JPH08150103A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH08150103A
JPH08150103A JP31760594A JP31760594A JPH08150103A JP H08150103 A JPH08150103 A JP H08150103A JP 31760594 A JP31760594 A JP 31760594A JP 31760594 A JP31760594 A JP 31760594A JP H08150103 A JPH08150103 A JP H08150103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pan
dust
air intake
fan motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31760594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
隆司 大野
Hiromi Kanbara
博見 神原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Akai Electric Co Ltd filed Critical Akai Electric Co Ltd
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Publication of JPH08150103A publication Critical patent/JPH08150103A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間使用しても、捕捉した水が滞ることが
なく、気液分離効率を向上せしめる。 【構成】 ファンモーター1の吸気口10の位置に相当
する略円筒形ウォーターパン3の中央には略円筒状壁体
5が配設されて、捕塵用水16が存在せず、かつ環円状
貯水部7の用水16に還流を生ぜしめるように、パン3
の外周壁に沿った吸気の吐出を行うため、用水16の還
流が安定しやすく、掃除機の動作開始時やカーテンの吸
い込みにより吸引力が吸気量に勝る状態が生じても、用
水16の跳ね上がりをファンモーター1に吸引すること
がない。また、塵埃を含んだ吸気と用水16との接触部
近傍の水滴の飛散、ミストの発生に対しても、パン3か
ら1に至る吸引経路中に設けられたコーン12により膨
張室14が形成されているため、吸気流の緩急、乱流を
発生させるミスト分離手段として働き、コーン12の表
裏に液滴として捕捉され、該コーンの傾斜に沿ってパン
3に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気掃除機、特に湿式
の電気掃除機に関し、その水分分離効率を向上させたも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に紙、不織布、布等のフィルターに
より塵埃を捕集する乾式の電気掃除機に対して、ウォー
ターパン(水皿)に予め入れておいた水に、吸引した塵
埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の電気掃除機が
知られている。この種の電気掃除機は、前記ウォーター
パンに配設された吸気口端部にて、塵埃を含んだ吸気を
捕塵用水と接触させることにより塵埃を捕塵用水に捕捉
させる。このとき、吸気には水分が含まれる。この水分
を含有した空気はファンモーター回転軸に同軸連結され
た回転セパレーターの周面軸方向傾斜スリットを通過す
る際、気液分離され、該セパレーターの回転運動による
遠心力により外周方向に飛散されて、前記ウォーターパ
ンに戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の回転セパレーターは、ファンモーターの吸気口
直近に同軸連結され、かつ高速回転する狭スリットに吸
気を通過させるため、前記ファンモーターから見るとか
なりの負荷となり吸引効率を低下させている。特に近年
の軽量、高速回転型ファンモーターに対しては回転セパ
レーターがより大きな負荷となる。そして、電気掃除機
の動作開始時には、ウォーターパン内周方向に吐出する
吸気または回転セパレーターによる捕塵用水の回転還流
が安定せず、ファンモーターの吸引力が吸入口からの吸
気に勝るため、吸気口近くに跳ね上がる水を吸入しやす
く、この状態は電気掃除機の使用中に一時的に吸気量が
減少した場合にも発生しやすい。
【0004】これらの問題に対して、本発明者は以前、
ウォーターパンの貯水部を環円状とし、捕塵用水を還流
せしめるとともに、屈曲空路を用いて気液分離するよう
にしたものを提案した。しかし、このようにして気液分
離するものでは、長時間の使用の場合、前記屈曲空路部
に捕捉した水が滞り、排除する必要が出てくることが分
かった。この発明は上記に鑑みてなされたものであり、
長時間の使用の場合にでも、捕捉した水が滞るようなこ
とがない電気掃除機を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、前
記目的を達成するためのこの発明の電気掃除機は、略円
筒形のウォーターパンに予め入れられた捕塵用水に、吸
引された塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の電
気掃除機であって、前記した吸気の接触により、前記ウ
ォーターパンの外周壁に沿った捕塵用水の流れを生ぜし
めるようにしたものにおいて、前記ウォーターパンの貯
水部を環円状とし、かつ前記ウォーターパンからファン
モーターに至る吸引経路に、その頂点部に該ファンモー
ター吸気口とほぼ同等の開口径を有する下向きの略円錐
形のコーンを配設したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された湿式の電気掃除機で
は、電気掃除機本体の中央部に配設されたファンモータ
ーの吸気口の位置に相当する略円筒形ウォーターパンの
中央に捕塵用水が存在せず、かつ環円状貯水部の捕塵用
水に積極的に還流を生じせしめるように、前記ウォータ
ーパンの外周壁に沿った吸気の吐出を行うため、捕塵用
水の還流が安定しやすく、またこの掃除機の動作開始時
やカーテン等の吸い込みにより一時的に吸引力が吸気量
に勝る状態が生じても、捕塵用水の跳ね上がりをファン
モーターに吸引することがない。また、塵埃を含んだ吸
気と捕塵用水との接触部近傍の水滴の飛散、ミストの発
生に対しても、ウォーターパンからファンモーターに至
る吸引経路中に設けられたコーンにより膨張室が形成さ
れているため、吸気流の緩急、乱流を発生させるデミス
タ(ミスト分離)手段として働き、コーン表裏に液滴と
して捕捉され、該コーンの傾斜に沿ってウォーターパン
に戻される。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1について
説明する。図1は湿式電気掃除機本体の外装等を省略し
た概略断面図であり、ファンモーター1を内設した上ケ
ース2と、略円筒形のウォーターパン(水皿)3及び該
ウォーターパン3の上蓋4により構成されている。これ
ら上ケース2、上蓋4及びウォーターパン3はクランプ
(図示せず)により水密に組合わされるようになってい
る。前記ウォーターパン3にはその中央部の底面から垂
直に立ち上げられた略円筒状壁体5が配設されている。
その上端はファンモーター1へ至る上蓋4の排気口6よ
り低くなっている。この略円筒状壁体5に代え、ウォー
ターパン3の中央部を高くした一体構造としてもよい。
これにより、実質的に前記ウォーターパン3の貯水部7
は環状となる。そして、このウォーターパン3には、塵
埃を含んだ吸気を周知の吸込口体(図示せず)より導入
する吸気口8が設けられ、その吐出口9は前記ウォータ
ーパン3の環状の貯水部7の一方向に向けて配設されて
いる。
【0008】一方、上ケース2に内設されたファンモー
ター1と前記ウォーターパン3の排出口6との間には、
その頂点部に前記ファンモーター1の吸気口10とほぼ
同径の開口部11を持つ上蓋4の排気口6の方向に向い
た略円錐形のコーン12が配設され、このコーン12に
よりファンモーター1のファンカバー13との空間に膨
張室14が形成され、吸気流の緩急、乱流を発生させる
デミスタ(ミスト分離)構造を構成している。
【0009】この電気掃除機を使用する際には、前記ウ
ォーターパン3に装着した略円筒状壁体5に施した水位
マーカー15に従い、指定水位まで捕塵用水16を入れ
た後、上蓋4をかぶせ、ファンモーター1及びコーン1
2を内設した上ケース2を乗せ、前記クランプ(図示せ
ず)で固定することにより準備が完了する。この掃除機
のファンモーター1の停止時にあっては、図1に一点鎖
線で示すように平坦な水面17を保つ捕塵用水16は、
ファンモーター1の動作時には前記ウォーターパン3内
の捕塵用水16が塵埃を含んだ吸気により回転を強いら
れるため、図1に実線18で示すようにその遠心力によ
り外周水位がやや上昇して安定する。この際、吐出口9
の近傍に発生したミストは、コーン12の表裏に液滴と
して捕捉され、該コーン12の傾斜に沿ってウォーター
パン3に戻される。尚、図中の矢印は吸気の流れを示
す。
【0010】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ため、捕塵時にほとんど役立っていないウォーターパン
中央部の水を省略した形となっているので、同じ捕塵効
率で水量を軽減でき、結果的に軽量化となる。また、実
施例とは異なり、回転セパレーターを用いないタイプの
湿式電気掃除機では、排気方向に水の飛沫が至り難い構
成となり、水分の分離効率が向上する。そして、ウォー
ターパンを環状としているため、動作開始時等でも水の
吸い上げを低減できる。さらに、ウォーターパン中央に
配設した略円筒状壁体には貯水部を環状にする働きと液
滴の飛散を防止する働きとがあり、またコーンに液滴と
して捕捉されたミストはウォーターパンに戻されるた
め、長時間の使用に際しても捕捉した水を排出する必要
が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ファンモーター 2 上ケース 3 ウォーターパン 4 上蓋 5 略円筒状壁体 6 排気口 7 貯水部 8 吸気口 9 吐出口 10 吸気口 11 開口部 12 コーン 13 ファンカバー 14 膨張室 15 水位マーカー 16 捕塵用水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形のウォーターパンに予め入れら
    れた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触させ
    て捕塵する湿式の電気掃除機であって、 前記した吸気の接触により、前記ウォーターパンの外周
    壁に沿った捕塵用水の流れを生ぜしめるようにしたもの
    において、 前記ウォーターパンの貯水部を環円状とし、かつ前記ウ
    ォーターパンからファンモーターに至る吸引経路に、そ
    の頂点部に該ファンモーター吸気口とほぼ同等の開口径
    を有する下向きの略円錐形のコーンを配設したことを特
    徴とする電気掃除機。
JP31760594A 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機 Pending JPH08150103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31760594A JPH08150103A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31760594A JPH08150103A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08150103A true JPH08150103A (ja) 1996-06-11

Family

ID=18090070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31760594A Pending JPH08150103A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機

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JP (1) JPH08150103A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100384361C (zh) * 2006-06-28 2008-04-30 泰怡凯电器(苏州)有限公司 吸尘器的地刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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