JPH08151766A - タイルユニット - Google Patents

タイルユニット

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JPH08151766A
JPH08151766A JP29629394A JP29629394A JPH08151766A JP H08151766 A JPH08151766 A JP H08151766A JP 29629394 A JP29629394 A JP 29629394A JP 29629394 A JP29629394 A JP 29629394A JP H08151766 A JPH08151766 A JP H08151766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
sheet
tile unit
unit
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP29629394A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintarou Motai
真太郎 母袋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH08151766A publication Critical patent/JPH08151766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 タイルユニット13は、シート14の表面に
複数枚のタイル15を貼着したものであり、このシート
14には、各タイル15で覆われた開口16が設けられ
ている。開口16はタイル15よりも小さいものであ
り、タイル15の辺縁部以外のタイル裏面板央部に対応
した大きさとなっている。 【効果】 タイルとシートとの接合強度が小さくて済む
ため、製造が容易である。目地処理作業を省略でき、施
工が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイルを不織布等よりな
るシートに貼り付けたタイルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】第8図に示す如く、タイル1の裏面に、
隣接するタイルに架け渡すように紙(台紙)2を接着剤
で接着することにより、複数枚のタイルを連結してなる
タイルユニットが用いられている。このタイルユニット
(ユニットタイルということもある。)は、1回のタイ
ル貼り操作で複数枚のタイルを施工することができ、施
工作業の軽減、工期の短縮に有効であることから、壁あ
るいは床のタイル施工に広く用いられている。
【0003】このようなタイルユニットは、連結するタ
イルを、裏面を上にして型枠などに入れて整列させ、接
着剤を塗布した紙をタイル裏面に圧着することにより製
造されている。
【0004】また、実開昭54−11027号公報(実
願昭52−64883号)には、セメントペースト等を
含浸させた不織布よりなるシートの表面に複数枚のタイ
ルを貼着したタイルユニットが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第8図に示す従来の紙
貼りタイルユニットにおいては、タイルの貼付施工後に
目地詰め処理を行なう必要がある。
【0006】実開昭54−11027号公報のタイルユ
ニットによると、シート自体を美麗なものとしておくこ
とにより目地詰めを省略することが可能であるが、タイ
ルをシートに対し堅固に固着させる必要があり、製造コ
ストが嵩む。即ち、このタイルは、壁面に施工された後
も、シートに対する付着力によって保持されるものであ
るから、タイル剥落が生じないようにタイルをシートに
堅固に耐久性良く固着させておく必要がある。
【0007】なお、この実開昭54−11027号公報
のタイルユニットにおいては、施工に際してもシートを
壁面に堅固に接着させる必要があり、タイルとシート、
シートと壁面の2度の接着をいずれも堅固かつ高耐久性
のものにしなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のタイルユニッ
トは、シートの表面にタイルを貼着したタイルユニット
において、該シートのうち、該タイルの裏面であってタ
イルの全周縁を除いたタイル裏面板央部と対面する箇所
が開口となっていることを特徴とするものである。
【0009】請求項2のタイルユニットは、請求項1に
おいて、1枚のシートに複数枚のタイルが目地間隙を介
して整列配置されて貼着されており、すべての目地間隙
が前記シートによって覆われていることを特徴とするも
のである。
【0010】請求項3のタイルユニットは、請求項2に
おいて、タイルユニットの少なくとも隣接する2辺にお
いて前記シートがタイル辺縁部よりも外方にはみ出して
いることを特徴とするものである。
【0011】請求項4のタイルユニットは、請求項1な
いし3のいずれか1項において、1枚のタイルが、当該
タイルの裏面の面積の50〜90%の開口面積の開口に
対面していることを特徴とするものである。
【0012】請求項5のタイルユニットは、請求項1な
いし4のいずれか1項において、該タイルの裏面に、該
開口内に入り込み且つシートの裏面からは非突出となっ
ている凸部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1〜5のタイルユニットは、施工される
までは、タイルはシートから剥れない程度にシートに軽
度に付着されていれば良い。施工時には、このタイルユ
ニットのタイルは、シートの開口を介して壁面等に接着
剤やモルタルなどによって直接に堅固に貼り付けられ
る。
【0014】請求項2のタイルユニットにあっては、タ
イル間の目地間隙が裏側からシートで覆われるため、目
地処理が不要となる。
【0015】請求項3のタイルユニットにあっては、複
数のタイルユニットを施工する場合、タイルユニットを
規則的に配列することにより、タイルユニット同士の間
の目地間隙がタイルユニットのシートで覆われることに
なり、目地処理が不要となる。
【0016】請求項4のタイルユニットにあっては、タ
イルと壁面等との接合面積が十分に大きなものとなり、
タイルの貼付強度が高いものとなる。
【0017】請求項5のタイルユニットにあっては、タ
イル裏面と壁面等の表面との距離が小さいため、タイル
の貼付強度が高い。また、接着剤やモルタルの使用量も
少量で足りるようになる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は実施例に係るタイルユニットの平面図、第
2,3図は第1図のII−II線及びIII-III 線に沿う断面
図である。
【0019】この実施例のタイルユニット3は、シート
4の表面に複数枚(本実施例では9枚)のタイル5を貼
着したものであり、このシート4には、各タイル5で覆
われた開口6がタイル5と同数個設けられている。
【0020】本実施例では、タイル5は正方形であり、
開口6も正方形である。この開口6はタイル5よりも小
さいものであり、タイル5の辺縁部以外のタイル裏面板
央部に対応した大きさとなっている。
【0021】なお、この開口6の大きさはタイル5の裏
面の面積の50〜90%とりわけ60〜80%とするの
が好適である。
【0022】このタイルユニット3は全体として正方形
状であり、その隣接する2辺においてシート4がタイル
5の辺縁からはみ出している。本実施例では、このはみ
出し幅dは目地幅Dと同等となっている。
【0023】このタイルユニット3を壁面に施工するに
は、壁面に接着剤又はモルタルを付着させておき、タイ
ルユニット3を押し当てれば良い。これにより、各タイ
ル5の裏面が接着剤又はモルタルを介して直接的に壁面
に接合される。従って、タイル5が壁面に対し強固に接
合されるようになる。
【0024】なお、タイルユニット3におけるタイル5
とシート4との接合強度は、タイルユニット3を運搬し
たり施工すべく持ち上げたりした際にタイル5がシート
4から剥れない程度の強度で十分であるから、タイルユ
ニット3の製造が容易である。
【0025】タイル5をシート4に貼り付ける接着剤と
しては、製造効率の向上のために、短時間で接着強度が
発現されるものが好ましい。この接着剤は、上記の通
り、強度及び耐久性は低くても構わない。好適な接着剤
としては、ホットメルト接着剤、酢酸ビニル系接着剤な
どが挙げられる。
【0026】このタイルユニット3においては、タイル
5同士の間の目地間隙が裏側からシート4で覆われてい
るため、施工後の目地処理を省略しても良い。また、こ
のタイルユニット3は、2辺が前記dだけはみ出してい
るため、このタイルユニット3を複数枚、相互に突き合
わせるように規則的に配列させて施工した場合、タイル
ユニット3の辺縁部のタイル同士の目地間隙も、このは
み出したシート4で覆われることになり、目地処理が不
要となる。
【0027】本発明では、タイルユニットの2辺だけで
なく、3辺あるいは4辺においてシート4をはみ出させ
ることによっても同様にタイルユニット間の目地処理を
不要にできる。なお、シートが3辺又は4辺からはみ出
している複数枚のタイルユニットを配設する場合、タイ
ルユニットの辺縁部においてはみ出したシート同士を突
き合わせても良く、重ね合わせても良い。
【0028】このシート4の材質としては、不織布、紙
などが好適である。シートとして不織布を用いる場合、
その厚みは8mm以下とするのが好ましい。
【0029】シートが3mm以下と薄い場合には、タイ
ル裏面と壁面との距離が小さいから、第1〜3図の如く
タイル裏面が平面状であっても構わないが、シート4の
厚さが3mmを超えるように厚手のものになった場合に
は、第4〜6図のタイル5A,5Bの如く、タイル裏面
に凸部7A,7Bを設けるのが好ましい。この凸部は、
第5図のように台状に突出するものであっても良く、第
6図のように凸条であっても良く、さらに図示はしない
が突起状のものであっても良い。
【0030】このような凸部は、壁面への接着時にタイ
ルにガタツキが生じないようにするために、シートの裏
面から突出しないようにするのが好適である。
【0031】上記実施例では1枚のシート4に複数のタ
イル5が貼着されているが、1枚のシートに1枚のタイ
ルを貼ったものであっても良い。また、上記実施例で
は、シートにタイル1枚当り1個の開口が設けられてい
るが、第7図のシート4Aの如く1個のタイルに対して
複数個の開口6Aが対面しても良い。
【0032】本発明では、シートに着色を施すことによ
り、目地処理することなく美麗な目地が得られる。この
場合、シート全体に着色を施しても良く、目地間隙に相
当する箇所だけに着色しても良い。
【0033】本発明では、シートにタイルを貼った後、
目地間隙に着色を施したり、目地詰めを行なっても良
い。この作業は、通常の場合、タイルユニットの製造工
場で行なわれるものであり、現場での作業工数は増大し
ない。
【0034】第9図は本発明のさらに別の実施例に係る
タイルユニット13を壁面に施工する状態を示す斜視断
面図である。本実施例では、2丁掛タイル15が馬目地
となるようにシート14に貼着されている(なお、馬目
地の代わりにいも目地としても良い。)。このタイル1
5の裏面に設けられた凸部17がシート14の開口16
を通って壁面(図示略)に直接に接着される。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜5のタイルユニットは、タイ
ルとシートとの接合強度が小さくて済むため、製造が容
易である。
【0036】請求項2のタイルユニットは、目地処理作
業を省略でき、施工が容易になる。
【0037】請求項3のタイルユニットは、タイルユニ
ット同士の間の目地処理作業を省略でき、施工が容易に
なる。
【0038】請求項4のタイルユニットは、タイルと壁
面等との間の接合強度が高い。
【0039】請求項5のタイルユニットは、タイルと壁
面等との間の接合強度が高い。また、接着剤やモルタル
の使用量も少なくて済むため、施工材料コストが低廉と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るタイルユニットの平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿う拡大断面図である。
【図4】別の実施例に係るタイルユニットの拡大断面図
である。
【図5】実施例に用いられるタイルの裏面の斜視図であ
る。
【図6】実施例に用いられるタイルの裏面の斜視図であ
る。
【図7】異なる実施例を示す分解斜視図である。
【図8】従来のタイルユニットを示す平面図である。
【図9】壁面への施工例を示す斜視断面図である。
【符号の説明】
3,13 タイルユニット 4,4A シート 5,5A,5B タイル 6 開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの表面にタイルを貼着したタイル
    ユニットにおいて、該シートのうち、該タイルの裏面で
    あってタイルの全周縁を除いたタイル裏面板央部と対面
    する箇所が開口となっていることを特徴とするタイルユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、1枚のシートに複数
    枚のタイルが目地間隙を介して整列配置されて貼着され
    ており、すべての目地間隙が前記シートによって覆われ
    ていることを特徴とするタイルユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2において、タイルユニットの少
    なくとも隣接する2辺において前記シートがタイル辺縁
    部よりも外方にはみ出していることを特徴とするタイル
    ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、1枚のタイルが、当該タイルの裏面の面積の50〜
    90%の開口面積の開口に対面していることを特徴とす
    るタイルユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、該タイルの裏面に、該開口内に入り込み且つシート
    の裏面からは非突出となっている凸部が設けられている
    ことを特徴とするタイルユニット。
JP29629394A 1994-11-30 1994-11-30 タイルユニット Pending JPH08151766A (ja)

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