JPH08153661A - 投影露光方法 - Google Patents

投影露光方法

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JPH08153661A
JPH08153661A JP6293468A JP29346894A JPH08153661A JP H08153661 A JPH08153661 A JP H08153661A JP 6293468 A JP6293468 A JP 6293468A JP 29346894 A JP29346894 A JP 29346894A JP H08153661 A JPH08153661 A JP H08153661A
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photomask
exposure
stage
projection exposure
substrate
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JP6293468A
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Atsushi Someya
篤志 染矢
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Sony Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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    • G03F7/70325Resolution enhancement techniques not otherwise provided for, e.g. darkfield imaging, interfering beams, spatial frequency multiplication, nearfield lenses or solid immersion lenses
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    • G03F7/70216Mask projection systems
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 wなる開口幅を有するスリット2を通過した
照明光Lをフォトマスク4に対してスキャンさせ、該フ
ォトマスク4のパターンを投影光学系5を用いてウェハ
7上に投影するに際して、wなる距離だけ照明光Lをス
キャンさせる間に、結像面を2μmなる振幅にて1周期
だけ変化させる。具体的には、照明ユニット1および投
影光学系5とを固定した状態にて、フォトマスク4をx
軸方向にwだけ移動させる間に、ウェハ7を該フォトマ
スク4に同期させてx軸方向に移動させると共に、z軸
方向にも2μmなる振幅で1周期移動させる。 【効果】 ステップ・アンド・スキャン方式による投影
露光にFLEX法が適用でき、露光エリアの拡大と焦点
深度の拡大が同時に達成できる。このため、微細化およ
び大口径化される半導体装置を製造するプロセスにおい
て、フォトリソグラフィ工程の信頼性が大幅に向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造分野
等においてフォトリソグラフィに適用される投影露光方
法に関し、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の
投影露光を十分な焦点深度を確保しながら行う方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造分野では、ハーフミク
ロン(0.5μm)・レベルのデザイン・ルールに基づ
く16MDRAMが既に量産ラインに移行されており、
研究分野では次世代の64MDRAMで必要とされるサ
ブハーフミクロン(〜0.35μm)・レベル、次々世
代の256MDRAMで必要とされるクォーターミクロ
ン(0.25μm)・レベルの加工について検討が進め
られている。かかる微細加工の進歩の鍵となった技術は
フォトリソグラフィであり、従来の進歩は露光波長の短
波長化、および縮小投影露光装置(ステッパ)の縮小投
影レンズの高開口数(NA)化によるところが大きい。
しかし、これら短波長化、高NA化は、いずれも焦点深
度(DOF)を増大させる観点からは不利な条件であ
る。それは、DOFが露光波長λに比例し、開口数NA
の二乗に反比例するからである。
【0003】その一方で、被露光体である半導体ウェハ
の表面段差は、半導体集積回路の高密度化に伴って年々
増大している。これは、デバイスの構成が三次元化して
いる状況下で回路の性能や信頼性を維持する観点から、
二次元方向のデザイン・ルールの縮小に比べて三次元方
向の縮小が進まないためである。このように大きな段差
を有する半導体ウェハの表面にフォトレジスト材料を塗
布すると、形成されたフォトレジスト層にも大きな表面
段差や膜厚ムラが生じてしまう。また、投影レンズの像
面歪みの存在により結像面は完全平面とはなり得ず、基
体表面も投影光学系の光軸に対して完全に垂直となる面
からは若干傾斜している。これらの要因は、単一結像面
におけるウェハ全体の均一露光を困難とするものであ
る。
【0004】そこで、上述の問題を解決するために、投
影光学系のNAを一定レベルに抑え、かつ実用レベルの
DOFを確保した上で、露光装置の使用法を工夫して高
コントラスト化を図り、高解像度を達成しようとする技
術がいくつか検討されている。
【0005】そのひとつに、いわゆるFLEX(Focus
Latitude enhancement EXposure )法がある。これは、
特開昭58−17446号公報に開示されるように、同
一のフォトマスクを介して結像面をシフトさせながら同
一露光地点において複数回の露光を行うことにより、光
軸方向に実効的に長く光学像コントラストを維持するこ
とを可能とする方法である。上記公報では、結像面をシ
フトさせるための方法としてフォトマスク、ウェハ、投
影光学系の少なくともひとつを光軸方向に微小振動させ
ている。結像面をシフトさせる他の方法としては、この
他にも例えば特開昭63−64037号公報において、
これらの部材の位置を露光の度に段階的もしくは連続的
にシフトさせる方法が開示されている。
【0006】ところで、投影露光装置においては、DO
Fを拡大する以外にも、様々な課題がある。例えば、半
導体集積回路のさらなる高集積化によるチップサイズの
大面積化に対応するため、1回の露光で露光される領
域、即ち露光エリアを拡大することが求められてきてい
る。
【0007】従来より適用されているステップ・アンド
・リピート方式、即ち、少なくとも1個のチップを含む
露光エリアに対して一括露光を行い、この露光エリアを
基板上で次々に移動させていく方式において、露光エリ
アの拡大を図るには、投影レンズを大口径化する必要が
ある。しかしながら、収差のない大口径レンズを製造す
ることは、技術的にも価格的にも非常に困難である。
【0008】そこで、ひとつの露光エリアを一括露光す
るのではなく、照明光のビーム・スポットをスキャンさ
せながら露光することにより上述の問題を解決する方式
が考えられた。この方式は、ステップ・アンド・スキャ
ン方式と呼ばれ、光源から出射されスリットを通過した
フォトマスクよりも小面積のビーム・スポットを、フォ
トマスクに対してスキャンさせながら、ウェハに対する
露光を行うものである。なお、実用的には、照明光学系
と投影光学系は固定したまま、フォトマスクとウェハと
を同期させながらその面内方向に移動させる。
【0009】このステップ・アンド・スキャン方式を適
用すれば、投影レンズを大口径化することなく、露光エ
リアを拡大することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
ップ・アンド・スキャン方式は、上述したようにチップ
サイズの大面積化に対応できるが、焦点深度(DOF)
の拡大という課題には必ずしも十分に対応できていなか
った。
【0011】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、ステップ・アンド・スキャン
方式の投影露光を十分なDOFを確保しながら行える投
影露光方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る投影露光方
法は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、スリットを通過した照明光をフォトマスクに対して
スキャンさせ、該フォトマスクのパターンを投影光学系
を用いて基板上に投影するものであって、基板上の任意
の1地点を複数の結像面にて露光するものである。
【0013】即ち、本発明は、ステップ・アンド・スキ
ャン方式にFLEX法を適用することによって、露光エ
リアの拡大のみならずDOFの拡大をも図る投影露光方
法である。
【0014】前記複数の結像面による露光は、結像面を
個々に設定したスキャンを複数回行うことによって達成
できる。例えば、2つの結像面にて露光するためには、
ある結像面に設定した状態にてスキャンを行うことによ
り1回目の露光を行い、その後、異なる結像面に設定し
た状態にて再びスキャンを行って、基板の同一地点を再
度露光すればよい。
【0015】また、結像面を光軸方向に周期的に変化さ
せながらスキャンを1回行っても、複数の結像面による
露光を行うことができる。なお、いずれの露光地点にお
いても結像面の変化範囲のあらゆる位置での露光がなさ
れるように、前記スリットの開口幅に等しい距離のスキ
ャンを行う間に、結像面の周期的な変化を少なくとも1
周期行わせて好適である。
【0016】ところで、前記スキャンは、前記基板と前
記フォトマスクとを互いに同期させながら各々光軸に垂
直な面内方向に移動させることによって行えばよい。一
方、複数の結像面は、該基板を光軸方向に移動させるこ
とにより、個々に設定することも、周期的に変化させる
こともできる。このため、1回のスキャンにて複数の結
像面による露光を行うためには、基板に、光軸に垂直な
面内方向の動きと光軸方向の周期的な動きとを合成した
動きをさせればよい。
【0017】
【作用】本発明を適用すると、ステップ・アンド・スキ
ャン方式の投影露光にFLEX法が適用できるため、D
OFの拡大と露光エリアの拡大とを同時に達成すること
が可能となる。
【0018】結像面を個々に設定したスキャンを複数回
行うことにより複数の結像面による露光を行うならば、
従来使用されているステップ・アンド・スキャン方式の
投影露光装置をそのまま使用して、DOFの拡大が図れ
る。
【0019】また、結像面を光軸方向に周期的に変化さ
せながらスキャンを行えば、1回のスキャンによって、
基板上の任意の1地点に対して複数の結像面による露光
を行える。このため、スループットの劣化が防止できる
と共に、パターンの合わせズレによる解像度の低下を防
止できる。
【0020】この場合、スリットの開口幅に等しい距離
だけスキャンさせる間に、結像面を少なくとも1周期変
化させれば、基板上の任意の1地点に対して露光を行っ
ている間に結像面を少なくとも1周期変化させることが
できる。このため、いずれの露光地点においても結像面
の変化範囲のあらゆる位置での露光を行うことができ、
基板内の露光の均一化を図ることができる。
【0021】なお、ステップ・アンド・スキャン方式の
投影露光は、基板とフォトマスクとを互い同期させて各
面内方向に移動させることにより容易に実現でき、か
つ、該基板を光軸方向にも移動させれば、容易にFLE
X法を適用させることができる。このため、基板に、光
軸に垂直な面内方向の動きと光軸方向の周期的な動きと
を合成した動きをさせれば、1回のスキャンにて複数の
結像面による露光を行うことも可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る投影露光方法について、
図面を参照しながら説明する。
【0023】先ず、本実施例に用いたステップ・アンド
・スキャン方式の投影露光装置の概略的な構成を図1に
示す。この投影露光装置は、照明ユニット1において、
図示しない水銀灯からi線を平行光に変換してから出射
し、この光をスリット2を介してフォトマスク・ステー
ジ3上のフォトマスク4に通過させ、該フォトマスク4
のパターンを投影光学系5を介してウェハ・ステージ6
上のウェハ7に縮小投影するものである。
【0024】上記投影露光装置においては、照明ユニッ
ト1、スリット2、投影光学系5が固定されているのに
対し、フォトマスク・ステージ3はx軸方向に移動可能
となされている。上記スリット2の開口2aは、y軸方
向(紙面に垂直方向)にはフォトマスク4のy軸方向の
寸法より多少大きい幅(図示せず。)にて開口している
が、x軸方向にはフォトマスク4のx軸方向の寸法より
狭いwなる幅にて開口している。このため、フォトマス
ク・ステージ3を駆動してフォトマスク4をx軸プラス
(+)方向へ移動させると、図2に示されるように、上
記スリット2を通過したwなる幅の照明光Lは、フォト
マスク4上をx軸マイナス(−)方向へスキャンするこ
ととなる。
【0025】上記ウェハ・ステージ6は、ウェハ7をx
y面内でに移動させるためのxyステージ8と、z軸方
向に移動させるためのzステージ9とから構成され、両
ステージ8,9の動作の組合せにより該ウェハ7を指定
された位置へ3次元的に移動させることを可能としてい
る。
【0026】上記xyステージ8は、ウェハ7をフォト
マスク4に同期させて移動させるために露光中にx軸方
向へ移動し、露光が終了後には、ウェハ7の異なる領域
に対して同様の露光を行うためにxy面内の所定位置に
移動する。一方、上記zステージ9を露光中に移動させ
ると、上記投影光学系5から投影される結像の焦点面と
ウェハ面との相対位置を変化させる、即ち、結像面を変
化させることができる。なお、以下、焦点面をz=0、
ウェハ7の表層部を被覆するフォトレジスト塗膜の段差
上下の平均的な位置をウェハ面と定義し、ウェハ面を投
影光学系5に近づける方向をz軸プラス(+)方向と定
める。
【0027】ところで、上述の投影露光装置における各
構成部材は、露光のタイミングを制御するシャッタ制御
系10、上記フォトマスク・ステージ3を指定された位
置へ駆動するフォトマスク制御系11、上記ウェハ・ス
テージ6のxyステージ8を指定された位置へ駆動する
xy制御系13、zステージ9を指定された位置へ駆動
するz制御系15等により制御されている。なお、フォ
トマスク制御系11、xy制御系13、z制御系15に
は、それぞれx軸方向でのフォトマスク4の相対位置を
検出するフォトマスク・センサ12、xy面内でのウェ
ハ7の相対位置を検出するxyセンサ14、z軸方向で
のウェハ7の相対位置を検出するzセンサ16が接続さ
れている。また、上記各制御系10,11,13,15
は装置全体を一括制御するコンピュータ17とバスライ
ン18を介して接続している。
【0028】上記コンピュータ17には、ウェハ7上に
おけるxy面内の露光位置、zステージ9の位置、露光
量等が予め記憶されている。そして、上記各制御系1
0,11,13,15は、この情報に基づいて生成され
る各種の信号をバスライン18を介して受け取って所定
の動作を行うようになされている。
【0029】また、このコンピュータ17には、フォト
マスク・ステージ3のx軸方向の移動速度や、「フォト
マスク・ステージ3のx軸方向の移動量」に対する「x
yステージ8のx軸方向の移動量」も記憶されており、
この情報に基づいて生成される信号によって、フォトマ
スク制御系11とxy制御系13は、フォトマスク4と
ウェハ7とを同期させてx軸方向へそれぞれ移動させ
る。例えば投影露光系5が縮小比1/5の縮小投影を行
うものであるならば、xyステージ8は、フォトマスク
・ステージ3に同期して、該フォトマスク・ステージ3
のx軸方向の移動量の1/5だけ移動することとなる。
【0030】なお、フォトマスク・ステージ3のx軸方
向の相対位置およびxyステージ8のx軸方向の相対位
置に関する情報は、常にフォトマスク・センサ12およ
びxyセンサ14からフォトマスク制御系11およびx
y制御系13にフィードバックされているため、「フォ
トマスク・ステージ3のx軸方向の移動量」に対する
「xyステージ8のx軸方向の移動量」にズレが生じた
ときには、xyステージ8の駆動によって補正すること
ができる。
【0031】このため、フォトマスク4とウェハ7をそ
れぞれx軸方向に移動させながら露光を行えば、wなる
幅の照明光Lをフォトマスク4にスキャンさせながら、
該照明光Lにて照らされた領域のパターンをウェハ7の
対応する領域に対して連続的に投影することができ、い
わゆるステップ・アンド・スキャン方式の投影露光が行
えることとなる。
【0032】実施例1 本実施例では、上述した投影露光装置を用いて、異なる
2つを結像面での露光を行った例について説明する。
【0033】異なる2つの結像面を得るためには、図3
に投影露光装置の要部を示すように、フォトマスク2
4、投影光学系内の投影レンズ25を通過した光の焦点
面(z=0)に対して、ウェハ面27aを例えば+1.
0μmと−1.0μmなる2つの位置に設定すればよ
い。
【0034】即ち、図1の投影装置において、先ず、z
ステージ9をウェハ面が+1.0μmとなるように駆動
した後、フォトマスク4への照明光Lの照射を開始し
て、フォトマスク・ステージ3をx軸プラス(+)に駆
動し、これに同期させてxyステージ8をx軸方向に駆
動した。そして、フォトマスク・ステージ3およびxy
ステージ8を所定量移動させて、フォトマスク4の所定
のパターンの全てをウェハ7に投影したら、照明光Lの
照射を終了した。なお、照明光Lの照射の開始/停止は
シャッタ制御系10を駆動することによって行った。
【0035】続いて、zステージ9をウェハ面が−1.
0μmとなるように駆動した後、再び照明光Lの照射を
開始し、フォトマスク・ステージ3を今度はx軸マイナ
ス(−)方向に駆動して、これに同期させてxyステー
ジ8をx軸方向に駆動した。そして、フォトマスク・ス
テージ3およびxyステージ8を、1回目の露光前の位
置まで移動させ、フォトマスク4の所定のパターンの全
てをウェハ7の同一地点に再び投影したら、照明光Lの
照射を終了した。
【0036】これによって、フォトマスク4に対して照
明光Lを往復させながら、異なる2つの結像面にてウェ
ハ7の同一地点に対する露光が行われた。
【0037】このため、本実施例の投影露光方法を適用
することにより、ステップ・アンド・スキャン方式の投
影露光を焦点深度を拡大しながら行うことができる。
【0038】実施例2 本実施例では、フォトマスク4をx軸方向にwだけ移動
させる間に、結像面を周期的に変化させる例について説
明する。
【0039】具体的には、図1に示す投影露光装置にお
いて、フォトマスク4をx軸方向にスリット2の開口2
aの幅wだけ移動させる間に、ウェハ7をz軸方向に1
周期だけ振動させるように、「フォトマスク・ステージ
3のx軸方向の移動量」に対する「zステージ9のz軸
方向における移動量」をコンピュータ17に記憶させ
た。なお、フォトマスク・ステージ3のx軸方向の相対
位置およびzステージ9のz軸方向の相対位置に関する
情報を、常にフォトマスク・センサ12およびzセンサ
16からフォトマスク制御系11およびz制御系へフォ
ードバックすることにより、「フォトマスク・ステージ
3のx軸方向の移動量」に対する「zステージ9のz軸
方向の移動量」にズレが生じたときには、zステージ9
の駆動によって、このズレを補正することができる。
【0040】また、ここでは、露光量が常に一定となる
ように、また、zステージ9の振幅が2.0μmとなる
ように設定した。
【0041】実際に投影露光を行うには、先ず、フォト
マスク・ステージ3、xyステージ8、zステージ9を
所定の位置に設定した状態にて、フォトマスク4への照
明光Lの照射を開始して、フォトマスク・ステージ3を
x軸プラス(+)に駆動させ、これに同期させてxyス
テージ8をx軸方向に駆動させた。また、zステージに
は、フォトマスク・ステージ3がwだけ移動する間に、
2μmなる振幅にて1周期だけ振動させた。そして、フ
ォトマスク・ステージ3およびxyステージ8をx軸方
向に所定量移動させて、フォトマスク4の所定のパター
ンの全てをウェハ7に投影したら、照明光Lの照射を終
了した。
【0042】ここで、この投影露光における、フォトマ
スク4のx軸方向の位置(横軸)に対するウェハ面のz
軸方向の位置(縦軸)との関係を図4に示す。なお、横
軸は、照明光Lの照射領域にフォトマスク4のパターン
のエッジが重なり始める位置をx=0とする。また、縦
軸は、焦点面(z=0)に対するウェハ面の位置を示す
ものとする。
【0043】即ち、フォトマスク4のパターンのエッジ
が照明光Lの照射領域を通過し始めてから、照明光Lの
照射領域を通過し終わるまで、ウェハ面は、フォトマス
ク4がw/4だけ移動する間に焦点面から+1.0μm
まで移動し、フォトマスク4が次のw/4まで移動する
間に焦点面へ戻り、フォトマスク4がまた次のw/4ま
で移動する間に焦点面から−1.0μmまで移動し、フ
ォトマスク4がさらに次のw/4まで移動する間に焦点
面へ戻る、という振動を繰り返した。
【0044】これにより、照明光Lをwだけスキャンさ
せる間に、結像面を2.0μmなる振幅にて1周期変化
させながら、ウェハ7に対する露光を行うことができ
た。
【0045】このため、本実施例の投影露光において
は、ウェハ7のいずれの露光地点においても、あらゆる
結像面での露光がなされたこととなり、焦点深度が確保
された。また、本実施例を適用すると、ウェハ7の露光
が1度で済むため、実施例1に比してスループットが向
上した。さらに、パターンの合わせズレの発生が防止で
きるため、解像度も向上した。
【0046】以上、本発明に係る投影露光方法について
説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるもので
はない。例えば、実施例1では、1回目の露光と2回目
の露光とで、フォトマスク4およびウェハ7の移動方向
を逆としたが、1回目の露光が終了後、フォトマスク4
およびウェハ7を1回目の露光の開始前の位置へ戻し、
2回目の露光も1回目の露光と同方向にフォトマスク4
およびウェハ7を移動させてもよい。
【0047】また、実施例2において、「フォトマスク
・ステージ3の移動量」に対する「zステージ9の移動
量」を変更し、ウェハ面の位置が極大値および極小値と
なる付近でzステージ9の移動速度が遅くなるように設
定してもよい。あるいは、フォトマスク4がwだけ移動
する間に、結像面が2周期以上変化するようにしてもよ
い。さらに、露光量を常に一定としたが、結像面によっ
て露光量を異ならせてもよい。
【0048】また、実施例2では、フォトマスク・ステ
ージ3のx軸方向の移動とzステージ9のz軸方向にお
ける移動とを同期させるために、「フォトマスク・ステ
ージ3のx軸方向の移動量」に対する「zステージ9の
z軸方向における移動量」をコンピュータ17に記憶さ
せたが、フォトマスク・ステージ3のx軸方向の移動と
xyステージ8のx軸方向の移動とは同期させてあるた
め、コンピュータ17に「xyステージ8のx軸方向の
移動量」に対する「zステージ9のz軸方向の移動量」
を記憶させてもよい。
【0049】その他、上述した投影露光装置において
は、照明光Lとして水銀灯の輝線であるi線を用いた
が、同じく水銀灯の輝線であるg線を用いたり、KrF
等のエキシマレーザ光を用いる等の変更も可能である。
但し、エキシマレーザ光を用いる場合には、照明光Lは
パルス発振されるため、図1におけるシャッタ制御系1
0なる部材が不要となる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る投影露光方法を適用すると、ステップ・アンド
・スキャン方式による投影露光に対して、容易にFLE
X法が適用でき、露光エリアの拡大と焦点深度の拡大が
同時に達成できる。
【0051】また、結像面を周期的に変化させながらス
キャンを1回行うことにより、複数の結像面による露光
を行うと、スループットや解像度も維持できる。
【0052】このため、微細化および大口径化される半
導体装置のフォトリソグラフィ工程の信頼性を大幅に向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用されるステップ・アンド・スキャ
ン方式の投影露光装置の構成例を示す模式図である。
【図2】本発明による投影露光におけるフォトマスクと
これをスキャンする照明光Lとを示す模式図である。
【図3】2段階のFLEX法を適用した場合におけるウ
ェハ面の位置を示す模式図である。
【図4】フォトマスクの位置とウェハ面の位置との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 照明光学系 2 スリット 3 フォトマスク・ステージ 4 フォトマスク 5 投影光学系 6 ウェハ・ステージ 7 ウェハ 9 zステージ 11 フォトマスク制御系 15 z制御系 17 コンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリットを通過した照明光をフォトマス
    クに対してスキャンさせ、該フォトマスクのパターンを
    投影光学系を用いて基板上に投影する投影露光方法にお
    いて、 基板上の任意の1地点を複数の結像面により露光するこ
    とを特徴とする投影露光方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の結像面による露光を、結像面
    を個々に設定したスキャンを複数回行うことによって達
    成することを特徴とする請求項1記載の投影露光方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の結像面による露光を、結像面
    を光軸方向に周期的に変化させながらスキャンを1回行
    うことによって達成することを特徴とする請求項1記載
    の投影露光方法。
  4. 【請求項4】 前記周期的な変化を、前記スリットの開
    口幅に等しい距離だけスキャンさせる間に、少なくとも
    1周期行わせることを特徴とする請求項3記載の投影露
    光方法。
  5. 【請求項5】 前記スキャンは、前記基板と前記フォト
    マスクとを互いに同期させながら各々光軸に垂直な面内
    方向に移動させることによって行い、かつ、複数の結像
    面は、該基板を光軸方向に移動させることにより個々に
    設定することを特徴とする請求項2記載の投影露光方
    法。
  6. 【請求項6】 前記スキャンは、前記基板と前記フォト
    マスクとを互いに同期させながら各々光軸に垂直な面内
    方向に移動させることによって行い、かつ、複数の結像
    面は、該基板を光軸方向に移動させることにより周期的
    に変化させることを特徴とする請求項3または請求項4
    に記載の投影露光方法。
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