒体としては、ICメモリ
カードを用いることができる。
(作用) 学習者用の対話型学習装置は、出題内容に係るデータ
と学習者の解答データとを対応付けてデータ記録媒体へ
記録させる。
指導者側のデータ処理装置は、学習者が提出したデー
タ記録媒体から学習者の学習データを読み出し、読み出
した学習データを各学習者との対応を付けて学習履歴記
録手段へ記録する。補強問題作成手段は、学習履歴手段
に記録された各学習者の学習データを参照して正答率の
低い出題内容に関する問題を作成し、作成した問題をプ
リンタで印字する。
よって、学習者が例えばICメモリカード等の着脱自在
なデータ記録媒体を指導者へ提出し、指導者側はそれを
データ処理装置で読み取ることで学習履歴を管理するこ
とができる。そして、学習者の弱点となっている項目に
ついて補強問題を作成し、それをプリントアウトして提
供することができる。
補強問題作成用データ記憶手段には、教材に格納した
共通の出題内容とは異なる補強問題が作成できるようデ
ータが記録されており、それらのデータを利用して補強
問題が作成されるので、各学習者の弱点項目に対して教
材データで提供した出題内容とは異なる問題を提供する
ことができる。
(実施例) 以下、添付図面に従ってこの発明の実施例を漢字学習
システムを例にとって説明する。なお、各図において同
一の符号は同様の対象を示すものとする。
第1図及び第2図はそれぞれこの発明に係る対話型学
習装置の実施例を示す外観図及びブロック構成図であ
る。図面にいて、1は教科書データ読取手段、2は教科
書データを記憶させたカセットテープ、3は漢字問題作
成データ読取手段、4は漢字問題作成データを記憶させ
たカセットテープ、5はICメモリカード(以下単にICカ
ードと記す)用入出力手段、6はICカード、11は表示手
段であるCRTディスプレイ装置、12はキーボード、13は
オーバーレイシート、15はゲーム用操作盤、20は主制御
手段、21,22,23はそれぞれ主制御手段の一部を構成する
主演算制御装置(CPU)、読出し専用メモリ(ROM)、書
き込み読出しメモリ(RAM)、24は学習結果を記憶し、I
Cカード5にまとめてデータを記憶させるためのスタテ
ィックラム(メモリ)、25は漢字データを記録した着脱
式の漢字学習カートリッジである。
この対話型学習装置は、特許請求の範囲に記載した着
脱自在なデータ記録媒体としてICカード6を、データ記
録媒体への書き込みを行なう手段としてICカード用入出
力手段5を備える。また、出題内容に係るデータと学習
者の解答データとを対応付けてデータ記録媒体へ記録さ
せる学習データ記録制御手段を、スタティックラム(メ
モリ)24と、主演算制御装置(CPU)21と、読出し専用
メモリ(ROM)22内に予め登録したプログラムとで構成
している。なお、教科書データを記憶させたカセットテ
ープ2、漢字問題作成データを記憶させたカセットテー
プ4、漢字データを記録した着脱式の漢字学習カートリ
ッジ25とが、特許請求の範囲に記載した教材データ記録
媒体に相当する。
以下、これらを説明する。
教科書データ読取手段1は、カセットテープ2に記憶
させた教科書データをCPU21の指令信号cc1に従って読出
し一度RAM23に記憶させる。教科書データは、教科書の
種類(会社名、教科名)、単元などに関するデータを記
憶させてある。漢字問題作成データ読取手段3は、カセ
ットテープ4に記憶された漢字問題作成データをCPU21
の指令信号cc2に従って読出し一度RAM23に記憶させる。
漢字問題作成データは、教科書やその単元の内容に関係
無く、例えばその学年で学習することとなっている事項
(例えば、漢字や熟語)の全てを対象として作成した問
題パターンを記憶させたものであり、場合によっては小
学校高学年用又は低学年用のように幅を広げることもで
きる。
ここで、RAM23に記憶させた教科書データ及び漢字問
題作成データはそれぞれ別のメモリ領域に記憶させてあ
り、CPU21の指令信号cc3により教科書データをアドレス
信号として漢字問題作成データを読出す。すなわち、国
語教科については、教科書によって漢字や熟語の学習順
序は異なるが、当該学年で学習する漢字及び熟語はほぼ
同じであることに着目し、当該学年で学習する漢字や熟
語などに関連して問題を作成しておけば、教科書の種類
やその単元を指定することにより、対応する問題を発生
させることが可能であり教科書毎に別々のソフトを準備
しておく必要がない。
第3図はこの様子を概念的に示すものであり、カセッ
トテープ2が教科書(又は出版社)A〜Eのいずれかの
データを送り出し、またその単元、希望学習内容(予
習、ドリルなど)を指定すると、漢字学習カートリッジ
25の漢字データ及びカセットテープ4の漢字問題作成デ
ータが適宜に選定されて所定の問題などが表示されるこ
ととなる。ICカード用入出力手段5は、ICカード6をス
ロットに装着し、その内容を読出し又はICカード6への
書込みを可能とするものである。
ICカード6は、RAM23に記憶させた制御手順に変更を
加える追加データを備えており学年程度に応じた制御レ
ベルの変更が可能であるようにし、また漢字問題作成デ
ータによる学習の結果(日付、学習事項、点数など)を
前述したステティックメモリであるRAM24から記憶させ
ることができる。このようなICカード6は、スロットか
ら着脱可能であり、例えば個々人の取出したICカード6
を教師が集めて第6図に示すようなICカード処理装置に
セットすることにより、各人の成績を蓄積し、総合評価
(クラス又は学年の点数順位など)を付与するとともに
補強問題を作成し、更に個々人への指導内容を書込むな
どしてICカード6をその持ち主である学習者に返却する
といった学習方法が可能となる。このような総合処理
は、地域的又は全国的規模でも可能である。このICカー
ド処理装置は、本発明に係るデータ処理装置として後述
する。
表示手段11は、カセットテープ2の教科書データ、カ
セットテープ4の漢字問題作成データ、ICカード6のシ
ーケンスデータ、及びROM22の制御シーケンスデータに
従って、適宜のデータに基づき所定の指示又は学習内容
(問題など)を表示させる。
キーボード12は、この表示手段11の前述の指示又は学
習内容に従って学習者が応答するためのものであり、問
題内容に応じてゲーム用操作盤15を用いる。ゲーム用操
作盤15を用いる場合には、その旨を表示手段11に表示す
る。また、キーボード12は、フレキシブルシートを用い
たキーレスボード(ボタン突起などがなく該当部分と人
体の接触による静電容量の変化などを操作信号とする)
であり、例えば問題に応じてこのキーボード12の上に第
1図又は第4図に示すようなオーバレイシート13を敷設
する。このオーバレイシート13の変更は各種の方法が考
えられる。例えば、(イ)カセットテープ4の漢字問題
作成データにどのシート13を用いるかの指示を記憶させ
ておき、表示手段11に問題を表示すると共にシート13の
変更を促すように表示する方法、(ロ)カセットテープ
2又は4の種類に応じてシート13を特定する方法(この
場合には、カセットテープ2又は4とシート13とを組合
わせて販売することができる)などがある。このとき、
キーボード12の各スイッチに割り当てられた機能の変更
は、いずれかのメモリ2,4,6,22,23により実行する。
主制御手段20は、通常の演算制御回路の主要部分に該
当するものであり、ROM22に主要な制御プログラムを記
憶させてあり、CPU21はこれに従って各種データの処理
を実行する。又、本体作動時にはシステム用カートリッ
ジを使用するが、この場合、低学年用、高学年用を分け
ることによって画面の表示、動きに変化を持たせること
ができる。
次に、この発明の実施例の動作を第5図のフローチャ
ートに従って説明する。
先ず、電源スイッチ(図示せず)をオン状態にすると
システムが起動し[40]、ROM22の内容に従ってカセッ
トテープ2,4読込み操作の指示などの初期表示を表示手
段11に行う[41]。この後、カセットテープ2,4の内容
がRAM23に移動されると、ROM22の指示に従ってCPU21は
学習内容のタイトルをRAM23より表示手段11に表示す
る。続いて、教科書を選択すべき旨の表示、及び教科書
の単元を指定すべき旨の表示がされ、キーボード12によ
りこれらを選択指定する[43],[44]。
この教科書の選択及び単元の指定操作により、教科書
データにより漢字問題作成データがアドレスされて所定
の教科書の該当する単元の問題が逐次発生し[45]、表
示手段11に問題が表示される。問題に対する解答はオー
バレイシート13の指示するキーボード12により入力し、
解答の正誤表示、誤解答の場合のヒント表示、得点表示
などの処理を実行し、またこれらの結果、解答の正誤、
誤解答の場所のヒントの有無、得点などをスタティック
ラムRAM24に書き込むなどの学習結果処理を実行して[4
6]、全行程を終了する[47]。
以上からも明らかな様に、例えば教科書の改訂などで
教科書の内容変更があった際には、教科書データを記憶
させたメモリ2のみを交換すればよく(当該学年で学習
すべき漢字の大幅な変更はないため)、ソフトウェア交
換が経図的・効率的に行える。
第6図,第7図は、夫々前述したICカード6を処理す
るための指導者用のデータ処理装置を示すブロック構成
図、及びその外観図であり、前記実施例に係る対話型学
習装置と組合わせることによりこの発明の学習システム
を構築するすることができる。
この指導者用のデータ処理装置50において、6は前述
したICカード、51はICカード用入出力手段、52は学習履
歴用フロップィディスク、53はこの学習履歴用フロッピ
ィディスク52の入出力手段である学習履歴データ入出力
手段、54は特許請求の範囲で記載した補強問題作成用デ
ータ記憶手段を構成する学習データ用フロッピィディス
ク、55はこの学習データ用フロッピィディスク54の入出
力手段である学習データ用入出力手段、56はIカード6
の提出者のリストを作成登録する会員登録用フロッピィ
ディスク、67は日本語処理ソフト提供用のカートリッ
ジ、68は同カートリッジ用の入力手段、57はデータ演算
処理手段、58は会員等に提供するための学習診断カルテ
作成手段、59は補強問題作成手段、60,61はこれら学習
診断カルテ作成手段58、補強問題作成手段59により作成
されたリストや弱点項目(問題点)、ならびに補強問題
を表示、もしくはプリントアウト(印字)するためのデ
ィスプレイ及びプリンタ、62は指導者等の操作によりこ
れらの処理を行なわせるためのキーボード、63は主制御
手段、64,65,66はそれぞれ主制御手段の一部を構成する
主演算装置(CPU)、読出し専用メモリ(ROM)、書き込
み読出しメモリ(RAM)である。
指導者用のデータ処理装置50は、特許請求の範囲に記
載したデータ記録媒体から記録内容を読出す手段として
ICカード用入出力手段51を備える。また、読出しデータ
を各学習者との対応を付けて記録する学習履歴記録手段
を、入出力手段53と、学習履歴用フロッピィディスク52
と、主演算手段(CPU)64と、読出し専用メモリ(ROM)
65内に予め登録したプログラムで構成している。
前記会員登録用フロッピィディスク56は、ICカード提
出者である会員の住所、氏名、年令、学年等をリストに
して登録し、最大500人まで登録し得る。
前記学習履歴用フロッピーディスク52は、提出された
登録会員の夫々の学習記録データ(例えば漢字に関する
学習であれば、所定の漢字の出題数とその正解数等)を
ICカード6より吸い上げて記録し、後述するように補強
用問題作成時、若しくは学習診断カルテ作成時にデータ
を提供する。
又、前記学習データ用フロッピーディスク54は、補強
問題作成用の学習データ(漢字データ)を記憶してお
り、補強根第作成時に使用される。
この学習データ用フロッピーディスク54と前記会員登
録用フロッピーディスク56は共に同一の入出力手段55が
使用されている。
前記データ演算処理手段57は学習履歴用フロッピーデ
ィスク52の学習履歴データに基づき、過去の学習結果の
評価のための演算を行うもので、例えばこの実施例で
は、同一漢字の出題数とその正解数とから正答率を算出
する。
前記学習診断カルテ作成手段58は、このデータ演算処
理手段57の算出結果に基づき、学習結果について種々の
評価を行うとともに、例えば第14図に示すように、これ
までに学習した漢字の一覧表70を作成し、このうち正答
率の低かった漢字71…(例えば正答率が50%以下)につ
いては、当該漢字を太字で表示したり、下線71aを付す
などしてその漢字を強調して表示する。この表示結果は
プリンター61によりプリントアウトされ、従って個々の
学習者はこの一覧表を見ることにより、過去に学習した
内容をいつでも確認することができるとともに、各自の
弱点も容易に知ることができ、復習時のポイントの把握
が容易となる。
一方、当該統一的データ処理装置を扱う指導者側にと
ってはこのようにプリントアウトされた評価結果等は、
各学習者に対する今後の指導方針を立てる上で重要な参
考資料となり、従って指導者はその指導方針を当該資料
に基づき容易に、しかも適格に作成することができるこ
ととなる。
もちろん第14図に示す一覧表は、一例であり、その表
示方法としてはこの他にも、例えば正答率を数段階に分
けて夫々の表示を付すとか、又は各漢字毎に直接ぞの正
答率を付すとか、あるいは正答率の低い順序に漢字を並
べて表示するとか種々の表示手段適用し得ることは云う
までもない。
この学習診断カルテ作成手段58に対し、前記補強問題
作成手段59は、前記データ演算処理手段57による正答率
の結果から、正答率の低かった漢字に対して優先的に第
15図に示すようにその漢字を用いた補強問題80を作成す
るもので、その作成結果はプリンター61によりプリント
アウトされる。
こうして作成される補強問題はこの実施例では漢字の
書き取り81十題81a〜81jと、熟語の読み82二十題82a〜8
2tとから構成される。
以下第8図乃至第13図を用いてこの実施例に係る統一
的データ処理装置によるICカードの処理及び補強問題作
成手順について説明する。
第8図は全体処理を示すフローチャートで当該処理
は、ICカードを読み取り、学習履歴用フロッピーディス
ク52に書き込む処理[1]と、この逆襲履歴用フロッピ
ーディスク52、会員登録用フロッピーディスク56及び学
習データ用フロッピーディスク54及び補強問題作成用フ
ロッピーディスク59の各データに基づいて補強問題を作
成してプリントアウトする処理[2]の二つの処理を示
している。
前記ICカードの読み取り処理[1]はICカードの提出
者毎に行うことができるが、第9図に示すようにICカー
ドの提出者をまとめて連続して処理することも可能であ
り、人数分が終了したことを判断して[1−1Y]、次の
処理である問題作成処理[2]に移る。
第10図はこの問題作成処理のフローチャートを示す図
である。
問題作成処理[2]は、先ず、学習履歴用フロッピー
ディスク52と会員登録用フロッピーディスク56とから、
各学習者における学習履歴データと名前データを読み込
む[2−1]。このとき、学習履歴フロッピーディスク
に対応する会員登録がない場合には名前をブランクで印
字することとする。そして学習履歴入力者全員の処理が
終了する[2−2Y]まで、各人の親字履歴(学習した漢
字)の有無[2−3Y][2−3N]を判断し[2−3]、
親字履歴がない場合[2−3N]には、その会員の問題作
成が不能として当該会員のリストを作成する[2−
4]。尚、このときある学年における親字が一字でも学
習されているときは親字履歴があるものの判断する。
又、親字履歴が複数学年に亘って存在するときは、最上
位学年を選択するものとする。一方親字履歴のある[2
−3Y]会員に対しては、書き取りテスト作問[2−
5]、熟語の読み取りテスト作問[2−6]を行い、そ
の結果をプリントアウトする[2−7]。そして以上の
処理を繰り返し、全員終了した場合[2−2Y]には最後
に問題作成不能者リストをプリントアウトし[2−8]
一連の処理を終了する。
第11図は前記書き取りテスト作問の処理を示すフロー
チャートを示している。この処理では、先ず出題済みリ
ストをクリアして待機させ[2−5−1]、学習履歴デ
ータから親字履歴を成績順(昇順)に並べ、親字リスト
を作成する[2−5−2]。この親字リストは親字とそ
の正答率(成績)を有し、後述する熟語の読みテストで
も使用する。又、前記出題済みリストは後述する熟語の
読みテストの作成時にも使用する。次に親字履歴を並べ
た順に取り出し[2−5−3]、10題分が終了する[2
−5−4Y]まで後述する熟語選択を行い[2−5−
5]、熟語の候補が有り、当該親字を使用した熟語が作
成できる場合[2−5−6Y]には学習データ用フロッピ
ーディスクの学習データに基づいて第15図に示したよう
な書き取り問題を設定する(その熟語の持つ文例の中か
らランダムに一個選択する。)とともに、問題数のカウ
ントアップを行い[2−5−7]、出題済みリストに熟
語をアペンドする[2−5−8]。尚、熟語候補の判断
[2−5−6]で、熟語候補がない場合[2−5−6N]
には当該親字の使用は中止し、次の親字をピックアップ
して問題を作成する[2−5−4]。そして書き取り問
題を10題作成した場合には、親字リストのポインター
(頭と現在)を渡して次の処理である熟語の読みテスト
の作成を行う。
第12図はこの熟語の読みテスト作成処理のフローチャ
ートを示す図である。
この処理では、先ず、前記書き取りテスト作成時に使
用した親字リストをリングバッファとして使用して現在
の親字を記憶している[2−6−1]。そして親字リス
トより親字の次の候補を選択し[2−6−2]、これを
20題作成する[2−6−3−Y]まで(あるいはリング
バッファが一周するまで)後述する熟語選択を行い[2
−6−4]、当該熟語候補がある場合には[2−6−5
Y]、学習データを参照して第15図に示すように熟語の
読み問題82a〜82tを作成し[2−6−6]、出題済みリ
ストに当該熟語をアペンドする[2−6−7]。尚、熟
語選択[2−6−4]において熟語候補が無い場合[2
−6−5N]には、直ちに親字の次の候補の選択を行う
[2−6−2]。
第13図は第1図の書き取りテスト作成、第12図の熟語
の読みテスト作成で述べた熟語選択処理のフローチャー
トを示す図である。
先ず、前記テスト作成字において選択された親字の候
補に対し、親字リストより当該候補親字の正答率を参照
し[3−1]、正答率が80%以下の場合[3−2N]に
は、学習データ用フロッピーディスク52の学習データを
参照し、その属性1における熟語をランダム化し[3−
3]、一方正答率が80%より高い場合[3−2Y]には同
様に学習データの属性2における熟語をランダム化し
[3−4]、候補を選択(配列の次の要素の選択)する
[3−5]。そして候補がある場合[3−6Y]には出題
済みリストを参照し[3−7]、未だ出題されていない
場合[3−7N]には前述したステップ[2−5−6],
[2−6−5]における候補判断に対する熟語を提供し
[3−9]、一方出題済みの場合[3−8Y]は次の候補
選択を行う[3−5]。そしてこの候補選択において候
補が無い場合[3−6N]には前記した候補判断[2−5
−6],[2−6−5]において候補なしとすべくその
結果を返す[3−10]。
こうして一連の処理が終了すると、作成された問題は
前述の如くプリンター61によりプリントアウトされ、学
習者に第15図のような問題が手渡される。
尚、この問題と同時に作成不能者のリストもプリント
アウトされる結果、指導者等はこれらの者をも容易に把
握し絵、これらの者に対する対策等も施すことが可能と
なる。
尚、第14図に示したような漢字の評価一覧表の作成
は、前記処理では述べなかったが、前記親字リストにお
ける親字及び各親字の正答率より容易に行えることは明
白である。
以上、この発明の一実施例として漢字学習システムに
ついて説明したが、この発明にかかる実施例に限定され
ることはなく、例えば数字、英語、社会科等にも適用す
ることができ、更にこれら一般科目から例えば数学につ
いては、因数分解、連立方程式、図形問題等より細かな
分野に適用することもできる。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明に係る学習システムは、
学習者の学習データをICメモリカード等の着脱自在なデ
ータ記録媒体に記録して指導者側へ提出できるようにし
たので、指導者側はその学習データを読み取ることで各
学習者の学習状況を把握することができる。
また、データ処理装置は各学習者の学習履歴を参照し
て弱点項目に関する問題を作成し、それを印字すること
ができるので、各学習者に適した補強問題を提供するこ
とができる。
ここで、補強問題作成用データ記憶手段には、教材と
して各学習者へ提供した共通の出題内容とは異なる補強
問題が作成できるようデータが記録されており、それら
のデータを利用して補強問題が作成されるので、各学習
者の弱点項目に対して教材で提供した出題内容とは異な
る問題を提供することができる。異なる問題が提供され
るので、学習が単調になることがなく、効果的な学習が
できる。補強問題作成のためのデータを指導者側のデー
タ処理装置に設けているので、教材データ記録媒体に予
め記録した問題とは異なる多種類の問題を多数準備して
おくことが容易であり、また、指導者側で新たに作成し
た問題を追加すること等も容易であり、学習者へ対して
多種類の新たな問題を提供することができる。このた
め、教材用データ記録媒体には標準適な問題を記録して
おけばよく、教材用データ記録媒体の種類や媒体の数量
が増加することはない。
また、補強問題を印字するためのプリンタは指導者側
のデータ処理装置に設けているので、対話型学習装置の
構造を複雑にすることなく安価に構成することができ、
学習者側の経済的な負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る学習者用の対話型学習装置の外
観図、第2図は対話型学習装置のブロック構成図、第3
図は第2図の要部構成を示す説明図、第4図はオーバー
レイシートの具体例を示す説明図、第5図は対話型学習
装置の動作を示すフローチャート、第6図は指導者用の
データ処理装置のブロック構成図、第7図はデータ処理
装置の外観図、第8図はデータ処理装置の全体動作を示
すフローチャート、第9図はICカードの読み取り処理を
示すフローチャート、第10図は補強問題作成処理を示す
フローチャート、第11図は書き取りテスト作問の処理を
示すフローチャート、第12図は熟語の読みテスト作成を
示すフローチャート、第13図は熟語選択処理を示すフロ
ーチャート、第14図は評価リストのプリントアウト例を
示す説明図、第15図は補強問題のプリントアウト例を示
す説明図である。 図面において、1は教科書データ読取装置、2は教材デ
ータ記録媒体を構成する教科書データを記憶させたカセ
ットテープ、3は漢字問題作成データ読取手段、4は教
材データ記録媒体を構成する漢字問題作成データを記憶
させたカセットテープ、5はICカード用入出力手段、6
はデータ記録媒体を構成するICカード、11は表示手段、
12はキーボード、13はオーバーレイシート、20は主制御
手段、25は教材データ記録媒体を構成する漢字学習カー
トリッジ、50は指導者用のデータ処理装置、51はデータ
記録媒体を構成するICカード用入出力手段、52は学習履
歴用フロピィディスク、53は学習履歴データ入出力手
段、54は補強問題作成用データ記憶手段を構成する学習
データ用フロッピィディスク、55は学習データ入出力手
段、57はデータ演算処理手段、58は診断カルテ作成手
段、59は補強問題作成手段、61はプリンタ、70は学習診
断カルテ、80はプリントアウトされた補強問題である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロコンピュータを利用して構成し、
    学習すべき内容が予め記録されている教材データ記録媒
    体から読み出した教材データに基づいて問題を表示手段
    に表示し、その解答を入力することで学習を行なうよう
    にした学習者用の対話型学習装置と、マイクロコンピュ
    ータを利用して構成された指導者用のデータ処理装置と
    からなる学習システムであって、 前記学習用の対話型学習装置に、着脱自在なデータ記録
    媒体への書き込みを行なう手段を設けるとともに、出題
    内容に係るデータと学習者の解答データとの対応を付け
    て前記データ記録媒体へ記録させる学習データ記録制御
    手段を設け、 前記指導者用のデータ処理装置に、前記データ記録媒体
    からその記録内容を読出す手段と、読出したデータを各
    学習者との対応を付けて記録する学習履歴記録手段と、
    前記教材データを介して学習者へ提供した各学習者に対
    して共通の出題内容とは異なる補強問題を作成するため
    のデータが記録された補強問題作成用データ記憶手段
    と、前記学習履歴記録手段に記録された各学習者の学習
    データを参照して正答率の低い出題内容に関する問題を
    前記補強問題作成用データ記憶手段に記録されたデータ
    を利用して作成する補強問題作成手段と、作成した補強
    問題を印字するプリンタと を備えたことを特徴とする学習システム。
  2. 【請求項2】前記データ記録媒体はICメモリを備えたIC
    カードであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の学習システム。
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