JPH0731984U - 切換えコック及び衛生洗浄装置 - Google Patents

切換えコック及び衛生洗浄装置

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JPH0731984U JP6217393U JP6217393U JPH0731984U JP H0731984 U JPH0731984 U JP H0731984U JP 6217393 U JP6217393 U JP 6217393U JP 6217393 U JP6217393 U JP 6217393U JP H0731984 U JPH0731984 U JP H0731984U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】切換えコックを簡単な構成にする。 【構成】円筒状のコック本体51が第1切換部53と第
2切換部54に分割され、各切換部53,54に第1注
入口56と第2注入口57が設けられている。また、第
1切換部53には複数の吐出口64A,64Bが設けら
れ、第2切換部54には一個の吐出口65が設けられて
いる。コック本体51内には回転板59が配置され、こ
れには一個の排出孔60が設けられている。そして、回
転板59を回転させることによって、排出孔60を吐出
口64A,64B,65の何れかに一致させることがで
きる。排出孔と一致した吐出口64A,64B,65か
ら第1切換部53又は第2切換部54内の液体が排出さ
れる。このように、この切換えコック44では、簡単な
構成で複数の系統から供給された異なる液体を複数の系
統に切換えて供給することが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、いわゆる洋式便器に適用して好適な衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗浄水を使用者の局部に向けて噴出することによって、局部を衛生的か つ快適に洗浄する衛生洗浄装置が知られている。この衛生洗浄装置は、図7に示 すような洋式の便器30に装着される。この便器30は、ドーム状の本体31に 便座32の後端部が回転自在に取付けられているのが普通である。本体31の底 部には水溜部33が設けられ、便座32の下面には本体31の周縁部34に当接 する突起35が複数個設けられており、これによって便座32が本体31上に安 定よく載置される。
【0003】 図8は、既存の便器30に後から追加して装着するタイプの従来の衛生洗浄装 置10の構成を示す。この衛生洗浄装置10は、装置全体を上述の便器30に装 着するための枠体36の後部に横軸37が取付けられ、この横軸37に便蓋38 及び中央部が開口された便座39の後端部が回転可能に取付けられている。そし て、便座39の下側にオシリ洗浄用ノズル73Aと、ビデ用ノズル73Bとが取 付けられている。
【0004】 更に、枠体36の横には洗浄水の送水量や圧力を制御するための制御部70が 取付けられ、その表面には操作部71が設けられている。操作部71にはオシリ 洗浄用ノズル73Aとビデ用ノズル73Bとを選択するため、オシリ洗浄選択ス イッチ71Aとビデ選択スイッチ71Bやストップボタン71Cなどが設けられ ている。
【0005】 洗浄水は外部のポンプ(図示せず)などに接続された配水パイプ72によって 制御部70内に供給され、ここから便座39の後方に配置されたオシリ洗浄用ノ ズル73A又はビデ用ノズル73Bに送水されて外部に噴出される。
【0006】 便座39の下面には、図9に示すように衛生洗浄装置10を便器30に装着し たとき、便座39を便器30の本体31上に安定よく保持するための突起74が 複数個設けられている。各ノズル73A,73Bは、図示しない電磁部によって 進退可能になっている。また、各ノズル73A,73Bの前面には、各ノズル7 3A,73Bや周囲の部品を外部から隠蔽するためのノズルカバー75が配置さ れている。
【0007】 この衛生洗浄装置10を既存の便器30に装着する場合は、便器30の便座3 2を取り外した後に、枠体36を便器30の本体31に取付ける。このとき、配 水パイプ72は、例えば便器30の後方に配置されている洗浄水の貯水タンク2 の配水パイプ(図示せず)等に接続する。そして、便器30を使用する場合は衛 生洗浄装置10の便座39を本体31上に倒してその上に着座する。
【0008】 また、衛生洗浄装置10を使用するときは、操作部71でオシリ洗浄用ノズル 73A又はビデ用ノズル73Bを選択する。次に、洗浄水の送水量及び圧力を調 整して各ノズル73A,73Bから洗浄水を噴出させる。この噴出水によって、 局部が衛生的かつ快適に洗浄される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、衛生洗浄装置10には洗浄水の配管部に種々の切換えコック(図示 せず)が使用されているが、これらの切換えコックは供給側が一系統でこれを2 方向又は3方向に切換えて排出するようになっているのが普通であり、供給側が 複数系統でこれを多方向に切換えて排出するような切換えコックはなかった。そ のため、例えば局部の洗浄用に温水を使用し、ノズルカバー75などの清掃には 水を使用するような場合で、更にオシリ洗浄用ノズル73Aとビデ用ノズル73 Bとを切換えるような場合は複数の切換えコックを使用しなければならず、装置 が複雑で大型になるという問題があった。
【0010】 そこでこの考案は、上述したような課題を解決したものであって、複数系統か ら供給された異なる液体を多方向に切換えて排出することが可能な切換えコック と、この切換えコックを使用した衛生洗浄装置を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の切換えコックにおいては、密封 された円筒状の本体を直径方向の仕切り部で2分割して第1の液体を通過させる 第1切換部と第2の液体を通過させる第2切換部を設け、第1切換部の片端面側 に第1の液体を注入する第1注入口を設けると共に、第1切換部の他端面側に第 1の液体を排出する複数の吐出口を設け、第2切換部の第1注入口と同一の片端 面側に第2の液体を注入する第2注入口を設けると共に、第2切換部の他端面側 に第2の液体を排出する複数の吐出口を設け、第1切換部及び第2切換部の吐出 口が設けられた端面の内側に回転自在な切換え板を配置し、切換え板が回転した とき吐出口に順次整合する排出孔を設け、切換え板を回転させて排出孔と一致し た吐出口から第1の液体若しくは第2の液体を排出するようにしたことを特徴と するものである。
【0012】 請求項2に記載の衛生洗浄装置においては、外部から供給された水を所定量だ け貯留して加熱するヒータ付きタンクと、ヒータ付きタンク内の温水を噴出する 洗浄用ノズルと、外部から供給された水を直接噴出する清掃用ノズルと、洗浄用 ノズル及び清掃用ノズルを便器に取付ける取付け部と、ヒータ付きタンク内の温 水と外部から供給された水とを切換えて洗浄用ノズル又は清掃用ノズルに供給す るための上記切換えコックとを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
図1に示すように、便器本体31の横に制御部13が配置され、ここに操作部 15が設けられている。操作部15には、図2に示すような比較的大型の回転ノ ブ15Aが設けられ、これを「止」モードの位置から時計方向又は反時計方向に 停止するまで回転させることによって、「オシリ洗浄」モード又は「ビデ」モー ドが設定される。
【0014】 「オシリ洗浄」モードの場合は、図4及び図5に示すように切換えコック44 の回転板59の排出孔60が、温水を通過させる第1切換部53の吐出口64A に一致し、これによって、吐出口64Aから温水が排出される。そして、図6に 示すようにこれがパイプ14Aを介してオシリ洗浄用ノズル11Aから噴出され る。また、「ビデ」モードの場合は、切換えコック44の排出孔60が第1切換 部53の吐出口64Bに一致し、この吐出口64Bから排出された温水がパイプ 14Bを介してビデ用ノズル11Bから噴出される。
【0015】 更に、「止」モードの位置で回転ノブ15Aを引き上げ、これを停止するまで 、本例では180度回転させると「清掃」モードとなり、排出孔60が第2切換 部54の吐出口65に一致する。これで、図1のノズルカバー12Bに設けられ た清掃用ノズル16,16から清掃水が噴出されてノズルカバー12Bが清掃さ れる。
【0016】
【実施例】
続いて、本考案に係わる衛生洗浄装置の一実施例について、図面を参照して詳 細に説明する。なお、上述と同様な部分には同一の符号を付けて詳細な説明を省 略した。
【0017】 図1は、本考案による衛生洗浄装置1を既存の洋式便器30に装着した場合で 、便座32を上げた状態を示す。この衛生洗浄装置1においては、洗浄水を噴出 する位置が異なるように配置されたオシリ洗浄用ノズル11A及びビデ用ノズル 11Bが、本体31の奥側に載置された取付け部12に取付けられている。また 、取付け部12は便器30の周縁部34の後端部に吸着盤(図示せず)で確実に 取付けられている。
【0018】 図1はこれらのノズル11A,11Bが収納されている状態、すなわち非使用 状態を示している。また、各ノズル11A,11Bを隠蔽するノズルカバー12 Bには、両側の上部にノズルカバー12Bの表面を清掃する清掃用ノズル16, 16が取付けられている。清掃用ノズル16,16は、ノズルカバー12Bの左 右両側の上部に各1個ずつ配置されており、ノズルカバー12Bの表面に向けて 洗浄水を噴出するようになっている。
【0019】 オシリ洗浄用ノズル11A及びビデ用ノズル11Bには、取付け部12から便 器本体31の外側に突出するように設けられた制御部13内のヒータ付きタンク 13Aからパイプ14A,14Bを介して温水が供給される。また、清掃用ノズ ル16,16には例えば既設の貯水タンク2(図3)など外部から供給された清 掃用の水が、ヒータ付きタンク13Aを通さずにパイプ14Cを介して直接供給 される。パイプ14A〜14Cは便座32と周縁部34との隙間から本体31内 に引き込まれて、各ノズル11A,11B,16に接続されている。
【0020】 制御部13の上部側には操作部15が設けられ、ここには図2にも示すように 複数のモード、本例では「止」モード、「オシリ洗浄」モード、「ビデ」モード 及び「清掃」モードを選択するために比較的大型の回転ノブ(回転つまみ)15 Aと、洗浄水の圧力及び流量を調整する水勢調整つまみ15Bと、洗浄水の温度 を調節する水温調節つまみ15Cが配置されている。水勢調整つまみ15Bと水 温調整つまみ15Cは、時計方向に回転させるほど水勢が強く又は水温が上昇す るようになっている。
【0021】 回転ノブ15Aはドーム状に形成されており、これを回転させてその表面に設 けられた指示線15Dを操作部15のパネル面に設けられた「止」モードの位置 に向けると、後述のごとく回転ノブ15Aの回転が一旦停止して洗浄水及び清掃 水の送水が停止される。指示線15Dを「オシリ洗浄」モード又は「ビデ」モー ドの位置に向けると、ここで回転が停止してオシリ洗浄用ノズル11A又はビデ 用ノズル11Bから洗浄水が噴出される。
【0022】 更に、指示線15Dを「止」モードの位置に向けたまま回転ノブ15Aを上方 に引き上げて、次に指示線15Dを「カバー清掃」モードの位置に向けると、こ こで回転が停止して清掃用ノズル16,16から清掃水が噴出される。本例では 「オシリ洗浄」モードと「ビデ」モードの位置が互いに180度離れた位置に設 けられ、「止」モードの位置はその中間に設けられている。また、「カバー清掃 」モードの位置は「止」モードの反対側に設けられている。
【0023】 図3は、この衛生洗浄装置1の洗浄水及び清掃用水の配管系統を示す。例えば 、既に設置されている貯水タンク2(図9)から配管41を介して供給された水 が、制御部13内のポンプ42で加圧されてヒータ付きタンク13Aに所定量だ け貯留される。そして、ここに貯留されている水がヒータ13Bで適宜な温度ま で加熱されて温水になる。
【0024】 ヒータ付きタンク13A内の温水は、配管43を介して切換えコック44に供 給される。そして、切換えコック44でパイプ14A又はパイプ14B側に切換 えられ、オシリ洗浄用ノズル11A又はビデ用ノズル11Bに供給されて噴出さ れる。また、ポンプ42で加圧された水は、ヒータ付きタンク13Aとは別の経 路のバイパス配管45を介して直接切換えコック44に供給され、ここでヒータ 付きタンク13Aから供給された温水と切換えられてパイプ14Cを介して清掃 用ノズル16,16に供給される。
【0025】 切換えコック44は、図4に示すように略密閉された円筒状のコック本体51 が直径方向の仕切り部52で2分割されている。片方の部屋は温水を通過させる 第1切換部53で、もう片方の部屋は水を通過させる第2切換部54となってい る。コック本体51の前側板55には、第1切換部53と第2切換部54に対応 するように、それぞれ第1注入口56と第2注入口57が設けられている。第1 注入口56にはヒータ付きタンク13Aから延びている配管43が接続され、第 2注入口57にはバイパス配管45が接続されている。
【0026】 また、本体51の後側板58と仕切り部52との間に回転板59が回転自在に 配置されている。回転板59には、図5にも示すように中心部から半径Rのとこ ろに排出孔60が一ヶ所だけ設けられている。また、回転板59の中心には回転 軸61(図4)が嵌挿されており、この回転軸61の先端がコック本体51から 外側に突出している。突出部にはギヤ62が取付けられており、これが中間ギヤ (図示せず)によって上述の回転ノブ15Aに連結されている。そして、回転ノ ブ15Aを回すことによって回転板59が所定の角度だけ回転するようになって いる。回転軸61とコック本体51との当接面にはOリング63が取付けられて おり、内部の水又は温水が外部に漏出しないようになっている。
【0027】 コック本体51の後側板58には、図5に示すように第1切換部53に対応す る位置で中心部から半径Rのところに2個の吐出口64A,64Bが設けられて いる。また、第2切換部54に対応する位置で中心部から半径Rのところに1個 の吐出口65が設けられている。したがって、回転ノブ15Aを操作して回転板 59を回転させることによって、半径Rのところにある排出孔60を各吐出口6 4A,64B,65に一致させることができる。
【0028】 ここでは、回転ノブ15Aを操作して「オシリ洗浄」モードが設定されると、 第1切換部53にある吐出口64Aに排出孔60が一致するようになっている。 この場合は、吐出口64Aから温水が排出され、これがパイプ14Aを介してオ シリ洗浄用ノズル11Aから噴出される。また、「ビデ」モードが設定されると 、第1切換部53にあるもう一方の吐出口64Bに排出孔60が一致し、この吐 出口64Bから排出された温水がパイプ14Bを介してビデ用ノズル11Bから 噴出されるようになっている。
【0029】 更に、回転ノブ15Aの操作によって「カバー清掃」モードが設定されると、 第2切換部54の吐出口65に回転板59の排出孔60が一致し、この吐出口6 5から排出された水がパイプ14Cを介して清掃用ノズル16に供給されて噴出 される。すなわち、この切換えコック44は2系統から供給された異なる液体、 本例では温水と水を切換え、更に、温水を複数系統、本例では2系統に切換えて 排出するようになっている。
【0030】 さて、図1に示す取付け部12は例えば硬質な樹脂などで成形されており、便 器30の周縁部34上に載置する上板部12Aと、上板部12Aの前方に下側に 向けて設けられたノズルカバー12Bとを有している。ノズルカバー12Bは、 オシリ洗浄用ノズル11A、ビデ用ノズル11B及びパイプ類を隠蔽して外部か ら見えなくする程度の大きさに成形されている。オシリ洗浄用ノズル11A及び ビデ用ノズル11Bは、洗浄水の圧力に応じて伸縮するようになっている。そし て、ビデ用ノズル11Bの方がオシリ洗浄用ノズル11Aより長く突出するよう になっている。
【0031】 この衛生洗浄装置1を使用する場合は、図6に示すように便座32を本体31 上に載置する。これで、衛生洗浄装置1の本体31内に配置される部分は外部か ら殆ど見えなくなり、制御部13だけが外部に配置される。そして、便座32上 に着座して、操作部15の回転ノブ15Aを時計方向又は反時計方向に回転させ て「オシリ洗浄」モードか「ビデ」モードのどちらかを選択する。これによって 、制御装置13内の切換えコック44が切換えられて、ヒータ付きタンク13A から洗浄用温水がオシリ洗浄用ノズル11A又はビデ用ノズル11B側に送水さ れる。
【0032】 これで、取付け部12の内部に収納されていたオシリ洗浄用ノズル11A又は 洗浄用ノズル11Bのノズル孔24Bが所定の位置に配置される。次に、ノズル 孔24Bから洗浄用温水が斜め上方に噴出されて局部が衛生的かつ快適に洗浄さ れる。使用後は回転ノブ15Aを90度回転させて「止」モードを設定する。こ れで洗浄用温水の送水が停止され、オシリ洗浄用ノズル11A又はビデ用ノズル 11Bが元のようにノズルカバー12Bの内部に収納される。したがって、便座 32を持ち上げて男性用として使用する場合でも、各ノズル11A,11Bが邪 魔になることがない。
【0033】 また、ノズルカバー12Bが汚れている場合は、回転ノブ15Aを引き上げて 180度回転させる。これで、「清掃」モードが設定されて切換えコック44が 切換えられ、貯水タンク2から直接供給された清掃用水が清掃用ノズル16,1 6からノズルカバー12Bの表面に向けて吹き付けられ、ノズルカバー12Bの 表面が清掃される。
【0034】 このように、この衛生洗浄装置1では、1個の切換えコック44で温水と水を 切換え、しかも温水をオシリ洗浄用ノズル11A又はビデ用ノズル11B側に切 換えて供給することが可能になる。したがって従来のように多数の切換えコック を使用する必要がなくなるので、制御部13を小型にすることが可能になる。
【0035】 なお、上述の実施例では、切換えコック44の第1切換部53の吐出口64A ,64Bを2系統とし、第2切換部54の吐出口65を1系統にした場合につい て説明したが、それぞれ3系統以上の吐出口を設けることが可能である。また、 本実施例では便器30に後から追加して装着する衛生洗浄装置1に本考案を適用 した場合について説明したが、本考案は最初から便器30に装着されている衛生 洗浄装置にも適用可能である。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1に記載の切換えコックは、円筒状の本体を第1切 換部と第2切換部に分割すると共に、各切換部に1個の注入口と複数の吐出口を 設け、本体内に配置した回転板に吐出口に整合可能な排出孔を設けたものである 。したがって、この切換えコックによれば、2系統から供給された異なる液体を 多数の方向に切換えて供給することが可能になり、従来のように複数の切換えコ ックを使用する必要がなくなるので、設置スペースが小さくて済むなどの効果が ある。
【0037】 また、請求項2に記載の衛生洗浄装置は、局部を洗浄するためのノズルと、各 部を清掃する清掃用のノズルと、温水を供給するヒータ付きタンクと、温水と水 とを切換えて洗浄用ノズルと清掃用ノズルに供給する上記切換えコックとを備え たものである。したがって、この衛生洗浄装置によれば、切換えコックが小さく なるので、切換え制御部の構成が簡単になると共に、これを設置する制御部など を小型にして装置全体を安価にすることが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる衛生洗浄装置1を適用した便器
30の構成図である。
【図2】操作部15の構成図である。
【図3】洗浄水及び清掃用水の配管系統図である。
【図4】切換えコック44の構成図である。
【図5】切換えコック44の排出孔60及び吐出口64
A,64B,65の配置を示す側面図である。
【図6】実施例の使用状態を示す図である。
【図7】一般的な洋式便器30の斜視図である。
【図8】従来の衛生洗浄装置10の構成図である。
【図9】従来の衛生洗浄装置10を適用した洋式便器3
0の斜視図である。
【符号の説明】
1,10 衛生洗浄装置 11A オシリ洗浄用ノズル 11B ビデ用ノズル 12 取付け部 13 制御部 13A ヒータ付きタンク 14A,14B,14C パイプ 16 清掃用ノズル 30 便器 31 便器本体 51 コック本体 52 仕切り部 53 第1切換部 54 第2切換部 56 第1注入口 57 第2注入口 59 回転板 60 排出孔 64A,64B,65 吐出口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封された円筒状の本体を直径方向の仕
    切り部で2分割して第1の液体を通過させる第1切換部
    と第2の液体を通過させる第2切換部を設け、 上記第1切換部の片端面側に上記第1の液体を注入する
    第1注入口を設けると共に、上記第1切換部の他端面側
    に上記第1の液体を排出する複数の吐出口を設け、 上記第2切換部の上記第1注入口と同一の片端面側に上
    記第2の液体を注入する第2注入口を設けると共に、上
    記第2切換部の他端面側に上記第2の液体を排出する複
    数の吐出口を設け、 上記第1切換部及び第2切換部の上記吐出口が設けられ
    た端面の内側に回転自在な切換え板を配置し、上記切換
    え板が回転したとき上記吐出口に順次整合する排出孔を
    設け、 上記切換え板を回転させて上記排出孔が一致した上記吐
    出口から上記第1の液体若しくは上記第2の液体を排出
    するようにしたことを特徴とする切換えコック。
  2. 【請求項2】 外部から供給された水を所定量だけ貯留
    して加熱するヒータ付きタンクと、 上記ヒータ付きタンク内の温水を噴出する洗浄用ノズル
    と、 上記外部から供給された水を直接噴出する清掃用ノズル
    と、 上記洗浄用ノズル及び上記清掃用ノズルを便器に取付け
    る取付け部と、 上記ヒータ付きタンク内の温水と上記外部から供給され
    た水とを切換えて上記洗浄用ノズル又は上記清掃用ノズ
    ルに供給するための上記切換えコックとを備えたことを
    特徴とする衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101510627B1 (ko) * 2008-05-09 2015-04-10 코웨이 주식회사 복수 개의 유입구와 배출구를 갖는 유로전환밸브
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CN108488439A (zh) * 2018-06-14 2018-09-04 广东美的环境电器制造有限公司 换向阀、智能坐便器的冲洗装置以及智能坐便器

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