JPH08152695A - 放射線画像読取装置 - Google Patents

放射線画像読取装置

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JPH08152695A
JPH08152695A JP6295014A JP29501494A JPH08152695A JP H08152695 A JPH08152695 A JP H08152695A JP 6295014 A JP6295014 A JP 6295014A JP 29501494 A JP29501494 A JP 29501494A JP H08152695 A JPH08152695 A JP H08152695A
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JP
Japan
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light
erasing
phosphor
sheet
scanning direction
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JP6295014A
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English (en)
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Fumihiro Namiki
文博 並木
Shinichi Yoshimoto
真一 吉本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、放射線画像が蓄積された輝尽蛍光体
に励起光を走査しその輝尽蛍光体から発せられた輝尽発
光光を受光して画像信号を得る放射線画像読取装置に関
し、ノイズの少ない画像データを得ること、および装置
の小型化を図ることを目的とする。 【構成】レーザビーム4aを、スリット体12を経由し
て輝尽蛍光体1に照射し、輝尽蛍光体1から発せられた
輝尽蛍光光を、シート13A,13B;13C,13D
の間で反射させながら光電子増倍管9A,9Bに導いて
受光する。スリット体12は図1の上下に移動し、それ
に伴って、シート13A,13B;13C,13Dは、
それぞれ、巻取ローラ14A,14B;14C,14D
に巻取られ、もしくは巻取ローラ14A,14B;14
C,14Dから送り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像が蓄積記録
された平板状の輝尽蛍光体に励起光を走査しその輝尽蛍
光体から発せられた輝尽発光光を受光して画像信号を得
る放射線画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線画像等の放射線画像が病
気診断用等に多用されている。例えばX線画像を例にと
ると、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリー
ン)に照射し、これによりX線を可視光に変換し、この
可視光を銀塩フィルムに照射して潜像を形成し、これを
現像することによりX線画像を得、このようにして得ら
れたX線画像が病気診断等に用いられている。また近年
では上記のように銀塩フィルム上に得られたX線画像を
いわゆるフィルムディジタイザにより光電的に読み取っ
て画像信号を得、この画像信号に画像処理を施すことに
より、鮮鋭度、ダイナミックレンジ、粒状性等画質を定
める種々の画像性能の改善が図られた後、高画質の再生
画像を得るシステムも用いられてきている。
【0003】また上記銀塩フィルムを用いるシステムに
代わり、蓄積性蛍光体(輝尽蛍光体)を用いるシステム
が利用され始めている。この輝尽蛍光体を用いるシステ
ムとは、輝尽蛍光体をシート状もしくはパネル状に形成
した輝尽蛍光体に被写体を透過したX線を照射して該輝
尽蛍光体パネルにX線画像を蓄積記録し、その後この輝
尽蛍光体を励起光により走査してそこに蓄積記録された
X線画像を担持する輝尽発光光を放出させ、その輝尽発
光光を光電的に読み取って画像信号を得、該画像信号に
画像処理を施した後再生画像を得るシステムであり、こ
のシステムの基本的な方法としては、米国特許公報第
5,859,527号に記載されている。ここで輝尽蛍
光体とは、X線、α線、β線、γ線等の放射線が照射さ
れると、その放射線のエネルギーの一部をしばらくの間
あるいは長時間内部に蓄積し、その間に赤外光、可視
光、紫外光等の励起光が照射されると蓄積されたエネル
ギーを輝尽発光光として放出する蛍光体をいい、その蛍
光体の種類によりエネルギーを蓄積し易い放射線の種
類、輝尽発光光を放出し易い励起光の波長、放出される
輝尽発光光の波長はそれぞれ異なっている。
【0004】この輝尽蛍光体を用いたシステムは、この
輝尽蛍光体に照射される放射線のエネルギーと励起光の
照射により放出される輝尽発光光の光量とが広いエネル
ギー範囲に亘って比例することが認められており、また
励起光の光量によりこの比率を変えることができ、した
がって、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像
を得ることができる。また人体のX線画像を得るシステ
ムにおいてはX線撮影における人体の被爆線量を低減化
することもできる。
【0005】この輝尽蛍光体を用いたシステムでは、X
線画像を撮影する際に、以下の4つの段階を経る。ま
ず、輝尽性蛍光体に被写体のX線画像情報を蓄積記録す
る。この段階を「記録」という。次に、記録の行なわれ
た輝尽性蛍光体に、レーザビーム等の励起光を走査する
ことにより輝尽発光光を発生させ、この輝尽発光光を集
光し光電変換器で受光することにより、蓄積された放射
線の強度に比例した電気信号を得る。この段階を「読
取」という。その後、この電気信号に必要に応じて画像
処理を施し、銀塩フィルム上にプリントしたり、CRT
上に表示することにより、可視化された放射線画像を得
る。この段階を「表示」という。また「読取」後であっ
ても、上記輝尽性蛍光体中にはまだ放射線エネルギーが
残留しており、読取後にその輝尽蛍光体に強い励起光を
照射して輝尽発光光を発生させることにより、上記残留
エネルギーを除去する。この段階を「消去」という。複
数枚のX線画像を次々と撮影する場合は、上記4段階な
いしは「表示」は後回しにして、「記録」、「読取」、
「消去」の3段階を繰り返し行う。
【0006】図18は、輝尽蛍光体を用いた放射線画像
読取装置の一構成例を示した図、図19はその装置に用
いられる集光器の断面図である。先ず、図示しない装置
筐体内に配置された平板状の輝尽蛍光体1に、X線源2
で発せられ被写体3を通過したX線を照射することによ
り、輝尽蛍光体1に、被写体3のX線画像を蓄積記録す
る。次に読取に際し、レーザ光源4から励起光としての
レーザビーム4aが射出され、この射出されたレーザビ
ーム4aは、ミラー5で反射されポリゴンミラー6で反
射偏向された後、fθレンズ7により、輝尽蛍光体1上
で、レーザスポットが等速直線移動するように補正さ
れ、集光器8の第1開口部8aおよび第2開口部8b
(図19参照)を通過し、輝尽蛍光体1を主走査方向に
走査する。レーザビーム4a(励起光)による、主走査
方向への1回の走査により発生した輝尽発光光は、集光
器8の第2開口部8bから集光器8に入射する。この集
光器8の内部には空洞部8cが形成されており、第2開
口部8bから集光器8に入射した輝尽発光光は、内壁面
で繰り返し反射しながら、空洞部8c内を、光電子増倍
管9の方向に進む。
【0007】集光器8と光電子増倍管9との間には、励
起レーザ光の波長の光は透過せず、輝尽発光光のみを透
過させる光学フィルタ(図示せず)が設置されている。
この光学フィルタにより選択的に取り出された輝尽発光
光は光電子増倍管9で電気信号に変換され、初段増幅器
10により、A/D変換に最適な信号レベルに増幅され
る。この初段増幅器10により増幅された電気信号はA
/D変換器11によりディジタル信号に変換され励起光
(レーザビーム)による1回の主走査に対応する画像1
ライン分の時系列データが取得される。
【0008】レーザ光源4、ミラー5、ポリゴンミラー
6、fθレンズ7等からなる走査系、および集光器8、
光電子増倍管9等からなる受光系、さらに、消去光を発
生する消去光源11は、1つのユニット(ここでは、こ
れを「読取ユニット」と称する)を構成し、その読取ユ
ニットは、図19に示す矢印X,Y方向に移動自在に構
成されている。読取の際は、先ず読取ユニットが矢印Y
方向の最上位に位置し、矢印X方向に移動(副走査)し
ながら、上述の主走査を繰り返し行ない、これにより、
輝尽蛍光体1に蓄積記録された画像全体が読み取られて
画像データに変換される。
【0009】読取ユニットが、上記の読取により、矢印
X方向の最下位に位置すると、レーザ光源4は消灯し、
今度は消去光源11が点灯して読取ユニットが矢印Y方
向に移動する。この移動の間、消去光源11から発せら
れた消去光が輝尽蛍光体1に照射され、輝尽蛍光体1に
残存していたエネルギー(残像)が消去される。図2
0、図21は、図19に示す集光器とは異なる、従来の
集光器の各例を示した図である。
【0010】従来、輝尽発光光を集光して光電変換器に
導く集光器として、図19に示す空洞部を有するものの
ほか、図20に示すような、プラスチックファイバまた
はグラスファイバを多数束ねたいわゆるいわゆるバンド
ル型集光器や、図21に示すような、アクリル等のプラ
スティック板を折り曲げたいわゆる導光性シート型集光
器が知られている。これら図20、図21に示す集光器
は、走査線上で直線状に発生した輝尽発光光を円形の光
電面を持つ一個の光電変換器に導くための形状を成して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の放
射線画像読取装置には、読取に関し、以下の問題が存在
していた。光電子増倍管が振動するとその光電子倍増管
から出力される電気信号にノイズが重畳することが知ら
れており、図18に示すように光電子増幅管を機械的に
移動させると、その移動に伴う微振動が光電子増倍管に
伝わり再生された画像上にノイズが重畳されるという問
題がある。
【0012】また、読取ユニットの移動経路は、他の部
材を配置することのできないデッドスペースとなり、装
置内に配置する必要のある、例えば電源、回路基板等
は、そのデッドスペース以外の場所に設置せざるを得
ず、装置の大型化を招いていた。光電子増倍管の振動に
起因するノイズの重量を防止するために、光電変換器の
方は固定しておき、輝尽蛍光体の方を移動させることも
考えられる。しかし、輝尽蛍光体は平板状の広い面積を
有するものであるため、その輝尽蛍光体を移動可能とす
るために多大なデッドスペースが必要となる。
【0013】また、上述のような、従来の放射線画像読
取装置には、消去に関しても、以下の問題が存在してい
た。低電力かつ短時間で、効率良く消去を行うために
は、消去用光源の分光分布の波長帯が、輝尽性蛍光体の
輝尽励起スペクトルの波長帯におさまり、かつ、消去用
光源のランプ効率(単位消費電力当たりの光束)が高い
ことが望ましい。ところが、潜像記録用に輝尽性蛍光体
BaBr2 :Euを用いるとき、その輝尽励起スペクト
ルの波長帯がほぼ可視光領域と一致するのに対して、消
去用光源として一般に用いられているハロゲンランプの
分光分布の波長帯は、その一部は可視光領域に重なる
が、大部分は赤外領域に広がっている。つまり、ハロゲ
ンランプに供給されるエネルギのうち、消去に用いられ
る量は、僅かに可視光として変換された量のみで、残り
の大部分は熱として放出される。
【0014】短時間で消去を行おうとするとき、輝尽性
蛍光体板に対し強い可視光を照射する必要がある。した
がって、上記のような特性を持つハロゲンランプを用い
て、強い可視光を得るには、数キロワットもの消費電力
の非常に高いハロゲンランプを用い、それを輝尽性蛍光
体板に接近させて配置し、かつ輝尽性蛍光板に沿って移
動させなければならない。
【0015】消費電力の高いハロゲンランプは、高い熱
を発生する。この熱が放射線画像読取装置筐体内に拡散
し、装置筐体内の温度を上昇させる。この温度上昇は、
輝尽性蛍光体板に発生する輝尽発光光のレベルを変化さ
せ、X線画像の信号レベルに影響を及ぼす。また、筐体
に内蔵されている様々な電気回路に熱的な影響を及ぼ
し、誤動作の原因にもなる。したがって、このハロゲン
ランプからの熱拡散を防止するため、一般的には、ハロ
ゲンランプ周囲の温められた暖気と、筐体外部の冷気と
を交換する換気装置を備えており、大きな占有空間が必
要となり、装置が大型化することになる。
【0016】一方、消去用光源を固定して、輝尽性蛍光
体の全面に一斉に消去光を照射する方式も知られてい
る。ところが、この方式の場合、消去用光源から輝尽性
蛍光体板までの光路を確保しなければならない。すなわ
ち、その光路がデッドスペースとなり、装置筐体に内蔵
される各ユニットを、この光路上に配置することはでき
ず、光路外に設置する必要があり、装置の大型化を招く
ことになる。
【0017】本発明は、上記事情に鑑み、ノイズの少な
い画像データを得ることのできる放射線画像読取装置を
提供するを目的とする。また、本発明は、装置の小型化
が図られた放射線画像読取装置を提供することも目的の
1つとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の放射線画
像読取装置は、画像情報が蓄積記録された平板状の輝尽
蛍光体を、励起光により輝尽蛍光体に沿う所定の主走査
方向に繰り返し走査しながら、励起光を、輝尽蛍光体に
対し相対的に、主走査方向に交わる副走査方向に移動さ
せることにより、輝尽蛍光体を二次元的に走査する走査
手段、および上記輝尽発光光を受光する受光手段を備え
た放射線画像読取装置において、 上記受光手段が、 (1−1)主走査方向に延び励起光を輝尽蛍光体に向け
て透過するスリットが形成された、輝尽蛍光体に沿って
副走査方向に移動自在なスリット体 (1−2)輝尽発光光を受光する、固定された光電変換
器 (1−3)スリット体と光電変換器との間に延在し、ス
リット体の副走査方向の移動に伴って、スリット体と光
電変換器との間が伸縮自在な、スリット体から入射した
励起光により輝尽蛍光体から発せられた輝尽発光光を光
電変換器に導く導光体 を備えたことを特徴とする。
【0019】ここで上記導光体が、スリット体と光電変
換器との間に広がるシートであって、上記受光手段が、
該シートを、スリット体の、副走査方向の移動に応じて
巻き取る巻取ローラを備えたものであることが好まし
い。この場合に、上記シート外面が消去光を反射する反
射面に形成されるとともに、 (2−1)輝尽蛍光体に残存する画像情報を消去するた
めの消去光を発する、固定された消去光源 (2−2)上記シートが巻取ローラから繰り出された状
態において、該シートを、輝尽発光光を光電変換器に導
く受光位置と、消去光源から発せられた消去光を、該シ
ート外面で、輝尽蛍光体に向けて反射する消去位置との
間で移動させるシート移動機構を備えたものであること
が好ましい。
【0020】また、上記本発明の第1の放射線画像読取
装置において、上記走査手段が、 (3−1)励起光を発する、固定された励起光源 (3−2)励起光源から発せられた励起光を、該励起光
が輝尽蛍光体上を主走査方向に走査するように繰り返し
偏向する偏向光学系 (3−3)スリット体の、副走査方向の移動に伴って、
励起光源とスリット体との間の光路長を一定に保ちなが
ら、励起光源から発せられた励起光をスリット体に導く
光路長調整光学系 を備えたものであることが好ましい。
【0021】また、本発明の第2の放射線画像読取装置
は、画像情報が蓄積記録された平板状の輝尽蛍光体を、
励起光により該輝尽蛍光体に沿う所定の主走査方向に繰
り返し走査しながら、該励起光を、該輝尽蛍光体に対し
相対的に、主走査方向に交わる副走査方向に移動させる
ことにより、該輝尽蛍光体を二次元的に走査する走査手
段、上記輝尽発光光を受光する受光手段、および輝尽蛍
光体に残存する画像情報を消去する消去光を輝尽蛍光体
に照射する消去手段を備えた放射線画像読取装置におい
て、上記消去手段が、 (4−1)消去光を発する、固定された消去光源 (4−2)消去光源から発せられた消去光を輝尽蛍光体
に向けて反射する消去位置と、該消去位置から退避した
退避位置との間を移動自在な反射体 を備えたことを特徴とする。
【0022】この第2の放射線画像読取装置において、
上記反射体が反射シートであって、上記消去手段が、反
射シートを上記退避位置において巻き取る巻取ローラを
備えたものであることが好ましい。尚、上記「移動自
在」は、反射体が消去光を反射するときの形状を保った
まま移動することに限られるものではなく、反射体が反
射シートの場合にその反射シートを展開しあるいは巻き
取ることによりその反射シートがその位置を変化させる
ことも含む概念である。
【0023】
【作用】本発明の第1の放射線画像読取装置は、輝尽発
光光を受光する光電変換器は固定しておき(上記(1−
2))、主走査方向に延び副走査方向に移動するスリッ
ト体を備え(上記(1−1))、さらに、このスリット
体と、上記光電変換器との間を、それらの間で伸縮自在
な、輝尽発光光を光電変換器に導く導光体(上記(1−
3))を備えたものであるため、光電変換器の移動、振
動に伴うノイズの混入を防止でき、しかも読取のために
輝尽蛍光体を移動させる必要がないことから、装置を比
較的小型化することができる。
【0024】ここで、上記導光体は、例えば、スリット
体と光電変換器との間に広がるシートであって、そのシ
ートを巻き取る巻取ローラを備えると、輝尽発光光を光
電変換器に有効に伝達することができるとともに、その
シートを巻き取ることによりコンパクトに収納すること
ができる。また、本発明の第1の放射線画像読取装置に
おいて、消去光源を固定しておき(上記(2−1))、
上記(2−2)のシート移動機構を備えるとそのシート
が反射ミラーの役割りをなし、消去光源を固定しても狭
いデッドスペースで輝尽蛍光体に消去光を照射すること
ができ、装置の一層の小型化を図ることができる。
【0025】さらに、上記本発明の第1の放射線画像読
取装置において、励起光源を固定しておき(上記(3−
1))、上記(3−3)の光路長調整光学系を備える
と、励起光源のみでなく、図18を参照して説明した、
ミラー5、ポリゴンミラー6、fθレンズ7等、光路長
調整光学系以外のほとんどの光学部品を固定配置してお
くことができ、走査光学系全体を移動する場合と比べ、
デッドスペースが大幅に小さくて済み、装置の更なる小
型化が可能となる。
【0026】また、本発明の第2の放射線画像読取装置
は、固定された消去光源(上記(4−1))から発せら
れた反射体を備え、その反射体を、消去位置と退避位置
との間で移動自在(巻取り、展開自在を含む)に構成し
ておくことにより(上記(4−2))、狭いデッドスペ
ースで輝尽蛍光体に消去光を照射することができ、装置
の小型化が図られる。
【0027】この第2の放射線画像読取装置において、
反射体として反射シートを備え、その反射体を、消去時
以外の時には巻き取っておくように構成すると、その反
射体(反射シート)がコンパクトに収納でき、装置の一
層の小型化を図ることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の第1の放射線画像読取装置の一実施例を
示す模式的構成図、図2はその特徴部分の拡大図、図3
は、その特徴部分の模式断面図、図4はスリット体およ
びその近傍の拡大図、図5は、そのスリット体の分解斜
視図である。
【0029】図示しない装置筐体内には平板状の輝尽蛍
光体1が配置されており、記録の際は、図示しないX線
源で発せられ、被写体3を透過したX線が輝尽蛍光体1
に照射され、これにより、輝尽蛍光体1に被写体3のX
線画像が蓄積記録される。輝尽蛍光体1の裏面側には以
下の構成からなる受光系が備えられている。輝尽蛍光体
1の、副走査方向(図1の上下方向)両端部に、それぞ
れ光電子増倍管9A,9Bが設置され装置筐体に固定さ
れている。また輝尽蛍光体1の裏面に沿って主走査方向
に延びるとともに副走査方向に移動自在なスリット体1
2が備えられており、このスリット体12と、各光電子
増倍管9A,9Bとの間には、各2枚のシート13A,
13B;13C,13Dが広がっている。これらのシー
ト13A,13B,13C,13Dのスリット体12側
の端辺は、スリット体12に固定されており、他端部
は、巻取ローラ14A,14B,14C,14Dにそれ
ぞれ巻回されている。またこれらのシート13A,13
B,13C,13Dの両側面には、これらのシート13
A,13B,13C,13Dに挟まれて進む輝尽発光光
の洩れを防止するための側板17A,17Bが備えられ
ている。この受光系の詳細については後述する。
【0030】また、図1に示す放射線画像読取装置に
は、レーザ光源4、レーザ光源4から射出されたレーザ
光4aを繰り返し反射偏向する反射偏向ミラー15、お
よびfθレンズ7が備えられており、これらは走査ユニ
ット16を形成し、この走査ユニットは16一体的に矢
印X,Y方向に移動自在に構成されている。「読取」に
あたり、この走査ユニット16から射出されたレーザ光
4aはスリット体12に形成されたスリットを経由して
輝尽蛍光体1を主走査方向に繰り返し走査する。
【0031】スリット体12は、図5に示すように、端
板12_1(図示しない反対側にも存在する)、間に第
1のスリット12aが形成されるように配置された2枚
の上板12_2,12_3,および第2のスリット12
bが形成された下板12_4から構成されている。4枚
のシート13A,13B,13C,13Dは、図4に示
すように、それぞれ、下板12_4,上板12_3,上
板12_2,下板12_4に固定されている。
【0032】走査ユニット16から射出されたレーザビ
ーム4aは、図3に示すように、スリット体12の第1
のスリット12aを通過し、さらに第2のスリット12
bを通過して輝尽蛍光体1上を照射する。このレーザビ
ーム4aの照射により輝尽蛍光体1から発せられた輝尽
発光光18は、シート13Aとシート13Bとの間、あ
るいはシート13Cとシート13Dとの間で繰り返し反
射されながら光電子増倍管9A,9Bに達し、光電子増
倍等9A,9Bで受光される。尚、図示は省略されてい
るが、各光電子増管9A,9Bの受光面の前面には、輝
尽発光光を透過するとともにレーザ光4aをカットする
光学フィルタが備えられている。
【0033】スリット体12は、図1に示す走査ユニッ
ト16から射出されたレーザビーム4aが常にスリット
12a,12bを通過するように、走査ユニット16の
X,Y方向(主走査方向)への移動に伴って主走査方向
に移動する。また、そのスリット体12の移動に伴っ
て、シート13A,13B;13C,13Dが、スリッ
ト体12と光電子増倍管9A,9Bとの間に広がるよう
に、これらのシート13A,13B;13C,13Dの
巻取ローラ14A,14B;14C,14Dからの送り
出し、巻取りローラ14A,14B;14C,14Dへ
の巻取りが制御される。
【0034】輝尽発光光は、2個の光電子増倍管9A,
9Bで受光されて電気信号に変換され、これらの電気信
号は、図2に示すように、信号加算器18に入力されて
互いに加算された後、初段増幅器10により、A/D変
換器11によるA/D変換に最適な信号レベルに増幅さ
れ、A/D変換器11によりディジタル信号に変換さ
れ、画像メモリ19に一旦格納される。画像メモリ19
から読み出された画像データは、図示しない画像処理装
置に送られて適切な画像処理が施され、さらに図示しな
い画像表示装置に送られて被写体のX線画像が再生表示
される。
【0035】本実施例は、上述のように構成されてお
り、光電子増倍管9A,9Bが固定されているため、読
取に際し、電気信号に、光電子増倍管の移動、振動によ
るノイズが混入することが防止される。また、従来の、
光電子増倍管を固定し輝尽蛍光体1を移動させる装置と
比較し、輝尽蛍光体の移動に必要となる大きなデッドス
ペースを必要とせず、装置を比較的小型に構成すること
ができる。
【0036】図6は、本発明の第1の放射線画像読取装
置の他の実施例を示す模式的構成図、図7は、その模式
断面図である。図1〜図5に示す実施例の各構成要素に
対応する構成要素には、図1〜図5において付した符号
と同一の符号を付して示し、相違点について説明する。
尚、この図6,図7では、シート13A,13B;13
C,13Dの側方を閉じる側板は図示は省略されてい
る。
【0037】この実施例では、走査ユニット16は装置
筐体に固定されている。その代わりに、反射ミラー2
1,22,23,24からなる光路長調整光学系が備え
られている。走査ユニット16から射出されたレーザビ
ーム4aは、反射ミラー21で図6の下方(反射ミラー
22の方向)に反射され、反射ミラー22では反射ミラ
ー23の方向に反射され、反射ミラー23では反射ミラ
ー24の方向に反射され、反射ミラー24では輝尽蛍光
体1の方向に反射される。反射ミラー24で反射されて
輝尽蛍光体1の方向に向かったレーザビーム4aは、ス
リット体12に形成された第1のスリット12a、第2
のスリット12b(図3〜図5参照)を経由して輝尽蛍
光体1に照射される。
【0038】これらの反射ミラー21,22,23,2
4のうち、反射ミラー21は装置筐体(図示せず)に固
定されており、反射ミラー22,23は一体的に図7に
示す矢印X,Y方向に移動し、反射ミラー24も矢印
X,Y方向に移動する。反射ミラー24は、スリット体
12の移動速度と同一の速度でスリット体12とともに
移動し、反射ミラー22,23は、反射ミラー24の1
/2の速度で反射ミラー24の移動方向と同一方向に移
動する。反射ミラー22,23,24がこのように移動
することにより、走査ユニット16(ないしレーザ光源
4)とスリット体12との間の光路長が常に一定に保た
れる。
【0039】この実施例の場合、前述の実施例(図1参
照)と同様に、光電子増倍管9A,9Bが固定されてい
ることから、光電子増倍管の移動、振動に伴うノイズの
発生が防止されるとともに、さらに、大きな体積を占め
る走査ユニット16も固定されているため、読取のため
に必要となるデッドスペースは僅かで済み、装置の一層
の小型化が図られる。
【0040】図8は、本発明の第1の放射線画像読取装
置のもう1つの実施例を示す模式構成図、図9はその特
徴部分の拡大図、図10はその特徴部分の模式断面図、
図11は、スリット体およびその近傍の拡大図、図12
は、スリット体の分解斜視図である。図1ないし図7に
示す実施例の各構成要素に対応する構成要素にはそれら
の図において付した符号と同一の符号を付して示し、相
違点のみについて説明する。
【0041】装置筐体20の撮影部側には、平板状の輝
尽蛍光体1が固定されている。走査ユニット16から射
出されたレーザ光4aは、スリット体32を通過して輝
尽蛍光体1に照射され、輝尽蛍光体1から発せられた輝
尽発光光は2枚のシート33A,33Bの間を通って光
電変換器9に入射する。走査ユニット16は図示の矢印
X,Y方向(副走査方向)に移動しながら、レーザビー
ム4aにより主走査方向(図8の紙面に垂直な方向)に
繰り返し主走査を行なうが、スリット体32も、走査ユ
ニット16と同時に、X,Y方向に移動する。スリット
体32の移動に伴って、シート33A,33Bは、それ
ぞれ巻取ローラ34A,34Bから送り出され、あるい
は、それぞれ巻取ローラ34A,34Bに巻き取られ
る。受光系に関し、前述した2つの実施例(図1,図6
参照)との相違点は、スリット体32の片側にのみシー
ト33A,33Bが固定され、光電子増倍管が1個のみ
備えられている点である。この受光系の詳細については
後述する。
【0042】また、図8に示す実施例には、装置筐体2
0の外側に消去光源としてのハロゲンランプ41が備え
られている。そのハロゲンランプ41は、図8の紙面に
垂直な方向に延びている。「消去」にあたり、このハロ
ゲンランプ41で発せられた消去光は、ランプ筐体42
の内面で反射され、装置筐体20に設けられた開口43
を通って装置筐体20内部に入射する。また、このラン
プ筐体42にはハロゲンランプ41の発光に伴う熱を外
部に逃がすためのファン45が備えられている。このハ
ロゲンランプ41を用いた「消去」の詳細については後
述する。
【0043】スリット体32は、図12に示すように、
端板32_1(図示しない反対側にも存在する)、第1
のスリット32aを有する上板32_2、このスリット
体32の一側面を塞ぐ側板32_3、およびこのスリッ
ト体32の下面を塞ぐ下板32_4から構成されてい
る。ただし、側板32_3と下板32_4との間には、
第2のスリット32bが形成されている。
【0044】2枚のシート33A,33Bは、図11に
示すように、それぞれ、下板32_4,上板32_2に
固定されている。走査ユニット16から射出されたレー
ザビーム4aは、図10に示すように、スリット体の第
1のスリット32aを通過し、さらに第2のスリット3
2bを通過して輝尽蛍光体1を照射する。このレーザビ
ーム4aの照射により輝尽蛍光体1から発せられた輝尽
発光光18は、シート33Aとシート33Bとの間で繰
り返し反射され図示しない光学フィルタを経由して光電
子増倍管9に達し、光電子増倍管9で受光される。
【0045】光電子増倍管9から出力された電気信号
は、図9に示すように、初段増幅器10により、A/D
変換器11によるA/D変換に最適な信号レベルに増幅
され、A/D変換器11によりディジタル信号に変換さ
れ、画像メモリ19に一旦格納される。画像メモリ19
から読み出された画像データは、図示しない画像処理装
置に送られて適切な画像処理が施され、さらに図示しな
い画像表示装置に送られて被写体のX線画像が再生表示
される。
【0046】図13は、図8〜図12に示す実施例にお
いて、スリット体32が輝尽蛍光体1の最上部に移動し
た状態を示した図、図14は、図13に示す状態から、
スリット体32およびシート33A,33Bが「消去」
のために移動した状態を示した図である。消去の際は、
図13に示すようにスリット体32が最上部にまで移動
し、さらに、図14に示す矢印A方向に移動する。ハロ
ゲンランプ41が点灯するとそのハロゲンランプ41か
ら発せられた消去光は、ランプ筐体42の内面で反射し
開口43から装置筐体20(図8参照)内部に入射し、
シート33Aの外面で反射して輝尽蛍光体1の全面を照
射する。
【0047】消去手段をこのように構成すると、消去の
ためのデッドスペースが小さくて済み、装置の小型化を
図ることができる。図15は、本発明の第1の放射線画
像読取装置の、さらに異なる実施例の主要部を示す模式
図、図16は、その主要部の模式断面図である。スリッ
ト体51は、図11,図12と同様の構造を有してお
り、そのスリット体51と光電子増倍管9との間には多
段の中空箱からなる導光体52が配置されている。この
導光体52を構成する多段の中空箱は、順次隣接する一
段大きな中空箱に収納自在に構成されており、この導光
体52は、スリット体51の、輝尽蛍光体1に沿う移動
に伴って、スリット体51と光電変換器9との間で伸縮
する。
【0048】レーザ光源4から発せられたレーザビーム
4aは、図16に示すように、スリット体51の第1の
スリット51aおよび第2のスリット51bを経由して
輝尽蛍光体1を照射し、輝尽蛍光体1で発せられた輝尽
発光光18は、第2のスリット51bを通ってスリット
体51の内部に入り込み、導光体52の内面で反射しな
がら光電子増倍管9に達する。
【0049】この実施例に示すように、本発明にいう導
光体は、必ずしもシート状のものである必要はない。図
17は、本発明の第2の放射線画像読取装置の一実施例
を示す概略模式図である。巻取ローラ61には、反射シ
ート62が展開自在に巻き取られており、装置筐体20
の両側面内壁には、反射シート62が展開されたときに
反射シート62の両側端を案内する反射シートガイド6
3A,63Bが備えられている。この反射シート62
は、巻取ローラ61に巻き取られることにより、読取の
邪魔にならぬよう退避しており、消去時には反射シート
ガイド63A,63Bに案内されながら図17に示すよ
うに展開される。ハロゲンランプ41が点灯すると、そ
のハロゲンランプ41から発せられた消去光は、ランプ
筐体42の内面で反射し、開口45から装置筐体20の
内部に入射し、反射シート62で反射して輝尽蛍光体1
の全面を照射する。
【0050】尚、反射シートガイド63A,63Bは直
線状のものである必要はなく、所定の曲線に沿って反射
シート62を案内するものであってもよい。その場合、
反射シート62は、展開されたときに、所定の曲面を持
つこととなり、その形状によっては、消去光を、より効
率的に、輝尽蛍光体1に向けて反射することができる。
【0051】消去手段を上記のように構成すると、消去
のためのデッドスペースが極めて小さくて済み、装置の
小型化を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の放
射線画像読取装置によれば、光電子増倍管の振動に起因
するノイズの混入が防止され、しかも輝尽蛍光体を移動
する場合と比べ装置の小型化が図られる。また、本発明
の第2の放射線画像読取装置によれば、消去のためのデ
ッドスペースが極めて小さくて済み、装置の小型化に寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の放射線画像読取装置の一実施例
を示す模式的構成図である。
【図2】図1に示す実施例の特徴部分の拡大図である。
【図3】図1に示す実施例の特徴部分の模式断面図であ
る。
【図4】図1に示す実施例の、スリット体とその近傍の
拡大図である。
【図5】図1に示す実施例の、スリット体の分解斜視図
である。
【図6】本発明の第1の放射線画像読取装置の他の実施
例を示す模式的構成図である。
【図7】図6に示す実施例の模式断面図である。
【図8】本発明の第1の放射線画像読取装置のもう1つ
の実施例を示す模式的構成図である。
【図9】図8に示す実施例の特徴部分の拡大図である。
【図10】図8に示す実施例の特徴部分の模式断面図で
ある。
【図11】図8に示す実施例の、スリット体とその近傍
の拡大図である。
【図12】図8に示す実施例の、スリット体の分解斜視
図である。
【図13】図8〜図12に示す実施例において、スリッ
ト体が輝尽蛍光体の最上部に移動した状態を示した図で
ある。
【図14】図13に示す状態から、スリット体およびシ
ートが「消去」のために移動した状態を示した図であ
る。
【図15】本発明の第1の放射線画像読取装置のさらに
異なる実施例の主要部を示す模式図である。
【図16】図15に示す実施例の主要部の模式断面図で
ある。
【図17】本発明の第2の放射線画像読取装置の一実施
例を示す概略模式図である。
【図18】輝尽蛍光体を用いた放射線画像読取装置の一
構成例を示した図である。
【図19】図18に示す装置に用いられる集光器の断面
図である。
【図20】図19に示す集光器とは異なる、従来の集光
器の一例を示した図である。
【図21】図19に示す集光器とは異なる、従来の集光
器の他の例を示した図である。
【符号の説明】
1 輝尽蛍光体 4 レーザ光源 4a レーザビーム 9,9A,9B 光電子増倍管 12 スリット体 13A,13B,13C,13D シート 14A,14B,14C,14D 巻取ローラ 16 走査ユニット 20 装置筐体 21,22,23,24 反射ミラー 32 スリット体 33A,33B シート 34A,34B 巻取ローラ 41 ハロゲンランプ 52 集光体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報が蓄積記録された平板状の輝尽
    蛍光体を、励起光により該輝尽蛍光体に沿う所定の主走
    査方向に繰り返し走査しながら、該励起光を、該輝尽蛍
    光体に対し相対的に前記主走査方向に交わる副走査方向
    に移動させることにより、該輝尽蛍光体を二次元的に走
    査する走査手段、および前記輝尽発光光を受光する受光
    手段を備えた放射線画像読取装置において、 前記受光手段が、 前記主走査方向に延び励起光を前記輝尽蛍光体に向けて
    透過するスリットが形成された、該輝尽蛍光体に沿って
    副走査方向に移動自在なスリット体と、 前記輝尽発光光を受光する、固定された光電変換器と、 前記スリット体と前記光電変換器との間に延在し、該ス
    リット体の前記副走査方向の移動に伴って、該スリット
    体と該光電変換器との間が伸縮自在な、該スリット体か
    ら入射した励起光が前記輝尽蛍光体を照射することによ
    り該輝尽蛍光体から発せられた輝尽発光光を前記光電変
    換器に導く導光体とを備えたことを特徴とする放射線画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記導光体が、前記スリット体と前記光
    電変換器との間に広がるシートであって、 前記受光手段が、該シートを、前記スリット体の前記副
    走査方向の移動に応じて巻き取る巻取ローラを備えたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の放射線画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 前記走査手段が、 励起光を発する、固定された励起光源と、 前記励起光源から発せられた励起光を、該励起光が前記
    輝尽蛍光体上を前記主走査方向に走査するように繰り返
    し偏向する偏向光学系と、 前記スリット体の前記副走査方向の移動に伴って、前記
    励起光源と前記スリット体との間の光路長を一定に保ち
    ながら、前記励起光源から発せられた励起光を前記スリ
    ット体に導く光路長調整光学系とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の放射線画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記シート外面が前記消去光を反射する
    反射面に形成されるとともに、 前記輝尽蛍光体に残存する画像情報を消去するための消
    去光を発する、固定された消去光源と、 前記シートが前記巻取ローラから繰り出された状態にお
    いて、該シートを、前記輝尽発光光を前記光電変換器に
    導く受光位置と、前記消去光源から発せられた消去光
    を、前記シート外面で、前記輝尽蛍光体に向けて反射す
    る消去位置との間で移動させるシート移動機構とを備え
    たことを特徴とする請求項2記載の放射線画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 画像情報が蓄積記録された平板状の輝尽
    蛍光体を、励起光により該輝尽蛍光体に沿う所定の主走
    査方向に繰り返し走査しながら、該励起光を、該輝尽蛍
    光体に対し相対的に前記主走査方向に交わる副走査方向
    に移動させることにより、該輝尽蛍光体を二次元的に走
    査する走査手段、前記輝尽発光光を受光する受光手段、
    および前記輝尽蛍光体に残存する画像情報を消去する消
    去光を該輝尽蛍光体に照射する消去手段を備えた放射線
    画像読取装置において、 前記消去手段が、 前記消去光を発する、固定された消去光源と、 該消去光源から発せられた消去光を前記輝尽蛍光体に向
    けて反射する消去位置と該消去位置から退避した退避位
    置との間を移動自在な反射体とを備えたことを特徴とす
    る放射線画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記反射体が、反射シートであって、 前記消去手段が、該反射シートを、前記退避位置におい
    て巻き取る巻取ローラを備えたことを特徴とする請求項
    5記載の放射線画像読取装置。
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