JPH0815347A - 多チャンネル静電センサ装置 - Google Patents

多チャンネル静電センサ装置

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JPH0815347A
JPH0815347A JP16994094A JP16994094A JPH0815347A JP H0815347 A JPH0815347 A JP H0815347A JP 16994094 A JP16994094 A JP 16994094A JP 16994094 A JP16994094 A JP 16994094A JP H0815347 A JPH0815347 A JP H0815347A
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circuit
signal
channel
switching
oscillation
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JP16994094A
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Noboru Masuda
昇 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各チャンネルの発振周波数信号の干渉によっ
て生じる不要信号の影響を除去した高分解能の多チャン
ネル静電センサ装置を提供する。 【構成】 発振回路1でGHz帯の高周波数の発振周波数
信号を出力し、緩衝増幅器2で信号増幅する。信号切り
替え回路14はチャンネル数のダイオードスイッチ回路を
備えて構成する。チャンネル切り替え発振回路16はパル
ス波形の信号を時系列的に発振出力する。スイッチ駆動
スキャンニング回路17はチャンネル切り替え発振回路16
から加えられる直列のパルス信号を直並列変換して信号
切り替え回路14の各チャンネルのダイオードスイッチ回
路をスキャンニング駆動し、発振周波数信号を各チャン
ネルの共振回路5に時間をずらして間欠供給する。各チ
ャンネルの共振回路3は検出針10で検出する外部静電容
量の変化を発振周波数信号を搬送波としてAM変調し、
微小静電容量の検出信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小静電容量の変化を
検出する多チャンネル静電センサ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3には従来の単チャンネル形の静電セ
ンサ装置のブロック構成が示されている。この装置は、
発振回路1と、緩衝増幅器2と、共振回路3と、抑圧回
路4と、検波回路5と、AFC(Automatic Frequency
Control )回路6と、信号増幅回路7と、可変容量ダイ
オード(バラクタダイオード)8とを有して構成されて
いる。
【0003】発振回路1は、セラミック共振器を用いた
共振回路を内蔵し、超高周波数、例えば、1GHz以上の
発振周波数信号を出力する。緩衝増幅器2は発振回路1
から加えられる発振周波数信号を増幅して共振回路3に
加える。なお、この緩衝増幅器2は、信号増幅の機能
と、発振回路1側と共振回路3側との信号の干渉を抑止
する機能を有する。
【0004】共振回路3は、専用のセラミック共振器を
具備し、検出針(検出部)10で検出される外部微小静電
容量の変化を抑圧回路4(この抑圧回路は省略される場
合がある)を介して取り込み、その微小静電容量の変化
の検出信号を出力する。すなわち、共振回路3の共振周
波数f0 は、図4に示すように、発振回路1の発振周波
数fOSC に対して僅かにずれた位置に設定されており、
この状態で、検出針10によって外部静電容量の微小変化
が検出されると、共振回路3の共振周波数f0はΔfだ
け偏倚し、共振回路3の出力電圧がΔVだけ変化する。
【0005】ここで、検出針10で検出される被検出体と
の容量変化が周波数帯域fW をもって変化するとした場
合、共振回路3は、発振回路1の発振周波数信号をキャ
リア(搬送)周波数fC とし、このキャリア周波数fC
を被検出体の静電容量変化の周波数fW でAM(Amplit
ude Modulation)変調したfW ×fC の信号が静電容量
の検出信号として検波回路5に加えられる。
【0006】検波回路3では、共振回路3から加えられ
る信号を、例えば、包絡線検波し、前記検出針10で検出
する外部静電容量変化の周波数帯域fW の信号として抽
出し、この検波出力を信号増幅回路7に加える。信号増
幅回路7は、検波回路5から加えられる検波出力、通
常、ほぼ直流成分に近い検出針10の静電容量検出信号を
増幅して図示されていない所望の信号処理回路に送る。
【0007】AFC回路6は、積分器を内蔵しており、
信号増幅回路7の出力信号の一部を取り込み、積分処理
を行ってほぼ直流レベルの信号に平坦化して可変容量ダ
イオード8に印加する。可変容量ダイオード8はAFC
回路6からの印加電圧に応じて容量を変化する。このA
FC回路6と可変容量ダイオード8の動作により、例え
ば、湿度等の外部環境の変化により、共振回路3の共振
周波数f0 が設定位置からずれたときに、そのずれを修
正する方向に可変容量ダイオード8の容量が変化するこ
とで、発振周波数fOSC に対する共振周波数f0 の設定
位置の安定化が図られる。
【0008】図5は、前記図3に示す回路を基本回路と
して、回路基板上に複数の静電センサの回路を配列形成
して多チャンネルの静電センサ装置としたものである。
この多チャンネル静電センサ装置は、発振回路1を共通
化した1個の回路で構成し、発振回路1の発振周波数信
号を緩衝増幅器2で増幅した後、ストリップライン等で
形成される分配器12を用いて複数の各チャンネルの共振
回路3(3−1〜3−n)に分配供給するように構成し
たものである。この多チャンネル静電センサ装置は、各
チャンネルの静電検出信号を平行処理したり、2つのチ
ャンネルの静電センサ回路を1組とし、その組の一方チ
ャンネルの回路を温度等の補償用としてその組のセンサ
検出信号の差動出力を取り出す等の信号処理を行うこと
が可能となるものである。
【0009】この多チャンネル静電センサ装置は、発振
回路1と共振回路3のそれぞれに別個独立の専用のセラ
ミック共振器を有し、かつ、検出針10で検出される外部
静電容量の変化を共振回路3の共振点の偏倚を利用して
検出する構成としているため、10-7PFオーダの微小静
電容量変化を検出できるという能力を備えたものとな
り、この能力を十分に発揮することにより、例えば、人
体内の微小静電容量変化を検出したり、食品の解凍、凍
結の検出コンパクトディスク形情報媒体のトラッキング
検出や、トンネル顕微鏡の検出針の位置検出等の、医
療、通信、情報処理、自動車、民生機器等の多岐な分野
での用途が期待される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記セラミック共振器
を用いた多チャンネルセラミック共振形静電センサ装置
は、微小静電容量の高感度の検出能力を備えているが、
このような高感度の静電容量検出を行う場合には、S/
N比の改善が不可欠の条件となる。
【0011】しかしながら、従来の多チャンネル静電セ
ンサ装置では、発振回路1の発振周波数信号を緩衝増幅
器2で増幅した後、分配器12を介して各チャンネルの共
振回路3に分配していく間に、各チャンネルへの分配経
路の浮遊分布容量の影響等を受けて各チャンネルの共振
回路に加えられる発振周波数信号の位相が微妙にずれ
て、ビート信号等の不要信号が発生するという問題が生
じる。このような不要信号の発生を防止するために、各
チャンネルへの分配経路中に分布容量を調整するための
可変容量コンデンサCVを設けることも考えられるが、
これら各経路の可変容量コンデンサCVの容量調整を行
うことは極めて難しく、また、不要信号の発生状況が必
ずしも一定でなく、例えば、周囲の湿度や温度の変化等
に起因して変化することが想定され、不要信号の発生を
完璧に防止することは非常に困難である。この不要信号
のために、どうしても、多チャンネル静電センサ装置が
本来持つ前記高分解能(高感度)の能力を十分に発揮さ
せることができないという問題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、各チャンネル間の信号干渉
等に起因して発生する不要信号の影響を除去して、微小
静電容量の検出を高分解能(高感度)のもとで検出する
ことができる多チャンネル静電センサ装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、発振周波数信号を出力するセラミック共振器内
蔵の1個の発振回路と、この発振回路から出力される発
振周波数信号を増幅する緩衝増幅器と、検出部で検出さ
れる外部静電容量の変化に対応して共振点を偏倚し、緩
衝増幅器で増幅された発振周波数信号を前記外部静電容
量の変化で変調した信号を出力するセラミック共振器を
用いた複数の共振回路とを備えた多チャンネル静電セン
サ装置であって、前記緩衝増幅器の出力側には信号増幅
された発振周波数信号を各共振回路に時分割切り替えに
よって間欠的に供給する発振周波の信号切り替え回路が
設けられ、また、当該切り替え回路の時分割信号切り替
えを制御する信号切り替え制御部とを有することを特徴
として構成されている。
【0014】また、前記構成の信号切り替え回路は、P
INダイオードを用いたチャンネル数に対応する複数の
ダイオードスイッチ回路によって構成され、信号切り替
え制御部は、チャンネル切り替え信号を発振出力するチ
ャンネル切り替え発振回路と、このチャンネル切り替え
信号を各ダイオードスイッチ回路に時系列的に切り替え
印加するスイッチ駆動スキャンニング回路とを有して構
成されていることも本発明の特徴とするところである。
【0015】
【作用】上記構成の本発明において、従来例と同様に、
発振回路から発振周波数信号が出力され、外部静電容量
の変化に対応して共振回路の共振点を偏倚し、前記発振
周波数信号を外部静電容量の変化で変調した信号が共振
回路から出力される。そして、この変調信号が検波回路
で検波されて、外部静電容量の変化帯域の信号として取
り出される。
【0016】本発明では、1個の発振回路から出力され
る発振周波数信号は、1個の緩衝増幅器で増幅された
後、信号切り替え回路の時分割信号切り替え動作によ
り、各チャンネルの共振回路に間欠的に時間をずらして
加えられる。このように、間欠的な発振周波数信号が時
間をずらして加えられることで、各チャンネルの発振周
波数信号が干渉するということは全くなくなり、これに
より各チャンネルの信号干渉によるノイズ(不要信号)
の発生がなく、高分解能の微小静電容量の検出が可能と
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の
名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略す
る。図1には本発明の一実施例のブロック構成が示され
ている。本実施例が従来例の多チャンネル静電センサ装
置と異なる特徴的なことは、緩衝増幅器2と各チャンネ
ルの共振回路3(3−1〜3−n)との間に発振周波の
信号切り替え回路14を設け、さらに、この信号切り替え
回路14の信号切り替えを制御する信号切り替え制御部15
を設けて、緩衝増幅器2で増幅された発振周波数信号を
間欠的に時間をずらして各チャンネルの共振回路3に加
えるように構成したことである。それ以外の構成は前記
従来例と同様であり、各チャンネルごとに検出針10(10
−1〜10−n)で検出した外部微小静電容量の変化を共
振回路3でAM変調して出力する、微小静電容量の検出
動作は従来例と同様である。
【0018】本実施例の特徴的な信号切り替え回路14
は、ダイオードスイッチ回路によって形成されている。
図2はダイオードスイッチ回路の詳細構成を示すもの
で、4個のPINダイオード(高速ダイオード)D1〜
D4と、コンデンサC1〜C3と、抵抗器R1〜R3,
RL,RVと、NPNトランジスタTr1と、PNPトラ
ンジスタTr2とを有して構成されている。静電センサ装
置の信号処理は、グランド電位を基準とした不平衡信号
処理が行われることから、この発振周波の信号切り替え
回路14を不平衡回路として形成している。
【0019】前記トランジスタTr1とTr2はエミッタ側
で直列に接続されており、同トランジスタTr1,Tr2
ベース側は共通に接続され、このベースに信号切り替え
制御部15側からチャンネル切り替え信号が加えられるよ
うになっている。また、トランジスタTr1,Tr2のコレ
クタ側は電源(図示せず)に接続されており、トランジ
スタTr1のコレクタ側には+12Vの電圧が、トランジス
タTr2のコレクタ側には抵抗器RVを介して−12Vの電
圧が印加されている。このダイオードスイッチ回路は、
チャンネル数だけ、つまり、各チャンネルの共振回路3
に1:1に対応させて複数設けられている。
【0020】前記信号切り替え制御部15は、チャンネル
切り替え発振回路16と、スイッチ駆動スキャンニング回
路17とを有して構成されている。チャンネル切り替え発
振回路16は、負の電圧からパルス状に正の電圧へと立ち
上がる低周波のパルスを時系列的に発振出力し、これを
チャンネル切り替え信号としてスイッチ駆動スキャンニ
ング回路17に加える。
【0021】スイッチ駆動スキャンニング回路17は、直
並列変換回路を内蔵し、前記チャンネル切り替え発振回
路16から加えられる直列のパルスを反転して時間(位
相)のずれた並列のパルス信号に変換し、各パルスを時
間をずらして各チャンネルの前記ダイオードスイッチ回
路の信号入力部、つまり、トランジスタTr1,Tr2のベ
ースに加える。このように、スイッチ駆動スキャンニン
グ回路17は、各チャンネルのダイオードスイッチ回路の
信号入力部にチャンネル切り替え信号のパルスを時間を
ずらして印加することで、各チャンネルのダイオードス
イッチ回路を時系列的にスキャンニング駆動する。
【0022】各チャンネルのダイオードスイッチ回路に
おいて、トランジスタTr1,Tr2のベースに正の信号が
加えられると、トランジスタTr1がオンし、抵抗器RL
の両端に正の電圧が発生する。この抵抗器RLからの正
の電圧が加えられると、PINダイオードD1,D2,
D3は逆バイアスとなり、図2の回路のe,f間のイン
ピーダンスが高くなると同時に、PINダイオードD4
は順方向バイアスとなり、d,c間のインピーダンスが
低下する。この結果、PINダイオードD1,D2、コ
ンデンサC1、PINダイオードD4および抵抗器R1
の回路が閉回路となり、ダイオードスイッチ回路はスイ
ッチオフ状態となり、緩衝増幅器2で増幅された発振周
波数信号は共振回路3側に加えられない。
【0023】これに対し、低周波発振回路17からスイッ
チ制御信号として負のパルス電圧がトランジスタTr1
r2のベースに加えられると、トランジスタTr2がオン
し、これにより、PINダイオードD1〜D4の動作が
逆になり、前記PINダイオードD1,D2、コンデン
サC1、ダイオードD4、抵抗器R1からなる回路が開
回路となり、ダイオードスイッチ回路はスイッチオンの
状態となり、前記緩衝増幅器2で増幅された発振回路1
の発振周波数信号は対応するチャンネルの共振回路3に
加えられる。本実施例では、チャンネル切り替え信号の
反転パルスが時系列的に時間をずらして各チャンネルの
ダイオードスイッチ回路に加えられることで、各チャン
ネルの共振回路3から時間をずらして、間欠的に、発振
周波数信号が各チャンネルの共振回路3に加えられるの
である。
【0024】共振回路3(3−1〜3−n)は従来例と
同様に、発振周波数信号で外部静電容量の変化をAM変
調し、そのAM変調信号を外部静電容量の検出信号とし
て検波回路5(5−1〜5−n)に加える。検波回路5
は従来例と同様に前記AM変調信号を検波して、外部静
電容量の変化の信号を抽出する。そして、抽出された微
小静電容量の検出信号は信号増幅回路7(7−1〜7−
n)で増幅されて所望の信号処理回路に加えられる。こ
のように、本実施例では、図1に示される被検出体18が
各チャンネルの検出針10と、グランド電極20との間の通
路を矢印方向に走行させることにより、被検出体の微小
静電容量の変化が時系列的に、各チャンネルの検出針10
で検出され、それぞれのチャンネルの微小静電容量の検
出信号が信号増幅回路7から時系列的に得られる。
【0025】本実施例によれば、緩衝増幅器2で信号増
幅された発振周波数信号は信号切り替え回路14のスイッ
チ切り替えにより、間欠的に、かつ、時間をずらして各
チャンネルの共振回路3に供給されるので、発振周波数
信号が2つ以上のチャンネルの共振回路3に同時に加え
られるということがなくなり、発振周波数信号は、必
ず、各チャンネルの1個の共振回路3ごとに切り替えて
供給されることとなるので、各チャンネルの共振回路3
に加えられる発振周波数信号が互いに干渉し合うという
ことが全くなくなり、この信号干渉により、ビート信号
等の不要信号が発生してこれがノイズ成分となって混入
し、静電センサ装置の基本特性を損なうという従来の問
題を完璧に解消することができる。このことにより、セ
ラミック共振形静電センサの本来有する高分解能(高感
度)の検出能力を十分に発揮させることが可能となり、
信頼性の高い高精度の微小静電容量の検出が可能とな
る。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、各チャンネルの回路にAFC回路6が設け
られていないが、もちろん、従来例の図3に示す回路と
同様に、各チャンネルの回路にそれぞれAFC回路6や
可変容量ダイオード8等の回路を設けてもよい。また、
この場合、AFC回路6の代わりにAGC(Automatic
Gain Control)回路を設けてもよい。
【0027】また、本実施例では信号切り替え回路14を
PINダイオードを用いたダイオードスイッチ回路で構
成したが、この信号切り替え回路はダイオード以外のス
イッチ素子を用いて構成することができる。ただ、本実
施例のように、PINダイオードを用いてスイッチ回路
を構成する場合には、回路構成が容易となり、回路コス
トを安価に形成できるという効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、発振回路から発振出力される
発振周波数信号を緩衝増幅器で信号幅した後、信号切り
替え回路により、時分割切り替えによって、間欠的に時
間をずらして各チャンネルの共振回路に供給するように
構成したものであるから、2チャンネル以上の共振回路
に重複して(同時期に)発振周波数信号が加えられると
いうことが全くなくなり、各チャンネルの1個ずつの共
振回路ごとに発振周波数信号が切り替え供給されること
となるので、各チャンネルの共振回路に加えらえる発振
周波数信号が互いに干渉してビート等の不要信号が発生
し、これがノイズ成分となって混入してセラミック共振
形静電センサの基本特性を損なうという従来の問題点を
完璧に解消することが可能となり、これにより、セラミ
ック共振形静電センサの本来有する高分解能(高感度)
の性能を十分に発揮させて、信頼性の高い高精度の微小
静電容量の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】同実施例における信号切り替え回路の詳細回路
図である。
【図3】従来の一般的な静電センサ装置のブロック図で
ある。
【図4】静電センサ装置の微小静電容量の検出作用の説
明図である。
【図5】従来の多チャンネル静電センサ装置の構成説明
図である。
【符号の説明】
1 発振回路 2 緩衝増幅器 3 共振回路 10 検出針 14 信号切り替え回路 15 信号切り替え制御部 16 チャンネル切り替え発振回路 17 スイッチ駆動スキャンニング回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振周波数信号を出力するセラミック共
    振器内蔵の1個の発振回路と、この発振回路から出力さ
    れる発振周波数信号を増幅する緩衝増幅器と、検出部で
    検出される外部静電容量の変化に対応して共振点を偏倚
    し、緩衝増幅器で増幅された発振周波数信号を前記外部
    静電容量の変化で変調した信号を出力するセラミック共
    振器を用いた複数の共振回路とを備えた多チャンネル静
    電センサ装置であって、前記緩衝増幅器の出力側には信
    号増幅された発振周波数信号を各共振回路に時分割切り
    替えによって間欠的に供給する発振周波の信号切り替え
    回路が設けられ、また、当該切り替え回路の時分割信号
    切り替えを制御する信号切り替え制御部とを有する多チ
    ャンネル静電センサ装置。
  2. 【請求項2】 信号切り替え回路は、PINダイオード
    を用いたチャンネル数に対応する複数のダイオードスイ
    ッチ回路によって構成され、信号切り替え制御部は、チ
    ャンネル切り替え信号を発振出力するチャンネル切り替
    え発振回路と、このチャンネル切り替え信号を各ダイオ
    ードスイッチ回路に時系列的に切り替え印加するスイッ
    チ駆動スキャンニング回路とを有して構成されている請
    求項1記載の多チャンネル静電センサ装置。
JP16994094A 1994-06-29 1994-06-29 多チャンネル静電センサ装置 Pending JPH0815347A (ja)

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