JP2701129B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2701129B2
JP2701129B2 JP9382494A JP9382494A JP2701129B2 JP 2701129 B2 JP2701129 B2 JP 2701129B2 JP 9382494 A JP9382494 A JP 9382494A JP 9382494 A JP9382494 A JP 9382494A JP 2701129 B2 JP2701129 B2 JP 2701129B2
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隆司 大野
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赤井電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、湿式の電気掃除機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に紙、不織布、布等のフィルターに
より塵埃を捕集する乾式の電気掃除機に対して、ウォー
ターパン(水皿)に予め入れておいた捕塵用水に、吸引
した塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の電気掃
除機が知られている。この種の湿式の電気掃除機は塵埃
を含んだ吸気を前記捕塵用水と接触させることにより塵
埃を捕塵用水に捕捉させるので、この接触により吸気に
は水分が含有される。この水分を含有した空気はファン
モーターの回転軸に同軸連結された回転セパレーターに
おける周面軸方向に傾斜したスリットを通過する際、気
液分離され、該セパレーターの回転運動により生ずる遠
心力により外周方向に飛散され、前記ウォーターパンに
戻すようにしている。
【0003】しかしながら、上記従来の回転セパレータ
ーはファンモーターの吸気口直近に同軸連結され、かつ
高速回転する狭スリットに吸気を通過させるため、ファ
ンモーターから見るとかなりの負荷となり、吸引効率を
低下させている。また、前記捕塵用水で捕集しそこなっ
た塵埃がこの回転セパレーターに付着し、該付着した塵
埃に水分が溜って、これが前記狭スリットを通過してフ
ァンモーターに至り、結果的に水の分離効率を低下させ
る。前記のように負荷が大きくなることに対処すべく、
前記回転セパレーターに代え、前記ウォーターパンの中
央軸上に配設された前記ファンモーターの吸気口の縁部
に上端が密接して配置された円筒壁を備えたものが知ら
れている(特開平1ー305917号公報、特開平4ー
92636号公報参照)。しかし、このものでは、前記
負荷は軽くなるが、吸気に含まれる水分を十分に分離す
ることができず、かつ前記のように捕塵用水で捕集しそ
こなった塵埃がファンモーターに至るのを阻止すること
ができない。
【0004】また、前記のように捕塵用水で捕集しそこ
なった塵埃が回転セパレーターに付着した場合に、これ
を吹き飛ばす羽根を該回転セパレーターに設けたものも
あるが、このものも回転セパレーターを備えているの
で、前記した負荷の軽減にはならない(特公平5ー34
008号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
のこの種の湿式電気掃除機では、吸気を生ずるためのフ
ァンモーターから見た負荷が回転セパレーターのために
重くなり、また回転セパレーターを用いないものでは、
吸気に含まれる水分を十分に分離することができず、か
つ前記のように捕塵用水で捕集しそこなった塵埃がファ
ンモーターに至るのを阻止することができない、という
課題がある。この発明は上記課題に鑑みなされたもの
で、ファンモーターから見た負荷を軽くでき、しかも吸
気中の水分及び塵埃を効率良く分離して該吸気中の水分
及び塵埃がファンモーターへ至るのを実質的に阻止する
ことができる、湿式電気掃除機を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、上
記の目的を達成するためのこの発明の電気掃除機は、湿
式の電気掃除機であって、略円筒形のウォーターパン
と、ファンモーターとを備え、前記ウォーターパンの中
央軸上に前記ファンモーターの吸気口を配設し、前記フ
ァンモーターによって吸引された塵埃を含む吸気を前記
ウォーターパン内であって該ウォーターパンの周に沿っ
た方向に吐出させ、これにより該吸気をウォーターパン
に予め入れられた捕塵用水に接触させてこの吸気に含ま
れる塵埃を捕塵するようにしたものにおいて、前記ウォ
ーターパンと同軸状に下端が該ウォーターパンの底面に
密接して配置された第1の円筒壁と、上端部が前記吸気
口の縁部に密接して配置された、前記第1の円筒壁より
も小径の第2の円筒壁とを備え、前記ウォーターパンの
外周壁と前記第1の円筒壁との間のみが貯水部となり、
前記吸気はこの貯水部の前記捕塵用水に接触した後、前
記第1の円筒壁の上端部を越えて該第1の円筒壁と前記
第2の円筒壁との間を通過し、しかる後に該第2の円筒
壁の下端を通って前記吸気口に至るようにしたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された湿式の電気掃除機で
は、第1の円筒壁と第2の円筒壁とが互いに間隔を有し
て端部が互い違いになるように配設されているので、各
々の円筒壁面に沿って次第に中心のファンモーターの吸
気口に至る屈曲空路を形成しており、この電気掃除機の
使用時には捕塵用水と接触した後の吸気が、ウォーター
パン内壁周方向に沿った吐出口のために回転しながら前
記屈曲空路を通過することとなる。そして、前記回転に
より生ずる遠心力により、また急激な前記屈曲空路を通
過する際(例えば第1の円筒壁と第2の円筒壁の間から
中心の第2の円筒壁の内への移行時)の慣性力により、
空気よりも質量が大きい、吸気に含まれる水分や捕集し
そこなった塵埃が分離され、実質的に水分や塵埃を含ま
ない吸気がファンモーターの吸気口に至る。この分離さ
れた水分や塵埃はウォーターパンの底面に堆積される。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1について
説明する。図1(a)は、湿式電気掃除機の本体の一部
切欠概略断面図であり、ファンモーター1を内設した上
ケース2と、略円筒形ウォーターパン(水皿)3及び、
該ウォーターパン3の上蓋4により構成されている。こ
れら上ケース2、上蓋4及びウォーターパン3はクラン
プ5により水密に組合わされる。前記ウォーターパン3
にはその中央部の底面から垂直に立ち上げられた第1の
円筒壁6と、その半径より所定の長さだけ短い半径を有
し、該第1の円筒壁6と同軸に配設された第2の円筒壁
7を備えており、該第2の円筒壁7の上端は前記上蓋4
の中央のファンモーター1の吸気口8(ウォーターパン
3からみれば排気口となる)の縁部近傍に密接してい
る。そして、第2の円筒壁7の下端9は前記ウォーター
パン3の底面との間に空路が形成されている。また、第
1の円筒壁6の上端10と上蓋4との間には空路が形成
されている。
【0009】即ち、前記第1の円筒壁6の上端10の位
置に対して前記第2の円筒壁7の下端9は、これらの円
筒壁6,7の軸方向に互い違いになっていて、かつこれ
らの円筒壁6,7の間に壁間空路が形成されるように、
これらの円筒壁6,7の重なる部分は充分な長さを有し
ている。前記ウォーターパン3に前記第1の円筒壁6を
設けたことにより、実質的に前記ウォーターパン3の貯
水部11は環状となっている。
【0010】そして、このウォーターパン3には、塵埃
を含んだ吸気を周知の吸込口体(図示せず)より導入す
る吸入口12が設けられ、その吐出口13は前記ウォー
ターパン3の環状の貯水部11の外周壁の一方向に沿う
方向に向けて配設されている。図1(b)はウォーター
パン3を上から見た断面図であり、吸気及び該吸気によ
り発生する捕塵用水14の流れを矢印で示している。前
記第1の円筒壁6は、その下端部がウォーターパン3の
底面に固定されるように該ウォーターパンと一体に成形
されている。この第1の円筒壁6内には部分的に凸部1
5が設けられ、前記第2の円筒壁7の下端9から伸長さ
れた脚部には前記の凸部15と嵌合可能な嵌合つめ16
が設けられている。前記第2の円筒壁7を第1の円筒壁
6と同軸状にして、かつその下端9から伸長された前記
脚部の下端をウォーターパン3の底面に接触させ、この
状態で第2の円筒壁7を回動させることにより、嵌合つ
め16は前記凸部15とウォーターパン3の底面との間
に嵌合され、第2の円筒壁7はウォーターパン3に固定
された状態となる。
【0011】この電気掃除機の使用に際しては、前記ウ
ォーターパン3の環状の貯水部11に、第1の円筒壁6
の壁面もしくは透明ウォーターパン壁面に施したマーカ
ー(図示せず)に従い、指定の水位まで捕塵用水14を
入れた後、上蓋4をかぶせ、ファンモーター1を内設し
た上ケース2を乗せ、クランプ5で固定することにより
準備が完了する。前記ファンモーター1の停止時にあっ
ては、図1(a)に示すように平坦な水面を保つ捕塵用
水14はファンモーター1の動作時には塵埃を含んだ吸
気により回転(環流)を強いられるため、その遠心力に
より外周の水位が上昇し、その水位が図中破線で示す状
態となり、この状態に安定する。
【0012】上記のように構成された湿式の電気掃除機
では塵埃を含む吸気が吸入口12を介して吐出口13よ
り吐出され、これが捕塵用水14と接触して周知のよう
に塵埃が捕捉されるが、この際、吸気中の捕捉しそこな
った塵埃や吸気に含まれる水しぶき等の水滴もしくは水
分は、前記第1の円筒壁6の上端10を乗り越えた後、
第1の円筒壁6と第2の円筒壁7との間の狭路を通過
し、第2の円筒壁7の下端9を経て、ファンモーター1
の吸気口8に至る屈曲空路を螺旋状に通過し、屈曲部近
傍の壁面に衝突して捕捉され、結果的にウォーターパン
3の中央の底面に残される。
【0013】ウォーターパン3の清掃時には、前記第2
の円筒壁7を、その軸を中心として回すことにより、前
記第1の円筒壁6内に部分的に設けられた凸部15とウ
ォーターパン3の底面との間に嵌合されている、第2の
円筒壁7の脚部に設けられた嵌合つめ16がずれ、これ
により、第2の円筒壁7はウォーターパン3から外れ
る。尚、図1(a)中の矢印はこれら第1の円筒壁6及
び第2の円筒壁7の近傍の吸気流方向を示している。
【0014】上記実施例では、第1の円筒壁6をウォー
ターパン3と一体に成形し、かつ第2の円筒壁7の嵌合
つめ16を前記第1の円筒壁6の内側に設けた凸部15
とウォーターパン3の底面との間に嵌合して該第2の円
筒壁7をウォーターパン3に固定し得るようになし、更
に、前記第2の円筒壁7の上端は上蓋4に設けられた吸
気口8の縁部付近に密接されるようにしたが、図2また
は図3のようにしても同等の作用・効果が得られる。図
2のものでは、前記第1の円筒壁6に代わる第1の円筒
壁17の下端の外側には部分的に嵌合つめ18が設けら
れ、ウォーターパン3の底面には、該底面との間で前記
嵌合つめ18が嵌合され得る凸部19を部分的に設け
る。そして、この第1の円筒壁17と同軸状に前記第2
の円筒壁7に代わる第2の円筒壁20を配置して、これ
らの円筒壁17と20を互いに複数の放射状に配置され
たリブ21により固定する。そして、第2の円筒壁20
の上端は前記上蓋4の吸気口8の縁部近傍に設けられた
環状凸部に嵌合して該上端を前記吸気口8の縁部近傍に
密接するようにしている。
【0015】また、図3のものでは、前記第1の円筒壁
6に代わる第1の円筒壁22は、その下端がウォーター
パン3の底面に固定されるように該ウォーターパン3と
一体に成形され、前記第2の円筒壁7に代わる第2の円
筒壁23は、その上端が前記上蓋4の吸気口8の縁部に
固定されるように該上蓋4と一体に形成されている。そ
して、第1の円筒壁22と第2の円筒壁23とは、前記
第1の円筒壁6と第2の円筒壁7との関係のように、同
軸状に配置されるようになっている。尚、図2または図
3において、前記図1と同一の符号は同様のものを示す
ので、その詳細な説明は省略した。
【0016】本発明の主な特徴または実施態様は次のと
おりである。1.湿式の電気掃除機であって、ファンモ
ーター1等の吸気を生ぜしめる吸引機と、捕塵用水14
を入れるウォーターパン3と、前記吸気を電気掃除機の
外部の周知の吸込口体から前記ウォーターパン3内の捕
塵用水14に接触させるように導く、吸入口12及び吐
出口13を有する管体と、ウォーターパン3の中心軸上
であって該ウォーターパンの上部の上蓋4に設けられ
た、前記吸引機の吸気口8とを備え、前記吐出口13か
ら吐出される吸気の方向をウォーターパン3の外周壁に
沿ったものとなし、前記吸気が捕塵用水14と接触する
ことにより、この吸気に含まれる塵埃を捕塵するように
したものにおいて、前記ウォーターパン3には、その底
面に下端が密接した第1の円筒壁6,17または22を
同軸状に配設し、該ウォーターパンの上蓋4の前記吸気
口8の縁部に上端が密接した、前記第1の円筒壁よりも
小径の第2の円筒壁7,20または23を前記第1の円
筒壁と同軸状に配設し、前記ウォーターパン3の外周壁
と前記第1の円筒壁及びこれらの外周壁と該第1の円筒
壁との間におけるウォーターパン3の底面とにより前記
の捕塵用水を入れる貯水部11を形成し、前記吐出口1
3から吐出された吸気は、前記第1の円筒壁の上端を乗
り越えて該第1の円筒壁と前記第2の円筒壁の間を通過
し、該第2の円筒壁と前記ウォーターパン3の底面との
間を経て該第2の円筒壁の中を通り、前記吸気口8に至
るように構成したことを特徴とする電気掃除機。
【0017】2.湿式の電気掃除機であって、ファンモ
ーター1等の吸気を生ぜしめる吸引機と、捕塵用水14
を入れるウォーターパン3と、前記吸気を電気掃除機の
外部の周知の吸込口体から前記ウォーターパン3内の捕
塵用水14に接触させるように導く、吸入口12及び吐
出口13を有する管体と、ウォーターパン3の中心軸上
であって該ウォーターパンの上部の上蓋4に設けられ
た、前記吸引機の吸気口8とを備え、前記吐出口13か
ら吐出される吸気の方向をウォーターパン3の外周壁に
沿ったものとなし、前記吸気が捕塵用水14と接触する
ことにより、この吸気に含まれる塵埃を捕塵するように
したものにおいて、前記ウォーターパン3には、その底
面に下端が密接した第1の円筒壁6を同軸状に配設し、
該ウォーターパンの上蓋4の前記吸気口8の縁部に上端
が密接した、前記第1の円筒壁よりも小径の第2の円筒
壁7を前記第1の円筒壁と同軸状に配設し、前記ウォー
ターパン3の外周壁と前記第1の円筒壁及びこれらの外
周壁と該第1の円筒壁との間におけるウォーターパン3
の底面とにより前記の捕塵用水を入れる貯水部11を形
成し、前記第1の円筒壁6は、その下端を前記ウォータ
ーパン3の底面に固定するように該ウォーターパン3と
一体に成形し、この第1の円筒壁6内には部分的に凸部
15を設け、前記第2の円筒壁7の下端9から伸長され
た脚部には前記の凸部15と前記ウォーターパン3の底
面との間に嵌合可能な嵌合つめ16を設け、前記第2の
円筒壁7を第1の円筒壁6と同軸状にして、かつその下
端9から伸長された脚部を前記ウォーターパン3の底面
に接触させ、この状態で第2の円筒壁7を回動すること
により、嵌合つめ16は前記凸部15とウォーターパン
3の底面との間に嵌合され、第2の円筒壁7はウォータ
ーパン3に固定された状態となり、かつ前記第2の円筒
壁7の上端は前記上蓋4に設けられた吸気口8の縁部付
近に、下向きに突設された環状の突条に嵌合して該上端
を前記吸気口8の縁部近傍に密接し、前記吐出口13か
ら吐出された吸気は、前記第1の円筒壁6の上端を乗り
越えて該第1の円筒壁と前記第2の円筒壁7の間を通過
し、該第2の円筒壁と前記ウォーターパン3の底面との
間を経て該第2の円筒壁の中を通り、前記吸気口8に至
るように構成したことを特徴とする電気掃除機。このよ
うに、第1の円筒壁6と第2の円筒壁7はウォーターパ
ン3から取り外すことができるので、第1の円筒壁6と
第2の円筒壁7及びウォーターパン3の清掃が容易にな
る。
【0018】3.湿式の電気掃除機であって、ファンモ
ーター1等の吸気を生ぜしめる吸引機と、捕塵用水14
を入れるウォーターパン3と、前記吸気を電気掃除機の
外部の周知の吸込口体から前記ウォーターパン3内の捕
塵用水14に接触させるように導く、吸入口12及び吐
出口13を有する管体と、ウォーターパン3の中心軸上
であって該ウォーターパンの上部の上蓋4に設けられ
た、前記吸引機の吸気口8とを備え、前記吐出口13か
ら吐出される吸気の方向をウォーターパン3の外周壁に
沿ったものとなし、前記吸気が捕塵用水14と接触する
ことにより、この吸気に含まれる塵埃を捕塵するように
したものにおいて、前記ウォーターパン3には、その底
面に下端が密接した第1の円筒壁17を同軸状に配設
し、該ウォーターパンの上蓋4の前記吸気口8の縁部に
上端が密接した、前記第1の円筒壁17よりも小径の第
2の円筒壁20を前記第1の円筒壁17と同軸状に配設
し、前記ウォーターパン3の外周壁と前記第1の円筒壁
17及びこれらの外周壁と該第1の円筒壁17との間に
おけるウォーターパン3の底面とにより前記の捕塵用水
14を入れる貯水部11を形成し、前記第1の円筒壁1
7の下端の外側には部分的に嵌合つめ18を設け、ウォ
ーターパン3の底面には、該底面との間で前記嵌合つめ
18が嵌合され得る凸部19を部分的に設け、この第1
の円筒壁17と同軸状に前記第2の円筒壁20を配置し
て、これらの円筒壁17と20を互いに複数の放射状に
配置されたリブ21により固定し、前記第2の円筒壁2
0の上端は前記上蓋4の吸気口8の縁部近傍に、下向き
に突設された環状の突条に嵌合して該上端を前記吸気口
8の縁部近傍に密接し、前記吐出口13から吐出された
吸気は、前記第1の円筒壁17の上端を乗り越えて該第
1の円筒壁と前記第2の円筒壁20の間を通過し、該第
2の円筒壁と前記ウォーターパン3の底面との間を経て
該第2の円筒壁の中を通り、前記吸気口8に至るように
構成したことを特徴とする電気掃除機。このように、第
1の円筒壁17と第2の円筒壁20とがウォーターパン
3より分離できるので、第1の円筒壁17と第2の円筒
壁20及びウォーターパン3の清掃が容易になる。
【0019】4.湿式の電気掃除機であって、ファンモ
ーター1等の吸気を生ぜしめる吸引機と、捕塵用水14
を入れるウォーターパン3と、前記吸気を電気掃除機の
外部の周知の吸込口体から前記ウォーターパン3内の捕
塵用水14に接触させるように導く、吸入口12及び吐
出口13を有する管体と、ウォーターパン3の中心軸上
であって該ウォーターパンの上部の上蓋4に設けられ
た、前記吸引機の吸気口8とを備え、前記吐出口13か
ら吐出される吸気の方向をウォーターパン3の外周壁に
沿ったものとなし、前記吸気が捕塵用水14と接触する
ことにより、この吸気に含まれる塵埃を捕塵するように
したものにおいて、前記ウォーターパン3には、その底
面に下端が密接した第1の円筒壁22を同軸状に配設
し、該ウォーターパンの上蓋4の前記吸気口8の縁部に
上端が密接した、前記第1の円筒壁22よりも小径の第
2の円筒壁23を前記第1の円筒壁22と同軸状に配設
し、前記ウォーターパン3の外周壁と前記第1の円筒壁
22及びこれらの外周壁と該第1の円筒壁22との間に
おけるウォーターパン3の底面とにより前記の捕塵用水
14を入れる貯水部11を形成し、前記第1の円筒壁2
2は、その下端がウォーターパン3の底面に固定される
ように該ウォーターパン3と一体に成形され、前記第2
の円筒壁23は、その上端が前記上蓋4の吸気口8の縁
部に固定されるように該上蓋4と一体に形成され、前記
第1の円筒壁22と第2の円筒壁23とは、同軸状に配
置され、前記吐出口13から吐出された吸気は、前記第
1の円筒壁の上端を乗り越えて該第1の円筒壁と前記第
2の円筒壁の間を通過し、該第2の円筒壁と前記ウォー
ターパン3の底面との間を経て該第2の円筒壁の中を通
り、前記吸気口8に至るように構成したことを特徴とす
る電気掃除機。このように、前記第1の円筒壁22は前
記ウォーターパン3と一体に成形され、前記第2の円筒
壁23は前記上蓋4と一体に形成されるので、構成が簡
単になる。
【0020】尚、前記の吸気によって捕塵用水の流れを
つくることにより、前記捕塵用水に捕塵した塵埃の高密
度部分がでなくなり、該高密度部分ができることによる
捕塵効率の低下を防止することができる。また、前記の
ように、捕塵用水と接触した後の吸気が通過する屈曲空
路は、第1の円筒壁6,17,22及び第2の円筒壁
7,20,23並びにウォーターパン3の底面により構
成されているので、前記屈曲空路をこの種の電気掃除機
に搭載したときの電気掃除機の小型化が可能になる。そ
して、前記第1の円筒壁6,17,22及び第2の円筒
壁7,20,23そのものは円筒形であるので、十分な
強度があり、これらの壁厚を比較的薄くしてもよく、電
気掃除機の軽量化に寄与する。
【0021】
【発明の効果】この発明の電気掃除機は、上記のよう
に、湿式の電気掃除機であって、略円筒形のウォーター
パン3と、ファンモーター1とを備え、前記ウォーター
パン3の中央軸上に前記ファンモーター1の吸気口8を
配設し、前記ファンモーター1によって吸引された塵埃
を含む吸気を前記ウォーターパン3内であって該ウォー
ターパンの周に沿った方向に吐出させ、これにより該吸
気をウォーターパン3に予め入れられた捕塵用水14に
接触させてこの吸気に含まれる塵埃を捕塵するようにし
たものにおいて、前記ウォーターパン3と同軸状に下端
が該ウォーターパンの底面に密接して配置された第1の
円筒壁6,17,22と、上端が前記吸気口8の縁部付
近に密接して配置された、前記第1の円筒壁よりも小径
の第2の円筒壁7,20,23とを備え、前記ウォータ
ーパン3の外周壁と前記第1の円筒壁との間のみが貯水
部11となり、前記吸気はこの貯水部11の前記捕塵用
水14に接触した後、前記第1の円筒壁の上端を越えて
該第1の円筒壁と前記第2の円筒壁との間を通過し、し
かる後に該第2の円筒壁の下端を通って前記吸気口8に
至るようにしたから、第1の円筒壁と第2の円筒壁とが
互いに間隔を有してそれらの端部が互い違いになるよう
に配設されているので、各々の円筒壁面に沿って次第に
中心のファンモーター1の吸気口8に至る屈曲空路が形
成され、この電気掃除機の使用時には捕塵用水と接触し
た後の吸気がウォーターパン内壁周方向に沿った吐出口
13のために回転しながら前記屈曲空路を通過すること
となる。そして、前記回転により生ずる遠心力により、
また急激な前記屈曲空路を通過する際(例えば第1の円
筒壁と第2の円筒壁の間から中心の第2の円筒壁の内へ
の移行時)の慣性力により、空気よりも質量が大きい、
吸気に含まれる水分や捕集しそこなった塵埃が分離さ
れ、実質的に水分や塵埃を含まない吸気がファンモータ
ーの吸気口8に至る。この分離された水分や塵埃はウォ
ーターパンの底面に堆積される。
【0022】このように、この発明では、従来用いられ
ていた回転セパレーターのようにファンモーターからみ
た負荷が重くならず、しかもこの回転セパレーターを用
いたものと同等の水分分離機能があることが本発明者に
より実験的に確認された。上記ファンモーター1の吸気
の負荷が低減されると、吸入送風量が充分に得られるの
で、吸引効率が向上する。そして、騒音の低減にも寄与
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すものであり、
(a)は湿式電気掃除機の本体の一部切欠概略縦断正面
図、(b)はウォーターパンの横断平面図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示すものであり、ウ
ォーターパンの縦断正面図である。
【図3】この発明の第3の実施例を示すものであり、ウ
ォーターパンの縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ファンモーター 2 上ケース 3 ウォーターパン 4 上蓋4 5 クランプ 6,17,22 第1の円筒壁 7,20,23 第2の円筒壁 8 吸気口 9 下端9 10 上端 11 貯水部 12 吸入口 13 吐出口 14 捕塵用水 15 凸部 16 嵌合つめ 18 嵌合つめ 19 凸部 21 リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式の電気掃除機であって、略円筒形の
    ウォーターパンと、ファンモーターとを備え、前記ウォ
    ーターパンの中央軸上に前記ファンモーターの吸気口を
    配設し、前記ファンモーターによって吸引された塵埃を
    含む吸気を前記ウォーターパン内であって該ウォーター
    パンの周に沿った方向に吐出させ、これにより該吸気を
    ウォーターパンに予め入れられた捕塵用水に接触させて
    この吸気に含まれる塵埃を捕塵するようにしたものにお
    いて、 前記ウォーターパンと同軸状に下端が該ウォーターパン
    の底面に密接して配置された第1の円筒壁と、上端が前
    記吸気口の縁部に密接して配置された、前記第1の円筒
    壁よりも小径の第2の円筒壁とを備え、前記ウォーター
    パンの外周壁と前記第1の円筒壁との間のみが貯水部と
    なり、前記吸気はこの貯水部の前記捕塵用水に接触した
    後、前記第1の円筒壁の上端を越えて該第1の円筒壁と
    前記第2の円筒壁との間を通過し、しかる後に該第2の
    円筒壁の下端を通って前記吸気口に至るようにしたこと
    を特徴とする電気掃除機。
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