JP6562515B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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Description

本発明はセキュリティシステムに関する。詳しくは、来訪者の施設への入出と内部での動きを検出して通報の必要性を判断し、その必要性に応じた対処が可能なセキュリティシステムに関する。
従来は、神社や仏閣は施錠や閉門をせず常時参拝可能であったが、近年では、このような施設で供物や賽銭が窃取されたり、不審火が起こったりする頻度は、なべて増加傾向にあり、管理側で不測の事態を想定しておかなければならないため、例えば、参拝時間を日中の一定の時間帯に限るなどの防犯対策を行うことで対応していた。
しかし、参拝時間を一定の時間帯に限ると、時間外に訪れた場合には参拝することができない。
このため、特許文献1に示すように、各種センサを用いて、センサからの検出信号に基づき報知音を発生する報知装置が提案されている。これにより来訪者の有無を常時検知することができ神社や仏閣の防犯に役立てることができる。
また、特許文献2に示すように、予め定められた監視空間内に設けられたセンサを用いて監視空間内での滞在時間を測定することで、監視空間内にいる人物の正常又は異常を察知し警報音の出力を判断する生活情報異常監視システムが提案されている。
実開昭61−107095号公報 特許3489235号
しかしながら、特許文献1に記載された報知装置では、神社や仏閣を訪れた全ての人がセンサによって検知され、参拝を目的として訪れた檀家や門徒に対しても報知音が発せられてしまう。このため、窃取などを目的として悪意を持って侵入した人物と、真に参拝を目的として訪れた人とを選別することができない。
また、特許文献2に記載された生活情報異常監視システムでは、予め定めた所定の時間内にセンサに検知されたか否かを以って異常又は正常を判断するので、千差万別な行動パターンに柔軟に対応することができない。このため、本来は正常であったにも関わらず異常であると判断されてしまう。
即ち、特許文献1及び特許文献2のいずれであっても誤報が発生してしまう可能性が高く、セキュリティシステムとして充分に機能しているとは言えない。
また、特許文献1に記載された報知装置及び特許文献2に記載された生活情報異常監視システムでは、いずれも異常が検知されれば、即警備会社などの外部機関へ通報されるが、神社や仏閣では、侵入者を検挙することよりも行動を改めさせるようにしたいという要望も少なくない。しかしながら、このような要望に対して、特許文献1及び特許文献2のいずれも、これに応える手段とはなり得ない。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであり、来訪者の施設への入出と内部での動きを検出して通報の必要性を判断し、その必要性に応じた対処が可能なセキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のセキュリティシステムは、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した際に来訪者の入出を検知した信号を送信可能な2以上のセンサと、該センサから送信された、前記来訪者の入出を検知した信号を受信する受信部と、該受信部へ送信された、前記検知可能な領域内への前記来訪者の入出を検知した信号の数をカウントするカウント部と、前記センサの一つが、前記検知可能な領域内への来訪者の立入りを検知してから、全てのセンサが、同検知可能な領域からの来訪者の退出を検知するまでの滞在時間を計測する計測部と、前記カウント部で得られた、前記検知可能な領域内への前記来訪者の入出を検知した信号の数と、前記計測部で得られた前記滞在時間の値を、それぞれ予め定められた閾値と比較し、通報の必要性を判断する判断部と、該判断部により通報の必要性がないと判断されたときは通報を行わず、通報の必要性があると判断されたときは所定の通報を行う通報部とを備える。
ここで、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した際に来訪者の入出を検知した信号を送信可能な2以上のセンサによって、時間を限ることなく領域内への来訪者の入出を検知することができる。
また、センサから送信された、来訪者の入出を検知した信号を受信する受信部によって、センサにより検知された信号を受信することができる。
また、受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数をカウントするカウント部によって、受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数を把握することができる。
また、センサの一つが、検知可能な領域内への来訪者の立入りを検知してから、全てのセンサが、検知可能な領域からの来訪者の退出を検知するまでの滞在時間を計測する計測部によって、来訪者が領域内に滞留した時間を計測することができる。
また、カウント部で得られた、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数と、計測部で得られた滞在時間の値を、それぞれ予め定められた閾値とを比較し、通報の必要性を判断する判断部によって、通報が必要であるかを判断することができる。なお、受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数及び滞在時間についての閾値は、任意に定めることができる。
また、判断部により通報の必要性がないと判断されたときは通報を行わず、通報の必要性があると判断されたときは所定の通報を行う通報部によって、判断部が提示した通報の必要性によって、通報する場合と通報をしない場合のいずれかの対応を取ることができる。
受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数の閾値が7であり、かつ受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が7以上であると共に、計測部で得られた滞在時間の閾値が10分間であり、かつ計測部で得られた滞在時間が10分間以上であるときには、判断部において通報の必要性があると判断され、通報部において所定の通報を行うようにした場合には、受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が6以下の場合、若しくは滞在時間が10分間未満であるときには通報せず、受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が7以上であり、かつ滞在時間が10分間以上であるときにのみ通報することができる。
受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が6以下である場合、若しくは滞在時間が10分間未満のときは、参拝のための領域内の移動及び滞在であることが考えられるので、通報を行わない。これにより、参拝を目的とした来訪者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が7〜9であるとき、判断部で通報の必要性があると判断され、通報部において来訪者に対して注意を促す通報を行い、来訪者の入出を検知した信号の数が10以上であるときに判断部で通報の必要性があると判断され、通報部において外部への通報を行う場合には、来訪者に対して段階的に対応することができる。
受信部へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が6以下であるときは、参拝のための領域内の移動であることが考えられるので、通報を行わない。これにより、参拝を目的とした来訪者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
滞在時間が10分間以上30分間未満であるとき、判断部で通報の必要性があると判断され、通報部で来訪者に対して注意を促す通報を行い、滞在時間が30分間以上であるときに、判断部で通報の必要性があると判断され、通報部において外部への通報を行う場合には、来訪者に対して段階的に対応することができる。
来訪者の滞在時間が10分未満であるときは、参拝に要する時間と考えられ、通報を行わない。これにより、参拝を目的とした来訪者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
センサは、検知可能な領域内での特定の来訪者の移動を追跡することができる場合には、複数の来訪者が同時に滞在する場合であっても、通報の必要性の判断をより正確に行うことができる。
本発明に係るセキュリティシステムは、来訪者の施設への入出と内部での動きを検出して通報の必要性を判断し、その必要性に応じた対処が可能なセキュリティシステムとなっている。
本発明に係るセキュリティシステムの一実施の形態を示すと共に納骨堂に設置した態様を示す説明図である。 本発明に係るセキュリティシステムの一実施の形態のブロック図である。 本発明に係るセキュリティシステムの一実施の形態における制御系のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図3を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
〔実施の形態〕
図1に示すように、本発明に係るセキュリティシステムSは納骨堂Nの屋内に設置されており、コントローラ5、トリガーセンサTS、メインセンサMS、センサ4〜4gから構成される。トリガーセンサTS、メインセンサMS、センサ4〜4gは検知可能な領域内への立入りと退出を検出してカウントすることができ、カウントした情報を信号に変え、無線を用いて随時コントローラ5へ送信する。
納骨堂Nには、一般の来訪者が出入りする出入口Eの近くに来訪者の入出を検知するトリガーセンサTSが設置されている。トリガーセンサTSが来訪者の納骨堂N内への入室を検知することによって、セキュリティシステムSが起動する。なお、トリガーセンサTSの設置個所は一か所に限られず、窓や裏口など入出可能な場所に複数設けることもできる。
出入口Eから見て納骨堂N内の最奥の中央には本尊を安置する祭壇Hが設けられており、祭壇Hの近傍には、本実施の形態に係るセキュリティシステムSの各制御を行うコントローラ5が設置されている。なお、コントローラ5の設置場所は祭壇Hの近傍に限られるものではなく、祭壇Hから離れた場所に設置することもできる。
出入口Eから祭壇Hにかけて主通路Mが設けられており、祭壇Hから出入口Eに向けてメインセンサMSが設けられている。メインセンサMSは主通路M全体を含む主領域MRへの来訪者の出入りを検知することができる。
図1において左側には、主通路Mと略直交する方向に仏壇を収容可能な複数の区画を有する収容棚1、1a、1bが奥側から出入口E側にかけて設置されている。また、主通路Mの出入口Eからみて右側にも同様に収容棚1c、1d、1eが奥から出入口E側にかけて設置されている。収容棚1、1a、1b、1c、1d、1eはそれぞれ、奥側の側面と出入口E側の側面の両側面に仏壇を収容することができる。
収容棚1の奥側には小通路2が設けられており、小通路2全体を含む領域3への来訪者の出入りを検知可能な熱センサ4が収容棚1近傍の壁面WLに設けられている。収容棚1と収容棚1aの間には小通路2aが設けられており、小通路2a全体を含む領域3aへの来訪者の出入りを検知可能な熱センサ4aが収容棚1及び収容棚1a近傍の壁面WLに設けられている。収容棚1aと収容棚1bの間には小通路2bが設けられており、小通路2b全体を含む領域3bへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4bが収容棚1a及び収容棚1b近傍の壁面WLに設けられている。
収容棚1cの奥側には小通路2cが設けられており、小通路2c全体を含む領域3cへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4cが収容棚1c近傍の壁面WRに設けられている。収容棚1cと収容棚1dの間には小通路2dが設けられており、小通路2d全体を含む領域3dへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4dが収容棚1cと収容棚1d近傍の壁面WRに設けられている。
収容棚1dと収容棚1eの間には小通路2eが設けられており、小通路2e全体を含む領域3eへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4eが収容棚1d及び収容棚1e近傍の壁面WRに設けられている。収容棚1bの出入口E側には小通路2fが設けられており、小通路2f全体を含む領域3fへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4fが収容棚1b近傍の壁面WLに設けられている。収容棚1eの出入口E側には小通路2gが設けられており、小通路2g全体を含む領域3gへの来訪者の出入りを検知可能なセンサ4gが収容棚1e近傍の壁面WRに設けられている。
図3に示すように、トリガーセンサTS、メインセンサMS及びセンサ4〜4gは、検知領域への来訪者の立入及び退出を検知する検知部40と、検知した情報を信号に変えてコントローラ5へ送信する送信部41とから構成される。
コントローラ5は、トリガーセンサTS、メインセンサMS及びセンサ4〜4gから送信された信号を受信する受信部50と、トリガーセンサTS、メインセンサMS及びセンサ4〜4gが来訪者の立入を検知してから退出を検知するまでの滞在時間を計測する計測部の一例であるタイマー53と、受信部50へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数をカウントするカウント部の一例である集計部54と、受信部50へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数の閾値及び滞在時間の閾値を記憶するデータ保存部55と、タイマー53及び集計部54から得られた値とデータ保存部55に保存された閾値とを比較し通報の必要性を判断する判断部51と、判断部51の判断に従って通報することが可能な通報部の一例であるスピーカ部52とから構成される。
〔セキュリティシステムSのフロー〕
図1ないし図3(主に図2)を参照して本実施の形態に係るセキュリティシステムSの制御系のフローを説明する。なお、コントローラ5には計測部であるタイマー53が設置されており、日中(6時から20時まで)警備モードと、夜間(20時から翌日の6時まで)警備モードの切り替えが可能となっている。
(日中の来訪者の場合)
日中(例えば6時から20時まで)に参拝を目的として納骨堂Nを訪れた来訪者は、出入口Eから納骨堂N内に入る。このとき、出入口E付近に設けられたトリガーセンサTSが、検知部40で来訪者の入室を検知(ST1)し、トリガーセンTSの送信部41から来訪者の入室情報に関する信号がコントローラ5の受信部50へ送信される。
これにより、コントローラ5のタイマー53が、信号を受信した時刻が日中(6時から20時まで)であることを確認(ST2)し、セキュリティシステムSの日中の警備モードが起動する。
コントローラ5の受信部50がこの信号を受信すると、コントローラ5内のスピーカ部52から予め録音されたお経が約10分間流れる(ST3)。これにより、来訪者はお経を聴きながら、祭壇Hと仏壇Zにお参りすることができる。なお、お経は10分経過後(ST30)には自動的に停止する(ST31)。
お参りを終えた来訪者は出入口Eより退室する際トリガーセンサTSの検知部40により「納骨堂Nからの退室」を検知され、この信号が送信部41からコントローラ5に送られ、受信部50が受信したことによりセキュリティシステムSは終了する。
なお、日中は周囲の目もあることから窃盗などの目的で訪れる侵入者はいないと考えられるが、仮に窃盗などの目的で訪れた侵入者であっても、お経を聴かせることで改心させることが期待でき、犯罪を未然に防ぐことができる。
また、日中の場合であっても、後述する夜間の来訪者の場合と同じように、来訪者の入出を検知した信号の数をカウントし、滞在時間を計測して閾値との照合を行い、通報の必要性を判断するようにしてもよい。
そして、日中の警備モードと夜間の警備モードが切替わる時間帯は、任意に設定することができる。
(夜間の来訪者の場合)
夜間(例えば20時から翌日の6時まで)に納骨堂Nを訪れた来訪者は、出入口Eから納骨堂N内に入る。このとき、出入口E付近に設けられたトリガーセンサTSの検知部40が、来訪者の入室を検知(ST1)し、トリガーセンサTSの送信部41より来訪者の入室情報に関する信号がコントローラ5の受信部50へ送信される。
これにより、コントローラ5のタイマー53が、信号を受信した時刻が夜間(20時から翌日の6時まで)であることを確認(ST2)し、セキュリティシステムSの夜間警備モードが起動すると同時に、タイマー53により来訪者の滞在時間の計測が開始される(ST4)。
来訪者は出入口Eを通過後、まず主通路Mを通り正面に配置された祭壇Hにお参りをし、その後来訪者の仏壇Zが置かれている場所へ向かう。本実施の形態では、仏壇Zは収納棚1の出入口E側の側面の一区画に置かれている。
まず、来訪者は必ず主通路Mを通るので、メインセンサMSが検知可能な主領域MRへ立入る。このときメインセンサMSの検知部40により「主領域MR内への立入」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされる。このときのカウント数は「1」である。
次に、来訪者は主通路Mから左折し小通路2aへ進み、主領域MRから退出する。このときメインセンサMSの検知部40により「主領域MRからの退出」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされる。このときのカウント数は「2」となる。
続いて、来訪者はセンサ4aが検知可能な領域3aへ立入る。このとき、センサ4aの検知部40により「領域3aへの立入」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされ、カウント数は「3」となる。
来訪者は領域3aに滞在したまま仏壇Zに参拝する。参拝を終えると、小通路2aを通って主通路Mへ戻り、領域3aから退出する。このときセンサ4aの検知部40により「領域3aからの退出」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされ、カウント数は「4」となる。
続いて、来訪者は再びメインセンサMSの検知可能な主領域MRに立ち入る。このときメインセンサMSの検知部40より「主領域MRへの立入」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされ、カウント数は「5」となる。
そして、来訪者は出入口Eから退室する。このとき、メインセンサMSの検知部40により「主領域MRからの退出」を検知され、この検知に関する信号がコントローラ5の受信部50で受信されて集計部54でカウントされ、カウント数は「6」となる。
最後に、お参りを終えた来訪者は出入口Eより退室する際トリガーセンサTSの検知部40により「納骨堂Nからの退室」を検知され、この信号がコントローラ5に送られ、コントローラ5が受信したことによりセキュリティシステムSは終了する。
ここで、来訪者が納骨堂N内に入室した際にトリガーセンサTSの検知部40で検知されその信号がコントローラ5の受信部50で受信されることで、タイマー53により来訪者の滞在時間の測定が開始される。通常は約10分程度で参拝を終えると考えられるため、来訪者が入室から10分以内(ST5)にトリガーセンサTSにより「納骨堂Nからの退室」が検知された場合(ST50)にはコントローラ5内の判断部51において通常の参拝であると判断され、何らの通報を行わずに、セキュリティシステムSは終了する。
このような処理を行うことにより、参拝に訪れた来訪者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
〔滞在時間が10分間を超え、かつセンサからの入出の信号が7未満である場合〕
滞在時間が10分間を超え、かつセンサからの入出の信号が7未満である場合には、やや長い滞在時間であると考えられるものの通常の参拝の可能性も否定できない。よって、滞在時間が10分間を超えた後、トリガーセンサTSにより「納骨堂Nからの退室」が検知された場合(ST60)にはコントローラ5内の判断部51において通常の参拝であると判断され、何らの通報を行わずに、セキュリティシステムSは終了する。
このような処理を行うことにより、参拝に訪れた来訪者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
〔滞在時間が10分間を超え、かつセンサからの入出の信号が7以上である場合〕
滞在時間が10分間を超え(ST5)、かつセンサからの入出の信号が7以上である場合(ST6)には、納骨堂N内を徘徊している可能性が考えられる。よって、この場合には、コントローラ5のスピーカ部より52よりお経を約10分間流す(ST7)。
これにより、何らかの事情により滞在時間が長くなった場合であっても、来訪者の気持ちを害することなく、時間の経過を知らせることができる。なお、参拝を目的とするのではなく、窃盗や放火などを企んだ侵入者の場合には、お経を聴かせることで侵入者を改心させることが期待でき、犯罪を未然に防ぐことができる。
なお、お経を約10分間流した後にトリガーセンサTSの検知部40により来訪者若しくは侵入者の「納骨堂Nからの退室」が検知された場合(ST8)には、コントローラ5内の判断部51において通常の参拝であると判断され、何らの通報を行うことなくセキュリティシステムSは終了する。仮に、窃盗などの目的を持った侵入者であっても、お経を聴いたことで納骨堂Nから退室したことから改心したと想定し、通報を行うことなくセキュリティシステムSは終了する。
このような処理を行うことにより、参拝に訪れた来訪者や改心した侵入者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
〔滞在時間が20分間を超えた場合〕
滞在時間が20分間を超えた(ST9)場合、来訪者に対し「問いかけ」を行う(ST90)。問いかけは、注意を促す通報の一態様であり、具体的な内容としては、「信仰についての一般的な話」「釈迦の教え」などが考えられるが、これに限られるものではなく、来訪者の心の迷いを取除く、あるいは侵入者の改心を促すような言葉であれば良い。
問いかけにより、来訪者が何らかの事情によりつい滞在時間が長くなった場合、あるいは悲観的な考えにとらわれていた場合であっても、来訪者の気持ちを害することなく、時間の経過を知らせ、あるいは悩みを解決する糸口を伝えることができる。参拝を目的とするのではなく、窃盗や放火などを企んだ侵入者の場合には、問いかけを行うことで改心させることが期待でき、犯罪を未然に防ぐことができる。
〔滞在時間が10分間を超え、かつ受信部50へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が10以上である場合〕
滞在時間が10分間を超え、かつ受信部50へ送信された、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が10以上である場合(ST91)には、窃盗や放火などの目的を以って納骨堂N内を徘徊している可能性が強く推認される。よって、この場合には、コントローラ5のスピーカ部より52より「セキュリティシステムを設置している」旨を通告する(ST92)。「セキュリティシステムを設置している」旨の通告は、注意を促す通報の一態様であり、具体的な内容としては「この納骨堂Nには安全対策としてセキュリティシステムが設置されています。」などが考えられるが、これに限られるものではなく、来訪者にセキュリティシステムが設置されていることを知らせる言葉であればよい。
通常の参拝が10分程度で終わること、通常の参拝である場合に検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が6であることを考慮すると、明らかに納骨堂N内を長時間にわたり徘徊していることと考えられる。これにより、何らかの事情により滞在時間が長くなった場合、若しくは納骨堂N内を悪意なく移動していた場合であっても、来訪者の気持ちを害することなく、セキュリティシステムが設置されていることや時間が経過していることを知らせることができる。
なお、参拝を目的とするのではなく、窃盗や放火などを企んだ侵入者の場合には、「セキュリティシステムを設置している」旨を通告することで、監視されていることを侵入者に認識させ、窃盗や放火などの行為を行えば検挙される恐れがあるとの危惧をいだかせることが期待でき、犯罪を未然に防ぐことができる。
トリガーセンサTSにより来訪者若しくは侵入者の「納骨堂Nからの退室」が検知された場合には、来訪者については参拝を終えたものと判断部51で判断し、侵入者については改心したものと判断し、外部機関(警備会社や警察)への通報は行わず、セキュリティシステムSは終了する。
これにより、参拝に訪れた来訪者や改心をした侵入者を誤って通報してしまうことを防ぐことができる。
〔滞在時間が30分間を超え、かつ来訪者のセンサによるカウント数が10を超えた場合〕
滞在時間が30分間を超え、かつ来訪者のセンサによるカウント数が10を超えた場合(ST10)には、警察や警備会社などの外部機関へ通報する(ST11)。通常の参拝が10分程度で終わることと、来通常の参拝である場合に検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した信号の数が6であること及び夜間の時間帯であることを考慮すると、窃盗や放火などの目的があって納骨堂N内に侵入したと判断できる。このため、警察などの外部機関へ通報する。
このとき、外部への連絡と同時に、侵入者に犯行を止めるよう警告を行う、あるいは検挙した際の証拠とするために納骨堂N内の映像を録画することも可能である。
なお、センサに追跡機能を付加することで、複数の人間が同時に納骨堂N内に滞在している場合であっても各来訪者の移動を追跡することで、各来訪者の入出を検知した信号の数や滞在時間を割り出すことができる。
あるいは、来訪者の人数をカウントし、検知可能な領域内への入出のカウント数や滞在時間を来訪者数で除した、一人あたりの値をカウント数や滞在時間の値とし、これらの値と閾値を比較して通報の必要性を判断するようにしてもよい。
このように、本願発明に係るセキュリティシステムは、検知可能な領域内への来訪者の入出を検知し、来訪者の入出に関する情報と予め定められた閾値を照合して通報の必要性を判断し、その必要性に応じて多段階的に来訪者に対して対処することが可能なものとなっている。
MS メインセンサ
S セキュリティシステム
TS トリガーセンサ
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g 領域
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f、4g センサ
5 コントローラ
50 受信部
51 判断部
52 スピーカ部
53 計測部
54 集計部
55 データ保存部

Claims (1)

  1. 検知可能な領域内への来訪者の入出を検知した際に来訪者の入出を検知した信号を送信可能な2以上のセンサと、
    該センサから送信された、前記来訪者の入出を検知した信号を受信する受信部と、
    該受信部へ送信された、前記検知可能な領域内への前記来訪者の入出を検知した信号の数をカウントするカウント部と、
    前記センサの一つであり、来訪者の入出を検知するセンサが前記検知可能な領域内への来訪者の立入りを検知してから、前記検知可能な領域からの来訪者の退出を検知するまでの滞在時間を計測する計測部と、
    前記カウント部で得られた、前記検知可能な領域内への前記来訪者の入出を検知した信号の数と、前記計測部で得られた前記滞在時間の値を、それぞれ予め定められた閾値と比較し、前記信号の数が閾値以上であり、かつ前記滞在時間が閾値以上である場合に通報の必要性を判断する判断部と、
    該判断部により通報の必要性がないと判断されたときは通報を行わず、通報の必要性があると判断されたときであって、前記滞在時間が10分間以上20分間未満であり、かつ前記受信部へ送信された、前記検知可能な領域内への前記来訪者の入出を検知した信号の数が7〜9であるとき、前記通報部において前記来訪者に対して前記所定の通報としてお経を流し、前記滞在時間が20分間以上であり、かつ前記信号の数が7〜9であるとき、前記通報部において前記来訪者に対して前記所定の通報として問いかけを行い、前記滞在時間が10分間以上20分間未満であり、かつ前記信号の数が10以上であるとき、前記通報部において前記来訪者に対して前記所定の通報としてセキュリティを設けている旨を通告し、前記滞在時間が30分間以上であり、かつ前記信号の数が10以上であるとき、前記通報部において外部への通報を行う通報部とを備える
    セキュリティシステム。
JP2016190121A 2016-09-28 2016-09-28 セキュリティシステム Active JP6562515B2 (ja)

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