JPH08153437A - スイッチ機構 - Google Patents

スイッチ機構

Info

Publication number
JPH08153437A
JPH08153437A JP29315594A JP29315594A JPH08153437A JP H08153437 A JPH08153437 A JP H08153437A JP 29315594 A JP29315594 A JP 29315594A JP 29315594 A JP29315594 A JP 29315594A JP H08153437 A JPH08153437 A JP H08153437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
knob
switch mechanism
pushing
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29315594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Oike
幸男 大池
Motohiro Takatsuka
元浩 高塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP29315594A priority Critical patent/JPH08153437A/ja
Publication of JPH08153437A publication Critical patent/JPH08153437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性及び組付性の向上を図ること。 【構成】 スイッチレバー1の直線往復移動によりスイ
ッチノブ11を押込み/解放させてスイッチ10をO
N,OFFさせるスイッチ機構において、前記スイッチ
ノブ11を押し込む前記スイッチレバー1の押圧部3
が、前記スイッチノブ11の下死点以上の押込みを抑制
する押込み抑制構造3cを備えて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLCD表示の電
子式距離積算表示計を備えたスピードメータにおける前
記LCDの表示切換え用に適用されるスイッチ機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、LCD表示の電子式距離積算表示
計を備えたスピードメータは、図10に示すスイッチ機
構が設けられている。
【0003】このスイッチ機構は、表示切換え用レバー
100と、表示切換えスイッチ10とからなり、表示切
換え用レバー100の直線往復移動(図中の矢印)によ
りスイッチノブ11を押込み/解放させてスイッチ10
をON,OFFさせることにより、スイッチ10と導通
しているLCD50の表示をオドメータ表示とトリップ
メータ表示に相互に切換え可能となっている。
【0004】表示切換え用レバー100は、図11に示
すように操作杆5の下部に固着した操作基部2と、この
操作基部2の両側に一体的に設けられた係合爪4及び押
圧部101とから構成されており、配線基板51に適宜
取付けられたレバーホルダ110に装着されている。
【0005】すなわち、押圧部101の下端部には、略
直角に折曲形成されたスイッチ接触部101aが形成さ
れており、このスイッチ接触部101aの下面101b
を、配線基板51上に固着された表示切換えスイッチ1
0のスイッチノブ11に対向配置させ、係合爪4をレバ
ーホルダ110の下端縁に係合させ、かつ、復帰ばね6
を操作杆5の下部に外挿させると共に操作基部2とレバ
ーホルダ110内の段部との間に介在させた状態で表示
切換え用レバー100がレバーホルダ110内に装着さ
れている。
【0006】そしてこの従来のスイッチ機構は、表示切
換え用レバー100を復帰ばね6のばね力に抗して押し
込むことによって下動し、この下動により押圧部101
のスイッチ接触部101aの下面101bがスイッチノ
ブ11に当接し、さらなる下動によりスイッチノブ11
が表示切換えスイッチ10内に押込まれてスイッチ10
のON状態が得られ、かつ、表示切換え用レバー100
に対する押込み力を解除することにより表示切換え用レ
バー100が復帰ばね6のばね力により元の位置に復帰
すると共に、スイッチノブ11も元の位置に復帰するよ
うになっている。
【0007】従来のスイッチ機構は、前記した表示切換
え用レバー100の作動を繰り返すことによって表示切
換えスイッチ10をON,OFFさせることができ、こ
の表示切換えスイッチON,OFFによりLCD50の
表示を切換えることができるようになっている。
【0008】なお、図10中、符号52は、文字板(図
示せず)、指針(図示せず)、及びLCD50を照明す
るための導光板、符号53は計器ケースをそれぞれ示
す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スイッチ機構は、スイッチ10を確実に押すために通常
接点がとれてからさらに表示切換え用レバー100を押
し込むことが行われ、スイッチ10にとって過負荷状態
となり、この過負荷状態の繰返しによりスイッチ10が
疲労してLCD50の表示変換が不能となる虞れがあ
り、耐久性が劣るという課題を有している。
【0010】また、従来のスイッチ機構は、表示切換え
用レバー100の高さ寸法の設定が難しく、組付性が劣
るという課題をも有している。
【0011】すなわち、図10に示すように表示切換え
用レバー100の押圧部101のスイッチ接触部101
aの下面101bと表示切換えスイッチ10のスイッチ
ノブ11との間のクリアランス量hが大きい場合、表示
切換え用レバー100を押し込んでもスイッチ10が作
動しない虞れがあり、逆に前記クリアランス量hが小さ
い場合(スイッチ接触部101aの下面101bをスイ
ッチノブ11に押し当てぎみの場合)、表示切換え用レ
バー100を押し込んだときにスイッチ10が過負荷状
態となる虞れがある。
【0012】本発明は、前記した課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、耐久性及び組付性の向上
を図ることができるスイッチ機構を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため請求項1記載の発明は、スイッチレバーの直線往復
移動によりスイッチノブを押込み/解放させてスイッチ
をON,OFFさせるスイッチ機構において、前記スイ
ッチノブを押し込む前記スイッチレバーの押圧部が、前
記スイッチノブの下死点以上の押込みを抑制する押込み
抑制構造を備えて形成されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
イッチ機構であって、前記押込み抑制構造が、前記押圧
部のスイッチ接触部に、前記スイッチノブの下死点にお
けるスイッチ座面からの高さと略同等の高さに突出形成
され先端が前記スイッチ座面に当接してそれ以上のスイ
ッチノブの押込みを抑制するストッパ部からなることを
特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載のス
イッチ機構であって、前記押込み抑制構造が、前記押圧
部の一部に曲折形成されスイッチノブを下死点以上に押
込む押込み力に対する反力により弾性変形してそれ以上
のスイッチノブの押込みを抑制する弾性変形部からなる
ことを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載のス
イッチ機構であって、前記弾性変形部が、前記押圧部の
付け根部に形成されていることを特徴としている。
【0017】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載のスイッチ機構であって、前記弾性変形部が、前記押
圧部のスイッチ接触部に形成されていることを特徴とし
ている。
【0018】さらに請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれか1項記載のスイッチ機構であって、前記
スイッチが、LCD表示の電子式距離積算表示計を備え
たスピードメータにおける前記LCD表示の切換えスイ
ッチであることを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1乃至6記載の発明は、前記した構成に
なっているので次の作用を奏する。
【0020】すなわち、請求項1記載の発明は、スイッ
チノブを押圧するスイッチレバーの押圧部にスイッチノ
ブの下死点以上の押し込みを抑制する押込み抑制構造を
設けたので、スイッチノブとのクリアランス量を左程考
慮することなくスイッチをOF,OFFするのに必要な
充分なストロークを有してスイッチレバーを組付けるこ
とができ、かつスイッチレバーの充分なストロークにも
拘わらずスイッチの過負荷状態を極力防止することがで
きる。
【0021】請求項2記載の発明は、押込み抑制構造を
構成するストッパ部の先端がスイッチノブの下死点付近
でスイッチ座面に当接してそれ以上のスイッチノブの押
込みを抑制するようにしたので、スイッチの過負荷状態
を防止することができる。
【0022】請求項3記載の発明は、押込み抑制構造を
構成する弾性変形部がスイッチノブを下死点以上に押込
む力に対する反力により弾性変形して過度の押込み力を
逃がし、それ以上のスイッチノブの押込みを抑制するこ
とができるので、スイッチの過負荷状態を防止すること
ができる。
【0023】請求項4記載の発明は、弾性変形部を押圧
部の付け根に形成したので、スイッチノブを下死点以上
に押込む力に対する反力により押圧部が付け根部から全
体的に弾性変形して前記押込み力を逃がしてスイッチの
過負荷状態を防止することができる。
【0024】また、請求項5記載の発明は、弾性変形部
を押圧部のスイッチ接触部に形成したので、スイッチノ
ブを下死点以上に押込む力に対する反力により前記弾性
変形部が弾性変形して前記押込み力を逃がしてスイッチ
の過負荷状態を防止することができる。
【0025】さらに請求項6記載の発明は、スピードメ
ータにおけるLCD表示の切換えスイッチの過負荷状態
を防止することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。以下に述べる実施例は本発明をLCD
表示の電子式距離積算表示計を備えたスピードメータに
適用したものであり、従来のものと同一の構成要素は同
一符号を付してその説明を省略する。
【0027】図1及び図2は、第1実施例としての第1
のスイッチ機構を示す。
【0028】この第1のスイッチ機構は、スイッチレバ
ーとしての表示切換え用レバー1と、スイッチとしての
表示切換えスイッチ10とからなり、表示切換え用レバ
ー1の直線往復移動(図中の矢印)によりスイッチノブ
11を押込み/解放させてスイッチ10をON,OFF
させることにより、スイッチ10と導通しているLCD
50の表示をオドメータ表示とトリップメータ表示に相
互に切換え可能となっている。
【0029】表示切換え用レバー1は、図2に示すよう
に操作杆5の下部に固着した円柱状の操作基部2と、こ
の操作基部2の両側に一体的に設けられた係合爪4及び
押圧部3とから構成されている。
【0030】押圧部3は、操作基部2から略逆L字状に
延設されて形成されており、その下端部に下方へ突出す
るストッパ部3cを有するスイッチ接触部3aが形成さ
れている。このときストッパ部3cは、図3に示すよう
にスイッチノブ11の下死点におけるスイッチ座面10
aからの高さH2 と略同等の高さに突出形成されその先
端がスイッチ座面10aに当接してそれ以上のスイッチ
ノブ11の押込みを抑制するように設計すれば良いが、
好ましくは、スイッチノブ11の押込み時にスイッチノ
ブ11のストロークSの下死点に到達する前にスイッチ
10のON状態が得られ、かつストッパ部3cがスイッ
チ座面10aに当りスイッチ10に必要以上の荷重が加
わらないようにするため、ストッパ部3cの高さH1
2 <H1 ≦H2 +Sの条件を満足するように設計され
る。
【0031】このように形成された表示切換え用レバー
1は、導光板52に一体に形成された段付円筒状のレバ
ーホルダ部12に装着される。
【0032】すなわち、表示切換え用レバー1は、押圧
部3のスイッチ接触部3aの下面3b及びストッパ部3
cをそれぞれスイッチノブ11及びスイッチ座面10a
に対向配置させ、係合爪4をレバーホルダ部12の下端
縁12aに係合させ、かつ復帰ばね6を操作杆5の下部
に外挿させると共に操作基部2とレバーホルダ部12内
の段部12bとの間に介在させた状態でレバーホルダ部
12内に装着されている。
【0033】このように構成された第1のスイッチ機構
は、表示切換え用レバー1が復帰ばね6のばね力に抗し
て押し込むことによって下動し、この下動により押圧部
3のスイッチ接触部3aの下面3bがスイッチノブ11
に当接し、さらなる下動によりスイッチノブ11が表示
切換えスイッチ10内に押込まれてスイッチノブ11の
下死点付近でスイッチ10のON状態が得られると共
に、スイッチノブ11の下死点に到達する前にストッパ
部3cの先端がスイッチ座面10aに突き当って表示切
換え用レバー1の下動が停止してスイッチノブ11のそ
れ以上の押込みを抑制することができる。表示切換え用
レバー1に対する押込み力を解除することにより、レバ
ー1は復帰ばね6のばね力により元の位置に復帰すると
共に、スイッチ11も元の位置に復帰する。
【0034】このように第1のスイッチ機構は、押込み
抑制構造としてのストッパ部3cを押圧部3に設けたの
で、スイッチノブ11の下死点以上の押込みが抑制され
て耐久性の向上したものとなっており、かつスイッチノ
ブ11とのクリアランス量を左程考慮することなくスイ
ッチ10をON,OFFするのに必要な充分なストロー
クを有して表示切換え用レバー1を組付けることができ
るので組付性の向上したものとなっている。
【0035】図4及び図5は第2実施例としての第2の
スイッチ機構を示す。
【0036】この第2のスイッチ機構は、表示切換え用
レバーの押圧部が相違するのみで他の構成は、前述した
第1のスイッチ機構と同一となっているので、同一構成
要素は同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0037】すなわち、第2のスイッチ機構における表
示切換え用レバー20の押圧部21は、その操作基部2
に対する付け根部が逆U字状に折曲されて弾性変形部2
1bに形成されており、かつその下端部が略直角に折曲
されてスイッチ接触部21aに形成されている。このと
き弾性変形部21bは、スイッチノブ11を下死点以上
に押込む力が押圧部21に作用したとき、前記押込み力
に対する反力により弾性変形するように形成されてい
る。
【0038】この第2のスイッチ機構は、表示切換え用
レバー20が押圧部21のスイッチ接触部21aの下面
21cをスイッチノブ11に対向配置させて、前述した
第1のスイッチ機構と同様に取付けられ、表示切換え用
レバー20の矢印方向の直線往復移動により表示切換え
スイッチ10をON,OFFさせることができるように
なっている。
【0039】すなわち、第2のスイッチ機構は、図6に
示すように、セット状態(図6(a))から表示切換え
用レバー20を下動させると、押圧部21のスイッチ接
触部21aの下面21cがスイッチノブ11に当接し
(図6(b))、さらなる下動によりスイッチノブ11
を押し込んで表示切換えスイッチ10を作動させること
ができる。
【0040】このとき、表示切換えスイッチ10の作動
後、表示切換え用レバー20にさらなる下動力が作用し
て押圧部21にスイッチノブ11を下死点以上に押込む
押込み力が作用したときに、弾性変形部21bが前記押
込み力に対する反力によりU字形の開口側を広げるよう
に撓んで押圧部21が付け根部から全体的に弾性変形す
ることによって(図6(c))、前記押込み力を逃がし
てスイッチノブ11の下死点以上の押込みを防ぐことが
できる。
【0041】このように第2のスイッチ機構は、スイッ
チ11の下死点以上の押込みを防止して耐久性の向上し
たものとなっており、かつスイッチノブ11とのクリア
ランス量を然程考慮することなくスイッチ10をON,
OFFするのに必要な充分なストロークを有して表示切
換え用レバー20を組付けることができるので組付性の
向上したものとなっている。
【0042】図7及び図8は、第3実施例としての第3
のスイッチ機構を示す。
【0043】この第3のスイッチ機構は、前述した第2
のスイッタ機構と同様に押込み抑制構造として押圧部3
1に弾性変形部31bを設けたものであるが、この弾性
変形部31bをスイッチ接触部31aに設けた点が第2
のスイッチ機構と相違している。
【0044】すなわち、第3のスイッチ機構を構成する
表示切換え用レバー30の押圧部31は、操作基部2か
ら略直角に折曲されて下方に延設されており、その下端
部に略直角にU字形状に折曲されてスイッチ接触部31
aが形成されており、このスイッチ接触部31aを構成
する折返し部が弾性変形部31bを構成している。この
とき弾性変形部31bは、スイッチノブ11を下死点以
上に押込む押込み力が押圧部31に作用したとき、この
押込み力に対するスイッチノブ11からの反力により弾
性変形するように形成されている。
【0045】この第3のスイッチ機構は、表示切換え用
レバー30が押圧部31のスイッチ接触部31aの弾性
変形部31bをスイッチノブ11に当接配置させて、前
述した第2のスイッチ機構と同様に取付けられ、表示切
換え用レバー30の矢印方向の直線往復移動により表示
切換えスイッチ10をON,OFFさせることができる
ようになっている。
【0046】すなわち、第3のスイッチ機構は図9に示
すように弾性変形部31bがスイッチノブ11に当接し
たセット状態(図9(a))から表示切換え用レバー3
0を下動させると、スイッチノブ11が弾性変形部31
bにより押込まれて表示切換えスイッチ10を作動させ
ることができる。
【0047】このとき、表示切換えスイッチ10の作動
後、表示切換え用レバー30にさらなる下動力が作用し
て押圧部31にスイッチノブ11を下死点以上に押込む
押込み力が作用したときに、弾性変形部31bが前記押
込み力の反力によりU字形の開口側を狭ばめるように撓
んで(図9(b))、前記押込み力を逃がしてスイッチ
ノブ11の下死点以上の押込みを防ぐことができる。
【0048】このように第3のスイッチ機構は、スイッ
チノブ11の下死点以上の押込みを防止して耐久性の向
上したものとなっており、かつ弾性変形部31bの弾性
により、弾性変形部31bをスイッチノブ11に当接さ
せた状態で表示切換え用レバー30を組付けることがで
きるので、スイッチ接触部31aとスイッチノブ11と
の間の寸法ずれ、及び組付けずれを、弾性変形部31b
の弾性により吸収して、スイッチ10の作動不良を生じ
ない組付け状態を容易に得ることができて組付性の向上
したものとなっている。
【0049】その上第3のスイッチ機構は、スイッチ接
触部31aとスイッチノブ11との間の寸法ずれ、及び
組付けずれの生じない組付け状態により、信頼性の高い
スイッチ作動の得られるものとなっている。
【0050】以上述べたように、第1,第2,及び第3
のスイッチ機構はスピードメータに適用して好適に実施
できるものであるが、本発明はこれに限定されるもので
は無く、スイッチレバーの直線往復移動によりスイッチ
ノブを押込み/解放させてスイッチをON,OFFさせ
るスイッチ機構であれば、スピードメータ以外のものに
適用して好適に実施できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば次の効果を奏する。
【0052】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
スイッチノブを押圧するスイッチレバーの押圧部にスイ
ッチノブの下死点以上の押し込みを抑制する押込み抑制
構造を設けたので、スイッチノブとのクリアランス量を
左程考慮することなくスイッチをON,OFFするのに
必要な充分なストロークを有してスイッチレバーを組付
けることができて、組付け性の向上を図ることができる
と共に、スイッチレバーの充分なストロークにも拘らず
スイッチの過負荷状態を極力防止することができて耐久
性の向上したスイッチ機構を提供することができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、押込み抑制
構造を構成するストッパ部の先端がスイッチノブの下死
点付近でスイッチ座面に当接してそれ以上のスイッチノ
ブの押込みを抑制するようにしたので、スイッチの過負
荷状態を防止することができ、この結果、請求項1記載
の効果と同様に組付け性及び耐久性の向上したスイッチ
機構を提供することができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、押込み抑制
構造を構成する弾性変形部がスイッチノブを下死点以上
に押込む力に対する反力により弾性変形して過度の押込
み力を逃がし、それ以上のスイッチノブの押込みを抑制
することができるので、スイッチの過負荷状態を防止す
ることができ、この結果、請求項1記載の効果と同様に
組付け性及び耐久性の向上したスイッチ機構を提供する
ことができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、弾性変形部
を押圧部の付け根に形成したので、スイッチノブを下死
点以上に押込む力に対する反力により押圧部が付け根部
から全体的に弾性変形して前記押込み力を逃がしてスイ
ッチの過負荷状態を防止することができ、この結果、請
求項3記載の発明と同様に組付け性及び耐久性の向上し
たスイッチ機構を提供することができる。
【0056】また、請求項5記載の発明によれば、弾性
変形部を押圧部のスイッチ接触部に形成したので、スイ
ッチノブを下死点以上に押込む力に対する反力により弾
性変形部が弾性変形して前記押込み力を逃がしてスイッ
チの過負荷状態を防止することができ、かつ弾性変形部
をスイッチノブへ当接させてスイッチノブとの間で寸法
ずれ、組付けずれの生じない状態に組付けることができ
るので、請求項3記載の発明の効果に加えて信頼性の高
いスイッチ作動を奏すると共に組付け性の向上したスイ
ッチ機構を提供することができる。
【0057】さらに請求項6記載の発明によれば、スピ
ードメータにおけるLCD表示の切換えスイッチの過負
荷状態を防止することができ、この結果、請求項1乃至
5のいずれか1項記載の発明の効果に加えてスピードメ
ータに好適に実施できるスイッチ機構を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例としての第1のスイッチ機構を適用
したスピードメータの概略側断面図である。
【図2】図1の第1のスイッチ機構に用いた表示切換え
用レバーの斜視図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】第2実施例としての第2のスイッチ機構を適用
したスピードメータの概略側断面図である。
【図5】図4の第2のスイッチ機構に用いた表示切換え
用レバーの斜視図である。
【図6】図4の第2のスイッチ機構の作動説明図であ
り、(a)はセット状態、(b)は作動途中状態、及び
(c)は過負荷状態をそれぞれ示す。
【図7】第3実施例としての第3のスイッチ機構を適用
したスピードメータの概略側断面図である。
【図8】図7の第3のスイッチ機構に用いた表示切換え
用レバーの斜視図である。
【図9】図7の第3のスイッチ機構の作動説明図であ
り、(a)はセット状態、及び(b)は過負荷状態をそ
れぞれ示す。
【図10】従来のスイッチ機構を適用したスピードメー
タの概略側断面図である。
【図11】図10の従来のスイッチ機構に用いた表示切
換え用レバーの斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30 表示切換え用レバー(スイッチレバ
ー) 3,21,31 押圧部(スイッチレバーの) 3a,21a,31a スイッチ接触部 3c ストッパ部(押込み抑制構造) 10 表示切換えスイッチ(スイッチ) 10a スイッチ座面 11 スイッチノブ 21b,31b 弾性変形部(押込み抑制構造) 50 LCD

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチレバーの直線往復移動によりス
    イッチノブを押込み/解放させてスイッチをON,OF
    Fさせるスイッチ機構において、 前記スイッチノブを押し込む前記スイッチレバーの押圧
    部が、前記スイッチノブの下死点以上の押込みを抑制す
    る押込み抑制構造を備えて形成されていることを特徴と
    するスイッチ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチ機構であって、 前記押込み抑制構造が、前記押圧部のスイッチ接触部
    に、前記スイッチノブの下死点におけるスイッチ座面か
    らの高さと略同等の高さに突出形成され先端が前記スイ
    ッチ座面に当接してそれ以上のスイッチノブの押込みを
    抑制するストッパ部からなることを特徴とするスイッチ
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスイッチ機構であって、 前記押込み抑制構造が、前記押圧部の一部に曲折形成さ
    れスイッチノブを下死点以上に押込む力に対する反力に
    より弾性変形してそれ以上のスイッチノブの押込みを抑
    制する弾性変形部からなることを特徴とするスイッチ機
    構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスイッチ機構であって、 前記弾性変形部が、前記押圧部の付け根部に形成されて
    いることを特徴とするスイッチ機構。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のスイッチ機構であって、 前記弾性変形部が、前記押圧部のスイッチ接触部に形成
    されていることを特徴とするスイッチ機構。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載のス
    イッチ機構であって、 前記スイッチが、LCD表示の電子式距離積算表示計を
    備えたスピードメータにおける前記LCD表示の切換え
    スイッチであることを特徴とするスイッチ機構。
JP29315594A 1994-11-28 1994-11-28 スイッチ機構 Pending JPH08153437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29315594A JPH08153437A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 スイッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29315594A JPH08153437A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 スイッチ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08153437A true JPH08153437A (ja) 1996-06-11

Family

ID=17791136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29315594A Pending JPH08153437A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 スイッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08153437A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038847A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-08 Nippon Seiki Co.,Ltd Compteur de vehicule
JP2008103083A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器
JP2012008118A (ja) * 2010-05-27 2012-01-12 Denso Corp 計器の操作ノブ構造
KR101145114B1 (ko) * 2010-11-24 2012-05-21 국방과학연구소 가변형 수압스위치, 이를 구비하는 수중운동체 및 가변형 수압스위치의 작동방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038847A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-08 Nippon Seiki Co.,Ltd Compteur de vehicule
US6910439B2 (en) 2001-10-31 2005-06-28 Nippon Seiki Co., Ltd. Vehicle meter
KR100828905B1 (ko) * 2001-10-31 2008-05-09 닛폰 세이키 가부시키가이샤 차량용 계측기
JP2008103083A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 漏電遮断器
FR2908554A1 (fr) * 2006-10-17 2008-05-16 Fuji Elec Fa Components & Sys Disjoncteur de fuite a la terre
JP2012008118A (ja) * 2010-05-27 2012-01-12 Denso Corp 計器の操作ノブ構造
KR101145114B1 (ko) * 2010-11-24 2012-05-21 국방과학연구소 가변형 수압스위치, 이를 구비하는 수중운동체 및 가변형 수압스위치의 작동방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5146588B2 (ja) 押しボタンスイッチ
JP4089397B2 (ja) 多方向スライドスイッチ
US5059754A (en) Compact switch device having a push button with long stroke
US3809837A (en) Microswitch with readily removable leaf spring actuating means
JPH08153437A (ja) スイッチ機構
JP4071493B2 (ja) 押しボタン装置
JPS6026424Y2 (ja) ロック式押釦スイッチ
US3720802A (en) Switch actuation with lever action
JP2604910Y2 (ja) プッシュ・プッシュスイッチのロック構造
JP2533348Y2 (ja) スイッチ装置
JPH0447862Y2 (ja)
CN218826784U (zh) 具有弹性体拱顶和降噪卡扣盘的按键
JP2589480Y2 (ja) 押しボタン
US6208730B1 (en) Key top attachment structure
JPH0731960B2 (ja) 押釦装置
JPH069396Y2 (ja) 押しボタンスイッチ
JPH082897Y2 (ja) ペダルとスイッチの接続構造
JPH036987Y2 (ja)
JPH0338916Y2 (ja)
JP3108334B2 (ja) カウンタのリセット装置
JPH0311774Y2 (ja)
JP2574432Y2 (ja) 接点部材の取付構造
JP2512160Y2 (ja) 押釦スイツチ
JP2587629Y2 (ja) 押釦スイッチの取付装置
JPH1040775A (ja) 押しボタンスイッチ