JPH08153926A - 半導体レーザチップの搭載方法およびその搭載装置 - Google Patents

半導体レーザチップの搭載方法およびその搭載装置

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JPH08153926A
JPH08153926A JP29257294A JP29257294A JPH08153926A JP H08153926 A JPH08153926 A JP H08153926A JP 29257294 A JP29257294 A JP 29257294A JP 29257294 A JP29257294 A JP 29257294A JP H08153926 A JPH08153926 A JP H08153926A
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semiconductor laser
stem
laser chip
substrate
mounting
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JP29257294A
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Inventor
Tadaaki Ishikawa
忠明 石川
Makoto Shimaoka
誠 嶋岡
Tetsuo Kumazawa
鉄雄 熊沢
Kazuyuki Fukuda
和之 福田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体レーザチップを基板もしくはステム上の
予め決められた位置に精度良く位置決めをし、搭載する
方法とその搭載装置を提供する。 【構成】半導体レーザチップ1上のステム2に接触する
側に位置計測用のマーカ3があり、ステム2上の半導体
レーザチップ1に接触する側の面とは反対側の面に位置
計測用のマーカ4がある。半導体レーザチップ1とステ
ム2の各々の初期位置および姿勢は、撮像装置により取
り込まれたマーカ3とマーカ4の反射光画像から、画像
処理をすることにより導かれる。これから、ステム2上
の予め決められた位置に半導体レーザチップ1を搭載す
るための位置および姿勢の修正量が計算でき、その量に
従って半導体レーザチップ1およびステム2の位置,姿
勢を修正し、搭載を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザチップを
基板もしくはステムに搭載する装置において、半導体レ
ーザチップを高い位置精度で搭載することを半導体レー
ザチップ搭載方法およびその搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用光モジュールの低価格化、小型
化のためには半導体レーザチップと光ファイバの直接の
光結合が不可欠であり、その生産自動化のためには半導
体レーザチップを精度良く、基板もしくはステム上の予
め決められた位置に搭載することが必要である。例え
ば、半導体レーザチップとファイバ(シングルモードフ
ァイバ、コア径10μm)との光結合の場合、1dBの
光結合劣化は相対位置10μm、相対横ずれは1μmで
ある。このように高精度位置合わせが必要となる。この
ため、文献(Passive Laser−Fiber Aligmnment by Ind
ex Method(IEEE TRANSACTIONS PHOTONICS TECHNOLOGY
LETTERS,VOL.3,NO.11,NOVEMBER1991))に示
されるような位置決め用のマーカ付の透明プレートと半
導体レーザチップ上の位置決めマーカを利用し、透明プ
レートに半導体レーザチップを密着させ、半導体レーザ
チップ上のマーカを透明プレート上のマーカと重ねあわ
せ、その画像を画像処理により解析することにより、半
導体レーザチップの位置確認するものや、Si基板上へ
の光結合ユニットの試作(1993年電子情報通信学会
秋季大会予稿集 C−186)に示されるようなSi基
板上に付けられた位置決め用マーカと半導体レーザチッ
プ上の位置決めマーカとSi基板を透過することが出来
る赤外光を利用し、Si基板上に付けられた位置決め用
マーカと半導体レーザチップ上の位置決め用マーカを重
ねあわせて、そこを透過してくる赤外の透過光を利用し
て位置合わせをするものがあった。しかし、前者の方法
では、半導体レーザチップと基板の他に搭載装置側に半
導体レーザチップや基板の形状毎に精度良く加工された
透明プレートが必要であり、部品のコストが高くなる問
題があった。また、後者の方法では、透過光を利用して
いるために光を透過しない基板やステムでは利用できな
い等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術における問題点である、搭載装置側に専用の透明プ
レートが必要になる点、および光を透過する基板やステ
ムにしか利用できない点をなくし、半導体レーザチップ
や基板の形状が変わっても、専用の部品を必要とせず、
光を透過しない基板やステムに対しても精度良く部品を
搭載する、あるいは特殊な赤外光ではなく、通常の白色
光で搭載できる方法とその方法を実現するための装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題を
解決するために半導体レーザチップ上の基板もしくはス
テムに接触する側の面に設けられた位置決め用の第一の
マーカからの反射光と、基板もしくはステム上の半導体
レーザチップに接触する側の面とは反対側の面に設けら
れた位置決め用の第二のマーカからの反射光を撮像装置
で写し、得られた第一および第二のマーカの画像から半
導体レーザチップと基板もしくはステムの相対位置,姿
勢を計測し、それを基にして半導体レーザチップまたは
基板もしくはステムの位置,姿勢を修正し、基板もしく
はステム上の予め定められた位置に半導体レーザチップ
を搭載する。
【0005】請求項2は、請求項1に示す半導体レーザ
チップの搭載方法において、基板もしくはステムの表面
に設けられる第二のマーカを作成する方法を示すもので
ある。
【0006】また、請求項3は、請求項1または請求項
2に示す半導体レーザチップの搭載方法において、基板
もしくはステムの表面に設けられた第二のマーカに代わ
り、基板もしくはステムのうち位置決めの基準となる面
を撮像装置で写し、その画像を解析することにより基板
もしくはステムの位置,姿勢を計測するものである。
【0007】請求項4は、請求項1または請求項2に示
される搭載方法を実現する搭載装置の構成であり、請求
項5は、請求項3に示される搭載方法を実現する搭載装
置の構成である。
【0008】請求項6は、請求項1または請求項2に示
される搭載方法を利用する上で、更に精度良く位置決め
を行うために搭載待機位置を用意し、半導体レーザチッ
プと基板もしくはステムの位置,姿勢計測と位置,姿勢
の修正の順番を示したものである。
【0009】請求項7は、請求項3に示される搭載方法
を利用する上で、更に精度良く位置決めを行うために、
搭載待機位置半導体レーザチップと基板もしくはステム
の位置,姿勢計測と位置,姿勢の修正の順番を示したも
のである。
【0010】請求項8は、請求項6に示される搭載方法
を実現する搭載装置の構成であり、請求項9は、請求項
7に示される搭載方法を実現する搭載装置の構成であ
る。
【0011】請求項10は、請求項8,9に示される搭
載装置について、半導体レーザチップの側面画像を画像
計測する事により、半導体レーザチップの搭載待機位置
での位置決め精度を向上することにより搭載精度を向上
した搭載装置である。
【0012】請求項11は、請求項9に示される搭載装
置について、半導体レーザチップの側面画像を画像計測
する事により、半導体レーザチップの搭載待機位置での
位置決め精度を向上することにより搭載精度を向上する
とともに、基板もしくはステムのうち位置決めの基準と
なる面を撮像し、画像計測を行うことにより、半導体レ
ーザチップ上の基板もしくはステムに接触する側の面と
基板もしくはステムのうち位置決めの基準となる面との
位置関係を示すことで、レンズや光ファイバ等の部品を
搭載する際の位置決定のためのデータを提供するもので
ある。
【0013】
【作用】本発明では、半導体レーザチップ上の基板もし
くはステムに接触する側に位置計測用の第一のマーカ
を、基板もしくはステム上の半導体レーザチップに接触
する側の面とは反対側の面に第二のマーカを設け、それ
ぞれの反射光を撮像装置によって取り込み、その反射光
画像から半導体レーザチップと基板もしくはステムの位
置,姿勢を計測している。そのため、光を透過しない基
板やステムであっても精度良く位置合わせが可能であ
る。
【0014】請求項2に示す方法では、基板もしくはス
テム上の第二のマーカを印刷で形成することにより、基
板もしくはステムのコストダウンを図ることができる。
【0015】また、請求項3に示す方法では、基板もし
くはステム上の第二のマーカの代わりに基板もしくはス
テムの位置決めの基準となる面自体を写し、画像計測に
より基板もしくはステムの位置および姿勢を検出するた
め、第二のマーカを作成する必要が無く、作業コストダ
ウンを図ることが出来る。
【0016】請求項6および請求項7に示す方法では、
第一のマーカを利用し、半導体レーザチップの予め決め
られた搭載待機位置への位置,姿勢の修正を行った後、
基板もしくはステムの位置,姿勢を搭載待機位置にある
半導体レーザチップに合わせて修正するため、基板もし
くはステムで第一のマーカが遮蔽されることにより生じ
る位置,姿勢計測精度の低下による搭載精度の低下を無
くす事が出来る。また、半導体レーザチップと基板もし
くはステムの位置,姿勢を同時に修正しようとするため
に生じる搭載装置の揺れやたわみによる搭載精度への影
響も軽減できる。
【0017】請求項10に示す搭載装置では、半導体レ
ーザチップ上の基板もしくはステムに接触する側の面を
側方から撮像し、画像計測を行う事により、請求項8,
9に示した搭載装置では比較的難しい半導体レーザチッ
プ上の基板もしくはステムに接触する側の面が含まれる
水平面に垂直な方向の位置を計測し、半導体レーザチッ
プの搭載待機位置での位置決め精度を向上させる。
【0018】請求項11に示す搭載装置では、半導体レ
ーザチップ上の基板もしくはステムに接触する側の面を
側方から撮像装置により撮像し、画像計測を行う事によ
り、請求項9に示した搭載装置では比較的難しい半導体
レーザチップ上の基板もしくはステムに接触する側の面
が含まれる水平面に垂直な方向の位置を計測し、半導体
レーザチップの搭載待機位置での位置決め精度を向上さ
せる、また撮像装置の視野の中心線が半導体レーザチッ
プ上の基板もしくはステムに接触する側の面が含まれる
水平面内にある状態で、基板もしくはステムのうち位置
決めの基準となる面を撮像することにより、その画像中
で視野中心に対する基板もしくはステムのうち位置決め
の基準となる面の位置を求める事が、半導体レーザチッ
プ上の基板もしくはステムに接触する側の面の基板もし
くはステムのうち位置決めの基準となる面に対する位置
を求める事となり、後から搭載されるレンズや光ファイ
バ等の部品を搭載する際の位置決定のためのデータを提
供できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、半導体レーザチップ1と搭載対象のステム
2を示したものであり、半導体レーザチップ1上のステ
ム2に接触する側に位置計測用のマーカ3があり、ステ
ム2上の半導体レーザチップ1に接触する側の面とは反
対側の面に位置計測用のマーカ4がある。半導体レーザ
チップ1は約0.3mm 角の大きさで、約0.85μm か
ら約1.55μm の間に発振波長を持ち、特に0.85
μm の近く、1.3μm の近く、1.55μ の近くに
発振波長を持つものが使われる。半導体レーザチップ1
上のマーカ3は、金属の蒸着により半導体レーザチップ
1をメタライズし作られたもので電極も兼ねており、電
流を流すのに十分な大きさであり、平行でない二つ以上
の直線部分を持つ形状である。ステム2の半導体レーザ
チップ取り付け部位は約1mm程度の幅を持つ。ステム2
上のマーカ4も、平行でない二つ以上の直線部分を持つ
形状であり、けがきあるいはレーザ加工により形成する
ことも可能であるが、コスト低減のためにはインクジェ
ット等の方法による印刷による形成が有効である。半導
体レーザチップ1とステム2の各々の初期位置および姿
勢は、撮像装置により取り込まれたマーカ3とマーカ4
の反射光画像からエッジ抽出等の手法により、各マーカ
の直線部分を検出し、この画像上での位置,方向,大き
さを求め、計算処理をすることにより導かれる。これか
ら、ステム2上の予め決められた位置に半導体レーザチ
ップ1を搭載するための位置および姿勢の修正量が計算
でき、その量に従って半導体レーザチップ1およびステ
ム2の位置,姿勢を修正し、図2に示すような位置関係
で正確に搭載を行うことが出来る。
【0020】図3は、平行でない複数の直線部分を持つ
形状ではない半導体レーザチップ1上のマーカ3とステ
ム2上のマーカ4の例である。マーカ3は楕円形状をし
ており、この場合、反射光画像から楕円の長軸及び短軸
を導き出す事により、図1と同様に半導体レーザチップ
1の位置,姿勢を計算できる。マーカ4は、円形状であ
り、マーカが一つだけでは姿勢を求めることができない
が、このように複数設ける事により、画像上での各マー
カ反射光画像の重心位置の位置関係より、ステム2の位
置及び姿勢を求めることが可能である。これは、半導体
レーザチップ上のマーカ3の形状とステム2上のマーカ
4の形状が逆であっても同じであり、どちらか一方が平
行でない複数の直線部分を持つ形状であっても同じであ
る。
【0021】図4は、請求項3に示したマーカ4がない
場合のステム2である。ここで、ステム2のうち位置決
めの基準となる面はステム底部の面5となっており、面
5についてはその形状等が予め決められた大きさと精度
を持つものとなっている。この面を撮像装置で写し、そ
の画像を解析することにより基板もしくはステムの位
置,姿勢を計測する事ができ、半導体レーザチップ1の
マーカ3による位置,姿勢計測結果と合わせて、位置お
よび姿勢を修正し、搭載を行う。
【0022】図5および図6は請求項6および請求項7
による搭載方法の例の説明図である。図5において、半
導体レーザチップ1とステム2は初期状態では位置決め
されていない。まず半導体レーザチップ1がマーカ3に
よる位置,姿勢計測結果から、搭載待機位置6へ位置,
姿勢の修正を行う。この時、半導体レーザチップ1のマ
ーカ3は、撮像装置7に面しており、搭載待機位置での
位置,姿勢の修正が終了するまで、ステム2により遮蔽
される事はなく、さらに位置,姿勢を計測し、修正をか
ける事が可能である。図6に示す半導体レーザチップ1
aの搭載待機位置での位置,姿勢の修正が終了後、ステ
ム2がマーカ4もしくは位置決めの基準となる面を利用
した画像計測により、位置,姿勢をを計測され、位置,
姿勢を予め決められた状態に修正して搭載待機位置6に
ある半導体レーザチップ1を、ステム2上の定められた
位置に搭載するために、ステム2の位置,姿勢が修正さ
れる。
【0023】図7,図8,図9,図11は、請求項4ま
たは請求項5または請求項8または請求項9に述べた搭
載装置のヘッド部分の構成例である。
【0024】図7は、半導体レーザチップ1上のマーカ
3を写すための撮像装置7とステム2上のマーカ4また
は位置決めの基準となる面を写すための撮像装置8を持
つ場合の搭載装置のヘッド部分の構成例である。半導体
レーザチップ1は位置,姿勢の修正のための駆動装置1
4に連結した吸着装置9により、保持されている。この
時、半導体レーザチップ1上のマーカ3は、撮像装置7
に面しており、照明装置15による光の反射光画像とし
て撮像装置7に撮像される。反射光画像により、半導体
レーザチップ1の位置、および姿勢は計測され、計算さ
れた修正量が駆動装置14に伝えられ、半導体レーザチ
ップ1は搭載待機位置に位置決めされる。ステム2は位
置,姿勢の修正のための駆動装置13に連結した保持装
置12により保持され、ステム2上のマーカもしくは位
置決めの基準となる面は照明装置15により照明され、
反射光画像として撮像装置8に撮像される。この反射光
画像により、ステム2の位置および姿勢は計測され、半
導体レーザチップ1の搭載待機位置への位置決め完了の
後、計算されたステム2の位置,姿勢の修正量が駆動装
置13に伝えられ、ステム2が移動し、半導体レーザチ
ップ1と接触し、搭載する。
【0025】図8は、図7における撮像装置7と撮像装
置8のかわりに、一台の撮像装置16により、半導体レ
ーザチップ1上のマーカ3と、ステム2上のマーカ4ま
たは位置決めの基準となる面を撮像する搭載装置のヘッ
ド部分の構成例である。この場合、半導体レーザチップ
1とステム2の位置,姿勢計測は何れも撮像装置16に
より撮像された反射光画像により行われる。
【0026】図9は、図8の方式を改良したものであ
る。図8の方式では、撮像装置16により、半導体レー
ザチップ1上のマーカ3と、ステム2上のマーカ4また
は位置決めの基準となる面の両方を撮像するために、図
8における撮像装置16の視野17は広角である必要が
生じる。一方、視野が広角であると画像計測による位
置,姿勢の計測精度は低下する。ここで、図9に示すよ
うに反射鏡19により、撮像装置16の視野を半導体レ
ーザチップ1上のマーカ3を撮像するための視野18
と、ステム2上のマーカ4または位置決めの基準となる
面を撮像するための視野20の二つに分けて撮像するこ
とにより、図10に示すように半導体レーザチップ1上
のマーカ3と、ステム2上のマーカ4または位置決めの
基準となる面5の二つを含む反射光画像21が得られ、
かつ必要最低限の視野の広さとできるので画像計測によ
る位置,姿勢の計測精度の低下を押さえる事が出来る。
反射鏡19の角度は最善の視野を持つように予め計算
し、固定しておけるので、反射鏡19の位置,姿勢を変
化させる事による計測精度の低下は生じない。またこれ
は、反射鏡19の代わりにプリズムを用いても実現でき
る。
【0027】図11は、図9と同様のことを意図した別
の実施例である。図11の方式では、反射鏡の代わりに
光ファイバを束ねたもの23により、撮像装置16の視
野を半導体レーザチップ1上のマーカ3を撮像するため
の視野18と、ステム2上のマーカ4または位置決めの
基準となる面を撮像するための視野20とに分けてい
る。
【0028】図12は、請求項10および請求項11に
記載した装置のヘッド部分の実施例である。機器構成
は、図7で述べた搭載装置のヘッド部分に加えて半導体
レーザチップ1上のステムに接触する側の面30を側方
から撮像するための撮像装置24を持つ。撮像装置24
は、その視野26の中心線25が搭載待機位置にある半
導体レーザチップ1上のステムに接触する側の面30が
含まれる水平面内に含まれるように配置されている。図
13は、撮像装置24で撮像した半導体レーザチップの
側面の画像27である。画像27中では視野26の中心
線25は、画像27の中心31となる。画像27におい
て半導体レーザチップ1上のステムに接触する側の面3
0が画像の中心31を通る搭載待機位置の垂直位置基準
線28に一致するように位置修正をかける事により、搭
載待機位置への位置決め精度を向上させる。
【0029】図14,図15は、請求項11に示した搭
載装置が、半導体レーザチップ1上のステムに接触する
側の面30とステム2のうち位置決めの基準となる面5
との位置関係を計測する状態の説明図である。図14に
示すように、半導体レーザチップ1は既にステム2に接
触しているものとする。この時、撮像装置24によって
得られる画像32には、図15に示すようにステムの位
置決めの基準となる面5が写っている。この画像32か
ら、画像計測により、ステムの位置決めの基準となる面
5と半導体レーザチップ1上のステムに接触する側の面
30の位置関係を求める事ができる。これから近似的に
ステムの位置決めの基準となる面5と半導体レーザチッ
プ1のレーザ光線の放出口の相対位置関係を決める事が
でき、これに従ってレンズや光ファイバの搭載位置を決
定する事により光結合効率を高める事が出来る。
【0030】
【発明の効果】本発明により、半導体レーザチップや基
板の形状が変わっても、専用の部品を必要としないこと
と、光を透過しない基板やステムに対しても精度良く部
品を搭載する、あるいは特殊な赤外光ではなく通常の白
色光で精度良く部品が搭載できるので、材料選択の自由
度が広がることなどにより、光モジュールのコストの低
減,生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体レーザチップ及びス
テムのマーカを示す斜視図。
【図2】同実施例において、ステム上に半導体レーザチ
ップを搭載した場合の位置関係を示す説明図。
【図3】本発明の別の一実施例の半導体レーザチップ及
びステムのマーカを示す斜視図。
【図4】本発明の別の一実施例の半導体レーザチップの
マーカ及びステムの位置決めの基準となる面を示す斜視
図。
【図5】本発明の一実施例の半導体レーザチップの搭載
待機位置への位置修正を示す説明図。
【図6】本発明の一実施例の搭載待機位置にある半導体
レーザチップに合わせたステムの位置修正を示す説明
図。
【図7】本発明による半導体レーザチップ搭載装置のヘ
ッド部分の構成の一実施例を示す説明図。
【図8】本発明による半導体レーザチップ搭載装置のヘ
ッド部分の構成の別の実施例を示す説明図。
【図9】本発明による半導体レーザチップ搭載装置のヘ
ッド部分の構成の別の実施例を示す説明図。
【図10】図9に示した実施例における撮像装置により
得られる半導体レーザチップ及びステムの画像の例を示
す説明図。
【図11】本発明による半導体レーザチップ搭載装置の
ヘッド部分の構成の別の実施例を示す説明図。
【図12】本発明による半導体レーザチップ搭載装置の
ヘッド部分の構成の別の実施例を示す説明図。
【図13】図12に示した実施例における撮像装置によ
り得られる半導体レーザチップ及びステムの画像の例を
示す説明図。
【図14】本発明による半導体レーザチップ搭載装置の
位置決め方法の別の実施例を示す説明図。
【図15】図14に示した実施例における撮像装置によ
り得られる半導体レーザチップ及びステムの画像の例を
示す説明図。
【符号の説明】
1…半導体レーザチップ、2…ステム、3,4…マー
カ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 和之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザチップを、基板もしくはステ
    ムに搭載する方法において、前記半導体レーザチップ上
    で前記基板もしくはステムに接触する側の面に設けられ
    た第一のマーカからの反射光と、前記基板もしくはステ
    ム上で前記半導体レーザチップに接触する側の面とは反
    対側の面に設けられた第二のマーカからの反射光を撮像
    装置で写し、得られた前記第一および第二のマーカの画
    像から前記半導体レーザチップと前記基板もしくはステ
    ムの相対位置,姿勢を計測し、それを基にして前記半導
    体レーザチップまたは前記基板もしくはステムの位置,
    姿勢を修正し、前記基板もしくはステム上の予め定めら
    れた位置に前記半導体レーザチップを搭載することを特
    徴とする半導体レーザチップの搭載方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記基板もしくはステ
    ムの表面に設けられた前記第二のマーカが、印刷によっ
    て形成される半導体レーザチップの搭載方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記基板もしくはステ
    ムの表面に設けられた前記第二のマーカに代わり、前記
    基板もしくはステムの位置決めの基準となる面を撮像装
    置で写し、その画像を解析することにより前記基板もし
    くはステムの位置,姿勢を計測する半導体レーザチップ
    搭載方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記半導体レ
    ーザチップを、前記基板もしくはステムに搭載するため
    の照明及び撮像装置から構成され、前記半導体レーザチ
    ップ上で前記基板もしくはステムに接触する側の面に設
    けられた前記第一のマーカを照らすための照明装置と前
    記照明装置によって照らされた前記第一のマーカからの
    反射光を写すための撮像装置を持つとともに、前記基板
    もしくはステム上の前記半導体レーザチップに接触する
    側の面とは反対側の面に設けられた前記第二のマーカを
    照らすための照明装置とこの照明装置によって照らされ
    た前記第二のマーカからの反射光を写すための撮像装置
    を持つ搭載装置で、前記半導体レーザチップを搭載する
    搭載装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記半導体レーザチッ
    プを、前記基板もしくはステムに搭載するための照明及
    び撮像装置から構成され、前記半導体レーザチップ上で
    前記基板もしくはステムに接触する側の面に設けられた
    前記第一のマーカを照らすための照明装置と前記照明装
    置によって照らされた前記第一のマーカからの反射光を
    写すための撮像装置を持つとともに、前記基板もしくは
    ステムのうち位置決めの基準となる面を照らすための照
    明装置と前記照明装置によって照らされた基準となる面
    からの反射光を写すための撮像装置を持つ搭載装置で前
    記半導体レーザチップを搭載する搭載装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2において、前記第一のマ
    ーカを用いて前記半導体レーザチップの位置,姿勢を計
    測し、前記第一のマーカが前記基板もしくはステムによ
    り撮像装置から遮蔽されていない状態において予め決め
    られた搭載待機位置で予め決められた姿勢をとるように
    前記半導体レーザチップの位置,姿勢を修正した後、前
    記第二のマーカを用いて基板もしくはステムの位置,姿
    勢を計測し、搭載待機位置にある前記半導体レーザチッ
    プが基板もしくはステム上のあらかじめ決められた位置
    に接触するように前記基板もしくはステムの位置,姿勢
    を修正し、前記半導体レーザチップを搭載する半導体レ
    ーザチップの搭載方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記基板もしくはステ
    ムの表面に設けられた前記第二のマーカに代わり、前記
    基板もしくはステムのうち位置決めの基準となる面を撮
    像装置で写し、その画像を解析することにより前記基板
    もしくはステムの位置,姿勢を計測し、搭載待機位置に
    ある前記半導体レーザチップが前記基板もしくはステム
    上のあらかじめ決められた位置に接触するように前記基
    板もしくはステムの位置,姿勢を修正し、前記半導体レ
    ーザチップを搭載する半導体レーザチップの搭載方法。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記半導体レーザチッ
    プ上で前記基板もしくはステムに接触する側の面に設け
    られた前記第一のマーカを照らすための照明装置と前記
    照明装置によって照らされた前記第一のマーカからの反
    射光を写すための撮像装置を持つとともに、前記基板も
    しくはステム上の前記半導体レーザチップに接触する側
    の面とは反対側の面に設けられた前記第二のマーカを照
    らすための照明装置と前記照明装置によって照らされた
    前記第二のマーカからの反射光を写すための撮像装置を
    持つ搭載装置で、前記半導体レーザチップを搭載する搭
    載装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記半導体レーザチッ
    プ上で前記基板もしくはステムに接触する側の面に設け
    られた前記第一のマーカを照らすための照明装置と前記
    照明装置によって照らされた前記第一のマーカからの反
    射光を写すための撮像装置を持つとともに、前記基板も
    しくはステムのうち位置決めの基準となる面を照らすた
    めの照明装置と前記照明装置によって照らされた基準と
    なる面からの反射光を写すための撮像装置を持つ搭載装
    置で、前記半導体レーザチップを搭載する搭載装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、搭載待機位
    置にある前記半導体レーザチップ上で前記基板もしくは
    ステムに接触する側の面が含まれる水平面内に、撮像装
    置自身の視野の中心線が含まれるような撮像装置を持
    ち、前記撮像装置で撮像した半導体レーザチップの側面
    の画像から画像計測を行い、前記半導体レーザチップの
    搭載待機位置への位置の修正を行う搭載装置。
  11. 【請求項11】請求項9において、搭載待機位置にある
    前記半導体レーザチップ上で前記基板もしくはステムに
    接触する側の面が含まれる水平面内に、視野の中心線が
    含まれるような撮像装置を持ち、前記撮像装置で撮像し
    た前記半導体レーザチップの側面の画像から画像計測を
    行い、前記半導体レーザチップの搭載待機位置への位置
    の修正を行うと共に、前記撮像装置により前記基板もし
    くはステムのうち位置決めの基準となる面を撮像し、画
    像計測を行うことにより、前記半導体レーザチップ上の
    前記基板もしくはステムに接触する側の面の前記基板も
    しくはステムのうち位置決めの基準となる面に対する位
    置を計測可能とする搭載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158327A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Sharp Corp 半導体レーザ装置及びその製造方法
JP2007088320A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Fujifilm Corp 光源装置および光半導体素子
JP2015070123A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 沖電気工業株式会社 半導体レーザモジュール及びその製造方法

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