JPH065449B2 - 対話型漢字学習装置 - Google Patents

対話型漢字学習装置

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JPH065449B2
JPH065449B2 JP31467986A JP31467986A JPH065449B2 JP H065449 B2 JPH065449 B2 JP H065449B2 JP 31467986 A JP31467986 A JP 31467986A JP 31467986 A JP31467986 A JP 31467986A JP H065449 B2 JPH065449 B2 JP H065449B2
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JP
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kanji
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textbook
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巖 黒川
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Gakken Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、CRTディスプレイ等の表示装置、キーボ
ード等の入力装置、カセットテープ等の記録媒体を用い
て対話型式で学習を行なう対話型漢字学習装置に関す
る。
(従来の技術) 近年、小型コンピュータ(いわゆるパーソナルコンピュ
ータ、パソコン)を用いた学習システムが発表されてい
るが、いずれも単体のソフトウェアとして提供されてい
る。すなわち、学習者の使用している教科書に関係無く
例えば学年別に特定の内容を記録した磁気テープもしく
は磁気ディスクを用意したり、または、教科書毎に別々
の独立した磁気テープもしくは磁気ディスクを用意して
いた。
(発明が解決しようとする課題) このようなシステムによると、前者の場合には学校教育
に沿った学習ができなくなるおそれがあり、また、後者
の場合には教科書が変更された場合(原則的に3年毎に
改正がある)に対応できなくなってしまう不都合があっ
た。特に、国語教科にあっては各教科書の漢字学習の順
序がまちまちであり対応が難しかった。
この発明はこのような課題を解決するためなされたもの
で、共通の教材で各種の教科書に沿った漢字学習を行な
うことができる対話型漢字学習装置を提供することを第
1の目的とする。
第2の目的は、学習の結果を記録できるとともに、その
記録内容に基づいて新たな学習内容を変更することので
きる対話型漢字学習装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため請求の範囲第1項に係る対話型
漢字学習装置は、 (a)文字,画像等を可視表示する表示装置と、 (b)表示装置に表示された内容に従って学習者が応答
入力を与える入力装置と、 (c)教科書の種類に関する教科書データと、各教科書
の単元に関する単元データと、各単元で学習すべき漢字
を指定するための漢字指定データとを相互に関連付けて
予め記録した教科書データ記録媒体と、 (d)この教科書データ記録媒体から教科書データ,単
元データ,漢字指定データを読み出す教科書データ読み
出し手段と、 (e)複数の教科書に対して共通に利用できるように予
め準備した多種の漢字について各漢字毎に学習すべき内
容を漢字指定データとの対応付けて予め記録した漢字学
習内容記録媒体と、 (f)この漢字学習内容記録媒体から学習すべき内容を
読み出す学習内容読み出し手段と、 (g)表示装置に表示する学習問題を生成するための漢
字問題作成データを予め記録した問題作成データ記録媒
体と、 (h)この問題作成データ記録媒体から漢字問題作成デ
ータを読み出す問題作成データ読み出し手段と、 (i)教科書データ記録媒体から読み出した教科書デー
タに基づいて教科書の選択を促す表示を前記表示装置に
表示させ、入力装置からの教科書指定入力に基づいて指
定された教科書のどの単元を学習するかの選択を促す表
示を表示装置に表示させ、入力装置から学習者が所望す
る単元を指定する入力がなされると、指定された単元に
対応する漢字指定データに基づいて漢字学習内容記録媒
体から指定された単元で学習すべき内容を読み出し、学
習問題を生成して表示装置に表示させる主制御手段 を備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲第2項に係る対話型漢字学習装置は、請
求の範囲第1項記載のものにおいて、 (j)学習結果データを記録するための学習結果記録媒
体と、 (k)学習結果記録媒体への書き込みならびに学習結果
記録媒体からの読み出しを行なう学習結果データ書き込
み・読み出し手段とを備えるとともに、 (l)主制御手段は、学習結果の記録要求に対して学習
に用いた教科書および単元に係る情報を含む学習結果デ
ータを前記学習結果記録媒体へ書き込ませるとともに、
新たな学習に際しては学習結果記録媒体から読み出した
学習結果データに基づいて学習内容を変更し、復習のた
めの出題や新たな出題の範囲を制限する学習内容変更手
段 を備えたことを特徴とする。
(作用) 請求の範囲第1項記載の対話型漢字学習装置は、教科書
データ記録媒体と漢字学習内容記録媒体と問題作成デー
タ記録媒体の3種類の媒体を用いて対話形式で学習を行
なう。
教科書データ記録媒体には、教科書の種類に関するデー
タ(教科書データ)、単元に関するデータ(単元デー
タ)、単元で学習すべき漢字を指定するためのデータ
(漢字指定データ)が、それぞれ相互に関連付けられて
記録されている。
漢字学習内容記録媒体には、多種の漢字について各漢字
の読みやその漢字を用いた熟語,文例等の学習すべき内
容を漢字指定データとの対応付けて予め記録されてい
る。
問題作成データ記録媒体には、表示装置に表示する学習
問題を生成するための漢字問題作成データが記録されて
いる。
なお、教科書データ記録媒体と問題作成データ記録媒体
とは、物理的に1つの媒体内に記録されていてもよい。
主制御手段は、教科書データ読み出し手段を介して教科
書データ記録媒体に記録されている教科書データ、単元
データ、漢字指定データを読み出し、まず教科書データ
に基づいて教科書の選択を促す表示を表示装置に表示さ
せる。学習者は自分が使用している教科書の種類を指定
するための応答入力を入力装置から入力する。
教科書の指定がなされると主制御手段は、指定された教
科書の単元データに基づいてどの単元を学習するかの選
択を促す表示を表示装置に表示させる。
学習者が入力装置を用いて単元の指定を行なうと、主制
御手段は単元の指定で特定された漢字指定データに基づ
いて、学習内容読み出し手段を介して漢字学習内容記録
媒体から、その単元に該当する漢字の学習内容データを
読み出すとともに、問題作成データ読み出し手段を介し
て問題作成データ記録媒体から読み出した問題作成デー
タに基づいて学習問題を作成して、表示装置に表示させ
る。
または、問題作成データ記録媒体から既に読み出されて
RAM等の一時記憶手段に格納されている学習内容デー
タに基づいて、主制御手段は学習問題を作成して、作成
した学習問題を表示装置に表示させる。
漢字指定データに基づいて、漢字学習内容記録媒体から
学習すべき漢字の読み,熟語,文例等の学習内容を読み
出して出題する構成としているから、これらの漢字の読
み,熟語,文例等を記録した漢字学習内容記録媒体を各
教科書に対して共通にでき、また、各教科書における学
習順序に沿って出題をすることができる。
請求の範囲題2項に係る対話型漢字学習装置は、学習結
果記録媒体と、この学習結果記録媒体に対する学習結果
データ書き込み・読み出し手段とを備え、主制御手段は
学習結果の学習結果の記録要求に対して教科書および単
元に係るデータを含む学習結果データを学習結果記録媒
体へ書き込むので、学習結果を記録保存できる。
また、新たな学習に際して、主制御手段は学習結果記録
媒体に記録された学習結果データを読み出し、読み出し
た教科書および単元に係るデータから学習の進度を把握
することができる。これにより、次の出題を自動的に行
なうことができる。
さらに、学習結果記録媒体から読み出した前回の学習結
果に基づいて、主制御手段は前回の学習で学習者が間違
えた問題等を再度出題し、前回の復習を行なわせること
もできる。
このように、請求の範囲第2項に係る対話型漢字学習装
置は、学習結果記録媒体に学習結果を記録し、新たな学
習に際してその内容を読み出すことで、それまでの学習
結果に応じて出題する内容を変更することができる。
また、学習結果記録媒体を例えば学校等に備えた装置へ
装着し学習結果を読み出させることで学習結果を報告し
たり、また、教師等は学習結果に対するコメントを学習
結果記録媒体に記録して学習者へ戻すこと等も可能とな
る。
(実施例) 以下、添付図面に従ってこの発明の実施例を説明する。
なお、各図において同一の符号は同様の対象を示すもの
とする。
第1図はこの発明に係る対話型漢字学習装置の外観図、
第2図は同対話型漢字学習装置のブロック構成図であ
る。
第2図においては1は教科書データ読み出し手段であ
り、具体的にはCPU等から供給される2値信号を対応
する所定の可聴周波数信号へ変換してカセットテープ等
の記録媒体へ記録するとともに、再生した周波数信号を
対応する2値信号へ再変換して出力するデータ用のカセ
ットテープレコーダを用いて構成している。
2は教科書データ記録媒体であり、具体的にはカセット
テープを用いている。この教科書データ記録媒体2に
は、教科書の種類に関する教科書データと、各教科書の
単元に関するデータと、各単元で学習すべき漢字を指定
するための漢字指定データとが、相互に関連付けて予め
記録されている。なお、教科書データ記録媒体2として
は、カセットテープ以外に磁気ディスクやコンパクトデ
ィスク等の光ディスクやROMカートリッジ等を用いる
こともできる。この場合、教科書データ読み出し手段1
は、磁気ディスク駆動装置や光ディスク駆動装置やRO
Mカートリッジとのインタフェース回路等で構成する。
3は問題作成データ読み出し手段であり、教科書データ
読み出し手段1と同様にデータ用のカセットテープレコ
ーダで構成している。
4は問題作成データ記録媒体であり、教科書データ記録
媒体2と同様にカセットテープを用いている。この問題
作成データ記録媒体4には、学習すべき漢字について、
その読みを学習するのか、その漢字を用いた熟語を学習
するのか、その漢字を用いて文章例を学習するのか等の
選択を行なわせるための画面表示を作成したり、選択さ
れた各項目における学習問題を作成するためのプログラ
ムやデータが予め記録されている。なお、この問題作成
データ記録媒体は、各種教科書の種類に関わらず共通に
使用できるものである。
なお、第2図では教科書データ読み出し手段1を構成す
るカセットテープレコーダと、学習内容データ読み出し
手段3を構成するカセットテープレコーダとの2台のカ
セットテープレコーダを設ける構成を示したが、第1図
に示したように符号1で示されるカセットテープレコー
ダを1台だけ備えて、まず教科書データ記録媒体2であ
る教科書データカセットテープから教科書データ,単元
データ,漢字指定データの読み出しを行なった後に、問
題作成データ記録媒体4である問題作成データカセット
テープに交換して問題作成データを読み出すようにして
もよい。
また、教科書データ記録媒体2の記録データ量と問題作
成データ記録媒体4の記録データ量との合計のデータ量
が、1つの記録媒体(1本のカセットテープ)に格納で
きる場合には、1つの記録媒体(1本のカセットテー
プ)に教科書データと問題作成データの双方のデータを
記録した教科書データ・問題作成データ記録媒体を用い
てもよい。
なお、第2図に示したように、教科書データ読み出し手
段1と問題作成データ読み出し手段3との2系統の読み
出し手段(カセットテープレコーダ)を設ける構成は、
学習を開始した以降に教材である記録媒体(カセットテ
ープ)の交換を要求されることがないので、学習をスム
ーズに進めさせることができる。
なお、この実施例では問題作成データ記録媒体4にカセ
ットテープを用いる場合を示しているが、問題作成デー
タ記録媒体4にランダムアクセスが可能な例えばROM
カートリッジ等を用いる場合は、問題作成データ読み出
し手段3はROMカートリッジ等とのインタフェース回
路等で構成される。
さらに、問題作成データを後述する漢字学習内容記録媒
体25内に記録しておく構成としてもよい。
5は学習結果データ込み込み・読み出し手段であり、6
は学習結果記録媒体である。学習結果記録媒体6は具体
的にはICメモリカードを用いて構成している。学習結
果データ書き込み・読み出し手段5は、ICメモリカー
ドからなる学習結果記録媒体6を着脱自在に接続するコ
ネクタ部と、ICメモリカードへの書き込みならびにI
Cメモリカードからの読み出しを行なうための回路等を
備える。
25は漢字学習内容記録媒体であり、ROMカートリッ
ジを用いて構成している。この漢字学習内容記録媒体2
5には、各種の漢字についてその読みや、その漢字を用
いた熟語、文章例等の学習すべき内容が、漢字指定デー
タと対応付けて予め記録されている。
11は文字,画像等を可視表示するための表示装置であ
り、CRTディスプレイ装置を用いて構成している。
12は学習者が各種の入力を行なうための入力装置であ
り、キーボードを用いて構成している。この入力装置1
2は、操作面にフレキシブルシート等を用いたキーレス
ボード(例えばボタン突起等がなく該当部分と指等の接
触による静電容量の変化等を検出して入力操作信号を発
生する)を採用しており、その操作面上にオーバーレイ
シートを載置することによって、例えば第4図に示すよ
うに学習すべき内容に応じて入力する項目の変更が可能
になるよう構成している。
このオーバーレイシート13の変更は各種の方法が考え
られる。例えば、(イ)問題作成データ記録媒体4に記
録された読み,部首,画数,筆順,熟語,文章例等の学
習項目や予習,基本ドリル,応用ドリル等の学習段階毎
にどのオーバレイシート13を用いるかの指示情報を予
め記録しておいて、その指示情報を表示装置11に可視
表示する方法、(ロ)各学年毎に、もしくは、小学校高
学年用,低学年用等の区分にしたがって複数種類の問題
作成データ記録媒体4を準備している場合は、それらの
問題作成データ記録媒体4の種類に応じてオーバーレイ
シート13を特定する方法(この場合は、問題作成デー
タ記録媒体4とオーバーレイシート13とを組み合わせ
て供給,販売等することができる。)などがある。
さらに、第1図に示すように、ゲーム用操作盤14を用
いても回答入力や選択入力が行なえるよう配慮されてい
る。
第2図に示すように主制御手段20は、CPU(主演算
制御装置)21と、この対話型漢字学習装置の制御プロ
グラムを予め格納したROM(読み出し専用メモリ)2
2と、各種記録媒体2,4,25から読み出した各種デ
ータならびに学習の結果等を一時記録するためのRAM
(書き込み読み出しメモリ)23とを備えたマイクロコ
ンピュータシステムで構成している。
また、この主制御手段20は、漢字学習内容記録媒体2
5の読み出し手段を構成している。CPU21は、漢字
指定データに基づいて対応付けられるアドレスを指定
し、そのアドレスからデータを読み出すことでROMカ
ートリッジからなる漢字額数内容記録媒体25から学習
対象として指定された漢字についての学習内容(読み,
部首,画数,筆順,熟語,文章例等)を読み出すよう構
成している。
次にこの発明に係る対話漢字型学習装置の動作を第2図
に示すブロック構成図、第3図に示す機能動作説明図、
第5図に示す動作フローチャート、および、第6図に示
す画面表示例を参照に説明する。
まず図示しない電源スイッチが投入されると、主制御手
段20内のCPU21はROM22に予め格納された初
期設定プログラムを起動し、教科書データ記録媒体2と
問題作成データ記録媒体4と漢字学習記録媒体25の装
着を促すメッセージを表示装置11に表示させるととも
に、過去の学習結果に基づいて次なる学習をする場合は
学習結果記録媒体6の装着を促すメッセージを表示装置
11に表示させ、さらに、必要とする各記録媒体2,
4,25,6の装着が完了したら読み出しを開始させる
ためにどのキーを操作すればよいかの操作をガイダンス
を表示装置11に表示させる(第5図のステップ4
1)。
そして、読み出し開始のためのキー操作がなされると、
主制御手段20内のCPU21は指令信号CC1に基づ
いて教科書データ読み出し手段1を起動させ、この教科
書データ読み出し手段1に装着された教科書データ記録
媒体2から教科書の種類に関する教科書データ,各教科
書の単元に関するデータ,各単元で学習すべき内容を指
定するための学習内容指定データを読み出し、読み出し
た各データをRAM23の所定の領域に格納する。
次に、主制御手段20は指令信号CC2に基づいて問題
作成データ読み出し手段3を起動させ、この学習内容デ
ータ読み出し手段3に装着された問題作成データ記録媒
体4から問題作成データを読み出し、読み出した問題作
成データをRAM23の所定の領域に格納する。
なお、このようなRAM23への格納アドレスの指定
は、ROM22に予め格納された制御プログラムに基づ
いて制御される。
学習結果記録媒体6が装着されていない場合、ならびに
学習結果記録媒体6が装着されているが過去の学習結果
に関する記録がなされていない場合、主制御手段20は
教科書データ記録媒体2もしくは問題作成データ記録媒
体4に予め記録されている学習内容のタイトルに係るデ
ータに基づいて、例えば第6図(a),(b)に示すよ
うに、表示装置11に学習内容のタイトルを所定の時間
順次表示させた後に、第6図(c)に示すように、漢字
学習内容記録媒体(ROMカートリッジ)25が正しく
装着されているかを確認させるためのメッセージを表示
させる。
次に、主制御手段20は、第6図(d)に示すように、
学習結果の記録を行なう場合は日付けの入力を行なうよ
うにガイダンスを表示させた後に、第6図(e)に示す
ように、教科書の選択を行なわせるための表示を行なわ
せる。
そして、学習者が教科書の指定のための入力操作を行な
うと、第6図(f)に示すように、教科書の確認を行な
う表示を行なわせた後、必要に応じて第6図(g),
(h)に示すように他の教科書での学習を選択させるた
めの表示を行なわせる(第5図ステップ43)。
教科書選択がなされると主制御手段20は、第6図
(i)に示すように、選択された教科書の単元に関する
内容を表示装置11に表示させる(第5図ステップ4
4)。
そして、学習者が単元の指定を行なうと、主制御手段2
0は、指定された単元で学習すべき漢字を指定する漢字
指定データに基づいて漢字学習内容記録媒体25から学
習すべき漢字に関するデータを読み出して、RAM23
に格納するとともに、問題作成データ記録媒体4から既
に読み出してRAM23に格納している問題作成データ
を利用し、第6図(j)に示すように、予習のために調
べたい漢字を選択するための画面表示を行なわせる。
そして、学習が例えば「座」という漢字を指定すると、
第6図(k),(l)に示すように指定された漢字を画
面上に大きく表示された後に、第6図(m)に示すよう
に漢字の筆順を順次表示させたり、第6図(n)に示す
ように漢字の読み,部首,意味を学習するための画面表
示を行なわせたり、第6図(o)み示すように指定され
た漢字を用いた熟語とその意味やその熟語を用いた文章
例を表示させる。
そして、指定された単元で学習すべき1または複数の漢
字についての読み,筆順,熟語,文章例等の予習学習が
完了すると、主制御手段20は、第3図に示すように、
基本ドリルに関する問題を作成して出題し、学習者が基
本ドリルの学習を終了すると、応用ドリルに関する問題
を作成して出題する(第5図ステップ45)。
学習者が出題に対する回答を、オーバレイシート13の
該当箇所(第4図参照)を指等で触れることで入力する
と、主制御手段20は問題作成データ内に予め記録され
ている正確データ等との比較を行なって、回答の正誤表
示を行なう。誤回答の場合は、問題作成データ内に予め
記録されてヒントデータに基づいてヒントの表示を行な
う。また、主制御手段20は得点表示等の処理を実行す
る。
このように、請求の範囲第1項に係る対話型漢字学習装
置は、教科書データ記録媒体2に各教科書の各単元で学
習すべき漢字を指定するための学習内容指定データを予
め記録しておくとともに、漢字学習内容記録媒体25に
は漢字指定データとの対応を付けて漢字の読み,筆順,
熟語,文章例等の学習すべき内容を予め記録しておき、
各教科書のどの単元について学習するかの指定がなされ
れば、主制御手段20は、その単元で学習すべき漢字に
関する学習内容を漢字学習内容記録媒体25から読み出
すとともに、問題作成データ記録媒体4から既に読み出
しておいた問題作成データに基づいて予習,基本ドリ
ル,応用ドリル等の各種の出題を行なう構成としたの
で、指定された教科書の指定された単元で学習すべき漢
字について、対話形式で学習を行なわせることができ
る。
ここで、漢字学習内容記録媒体25は各種の教科書に共
通に作成しておき、各教科書のどの単元でどのような内
容を学習するかのデータは教科書データ記録媒体2に記
録しているので、教科書毎に漢字学習内容記録媒体25
を準備する必要はなく、共通の漢字学習内容記録媒体2
5を用いて各学習者が自分の教科書に即した内容で学習
をすることができる。
また、教科書の改正が行なわれても教科書データ記録媒
体2の記録内容を変更するだけでよく、漢字学習内容記
録媒体25はそのまま使用することができる。
さらに、問題作成データ記録媒体4に記録されている問
題作成データについても、各種教科書に共通にすること
ができるので、教科書の改正が行なわれても問題作成デ
ータ記録媒体4はそのまま使用することができる。
そして、学習結果記録媒体6が装着されており、学習結
果の記録要求が与えられた場合に主制御手段20は、選
択された教科書に係るデータ,学習した単元に係るデー
タ,学習内容に係るデータ,回答の正誤,ヒント提供の
有無,得点等の学習結果に係る学習結果データを学習結
果書き込み・読み出し手段を介して学習結果記録媒体6
へ記録する(第5図ステップ46)。
過去の学習結果に関する記録がなされている学習結果記
録媒体6が装着されている場合、第5図のステップ42
のタイトル表示を行なった後に、主制御手段20は学習
結果記録媒体6から読み出した過去の学習結果データに
基づいて、その学習者が使用している教科書の種類や前
回学習した単元や学習内容等を把握するとともに、RO
M22内に予め登録してある学習内容変更プログラムを
起動させ、把握した前回の学習内容に基づいて、次なる
出題を行なったり、前回の出題で誤回答だった問題やヒ
ントを与えた問題に再度出題して復習を行なわせたり、
過去の成績に基づいて出題のレベルを変更する等の学習
内容の変更を行なう。
このように請求の範囲第2項に係る対話型漢字学習装置
は、ROM22内に予め登録した学習内容変更プログラ
ムを主体として学習内容変更手段を構成しており、学習
結果記録媒体6に学習結果データを記録し、新たな学習
に際して前回の学習結果データを読み出すことで、それ
までの学習結果に応じて次の出第を自動的に選択した
り、出題する内容を変更することができる構成としたの
で、各学習者の進度や理解度合に応じて効果的な学習を
行なわせることができる。
さらに、学習結果記録媒体6をICメモリカードで構成
した場合、その持ち歩きは容易であるから各学習者の学
習結果記録媒体6を学校や学習塾の教師等が集めて、各
学習者の成績を蓄積し、総合評価(クラスまたは学年の
点数順位等)を付与し、また、各学習者への指導内容を
学習結果記録媒体6に書き込んで返却するといった学習
方法が可能となる。このような総合処理は、地域的また
は全国的規模でも可能である。
第7図はこのような教育用データ処理システムに適用さ
れるICメモリカード処理装置のブロック構成図であ
る。
このICメモリカード処理装置61は、学習結果記録媒
体を構成するICメモリカード60からデータの読み出
し、ならびに、ICメモリカード60へのデータの書き
込みを行なうためのICメモリカード用入出力手段50
と、データ演算処理手段51と、キーボード52と、C
RTディスプレイ53と、制御手段55とからなる。制
御手段55は、CPU56と、ROM57と、RAM5
8とを備えたコンピュータシステムで構成している。
ICメモリカード用入出力手段50は、ICメモリカー
ドを着脱可能に接続するコネクタ部と、学習結果データ
を読み出すための読み出し手段と、キーボード52から
直接入力されたデータや指導内容、または、キーボード
52からの指令入力に基づいて処理されたデータや指導
内容等をICメモリカード60に書き込むための書き込
み手段を備える。
ICメモリカード60から読み出された各学習者の学習
結果データは学習者を特定する学習者コードデータ等と
の対応付けがなされてRAM58に書き込まれ蓄積され
る。
データ演算処理手段51は、RAM58に蓄積された複
数の学習者の学習結果に係るデータを読み出し、平均
値、順位、偏差値等を求める演算をキーボード52から
の操作に基づいて実行するように構成している。
これらの学習結果の蓄積や各種の演算を行なう制御プロ
グラムはROM57に予め登録されている。
そして、第7図に示したICカードメモリ処理装置と、
第1図乃至第2図に示した対話型漢字学習装置とを組み
合わせることにより教育用データ処理システムを構築す
ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように請求の範囲第1項に係る対話型漢字
学習装置は、教科書データ記録媒体に各教科書の各単元
で学習すべき漢字を指定するための漢字指定データを予
め記録しておくとともに、漢字学習内容記録媒体には漢
字指定データとの対応を付けて漢字の読み,部首,筆
順,熟語,文章例等の学習内容を予め記録しておく構成
としたので、各教科書のどの単元について学習するかの
指定がなされれば、その単元で学習すべき漢字を表示装
置に表示させて、対話形式の学習を行なわせることがで
きる。
ここで、漢字指定データに基づいて、漢字学習内容記録
媒体から学習内容データを読み出して出題する構成とし
ているから、学習すべき内容を記録した漢字学習内容記
録媒体を各教科書に対して共通にでき、また、各教科書
における学習順序に沿って説明や出題をすることがで
き、各種の教科書に対して共通の漢字学習内容記録媒体
を用いて各学習者が自分の教科書に即した内容で学習す
ることができる。
また、教科書の改正が行なわれても教科書データ記録媒
体の記録内容を変更するだけでよく、漢字額数内容記録
媒体、ならびに、問題作成データ記録媒体はそのまま使
用することができる。
例えば、教科書によって漢字や熟語の学習順序は異なる
が、当該学年で学習する漢字および熟語はほぼ同じであ
ることに着目し、当該学年で学習する漢字や熟語等に関
連した問題を作成し学習内容記録媒体に予め記録してお
けば、教科書の種類やその単元を指定することによっ
て、対応する問題を出題させることが可能となり、教科
書毎に別々のソフトを準備しておく必要がなく、漢字学
習内容記録媒体の共通化が可能となる。
請求の範囲第2項に係る対話型漢字学習装置は、学習結
果記録媒体に学習結果を記録し、新たな学習に際してそ
の内容を読み出すことで、それまでの学習結果に応じて
次の出題を自動的に選択したり、出題する内容を変更す
ることができる構成としたので、各学習者の進度や理解
度合に応じて効果的な学習を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る対話型漢字学習装置の外観図、
第2図は同対話型漢字学習装置のブロック構成図、第3
図は同対話型漢字学習装置の機能動作を示す説明図、第
4図はオーバレイシートの具体例を示す説明図、第5図
はこの発明に係る対話型漢字学習装置の動作を示すフロ
ーチャート、第6図は同対話型漢字学習装置に画面表示
例を示す説明図、第7図は同対話型漢字学習装置に加え
て教育用データ処理システムを構築するためのICメモ
リカード処理装置のブロック構成図である。 図面において、1は教科書データ読み出し手段、2は教
科書データ記録媒体、3は問題作成データ読み出し手
段、4は問題作成データ記録媒体、5は学習結果書き込
み・読み出し手段、6は学習結果記録媒体、11は表示
装置、12は入力装置、20は主制御手段、25は漢字
学習内容記録媒体である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字,画像等を可視表示する表示装置と、
    この表示装置に表示された内容に従って学習者が応答入
    力を与える入力装置と、 教科書の種類に関する教科書データと、各教科書の単元
    に関する単元データと、各単元で学習すべき漢字を指定
    するための漢字指定データとを相互に関連付けて予め記
    録した教科書データ記録媒体と、 この教科書データ記録媒体から前記教科書データ,単元
    データ,漢字指定データを読み出す教科書データ読み出
    し手段と、 前記複数の教科書に対して共通に利用できるように予め
    準備した多種の漢字について各漢字毎に学習すべき内容
    を前記漢字指定データとの対応付けて予め記録した漢字
    学習内容記録媒体と、 この漢字学習内容記録媒体から前記学習すべき内容を読
    み出す学習内容読み出し手段と、 表示装置に表示する学習問題を生成するための漢字問題
    作成データを予め記録した問題作成データ記録媒体と、 この問題作成データ記録媒体から漢字問題作成データを
    読み出す問題作成データ読み出し手段と、 前記教科書データ記録媒体から読み出した教科書データ
    に基づいて教科書の選択を促す表示を前記表示装置に表
    示させ、前記入力装置からの教科書指定入力に基づいて
    指定された教科書のどの単元を学習するかの選択を促す
    表示を前記表示装置に表示させ、前記入力装置から学習
    者が所望する単元を指定する入力がなされると、指定さ
    れた単元に対応する前記漢字指定データに基づいて前記
    漢字学習内容記録媒体から指定された単元で学習すべき
    内容を読み出し、学習問題を生成して前記表示装置に表
    示させる主制御手段を備えたことを特徴とする対話型漢
    字学習装置。
  2. 【請求項2】学習結果データを記録するための学習結果
    記録媒体と、 この学習結果記録媒体への書き込みならびに学習結果記
    録媒体からの読み出しを行なう学習結果データ書き込み
    ・読み出し手段とを備えるとともに、 前記主制御手段は、学習結果の記録要求に対して学習に
    用いた教科書および単元に係る情報を含む学習結果デー
    タを前記学習結果記録媒体へ書き込ませるとともに、新
    たな学習に際しては前記学習結果記録媒体から読み出し
    た学習結果データに基づいて学習内容を変更し、復習の
    ための出題や新たな出題の範囲を制限する学習内容変更
    手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の対話型漢字学習装置。
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