JPH08151674A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JPH08151674A
JPH08151674A JP29496294A JP29496294A JPH08151674A JP H08151674 A JPH08151674 A JP H08151674A JP 29496294 A JP29496294 A JP 29496294A JP 29496294 A JP29496294 A JP 29496294A JP H08151674 A JPH08151674 A JP H08151674A
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JP
Japan
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tank
sub
water
pipe
washing device
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JP29496294A
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English (en)
Inventor
Haruki Ogata
春樹 尾形
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】取付を容易にして部品点数を減らす。 【構成】 オーバーフロー管64の吸盤65がタンク蓋
55の上面の流し部55Aの傾斜面に圧着されることに
よって、サブタンク61が貯水タンク2の側面側に取り
付けられるので、取付作業が容易である。また、サブタ
ンク61の両側面のパイプ収納溝61B,61Bの一方
に配水パイプ66が係止されて固定されるので、外観が
向上する。そして、配水パイプ66は、開口部61Aの
縁にまたがるように配置されたハンガーパイプ71の一
端側に接続されている。このハンガーパイプ71は硬質
な材質でU字状に成形されているので、折れ曲がりが防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる洋式便器に適
用して好適な衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄水を使用者の局部に向けて噴
出することによって、局部を衛生的かつ快適に洗浄する
衛生洗浄装置が知られている。この衛生洗浄装置は、図
11に示すような洋式の便器30に装着される。この便
器30は、ドーム状の本体31に便座32の後端部が回
転自在に取付けられているのが普通である。本体31の
底部には水溜部33が設けられ、便座32の下面には本
体31の周縁部34に当接する突起35が複数個設けら
れており、これによって便座32が本体31上に安定よ
く載置される。
【0003】図12は、既存の便器30に後から追加し
て装着するタイプの従来の衛生洗浄装置10の構成を示
す。この衛生洗浄装置10は、装置全体を上述の便器3
0に装着するための枠体36の後部に横軸37が取付け
られ、この横軸37に便蓋38及び中央部が開口された
便座39の後端部が回転可能に取付けられている。そし
て、便座39の下側にオシリ洗浄用ノズル43Aと、ビ
デ用ノズル43Bとが取付けられている。
【0004】更に、枠体36の横には洗浄水の送水量や
圧力を制御するための制御部40が取付けられ、その表
面には操作部41が設けられている。操作部41にはオ
シリ洗浄用ノズル43Aとビデ用ノズル43Bとを選択
するため、オシリ洗浄選択スイッチ41Aとビデ選択ス
イッチ41Bやストップボタン41Cなどが設けられて
いる。
【0005】便座39の下面には、図13に示すように
衛生洗浄装置10を便器30に装着したとき、便座39
を便器30の本体31上に安定よく保持するための突起
44が複数個設けられている。各ノズル43A,43B
は、図示しない電磁部によって進退可能になっている。
また、各ノズル43A,43Bの前面には、各ノズル4
3A,43Bや周囲の部品を外部から隠蔽するためのノ
ズルカバー45が配置されている。
【0006】この衛生洗浄装置10を既存の便器30に
装着する場合は、便器30の後方に設けられた貯水タン
ク2に衛生洗浄装置10に接続された吸い込みパイプが
直接投入され、衛生洗浄装置10内のポンプ(図示せ
ず)の駆動により衛生洗浄装置10に洗浄水が供給され
るようになっている。しかし、図13に示すような手洗
い口53が設けられた貯水タンク2においては、手洗い
口53で手を洗った水が貯水タンク2に貯えられ、この
手を洗った水でおしり洗浄又はビデ洗浄を行うことにな
るので、衛生上好ましくない。そこで貯水タンク2に手
洗い口53が設けられている場合には、貯水タンク2の
側面にサブタンク51を取り付ける。更に、貯水タンク
2に手洗い口53に分岐アダプター58を取り付け、こ
こにサブタンク51の上部に接続された給水パイプ52
を接続する。
【0007】この衛生洗浄装置10を使用するときは、
衛生洗浄装置10の便座39を本体31上に倒してその
上に着座し、操作部41でオシリ洗浄用ノズル43A又
はビデ用ノズル43Bを選択する。次に、洗浄水の送水
量及び圧力を調整して各ノズル43A,43Bから洗浄
水を噴出させる。この噴出水によって、局部が衛生的か
つ快適に洗浄される。
【0008】そして、便器30の水を流すと上水道より
手洗い口53に水道水が送られ、この水道水の一部が分
岐アダプター58から給水パイプ52を通じてサブタン
ク51内に導かれる。また、このとき使用者は分岐アダ
プター58から吐出される水道水で手を洗うことができ
る。サブタンク51内に貯えられた水はサブタンク51
の底部に接続された配水パイプ42を通じて制御部40
内に供給され、上述した洗浄水として使用される。
【0009】なお、図14に示すように、サブタンク5
1内の水位がオーバーフロー管54の位置を越えたとき
は、オーバーフロー管54から余剰水が吐出される。吐
出された余剰水は貯水タンク2の上に載置されるタンク
蓋55の上面に凹設された流し部55Aの緩やかな傾斜
面に導かれて吸入口55Bに流れ込み、貯水タンク2内
部に貯えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の衛生
洗浄装置10においては、サブタンク51を貯水タンク
2に取り付けるとき、図14に示すように、まずタンク
蓋55を取り外して断面がU字形の取付金具56を貯水
タンク2の周縁に引掛けた後、ボルト57を貯水タンク
2の内壁にその先端が当接するように取付金具56のネ
ジ孔(図示せず)に螺入して締め付け、取付金具56を
固定する。そして、サブタンク51の側面に設けられた
逆L字形の掛止部51Aを貯水タンク2の外側から取付
金具56の掛止孔(図示せず)に掛止した後、再びタン
ク蓋55を貯水タンク2の上に載置することによって、
サブタンク51を貯水タンク2に固定する。
【0011】しかし、このような取付手段は作業が面倒
であると共に、取付金具56等の部品を必要とし部品点
数が増え原価が増大する。また、各種の貯水タンク2の
厚み及びタンク蓋55の嵌合具合はそれぞれ異なってお
り、取付金具56が適合せずサブタンク51の取り付け
ができない場合があった。
【0012】更に、衛生洗浄装置10本体に洗浄水を供
給する配水パイプ42がサブタンク51の底部に接続さ
れているため、パイプ接続部59に水漏れ防止手段例え
ばOリング(図示せず)等が必要であるため部品点数が
増えると共に、サブタンク51の底部の孔及び水漏れ防
止手段の各構成部品は高い加工精度を必要とし、原価が
増大するという問題があった。
【0013】そこで本発明は、上述したような課題を解
決したものであって、取り付けが簡単で、部品点数を減
らして原価を低減し、寸法の異なる各種の貯水タンクに
取り付けることが可能な衛生洗浄装置を提案するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、貯水タンクに取り付けられて洗
浄水を貯留するサブタンクと、サブタンク内に貯留され
た洗浄水の余剰分を排出するためのオーバーフロー管
と、サブタンクに貯留された洗浄水を衛生洗浄装置本体
に供給するための洗浄水供給パイプとを有する衛生洗浄
装置において、サブタンクを貯水タンクに掛止させるた
めオーバーフロー管をサブタンクから所定の角度で突出
させると共に、貯水タンクにサブタンクを固定するため
の吸盤をオーバーフロー管に設けたことを特徴とするも
のである。
【0015】
【作用】図2に示すように、オーバーフロー管64の吸
盤65がタンク蓋55の上面の流し部55Aの傾斜面に
圧着されることによって、サブタンク61が貯水タンク
2の側面側に取り付けられている。したがって、サブタ
ンク61を既設の貯水タンク2に取り付けるときは、タ
ンク蓋55の流し部55Aにオーバーフロー管64の吸
盤65を圧着するだけでよい。
【0016】また、図4に示すように、サブタンク61
の両側面のパイプ収納溝61B,61Bの一方に配水パ
イプ66が圧入され係止されている。これによって、配
水パイプ66が確実に固定されると共にサブタンク61
の外表面と同一となり、外観が向上する。図5に示すよ
うに、配水パイプ66はサブタンク61の外部から内部
にかけて開口部61Aの縁にまたがるように配置された
ハンガーパイプ71の一端側に接続されている。このハ
ンガーパイプ71は硬質な材質で成形されているので、
折れ曲がりが防止される。
【0017】
【実施例】続いて、本発明に係わる衛生洗浄装置の一実
施例について、図面を参照して詳細に説明する。なお、
上述と同様な部分には同一の符号を付けて詳細な説明を
省略した。
【0018】図1は、本発明による衛生洗浄装置1を既
存の洋式便器30に装着した場合で、便座32を上げた
状態を示す。この衛生洗浄装置1においては、洗浄水を
噴出する位置が異なるように配置されたオシリ洗浄用ノ
ズル11A及びビデ用ノズル11Bが、本体31の奥側
に載置されたノズル取付け部12に取付けられている。
図1は各ノズル11A,11Bが収納されている状態、
すなわち非使用状態を示している。
【0019】ノズル取付け部12は便器30の周縁部3
4の後端部に吸着盤(図示せず)で確実に取付けられて
いる。ノズル取付け部12の上板部12Aには、両端側
に結合部12Cが設けられている。また、各ノズル11
A,11Bに洗浄水を供給するために本体31の横に配
置された制御部13の側面には、高さの調節が可能な連
結部13Bが取付けられており、この連結部13Bに結
合部12Cを連結することによって、制御部13にノズ
ル取付け部12が取付けられている。
【0020】また、各ノズル11A,11Bを隠蔽する
ノズルカバー12Bには、両側の上部にノズルカバー1
2Bの表面を清掃する清掃用ノズル16,16が取付け
られている。清掃用ノズル16,16は、ノズルカバー
12Bの左右両側の上部に各1個ずつ配置されており、
ノズルカバー12Bの表面に向けて洗浄水を噴出するよ
うになっている。
【0021】既設の貯水タンク2の側面に取り付けられ
たサブタンク、すなわち略円筒形のサブタンク61内に
は、手洗い口53に取り付けられた分岐アダプター68
から給水パイプ62を通じて供給された水が貯えられ
る。サブタンク61内に貯えられた水は配水パイプ66
を通じて制御部13内の内部タンク13Aに供給され、
ここでヒーター(図示せず)によって暖められる。内部
タンク13A内の温水は、パイプ14A〜14Cを介し
てオシリ洗浄用ノズル11A、ビデ用ノズル11B及び
清掃用ノズル16,16に洗浄水として供給される。
【0022】さて、図2に示すようにサブタンク61の
上部の開口部61Aは、サブタンク蓋69によって塞が
れている。サブタンク61の側面には一体的に成形され
たオーバーフロー管64が所定の角度Pで斜め下方に向
けて延設されている。オーバーフロー管64の先端部の
下面側には吸盤65が取り付けられ、これがタンク蓋5
5の上面の流し部55Aの傾斜面に圧着されることによ
って、サブタンク61が貯水タンク2の側面側に取り付
けられている。
【0023】なお、オーバーフロー管64は、サブタン
ク61に最大量の水が貯えられた状態の総重量を支える
だけの強度を有する。オーバーフロー管64の延設され
る角度P及びサブタンク61本体から吸盤65までの距
離Lは、寸法の異なる各種の貯水タンク2に装着できる
ように適切な値に設定されている。例えば、本例では角
度Pは25度、距離Lは90mmに設定されている。
【0024】サブタンク61内に貯えられる水の水位が
オーバーフロー管64の位置を越えたときは、オーバー
フロー管64から余剰水が吐出される。吐出された水は
流し部55Aの緩やかな傾斜面に導かれて吸入口55B
に流れ込み、貯水タンク2内部に貯えられる。
【0025】このサブタンク61を既設の貯水タンク2
に取り付けるときは、図3に示すようにタンク蓋55の
流し部55Aにオーバーフロー管64の吸盤65を圧着
するだけでよい。このように、従来のように取付金具5
6(図14)による取り付け作業を必要としないので、
取り付けが簡単であると共に部品点数を減らし、寸法の
異なる各種の貯水タンク2に取り付けることができる。
【0026】図4に示すように、サブタンク61の両側
面に上下方向(紙面に対して垂直方向)にパイプ収納溝
61B,61Bが設けられ、ここに制御部13内の内部
タンク13A(図1)に接続された柔軟性を有する材質
の配水パイプ66が圧入され係止されている。このパイ
プ収納溝61B,61Bの幅及び深さは配水パイプ66
の外径と同じ又は若干小さい寸法となっているので、圧
入された配水パイプ66が確実に固定されると共にサブ
タンク61の外表面と同一となる。一方、サブタンク蓋
69の内面にはパイプ収納溝61B,61Bの断面と一
致するような形状の突出部69Aが設けられている。サ
ブタンク蓋69でサブタンク61を塞いだ状態では、配
水パイプ66が圧入されていない方のパイプ収納溝61
Bに突出部69Aが挿入されるので、サブタンク蓋69
が外れにくくなると共にサブタンク61が略密閉される
ので、サブタンク61とサブタンク蓋69の間から水が
溢れることがない。
【0027】このように、配水パイプ66はサブタンク
61の側面のパイプ収納溝61Bに係止されることによ
って容易且つ確実に固定される。また、サブタンク61
の外表面と同一面となっているので、配水パイプ66と
サブタンク61に一体感を与えて外観を向上させること
ができる。この配水パイプ66に彩色又は模様等を施し
た場合には、デザイン上のアクセントとしても利用でき
る。
【0028】図3に示すように、このサブタンク61を
取り付けるときに、周囲のスペース等を考慮して貯水タ
ンク2の左右どちらの側面に取り付けるかを決め、それ
に応じてパイプ収納溝61B,61Bを選択する。選択
した方のパイプ収納溝61Bに配水パイプ66を係止し
た後、サブタンク蓋69で開口部61Aを塞ぐ。したが
って、貯水タンク2の左右どちら側に取り付けた場合に
も同一の外観となる。
【0029】図5に示すように、パイプ収納溝61Bに
挿入された配水パイプ66は、折れ曲がらない材質例え
ば硬質な樹脂等で逆U字形に成形された接続部、本例で
はハンガーパイプ71の一端側の差し込み部71Aに接
続されている。ハンガーパイプ71はサブタンク61の
外部から内部にかけて開口部61Aの縁にまたがるよう
に配置され、サブタンク61の内部側に位置する他端側
の差し込み部71Aには内部パイプ72が接続されてい
る。ハンガーパイプ71の両端の差し込み部71A,7
1Aの外径は配水パイプ66及び内部パイプ72の内径
よりも若干大きく設定されているため、差し込み部71
Aを配水パイプ66及び内部パイプ72に挿入すること
により確実に接続される。この内部パイプ72は貯えら
れた水量が少なくなっても衛生洗浄装置1本体に洗浄水
を供給できるように、図6に示すようにサブタンク61
の略底面近くまで到達する長さとなっている。
【0030】このように、洗浄水を衛生洗浄装置1本体
に供給する洗浄水供給パイプ、本例では配水パイプ6
6、ハンガーパイプ71及び内部パイプ72がサブタン
ク61の上部の開口部61Aを通っているので、従来の
ようにサブタンク61の底部に配水パイプ66を接続す
る必要がなく、水漏れ防止手段、例えばOリング等が不
要になる。更に、ハンガーパイプ71は硬質な材質で成
形されているので、折れ曲がりによって洗浄水の送水が
妨げられることがない。
【0031】尚、本例では接続部としてハンガーパイプ
71を使用したが、図7に示すように洗浄水供給パイプ
を配水パイプ66の単体で構成し、その折り返し部分に
配水パイプ66を固定するための溝部75Aを有するU
字状の案内部75を下からはめ込んでもよい。この場
合、溝部75Aによって配水パイプ66の折れ返し部分
が案内されるので、折れ曲がりを防止することができ
る。また、図8に示すように、U字状に成形されたパイ
プ型の案内部76に配水パイプ66を挿通させた場合に
も折れ曲がりを防止することができる。
【0032】さて、制御部13の上部側には操作部15
が設けられ、ここには図9にも示すように複数のモー
ド、本例では「止」モード、「オシリ洗浄」モード、
「ビデ」モード及び「清掃」モードを選択するために比
較的大型の回転ノブ(回転つまみ)15Aと、洗浄水の
圧力及び流量を調整する水勢調整つまみ15Bと、洗浄
水の温度を調節する水温調節つまみ15Cが配置されて
いる。水勢調整つまみ15Bと水温調整つまみ15C
は、時計方向に回転させるほど水勢が強く又は水温が上
昇するようになっている。
【0033】回転ノブ15Aはドーム状に形成されてお
り、これを回転させてその表面に設けられた指示線15
Dを操作部15のパネル面に設けられた「止」モードの
位置に向けると、後述のごとく回転ノブ15Aの回転が
一旦停止して洗浄水及び清掃水の送水が停止される。指
示線15Dを「オシリ洗浄」モード又は「ビデ」モード
の位置に向けると、ここで回転が停止してオシリ洗浄用
ノズル11A又はビデ用ノズル11Bから洗浄水が噴出
される。
【0034】更に、指示線15Dを「止」モードの位置
に向けたまま回転ノブ15Aを上方に引き上げて、次に
指示線15Dを「カバー清掃」モードの位置に向ける
と、ここで回転が停止して清掃用ノズル16,16から
清掃水が噴出される。本例では「オシリ洗浄」モードと
「ビデ」モードの位置が互いに180度離れた位置に設
けられ、「止」モードの位置はその中間に設けられてい
る。また、「カバー清掃」モードの位置は「止」モード
の反対側に設けられている。
【0035】さて、図1に示すノズル取付け部12は例
えば硬質な樹脂などで成形されており、上述のように便
器30の周縁部34上に載置する上板部12Aと、上板
部12Aの前方に下側に向けて設けられたノズルカバー
12Bとを有している。ノズルカバー12Bは、オシリ
洗浄用ノズル11A、ビデ用ノズル11B及びパイプ類
を隠蔽して外部から見えなくする程度の大きさに成形さ
れている。オシリ洗浄用ノズル11A及びビデ用ノズル
11Bは、洗浄水の圧力に応じて伸縮するようになって
いる。そして、ビデ用ノズル11Bの方がオシリ洗浄用
ノズル11Aより長く突出するようになっている。
【0036】この衛生洗浄装置1を使用する場合は、図
10に示すように便座32を本体31上に載置する。こ
れで、衛生洗浄装置1のパイプ14A〜14C及び便器
30の本体31内に配置される部分は外部から殆ど見え
なくなり、制御部13だけが外部に配置される。そし
て、便座32上に着座して、操作部15の回転ノブ15
Aを時計方向又は反時計方向に回転させて「オシリ洗
浄」モードか「ビデ」モードのどちらかを選択する。こ
れによって、制御装置13内の内部タンク13Aから供
給された洗浄用温水が、オシリ洗浄用ノズル11A又は
ビデ用ノズル11B側に送水される。
【0037】これで、ノズル取付け部12の内部に収納
されていたオシリ洗浄用ノズル11A又は洗浄用ノズル
11Bのノズル孔24Bが所定の位置に配置される。次
に、ノズル孔24Bから洗浄用温水が斜め上方に噴出さ
れて局部が衛生的かつ快適に洗浄される。使用後は回転
ノブ15Aを90度回転させて「止」モードを設定す
る。これで洗浄用温水の送水が停止され、オシリ洗浄用
ノズル11A又はビデ用ノズル11Bが元のようにノズ
ルカバー12Bの内部に収納される。したがって、便座
32を持ち上げて男性用として使用する場合でも、各ノ
ズル11A,11Bが邪魔になることがない。
【0038】また、ノズルカバー12Bが汚れている場
合は、回転ノブ15Aを引き上げて180度回転させ
る。これで、「清掃」モードが設定されて清掃用ノズル
16,16からノズルカバー12Bの表面に向けて洗浄
水が吹き付けられ、ノズルカバー12Bの表面が清掃さ
れる。
【0039】この衛生洗浄装置1は、上述のように「お
しり洗浄」モード、「ビデ」モード又は「清掃」モード
が選択されると、衛生洗浄装置1内の図示しないポンプ
が駆動され、各ノズルに洗浄水が送水されると共に、サ
ブタンク内に貯えられた水が衛生洗浄装置1に給水され
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、貯水タンクに取り
付けられて洗浄水を貯留するサブタンクと、サブタンク
内に貯留された洗浄水の余剰分を排出するためのオーバ
ーフロー管と、サブタンクに貯留された洗浄水を衛生洗
浄装置本体に供給するための洗浄水供給パイプとを有す
る衛生洗浄装置において、サブタンクを貯水タンクに掛
止させるためオーバーフロー管をサブタンクから所定の
角度で突出させると共に、貯水タンクにサブタンクを固
定するための吸盤をオーバーフロー管に設けたものであ
る。
【0041】したがって、本発明によれば、サブタンク
をオーバーフロー管に設けられた吸盤によって貯水タン
クに取り付けるので、取り付けが容易で、部品点数を減
らして原価を低減し、寸法の異なる各種の既設の貯水タ
ンクに取り付けることが可能になる。パイプ収納溝をサ
ブタンクの側面に設けることにより、配水パイプを容易
に固定できると共に外観が向上する。また、配水パイプ
をサブタンクの上部開口部からサブタンク内に通すこと
により、サブタンクの底部に配水パイプを接続する必要
がなく水漏れ防止手段等が不要になり、更に部品点数を
減らして原価を低減することが可能になる。更に、U字
状の接続部又は案内部を併用することにより、洗浄水送
水パイプの折れ曲がりを防止して、洗浄水の送水を確実
に行うことが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる衛生洗浄装置1を適用した便器
30の構成図である。
【図2】サブタンク61の取付手段を示す側面図であ
る。
【図3】サブタンク61の取付方法を示す斜視図であ
る。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】ハンガーパイプ71の構造を示す斜視図であ
る。
【図6】図2のB−B断面図である。
【図7】第2実施例の案内部75の構造を示す斜視図で
ある。
【図8】第3実施例の案内部76の構造を示す斜視図で
ある。
【図9】操作部15の構成図である。
【図10】実施例の使用状態を示す図である。
【図11】一般的な洋式便器30の斜視図である。
【図12】従来の衛生洗浄装置10の構成図である。
【図13】従来の衛生洗浄装置10を適用した洋式便器
30の斜視図である。
【図14】従来のサブタンク51の構造を示す一部断面
図である。
【符号の説明】
1,10 衛生洗浄装置 2 貯水タンク 11A オシリ洗浄用ノズル 11B ビデ用ノズル 16 清掃用ノズル 30 便器 31 便器本体 42,66 配水パイプ 51,61 サブタンク 53 手洗い口 55 タンク蓋 55A 流し部 61A 開口部 61B パイプ収納溝 64 オーバーフロー管 71 ハンガーパイプ 75,76 案内部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンクに取り付けられて洗浄水を貯
    留するサブタンクと、 上記サブタンク内に貯留された洗浄水の余剰分を排出す
    るためのオーバーフロー管と、 上記サブタンクに貯留された上記洗浄水を衛生洗浄装置
    本体に供給するための洗浄水供給パイプとを有する衛生
    洗浄装置において、 上記サブタンクを上記貯水タンクに掛止させるため上記
    オーバーフロー管を上記サブタンクから所定の角度で突
    出させると共に、上記貯水タンクに上記サブタンクを固
    定するための吸盤を上記オーバーフロー管に設けたこと
    を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記サブタンクの外表面に上記洗浄水供
    給パイプを係止して固定するためのパイプ収納溝が、上
    下に亘って設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記洗浄水供給パイプは、上記サブタン
    クの上部開口部から投入されると共に、上記洗浄水供給
    パイプの折り返し部が逆U字状の案内部で案内されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記洗浄水供給パイプが上記サブタンク
    の上部開口部に配置された逆U字状の接続部と、上記衛
    生洗浄装置本体と上記接続部の一端とを接続する第1の
    パイプと、上記接続部の他端に接続され上記サブタンク
    内部に入れられる第2のパイプとから構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
JP29496294A 1994-11-29 1994-11-29 衛生洗浄装置 Pending JPH08151674A (ja)

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