JPH01101539A - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JPH01101539A
JPH01101539A JP62259115A JP25911587A JPH01101539A JP H01101539 A JPH01101539 A JP H01101539A JP 62259115 A JP62259115 A JP 62259115A JP 25911587 A JP25911587 A JP 25911587A JP H01101539 A JPH01101539 A JP H01101539A
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phosphor sheet
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、蓄積性蛍光体シートに放射線画像情報を蓄積
記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄積記録された
画像情報に応じて輝尽発光する光を検出して画像情報を
読取り電気信号に変換する放射線画像情報記録読取装置
に関し、特に詳細には装置全体を小型化することのでき
る放射線画像情報記録読取装置に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線。
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エ
ネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可
視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに
応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、こ
のような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光
体)と呼ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄
積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を照射して輝尽
発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光検出器によ
り光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に基
づき写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示装置に
被写体の放射線画像を可視像として出力させる放射線画
像情報記録再生システムが本出願人によりすでに提案さ
れている。(特開昭55−12429号、同5B−11
395号など。) この、システムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真
システムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって
画像を記録しうるという実用的な利点を有している。す
なわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対し
て蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極
めて広い範囲にわたって比例することが認められており
、従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大
幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝
尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電
変換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気
信号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等の表
示装置に放射線画像を可視像として出力させることによ
って、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を
得ることができる。
上記放射線画像情報記録再生システムにおいては、蓄積
性蛍光体シートは最終的に画像情報を記録せず、上記の
ような最終的な記録媒体に画像を与えるために一時的に
画像情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体
シートは繰り返し使用するようにしてもよく、またその
ように繰返し使用すれば極めて経済的である。
そこで本出願人は、蓄積性蛍光体の効率良い循環再使用
を実現する放射線画像情報記録読取装置光に提案した(
例えば特開昭58−200289号)。
上記装置は、支持体と、この支持体上に固定された放射
線画像を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体層からなる記録体
と、この記録体に被写体を通して放射線を照射すること
により、この記録体上に被写体の放射線透過画像を蓄積
記録する画像記録部と、前記放射線画像が蓄積性記録さ
れた記録体を走査する励起光を発する励起光源とこの励
起光により走査された記録体から発せられた輝尽発光光
を読み取って画像信号番得る光電読取手段とを有する画
像読取部と、前記支持体と前記画像読取部とを相対的に
繰返し移動させて、支持体上の前記記録体を前記読取部
に対して相対的に循環移動させる手段と、前記画像読取
部において画像読取が行なわれた後の記録体に画像記録
がなされるのに先行してこの記録体上の残存放射線エネ
ルギーを放出させる消去部とを1つの装置に組み込み、
上記記録体の効率的な循環再使用を行なうようにしたも
のである。
ところで上記放射線画像情報記録読取装置は、主として
医療診断用として極めて好適に用いられるものであり、
近年装置全体をできるだけ小さくしたいという要請が高
まりつつある。すなわち、装置が大型のものであると、
装置は比較的大規模な病院の中枢部に据えつけて用いら
れる他ないが、装置を小型化すれば、例えば開業医等が
各診断室に設置して用いることも可能となるので装置の
利用範囲が大きく広がることになる。
このような、小型化を目的とする記録読取装置としては
、蓄積性蛍光体シートを放射線源に対向させて保持する
とともに、この蓄積性蛍光体シートに対して画像読取手
段と消去手段とを一体的にユニット化してなる読取消去
ユニットを往復移動させ、撮影の終了した蓄積性蛍光体
シートに対し、往路において読取りを行ない、復路にお
いて消去を行なう装置が提案されている(特開昭82−
115148、同62−119537号)。かかる装置
によれば消去手段が移動しつつ蓄積性蛍光体シートに対
して消去を行なうので従来蓄積性蛍光体シート1枚分以
上の大きさが必要であった消去手段は小型のもので十分
となり、上記読取消去ユニットはコンパクトなものとな
るので、装置全体を小型化することができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記装置においては、読取消去ユニット
は往路において読取りを行ない、復路において消去を行
なうようになっているので、撮影の行なわれた蓄積性蛍
光体シートが次の撮影が可能な状態となるまでには読取
消去ユニットを往復動させる必要があり、その所要時間
は読取時間中消去時間となって処理に時間がかかるとい
う不都合がある。
また、上記不都合を解消するために本出願人により先に
提案された特願昭82−94548号に開示された装置
は、読取消去ユニットにおいて消去手段を画像読取手段
の両側に設けたことにより、往路と復路においてそれぞ
れ読取手段の上流側となる消去手段を用いることによっ
て往路と復路のいずれにおいても読取りと消去を同時に
行なうことができるものとなっている。しかしながら上
記装置においては、画像読取手段により読取りが行なわ
れる間に同一筐体内において消去手段が作動されるため
、画像読取手段に対する消去光の遮光が難しく、消去光
が画像読取りに影響して読取られた画像情報のS/Nが
低下するといった問題がある。
さらに上記装置においては読取速度と消去速度は常に同
じになり、通常消去時間は読取時間よりも長く必要であ
るため、読取りに適した速度にユニットの移動速度を設
定すると消去を十分に行なうことができなくなるという
不都合も生じる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、蓄
積性蛍光体シートに対して読取手段および消去手段を移
動させて読取り、消去を行なうことにより装置を小型化
させることができるとともに、蓄積性蛍光体シートの読
取り、消去に要する時間をできるだけ短縮し、かつ読取
りと消去を共に十分に行なうことができ、読取時のS/
Nを低下させることもない放射線画像情報記録読取装置
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の放射線画像情報記録読取装置は、蓄積性蛍光体
シート、 該蓄積性蛍光体シートに被写体を通して放射線を照射す
ることにより、蓄積性蛍光体シート上に被写体の放射線
画像を蓄積記録する画像記録手段、前記放射線画像が蓄
積記録された蓄積性蛍光体シートに対して励起光を一定
方向に照射する励起光照射手段とこの励起光照射により
該シートから発せられる輝尽発光光を光電的に読み取っ
て画像信号を出力する光電読取手段とを備えた読取ヘッ
ド、 読取りの終了した蓄積性蛍光体シートに残存する放射線
エネルギーを放出させる消去を行なう消去手段を備えた
消去ヘッド、 前記読取ヘッドを前記励起光の照射方向と垂直な方向に
往復移動させる読取ヘッド移動手段、および 前記消去ヘッドを往方向において前記読取ヘッドの上流
側となり復方向において下流側となるように前記励起光
の照射方向と垂直な方向に往復移動させる消去ヘッド移
動手段からなり、前記蓄積性蛍光体シートが画像記録手
段に対向する撮影位置に保持され、前記読取ヘッドおよ
び前記消去ヘッドが前記撮影位置に保持された蓄積性蛍
光体シートに対向して往復移動せしめられ、往路におい
て前記読取ヘッドにより画像情報の読取りを行なうとと
もに前記消去ヘッドにより消去を行なうことを特徴とす
るものである。
なお、上記読取ヘッドは装置全体を小型化する上ででき
るだけコンパクトにするのが望ましく、例えば光電読取
手段としては後述する長尺のフォトマルチプライヤ−等
が好適であり、また励起光の照射も前述したような励起
光の走査に限られるものではなく、励起光を線状に照射
させ、この照射位置から発せられた輝尽発光光をライン
センサにより読み取る方式を用いてもよい。この方式は
画像読取手段を小型化する上で特に好ましい。
(作  用) 上記記録読取装置によれば、蓄積性蛍光体シートを撮影
位置に保持し、この蓄積性蛍光体シートに対して読取ヘ
ッドおよび消去ヘッドをそれぞれ往復移動させて読取り
および消去を行なうことにより、消去ヘッドを小型化し
て装置全体をコンパクトにすることができる。これとと
もに本発明の装置は読取ヘッドと消去ヘッドが独立して
移動可能であることにより以下に述べる種々の利点を有
するものとなる。すなわち、両ヘッドが独立して移動可
能であれば上記のように読取りと消去をともに往路にお
いて行なっても、読取りヘッドと消去ヘッドを所望の距
離だけ離して移動させることができるので遮光が容易と
なる。また読取り速度と消去速度は独自に設定できるの
で、消去速度を読取り速度に比べて低速に設定すること
等により、十分な消去を行なうことができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図(a) 、(b) 、(c)は本発明の一実施例
による放射線画像情報記録読取装置の概要を示す側面図
である。
本装置は装置本体1とこの装置本体1の上面である撮影
台11の上方に配されたX線源等の放射線源12とから
なっており、装置本体内部の前記撮影台11の下方には
図示しない保持手段により蓄積性蛍光体シート2が固定
保持されている。蓄積性蛍光体シート2は基板2A上に
蓄積性蛍光体層2Bが形成されてなるものであり、また
前記撮影台11は放射線透過性を有するものとなってい
る。上記撮影台11の下方には、蓄積性蛍光体シート2
の全面を覆うグリッド13が設けられている。胸部等体
厚の大きい部位の撮影を行なう際には、撮影時に被写体
から発せられる散乱放射線が画質を低下させる原因とな
ることがあるので、上記グリッド13を撮影台11と蓄
積性蛍光体シート2の間に配することにより、上記散乱
放射線をグリッドによって吸収させるようになっている
。なお、このグリッドは体厚の薄い部位の撮影を行なう
際には必要のないものであるので、必ずしも設けられて
いる必要はなく、また撮影部位に応じて着脱自在にして
もよい。本装置においては上述した放射線源12、撮影
台11.グリッド13、および後述するフォトタイマー
14により画像記録手段lOが構成されている。
なお、第1図においてグリッド13と蓄積性蛍光体シー
ト2の間に配されているのは上記フォトタイマー14の
一部を構成する蛍光板14aであり、この蛍光板14a
は放射線透過性を有するものとなっている。
前記蓄積性蛍光体シート2の下方には、筐体3内に、励
起光照射手段20と光電読取手段30とを備えてなる読
取ヘッド4、および筺体5内に消去手段50が設けられ
てなる消去ヘッド6が配設されている。上記読取ヘッド
4は第1図(a)に示す右端位置から第1図(b) 、
 (C)に示す左端位置までの間を、上記消去へラド6
は第1図(a)に示す右端位置から第1図(c)に示す
左端位置までの間を蓄積性蛍光体シート2に対向しつつ
往復移動可能となっている。本実施例においては上記読
取ヘッド4と消去ヘッド6の両方について、その右端位
置から左端位置までの移動路を往路、左端位置から右端
位置までの移動路を復路とする。また読取ヘッド4を往
復移動させる読取ヘッド移動手段60は、−例としてヘ
ッド移動方向に延びたスクリューロッド81.このスク
リューロッド81に嵌合するヘッド支持部62、スクリ
ューロッドに軸支された歯車63、この歯車63と噛合
する歯車64、この歯車64を正逆両方向に回転させる
モータB5からなり、モータ65により歯車83.84
を介してスクリューロッド6■が回転せしめられること
によりヘッド支持部82を移動させて読取ヘッド4の往
復移動を行なうようになっている。また上記消去ヘッド
6を往復移動させる消去ヘッド移動手段70も読取ヘッ
ド移動手段80と同様の構造となっており、読取ヘッド
移動手段BOよりやや内方に配設されている。
上記読取ヘッド4および消去ヘッド6が第1図(a)に
示すように右端位置にある状態において前記画像記録手
段lOの撮影台ll上に被写体15が載置されると放射
線源12が作動され、被写体15の透過放射線画像が蓄
積性蛍光体シート2上に投影され、被写体の放射線画像
情報が蓄積性蛍光体シート2の蛍光体層2Bに蓄積記録
される。また実施例装置の画像記録部lOは、上記撮影
を行なう際に、上記フォトタイマー14により蓄積性蛍
光体シート2に照射される放射線の線量を適正量に制御
されるようになっている。
フォトタイマー14は、第2図に示すように、被写体を
透過した放射線を受ける位置に配された前記蛍光板14
aと、例えばフォトマルチプライヤ−等の光検出器14
bと、この光検出器14bの受光面と上記蛍光板14a
とを光学的に結合する集光光学素子14cと、上記光検
出器14bの出力S1が入力される制御部14dとから
構成されている。そして第1図に示されるように上記蛍
光板14aは、被写体15と蓄積性蛍光体シート2との
間に配される。
したがって前述のようにして被写体15の透過放射線画
像を蓄積性蛍光体シート2に蓄積記録する際、蛍光板1
4aは被写体15を透過した放射線の照射を受け、それ
により蛍光を発する。この蛍光は集光光学素子14eを
介して光検出器14bに伝えられ、該光検出器14bに
よって光電的に検出される。制御部14dは、上記蛍光
のレベルを示す光検出器14bの出力S1を受け、該蛍
光の光量(積算光量)が設定光量に達したならば放射線
源停止信号S2を出力する。この停止信号S2は放射線
源12の駆動回路16に送られ、この駆動回路1Bは上
記停止信号S2を受けると放射線源12の作動を停止さ
せる。
このようにすることにより、蓄積性蛍光体シート2に照
射される放射線の線量が適正な所定量に制御される。な
お、蛍光の上記設定光量は、撮影部位や撮影目的により
適宜選択される、蓄積性蛍光体シート読取時の読取ゲイ
ンに応じて変化させることが望ましく、外部から調整を
行なうことのできる調整手段14eから上記制御部14
dに指示信号S3を送って設定光量を調整することも可
能である。
上記撮影が終了すると、前記読取へラド4により、蓄積
性蛍光体シート2に蓄積された画像情報の読取りが行な
われる。この読取りは蓄積性蛍光体シート2の端部に励
起光が入射可能な第1図(a)に示す読取ヘッドの右端
位置から開始される。
本実施例の読取ヘッド4における励起光照射手段20は
、半導体レーザ等の励起光源21.この励起光源から発
せられた励起光21A上の光路上に設けられた集光レン
ズ22、該集光レンズ22を通過した励起光21Aを第
1図の紙面と垂直な方向に偏向して蓄積性蛍光体シート
2上を主走査せしめる光偏向器である回転多面鏡23お
よび励起光の光路を変更させるミラー24A、24Bを
備え、この励起光照射手段により励起光21Aは前記蓄
積性蛍光体シート2上を繰り返し主走査せしめられる。
一方、上述した励起光21Aの主走査とともに読取ヘッ
ド4が前記読取ヘッド移動手段60により画像読取に適
した一定速度で矢印入方向に搬送されることにより、励
起光21Aの走査位置は矢印入方向に移動して副走査が
行なわれ、蓄積性蛍光体シート2はその略全面に亘って
励起光21Aが照射される。この励起光の照射を受けた
蓄積性蛍光体シートの箇所からは、蓄積放射線エネルギ
ーレベルに対応した(すなわち蓄積放射線画像情報を担
持した)輝尽発光光が発せられる。この輝尽発光光は読
取ヘッド4内の光電読取手段30により検出される。
本装置における光電読取手段30は特開昭82−186
6B号等に開示されているような長尺のフォトマルチプ
ライヤ−31を備えたものであり、このフォトマルチプ
ライヤ−31には、フォトマルチプライヤ−31の受光
面に設けられ、輝尽発光光のみを選択的に透過させてシ
ート表面で反射した励起光のフォトマルチプライヤ−へ
の入射をカットするフィルタ32と、このフィルタ32
を介してフォトマルチプライヤ−31の受光端面上に取
り付けられ、輝尽発光光のフォトマルチプライヤ−31
への伝達を良好に行なう光ガイド33が一体的に取り付
けられている。また図中34は輝尽発光光のうち、光ガ
イド33と反対側に発した光を反射して光ガイド33に
良好に入射させる反射ミラーである。上記長尺のフォト
マルチプライヤ−31は、主走査方向に主走査線の長さ
以上に亘って延び、その受光面を主走査線に対向して配
されたものであり、公知のようにベネシアンブラインド
型、ボックス型等の種々の電極からなる増倍部を備えた
フォトマルチプライヤ−を延長することにより作成され
たものである。
前記励起光21Aの走査により蓄積性蛍光体シート2か
ら生ぜしめられた輝尽発光光は、光ガイド33により良
好に伝達されてフォトマルチプライヤ−31に入射せし
められ、フォトマルチブライヤニ31は輝尽発光光を光
電的に読み取って可視像出力用の画像信号を発し、この
画像信号は画像情報読取回路35に送られて必要な画像
処理等が行なわれる。
一方、本実施例装置においては上述した画像情報の読取
りが行なわれるのと略並行して前記消去ヘッド6により
画像情報の読取りが終了した蓄積性蛍光体シートの部分
が順次消去される。消去ヘッド6による消去は、前記読
取ヘッド4が読取りを開始して矢印A方向に移動し、第
1図(a)に破線で示す位置に達した際に開始される。
このように消去の開始を読取りの開始からやや遅らせる
のは読取ヘッド4と消去へラド6をある程度以上離し、
消去光が読取ヘッド内に漏れて画像信号のS/Nが低下
することを防止するためである。
消去へラド6内の消去手段50は、−例として蓄積性蛍
光体シート2の幅方向に延びた蛍光灯等の消去光R51
と、この消去光源51から発せられる光のうち下方に向
かう光を蓄積性蛍光体シート側に反射させる反射板52
とからなっている。消去ヘッド6は、前記読取ヘッド4
の後方を矢印B方向に移動し、蓄積性蛍光体シート2は
読取ヘッド4により画像情報の読取りが行なわれた直後
に消去光を照射され、消去手段50の移動に伴なってそ
の全面に消去光を照射される。消去光源51は蓄積性蛍
光体シートの励起波長領域の光を主に発するものであり
、前記画像読取り後に蓄積性蛍光体シート2に残存して
いた放射線エネルギーは、蓄積性蛍光体シート2にこの
ような光が照射されることにより該シートから放出され
る。
ところで本実施例において、上記消去ヘッド6による消
去は往路においてのみ行なわれるので、消去ヘッド6は
読取終了後に蓄積性蛍光体シートに残存する放射線エネ
ルギーを十分に消去することのできる速度で移動せしめ
られる必要がある。
消去ユニットの適切な移動速度は蓄積性蛍光体シートに
残存する放射線エネルギーの量が多い程低速となり、残
存放射線エネルギー量は、読取ユニットの移動速度およ
び励起光の強度が一定であるとすると、撮影時にどれだ
けの放射線エネルギーが蓄積性蛍光体シートに蓄積され
たかによって決められる。そこで本実施例においては、
前記フォトタイマー14から撮影時に蓄積性蛍光体シー
トに蓄積された放射線エネルギー量の情報を得て消去ヘ
ッド6の移動速度を決定するようになっている。
フォトタイマー14の前記制御部14dは、前述したよ
うに蛍光板14aから発光される蛍光の光量により蓄積
性蛍光体シートに蓄積される放射線エネルギー量をモニ
タし、上記放射線エネルギー量が所定量となるようにコ
ントロールするものである。
従ってこの制御部14dから第2図に示すように上記所
定の放射線エネルギー量を示す信号S、4を得、この信
号を前記消去ヘッド移動手段70のモータ75(第1図
(a)参照)のドライバ7Bに送り、上記放射線エネル
ギー量が多い程消去ヘッド6を低速で移動させるように
すれば蓄積性蛍光体シートに残存する放射線エネルギー
量に応じた速度で消去ヘッドを移動させつつ消去を行な
うことができる。
上記のように設定される消去ヘッド6の移動速度は、通
常読取ヘッド4の移動速度より遅くなり、第1図(b)
に示すように読取りの終了した読取ヘッド4はその左端
位置で、消去ヘッド6による消去が終了するまで待機す
る。第1図(C)に示すように消去ヘッド6がその左端
位置に達し、蓄積性蛍光体シート2の全面に対して消去
が終了すると、蓄積性蛍光体シート2は新たな撮影を行
なわれることのできる状態となり、読取ヘッド4と消去
ヘッド6は共に第1図(e)に示す右端位置に戻されて
次の撮影に備える。
なお、消去ヘッド6は必ずしも上述したように往路にお
いてのみ消去を行なう必要はなく、往路と復路の両方に
おいて消去を行なうものであってもよい。すなわち消去
ヘッドを読取ヘッドと一定距離だけ離して該読取ヘッド
と等速で往方向に移動させた後、この消去ヘッドを往方
向における消去の不足分を補うのに適した速度で復方向
に移動させるようにしてもよい。その場合には消去ヘッ
ドの復方向における適当な移動速度を決めるために上述
したフォトタイマーからの情報を用いれば°よい。また
上記のように復路において消去ヘッドの移動速度を調整
する場合には、消去ヘッドの移動速度を決める時点で既
に画像情報の読取りが終了しているので、消去ヘッドの
復方向における移動速度を決定する情報を読取ヘッドの
前記画像情報読取回路35から得ることもできる。すな
わち、この画像情報読取回路に入力される画像信号レベ
ルが高い(蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光
光の光量が多い)場合には、撮影時に蓄積性蛍光体シー
トに蓄積された放射線エネルギー量が多く、往路におけ
る消去終了後蓄積性蛍光体シートに残存する放射線エネ
ルギー量も多くなっていると考えられる。そこで画像読
取回路35から画像信号の総量を示す信号を得てこれに
より前記モータ75の駆動を制御すれば、適切な速度で
消去ヘッドを移動させて復路での消去を行なうことがで
きる。
このように本装置によれば、読取ヘッドと消去ヘッドを
分離して設け、両ヘッドを独立して移動可能としたこと
により、読取時の消去光の遮光が容易になる。さらに本
装置では、往路において読取ヘッドと消去ヘッドを共に
作動させることができるとともに、両ヘッドをそれぞれ
所望の速度で移動させることができるので、読取りと消
去を終了させるのに必要な時間を短縮させ、かつ消去を
十分に行なうことができる。
なお、本発明の装置の読取ヘッドは、上記のように励起
光を蓄積性蛍光体シートに対して2次元的に走査させて
輝尽発光光を生ぜしめ、この輝尽発光光をフォトマルチ
プライヤ−等の光検出器により検出するものに限られる
ものではなく、励起光を線状に照射するとともに線状の
励起光照射位置から発せられた輝尽発光光をライヤセン
サにより画素分割して読み取るものであってもよい。次
に第3図以下の図面を参照して励起光を線状に照射させ
る方式を用いた装置について説明する。なお、第1図に
示した実施例と同一部分には同一の番号を付し、その説
明は省略する。
第3図に示す装置において、読取ヘッド1G4の励起光
照射手段12Gは、励起光を蓄積性蛍光体シート2に対
して読取ヘッド104の移動方向と略直交する線状に照
射するものであり、−例として本出願人が先に出願した
特願昭62−21957号に開示されている蛍光性集光
シートを利用したものとなっている。また上記読取ヘッ
ド104の光電読取手段は、励起光照射手段120と蓄
積性蛍光体シート2を介して対向しうる位置に設けられ
たラインセンサ130からなっている。このラインセン
サは第4図に示すように支持手段103Aにより読取ヘ
ッド104の筺体103に固定され、筐体103と一体
に移動可能となっている。なお、蓄積性蛍光体シート2
の基板2Aは、透明である。
前記蛍光性集光シートは、蛍光体を含有するシート状成
形物であり、その表面に光が照射されるとこの光により
蛍光性集光シート内部の蛍光体が励起されて蛍光が生ぜ
しめられ、この蛍光は内部で全反射を繰り返して端面側
に進行する。そこで本装置における前記励起光照射手段
120は、第4図に示すように、細長い蛍光ランプ12
11この蛍光ランプ121の全周を取り巻くように成形
された蛍光性集光シート122、およびこの蛍光性集光
シートの一端面に設けられたシリンドリカルレンズ12
3からなっており、励起光照射時に蛍光ランプ121が
点灯されて、この蛍光ランプ121から発せられる光に
よって蛍光性集光シート122内において蛍光が生ぜし
められ、この蛍光をシリンドリカルレンズ123を介し
て蛍光性集光シートの一端面から射出させて、この蛍光
を線状の励起光として用いるものとなっている。なお、
蛍光性集光シートとしては、蛍光ランプから発せられた
光により、蓄積性蛍光体シートの励起波長領域の蛍光を
発するものを選んで用いればよい。また蛍光ランプの代
りにナトリウムランプ、水銀ランプ、エレクトロルミネ
ッセントパネル等を用いることも可能である。本実施例
においては上記励起光照射手段120により励起光は蓄
積性蛍光体シート2の下面を励起し、この励起光により
蓄積性蛍光体シート上面から発せられた輝尽発光光が前
記ラインセンサ130により検出される。
ラインセンサ130は、第5図に示すように蓄積性蛍光
体シート2の幅方向に延びる支持体131に画素分割さ
れた受光素子アレイ132が固定されてなる。また受光
素子アレイ132上には、蓄積性蛍光体シート2から発
せられる輝尽発光光は透過させ、蓄積性蛍光体シート2
を透過した励起光は吸収するフィルタ133が配されて
いる。輝尽発光光はこのフィルタ133を介してライン
センサ130の受光素子アレイ132に受光される。
上記受光素子アレイ132は、蓄積性蛍光体シート2の
幅方向に多数整列配置され各々が1画素に対応する多数
の固体光電変換素子132aを有し、輝尽発光光はこれ
らの固体光電変換素子112aに同時に受光される。受
光した各素子132aはフォトキャリアを発生し、これ
によって得られる信号を一時的に蓄積する。蓄積された
信号は順次、走査回路134で読み出され、1本の線状
の照射部(走査線に相当)の情報の読取りが終了する。
次いで読取ヘッド104が読取ヘッド移動手段BOによ
り蓄積性蛍光体シート2に対して第3図に矢印Aで示す
往方向に一走査線分だけ搬送され、上記読取りのステッ
プがくり返される。このステップを蓄積性蛍光体シート
2全面に対して繰り返すことにより、蓄積性蛍光体シー
ト2全面に記録された放射線画像情報が読み出される。
次にラインセンサ130に続く走査回路134について
説明する。第6図は光導電体を用いたラインセンサおよ
び走査回路の等価回路である。光導電体を用いた固体光
電変換索子132aに前記輝尽発光光が当たって発生す
るフォトキャリアによる信号は、光導電体132a内の
キャパシタC1(1−1゜2、・・・・・・n)に蓄積
される。蓄積されたフォトキャリアの信号は、シフトレ
ジスタ134Bによって制御されるスイッチ部134 
Aの順次開閉により順次読み出され、これにより時系列
化された画像信号を得ることができる。画像信号は、そ
の後増幅器135で増幅されてその出力端子13Bから
出力される。この画像信号を用いれば、例えばCRTに
前記放射線画像を表示させたり、あるいは走査記録装置
等により上記放射線画像のハードコピーを得ることがで
きる。なお、スイッチ部134 Aおよびシフトレジス
タ134からなるMOS部はCCDに置き替えてもよい
。また本実施例における消去ヘッド6は第1図に示した
装置の消去ヘッドと同様の構造を有するものであり、消
去ヘッド6の往復路の速度の制御も第1図に示した装置
と同様に行なわれる。
さらに、励起光を線状に照射する励起光照射手段として
は上記蛍光性集光シートを利用したものの他、通常のL
EDアレイを用いることもできる。
このLEDアレイを励起光照射手段として用いた実施例
を第7図に示す。
第7図に示す装置において読取ヘッド204および消去
ヘッド6は、撮影台11と蓄積性蛍光体シート2の間を
移動可能となっており、読取ヘッド移動手段160は、
第8図に示すように、読取ヘッドの移動方向に延びた2
本のレール181と、読取ヘッド204の側面に取り付
けられ、モータ182により駆動されてレール上を往復
方向に走行せしめられる2つの車輪lB3とからなって
いる。また消去ヘッド移動手段170は、上記レール1
81と、消去ヘッド6の側面に取り付けられ、モータ1
72により駆動されてレール上を往復方向に走行せしめ
られる2つの車輪173とからなっている。
本装置の読取ヘッド204における励起光照射手段22
0は、発光ダイオードを蓄積性蛍光体シートの幅方向に
連ねたLEDアレイ221と、LEDアレイ221の励
起光射出面上に設けられ、励起光を読取ヘッド204の
移動方向にのみ集束させるシリンドリカルレンズ222
とからなっている。上記LEDアレイ221は蓄積性蛍
光体シート2の蛍光体層の励起発炎領域の光を発するも
のであり、この光(励起光)の照射を受けた蓄積性蛍光
体シートの箇所からは輝尽発光光が発せられる。この輝
尽発光光は、両読取ヘッド内の、励起光の照射位置を見
込む位置に配されたラインセンサ130により検出され
る。また本装置において、ラインセンサ130は蓄積性
蛍光体シート2からやや離れて配設されているので、蓄
積性蛍光体シート2とラインセンサ130の間には、ラ
インセンサ130の各受光素子に対応して複数のマイク
ロレンズが一体的に連ねられたマイクロレンズアレイ1
37が設けられており、蓄積性蛍光体シート2から発散
した輝尽発光光を効率よくラインセンサ130に入射さ
せるようになっている。
なお、このように励起光の照射、輝尽発光光の検出、お
よび消去光の照射をすべて蓄積性蛍光体シート2の蓄積
性蛍光体層2B側から行なう場合には蓄積性蛍光体シー
ト2の基板2人は透明である必要はない。
ところで上述した各実施例においては、読取ヘッドと消
去ヘッドが1つずつ設けられているため、画像情報の読
取りは往路においてのみ行なわれ、読取終了後新たな撮
影を行なうことのできる状態とするためには読取ヘッド
を読取開始位置まで戻す必要があるが、上述した読取ヘ
ッドと消去ヘッドの他にさらに読取ヘッドまたは消去ヘ
ッドを追加して設ければ、往路と復路のそれぞれにおい
て読取りを行なうことができる。以下、第9図を参照し
て消去ヘッドを2つ備えてなる実施例について説明する
。なお、第9図における読取ヘッド。
消去ヘッドの内部の構成は第1図、第3図、第7図に示
した読取ヘッドと消去ヘッドのいずれであってもよく、
ここではその詳細については図示しない。また各ヘッド
の移動手段も第1図に示したものと同様でよい。
第9図に示す実施例では読取ヘッド304の移動方向に
おける両端に第1の消去ヘッド306Aと第2の消去ヘ
ッド306Bがそれぞれ設けられており、各ヘッドはそ
れぞれ独立して往復移動可能となっている。装置使用開
始時には各ヘッドは第9図(a)に示すように右端位置
にあり、この状態において被写体を介して放射線源12
から放射線が照射されて撮影が行なわれる。撮影が終了
すると前記読取ヘッド304は第9図(b)に示すよう
に矢印A方向に移動して蓄積性蛍光体シート2に蓄積記
録された画像情報の読取りを行なう。これとともに前記
第2の消去ヘッド308Bは読取ヘッド304の移動の
妨げとならないように読取ヘッド304と等速あるいは
それ以上の速度で矢印A方向に移動する。
なおその際第2の消去ヘッド308 Bは蓄積性蛍光体
シートに対する消去を行なわない。また読取ヘッド30
4が読取りを開始して移動すると前記第1の消去ヘッド
308 Aは第9図(b)に示すように矢印B方向に移
動して読取りの終了した蓄積性蛍光体シート2の部分に
対して消去を行なう。なお、この消去ヘッドの移動速度
は前述したフォトタイマー等からの信号により蓄積性蛍
光体シート2に蓄積記録された放射線エネルギー量に応
じて制御される。このように読取ヘッド304の読取り
に続いて第1の消去ヘッド306Aによる消去が蓄積性
蛍光体シート2の全面に亘って終了し、読取ヘッド30
4、第1および第2の消去ヘッド308 A、 306
Bが第9図(C)に示すように左端位置に移動すると、
蓄積性蛍光体シート2は新たな撮影を行なわれることの
可能な状態となる。
第9図(C)に示す状態で次の撮影が行なわれると、読
取ヘッド304は第9図(d)に示すように矢印A′方
向に移動しつつ画像情報の読取りを行なう。またその際
第1の消去ヘッド308 Aは消去を行なうことなべ読
取ヘッド304と等速あるいはそれ以上の速さで矢印A
′方向に移動する。またこのように読取ヘッド304が
読取りを開始して矢印A′方向に移動を始めると第2の
消去ヘッド306Bが矢印B′方向に移動しつつ消去を
行なう。この消去ヘッド306Bの速度制御は前述した
第1の消去ヘッド306Aと同様にフォトタイマー等に
より行なわれる。このように画像情報の読取りおよび消
去が終了して3つのヘッドが第9図(a)に示す右端位
置に戻されると、さらに新たな撮影が可能な状態となる
このように読取ヘッドの両端に2つの消去ヘッドを設け
、往路、復路のそれぞれにおいて読取ヘッドの上流側と
なる消去ヘッドを用いて読取りと略並行して消去を行な
うようにすれば、往路と復路のいずれにおいても読取り
を行なうことができ、撮影をより短い間隔で行なうこと
ができるようになる。なお、本実施例装置においても消
去を行なう消去ヘッドを読取ヘッドと等速で移動させ、
消  去の不足分はその消去ヘッドをもとに戻しつつ補
うという方式を用いることもできる。すなわち例えば読
取ヘッド304と等速で第1の消去ヘッド306Aを矢
印B方向(第9図(b)参照)に移動させ、第9図(C
)に示すようにすべてのヘッドが左端位置に集まった後
、第1の消去ヘッド306Aのみを消去不足分を補うの
に適した速度で右方向に動かし、この消去ヘッドが右端
位置に戻った状態において次の撮影を行なってもよい。
この場合には第1の消去ヘッドの速度制御は右方向へ戻
される際に行なわれればよいので、その制御信号は上記
フォトタイマーの他、読取ヘッド内の前述した画像情報
読取回路から得ることもできる。
次に第10図を参照して2つの読取ヘッドが消去ヘッド
の両端に設けられてなる実施例について説明する。
第1O図に示す実施例では消去ヘッド408の移動方向
における両端に第1の読取ヘッド404Aと第2の読取
ヘッド404Bがそれぞれ設けられており、各ヘッドは
それぞれ独立して往復移動可能となっている。装置使用
開始時には各ヘッドは第10図(a)に示すように右端
位置にあり、この状態において被写体を介して放射線源
12から放射線が照射されて撮影が行なわれる。撮影が
終了すると前記第1の読取ヘッド404Aは第1O図(
b)に示すように矢印A方向に移動して蓄積性蛍光体シ
ート2に蓄積記録された画像情報の読取りを行なう。第
1の読取ヘッド404Aが読取りを開始して所定距離だ
け移動すると前記消去ヘッド40Bが第10図(b)に
示すように矢印B方向に移動して読取りの終了した蓄積
性蛍光体シート2の部分に対して消去を行なう。またこ
の消去ヘッド406の移動に伴なって前記第2の読取ヘ
ッド404Bも矢印B方向に移動する。なお、その際第
2の読取ヘッド404 Bは蓄積性蛍光体シート2に対
して励起光の照射を行なわない。
上記消去ヘッドの移動速度は前述したフォトタイマー等
からの信号により蓄積性蛍光体シート2に蓄積記録され
た放射線エネルギー量に応じて制御される。このように
第1の読取ヘッド404Aの読取りに続いて消去ヘッド
40Bによる消去が蓄積性蛍光体シート2の全面に亘っ
て終了し、第1および第2の読取ヘッド404 A、 
404 B、消去ヘッド406が第1θ図(C)に示す
ように左端位置に移動すると蓄積性蛍光体シート2は新
たな撮影を行なわれることの可能な状態となる。
第10図(C)に示す状態で次の撮影が行なわれると、
第2の読取ヘッド404Bは第10図(d)に示すよう
に矢印A′方向に移動しつつ画像情報の読取りを行なう
。また第2の読取ヘッド404Bが読取りを開始して矢
印A′方向に移動を始めると消去ヘッド40Bが矢印B
′方向に移動しつつ消去を行なう。またその際前記第1
の読取ヘッド404Aは蓄積性蛍光体シート2に対して
励起光の照射を行なうことなく消去ヘッド40Bととも
に矢印B′方向に移動する。なお矢印B′方向に移動す
る消去ヘッド40Bの速度制御もフォトタイマー等によ
り行なわれる。このように画像情報の読取りおよび消去
が終了して3つのヘッドが第1O図(a)に示す右端位
置に戻されると、さらに新たな撮影が可能な状態となる
。このように消去ヘッドの両端に2つの読取ヘッドを設
けた場合にも、往路と復路のいずれにおいても読取り、
消去を行なうことができるので、撮影を行なう間隔を短
くすることができる。
なお、上述したいずれの実施例においても、蓄積性蛍光
体シート2に対して消去を行なってから装置の使用が中
断される等して蓄積性蛍光体シート2が長時間撮影を行
なわれることなく放置されると、蓄積性蛍光体中に微量
混入している22IRaや40に等の放射線同位元素か
ら放射される放射線や、宇宙線や他のX線源からのX線
等の環境放射線によって放射線エネルギーを蓄積し、こ
の放射線エネルギーが次回の撮影像に対してノイズとな
ることがある。そこでこのように蓄積性蛍光体シートが
長時間待機せしめられた場合には、この蓄積性蛍光体シ
ートに撮影を行なうのに先立って、再び蓄積性蛍光体シ
ートに消去光を照射するいわゆる2次消去を行なうのが
好ましい。2次消去を行なう際には消去ヘッドのみを蓄
積性蛍光体シートに対向させて移動させればよいが、第
1図、第3図、第7図、および第10図に示した、消去
ヘッドが1つしか設けられていない装置においては上記
2次消去を行なう際に消去ヘッドの前方にある読取ヘッ
ドを一緒に動かさなければならないが、第9図に示した
装置においては往路または復路においてその先方にある
消去ヘッドのみを移動させることができるので便利であ
る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明の放射線画像情報記録
読取装置によれば蓄積性蛍光体シートを固定し、この蓄
積性蛍光体シートに対して読取ヘッドおよび消去ヘッド
を往復動させて読取り、消去を行なうことにより、消去
手段を小型化して装置全体を小型化することができる。
これとともに本装置によれば読取ヘッドと消去ヘッドを
独立して移動可能としたことにより、読取ヘッドと消去
ヘッドの間隔を空けて両ヘッドを移動させることができ
、読取時の消去光の遮光が容易に行なえる。
さらに読取ヘッドと消去ヘッドの移動速度はそれぞれ独
自に設定することができるので、読取りと消去を同時に
行なっても消去を十分に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) 、(c)は本発明の一実施
例による放射線画像情報記録読取装置の側面図、第2図
はフォトタイマーによる放射線源の制御を説明する概略
図、 第3図および第7図は本発明の他の実施例による装置の
側面図、 第4図は蛍光性集光シートを備えた画像読取手段の斜視
図、 第5図はラインセンサの概略斜視図、 第6図はラインセンサに続く走査回路図、第8図は第7
図に示す装置における読取消去ユニットとその移動手段
を示す斜視図、 第9図(a)、(b)、(c)、(d) 、および第1
O図(a) 、 (b)、(e)、(d)は本発明のさ
らに他の実施例による装置の概略図である。 2・・・蓄積性蛍光体シート 4.104,204.304・・・読取ヘッド6.40
6・・・消去ヘッド lO・・・画像記録手段12・・
・放射線源 2G、120.220・・・励起光照射手段30・・・
光電読取手段  50・・・消去手段60・・・読取ヘ
ッド移動手段 70・・・消去ヘッド移動手段 130・・・ラインセンサ 308 A・・・第1の消去ヘッド 306B・・・第2の消去ヘッド 404A・・・第1の読取ヘッド 404 B・・・第2の読取ヘッド (b) (d)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)蓄積性蛍光体シート、 該蓄積性蛍光体シートに被写体を通して放射線を照射す
    ることにより、蓄積性蛍光体シート上に被写体の放射線
    画像を蓄積記録する画像記録手段、前記放射線画像が蓄
    積記録された蓄積性蛍光体シートに対して励起光を一定
    方向に照射する励起光照射手段とこの励起光照射により
    該シートから発せられる輝尽発光光を光電的に読み取っ
    て画像信号を出力する光電読取手段とを備えた読取ヘッ
    ド、 読取りの終了した蓄積性蛍光体シートに残存する放射線
    エネルギーを放出させる消去を行なう消去手段を備えた
    消去ヘッド、 前記読取ヘッドを前記励起光の照射方向と垂直な方向に
    往復移動させる読取ヘッド移動手段、および 前記消去ヘッドを往方向において前記読取ヘッドの上流
    側となり復方向において下流側となるように前記励起光
    の照射方向と垂直な方向に往復移動させる消去ヘッド移
    動手段からなり、 前記蓄積性蛍光体シートが画像記録手段に対向する撮影
    位置に保持され、前記読取ヘッドおよび前記消去ヘッド
    が前記撮影位置に保持された蓄積性蛍光体シートに対向
    して往復移動せしめられ、往路において前記読取ヘッド
    により画像情報の読取りを行なうとともに前記消去ヘッ
    ドにより消去を行なうことを特徴とする放射線画像情報
    記録読取装置。 2)前記読取ヘッドを介して前記消去ヘッドと反対側に
    前記励起光の照射方向と垂直な方向に往復動可能な第2
    の消去ヘッドが設けられ、前記読取ヘッドが復路におい
    ても読取りを行なうとともに前記第2の消去ヘッドが復
    路において消去を行なうことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の放射線画像情報記録読取装置。 3)前記消去ヘッドを介して前記読取ヘッドと反対側に
    前記励起光の照射方向と垂直な方向に往復動可能な第2
    の読取ヘッドが設けられ、該第2の読取ヘッドが往路に
    おいて読取りを行なうとともに前記消去ヘッドが復路に
    おいても消去を行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の放射線画像情報記録読取装置。
JP62259115A 1987-01-16 1987-10-14 放射線画像情報記録読取装置 Expired - Lifetime JPH0731374B2 (ja)

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DE8888100480T DE3870262D1 (de) 1987-01-16 1988-01-14 Strahlungsbildaufzeichnungs- und wiedergabesystem.
EP88100480A EP0276698B1 (en) 1987-01-16 1988-01-14 Radiation image recording and read-out apparatus
US07/145,180 US4883961A (en) 1987-01-16 1988-01-19 Radiation image recording and read-out apparatus

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6337769A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 Konica Corp 放射線画像情報記録読取装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6337769A (ja) * 1986-07-31 1988-02-18 Konica Corp 放射線画像情報記録読取装置

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