JPH08153802A - Cmos型半導体集積回路装置 - Google Patents

Cmos型半導体集積回路装置

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JPH08153802A
JPH08153802A JP6294847A JP29484794A JPH08153802A JP H08153802 A JPH08153802 A JP H08153802A JP 6294847 A JP6294847 A JP 6294847A JP 29484794 A JP29484794 A JP 29484794A JP H08153802 A JPH08153802 A JP H08153802A
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region
diffusion layer
drain region
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Tadashi Iwasaki
正 岩崎
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホットキャリア耐性の低下を抑制し、さらに、
電流駆動能力の低下も抑制できる構造のCMOSトラン
ジスタからなる単位セルを提供する。 【構成】N型ソース・ドレイン領域121abおよびP
型ソース・ドレイン領域122abはそれぞれLDD構
造であり、N型ソース・ドレイン領域121a,121
bはそれぞれゲート電極105a,105bに自己整合
的なN+ 型拡散層109a,109bを含み、P型ソー
ス・ドレイン領域122a,122bもそれぞれゲート
電極105a,105bに自己整合的なP+ 型拡散層1
10a,110bを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCMOSトランジスタか
らなる半導体集積回路装置に関し、特にCMOSトラン
ジスタからなる単位セルを有する半導体集積回路装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】高濃度のドレイン領域およびソース領域
がチャネル領域を介して対向する構造のMOSトランジ
スタでは、チャネル長が例えば1μm以下になると、ド
レイン接合にかかる強電界によりホットキャリアが生
じ、これがゲート絶縁膜へ注入し、しきい値電圧の上
昇,電流利得の低下等の素子特性の劣化が経時的に生ず
る。このため、短チャネル・トランジスタで構成された
CMOSトランジスタからなる半導体集積回路装置で
も、その性能が時間とともに損なわれる。この問題を解
決する従来の技術としては、単位セルを構成する全ての
トランジスタのドレイン領域を例えばLDD構造にし
て、ドレイン接合にかかる電界を緩和している。
【0003】CMOS型半導体集積回路装置の模式的平
面図である図7(a)と、図7(a)のXX線およびY
Y線での模式的断面図である図7(b)および(c)と
を参照すると、例えば2つのN−MOSトランジスタと
2つのP−MOSトランジスタとにより構成されたCM
OSトランジスタからなる従来の単位セルは、次のよう
になっている。なお、図面の煩雑さを避け、理解を容易
にするために、模式的断面図におけるハッチングは省略
する。
【0004】単位セル241abはN−MOSトランジ
スタ231a,231bおよびP−MOSトランジスタ
232a,232bから構成される。N−MOSトラン
ジスタ231a,231bは、フィールド酸化膜202
により区画されたP型シリコン基板201表面に設けら
れている。N−MOSトランジスタ231aは、ゲート
酸化膜204を介してP型シリコン基板201表面に設
けられたゲート電極205aと、P型シリコン基板20
1表面に設けられたN型ソース・ドレイン領域221
a,221abとから構成される。N−MOSトランジ
スタ231bは、ゲート酸化膜204を介してP型シリ
コン基板201表面に設けられたゲート電極205b
と、P型シリコン基板201表面に設けられたN型ソー
ス・ドレイン領域221ab,221bとから構成され
る。ゲート電極205a,205bの側面には、それぞ
れ絶縁膜スペーサ211が設けられている。
【0005】N型ソース・ドレイン領域221aはN-
型拡散層206とN+ 型拡散層212aとから構成さ
れ、N型ソース・ドレイン領域221abはN- 型拡散
層206とN+ 型拡散層212abとから構成され、N
型ソース・ドレイン領域221bはN- 型拡散層206
とN+ 型拡散層212bとから構成されている。N-
拡散層206は、ゲート電極205aおよびゲート電極
205bの少なくとも一方に自己整合的に、P型シリコ
ン基板201表面に設けられている。N+ 型拡散層21
2aは、ゲート電極205bに対向しない側のゲート電
極205a側面の絶縁膜スペーサ211に自己整合的
に、P型シリコン基板201表面に設けられている。N
+ 型拡散層212abは、ゲート電極205bに対向す
る側のゲート電極205a側面の絶縁膜スペーサ211
並びにゲート電極205aに対向する側のゲート電極2
05b側面の絶縁膜スペーサ211に自己整合的に、P
型シリコン基板201表面に設けられている。N+ 型拡
散層212bは、ゲート電極205aに対向しない側の
ゲート電極205b側面の絶縁膜スペーサ211に自己
整合的に、P型シリコン基板201表面に設けられてい
る。
【0006】P型シリコン基板201表面の(P−MO
Sトランジスタ232a,232b等が形成される)所
定の領域には、Nウェル202が設けられている。P−
MOSトランジスタ232a,232bは、フィールド
酸化膜202により区画されたNウェル202表面に設
けられている。P−MOSトランジスタ232aは、ゲ
ート酸化膜204を介してNウェル202表面に(N−
MOSトランジスタ231a側から)延在されたゲート
電極205aと、Nウェル202表面に設けられたP型
ソース・ドレイン領域222a,222abとから構成
される。P−MOSトランジスタ232bは、ゲート酸
化膜204を介してNウェル202表面に(N−MOS
トランジスタ231b側から)延在されたゲート電極2
05bと、Nウェル202表面に設けられたP型ソース
・ドレイン領域222ab,222bとから構成され
る。
【0007】P型ソース・ドレイン領域222aはP-
型拡散層207とP+ 型拡散層213aとから構成さ
れ、P型ソース・ドレイン領域221abはP- 型拡散
層207とP+ 型拡散層213abとから構成され、P
型ソース・ドレイン領域221bはP- 型拡散層207
とP+ 型拡散層213bとから構成されている。P-
拡散層207は、ゲート電極205aおよびゲート電極
205bの少なくとも一方に自己整合的に、Nウェル2
02表面に設けられている。P+ 型拡散層213aは、
ゲート電極205bに対向しない側のゲート電極205
a側面の絶縁膜スペーサ211に自己整合的に、Nウェ
ル202表面に設けられている。P+ 型拡散層213a
bは、ゲート電極205bに対向する側のゲート電極2
05a側面の絶縁膜スペーサ211並びにゲート電極2
05aに対向する側のゲート電極205b側面の絶縁膜
スペーサ211に自己整合的に、Nウェル202表面に
設けられている。P+ 型拡散層213bは、ゲート電極
205aに対向しない側のゲート電極205b側面の絶
縁膜スペーサ211に自己整合的に、Nウェル202表
面に設けられている。
【0008】フィールド酸化膜203,N−MOSトラ
ンジスタ231a,231b,およびP−MOSトラン
ジスタ232a,232b表面を含めて、単位セル24
1ab表面は、層間絶縁膜214により覆われている。
このような単位セル241abにおいて、それぞれN−
MOSトランジスタ231a,231b,およびP−M
OSトランジスタ232a,232bの所望の部分に達
するコンタクト孔を設け、所望の配線を形成することに
より、所望のゲートが形成される。
【0009】上記N−MOSトランジスタのN型ソース
・ドレイン領域,およびP−MOSトランジスタのP型
ソース・ドレイン領域は、それぞれ全てLDD構造にな
っている。例えば、N−MOSトランジスタ231aに
注目すると、N型ソース・ドレイン領域221aのN+
型拡散層212a並びにN型ソース・ドレイン領域22
1abのN+ 型拡散層212abとゲート電極205a
直下のチャネル領域との間には、それぞれN- 型拡散層
206が存在する。このN- 型拡散層206による直列
抵抗により、ドレイン接合部にかかる電界が緩和され、
ホットキャリアの発生が抑制される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなCMOSト
ランジスタからなる従来の単位セルでは、電源VCC側に
接続されるP−MOSトランジスタのソース(となるP
型ソース・ドレイン領域)および(接地)電源VSS側に
接続されるN−MOSトランジスタのソース(となるN
型ソース・ドレイン領域)の構造もそれぞれLDD構造
をなす。このことを回路的な見地に立って見くと、電源
CCあるいはVSSとそれぞれのトランジスタとの間に直
列抵抗が挿入されることになる。この結果、このような
単位セルで複数種類の基本ゲートが構成され、これらの
基本ゲートが組み合わされてなる集積回路では、これら
の回路の電流駆動能力が低下することになる。
【0011】したがって本発明の目的は、ホットキャリ
アの発生(ホットキャリア耐性の低下)を抑制し、さら
に、電流駆動能力の低下も抑制できる構造のCMOSト
ランジスタからなる単位セルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のCMOS型半導
体集積回路装置は、側面に絶縁膜スペーサが設けられた
第1のゲート電極,第1のN型ソース・ドレイン領域お
よび第2のN型ソース・ドレイン領域を含んでシリコン
基板表面のP型領域の表面に設けられた第1のN型MO
Sトランジスタと、側面に絶縁膜スペーサが設けられた
第2のゲート電極,この第2のN型ソース・ドレイン領
域および第3のN型ソース・ドレイン領域とを含んでこ
のP型領域の表面に設けられた第2のN型MOSトラン
ジスタと、この第1のゲート電極,第1のP型ソース・
ドレイン領域および第2のP型ソース・ドレイン領域を
含んでこのシリコン基板表面のN型領域の表面に設けら
れた第1のP型MOSトランジスタと、この第2のゲー
ト電極,この第2のP型ソース・ドレイン領域および第
3のP型ソース・ドレイン領域とを含んでこのN型領域
の表面に設けられた第2のP型MOSトランジスタとか
らなる単位セルを有し、さらに、上記第1のN型ソース
・ドレイン領域が上記第1のゲート電極に自己整合的に
上記P型領域表面に設けられたN+ 型拡散層からなり、
上記第2のN型ソース・ドレイン領域がこの第1のゲー
ト電極並びに上記第2のゲート電極に自己整合的にこの
P型領域表面に設けられたN- 型拡散層とこの第1のゲ
ート電極側面並びにこの第2のゲート電極側面に設けら
れた絶縁膜スペーサに自己整合的にこのP型領域表面に
設けられたN+ 型拡散層とからなり、上記第3のN型ソ
ース・ドレイン領域がこの第2のゲート電極に自己整合
的にこのP型領域表面に設けられたN+ 型拡散層からな
り、上記第1のP型ソース・ドレイン領域がこの第1の
ゲート電極に自己整合的に上記N型領域表面に設けられ
たP+ 型拡散層からなり、上記第2のP型ソース・ドレ
イン領域がこの第1のゲート電極並びにこの第2のゲー
ト電極に自己整合的にこのN型領域表面に設けられたP
- 型拡散層とこの第1のゲート電極側面並びにこの第2
のゲート電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整
合的にこのN型領域表面に設けられたP+ 型拡散層とか
らなり、上記第3のP型ソース・ドレイン領域がこの第
2のゲート電極に自己整合的にこのN型領域表面に設け
られたP+ 型拡散層からなる。
【0013】好ましくは、上記単位セルの他に、側面に
絶縁膜スペーサが設けられた第3のゲート電極,第4の
N型ソース・ドレイン領域および第5のN型ソース・ド
レイン領域を含んで上記シリコン基板表面の上記P型領
域の表面に設けられた第3のN型MOSトランジスタ
と、側面に絶縁膜スペーサが設けられた第4のゲート電
極,この第5のN型ソース・ドレイン領域および第6の
N型ソース・ドレイン領域とを含んでこのP型領域の表
面に設けられた第4のN型MOSトランジスタと、この
第3のゲート電極,第4のP型ソース・ドレイン領域お
よび第5のP型ソース・ドレイン領域を含んでこのシリ
コン基板表面の上記N型領域の表面に設けられた第3の
P型MOSトランジスタと、この第4のゲート電極,こ
の第5のP型ソース・ドレイン領域および第6のP型ソ
ース・ドレイン領域とを含んでこのN型領域の表面に設
けられた第4のP型MOSトランジスタとからなる第2
の単位セルを有し、さらに、上記第4のN型ソース・ド
レイン領域が上記第3のゲート電極に自己整合的に上記
P型領域表面に設けられたN- 型拡散層とこの第3のゲ
ート電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的
にこのP型領域表面に設けられたN+ 型拡散層とからな
り、上記第5のN型ソース・ドレイン領域がこの第3の
ゲート電極並びに上記第4のゲート電極に自己整合的に
このP型領域表面に設けられたN- 型拡散層とこの第3
のゲート電極側面並びにこの第4のゲート電極側面に設
けられた絶縁膜スペーサに自己整合的にこのP型領域表
面に設けられたN+ 型拡散層とからなり、上記第6のN
型ソース・ドレイン領域がこの第4のゲート電極に自己
整合的にこのP型領域表面に設けられたN- 型拡散層と
この第4のゲート電極側面に設けられた絶縁膜スペーサ
に自己整合的にこのP型領域表面に設けられたN+ 型拡
散層とからなり、上記第4のP型ソース・ドレイン領域
がこの第3のゲート電極に自己整合的に上記N型領域表
面に設けられたP-型拡散層とこの第3のゲート電極側
面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的にこのN型
領域表面に設けられたP+ 型拡散層とからなり、上記第
5のP型ソース・ドレイン領域がこの第3のゲート電極
並びにこの第4のゲート電極に自己整合的にこのN型領
域表面に設けられたP- 型拡散層とこの第3のゲート電
極側面並びにこの第4のゲート電極側面に設けられた絶
縁膜スペーサに自己整合的にこのN型領域表面に設けら
れたP+ 型拡散層とからなり、上記第6のP型ソース・
ドレイン領域がこの第4のゲート電極に自己整合的にこ
のN型領域表面に設けられたP- 型拡散層とこの第4の
ゲート電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合
的にこのN型領域表面に設けられたP+ 型拡散層とから
なる。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】CMOS型半導体集積回路装置の模式的平
面図である図1(a),図1(a)のXX線およびYY
線での模式的断面図である図1(b)および(c)と、
単位セルの等価回路図である図2とを参照すると、本発
明の第1の実施例の単位セルは、次のようになってい
る。なお、図面の煩雑さを避け、理解を容易にするため
に、模式的断面図におけるハッチングは省略する。
【0016】単位セル141abは第1のN−MOSト
ランジスタ131a,第2のN−MOSトランジスタ1
31b,第1のP−MOSトランジスタ132aおよび
第2のP−MOSトランジスタ132bから構成され
る。N−MOSトランジスタ131a,131bは、フ
ィールド酸化膜102により区画されたP型シリコン基
板101表面に設けられている。N−MOSトランジス
タ131aは、ゲート酸化膜104を介してP型シリコ
ン基板101表面に設けられた第1のゲート電極105
aと、P型シリコン基板101表面に設けられた第1の
N型ソース・ドレイン領域121aおよび第2のN型ソ
ース・ドレイン領域121abとから構成される。N−
MOSトランジスタ131bは、ゲート酸化膜104を
介してP型シリコン基板101表面に設けられた第2の
ゲート電極105bと、P型シリコン基板101表面に
設けられたN型ソース・ドレイン領域121abおよび
第3のN型ソース・ドレイン領域121bとから構成さ
れる。ゲート電極105a,105bの側面には、それ
ぞれ絶縁膜スペーサ111が設けられている。例えば、
フィールド酸化膜103とゲート電極105aとの間
隔,ゲート電極105aとゲート電極105bとの間
隔,およびゲート電極105bとフィールド酸化膜10
3との間隔は、全て同じにしてある〔図1(a)〕。
【0017】N型ソース・ドレイン領域121aはN+
型拡散層109aとN+ 型拡散層112aとから構成さ
れ、N型ソース・ドレイン領域121abはN- 型拡散
層106とN+ 型拡散層112abとから構成され、N
型ソース・ドレイン領域121bはN+ 型拡散層109
bとN+ 型拡散層112bとから構成されている。N-
型拡散層106は、ゲート電極105aおよびゲート電
極105bに挟まれた領域において、これらゲート電極
105aおよびゲート電極105b(およびフィールド
酸化膜103)に自己整合的に、P型シリコン基板10
1表面に設けられている。N+ 型拡散層109aおよび
+ 型拡散層109bは、ゲート電極105aおよびゲ
ート電極105bに挟まれない領域において、それぞれ
ゲート電極105aおよびゲート電極105b(および
フィールド酸化膜103)に自己整合的に、P型シリコ
ン基板101表面に設けられている。N+ 型拡散層11
2aは、ゲート電極105bに対向しない側のゲート電
極105a側面の絶縁膜スペーサ111(およびフィー
ルド酸化膜103)に自己整合的に、P型シリコン基板
101表面に設けられている。N+ 型拡散層112ab
は、ゲート電極105bに対向する側のゲート電極10
5a側面の絶縁膜スペーサ111並びにゲート電極10
5aに対向する側のゲート電極105b側面の絶縁膜ス
ペーサ111(およびフィールド酸化膜103)に自己
整合的に、P型シリコン基板101表面に設けられてい
る。N+ 型拡散層112bは、ゲート電極105aに対
向しない側のゲート電極105b側面の絶縁膜スペーサ
111(およびフィールド酸化膜103)に自己整合的
に、P型シリコン基板101表面に設けられている〔図
1(a),(b)〕。
【0018】P型シリコン基板101表面の(P−MO
Sトランジスタ132a,132b等が形成される)所
定の領域には、Nウェル102が設けられている。P−
MOSトランジスタ132a,132bは、フィールド
酸化膜102により区画されたNウェル102表面に設
けられている。P−MOSトランジスタ132aは、ゲ
ート酸化膜104を介してNウェル102表面に(N−
MOSトランジスタ131a側から)延在されたゲート
電極105aと、Nウェル102表面に設けられた第1
のP型ソース・ドレイン領域122aおよび第2のP型
ソース・ドレイン領域122abとから構成される。P
−MOSトランジスタ132bは、ゲート酸化膜104
を介してNウェル102表面に(N−MOSトランジス
タ131b側から)延在されたゲート電極105bと、
Nウェル102表面に設けられたP型ソース・ドレイン
領域122abおよび第3のP型ソース・ドレイン領域
122bとから構成される〔図1(a)〕。
【0019】P型ソース・ドレイン領域122aはP+
型拡散層110aとP+ 型拡散層113aとから構成さ
れ、P型ソース・ドレイン領域121abはP- 型拡散
層107とP+ 型拡散層113abとから構成され、P
型ソース・ドレイン領域121bはP+ 型拡散層110
bとP+ 型拡散層113bとから構成されている。P-
型拡散層107は、ゲート電極105aおよびゲート電
極105bに挟まれた領域において、これらゲート電極
105aおよびゲート電極105b(およびフィールド
酸化膜103)に自己整合的に、Nウェル102表面に
設けられている。P+ 型拡散層110aおよびP+ 型拡
散層110bは、ゲート電極105aおよびゲート電極
105bに挟まれない領域において、それぞれゲート電
極105aおよびゲート電極105b(およびフィール
ド酸化膜103)に自己整合的に、Nウェル102表面
に設けられている。P+ 型拡散層113aは、ゲート電
極105bに対向しない側のゲート電極105a側面の
絶縁膜スペーサ111(およびフィールド酸化膜10
3)に自己整合的に、Nウェル102表面に設けられて
いる。P+ 型拡散層113abは、ゲート電極105b
に対向する側のゲート電極105a側面の絶縁膜スペー
サ111並びにゲート電極105aに対向する側のゲー
ト電極105b側面の絶縁膜スペーサ111(およびフ
ィールド酸化膜103)に自己整合的に、Nウェル10
2表面に設けられている。P+ 型拡散層113bは、ゲ
ート電極105aに対向しない側のゲート電極105b
側面の絶縁膜スペーサ111(およびフィールド酸化膜
103)に自己整合的に、Nウェル102表面に設けら
れている〔図1(a),(c)〕。
【0020】上述したことから明らかなように、単位セ
ル141abでは、N−MOSトランジスタ131aと
P−MOSトランジスタ132aとはゲート電極105
aにより接続され、N−MOSトランジスタ131bと
P−MOSトランジスタ132bとはゲート電極105
bにより接続され、N−MOSトランジスタ131aと
N−MOSトランジスタ131bとはN型ソース・ドレ
イン領域121abにより接続され、P−MOSトラン
ジスタ132aとP−MOSトランジスタ132bとは
P型ソース・ドレイン領域122abにより接続されて
いる。この単位セル141abにおいて、ゲート電極1
05a,105bと、N型ソース・ドレイン領域121
a,121ab,121bと、P型ソース・ドレイン領
域122a,122ab,122bとはそれぞれ接続端
子となる〔図1(a),図2〕。これらの接続端子等に
所望の結線が施されて所望の基本ゲートが得られる。
【0021】図1と図1(a)のXX線での製造工程の
模式的断面図である図3とを併せて参照すると、上記第
1を実施例の単位セルは、次のように形成される。
【0022】まず、P型シリコン基板101表面の所定
の領域にNウェル102が形成され、フィールド酸化膜
103,ゲート酸化膜104が形成される。なお、P型
シリコン基板101にツイン・ウェル(Nウェル102
およびPウェル)が形成されてもよく、N型シリコン基
板表面にPウェルもしくはツイン・ウェルが形成されて
もよい。また、ゲート酸化膜103の代りに、ゲート絶
縁膜が形成されてもよい。続いて、ゲート電極105
a,105b等が形成される。P−MOSトランジスタ
形成予定領域を覆う第1のフォトレジスト膜とフィルド
酸化膜103とゲート電極105a,105bとをマス
クにしたN型不純物のイオン注入(ドーズ量は1014
-2台)が行なわれ、N- 型拡散層106が形成され
る。同様の方法により、P- 型拡散層107が形成され
る〔図3(a),図1〕。
【0023】次に、P−MOSトランジスタ形成予定領
域を覆い,N−MOSトランジスタ形成予定領域におけ
るゲート電極105aおよびゲート電極105bに挟ま
れた領域を覆う第2のフォトレジスト膜108か形成さ
れる。フィルド酸化膜103,ゲート電極105a,1
05bおよび上記第2のフォトレジスト膜108をマス
クにして、例えば2×1015cm-2程度の砒素のイオン
注入が行なわれ、N+型拡散層109a,109bが形
成される。N−MOSトランジスタ形成予定領域におけ
るゲート電極105aおよびゲート電極105bに挟ま
れない領域に形成されていた上記N- 型拡散層106
は、これらN+ 型拡散層109a,109bの形成によ
り、これらに内包される(隠される)ことになる。同様
の方法により、P+ 型拡散層110a,110bが形成
される。また、P−MOSトランジスタ形成予定領域に
おけるゲート電極105aおよびゲート電極105bに
挟まれない領域に形成されていた上記P- 型拡散層10
7も、これらP+ 型拡散層110a,110bの形成に
より、これらに内包される(隠される)ことになる〔図
3(b),図1〕。
【0024】次に、全面に所定膜厚の絶縁膜が形成さ
れ、この絶縁膜がエッチバックされ、ゲート電極105
a,105bの側面にそれぞれ絶縁膜スペーサ111が
形成される。P−MOSトランジスタ形成予定領域を覆
う第3のフォトレジスト膜とフィルド酸化膜103とゲ
ート電極105a,105bと絶縁膜スペーサ111と
をマスクにして、例えば5×1015cm-2程度の砒素の
イオン注入が行なわれ、N+ 型拡散層112a,112
ab,112bが形成される。同様の方法により、P+
型拡散層113a,113ab,113bが形成される
〔図3(c),図1〕。その後、全面に層間絶縁膜11
4が形成され、図1に示した構造の単位セル141ab
が形成される。
【0025】上記単位セル141abを用いて基本ゲー
トを形成した上記第1の実施例の適用例を参照して、本
実施例の効果を説明する。
【0026】インバータ・ゲートの回路図である図4
(a),2入力NANDゲートの回路図である図4
(b)および2入力NORゲートの回路図である図4
(c)を参照すると、上記第1の実施例による単位セル
から、これらの基本ゲートを形成することが可能とな
る。
【0027】まず、図4(a)に示すように、上記第1
の実施例を適用したインバータ・ゲートは、次のように
構成されている。N型ソース・ドレイン領域121a,
121bはそれぞれ(接地)電源VSSに接続され、P型
ソース・ドレイン領域122a,122bはそれぞれ電
源VCCに接続され、ゲート電極105a,105bはそ
れぞれ入力端子INに接続され、N型ソース・ドレイン
領域121abおよびP型ソース・ドレイン領域122
abはそれぞれ出力端子OUTに接続されている。
【0028】上記インバータ・ゲートでは、N+ 型拡散
層109aとN+ 型拡散層112aとから構成されたN
型ソース・ドレイン領域121a,N+ 型拡散層109
bとN+ 型拡散層112bとから構成されたN型ソース
・ドレイン領域121bは、それぞれN−MOSトラン
ジスタ131a,131bのソースとなる。一方、N-
型拡散層106とN+ 型拡散層112abとから構成さ
れるN型ソース・ドレイン領域121abは、N−MO
Sトランジスタ131a,131bの共通のドレインと
なる。同様に、P+ 型拡散層110aとP+ 型拡散層1
13aとから構成されたP型ソース・ドレイン領域12
2a,P+ 型拡散層110bとP+ 型拡散層113bと
から構成されたP型ソース・ドレイン領域122bは、
それぞれP−MOSトランジスタ132a,132bの
ソースとなる。一方、P- 型拡散層107とP+ 型拡散
層113abとから構成されるP型ソース・ドレイン領
域122abは、P−MOSトランジスタ132a,1
32bの共通のドレインとなる。
【0029】これらN−MOSトランジスタ131a,
131bのソースはそれぞれゲート電極105a,10
5bに自己整合的なN+ 型拡散層から構成されていると
みなせ,P−MOSトランジスタ132a,132bの
ソースもそれぞれゲート電極105a,105bに自己
整合的なP+ 型拡散層から構成されているとみなせる。
このことから、例えば、ゲート電極105a,105b
のゲート長が1μm,ゲート電極105a,105bの
間隔が2.5μm,絶縁膜スペーサ111の幅が100
〜150nm程度である場合、N−MOSトランジスタ
およびP−MOSトランジスタの電流駆動能力は、それ
ぞれ従来の構造より20〜30%上昇する。また、これ
らN−MOSトランジスタ131a,131bのドレイ
ンはLDD構造であり,P−MOSトランジスタ132
a,132bのドレインもLDD構造であることから、
これらN−MOSトランジスタ131a,131bおよ
びP−MOSトランジスタ132a,132bは、それ
ぞれ従来の構造のN−MOSトランジスタおよびP−M
OSトランジスタと同程度のホットキャリア耐性を有す
る。なお、例えばN型ソース・ドレイン領域121ab
をドレインとする理由は、この構造がLDD構造である
という理由の他に、N+ 型拡散層112abの面積がN
+ 型拡散層112a(およびN+ 型拡散層112b)の
面積より小さいことから明らかなよるに、N型ソース・
ドレイン領域121abの寄生抵抗がより小さいことに
よる。
【0030】次に、図4(b)に示すように、上記第1
の実施例を適用した2入力NANDゲートは、次のよう
に構成されている。N型ソース・ドレイン領域121b
は(接地)電源VSSに接続され、P型ソース・ドレイン
領域122a,122bはそれぞれ電源VCCに接続さ
れ、ゲート電極105a,105bはそれぞれ入力端子
IN−1,IN−2に接続され、N型ソース・ドレイン
領域121aおよびP型ソース・ドレイン領域122a
bはそれぞれ出力端子OUTに接続されている。P−M
OSトランジスタ132a,132bの並列接続より電
源VCCと出力端子OUTとが接続され、N−MOSトラ
ンジスタ131aおよびN−MOSトランジスタ131
bとの直列接続より電源VSSと出力端子OUTとが接続
されている。
【0031】上記2入力NANDゲートにおいて、P−
MOSトランジスタ132a,132bに着目すると、
これらのP型ソース・ドレイン領域122a,122b
はそれぞれソースとなり、それぞれP+ 型拡散層のみか
ら構成されているとみなせることから、P−MOSトラ
ンジスタ132a,132bの電流駆動能力は改善され
る。また、P−MOSトランジスタ132aおよびP−
MOSトランジスタ132bが共有するP型ソース・ド
レイン領域122abは、これらP−MOSトランジス
タ132a,132bのドレインとなり、LDD構造で
あることから、ホットキャリア耐性の低下は抑制され
る。一方、N−MOSトランジスタ131a,131b
に着目すると、N−MOSトランジスタ131aのN型
ソース・ドレイン領域121aはドレインとなるが、L
DD構造ではない。しかしながらこの場合、電源VSS
出力端子OUTとの接続が2段のN−MOSトランジス
タによりなされているため、それぞれのドレインにかか
る電界強度は1段のN−MOSトランジスタからなる場
合の1/2程度に低くなり、ホットキャリア耐性は1桁
以上向上する。それ故、これらN−MOSトランジスタ
131a,131bによる電流駆動能力の向上は無いも
のの、ホットキャリア耐性の劣化も招かない。これらの
ことから、この2入力NANDゲートの電流駆動能力は
(上記インバート・ゲートほどではないものの)従来の
2入力NANDゲートより改善され、また、ホットキャ
リア耐性は従来よりも低下することはない。
【0032】なお、上記第1の実施例を適用して例えば
3入力NANDゲートを形成するには、単位セル141
abを2つ使用する必要がある。このとき、2番目の単
位セルの(第1のP−MOSトランジスタおよび第1の
N−MOSトランジスタの)第1のゲート電極が第3の
入力端子に接続されるものとすると、入力端子に接続さ
れない2番目の単位セルの第2のゲート電極に属する第
2のP−MOSトランジスタおよび第2のN−MOSト
ランジスタはそのままではフローティング状態になるた
め、これらの接続に対する配慮が必要である。この場
合、例えば2番目の単位セルの第1のP型ソース・ドレ
イン領域を(P型ソース・ドレイン領域122abとと
もに)出力端子に接続し,2番目の単位セルの第1のN
型ソース・ドレイン領域をN型ソース・ドレイン領域1
21bに接続するならば、2番目の単位セルの第2のN
型ソース・ドレイン領域は電源VSSに接続され,2番目
の単位セルの第2のP型ソース・ドレイン領域は電源V
CCに接続されるこのになることから、2番目の単位セル
の第3のN型ソース・ドレイン領域を電源VSSに接続
し,2番目の単位セルの第3のP型ソース・ドレイン領
域を電源VCCに接続すればよく、さらに、2番目の単位
セルの第2のゲート電極を電源VCCもしかは電源VSS
接続しておけばよくなる。
【0033】次に、図4(c)に示すように、上記第1
の実施例を適用した2入力NORゲートは、次のように
構成されている。N型ソース・ドレイン領域121a,
121bはそれぞれ(接地)電源VSSに接続され、P型
ソース・ドレイン領域122aは電源VCCに接続され、
ゲート電極105a,105bはそれぞれ入力端子IN
−1,IN−2に接続され、N型ソース・ドレイン領域
121abおよびP型ソース・ドレイン領域122bは
それぞれ出力端子OUTに接続されている。P−MOS
トランジスタ132aとP−MOSトランジスタ132
bとの直列接続より電源VCCと出力端子OUTとが接続
され、N−MOSトランジスタ131a,131bの並
列接続より電源VSSと出力端子OUTとが接続されてい
る。
【0034】上記2入力NORゲートでは、上記2中力
NANDゲートとは逆に、N−MOSトランジスタ13
1a,131bによってのみ電流駆動能力は向上する。
また、ホットキャリア耐性の劣化はない。
【0035】なお、上記第1の実施例における単位セル
では、第2のP型ソース・ドレイン領域122abはL
DD構造であったが、DDD構造でもよい。この場合の
形成方法は、次のようになる。まず、ゲート電極105
a,105b等を形成した後、Nウェル102における
ゲート電極105a,105bにより挾まれた領域に開
口部を有するフォトレジスト膜等をマスクにしてP-
拡散層を形成する。このP- 型拡散層の接合の深さは、
上記P- 型拡散層107の接合の深さより深くなってい
る。次に、Nウェル102におけるゲート電極105
a,105bにより挾まれた領域を覆うフォトレジスト
膜等をマスクにして、P+ 型拡散層110a,110b
を形成する。それ以外の工程は、上記第1の実施例の製
造方法と同じである。
【0036】ところで、入力端子および出力端子を一義
的に規定できない基本ゲート(トランシミッション・ゲ
ート)が上記第1の実施例による単位セル141abの
みにより構成されるなら、支障を生じる。これは、ソー
ス・ドレイン領域の構造の非対称性(1つのトランジス
タに属する2つのソース・ドレイン領域のうち,一方の
みがLDD構造)に、起因する。上記単位セル141a
bの他に、1つのトランジスタに属する2つのソース・
ドレイン領域が同一構造となる別の単位セルを設けてお
くならば、トランスミッション・ゲートを形成すること
が可能になる。さらに、トランシミッション・ゲートを
含んでなる複合ゲート(例えば、XORゲート等)も形
成できる。
【0037】CMOS型半導体集積回路装置の模式的平
面図である図5(a),図5(a)のXX線およびYY
線での模式的断面図である図5(b)および(c)を参
照すると、本発明の第2の実施例は、上記第1の実施例
によるの単位セルと第2の単位セルとを有している。
【0038】第2の単位セル141cdは、従来の単位
セル241ab(図7参照)と概ね同じであり、第3の
N−MOSトランジスタ131c,第4のN−MOSト
ランジスタ231d,第3のP−MOSトランジスタ1
32cおよび第4のP−MOSトランジスタ132dか
ら構成される。N−MOSトランジスタ131c,13
1dは、フィールド酸化膜102により区画されたP型
シリコン基板101表面に設けられている。N−MOS
トランジスタ131cは、ゲート酸化膜104を介して
P型シリコン基板101表面に設けられた第3のゲート
電極105cと、P型シリコン基板101表面に設けら
れた第4のN型ソース・ドレイン領域121cおよび第
5のN型ソース・ドレイン領域121cdとから構成さ
れる。N−MOSトランジスタ131dは、ゲート酸化
膜104を介してP型シリコン基板101表面に設けら
れた第4のゲート電極105dと、P型シリコン基板1
01表面に設けられたN型ソース・ドレイン領域121
cdおよび第6のN型ソース・ドレイン領域121dと
から構成される。ゲート電極105a,105bの側面
には、それぞれ絶縁膜スペーサ111が設けられてい
る。例えば、フィールド酸化膜103とゲート電極10
5cとの間隔およびゲート電極105dとフィールド酸
化膜103との間隔は、全て同じであり、ゲート電極1
05aとゲート電極105bとの間隔等に等しい。しか
しながら、ゲート電極105cとゲート電極105dと
の間隔は、ゲート電極105aとゲート電極105bと
の間隔に絶縁膜スペーサ111の幅を加えた値に等しく
してある〔図5(a)〕。
【0039】N型ソース・ドレイン領域121cはN-
型拡散層106とN+ 型拡散層112cとから構成さ
れ、N型ソース・ドレイン領域121cdはN- 型拡散
層106とN+ 型拡散層112cdとから構成され、N
型ソース・ドレイン領域121dはN- 型拡散層106
とN+ 型拡散層112dとから構成されている。単位セ
ル141cdにおけるN- 型拡散層106は、ゲート電
極105cおよびゲート電極105d(およびフィール
ド酸化膜103)に自己整合的に、P型シリコン基板1
01表面に設けられている。N+ 型拡散層112cは、
ゲート電極105dに対向しない側のゲート電極105
c側面の絶縁膜スペーサ111(およびフィールド酸化
膜103)に自己整合的に、P型シリコン基板101表
面に設けられている。N+ 型拡散層112cdは、ゲー
ト電極105dに対向する側のゲート電極105c側面
の絶縁膜スペーサ111並びにゲート電極105cに対
向する側のゲート電極105d側面の絶縁膜スペーサ1
11(およびフィールド酸化膜103)に自己整合的
に、P型シリコン基板101表面に設けられている。N
+ 型拡散層112dは、ゲート電極105cに対向しな
い側のゲート電極105d側面の絶縁膜スペーサ111
(およびフィールド酸化膜103)に自己整合的に、P
型シリコン基板101表面に設けられている。上記N+
型拡散層112c,112cd,112dは、N+ 型拡
散層112a等と同時に形成される。フィールド酸化膜
102,ゲート電極105c,ゲート電極105d等の
間の間隔が上述した関係にあることから、N+ 型拡散層
112c,N+ 型拡散層112cdおよびN+ 型拡散層
112dの幅は全て同じ(N+ 型拡散層112aの幅と
同じ)である。それ故、N型ソース・ドレイン領域12
1c,N型ソース・ドレイン領域121cdおよびN型
ソース・ドレイン領域121dの寄生抵抗は、ほぼ等し
くなる〔図5(a),(b)〕。
【0040】P型シリコン基板101表面の(P−MO
Sトランジスタ132c,132d等が形成される)所
定の領域には、Nウェル102が設けられている。P−
MOSトランジスタ132c,132dは、フィールド
酸化膜102により区画されたNウェル102表面に設
けられている。P−MOSトランジスタ132cは、ゲ
ート酸化膜104を介してNウェル102表面に(N−
MOSトランジスタ131c側から)延在されたゲート
電極105cと、Nウェル102表面に設けられた第4
のP型ソース・ドレイン領域122cおよび第5のP型
ソース・ドレイン領域122cdとから構成される。P
−MOSトランジスタ132dは、ゲート酸化膜104
を介してNウェル102表面に(N−MOSトランジス
タ131d側から)延在されたゲート電極105dと、
Nウェル102表面に設けられたP型ソース・ドレイン
領域122cdおよび第6のP型ソース・ドレイン領域
122dとから構成される〔図5(a)〕。
【0041】P型ソース・ドレイン領域122cはP-
型拡散層107とP+ 型拡散層113cとから構成さ
れ、P型ソース・ドレイン領域121cdはP- 型拡散
層107とP+ 型拡散層113cdとから構成され、P
型ソース・ドレイン領域121dはP- 型拡散層107
とP+ 型拡散層113dとから構成されている。単位セ
ル141cdにおけるP- 型拡散層107は、ゲート電
極105cおよびゲート電極105d(およびフィール
ド酸化膜103)に自己整合的に、Nウェル102表面
に設けられている。P+ 型拡散層113cは、ゲート電
極105dに対向しない側のゲート電極105c側面の
絶縁膜スペーサ111(およびフィールド酸化膜10
3)に自己整合的に、Nウェル102表面に設けられて
いる。P+ 型拡散層113cdは、ゲート電極105d
に対向する側のゲート電極105c側面の絶縁膜スペー
サ111並びにゲート電極105cに対向する側のゲー
ト電極105d側面の絶縁膜スペーサ111(およびフ
ィールド酸化膜103)に自己整合的に、Nウェル10
2表面に設けられている。P+ 型拡散層113dは、ゲ
ート電極105cに対向しない側のゲート電極105d
側面の絶縁膜スペーサ111(およびフィールド酸化膜
103)に自己整合的に、Nウェル102表面に設けら
れている。上記P+ 型拡散層113c,113cd,1
13dも、P+ 型拡散層113a等と同時に形成され
る。また、P+ 型拡散層113c,P+ 型拡散層113
cdおよびP+ 型拡散層113dの幅も全て同じ(N+
型拡散層112cの幅と同じ)である。それ故、P型ソ
ース・ドレイン領域122c,P型ソース・ドレイン領
域122cdおよびP型ソース・ドレイン領域122d
の寄生抵抗も、ほぼ等しくなる〔図5(a),
(c)〕。
【0042】上記第2の実施例は、単位セル141ab
に加えて、単位セル141cdを兼備えている。単位セ
ル141cdのN−MOSトランジスタ131cおよび
P−MOSトランジスタ132d,もしくはN−MOS
トランジスタ131dおよびP−MOSトランジスタ1
32cにより、トランスミッション・ゲートを形成する
ことが可能となる。さらに、トランスミッション・ゲー
トを含んだ複合ゲートを形成することも可能になる。な
お、トランシミッション・ゲート自体に着目するなら
ば、ゲート電極を別個に有する1つのN−MOSトラン
ジスタと1つのP−MOSトランジスタとからなる単位
セルを設ければよいことになる。しかしながら、レイア
ウト設計上からは、セル・サイズ(セル・ピッチ)の異
なる2種類の単位セルを配置するよりセル・サイズの同
じな2種類の単位セルを配置する方が好ましい。
【0043】インバータ・ゲートにトランシミッション
・ゲートが接続された複合ゲートの回路図である図6を
参照すると、上記第2の実施例の適用によるこの複合ゲ
ートは、次のような構成になっている。
【0044】インバータ・ゲートは、上記第1の実施例
の適用例と同様に、次のように構成されている。N型ソ
ース・ドレイン領域121a,121bはそれぞれ電源
SSに接続され、P型ソース・ドレイン領域122a,
122bはそれぞれ電源VCCに接続され、ゲート電極1
05a,105bはそれぞれ入力端子INに接続され、
N型ソース・ドレイン領域121abおよびP型ソース
・ドレイン領域122abはそれぞれ出力端子OUT−
1に接続されている。トランスミッション・ゲートで
は、出力端子OUT−1が(入力端子となり、これが)
N型ソース・ドレイン領域121cdおよびP型ソース
・ドレイン領域122cに接続され、N型ソース・ドレ
イン領域121dおよびP型ソース・ドレイン領域12
2cdが出力端子OUT−2に接続されている。さら
に、N−MOSトランジスタ131のゲート電極105
dおよびP−MOSトランジスタ132cのゲート電極
105cは、それぞれ別々の信号線に接続されている。
なお、N型ソース・ドレイン領域121cおよびP型ソ
ース・ドレイン領域122dに接続される端子は無い
が、これらをフローティング状態にしておくのは好まし
くない。それ故、N型ソース・ドレイン領域121cは
電源VSSに接続し,P型ソース・ドレイン領域122d
は電源VCCに接続しておくのが、好ましい。
【0045】ここで形成されるトランスミッション・ゲ
ートでは、ホットキャリア耐性を優先することから、そ
れぞれのトランジスタのソース・ドレイン領域が全てL
DD構造にしてあり、トランスミッション・ゲート単独
での電流駆動能力の向上は望めなくなる。それに対して
ここでのインバータ・ゲートは上記第1の実施例の適用
例でも説明したように、電流駆動能力が向上する。その
結果、このトランスミッション・ゲートを含んでなる複
合ゲートでは、ホットキャリア耐性を保持し,従来のも
のより電流駆動能力が向上することになる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のCMOS型
半導体集積回路装置による2つのN−MOSトランジス
タと2つのP−MOSトランジスタとからなる単位セル
では、2つのN−MOSトランジスタの共有するN型ソ
ース・ドレイン領域および2つのP−MOSトランジス
タの共有するP型ソース・ドレイン領域のみがLDD構
造をなす。このため、この単位セルにより構成される基
本ゲートは、ホットキャリア耐性を保持して、電流駆動
能力を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の模式的平面図および模
式的断面図である。
【図2】上記第1の実施例の単位セルの等価回路図であ
る。
【図3】上記第1の実施例の製造工程の模式的断面図で
あり、図1(a)のXX線での模式的断面図である。
【図4】上記第1の実施例の効果を説明するための図で
あり、本実施例を適用した基本ゲートの回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例の模式的平面図および模
式的断面図である。
【図6】上記第2の実施例の効果を説明するための図で
あり、本実施例を適用した基本ゲートの回路図である。
【図7】2つのCMOSトランジスタからなる従来の単
位セルの模式的平面図および模式的断面図である。
【符号の説明】
101,201 P型シリコン基板 102,202 Nウェル 103,203 フィールド酸化膜 104,204 ゲート酸化膜 105a〜105d,205a,205b ゲート電
極 106,206 N- 型拡散層 107,207 P- 型拡散層 108 フォトレジスト膜 109a,109b,112a,112ab,112
b,112c,112cd,112d,212a,21
2ab,212b N+ 型拡散層 110a,110b,113a,113ab,113
b,113c,113cd,113d,213a,21
3ab,213b P+ 型拡散層 111,211 絶縁膜スペーサ 114,214 層間絶縁膜 121a,121ab,121b,121c,121c
d,121d,221a,221ab,221b N型
ソース・ドレイン領域 122a,122ab,122b,122c,122c
d,122d,222a,222ab,222b P型
ソース・ドレイン領域 131a〜131d,231a,231b N−MO
Sトランジスタ 132a〜132d,232a,232b P−MO
Sトランジスタ 141ab,141cd,241ab 単位セル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に絶縁膜スペーサが設けられた第1
    のゲート電極,第1のN型ソース・ドレイン領域および
    第2のN型ソース・ドレイン領域を含んでシリコン基板
    表面のP型領域の表面に設けられた第1のN型MOSト
    ランジスタと、側面に絶縁膜スペーサが設けられた第2
    のゲート電極,該第2のN型ソース・ドレイン領域およ
    び第3のN型ソース・ドレイン領域とを含んで該P型領
    域の表面に設けられた第2のN型MOSトランジスタ
    と、該第1のゲート電極,第1のP型ソース・ドレイン
    領域および第2のP型ソース・ドレイン領域を含んで該
    シリコン基板表面のN型領域の表面に設けられた第1の
    P型MOSトランジスタと、該第2のゲート電極,該第
    2のP型ソース・ドレイン領域および第3のP型ソース
    ・ドレイン領域とを含んで該N型領域の表面に設けられ
    た第2のP型MOSトランジスタとからなる単位セルを
    有することと、 前記第1のN型ソース・ドレイン領域が前記第1のゲー
    ト電極に自己整合的に前記P型領域表面に設けられたN
    + 型拡散層からなり、前記第2のN型ソース・ドレイン
    領域が該第1のゲート電極並びに前記第2のゲート電極
    に自己整合的に該P型領域表面に設けられたN- 型拡散
    層と該第1のゲート電極側面並びに該第2のゲート電極
    側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的に該P型
    領域表面に設けられたN+ 型拡散層とからなり、前記第
    3のN型ソース・ドレイン領域が該第2のゲート電極に
    自己整合的に該P型領域表面に設けられたN+ 型拡散層
    からなり、前記第1のP型ソース・ドレイン領域が該第
    1のゲート電極に自己整合的に前記N型領域表面に設け
    られたP+ 型拡散層からなり、前記第2のP型ソース・
    ドレイン領域が該第1のゲート電極並びに該第2のゲー
    ト電極に自己整合的に該N型領域表面に設けられたP-
    型拡散層と該第1のゲート電極側面並びに該第2のゲー
    ト電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的に
    該N型領域表面に設けられたP+ 型拡散層とからなり、
    前記第3のP型ソース・ドレイン領域が該第2のゲート
    電極に自己整合的に該N型領域表面に設けられたP+
    拡散層からなることとを併せて特徴とするCMOS型半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記単位セルを有することと、 側面に絶縁膜スペーサが設けられた第3のゲート電極,
    第4のN型ソース・ドレイン領域および第5のN型ソー
    ス・ドレイン領域を含んで前記シリコン基板表面の前記
    P型領域の表面に設けられた第3のN型MOSトランジ
    スタと、側面に絶縁膜スペーサが設けられた第4のゲー
    ト電極,該第5のN型ソース・ドレイン領域および第6
    のN型ソース・ドレイン領域とを含んで該P型領域の表
    面に設けられた第4のN型MOSトランジスタと、該第
    3のゲート電極,第4のP型ソース・ドレイン領域およ
    び第5のP型ソース・ドレイン領域を含んで該シリコン
    基板表面の前記N型領域の表面に設けられた第3のP型
    MOSトランジスタと、該第4のゲート電極,該第5の
    P型ソース・ドレイン領域および第6のP型ソース・ド
    レイン領域とを含んで該N型領域の表面に設けられた第
    4のP型MOSトランジスタとからなる第2の単位セル
    を有することと、 前記第4のN型ソース・ドレイン領域が前記第3のゲー
    ト電極に自己整合的に前記P型領域表面に設けられたN
    - 型拡散層と該第3のゲート電極側面に設けられた絶縁
    膜スペーサに自己整合的に該P型領域表面に設けられた
    + 型拡散層とからなり、前記第5のN型ソース・ドレ
    イン領域が該第3のゲート電極並びに前記第4のゲート
    電極に自己整合的に該P型領域表面に設けられたN-
    拡散層と該第3のゲート電極側面並びに該第4のゲート
    電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的に該
    P型領域表面に設けられたN+ 型拡散層とからなり、前
    記第6のN型ソース・ドレイン領域が該第4のゲート電
    極に自己整合的に該P型領域表面に設けられたN- 型拡
    散層と該第4のゲート電極側面に設けられた絶縁膜スペ
    ーサに自己整合的に該P型領域表面に設けられたN+
    拡散層とからなり、前記第4のP型ソース・ドレイン領
    域が該第3のゲート電極に自己整合的に前記N型領域表
    面に設けられたP- 型拡散層と該第3のゲート電極側面
    に設けられた絶縁膜スペーサに自己整合的に該N型領域
    表面に設けられたP+ 型拡散層とからなり、前記第5の
    P型ソース・ドレイン領域が該第3のゲート電極並びに
    該第4のゲート電極に自己整合的に該N型領域表面に設
    けられたP- 型拡散層と該第3のゲート電極側面並びに
    該第4のゲート電極側面に設けられた絶縁膜スペーサに
    自己整合的に該N型領域表面に設けられたP+ 型拡散層
    とからなり、前記第6のP型ソース・ドレイン領域が該
    第4のゲート電極に自己整合的に該N型領域表面に設け
    られたP- 型拡散層と該第4のゲート電極側面に設けら
    れた絶縁膜スペーサに自己整合的に該N型領域表面に設
    けられたP+ 型拡散層とからなることとを併せて特徴と
    する請求項1記載のCMOS型半導体集積回路装置。
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