JP2701127B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2701127B2
JP2701127B2 JP4056594A JP4056594A JP2701127B2 JP 2701127 B2 JP2701127 B2 JP 2701127B2 JP 4056594 A JP4056594 A JP 4056594A JP 4056594 A JP4056594 A JP 4056594A JP 2701127 B2 JP2701127 B2 JP 2701127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気掃除機、特に湿
式掃除機に関し、そのセパレーター(水分分離器)とし
て新規なものを搭載したものである。
【0002】
【従来の技術】一般に紙、不織布、布等のフィルターに
より塵埃を捕集する乾式の電気掃除機に対して、ウォー
ターパン(水皿)に予め入れておいた捕塵用水に、吸引
した塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の電気掃
除機が知られている。この種の電気掃除機は、塵埃を含
んだ吸気を前記捕塵用水と接触させることにより塵埃を
捕塵用水に捕捉させる。従って、捕塵用水と接触した吸
気には水分が含まれるので、この水分を分離するセパレ
ーターが設けられている。
【0003】次に、図3、図4を用いて従来の湿式電気
掃除機について更に詳しく説明する。図3は従来の湿式
電気掃除機の本体の略断面図であり、電動送風機1を内
設した上ケース2と、略円筒形のウォーターパン(水
皿)3及び、該ウォーターパン3の上蓋4により構成さ
れている。これら上ケース2、上蓋4及びウォーターパ
ン3はクランプ5により水密に組み合わされる。前記ウ
ォーターパン3には塵埃を含んだ吸気を吸込口体(図示
せず)より導入する吸入口6が、前記ウォーターパン3
の内壁円周の一方向にその吐出口7を向けて配設されて
おり、また、上蓋4の中央には前記電動送風機1に至る
排気口8が設けられている。このウォーターパン3より
排気口8に至る空路には、それを覆う形で周面に傾斜し
たスリット13を有するセパレーター(水分分離器)9
が配設され、該セパレーターは前記電動送風機1の駆動
軸10に連結されている。
【0004】この掃除機を使用する際には、前記ウォー
ターパン3の底面中央に突出したゲージ11に従い、指
定水位まで捕塵用水12を入れた後上蓋4をかぶせ、電
動送風機1を内設した上ケース2を乗せ、クランプ5で
固定することにより準備が完了する。
【0005】上記の構成により塵埃を含んだ吸気は、捕
塵用水12と吐出口7において接触し、塵埃を該捕塵用
水12に捕捉させるが、この際、吸気に微少飛沫の形で
水分が含まれる。排気口8に配設されたセパレーター9
はこの水分を分離回収する機能を有する。即ち、セパレ
ーター9は電動送風機1のファンと共に高速回転してい
る状態でその周面に施された多数の前記スリット13よ
り吸気を通過させる時、スリット13の周囲に水分が凝
集され、この凝集された水分はセパレーター9の回転に
よる遠心力により該セパレーターの周囲のフランジ部1
7から飛散される。
【0006】しかし、図3に示すように、従来のセパレ
ーター9では、その径の大きい開口端がモーターハウジ
ング14に近いため、電動送風機1の駆動軸10を長く
延ばす必要が生じ、回転バランスを悪くし、耐久性が低
下する。そして、裁頭円錐を逆にしたセパレーター9の
周壁のスリット13を介して吸引された吸気(この流れ
を図4に矢印で示した)は前記開口端の上方部に集ま
り、ここでの気圧が上昇する。これにより、電気掃除機
としての吸引力が弱くなり、集塵機能が低下する。前記
駆動軸10が長くなること、及び吸引力が弱くなること
は、実公昭63ー12839号公報でも従来の欠点とし
て指摘されている。また、従来のセパレーター9ではそ
の回転による前記遠心力によりセパレーター9の表面を
つたって径の大きい方向の外縁部に向かう水が、スリッ
ト13より吸引されるため、水分分離の効率が低下す
る。図4はセパレーター9と電動送風機1内の遠心ファ
ン16を表す部分拡大図である。尚、図において、複数
のスリット13のうち一部のものは図示を省略した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
のセパレーターでは、その径の大きい開口端がモーター
ハウジングに近いため、電動送風機の駆動軸、即ちこの
電動送風機のファンの駆動軸を長く延ばす必要が生じ、
このため、回転バランスを悪くし、耐久性が低下すると
共に、スリットを介して吸引された吸気はセパレーター
の開口端の上方部に集まり、ここでの気圧が上昇して、
電気掃除機としての吸引力が弱くなり、集塵機能が低下
する。また、従来の電気掃除機は、比較的大型であり、
小型化が困難であった。更に、上記した従来の回転セパ
レーターは、ファンモーター側、即ち吸気流方向に径の
大きい開放部を向けて配設されているため、前記回転セ
パレーターの周面に施されたスリットの周辺で凝集した
吸気中の水分は該セパレーターの表面をつたって、前記
遠心力により径の大きい方向の外縁部に向かうため、凝
集水滴がセパレーターの外周に沿って移動する際にスリ
ットからも吸引され易く、該スリットを通過した水分は
電気掃除機の外に放出される。従って、この電気掃除機
を使用することにより、ウォーターパン内の捕塵用水が
減少すると共に、使用した室内の湿度が無用に高くな
る。
【0008】この発明は、上記した問題に鑑みなされた
ものであり、電動送風機の駆動軸であるファンの駆動軸
を短くすることができ、かつ十分な吸引力が得られる電
気掃除機を提供することを第1の目的とし、また小型化
が容易な電気掃除機を提供することを第2の目的とし、
更に水分分離効率が高い電気掃除機を提供することを第
3の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決し、第
1の目的を達成するためのこの発明の電気掃除機は、略
円筒状のウォーターパンに予め入れられた捕塵用水に、
吸引された塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の
電気掃除機であって、前記吸気のためのファンの前段
に、該ファンと同軸に結合されて回転され、該ファンに
至る吸気の水分を分離するセパレーターを配設したもの
において、該セパレーターは、前記ファンに近い側の上
部が閉塞され、かつ前記ファンから遠い側の下部が開放
された略裁頭円錐状に形成され、その周壁には複数の孔
が穿設され、前記孔を通過する吸気の水分が、この通過
過程において前記セパレーターの回転によって分離され
るようにしたことを特徴とするものである。
【0010】また、第2の目的を達成するためのこの発
明の電気掃除機は、略円筒状のウォーターパンに予め入
れられた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触
させて捕塵する湿式の電気掃除機であって、前記吸気の
ためのファンとして遠心ファンを用い、この遠心ファン
の前段に、該遠心ファンと同軸に駆動軸を介して結合さ
れ、その回転により該遠心ファンに至る吸気の水分を分
離するセパレーターを配設したものにおいて、該セパレ
ーターは、前記遠心ファンに近い側の上部が閉塞され、
かつ前記遠心ファンから遠い側の下部が開放された略裁
頭円錐状に形成され、その周壁には複数の孔が穿設さ
れ、前記孔を通過する吸気の水分が、この通過過程にお
いて前記セパレーターの回転によって分離されるように
なし、かつ、前記遠心ファンを構成する、前記駆動軸を
中心に対称に配置された羽根の間の空間部に、前記セパ
レーターの前記上部が介在された状態になるように、前
記遠心ファンに対して前記セパレーターを配設したこと
を特徴とするものである。
【0011】更に、第3の目的を達成するためのこの発
明の電気掃除機は、略円筒状のウォーターパンに予め入
れられた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触
させて捕塵する湿式の電気掃除機であって、前記吸気の
ためのファンの前段に、該ファンと同軸に結合されて回
転され、該ファンに至る吸気の水分を分離するセパレー
ターを配設したものにおいて、該セパレーターは、前記
ファンに近い側の上部が閉塞され、かつ前記ファンから
遠い側の下部が開放された略裁頭円錐状に形成されてい
て、その周壁には、該周壁の外面に沿って円錐の頂点に
至る直線と、この円錐の軸を中心として該セパレーター
を回転させたときの回転方向に沿った線との双方に交差
するスリットであって、該スリットの前記上部に近い側
が前記下部に近い側に比較して該セパレーターの回転方
向に進んだところに位置したスリットが複数個設けら
れ、これらのスリットの縁部には該セパレーター内に突
出した突条が形成され、前記スリットを通過する吸気の
水分を、この通過過程において前記軸を中心とした前記
セパレーターの回転によって分離するものであることを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された湿式の電気掃除機で
は、塵埃を含む吸気が捕塵用水と接触して塵埃が捕捉さ
れる。前記捕塵用水との接触により水分を含んだ吸気
は、電動送風機のファンの駆動軸に同軸に配設されたセ
パレーターの周壁に施されている孔またはスリットを通
過する。この通過の過程で吸気中の水分は前記孔または
スリットの周辺で凝集され、前記セパレーターの回転に
よる遠心力によって径の大きい方向にその周面をつたっ
て流れ、外縁部より飛散する。そして、このセパレータ
ーは、従来のセパレーターと異なり、上部が閉塞され、
かつ下部が開放された略裁頭円錐状に形成されているの
で、電動送風機のファンとセパレーターとの位置関係が
従来のものと同一であっても、前記ファンの駆動軸を短
くでき、かつセパレーターの開放された下部からの吸気
は周壁の孔を通って吸引されるので、この吸引された吸
気が従来のもののようにセパレーターの上方部に集ま
る、ということがなく、従って十分な吸引力が得られ、
前記第1の目的を達成できる。
【0013】また、遠心ファンを構成する、駆動軸を中
心に対称に配置された羽根の間の空間部に、裁頭円錐状
に形成された前記セパレーターの前記上部が介在された
状態になるように、前記遠心ファンに対して前記セパレ
ーターを配設したので、前記駆動軸を更に短くすること
ができる。従って、電気掃除機を小型化でき、前記第2
の目的を達成することができる。
【0014】更に、スリットの縁部にはセパレーター内
(水分凝集面側)に突出した突条が形成され、分離され
た水滴の移動時にもスリットから吸引され難く、前記第
3の目的を達成することができる。尚、一般にセパレー
ターは耐久性、回転バランスの点からアルミニウムの絞
り成形等により作られるが、前記スリット成形時に該ス
リットの縁部を内方向に突出させることは容易になし得
る。
【0015】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1及び図2
について説明する。尚、これらの図において、前記図
3、図4と同一符号は同様のものを示すので、その詳細
な説明は省略する。図1は電動送風機1の周辺の概略図
であり、この図1に示されていない部分は前記図3で説
明した従来の湿式電気掃除機と同様に構成されている。
図1において、18はセパレーターであり、前記セパレ
ーター9に代わるものであって、電動送風機1により回
転される。このセパレーター18は図2に示すように、
前記電動送風機1の遠心ファン16に近い側の上部が閉
塞され、かつ前記遠心ファン16から遠い側の下部が開
放された略裁頭円錐状に形成されていて、その周壁には
複数のスリット19が開口されている。これらのスリッ
ト19は、前記周壁の外面に沿って、仮想される円錐の
頂点に至る仮想の直線と、この円錐の軸を中心としてセ
パレーター18を回転させたときの回転方向に沿った仮
想の線との双方に交差するものであって、該スリットの
前記上部に近い側が前記下部に近い側に比較してセパレ
ーター18の回転方向に進んだところに位置している。
尚、これらの複数のスリット19の一部は図示されてい
ない。
【0016】また、これらのスリット19の縁部におけ
る前記セパレーター18の内側には突条20が形成され
ている。21は前記排気口8に代わる排気口である。前
記遠心ファン16は周知のように、駆動軸10を中心に
対称に配置された羽根22,22を有する。これらの羽
根22,22の間の空間部23には、前記セパレーター
18の前記上部が介在された状態になるように、前記遠
心ファン16に対して前記セパレーター18が配設され
ている。
【0017】上記のように構成された、この実施例の電
気掃除機では、前記したように捕塵用水との接触によっ
て水分を含んだ吸気がスリット19を通過し、この通過
の過程で吸気中の水分はスリット19の周辺で凝集され
る。この凝集された水滴は、前記セパレーター18の回
転による遠心力と、該セパレーターの回転により受ける
風圧とにより、従来のものと同様にして略々スリット1
9の長手方向に沿ってセパレーター18の径の大きい方
向に内周面をつたって流れ、セパレーター18の周囲の
フランジ部24から飛散される。また、前記スリット1
9の突条20が水分凝集面側である、セパレーター18
の内側に突出しているので、分離された水滴がその移動
時にスリット19から吸引され難くなり、水分分離効率
が向上する。
【0018】尚、一般に回転セパレーターは耐久性、回
転バランスの点からアルミニウムの絞り成形等により作
られるが、この成形等の製法によりスリット19を成形
する時に該スリットの縁部の内方向生ずる、いわゆるバ
リを突条20として用いることにより、製造上の困難を
伴うことなく、突条20を容易に形成することができ
る。ちなみに、従来のセパレーター9では、水分凝集面
が外側になるので、この外側に突条を形成することは困
難であり、仮に形成することができたとしても高価なも
のとなる。
【0019】また、このセパレーター18は、従来のセ
パレーター9とは異なり、上部が閉塞され、かつ下部が
開放された略裁頭円錐状に形成されているので、電動送
風機1の遠心ファン16に対するセパレーター18の位
置を、従来のセパレーター9と同じ位置にしたとしても
駆動軸10の長さを短くできる。図2と図4はセパレー
ター18,9を遠心ファン16に結合する駆動軸10の
長さを比較し易いように、同寸法で示している。図2で
は、セパレーター18の上部が前記空間部23に介在さ
れるように、遠心ファン16に対するセパレーター18
の位置が設定されているので、駆動軸10の長さが更に
短くなる。また、図2に矢印で示すように、スリット1
9を通過した吸気がセパレーター18の上方部に集まる
ことがないので、従来のセパレーター9を用いたときよ
りも前記上方部の気圧が低くなり、従って遠心ファン1
6による吸引力が大きくなって集塵力が向上する。尚、
前記セパレーター18の上端閉塞面(駆動軸10の取付
部)は、セパレーターとして機能する部位ではないた
め、できるだけ小さくする方がセパレーターとしての効
率が向上するので望ましい。
【0020】
【発明の効果】この発明は、上記のように、略円筒状の
ウォーターパン3に予め入れられた捕塵用水12に、吸
引された塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の電
気掃除機であって、前記吸気のための遠心ファン16等
のファンの前段に、該ファンと同軸に結合されて回転さ
れ、該ファンに至る吸気の水分を分離するセパレーター
18を配設したものにおいて、該セパレーターは、前記
ファンに近い側の上部が閉塞され、かつ前記ファンから
遠い側の下部が開放された略裁頭円錐状に形成されてい
て、その周壁には複数のスリット19等の孔が穿設さ
れ、該孔を通過する吸気の水分が、この通過過程におい
て前記セパレーター18の回転によって分離されるよう
にしたから、このセパレーター18は上部が閉塞され、
かつ下部が開放された略裁頭円錐状に形成されているの
で、遠心ファン16等のファンとセパレーター18との
位置関係が従来のものと同一であっても、前記ファンの
駆動軸10を短くでき、従って該駆動軸の耐久性を向上
させることができる。また、前記セパレーター18の開
放された下部からの吸気が周壁の孔を通って吸引される
ので、この吸引された吸気が従来のもののようにセパレ
ーター18の上方部に集まることがなく、従って十分な
吸引力が得られ、集塵力が向上する。
【0021】また、この発明は、上記のように、略円筒
状ウォーターパン3に予め入れられた捕塵用水12に、
吸引された塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の
電気掃除機であって、前記吸気のためのファンとして遠
心ファン16を用い、この遠心ファン16の前段に、該
遠心ファン16と同軸に駆動軸10を介して結合され、
その回転によって該遠心ファン16に至る吸気の水分を
分離するセパレーター18を配設したものにおいて、該
セパレーターは、前記遠心ファン16に近い側の上部が
閉塞され、かつ前記遠心ファン16から遠い側の下部が
開放された略裁頭円錐状に形成されていて、その周壁に
は複数のスリット19等の孔が穿設され、該孔を通過す
る吸気の水分が、この通過過程において前記セパレータ
ー18の回転によって分離されるようになし、かつ、前
記遠心ファン16を構成する、前記駆動軸10を中心に
対称に配置された羽根22,22の間の空間部23に、
前記セパレーター18の前記上部が介在された状態にな
るように、前記遠心ファン16に対して前記セパレータ
ー18を配設したから、前記駆動軸10を更に短くする
ことができ、電気掃除機を小型化することができる。
【0022】更に、この発明は上記のように、略円筒状
のウォーターパン3に予め入れられた捕塵用水12に、
吸引された塵埃を含む吸気を接触させて捕塵する湿式の
電気掃除機であって、前記吸気のための遠心ファン16
等のファンの前段に、該ファンと同軸に結合されて回転
され、該ファンに至る吸気の水分を分離するセパレータ
ー18を配設したものにおいて、該セパレーターは、前
記ファンに近い側の上部が閉塞され、かつ前記ファンか
ら遠い側の下部が開放された略裁頭円錐状に形成されて
いて、その周壁には、該周壁の外面に沿って円錐の頂点
に至る直線と、この円錐の軸を中心として該セパレータ
ー18を回転させたときの回転方向に沿った線との双方
に交差するスリット19であって、該スリットの前記上
部に近い側が前記下部に近い側に比較して該セパレータ
ー18の回転方向に進んだところに位置したスリット1
9が複数個設けられ、これらのスリット19の縁部には
該セパレーター18内に突出した突条20が形成され、
前記スリット19を通過する吸気の水分を、この通過過
程において前記軸を中心とした前記セパレーター18の
回転によって分離するものであるから、前記セパレータ
ー18による水分分離効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すものであり、電気掃
除機のこの発明に関する要部の正面図である。
【図2】この発明の一実施例を示すものであり、前記図
1のものの要部の拡大正面図である。
【図3】従来例を示す一部切欠正面図である。
【図4】従来例を示すものであり、前記図3のものの要
部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 電動送風機 2 上ケース 3 ウォーターパン 4 上蓋 5 クランプ 6 吸入口 7 吐出口 8 排気口 9 セパレーター 10 駆動軸 11 ゲージ 12 捕塵用水 13 スリット 14 モーターハウジング 16 遠心ファン 17 フランジ部 18 セパレーター 19 スリット 20 突条 21 排気口 22 羽根 23 空間部 24 フランジ部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状のウォーターパンに予め入れら
    れた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触させ
    て捕塵する湿式の電気掃除機であって、 前記吸気のためのファンの前段に、該ファンと同軸に結
    合されて回転され、該ファンに至る吸気の水分を分離す
    るセパレーターを配設したものにおいて、 該セパレーターは、前記ファンに近い側の上部が閉塞さ
    れ、かつ前記ファンから遠い側の下部が開放された略裁
    頭円錐状に形成されていて、その周壁には複数の孔が穿
    設され、 前記孔を通過する吸気の水分が、この通過過程において
    前記セパレーターの回転によって分離されるようにした
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 略円筒状のウォーターパンに予め入れら
    れた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触させ
    て捕塵する湿式の電気掃除機であって、 前記吸気のためのファンとして遠心ファンを用い、この
    遠心ファンの前段に、該遠心ファンと同軸に駆動軸を介
    して結合され、その回転によって該遠心ファンに至る吸
    気の水分を分離するセパレーターを配設したものにおい
    て、 該セパレーターは、前記遠心ファンに近い側の上部が閉
    塞され、かつ前記遠心ファンから遠い側の下部が開放さ
    れた略裁頭円錐状に形成され、その周壁には複数の孔が
    穿設され、 前記孔を通過する吸気の水分が、この通過過程において
    前記セパレーターの回転によって分離されるようにな
    し、 かつ、前記遠心ファンを構成する、前記駆動軸を中心に
    対称に配置された羽根の間の空間部に、前記セパレータ
    ーの前記上部が介在された状態になるように、前記遠心
    ファンに対して前記セパレーターを配設したことを特徴
    とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 略円筒状のウォーターパンに予め入れら
    れた捕塵用水に、吸引された塵埃を含む吸気を接触させ
    て捕塵する湿式の電気掃除機であって、 前記吸気のためのファンの前段に、該ファンと同軸に結
    合されて回転され、該ファンに至る吸気の水分を分離す
    るセパレーターを配設したものにおいて、 該セパレーターは、前記ファンに近い側の上部が閉塞さ
    れ、かつ前記ファンから遠い側の下部が開放された略裁
    頭円錐状に形成されていて、その周壁には、該周壁の外
    面に沿って円錐の頂点に至る直線と、この円錐の軸を中
    心として該セパレーターを回転させたときの回転方向に
    沿った線との双方に交差するスリットであって、該スリ
    ットの前記上部に近い側が前記下部に近い側に比較して
    該セパレーターの回転方向に進んだところに位置したス
    リットが複数個設けられ、これらのスリットの縁部には
    該セパレーター内に突出した突条が形成され、前記スリ
    ットを通過する吸気の水分を、この通過過程において前
    記軸を中心とした前記セパレーターの回転によって分離
    するものであることを特徴とする電気掃除機。
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