JPH08151469A - 射出発泡用樹脂組成物及びその成形体 - Google Patents

射出発泡用樹脂組成物及びその成形体

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JPH08151469A
JPH08151469A JP6315986A JP31598694A JPH08151469A JP H08151469 A JPH08151469 A JP H08151469A JP 6315986 A JP6315986 A JP 6315986A JP 31598694 A JP31598694 A JP 31598694A JP H08151469 A JPH08151469 A JP H08151469A
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starch
resin composition
acid
resin
weight
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Application number
JP6315986A
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English (en)
Inventor
Shinji Miyake
辛二 三宅
Yoshimi Akamatsu
吉美 赤松
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペレット化が容易で、更には該ペレットより
製造された発泡成形体が耐水性(高湿雰囲気下での機械
的強度の低下が少ない)及び崩壊性にも優れた射出発泡
成形体に有用な樹脂組成物及びその成形体を提供するこ
と。 【構成】 澱粉(A)、ビニルアルコール系樹脂
(B)、核剤(C)、融点が50℃以上の多価アルコー
ル(D)及び水(E)からなり、(A)/(B)の配合
重量比が3/7〜7/3、(C)の含有量が0.1〜2
0重量%、(D)の含有量が1〜30重量%及び(E)
の含有量が5〜20重量%である樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、崩壊性或いは生分解性
(以下、崩壊性と略す)の射出発泡用樹脂組成物に関
し、更に詳しくは澱粉系高分子やビニルアルコール系樹
脂のような崩壊性の高い親水性樹脂を主成分とする射出
発泡用の成形性に優れた射出発泡用樹脂組成物及びそれ
を用いた成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、食品・医薬品等の各種物品の
包装材料や容器には、その耐久性、加工性等の特性を利
用して種々のプラスチック成形物が用いられている。し
かしながら、該成形物は、物品の包装時や容器としての
使用時には大変有用性が高いものであるが、使用後の廃
棄処分を考えた場合には決して問題が無いとは言い難
く、昨今のように地球環境に与える影響を考えると該成
形物の廃棄処分方法は重要な社会問題となっている。
【0003】そこで近年、廃棄後、光分解或いは生分解
作用等により自然崩壊して地球環境に悪影響を及ぼさな
い崩壊性プラスチックスの開発が進められており、特に
細菌やバクテリアなどの微生物の働きにより消化分解さ
れる崩壊性樹脂からなる崩壊性プラスチックスは、土中
への埋め立て処理や活性汚泥処理等の従来の廃棄物処理
方法により、容易に処理することができるという特徴を
有しており、利用価値の高いものである。そして、該崩
壊性樹脂組成物としては、澱粉系高分子、ポリビニルア
ルコール系樹脂、ポリエチレングリコール,ポリプロピ
レングリコール等のポリエーテル系樹脂、ポリカプロラ
クトン等の脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、セルロース系高分子等が挙げられ、中でも澱粉系高
分子、ポリビニルアルコール系樹脂、セルロース系高分
子等の親水性樹脂の使用が耐熱性、崩壊性、経済性等の
点で有望である。
【0004】該崩壊性樹脂組成物は、上記の如く食品・
医薬品等の各種物品の包装材料や容器にも多用されてい
るが、最近では緩衝用発泡体の検討も進んでいる。つま
り、電気製品や精密機械等の梱包輸送時に用いられる発
泡ポリスチレンの代替品として崩壊性樹脂組成物の発泡
体が注目されているのである。該発泡ポリスチレンは、
梱包開封後は廃棄される場合が殆どで、該廃棄物の処理
方法が社会問題となりつつあり、該発泡ポリスチレンを
崩壊性樹脂組成物で代替することにより、廃棄時の環境
問題等を解決しようとする機運が高まっている。
【0005】該崩壊性樹脂組成物の発泡体を得る方法と
しては、含水した崩壊性樹脂組成物を水の沸点以上に加
熱した油と接触させる方法(特開平5−306349号
公報)、含水した崩壊性樹脂組成物の粒体を水蒸気と加
圧状態で接触させて昇温した後、加圧状態から急激に解
放して膨化した粒体を一体化する方法(特開平5−32
9952号公報)及び狭窄開口部を有する筒状容器内に
水と崩壊性樹脂組成物を投入し昇温せしめて流動状とし
た後、該開口部に設けた連続多孔を有するダイより急激
に押出して膨化させる方法(特開平6−71768号公
報)があり、又崩壊性発泡樹脂組成物としては、本出願
人による澱粉,ポリビニルアルコール系樹脂,発泡剤,
可塑剤,ジアルデヒド化合物からなる崩壊性発泡成形体
(特開平5−320397号公報)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発泡体の製造方法(特開平5−306349号公報、特
開平5−329952号公報、特開平6−71768号
公報)においては、製造された発泡体の耐水性につい
て、何等検討されておらず、ましてや組成面からの考慮
もされてないものであり、更に特開平5−320397
号公報開示技術も、発泡体そのものの形状(発泡状態、
発泡セルの形状、密度等)の向上を目的としたもので、
発泡体の耐水性等については何等配慮されていないので
ある。即ち、ペレット化が容易で、かつ耐水性(高湿雰
囲気下での機械的強度の低下が少ない)、崩壊性に優れ
た射出発泡体用樹脂組成物の開発が望まれているのであ
る。
【0007】
【問題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、澱粉
(A)、ビニルアルコール系樹脂(B)、核剤(C)、
融点が50℃以上の多価アルコール(D)及び水(E)
からなり、(A)/(B)の配合重量比が3/7〜7/
3、(C)の含有量が0.1〜20重量%、(D)の含
有量が1〜30重量%及び(E)の含有量が5〜20重
量%である射出発泡用樹脂組成物がペレット化が容易
で、更には該ペレットより製造された発泡成形体が耐水
性(高湿雰囲気下での機械的強度の低下が少ない)及び
崩壊性にも優れていることを見いだし、本発明を完成す
るに至った。以下に、本発明を詳細に述べる。
【0008】本発明の澱粉(A)としては、生澱粉(ト
ウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、コムギ澱粉、
キッサバ澱粉、サゴ澱粉、タピオカ澱粉、モロコシ澱
粉、コメ澱粉、マメ澱粉、クズ澱粉、ワラビ澱粉、ハス
澱粉、ヒシ澱粉等);物理的変性澱粉(α−澱粉、分別
アミロース、湿熱処理澱粉等);酵素変性澱粉(加水分
解デキストリン、酵素分解デキストリン、アミロース
等);化学分解変性澱粉(酸処理澱粉、次亜塩素酸酸化
澱粉、ジアルデヒド澱粉等);化学変性澱粉誘導体(エ
ステル化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン化澱粉、架橋
澱粉等)などが用いられる。なお、化学変性澱粉誘導体
のうちエステル化澱粉としては、酢酸エステル化澱粉、
コハク酸エステル化澱粉、硝酸エステル化澱粉、リン酸
エステル化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉、キサント
ゲン酸エステル化澱粉、アセト酢酸エステル化澱粉な
ど、エーテル化澱粉としては、アリルエーテル化澱粉、
メチルエーテル化澱粉、カルボキシメチルエーテル化澱
粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉、ヒドロキシプロ
ピルエーテル化澱粉など、カチオン化澱粉としては、澱
粉と2−ジエチルアミノエチルクロライドの反応物、澱
粉と2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロライドの反応物など、架橋澱粉としては、ホルムア
ルデヒド架橋澱粉、エピクロルヒドリン架橋澱粉、リン
酸架橋澱粉、アクロレイン架橋澱粉などがあげられる。
中でも耐水性、経済性、入手の容易さ等の点からトウモ
ロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉等の生澱粉やα−澱粉、酸化澱
粉が好適に用いられる。
【0009】本発明のビニルアルコール系樹脂(B)と
しては、特に限定されずポリビニルアルコール系樹脂と
して、部分ケン化又は親水性基の導入により水溶性ない
し水分散性を有するようにされたポリビニルアルコール
系樹脂が挙げられ、かかるポリビニルアルコール系樹脂
は、通常、公知の方法で製造され、該樹脂は、ポリ酢酸
ビニルの部分ケン化物のみならず、ビニルエステルと共
重合しうる単量体、例えばエチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデ
セン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等
の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキ
ルエステル等、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等
のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、
メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるい
はその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルア
ミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリル
ビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエー
テル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルな
どのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポ
リオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプ
ロピレン(メタ)アクリレクリルアミド等のアミド類、
エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルス
ルホン酸等のオレフィンスルホン酸等のオレフィンスル
ホン酸あるいはその塩、エチレン、プロピレン、イソブ
チレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセ
ン等のオレフィン類、アルキルビニルエーテル類、ビニ
ルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、オキシアルキレン類等の共重合体ケン化物が
挙げられ、また、かかる樹脂をグラフト変性、又はブロ
ック共重合した樹脂も含まれ、これらに限定されるもの
ではないが、一般の未変性ポリビニルアルコール系樹脂
においては、ケン化度が50〜100モル%、好ましく
は80〜100モル%で重合度が200〜5000、好
ましくは300〜2000のものが好適に用いられる。
該ケン化度が50モル%未満では生分解(崩壊)性及び
機械的強度が低下し、又重合度が200未満では機械的
強度が低下し、逆に重合度が5000を越えると流動性
が低下する傾向にあり好ましくない。
【0010】又、ポリビニルアルコール系樹脂の変性物
であるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、
EVOHと略記する)やオキシアルキレン基含有ポリビ
ニルアルコール系樹脂等も好適に用いられる。該EVO
Hとしては、ケン化度が80モル%以上が好適に用いら
れ、エチレン含有量についても80モル%未満が好まし
く、更に好ましくは60モル%未満でエチレン含有量が
80モル%を越えると樹脂組成物の崩壊速度が低下する
傾向にあり好ましくない。また、上記EVOHのメルト
フローインデックスは210℃、荷重2160gで測定
して、0.5〜80g/10分、好ましくは1〜60g
/10分が適している。
【0011】なお、上記のEVOHは、例えば、他のα
−オレフィン、エチレン性不飽和カルボン酸系化合物
(酸、無水物、塩、エステル、アミド、ニトリル等)、
ビニルエーテル、酢酸ビニル以外のビニルエステル、エ
チレン性不飽和スルホン酸系化合物(酸、塩等)、オキ
シアルキレン基含有モノマーなどで共重合変性されてい
てもよく、またオキシアルキレンエーテル化、シアノエ
チル化、アセタール化、ウレタン化などの「後変性」さ
れたものであってもよい。
【0012】上記のEVOHは、典型的には、上記で規
定のエチレン含量を有するエチレン−酢酸ビニル共重合
体をアルカリケン化した後のエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物の粉末、粒子またはペレットを洗浄精製す
ることにより取得される。洗浄精製に際しては、酸、特
に弱酸の水溶液または希薄な強酸(またはその酸性塩)
の水溶液で充分に洗浄し、さらに必要に応じ水洗によっ
て樹脂に付着した酸を除去した後、乾燥することにより
得られる。
【0013】ここで弱酸としては、酢酸、プロピオン
酸、グリコール酸、乳酸、アジピン酸、アゼライン酸、
グルタール酸、コハク酸、安息香酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸をはじめ通常pKa(25℃)が3.5以上
のものが用いられる。強酸としては、シュウ酸、マレイ
ン酸などpKa(25℃)が2.5以下の有機酸やリン
酸、硫酸、硝酸、塩酸などの無機酸があげられ、これら
の強酸の酸性塩も用いることができる。強酸(またはそ
の酸性塩)による処理は、弱酸による処理を行った後、
水洗の前または後に行うのが通常である。
【0014】一方オキシアルキレン基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂とは、下記の化1で示されるオキシアル
キレン基を含有するもので、Xは通常水素であり、nの
数は有利には2〜300、特に好ましくは5〜300程
度のオキシアルキレン基が実用的で、ポリオキシエチレ
ン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基
等が効果的である。
【化1】 (但し、R1,R2は水素又はアルキル基、Xは水素,ア
ルキル基,アルキルエステル基,アルキルアミド基,ス
ルホン酸塩基等の有機残基、nは1〜300の整数を示
す。) オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール系樹脂は
任意の方法で製造できる。例えば ポリオキシアルキ
レンの存在下にビニルエステルを重合してケン化する方
法、オキシアルキレン基を有する不飽和単量体とビニ
ルエステルを共重合してケン化する方法等が挙げられる
が、が樹脂の製造面、性能面から実用的である。以下
の方法について更に具体的に説明する。
【0015】オキシアルキレン基を有する不飽和単量体
としては、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、
ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリル酸アミド、ポリオキシプロピレン(メ
タ)アクリル酸アミド、ポリオキシエチレン(1−(メ
タ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エス
テル等の(メタ)アクリル酸アミド系単量体、ポリオキ
シエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピ
レン(メタ)アリルエーテル等の(メタ)アリルアルコ
ール系単量体、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポ
リオキシプロピレンビニルエーテル等のビニルエーテル
系単量体などが例示されるが、本発明ではこれらのみに
限定されるものではない。かかる単量体の中でも(メ
タ)アリルアルコール系単量体が好適に使用される。ビ
ニルエステルとしては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウ
リル酸ビニル、バーサティック酸ビニル、パルミチン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル等が単独又は併用で用いら
れるが、酢酸ビニルが特に実用性が高い。
【0016】本発明のオキシアルキレン基含有ポリビニ
ルアルコール系樹脂の製造においては、重合の際に前述
した如きオキシアルキレン基を有する不飽和単量体、ビ
ニルエステル以外の他の一般の単量体を40重量%以下
存在せしめて重合を行なっても良く、これらの単量体と
しては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸ならびにこれらのアル
カリ金属塩、アンモニウム塩等。(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリ
ル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オク
タデシル、クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、イタ
コン酸メチル、イタコン酸エチル、ソルビン酸メチル、
ソルビン酸エチル、マレイン酸モノアルキルエステル、
マレイン酸ジアルキルエステル、オレイン酸アルキルエ
ステル等のエチレン性不飽和カルボン酸及びそのアルキ
ルエステル等やステアリン酸アリル、ラウリン酸アリ
ル、ヤシ油脂肪酸アリル、オクチル酸アリル、酪酸アリ
ル等の飽和カルボン酸のアリルエステルやエチレン、プ
ロピレン、α−ヘキセン、α−オクテン、α−デセン、
α−ドデセン、α−ヘキサデセン、α−オクタデセン等
のα−オレフィンやプロピルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニ
ルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニルエ
ーテル、テトラデシルビニルエーテル、ヘキサデシルビ
ニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等のアルキ
ルビニルエーテルやプロピルアリルエーテル、ブチルア
リルエーテル、ヘキシルアリルエーテル、オクチルアリ
ルエーテル、デシルアリルエーテル、ドデシルアリルエ
ーテル、テトラデシルアリルエーテル、ヘキサデシルア
リルエーテル、オクタデシルアリルエーテル等のアルキ
ルアリルエーテルなどが挙げられ、その他(メタ)アク
リルアミド、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アリ
ルスルホン酸塩、エチレン性不飽和スルホン酸塩、スチ
レン、塩化ビニル等の使用も可能である。
【0017】共重合するに当たっては特に制限はなく公
知の重合方法が任意に用いられるが、普通メタノール、
エタノールあるいはイソプロピルアルコール等のアルコ
ールを溶媒とする溶液重合が実施される。勿論、乳化重
合、懸濁重合も可能である。かかる溶液重合において単
量体の仕込み方法としては、まずビニルエステル(酢酸
ビニル)の全量と前記オキシアルキレン基含有不飽和単
量体の一部を仕込み重合を開始し、残りの不飽和単量体
を重合期間中に連続的に又は分割的に添加する方法、前
者を一括仕込みする方法等任意の手段を用いて良い。共
重合反応は、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化アセ
チル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどの公知
のラジカル重合触媒を用いて行なわれる。又反応温度は
50℃〜沸点程度の範囲から選択される。
【0018】かかる樹脂は更にケン化されて、本発明の
オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール系樹脂と
なる。ケン化に当たっては共重合体をアルコールに溶解
しアルカリ又は酸触媒の存在下に行なわれる。アルコー
ルとしてはメタノール、エタノール、ブタノール等が挙
げられる。アルコール中の共重合体の濃度は20〜50
重量%の範囲から選ばれる。ケン化触媒としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、
ナトリウムエチラート、カリウムメチラート等のアルカ
リ金属の水酸化物やアルコラートの如きアルカリ触媒を
用いることが必要である。かかる触媒の使用量はビニル
エステルに対して1〜100ミリモル当量にすることが
必要である。かかる場合、ケン化温度は特に制限はない
が、通常10〜70℃好ましくは30〜40℃の範囲か
ら選ぶのが好ましい。反応は通常2〜3時間にわたって
行なわれる。好ましいケン化度は10〜100モル%
で、特に好ましくは50〜100モル%、更に好ましく
は80〜100モル%の範囲から選択される。
【0019】尚、ビニルアルコール成分を含有させる場
合は上記方法に限られるものではなく、例えばポリビニ
ルアルコール(部分ケン化物、完全ケン化物)に酸化ア
ルキレン類を後反応させる方法等も実施可能である。し
かして本発明のオキシアルキレン基含有ポリビニルアル
コール系樹脂において該基の含有量は特に限定されるも
のではないが、通常樹脂中の0.1〜50重量%、より
好ましくは0.1〜40重量%である。該基のなかでも
特にポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基を
0.1〜40重量%程度単独に又は同時に存在させると
効果的である。
【0020】本発明の核剤(C)は、射出発泡時の発泡
セルの核となるもので、タルク、シリカ、炭酸カルシウ
ム、セルロース粉末、竹粉、マイカ、カオリン、マグネ
シウムオキシサルフェート等が挙げられ、好ましくはタ
ルク、シリカ、炭酸カルシウム、セルロース粉末、竹粉
が用いられる。該タルク(4SiO2・3MgO・H
2O)は平均粒子径1〜100μmのものが、該シリカ
(SiO2)は、平均粒子径0.1〜100μmのもの
が、該炭酸カルシウムは平均粒子径1〜100μmのも
のが、それぞれ好適に用いられ、また、該セルロース粉
末としては、親水性セルロース或いは疎水性セルロース
を長さ1〜500μm(好ましくは5〜300μm)程
度の粉末状にしたもので、アスペクト比が1〜50(好
ましくは5〜50)程度のものが用いられ、該親水性セ
ルロースとしては、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシエチレンセルロース、ヒドロキシエチルプロピル
セルロース等が挙げられ、該疎水性セルロースとして
は、アセチルセルロース等が挙げられ、中でも親水性セ
ルロースが好適に用いられる。更に該竹粉は、長さ10
μm〜10mmでアスペクト比が5〜50程度のものが
好適に用いられる。
【0021】また、融点が50℃以上の多価アルコール
(D)としては、分子中に水酸基を2〜4個有し、融点
50℃以上、好ましくは60〜300℃、分子量600
以下、好ましくは100〜300のものが使用される。
かかる多価アルコールの例としては、ペンタエリスリト
ール、テトラメチレングルコール、ネオペンチルグリコ
ール等が挙げられ、好ましくはペンタエリスリトールが
用いられる。本発明は、上記(A)〜(D)以外に水
(E)を用いて、(A)〜(E)の配合成分よりなるも
ので、(A)/(B)の配合重量比は1/9〜9/1、
好ましくは2/8〜8/2でなければならず、該配合重
量比が1/9より小さい時は樹脂組成物の崩壊性が低下
し、逆に9/1よりも大きい時は耐熱性が低下すると共
に成形物の機械的強度も低下して好ましくない。
【0022】(C)の含有量は0.1〜50重量%で好
ましくは0.5〜20重量%でなければならず、(C)
の含有量が0.1重量%未満では発泡体のセル径が大き
くなり過ぎて緩衝性が不十分となり、逆に20重量%を
越えると溶融成形時の流動性が低下して好ましくない。
また、(D)の含有量が1〜30重量%で好ましくは5
〜20重量%でなければならず、(D)の含有量が1重
量%未満では溶融成形時の流動性が低下し、逆に30重
量%を越えると成形性や発泡性が不十分となり好ましく
ない。更に(E)の含有量は5〜20重量%で好ましく
は7〜17重量%でなければならず、(E)の含有量が
5重量%未満では発泡成形時の発泡性及び樹脂組成物の
流動性が不十分で好ましくなく、逆に20重量%を越え
ると成形性や発泡性が不十分となり好ましくない。
【0023】本発明においては、上記の(A)〜(E)
成分以外に、必要に応じ上記以外の樹脂成分(エチレン
以外のポリオレフィン、水素添加スチレン−ブタジエン
ゴム、ポリウレタン、ポリアミド、ポリヒドロキシブチ
レート等)、澱粉系高分子以外の天然高分子(多糖類系
高分子、タンパク質系高分子等)、熱安定剤、増量剤、
充填剤、滑剤、着色剤、難燃剤、耐水化剤、自動酸化
剤、紫外線安定剤、架橋剤、抗菌剤、除草剤、酸化防止
剤等が挙げられ、又澱粉変性剤として、尿素、アルカリ
土類、アルカリ金属水酸化物及びこれらの混合物も添加
可能である。
【0024】本発明は、上記の如き樹脂組成物を射出発
泡用樹脂組成物として用いることに特徴を有するもの
で、以下に該樹脂組成物を用いた射出発泡成形方法につ
いて詳述する。先ず、上記の(A)〜(E)の配合物を
を公知の方法によって均一にブレンドして一旦ペレット
化する。例えば、(A)〜(E)を押出機(単軸或いは
二軸)に供給して溶融混練を行ってペレット化するので
ある。この時の(A)〜(E)成分の押出機への供給方
法は一括或いは別々のどちらでもよいが、均一分散性の
点を考慮すれば、別々に供給したほうが好ましい。又溶
融混練温度は、澱粉(A)の分解を抑えるため、160
℃程度かそれ以下に設定することが望ましく、押出時の
剪断速度も2000sec-1以下にすることが好まし
い。
【0025】次に、得られたペレットを射出成形機に供
給して、発泡成形体を作製する。該射出成形機として
は、プランジャ式射出成形機、スクリュー(インライ
ン)式射出成形機等の公知の成形機械が用いられ、成形
時の諸条件としては、射出率;10〜500cc/se
c(好ましくは50〜300cc/sec)、射出圧
力;100〜1500kg/cm2(好ましくは300
〜1200kg/cm2)、ノズル温度;120〜20
0℃(好ましくは130〜180℃)、ノズル径;1〜
20mm(好ましくは1〜15mm)、シリンダー温
度;50〜200℃(好ましくは100〜180℃)、
金型温度;5〜100℃(好ましくは10〜80℃)の
成形条件により本発明の射出発泡成形体が得られるので
ある。
【0026】かかる方法で得られた射出発泡成形体は、
梱包用段ボール等のコーナー支持緩衝材、家電製品包装
用緩衝材、建築用断熱材、農水産用保冷材をはじめ種々
の用途に用いることができる。
【0027】
【作 用】本発明の射出発泡用樹脂組成物は、特定の
多価アルコールを用いているため、ペレット化が容易
で、更には該ペレットより製造された発泡成形体が耐水
性(高湿雰囲気下での機械的強度の低下が少ない)及び
崩壊性にも優れた発泡成形体を得ることができ、該成形
体は梱包用段ボール等のコーナー支持緩衝材、家電製品
包装用緩衝材、建築用断熱材、農水産用保冷材をはじめ
種々の用途に用いることができ、特に家電製品包装用緩
衝材に有用である。
【0028】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。尚、実施例中、「部」、「%」とあるの
は、特にことわりのない限り重量基準を示す。以下の
(A)〜(D)各成分を用意した。澱粉(A) A1;トウモロコシ澱粉 A2;酸化澱粉 A3;馬鈴薯澱粉 A4;α−澱粉 A5;コムギ澱粉
【0029】ビニルアルコール系樹脂(B) B1;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(ケン化
度99モル%、エチレン含有量30モル%、Tm188
℃、MFI8g/10分) B2;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(ケン化
度90モル%、エチレン含有量45モル%、Tm150
℃、MFI15g/10分) B3;ポリビニルアルコール系樹脂(ケン化度85モル
%、重合度1000、Tm225℃) B4;ポリビニルアルコール系樹脂(ケン化度96モル
%、重合度1700、Tm228℃) B5;オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール系
樹脂(ケン化度98モル%、オキシアルキレン基変性度
1モル%、Tm195℃) (Tmは融点、MFIは210℃,2160gのメルト
フローインデックスをそれぞれ表す。)
【0030】核剤(C) C1;タルク(粒子径3μm) C2;シリカ(粒子径1μm) C3;炭酸カルシウム(粒子径10μm) C4;三酢酸セルロース粉末(長さ15μm、アスペク
ト比30) C5;竹粉(粒子径100μm)多価アルコール(D) D1;ペンタエリスリトール(Tm260℃) D2;ネオペンチルグリコール(Tm125℃) D3;テトラメチレングルコール(Tm195℃) D0;グリセリン(Tm17℃)
【0031】実施例1 上記のA1、B1、C1、D1及び水を45/34/1
/10/10(重量比)の割合で二軸押出機(径30m
m)に一括供給して120℃にて溶融混合して混合樹脂
ペレットを得た。次に、得られた該ペレットを射出発泡
成形機(日精樹脂工業社製、PS60E12ASE)に
供給して、射出率;120cc/sec、射出圧力;7
30kg/cm2、シリンダー温度;140/160/
160/150℃、ノズル温度;150℃、ノズル径;
6mmの条件で型内寸法が10×10×40cmの金型
(温度;50℃)へ長手方向にロッド状に射出型発泡し
て射出発泡成形体を作製した。上記において、以下の項
目について評価を行った。
【0032】(加工性)上記のペレット作製工程におい
て、ペレットの加工性を調べた。評価基準は以下の通
り。 ○ −−− ストランドペレット引きが可能 × −−− ストランドペレット引きが不可能 (発泡状態)得られた射出発泡成形体を射出方向及び直
交方向に切断して、その内部構造及びセルの状態を調べ
た。評価基準は以下の通り。 ○ −−− 金型に対する収縮が小さく、内部に空間部
が少なく、セルが均一である。 × −−− 金型に対する収縮が大きく、内部に空間部
が多く、セルが不均一である。
【0033】(セル径)得られた射出発泡成形体のセル
径(mm)をマイクロウォッチャー(倍率20倍)によ
り測定した。 (耐水性)得られた射出発泡成形体(10×10×40
cm)を10×10×5cmの大きさに裁断して、20
℃,90%RHの条件下で10×10cmの面を12m
m/minの圧縮速度で圧縮(島津製作所社製、IS5
000試験機)して、その応力−歪み曲線から静的緩衝
係数の最小値(a)及びそのときの最大応力(b)(k
g/cm2)を求めた。
【0034】(崩壊性)得られた射出発泡成形体(10
×10×40cm)を活性汚泥中に浸漬して、該発泡体
の重量減少率が70%になるのに要した日数を調べた。
評価基準は以下の通り。 ○ −−− 14日以内 × −−− 15日以上 尚、重量減少率とは下式で定義されるものである。 重量減少率(%)=[(浸漬前の重量−浸漬後の重量)
/(浸漬前の重量)]×100 (浸漬後の重量測定は、発泡体を取り出し後105℃,
3時間乾燥処理を行った後に測定) 実施例2〜11及び比較例1〜9 表1及び2に示す配合組成で実施例1に準じてペレット
及び射出発泡成形体をを得て、実施例1と同様の評価を
行った。実施例及び比較例の評価結果を表3に示す。
【0035】
【表1】 (A)成 分 (B)成 分 (C)成 分 (D)成 分 組成物 配合部 組成物 配合部 組成物 配合部 組成物 配合部 実施例1 A1 35 B1 35 C1 1 D1 15 〃 2 A1 35 B2 35 C1 5 D1 10 〃 3 A1 35 B3 30 C1 1 D1 15 〃 4 A1 35 B3 35 C1 10 D2 5 〃 5 A2 60 B1 20 C2 1 D1 5 〃 6 A2 48 B1 27 C3 1 D1 10 〃 7 A3 60 B2 20 C4 1 D1 5 〃 8 A3 48 B2 27 C4 1 D1 10 〃 9 A4 20 B2 60 C1 1 D3 5 〃 10 A5 27 B2 48 C5 1 D3 10 〃 11 A1 35 B5 35 C1 1 D1 15 比較例1 A1 5 B1 65 C1 1 D1 15 〃 2 A1 65 B1 5 C1 1 D1 15 〃 3 A1 35 B1 35 C1 0.05 D1 15 〃 4 A1 23 B1 23 C1 25 D1 15 〃 5 A1 41 B1 41 C1 1 D1 3 〃 6 A1 25 B1 25 C1 1 D1 35 〃 7 A1 40 B1 40 C1 1 D1 15 〃 8 A1 25 B1 25 C1 1 D1 15 〃 9 A1 35 B1 35 C1 1 D0 15
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】 加工性 発泡状態 発泡セル径 耐水性 崩壊性 (mm) (a) (b) 実施例1 ○ ○ 0.6 3.7 0.4 ○ 〃 2 ○ ○ 0.5 3.5 0.4 ○ 〃 3 ○ ○ 0.6 3.2 0.5 ○ 〃 4 ○ ○ 0.3 3.0 0.5 ○ 〃 5 ○ ○ 0.3 3.2 0.6 ○ 〃 6 ○ ○ 0.7 3.7 0.5 ○ 〃 7 ○ ○ 0.3 3.2 0.7 ○ 〃 8 ○ ○ 0.6 3.5 0.5 ○ 〃 9 ○ ○ 0.3 3.3 0.7 ○ 〃 10 ○ ○ 0.5 3.5 0.5 ○ 〃 11 ○ ○ 0.5 3.7 0.3 ○ 比較例1 ○ ○ 0.5 3.9 0.2 △ 〃 2 △ △ 0.5 5.1 0.05 ○ 〃 3 ○ △ 1.8 5.5 0.08 ○ 〃 4 △ △ 0.2 3.3 0.3 ○ 〃 5 ○ △ 0.8 3.3 0.2 △ 〃 6 △ △ 2.2 3.7 0.3 ○ 〃 7 ブロック状の発泡体の作製は不可 〃 8 ○ × 2.5 3.8 0.3 ○ 〃 9 ○ ○ 1.2 4.5 0.03 ○ 注)(a)は静的緩衝係数の最小値、(b)は最大応力をそれぞれ表す。
【0038】
【発明の効果】本発明の射出発泡用樹脂組成物は、特定
の多価アルコールを用いているため、ペレット化が容易
で、更には該ペレットより製造された発泡成形体が耐水
性(高湿雰囲気下での機械的強度の低下が少ない)及び
崩壊性にも優れた発泡成形体を得ることができ、該成形
体は梱包用段ボール等のコーナー支持緩衝材、家電製品
包装用緩衝材、建築用断熱材、農水産用保冷材をはじめ
種々の用途に用いることができ、特に家電製品包装用緩
衝材に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 29:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 澱粉(A)、ビニルアルコール系樹脂
    (B)、核剤(C)、融点が50℃以上の多価アルコー
    ル(D)及び水(E)からなり、(A)/(B)の配合
    重量比が1/9〜9/1、(C)の含有量が0.1〜2
    0重量%、(D)の含有量が1〜30重量%及び(E)
    の含有量が5〜20重量%であることを特徴とする射出
    発泡用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ビニルアルコール系樹脂(B)が、ケン
    化度80モル%以上でエチレン含有量が80モル%以下
    のエチレン−ビニルアルコール系樹脂であることを特徴
    とする請求項1に記載の射出発泡用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ビニルアルコール系樹脂(B)が、ケン
    化度50モル%以上で重合度が200以上のビニルアル
    コール系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の
    射出発泡用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 融点が50℃以上の多価アルコール
    (D)が、ペンタエリスリトール、テトラメチレングル
    コール、ネオペンチルグリコールから選ばれる少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記
    載の射出発泡用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 核剤(C)が、タルク、シリカ、炭酸カ
    ルシウム、セルロース粉末、竹粉、マイカ、カオリン、
    マグネシウムオキシサルフェートから選ばれる少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記
    載の射出発泡用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の射出発泡用
    樹脂組成物を用いたことを特徴とする成形体。
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