JPH08153285A - 自動警戒カメラシステム - Google Patents

自動警戒カメラシステム

Info

Publication number
JPH08153285A
JPH08153285A JP29616694A JP29616694A JPH08153285A JP H08153285 A JPH08153285 A JP H08153285A JP 29616694 A JP29616694 A JP 29616694A JP 29616694 A JP29616694 A JP 29616694A JP H08153285 A JPH08153285 A JP H08153285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signal transmission
transmission path
camera system
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29616694A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Usami
諄 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP29616694A priority Critical patent/JPH08153285A/ja
Publication of JPH08153285A publication Critical patent/JPH08153285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 誤動作が少なく、侵入者の検知精度が高く、
又、作動した場合には誤動作か否かの確実な判断ができ
る防犯システムを提供する。 【構成】 1又は2以上のセンサからの各信号は、信号
伝達経路A若しくはB又はその両方に割り当てられ、信
号伝達経路Aは、それに割り当てられたセンサから所定
時間内に所定回数の信号を受ける毎に1のパルス信号を
出力する誤動作防止手段及び誤動作防止手段からパルス
信号を受けると、所定時間、ワンショットパルス信号を
下流に出力する持続信号出力手段を備える。信号伝達経
路Bは、それに割り当てられたセンサから信号を受ける
と、所定時間の後、ワンショットパルス信号を所定時間
下流に出力する出力遅延手段を備え、1又は2以上の警
戒/解除入力操作部の最新の操作時において警戒入力が
選択されたとき選択されたいずれかの信号により侵入者
撮影用カメラを作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、特に、夜間等におい
て無人の店舗、工場及び事務所等を監視し、異常を関知
した時に写真撮影を行う自動警戒カメラシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 通常、店舗、工場及び事務所等は夜間
無人であるが、近年それらの施設又は収容物が高度化、
高級化してきたことに伴い、それらの防犯に対する関心
も高まってきた。これらの施設に侵入者が入った場合の
防犯システムとしては、パッシブセンサ、マグネットセ
ンサ等のセンサで侵入者を検知するとともに、これらの
センサと連動する侵入者記録手段、威嚇手段により、侵
入者を記録し、さらに追い出しを図るものが一般的に知
られている。
【0003】 警戒区域内に侵入した侵入者を検知する
手段としては、パッシブセンサ等により警戒区域内に警
戒ビームをはりめぐらす方法が効果的である。例えば、
特開平6−67266号公報には、複数の感知ゾーンを
有する赤外線センサと連動する侵入者撮影用カメラ及び
威嚇警報ベルを備えた防犯システムが開示されている。
この防犯システムでは、侵入者が異なる感知ゾーンに入
る毎に写真撮影が行われ、又、侵入者が警戒区域内に侵
入すると威嚇警報ベルが作動する。
【0004】 しかし、このような防犯システムには従
来から誤動作が多く、例えば、小動物の侵入等により防
犯システムが作動する場合があった。このような誤動作
を防止する方法として、バンドパスフィルター(BP
F)及びウインドウコンパレーターにより、センサが一
定の値以上の値を取る時センサが信号を出力してシステ
ムを作動させたり、この信号をカウンタで一定回数カウ
ントアップした時システムを作動させる等の方法が採ら
れてきた。
【0005】 又、工場、店舗、事務所等の施設におい
ては、出入口に近赤外線反射式ビームセンサやパッシブ
センサが設置され、来客報知器として用いられている。
来客報知器は、通常、日中のみ作動させるが、施設内の
従業員等を検知しないようにセンサの検知区域を一定の
範囲に限定することが必要である。一方、防犯システム
は、無人の施設内で作動させる場合がほとんどであるた
め、警戒区域はなるべく広く取ることが好ましい。上記
の理由より、来客報知器は防犯システムとは別個に設け
られるのが一般的であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
の防犯システムにおいては、1つの警戒区域に単一のセ
ンサを用いるため、侵入者が検知ゾーン又はセンサの警
戒ビームの間を平行に進んだ場合には侵入者を検知でき
ないという問題があった。又、通常、昼間は防犯システ
ムを警戒解除状態にするため、例えば、店員が客と応対
している間に、ショウウインドウ内の物が盗まれるとい
うような事態には対処できなかった。
【0007】 さらに、従来の防犯システムにおいて
は、通常、センサによる警戒区域はカメラによる撮影区
域より広いため、防犯システムが作動した場合に、それ
が誤動作によるものかどうかを確認することができない
という問題があった。 又、従来の防犯システムでは、
警報ベル等の威嚇手段が写真撮影と同時または早めに作
動するため、侵入者が早い段階で警戒区域より立ち去
り、誤動作と判断される場合があった。
【0008】 誤動作防止対策としてカウンタを用いた
場合には、カウンタが一定数の信号をカウントアップす
るまでは写真撮影信号が出力されないため、侵入者が警
戒区域内を徘徊し続けても、わずかの枚数の写真撮影し
か行われない場合があった。
【0009】 又、センサの感知区域の違いにより、防
犯システムに来客報知器を兼用させることが難しく、防
犯システムと来客報知器をそれぞれ別個に設けなければ
ならなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記した従
来の防犯システムの問題点を解決し、誤動作をより少な
くするとともに、侵入者の検知能力を高め、さらに、シ
ステムが作動した場合には、誤動作か否かを確実に判断
できるような防犯システムを提供することを目的とす
る。
【0011】即ち、本発明によれば、1又は2以上の侵
入者撮影用カメラ、侵入者検知用の1又は2以上のセン
サ、及び1又は2以上の警戒/解除入力操作部を備え、
上記1又は2以上のセンサからの信号により侵入者撮影
用カメラが作動する自動警戒カメラシステムであって、
1又は2以上のセンサからの各信号は、信号伝達経路A
若しくはB又はその両方に割り当てられ、信号伝達経路
Aは、それに割り当てられたセンサから所定時間内に所
定回数の信号を受ける毎に1のパルス信号を出力する誤
動作防止手段及び誤動作防止手段からパルス信号を受け
ると、所定時間、ワンショットパルス信号を下流に出力
する持続信号出力手段を備えるとともに、信号伝達経路
Bはそれに割り当てられたセンサから信号を受けると、
所定時間の後、ワンショットパルス信号を所定時間下流
に出力する出力遅延手段を備え、1又は2以上の警戒/
解除入力操作部の最新の操作時において警戒入力が選択
されたとき、信号伝達経路A及びBからの信号をOR結
合した信号、信号伝達経路A及びBからの信号をAND
結合した信号、信号伝達経路Aのみからの信号、又は信
号伝達経路Bのみからの信号から選択されたいずれかの
信号により侵入者撮影用カメラを作動させる自動警戒カ
メラシステムが提供される。
【0012】 本発明の自動警戒カメラシステムに用い
られる侵入者撮影用カメラには、スチールカメラ又はC
CDカメラが使用され、これらを組み合わせて使用して
もよい。
【0013】 又、本発明の自動警戒カメラシステム
は、上記持続信号出力手段及び出力遅延手段から出力さ
れるワンショットパルス信号を連続的パルス信号に変換
する信号変換手段を備え、この連続的パルス信号により
スチールカメラを作動させることが好ましい。
【0014】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、信号伝達経路Aに割り当てられるセンサとしては1
又は2以上のパッシブセンサを用いることが好ましく、
信号伝達経路Bに割り当てられるセンサとしては、パッ
シブセンサ、近赤外線透過式ビーム遮断センサ、近赤外
線反射式ビーム遮断センサ、マグネット式リードリレー
式センサ、振動式ガラス破損センサ、シャッタセンサ、
炎検知センサから選択した1又は2以上のセンサを用い
ることが好ましい。
【0015】 本発明の自動警戒カメラシステムは、個
別解除スウィッチを備えた1又は2以上のセンサをさら
に有し、この1又は2以上のセンサからの信号は信号伝
達経路Cに割り当てられ、センサの数が2以上の場合は
これらのセンサからの信号をOR又はAND結合した信
号が信号伝達経路Cに割り当てられ、信号伝達経路Cか
らの信号と前記の選択された信号とをOR結合した信号
により侵入者撮影用カメラを作動させてもよい。
【0016】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、信号伝達経路Cは出力遅延手段を備えてもよい。
【0017】 本発明の自動警戒カメラシステムは威嚇
警報手段を有してもよく、威嚇警報手段の作動信号伝達
経路は、本発明の自動警戒カメラシステムが個別解除ス
ウィッチを備えたセンサを有さない場合には、前記の選
択された信号の伝達経路から分岐して成ることが好まし
く、個別解除スウィッチを備えたセンサを有する場合に
は、信号伝達経路Cからの信号と前記の選択された信号
とがOR結合する点の下流で分岐して成ることが好まし
い。上記の威嚇警報手段の作動信号伝達経路は出力遅延
手段を備えてもよい。威嚇警報手段としては、警報ブザ
ー、警告音声、回転灯から選択した1又は2以上を用い
ることが好ましく、又、威嚇警報手段の作動信号伝達経
路からの接点出力を有することが好ましい。
【0018】 さらに、本発明の自動警戒カメラシステ
ムは、警戒状態にあるか否かを示すモニター手段及び1
又は2以上の警戒/解除入力操作部の最新の操作時にお
いて警戒入力が選択されたとき、上記モニター手段に作
動信号を伝える制御回路部を有することが好ましい。
又、1又は2以上の警戒/解除入力操作部の最新の操作
時において選択された入力に対応するエコーバック接点
出力を有することが好ましい。
【0019】 本発明の自動警戒カメラシステムは、信
号伝達経路Aから出力されるワンショットパルス信号を
分岐して成る接点出力を有することが好ましい。又、侵
入者撮影用カメラとしてCCDカメラを用いる場合に
は、CCDカメラからの映像信号出力を転送する転送装
置を有することが好ましい。又、本発明の自動警戒カメ
ラシステムは、ブザー、チャイム又は合成音声から選択
した1又は2以上の来客報知手段を備えてもよく、1又
は2以上の警戒/解除入力操作部の最新の操作時におい
て解除入力が選択されたとき、信号伝達経路A及びBか
らの信号をOR結合した信号、信号伝達経路A及びBか
らの信号をAND結合した信号、信号伝達経路Aのみか
らの信号、又は信号伝達経路Bのみからの信号から選択
されたいずれかの信号により上記の来客報知手段を作動
させることが好ましい。
【0020】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、信号伝達経路A、B、C及び警戒/解除入力回路が
a接点/b接点取り込みの切り替え手段を備えることが
好ましい。
【0021】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、侵入者撮影用カメラの撮影区域が、侵入者検知用の
センサの警戒区域を包含することが好ましい。
【0022】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、信号の流れをCPU及びソフトプログラミングにて
制御してもよい。
【0023】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
て、電源として交流電源又は直流電源を用い、電源から
の無極性入力をダイオードブリッジ回路を介した整流手
段により適当な供給電源に変換することが好ましい。
【0024】 本発明の自動警戒カメラシステムは、2
次電池及び2次電池充電回路を備えてもよく、供給電源
から2次電池充電回路にダイオードを介して電源供給
し、供給電源及び2次電池のそれぞれからダイオードを
介して侵入者撮影用カメラ、センサ、信号制御回路の各
駆動電源部に電源供給することが好ましく、かつ、供給
電源の電圧低下検出手段、2次電池の電極の内部抵抗増
加による電圧降下を検出することによる2次電池劣化検
出手段、及び検出異常時の接点出力を有することが好ま
しい。
【0025】 本発明の自動警戒カメラシステムは、前
面ケース部が本体ケース部に蝶番を介して取り付けられ
て成る保護ケースにおいて、侵入者検知用のセンサの少
なくとも一つ及び侵入者撮影用カメラを上記の前面ケー
ス内に収納し、端子部、操作部、信号制御部及び電源部
を本体ケース内に収納することが好ましい。
【0026】 さらに、本発明によれば、侵入者撮影用
カメラ及び侵入者検知用の2以上のセンサを備え、これ
らのセンサからの信号により侵入者撮影用カメラが作動
する自動警戒カメラシステムであって、これらの2以上
のセンサが1の警戒区域内に異なる方向から警戒ビーム
を照射する自動警戒カメラシステムが提供される。
【0027】
【作用】 本発明の自動警戒カメラシステムは侵入者検
知用のセンサを1又は2以上備え、これらのセンサから
の各信号は、2系統の信号伝達経路A若しくはBのいず
れか又はそれらの両方に割り当てられ、信号伝達経路A
及びBからの信号をOR結合した信号、AND結合した
信号、信号伝達経路Aのみからの信号又は信号伝達経路
Bのみからの信号から選択されたいずれかの信号により
侵入者撮影用カメラを作動させる。信号伝達経路Aは、
誤動作防止手段及びその下流に設けられた持続信号出力
手段を備え、信号伝達経路Bは出力遅延手段を備える。
【0028】 信号伝達経路A及びBそれぞれに別個の
センサを割り当て、信号伝達経路A及びBからの信号を
AND結合した信号を侵入者撮影用カメラを作動する信
号として選択すれば、信号伝達経路A及びBの双方のセ
ンサが信号を出力した場合にのみ写真撮影が行われるた
め、誤動作を少なくすることができる。又、いずれか一
方の経路のセンサが信号を出力すれば写真撮影が行われ
るようにしたり、信号伝達経路A又はBのセンサのみが
必要な場合も想定し、これらの信号を適宜選択できるよ
うにした。
【0029】 信号伝達経路Aに設けられた誤動作防止
手段は、所定時間内に所定回数の信号を、信号伝達経路
Aに割り当てられたセンサから受ける毎に、下流に1の
パルス信号を出力する。従って、所定時間内の信号数が
所定回数未満の場合には出力は行わないため誤動作を減
らすことができる。信号伝達経路Aに2以上のセンサを
割り当てる場合には、これらのセンサからの信号をOR
結合した信号を誤動作防止手段に出力することが好まし
い。
【0030】 持続信号出力手段は、誤動作防止手段か
らパルス信号を受けると、所定時間、ワンショットパル
ス信号を下流に出力する。
【0031】 一方、信号伝達経路Bに設けられた出力
遅延手段は、信号伝達経路Bに割り当てられたセンサか
ら信号を受けると、所定時間の後、ワンショットパルス
信号を所定時間下流に出力する。信号伝達経路Bのセン
サは侵入者の侵入経路に配置すれば、信号伝達経路Aか
らの信号とAND結合した信号を侵入者撮影用カメラ作
動信号として選択することにより、信号伝達経路Bのセ
ンサが侵入者を検知した後、侵入者が警戒区域内部に進
み信号伝達経路Aのセンサが侵入者を検知した時に初め
てシステムが作動することになる。従って、侵入者が警
戒区域内部に進む時間を考慮し、所定時間遅延させた信
号を所定時間出力することにより、信号伝達経路A及び
Bに割り当てられたセンサの検知時刻のずれにより、シ
ステムが作動しないという事態を回避できる。信号伝達
経路Bに2以上のセンサを割り当てる場合には、これら
のセンサからの信号をOR結合した信号を出力遅延手段
に出力することが好ましい。
【0032】 侵入者撮影用カメラとしてはスチールカ
メラ又はCCDカメラが用いられる。侵入者撮影用カメ
ラを複数用いる場合には、これらを組み合わせて使用し
てもよい。スチールカメラには、ストロボを装備するこ
とが好ましい。又、CCDカメラとしては、近赤外線投
光器付きCCDカメラ、暗視式CCD等が用いられる
が、近赤外線投光器付きCCDカメラを用いることが好
ましい。
【0033】 侵入者撮影用カメラとしてCCDカメラ
を用いる場合には、上記のワンショットパルス信号によ
り、CCDカメラを作動させることができる。一方、侵
入者撮影用カメラとしてスチールカメラを用いる場合に
は、持続信号出力手段及び出力遅延手段から出力される
ワンショットパルス信号を連続的パルス信号に変換する
信号変換手段を設けることが好ましい。これにより、侵
入者が警戒区域内を徘徊し続けているにもかかわらず、
ワンショットパルスに対応した僅かの回数の写真撮影し
か行わないという事態を回避することができる。
【0034】 CCDカメラを用いる場合には、CCD
カメラからの映像信号を転送する転送装置を設けること
が好ましい。そうすることにより、警備員室又は警備会
社に静止画像を通信網を介して転送することにより、誤
動作か否かの判定の後、警察への通報、警備員の現地へ
の急行等の処置を取ることが可能となる。
【0035】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
ては、信号伝達経路Aのセンサが警戒区域全体を監視
し、信号伝達経路Bのセンサが警戒区域全体又は窓、ド
ア等の出入口を監視するように設置されることが好まし
い。出入口を監視する態様としては、パッシブセンサ等
で出入口全体を監視する場合、マグネットセンサ等で
窓、ドア等の開閉部分を監視する場合等が考えられる。
従って、信号伝達経路Aのセンサにはパッシブセンサを
用いることが好ましく、信号伝達経路Bのセンサには、
パッシブセンサ、近赤外線透過式ビームセンサ、近赤外
線反射式ビームセンサ、マグネット式リードリレー式セ
ンサ、振動式ガラス破損センサ、シャッタセンサ、炎検
知センサ等を用いることが好ましい。
【0036】 本発明の自動警戒カメラシステムにおい
ては、2以上のセンサを同一の警戒区域に割り当て、そ
れぞれを異なる角度に配置して警戒ビームが警戒区域内
で交差するように設置することにより、侵入者の検知精
度を高めることができる。
【0037】 又、本発明において、侵入者撮影用カメ
ラの撮影区域は、侵入者検知用センサの警戒区域を包含
するように構成される。従って、侵入者撮影用カメラと
してスチールカメラを用いた場合にはフィルム現像焼き
付け後の写真、近赤外線投光器付きCCDカメラを用い
た場合には、VTR記録又は通信網による静止転送画像
により、誤動作か否かの判定が確実にできる。
【0038】 本自動警戒カメラシステムに、個別解除
スウィッチを備えた1又は2以上のセンサ、及びこれら
のセンサからの信号を侵入者撮影用カメラに伝える信号
伝達経路Cを設けることにより、本自動警戒カメラシス
テムが解除入力の状態にあっても、これらのセンサが侵
入者を検知した場合には、侵入者撮影用カメラが作動す
るような構成とすることができる。個別解除スウィッチ
は複数のセンサに共通のものであってもよく、又、個々
のセンサに対応するものであってもよい。
【0039】 このような構成とすることにより、例え
ば、日中等の自動警戒カメラシステムが解除入力の状態
にある場合において、店員が客と応対している間に、シ
ョウウインドウ内の宝石、貴金属等の高額商品が、他の
客を装った侵入者に盗まれるというような事態に対処す
ることができる。又、威嚇警報部を併設することによ
り、店員に侵入者の存在を素早く知らせることができ、
犯人にカラーボールを投げつけた後、警察に通報した
り、犯人を追跡する等の適切な処置を採ることができ
る。
【0040】 本発明の自動警戒カメラシステムは、例
えば、単一のセンサを信号伝達経路A及びBの双方に割
り当て、1台のカメラを信号伝達経路Aのみからの信号
で作動するようにし、もう1台のカメラを信号伝達経路
Bのみからの信号で作動するように構成することも可能
である。このような構成とすることにより単一のセンサ
が検知した侵入者を異なる角度から記録することが可能
となる。
【0041】
【実施例】 本発明を実施例を用いてさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではな
い。
【0042】 図1に本発明の自動警戒カメラシステム
の一例における信号の流れを表すブロック図を示す。図
1に示す自動警戒カメラシステムは、第一センサ1、第
二センサ群2及び第三センサ群3の3種のセンサを有
し、第一センサ1は信号伝達経路Aに、第二センサ群2
は信号伝達経路Bにそれぞれ割り当てられ、個別解除ス
ウィッチ4を備えた第三センサ群3は信号伝達経路Cに
割り当てられている。侵入者撮影用カメラ8としては、
近赤外線投光器付きCCDカメラ5及びストロボ付きス
チールカメラ6を有し、又、威嚇警報手段14を有す
る。システムの警戒/解除の切り替えは、4個の警戒/
解除入力操作部13により行われ、警戒解除が選択され
ている場合は、来客報知手段16が作動可能な状態とな
る。信号伝達経路A及びBからの信号をOR結合した信
号、AND結合した信号、信号伝達経路Aのみからの信
号、又は信号伝達経路Bのみからの信号のうちからスウ
ィッチ7にて選択したいずれかの信号が下流に出力され
るように構成されているが、信号伝達経路Cからの信号
は、上記スウィッチ7の下流にて、選択された信号とO
R結合するため、独立して侵入者撮影用カメラ8を作動
させることができる。
【0043】 信号伝達経路Aは、上流から下流にかけ
てバンドパスフィルター(BPF)、ウインドウコンパ
レーター、誤動作防止手段9及び持続信号出力手段10
を有する。
【0044】 BPF及びウィンドウコンパレーターを
設けることにより、第一センサ1が一定の値以上の値を
取る場合にのみシステムが作動するようにして、誤動作
の防止をさらに強化できる。
【0045】 誤動作防止手段9は、ワンショットタイ
マ及びカウンタが並列に接続されて成り、ワンショット
タイマ及びカウンタを介した信号をAND結合した信号
が下流に出力される。ワンショットタイマとカウンタの
リセットピンとはNOT回路を介して接続されている。
従って、ワンショットタイマが上流からの信号を受ける
と、所定時間、ワンショットパルス信号を下流に出力す
るとともに、カウンタのリセットを解除する。カウンタ
は、ワンショットタイマで定められる所定時間内に所定
数のパルス信号をカウントする毎に、1のパルス信号を
下流に出力するとともに、カウンタは再びリセット状態
となる。ワンショットタイマの設定時間は、例えば30
秒間、カウンタが1のパルス信号を出力するのに必要な
センサからの信号数は、例えば、2回等に設定する。ワ
ンショットタイマの設定時間、カウンタの出力に必要な
信号数は状況に応じて任意に変更できることが好まし
い。
【0046】 持続信号出力手段10は、ワンショット
タイマから成り、誤動作防止手段9からのパルス信号を
受けると、所定時間、ワンショットパルス信号が下流に
出力されることになる。ワンショットタイマの設定時間
は、例えば2秒間に設定する。ワンショットタイマの設
定時間は状況に応じて任意に変更できることが好まし
い。
【0047】 一方、信号伝達経路Bは出力遅延手段1
1を有する。出力遅延手段11は、ワンショットタイ
マ、遅延用ワンショットタイマ及びセット/リセット
(S/R)_F/F回路から成り、上流からの信号が、
ワンショットタイマ及びS/R_F/F回路のセット
(S)側へ入力され、S/R_F/F回路からの信号は
遅延用ワンショットタイマへ出力され、ワンショットタ
イマ及び遅延用ワンショットタイマからの信号がAND
結合され、ワンショットタイマはS/R_F/F回路の
リセット(R)側とNOT結合されて構成される。従っ
て、ワンショットタイマが上流からの信号を受けると、
所定時間S/R_F/F回路のリセットが解除され、信
号が遅延用ワンショットタイマへ出力され、遅延用ワン
ショットタイマにより遅延された信号とワンショットタ
イマからの信号をAND結合した信号が下流へ出力され
ることになる。ワンショットタイマの設定時間は、例え
ば3分、遅延用ワンショットタイマの設定時間は、例え
ば、10秒等に設定する。ワンショットタイマ、及び遅
延用ワンショットタイマの設定時間は状況に応じて任意
に変更できることが好ましい。
【0048】 又、信号伝達経路Cは、信号伝達経路B
と同様に出力遅延手段11を有する。この構成は信号伝
達経路Bのものと同様である。
【0049】 近赤外線投光器付きCCDカメラ5は、
スウィッチ7により選択された信号と信号伝達経路Cか
らの信号をOR結合した信号により作動する。一方、ス
トロボ付きスチールカメラ6は、上記の信号をさらに信
号変換手段12により処理した信号により作動する。信
号変換手段12は基準クロック及びD_F/F回路から
成り、基準クロックからの出力がD_F/F回路のクロ
ックパルス(CP)側に、上流からの出力がD_F/F
回路のデータ(D)側へそれぞれ入力される。従って、
信号変換手段12が上流からのワンショットパルス信号
を受けると、出力遅延手段11若しくは持続信号出力手
段10のワンショットタイマにより定められる所定時
間、基準クロックのパルス信号が下流に出力されること
になる。ストロボ付きスチールカメラ6は、信号変換手
段12から出力される連続的なパルス信号に対応して連
続的な写真撮影を行う。
【0050】 第三センサ群3は、自動警戒カメラシス
テムが警戒解除状態にあるときでも、個別解除スウィッ
チ4により警戒状態とすることができる。従って、第三
センサ群3をショウウインドウ等に設置することによ
り、昼間等の自動警戒カメラシステムが警戒解除状態に
あるときに、侵入者が店員の隙を見てショウウインドウ
内の物を盗もうとするような事態に対処することができ
る。店員がショウウインドウを開ける場合は、マットの
下等の目立たない場所に設置された個別解除スウィッチ
を操作することで警戒状態を解除することができる。
【0051】 本実施例の自動警戒カメラシステムは、
4個の警戒/解除入力操作部13を有するが、警戒入
力、解除入力の切り替えは、最新の操作時における選択
によって行われる。警戒入力が選択されている時のみ、
スウィッチ7により選択された信号が侵入者撮影カメラ
8及び威嚇警報手段14に出力される。一方、警戒解除
入力が選択されている時は、信号伝達経路A及びBから
の信号をOR結合した信号、AND結合した信号、信号
伝達経路Aのみからの信号、又は信号伝達経路Bのみか
らの信号のうちからスウィッチ15にて選択したいずれ
かの信号が、来客報知手段16に出力される。
【0052】 自動警戒カメラシステムに来客報知器を
兼用させることにより、別個に来客報知器を設置する必
要が無くなり、経済的な負担を軽減することができる。
又、来客報知器を作動させる信号を、スウィッチ15に
より選択できるような構成とすることにより、センサの
設置態様の選択の自由度を高くすることができる。来客
報知手段としては、ブザー、チャイム、合成音声等が用
いられる。
【0053】 威嚇警報手段14の作動信号伝達経路
は、信号伝達経路Cからの信号とスウィッチ7により選
択される信号とがOR結合する点の下流で、侵入者撮影
カメラを作動させる信号から分岐して成る。
【0054】 威嚇警報手段14の作動信号伝達経路は
出力遅延手段11を備える。この出力遅延手段11は、
遅延用ワンショットタイマから成る。出力遅延手段11
を設けることにより、威嚇警報手段14は写真撮影開始
から所定時間後に作動することとなり、侵入者撮影用カ
メラ8が作動する前に侵入者が立ち去り、誤動作か否か
を判断できないという事態を回避することができる。従
って、侵入者が侵入した場合は、まず、侵入者撮影用カ
メラ8が作動して侵入者を撮影し、その後威嚇警報手段
14が作動して侵入者の追い出しを図ることになる。
【0055】 威嚇警報手段14としては、警報ブザ
ー、警告用音声、回転灯、投光気、フラッシュライト等
の1又は2以上が用いられる。又、威嚇警報手段14の
作動信号伝達経路からの接点出力を設ければ、随時、新
たな威嚇警報手段を追加すること等が可能となる。
【0056】 図2に、本発明の自動警戒カメラシステ
ムにおける、センサの設置例を示す。センサ20、21
を、警戒区域内にほぼ対角線上に設置することにより、
それぞれのセンサからの警戒ビーム29(破線で示
す。)が異なる角度から照射され、かつ、交差するた
め、侵入者が警戒区域内を横切る場合は必ずいずれかの
センサのビームに検知されることとなる。又、個別解除
スウィッチ4を備えたセンサ22をショウウインドウ2
3に設置することにより、自動警戒カメラシステムが警
戒解除状態にあるときの防犯も可能となる。
【0057】 又、侵入者撮影用カメラ8の撮影区域2
4は、侵入者検知用のセンサ20、21の双方により監
視される区域を包含するため、センサ20、21の双方
が侵入者を検知した時のみシステムが作動するようにす
れば、システムが作動した場合に、それが誤動作による
ものかどうかの判断を確実に行うことができる。
【0058】 本発明の自動警戒カメラシステムは、警
戒状態にあるか否かを示すモニター手段を有してもよ
く、警戒/解除入力操作部が複数ある場合は、最新の操
作により警戒入力が選択された時にモニター手段を作動
させるような制御回路部を備えることが好ましい。モニ
ター手段としては、LED等が用いられる。
【0059】 最新の操作により選択された情報を検知
する手段としては、デジタルICを用いるもの、CPU
を用いるもの等が考えられる。図4にデジタルICを用
いる場合、図5にCPUを用いる場合の例を示す。
【0060】 図4において、各警戒/解除入力操作部
60からの信号は、CR積分回路、シュミットトリガー
NOT回路、及びCR微分回路を介して、S/R_F/
F_IC61へ送られる。各警戒/解除入力操作部60
からの警戒信号をOR結合した信号がS側へ、各警戒/
解除入力操作部60からの解除信号をOR結合した信号
がR側へそれぞれ送られ、S/R_F/F_IC61の
2つの出力の一方(例えばQa側)から警戒状態の信号
が、他方(例えばQb側)から解除状態の信号が出力さ
れる。
【0061】 CPUを用いる場合には、図5に示すよ
うに、各警戒/解除入力操作部60からの信号は、CR
積分回路、シュミットトリガーNOT回路を介して、C
PUのI/Oバッファ62へ送られる。いずれかの各警
戒/解除入力操作部60が切り替わった時、各警戒/解
除入力操作部毎に、切り替わった後のI/Oバッファの
値と切り替わる前のI/Oバッファの値のXORをと
り、すべての警戒/解除入力操作部において0であれば
そのままにし、0以外の値があれば警戒/解除のフラグ
を反転させる。警戒/解除入力操作部の切り替えに対応
してXORをとるのではなく、一定時間毎にI/Oバッ
ファの値を読み取り、その直前の一定時間における値と
のXORをとってもよい。
【0062】 又、本発明の自動警戒カメラシステムを
2以上接続したり、電気錠システム等の他のセキュリテ
ィシステム等と本発明の自動警戒カメラシステムを接続
する場合を想定し、警戒/解除入力操作部の切り替えに
対応するエコーバック接点出力を有することが好まし
い。
【0063】 さらに、信号伝達経路Aからの接点出力
を設けることにより2以上のカメラを同時に作動させる
ことができる。例えば、図1において、信号伝達経路A
の持続信号出力手段を構成するワンショットタイマから
の接点出力を設け、それに侵入者撮影カメラを接続する
ことにより、侵入者像を異なるアングルから記録するこ
とができる。
【0064】 本発明の自動警戒カメラシステムは、侵
入者検知用のセンサの各々に対応するa接/b接取り込
みの切り替え手段を有することが好ましい。通常、防犯
システムのセンサの入力接点はb接取り込みであり、例
えば、マグネットセンサの場合、窓が閉まっており回路
が閉じている状態では防犯システムは作動しないが、侵
入者が窓を開けると回路が開き防犯システムが作動する
構成となっている。しかし、a接取り込みのセンサもあ
るため、本発明において、侵入者検知用のセンサの各々
に対応するa接/b接取り込みの切り替え手段を設けれ
ば、工事を行わずにこれらの切り替えが容易にできる。
又、a接取り込みとb接取り込みのセンサを混在させる
ことにより、b接取り込みが通常と考えて行動する侵入
者の検知が容易となる。
【0065】 本発明の自動警戒カメラシステムにおけ
る信号の流れをCPU及びソフトプログラミングにて制
御することにより、制御部を小型、軽量化できるため、
侵入者が防犯システムを発見しにくくなる。又、誤動作
防止手段、持続信号出力手段及び出力遅延手段の設定変
更等が容易になるとともに経済的な面においても好まし
い。
【0066】 図3に本発明の自動警戒カメラシステム
における電力供給部の一例を示す。ダイオードブリッジ
回路40を有する整流手段41を設けることにより、電
源として交流電源及び直流電源を用いることが可能とな
り、又、無極性接続が可能となるため、接続作業におけ
る極性誤りミスを防止することができる。
【0067】 さらに、本発明の自動警戒カメラシステ
ムに2次電池42及び2次電池充電回路43を設け、電
源から2次電池充電回路43にダイオードを介して電源
供給するとともに、電源及び2次電池42のそれぞれか
らダイオードを介して侵入者撮影用カメラ、センサ、信
号制御回路等の各駆動電源部45に電源供給することに
より、供給電源の容量不足、停電時等の際にもシステム
が正常に作動する。2次電池としては、NiCd電池、
鉛電池等が用いられるが、電池の寿命等を考慮すると鉛
電池を用いることが好ましい。又、2次電池を、2次電
池充電回路を介して常時フローチング充電することによ
り、充電電圧を周囲温度に対応して変化させ、過充電に
よる2次電池の電極劣化を少なくすることができる。
【0068】 さらに、本発明の自動警戒カメラシステ
ムに、供給電源の電圧低下検出手段46、2次電池劣化
検出手段47、及び検出異常時の接点出力48を設ける
ことにより、電源部の以上を素早く察知でき、システム
の信頼性をより高めることができる。2次電池の劣化を
検出する手段としては、2次電池の電極の内部抵抗増加
による電圧降下を検出することによるもの等が用いられ
る。
【0069】 図6及び図7に、本発明の自動警戒カメ
ラシステムの主要部を保護ケース70内に一体的に組み
込む場合の一例を示す。図6は、侵入者撮影用カメラと
してストロボ付きスチールカメラを用いた場合の例であ
る。図6(a)及び(b)において、保護ケース70
は、前面ケース72が本体ケース73に蝶番74を介し
て取り付けられ、シャーシ75が本体ケース73の底板
96上にストッパ76を介して取り付けられて成る。前
面ケース72には、センサの一つ77、ストロボ78及
びスチールカメラ79が、前面ケース72に設けられた
孔部からそれらの一部を露出した状態で収納される。
又、本体ケース73には、その開口部側よりワンショッ
トタイマの設定時間の変更等の各種の設定、変更操作を
行う操作部及び信号制御部からのリード線を接続する端
子部が一体となった端子台基板80、信号制御部である
制御基板81、電源部である電源基板82、電源トラン
ス83及び鉛電池98が、シャーシ75上に取り付けら
れた状態で収納される。シャーシ75を介して取り付け
ることにより、収納作業が容易になり、又、ストッパ7
6によってシャーシ75の落下を防止する。このような
配置とすることにより、端子台基板80の操作、及びフ
ィルムの交換を容易に行うことができる。
【0070】 前面ケース72に収納されるセンサ7
7、ストロボ78及びスチールカメラ79の、前面ケー
ス72から露出する部分と前面ケース72並びに前面ケ
ース72と本体ケース73とはパッキン84により水密
に接合され、又、前面ケース72と本体ケース73とは
コインロック又は電磁錠にて施錠される。
【0071】 図7はCCDカメラを用いた場合の例で
ある。スチールカメラ79の代わりにCCDカメラ85
を、ストロボ78の代わりに近赤外線投光器86を用い
る以外は、図6に示す例と同様である。
【0072】 保護ケース70はケース架台87を介し
て任意の場所に取り付けることができる。ケース架台8
7は2本の腕部88を有し、その2本の腕部88を本体
ケース73を両側から挟むように配置し、図6(c)に
示すように、本体ケース73に設けた取り付けボス89
を介してボルト90とナット91により本体ケース73
に取り付けられる。本体ケース73と2本の腕部88と
の角度を適宜に調整した後、2本の腕部88に設けた孔
部を介して取り付けビス92にて本体ケースに固定され
る。
【0073】 本体ケース73と2本の腕部88とを固
定するボルト90は、その雄ネジ部と頭部の間に多角形
の断面を有する部分93を備える。一方、取り付けボス
89はボルト90の多角形の断面を有する部分93と相
補的な形状を有するボルト用孔部94を備える。従っ
て、ケース架台87を本体ケース73に取り付ける際に
は、本体ケース73外部からボルト90をボルト用孔部
94に挿入するとともに本体ケース73内部からナット
91により固定することにより、外側からは容易に開け
ることができない構造とすることができる。又、ボルト
90及びナット91と取り付けボス89とはパッキン9
5により水密に接合される。
【0074】
【発明の効果】 本発明の自動警戒カメラシステムは、
従来のものに比べ誤動作が少なく、侵入者の検知精度が
高く、又、作動した場合には誤動作か否かの確実な判断
ができ、さらに、警戒解除時における侵入者にも対処す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動警戒カメラシステムの一例にお
ける信号の流れを示すブロック図である。
【図2】 本発明の自動警戒カメラシステムにおけるセ
ンサの設置例を示す模式図である。
【図3】 本発明の自動警戒カメラシステムにおける電
力供給部の一例を示すブロック図である。
【図4】 本発明の自動警戒カメラシステムにおける警
戒/解除操作信号検知手段の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】 本発明の自動警戒カメラシステムにおける警
戒/解除操作信号検知手段の他の例を示すブロック図で
ある。
【図6】 本発明の自動警戒カメラシステムの主要部を
保護ケース内に一体的に組み込む場合の一例を示す正面
図(a)、側断面図(b)及び保護ケースとケース架台
の連結部の一例を示す模式図(c)である。
【図7】 本発明の自動警戒カメラシステムの主要部を
保護ケース内に一体的に組み込む場合の他の例を示す正
面図(a)及び側断面図(b)である。
【符号の説明】
1・・・第一センサ、2・・・第二センサ群、3・・・第三セン
サ群、4・・・個別解除スウィッチ、5・・・近赤外線投光器
付きCCDカメラ、6・・・ストロボ付きスチールカメ
ラ、7・・・スウィッチ、8・・・侵入者撮影装置、9・・・誤
動作防止手段、10・・・持続信号出力手段、11・・・出力
遅延手段、12・・・信号変換手段、13・・・警戒/解除入
力操作部、14・・・威嚇警報手段、15・・・スウィッチ、
16・・・来客報知手段、17・・・ストロボ無し写真撮影用
スウィッチ、20・・・センサ、21・・・センサ、22・・・
個別解除スウィッチを備えたセンサ、23・・・ショウウ
インドウ、24・・・撮影区域、25・・・レジ、26・・・警
戒/解除鍵スウィッチ、27・・・シャッタ、28・・・出入
口、29・・・警戒ビーム、40・・・ダイオードブリッジ回
路、41・・・整流手段、42・・・2次電池、43・・・2次
電池充電回路、45・・・駆動電源部、46・・・電圧低下検
出手段、47・・・2次電池劣化検出手段、48・・・接点出
力、49・・・定電圧回路、60・・・警戒/解除入力操作
部、61・・・S/R_F/F IC、62・・・I/Oバッ
ファ、70・・・保護ケース、71・・・ストロボ付きスチー
ルカメラ、72・・・前面ケース、73・・・本体ケース、7
4・・・蝶番、75・・・シャーシ、76・・・ストッパ、77・
・・センサ、78・・・ストロボ、79・・・スチールカメラ、
80・・・端子台基板、81・・・制御基板、82・・・電源基
板、83・・・電源トランス、84・・・パッキン、85・・・
CCDカメラ、86・・・近赤外線投光器、87・・・ケース
架台、88・・・腕部、89・・・取り付けボス、90・・・ボ
ルト、91・・・ナット、92・・・取り付けビス、93・・・
多角形の断面を有する部分、94・・・ボルト用孔部、9
5・・・パッキン、96・・・押さえ金具、97・・・電磁錠、
98・・・鉛電池

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は2以上の侵入者撮影用カメラ、侵
    入者検知用の1又は2以上のセンサ、及び1又は2以上
    の警戒/解除入力操作部を備え、当該1又は2以上のセ
    ンサからの信号により侵入者撮影用カメラが作動する自
    動警戒カメラシステムであって、 当該1又は2以上のセンサからの各信号は、信号伝達経
    路A若しくはB又はその両方に割り当てられ、 当該信号伝達経路Aは、 当該信号伝達経路Aに割り当てられたセンサから所定時
    間内に所定回数の信号を受ける毎に1のパルス信号を出
    力する誤動作防止手段及び当該誤動作防止手段から当該
    パルス信号を受けると、所定時間、ワンショットパルス
    信号を下流に出力する持続信号出力手段を備えるととも
    に、 当該信号伝達経路Bは当該信号伝達経路Bに割り当てら
    れたセンサから信号を受けると、所定時間の後、ワンシ
    ョットパルス信号を所定時間下流に出力する出力遅延手
    段を備え、 当該1又は2以上の警戒/解除入力操作部の最新の操作
    時において警戒入力が選択されたとき、 当該信号伝達経路A及びBからの信号をOR結合した信
    号、 当該信号伝達経路A及びBからの信号をAND結合した
    信号、 当該信号伝達経路Aのみからの信号、 又は当該信号伝達経路Bのみからの信号から選択された
    いずれかの信号により当該侵入者撮影用カメラを作動さ
    せることを特徴とする自動警戒カメラシステム。
  2. 【請求項2】 当該1又は2以上の侵入者撮影用カメラ
    の各々が、スチールカメラ又はCCDカメラである請求
    項1に記載の自動警戒カメラシステム。
  3. 【請求項3】 当該持続信号出力手段及び当該出力遅延
    手段から出力されるワンショットパルス信号を連続的パ
    ルス信号に変換する信号変換手段を備え、当該連続的パ
    ルス信号によりスチールカメラを作動させる請求項2に
    記載の自動警戒カメラシステム。
  4. 【請求項4】 当該信号伝達経路Aに割り当てられるセ
    ンサが1又は2以上のパッシブセンサであり、当該信号
    伝達経路Bに割り当てられるセンサが、パッシブセン
    サ、近赤外線透過式ビーム遮断センサ、近赤外線反射式
    ビーム遮断センサ、マグネット式リードリレー式セン
    サ、振動式ガラス破損センサ、シャッタセンサ、炎検知
    センサから選択した1又は2以上のセンサである請求項
    1、2又は3に記載の自動警戒カメラシステム。
  5. 【請求項5】 個別解除スウィッチを備えた1又は2以
    上のセンサをさらに有し、当該1又は2以上のセンサか
    らの信号は信号伝達経路Cに割り当てられ、当該センサ
    の数が2以上の場合はこれらのセンサからの信号をOR
    又はAND結合した信号が信号伝達経路Cに割り当てら
    れ、当該信号伝達経路Cからの信号と当該選択された信
    号とをOR結合した信号により当該侵入者撮影用カメラ
    を作動させる請求項1、2、3又は4のいずれかに記載
    の自動警戒カメラシステム。
  6. 【請求項6】 当該信号伝達経路Cが出力遅延手段を備
    える請求項5に記載の自動警戒カメラシステム。
  7. 【請求項7】 威嚇警報手段を有し、 当該威嚇警報手段の作動信号伝達経路が当該選択された
    信号の伝達経路から分岐して成る請求項1〜4のいずれ
    かに記載の自動警戒カメラシステム。
  8. 【請求項8】 当該威嚇警報手段の作動信号伝達経路
    が、当該信号伝達経路Cからの信号と当該選択された信
    号とがOR結合する点の下流で分岐して成る請求項5又
    は6に記載の自動警戒カメラシステム。
  9. 【請求項9】 当該威嚇警報手段の作動信号伝達経路が
    出力遅延手段を備える請求項7又は8に記載の自動警戒
    カメラシステム。
  10. 【請求項10】 当該威嚇警報手段として、警報ブザ
    ー、警告音声、回転灯から選択した1又は2以上を有
    し、かつ当該威嚇警報手段の作動信号伝達経路からの接
    点出力を有する請求項7、8又は9に記載の自動警戒カ
    メラシステム。
  11. 【請求項11】 警戒状態にあるか否かを示すモニター
    手段及び当該1又は2以上の警戒/解除入力操作部の最
    新の操作時において警戒入力が選択されたとき、当該モ
    ニター手段に作動信号を伝える制御回路部を有する請求
    項1〜10のいずれかに記載の自動警戒カメラシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 当該1又は2以上の警戒/解除入力操
    作部の最新の操作時において選択された入力に対応する
    エコーバック接点出力を有する請求項11に記載の自動
    警戒カメラシステム。
  13. 【請求項13】 当該信号伝達経路Aから出力されるワ
    ンショットパルス信号を分岐して接点出力する請求項1
    〜12のいずれかに記載の自動警戒カメラシステム。
  14. 【請求項14】 侵入者撮影用カメラとしてCCDカメ
    ラを用いる場合において、当該CCDカメラからの映像
    信号を転送する転送装置を有する請求項1〜13に記載
    の自動警戒カメラシステム。
  15. 【請求項15】 ブザー、チャイム又は合成音声から選
    択した1又は2以上の来客報知手段を備え、 当該1又は2以上の警戒/解除入力操作部の最新の操作
    時において解除入力が選択されたとき、 当該信号伝達経路A及びBからの信号をOR結合した信
    号、 当該信号伝達経路A及びBからの信号をAND結合した
    信号、 当該信号伝達経路Aのみからの信号、 又は当該信号伝達経路Bのみからの信号から選択された
    いずれかの信号により当該来客報知手段を作動させる請
    求項1〜14のいずれかに記載の自動警戒カメラシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 信号伝達経路A、B、C及び警戒/解
    除入力回路がa接点/b接点取り込みの切り替え手段を
    備えた請求項1〜15のいずれかに記載の自動警戒カメ
    ラシステム。
  17. 【請求項17】 当該侵入者撮影用カメラの撮影区域
    が、当該侵入者検知用のセンサの警戒区域を包含する請
    求項1〜16のいずれかに記載の自動警戒カメラシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 信号の流れをCPU及びソフトプログ
    ラミングにて制御する請求項1〜17のいずれかに記載
    の自動警戒カメラシステム。
  19. 【請求項19】 電源として交流電源又は直流電源を用
    い、当該電源からの無極性入力をダイオードブリッジ回
    路を介した整流手段により適当な供給電源に変換する請
    求項1〜18のいずれかに記載の自動警戒カメラシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 2次電池及び2次電池充電回路を備
    え、当該供給電源から当該2次電池充電回路にダイオー
    ドを介して電源供給し、当該供給電源及び当該2次電池
    のそれぞれからダイオードを介して当該侵入者撮影用カ
    メラ、当該センサ、信号制御回路の各駆動電源部に電源
    供給し、かつ、当該供給電源の電圧低下検出手段、当該
    2次電池の電極の内部抵抗増加による電圧降下を検出す
    ることによる2次電池劣化検出手段、及び検出異常時の
    接点出力を有する請求項19に記載の自動警戒カメラシ
    ステム。
  21. 【請求項21】 前面ケース部が本体ケース部に蝶番を
    介して取り付けられて成る保護ケースにおいて、当該侵
    入者検知用のセンサの少なくとも一つ及び当該侵入者撮
    影用カメラを当該前面ケース内に収納し、端子部、操作
    部、信号制御部及び電源部を当該本体ケース内に収納す
    る請求項1〜20のいずれかに記載の自動警戒カメラシ
    ステム。
  22. 【請求項22】 侵入者撮影用カメラ及び侵入者検知用
    の2以上のセンサを備え、これらのセンサからの信号に
    より侵入者撮影用カメラが作動する自動警戒カメラシス
    テムであって、2以上の当該センサが1の警戒区域内に
    異なる方向から警戒ビームを照射することを特徴とする
    自動警戒カメラシステム。
JP29616694A 1994-11-30 1994-11-30 自動警戒カメラシステム Pending JPH08153285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29616694A JPH08153285A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動警戒カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29616694A JPH08153285A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動警戒カメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08153285A true JPH08153285A (ja) 1996-06-11

Family

ID=17830020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29616694A Pending JPH08153285A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動警戒カメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08153285A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013941A1 (ja) * 2004-08-05 2006-02-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 監視装置およびそのプログラム
JP2006171951A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Sogo Kanzai Kk 侵入者監視装置及び侵入者監視システム
JP2014120046A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Pioneer Electronic Corp センサ装置及び通信装置システム
JP2020134568A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 Necネッツエスアイ株式会社 独立電源型カメラ
CN112201020A (zh) * 2020-10-10 2021-01-08 合肥远康信息技术有限公司 一种智慧110联网综合报警平台可视化系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013941A1 (ja) * 2004-08-05 2006-02-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 監視装置およびそのプログラム
JP2006171951A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Sogo Kanzai Kk 侵入者監視装置及び侵入者監視システム
JP2014120046A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Pioneer Electronic Corp センサ装置及び通信装置システム
JP2020134568A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 Necネッツエスアイ株式会社 独立電源型カメラ
CN112201020A (zh) * 2020-10-10 2021-01-08 合肥远康信息技术有限公司 一种智慧110联网综合报警平台可视化系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6069655A (en) Advanced video security system
US6163257A (en) Security system having event detectors and keypads with integral monitor
EP1400939B1 (en) A system for monitoring an environment
US6909370B2 (en) Intruder detection device and intruder detection method
JP2007195130A (ja) 映像監視システム
US11790743B2 (en) System and method for property monitoring
JP2611092B2 (ja) 遠隔監視警備システム
JPH08153285A (ja) 自動警戒カメラシステム
KR200188880Y1 (ko) 영상 전송용 보안 시스템
JPH07182579A (ja) 火災感知器
JP2000295598A (ja) 遠隔監視システム
JPH11306447A (ja) 侵入監視装置
JP2008146401A (ja) 常時防犯システム
JPH08124065A (ja) 画像伝送システム
JP3035932U (ja) 画像伝送による警備装置
JPH08194875A (ja) 監視システム
JPH02121100A (ja) 非接触式カードを用いた巡回システム
JP6562515B2 (ja) セキュリティシステム
WO1995008165A1 (en) Security camera
JP4490548B2 (ja) アドレス送信機能付センサ
JP2005250634A (ja) 自動監視方法および装置
JPH05108981A (ja) 総合監視制御システム
JPH11242784A (ja) 夜間・休日の侵入者監視及び扉開鍵システム
JP2876327B2 (ja) 防犯制御装置
JPH10289389A (ja) 監視警報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223