JPH08150075A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH08150075A
JPH08150075A JP29658494A JP29658494A JPH08150075A JP H08150075 A JPH08150075 A JP H08150075A JP 29658494 A JP29658494 A JP 29658494A JP 29658494 A JP29658494 A JP 29658494A JP H08150075 A JPH08150075 A JP H08150075A
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Masaaki Shibata
雅章 柴田
Kazunori Kono
一典 河野
Makoto Katakasu
誠 片粕
Koji Niiyama
浩次 新山
Hisakazu Endo
久和 遠藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炊飯器の蓋部の温度により連続炊飯であるこ
とを検知して炊飯量判定の誤差が大きくなることを防止
する。 【構成】 鍋1の温度を検知する第1の温度検知手段4
が第1の所定温度を検知してから、蓋部の温度を検知す
る第2の温度検知手段5が第2の所定温度を検知するま
での時間により炊飯量を判定する炊飯量判定工程を持
ち、炊飯量の判定後は判定した炊飯量に応じて加熱手段
3の加熱出力を制御して所定の炊飯シーケンスで炊飯さ
せる制御手段6を備えている。そして制御手段6は、炊
飯動作開始時、または炊飯動作開始から一定の時間以内
に、前期第2の温度検知手段5が第3の所定温度以上を
検知したとき、連続炊飯であると判断して、前期第2の
温度検知手段5が第4の所定温度未満を検知するまで炊
飯のための加熱を行わないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍋内の炊飯量を判定し
て加熱手段を制御し、所定の炊飯シーケンスで炊飯させ
る炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者の嗜好の多様化とよりおい
しいご飯を求めるニーズが強くなり、マイクロコンピュ
ータによって制御する炊飯器が普及してきている。
【0003】従来この種の炊飯器の炊飯シーケンスは図
9に示すようなものが一般的であった。図9において鍋
の温度を検知する第1の温度検知手段による温度を実線
で、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段による温
度を点線で示している。以下その炊飯シーケンスについ
て説明する。
【0004】図9に示すように、まず、米を炊く下準備
として米を一定の温度θaに保ち、一定時間Taの間、
水に浸して吸水させる前炊き工程を行う。次に、炊きあ
げ工程に入り沸騰するまで加熱する。このとき、鍋の温
度を検知する第1の温度検知手段が第1の所定温度θ1
を検知してから、蓋部の温度を検知する第2の温度検知
手段が第2の所定温度θ2を検知するまでの炊飯量判定
工程の時間T1により鍋内の炊飯量を判定する。その後
は炊飯量に応じて加熱出力を調節して沸騰維持をする。
沸騰維持工程で鍋内の水が減少すると鍋の温度が徐々に
上昇し、所定の温度θb(たとえば、130℃)に達す
ると炊きあげ工程を終了する。最後に、一定時間Tbの
間に米に均一に吸水させ、でんぷん組織を糊化させる蒸
らしおよび一定時間鍋底のご飯が焦げない程度の加熱出
力で追い炊きを繰り返す蒸らし工程を行い、炊飯を終了
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の炊飯
器では、前回の炊飯終了から次の炊飯の開始までの時間
が短い場合、鍋の温度は水と米により冷却されている
が、蓋部の温度が十分に下がりきらないため、蓋部の温
度上昇が早くなり炊飯量判定の誤差が大きくなる。この
ため、炊飯量に応じた加熱出力ができないという問題を
有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、蓋部
の温度検知手段により、連続炊飯であることを検知し
て、炊飯量判定の誤差を小さくして、炊飯量に応じた加
熱出力が行えるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は上
記目的を達成するために、米と水を入れる鍋と、前記鍋
を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する第1の
温度検知手段と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知
手段と、前記第1の温度検知手段が第1の所定温度を検
知してから前記第2の温度検知手段が第2の所定温度を
検知するまでの時間により炊飯量を判定する炊飯量判定
工程を持ち、炊飯量の判定後は判定した炊飯量に応じて
前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させる制
御手段とを備え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、ま
たは開始から一定の時間以内に、前記第2の温度検知手
段が第3の所定温度以上を検知したとき、連続炊飯であ
ると判断して、前記第2の温度検知手段が第4の所定温
度未満を検知するまで炊飯のための加熱を行わないよう
にしたものである。
【0008】本発明の第2の手段は上記目的を達成する
ために、前記制御手段は第1の手段において連続炊飯で
あると判断したとき、炊飯量判定の結果を補正するよう
にしたものである。
【0009】本発明の第3の手段は上記目的を達成する
ために、前記制御手段は第1の手段において連続炊飯で
あると判断したとき、炊飯を停止するようにしたもので
ある。
【0010】本発明の第4の手段は上記目的を達成する
ために、前記制御手段は第1の手段において連続炊飯で
あると判断し、所定の時間以内に第2の温度検知手段が
第4の所定温度未満を検知しないとき、第2の温度検知
手段による炊飯量判定を行わない所定のシーケンスで炊
飯を行うようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記の第1の手段により、制御手段は
連続炊飯の場合、炊飯動作開始時、または開始から一定
の時間以内に、第2の温度検知手段が第3の所定温度以
上を検知して、第2の温度検知手段が第4の所定温度未
満を検知するまで炊飯のための加熱を行わないようにし
たことで、連続炊飯の場合でも十分な冷却時間を持ち、
炊飯量の判定をより正確に行い、その炊飯量に応じて加
熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させることがで
きる。
【0012】また上記の第2の手段により、制御手段は
連続炊飯の場合、炊飯動作開始時、または開始から一定
の時間以内に、第2の温度検知手段が第3の所定温度以
上を検知して、炊飯量の判定を補正する。これにより連
続炊飯の場合でも、全体の炊飯時間を延長することな
く、蓋部の温度により炊飯量を補正することで、炊飯量
の誤差を小さくし、本来の炊飯量に応じて加熱手段を制
御し所定のシーケンスで炊飯させることができる。
【0013】また上記第3の手段により、制御手段は連
続炊飯の場合、炊飯を停止するようにしたとことで、炊
飯量判定の誤差を生じる状態での炊飯を行わないように
することができる。
【0014】また上記第4の手段により、制御手段は連
続炊飯の場合、第2の温度検知手段による炊飯量判定を
行わない所定のシーケンスで炊飯を行うようにしたこと
で、長時間炊飯ができないという状態にならないように
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4を
参照しながら説明する。図1のブロック図に示すよう
に、鍋1は米と水を入れ、インバータ2により駆動され
る加熱コイルからなる加熱手段3により加熱される。第
1の温度検知手段4は、鍋1の底の温度を検知するもの
で、第2の温度検知手段5は炊飯器の蓋部の温度を検知
するものである。制御手段6は、第1の温度検知手段4
の出力と第2の温度検知手段5の出力とを入力し鍋1内
の米と水の量、すなわち炊飯量を判定する炊飯量判定手
段7と、この炊飯量判定手段7の出力により加熱手段3
の加熱出力を決定し、第1の温度検知手段4の出力と第
2の温度検知手段5の出力を入力して炊飯シーケンスに
基づいてインバータ2を制御して加熱手段3の加熱出力
を制御する炊飯制御手段8と、表示手段9とで構成して
いる。
【0016】そして、制御手段6は炊飯シーケンス中の
炊きあげ工程において、第1の温度検知手段4が第1の
所定温度θ1(たとえば、80℃)を検知してから、第
2の温度検知手段5が第2の所定温度θ2(たとえば1
00℃)を検知するまでの時間により鍋1内の炊飯量を
判定し、この判定した炊飯量に応じて加熱手段3の加熱
出力を制御し、所定の炊飯シーケンスで炊飯させる。
【0017】この炊飯器の具体例を図2に示す。図1と
同一部分は同一符号を付している。図からわかるよう
に、第1の温度検知手段4は鍋1の底部に圧接して底の
温度を検知するものであり、第2の温度検知手段5は鍋
1の上部の蓋の内側に接して蓋部の温度を検知するもの
であり、いずれもサーミスタを利用している。制御手段
6は、主に基板10に実装されたマイクロコンピュータ
11やLCD12などからなるものである。マイクロコ
ンピュータ11は第1の温度検知手段4の出力と第2の
温度検知手段5の出力とを入力し、鍋1内の米と水の
量、すなわち炊飯量を判定する炊飯量判定手段7と、こ
の炊飯量判定手段7の出力により加熱手段3の加熱出力
を決定し、第1の温度検知手段4の出力と第2の温度検
知手段5の出力を入力して炊飯シーケンスに基づいてイ
ンバータ2を制御して加熱手段3の加熱出力を制御する
炊飯制御手段8とを構成しており、表示手段9はLCD
12を利用している。
【0018】本発明の第1の実施例では前記制御手段6
は炊飯開始時に第2の温度検知手段5が第3の所定温度
θ3(たとえば80℃)以上を検知したとき連続炊飯で
あると判断し、第2の温度検知手段5が第4の所定温度
θ4(たとえば70℃)未満を検知するまで、炊飯のた
めの加熱を行わないようにしている。
【0019】上記構成において動作を説明する。従来の
炊飯器において連続炊飯の場合を図10に示している。
図の実線は正常な場合の第1の温度検知手段4の検知温
度を示しており、点線は第2の温度検知手段5の検知温
度を示している。炊飯量判定工程において、第1の温度
検知手段4の検知温度が第1の所定温度θ1に達してか
ら、第2の温度制御手段5の検知温度が第2の所定温度
θ2に達するまでの時間T1によって鍋1内の炊飯量を判
定し、その後は炊飯量に応じて加熱出力を調節して沸騰
維持をし、所定の温度θbに達するとむらし工程に入
る。ここで連続炊飯の場合、第2の温度検知手段5の検
知温度は、一点鎖線で示すように正常な場合に比べて時
間的に早く上昇する。このため炊飯量判定工程におい
て、第1の温度検知手段4の検知温度が第1の所定温度
θ1に達してから、第2の温度制御手段5の検知温度が
第2の所定温度θ2に達するまでの時間T1によって鍋1
内の炊飯量を判定すると本来の炊飯量よりかなり少なく
判定することになり、十分に炊きあげることができなく
なる。
【0020】そこで、図3に示すように炊飯開始時、第
2の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知し
た場合、第2の温度検知手段5が第4の所定温度θ4
満を検知するまで炊飯のための加熱を行わないことで第
2の温度検知手段5の検知温度は二点鎖線で示すように
なり、正常な場合と時間的な差がほとんどなく、より正
確な炊飯量を判定でき、十分に炊きあげることができ
る。
【0021】この動作を図4を参照しながら説明する
と、ステップ20で炊飯を開始し、ステップ21で第2
の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知した
かどうかを確認し、検知していればステップ22へすす
み、検知していなければステップ23へすすみ前炊き工
程を開始する。ステップ22では第2の温度検知手段5
が第4の所定温度θ4未満を検知したかどうかを確認
し、検知していればステップ22へ戻り、検知していな
ければステップ23へすすみ前炊き工程を開始する。
【0022】このように本実施例によれば、前記制御手
段6は炊飯開始時に第2の温度検知手段5が第3の所定
温度θ3(たとえば80℃)以上を検知したとき連続炊
飯であると判断し、第2の温度検知手段5が第4の所定
温度θ4(たとえば70℃)未満を検知するまで、炊飯
のための加熱を行わないようにしていることで正常な場
合と時間的な差がほとんどなくなり、より正確な炊飯量
を判定でき、十分に炊きあげることができる。
【0023】なお、本実施例では第2の所定温度θ2
100℃、第3の所定温度θ3は80℃、第4の所定温
度θ4は70℃とそれぞれ相異なる温度となっている
が、必ずしも相異なる必要はなく、たとえば同一の温度
でも同等の効果が得られるのはいうまでもない。
【0024】次に第2の実施例について説明する。制御
手段6は炊飯開始時に第2の温度検知手段5が第3の所
定温度θ3以上を検知したとき、第2の温度検知手段5
による蓋部の温度に応じて炊飯量判定の結果を補正して
いる。
【0025】上記構成において図5および図6を参照し
ながら説明する。図5において、第2の温度検知手段5
の検知温度は、正常な場合を点線、連続炊飯のときの炊
飯開始時の蓋部の温度が低い場合を一点鎖線、高い場合
を二点鎖線で示すと、正常な場合に比べて蓋部の温度が
高いほど早く上昇する。このため炊飯量判定工程におい
て、第1の温度検知手段4の検知温度が第1の所定温度
θ1に達してから、第2の温度制御手段5の検知温度が
第2の所定温度θ2に達するまでの時間T1によって鍋1
内の炊飯量を判定すると炊飯開始時の蓋部の温度が高い
ほどT1の時間も短くなり、炊飯量を少なく判断し十分
に炊きあげることができない。そこで炊飯開始時の蓋部
の温度に応じて炊飯量を補正している。
【0026】また蓋部の温度が所定の温度以上の場合に
選択されたメニューにより一定の補正を行ってもよい。
【0027】この動作を図6を参照しながら説明する
と、ステップ20で炊飯を開始し、ステップ21で第2
の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知した
かどうかを確認し、検知していればステップ24へすす
み、検知していなければステップ23へすすみ前炊き工
程を開始する。ステップ24では第2の温度検知手段5
による蓋部の温度により、炊飯量の補正値を決定してス
テップ23へすすみ前炊き工程を開始する。ステップ2
3では所定のシーケンスに従ってステップ25のならし
工程、ステップ26の炊飯量判定工程、ステップ27の
炊きあげ工程とすすみ、ステップ27において炊飯量の
補正を行い炊飯量に応じた加熱を行う。
【0028】このように本実施例によれば、炊飯開始時
に第2の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検
知したとき、第2の温度検知手段5による蓋部の温度に
応じて炊飯量判定の結果を補正しているので、全体の炊
飯時間を延長することなくより正確な炊飯量を判定で
き、十分に炊きあげることができる。
【0029】次に第3の実施例について説明する。炊飯
開始時に第2の温度検知手段5が第3の所定温度θ3
上を検知したとき、炊飯を停止するようにしている。
【0030】先に図10をもとに説明したように、連続
炊飯の場合、炊飯量判定工程において、第1の温度検知
手段4の検知温度が第1の所定温度θ1に達してから、
第2の温度制御手段5の検知温度が第2の所定温度θ2
に達するまでの時間T1によって鍋1内の炊飯量を判定
すると本来の炊飯量よりかなり少なく判定することにな
り、十分に炊きあげることができなくなる。そこで炊飯
開始時の蓋部の温度により炊飯量判定が正確に行えない
と判断して、炊飯を停止する。またこのとき表示、音な
どで報知してもよい。
【0031】この動作を図7を参照しながら説明する
と、ステップ20で炊飯を開始し、ステップ21で第2
の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知した
かどうかを確認し、検知していればステップ28へすす
み、検知していなければステップ23へすすみ前炊き工
程を開始する。ステップ28では、炊飯を停止する。
【0032】このように本実施例によれば、炊飯開始時
に第2の温度検知手段5が第3の所定温度(θ3)以上
を検知したときは連続炊飯であると判断して炊飯を停止
することで炊飯量判定の結果に誤差の要因を少なくする
ことができる。また連続炊飯であることを報知すること
で蓋開閉などの操作をうながし、より早く正常な状態に
近づけることができる。
【0033】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。炊飯開始時に、第2の温度検知手段5が第3の所
定温度θ3以上を検知したとき連続炊飯であると判断
し、所定の時間(たとえば20分)以内に第2の温度検
知手段5が第4の所定温度θ4未満を検知しないとき、
第2の温度検知手段5による炊飯量判定を行わない所定
の炊飯シーケンスにより炊飯する。
【0034】先に図10をもとに説明したように、連続
炊飯の場合、炊飯量判定工程において、第1の温度検知
手段の検知温度が第1の所定温度に達してから、第2の
温度制御手段の検知温度が第2の所定温度に達するまで
の時間によって鍋内の炊飯量を判定すると本来の炊飯量
よりかなり少なく判定することになり、十分に炊きあげ
ることができなくなる。そこで炊飯開始時に、第2の温
度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知したとき
連続炊飯であると判断し、所定の時間(たとえば20
分)以内に第2の温度検知手段5が第4の所定温度θ4
未満を検知しないとき、第2の温度検知手段5による炊
飯量判定を行わない所定の炊飯シーケンスにより炊飯す
る。
【0035】この動作を図8を参照しながら説明する
と、ステップ20で炊飯を開始し、ステップ21で第2
の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を検知した
かどうかを確認し、検知していればステップ29へすす
み、検知していなければステップ23へすすみ前炊き工
程を開始する。ステップ29では、所定の時間(たとえ
ば20分)を経過しているかどうか判断して経過してい
ればステップ30へ経過していなければステップ22へ
進む。ステップ22では第2の温度検知手段5が第4の
所定温度θ4未満を検知したかどうかを確認し、検知し
ていればステップ29へ戻り、検知していなければステ
ップ23へすすみ前炊き工程を開始する。ステップ30
では、第2の温度検知手段5による炊飯量判定を行わな
い所定の炊飯シーケンスにより炊飯する。
【0036】このように本実施例によれば、炊飯開始時
に、第2の温度検知手段5が第3の所定温度θ3以上を
検知したとき連続炊飯であると判断し、所定の時間(た
とえば20分)以内に第2の温度検知手段5が第4の所
定温度θ4未満を検知しないとき、第2の温度検知手段
5による炊飯量判定を行わない所定の炊飯シーケンスに
より炊飯するようにしているので、長時間蓋部の温度が
下がるまで待って、炊飯全体の時間が非常にのびてしま
うことと、炊飯量を少なく判断し十分に炊きあげること
ができなくなることも防止できる。
【0037】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱
手段と、前記鍋の温度を検知する第1の温度検知手段
と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記
第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知してから前
記第2の温度検知手段が第2の所定温度を検知するまで
の時間により炊飯量を判定する炊飯量判定工程を持ち、
炊飯量の判定後は判定した炊飯量に応じて前記加熱手段
を制御し所定のシーケンスで炊飯させる制御手段とを備
え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、または炊飯動作
開始から一定の時間以内に、前記第2の温度検知手段が
第3の所定温度以上を検知したとき、連続炊飯であると
判断して、前記第2の温度検知手段が第4の所定温度未
満を検知するまで炊飯のための加熱を行わないようにし
たから、連続炊飯の場合でも蓋部の温度が炊飯量判定に
影響のない温度になるまで炊飯のための加熱を行わない
ため、正常な場合と時間的な差がほとんどなくなり、よ
り正確な炊飯量を判定でき、十分に炊きあげることがで
きる。
【0038】また、制御手段は、連続炊飯と判断したと
き、判定した炊飯量を補正し、補正した炊飯量に応じて
前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させるよ
うにしたから、連続炊飯の場合でも蓋部の温度により炊
飯量判定を補正するため、全体の炊飯時間をのばすこと
なくより正確な炊飯量を判定でき、十分に炊きあげるこ
とができる。
【0039】また、制御手段は、連続炊飯と判断したと
き、炊飯を停止するようにしたから連続炊飯の場合に正
確な炊飯量を判定できない状態での炊飯をさけることが
できる。
【0040】また、制御手段は、連続炊飯と判断したの
ち、所定の時間以内に第2の温度検知手段が第4の所定
温度未満を検知しないとき、第2の温度検知手段による
炊飯量判定を行わないようにしたから、連続炊飯の場合
でも全体の炊飯時間を極端に長くなることを防止でき、
また誤った炊飯量を判定することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器の主要構成と回
路構成を示すブロック図
【図2】同炊飯器の断面図
【図3】同炊飯器の動作タイムチャート
【図4】同炊飯器のフローチャート
【図5】本発明の第2の実施例の炊飯器の動作タイムチ
ャート
【図6】同炊飯器のフローチャート
【図7】本発明の第3の実施例の炊飯器のフローチャー
【図8】本発明の第4の実施例の炊飯器のフローチャー
【図9】従来の炊飯器の正常炊飯時の動作タイムチャー
【図10】従来の炊飯器の異常炊飯時の動作タイムチャ
ート
【符号の説明】
1 鍋 3 加熱手段 4 第1の温度検知手段 5 第2の温度検知手段 6 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 浩次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 遠藤 久和 大阪府門真市殿島町7番6号 株式会社エ クセルテクノ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する
    加熱手段と、前記鍋の温度を検知する第1の温度検知手
    段と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段と、前
    記第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知してから
    前記第2の温度検知手段が第2の所定温度を検知するま
    での時間により炊飯量を判定し、判定した炊飯量に応じ
    て前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させる
    制御手段とを備え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、
    または炊飯動作開始から一定の時間以内に、前記第2の
    温度検知手段が第3の所定温度以上を検知したとき、連
    続炊飯であると判断して、前記第2の温度検知手段が第
    4の所定温度未満を検知するまで炊飯のための加熱を行
    わないようにした炊飯器。
  2. 【請求項2】 米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する
    加熱手段と、前記鍋の温度を検知する第1の温度検知手
    段と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段と、前
    記第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知してから
    前記第2の温度検知手段が第2の所定温度を検知するま
    での時間により炊飯量を判定し、判定した炊飯量に応じ
    て前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させる
    制御手段とを備え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、
    または炊飯動作開始から一定の時間以内に、前記第2の
    温度検知手段が第3の所定温度以上を検知したとき、連
    続炊飯であると判断して、判定した炊飯量を補正し、補
    正した炊飯量に応じて前記加熱手段を制御し所定のシー
    ケンスで炊飯させる炊飯器。
  3. 【請求項3】 米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する
    加熱手段と、前記鍋の温度を検知する第1の温度検知手
    段と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段と、前
    記第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知してから
    前記第2の温度検知手段が第2の所定温度を検知するま
    での時間により炊飯量を判定し、判定した炊飯量に応じ
    て前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させる
    制御手段とを備え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、
    または炊飯動作開始から一定の時間以内に、前記第2の
    温度検知手段が第3の所定温度以上を検知したとき、連
    続炊飯であると判断して、炊飯を停止するようにした炊
    飯器。
  4. 【請求項4】 米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する
    加熱手段と、前記鍋の温度を検知する第1の温度検知手
    段と、蓋部の温度を検知する第2の温度検知手段と、前
    記第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知してから
    前記第2の温度検知手段が第2の所定温度を検知するま
    での時間により炊飯量を判定し、判定した炊飯量に応じ
    て前記加熱手段を制御し所定のシーケンスで炊飯させる
    制御手段とを備え、前記制御手段は、炊飯動作開始時、
    または炊飯動作開始から一定の時間以内に、前記第2の
    温度検知手段が第3の所定温度以上を検知したとき、連
    続炊飯であると判断して、所定の時間以内に第2の温度
    検知手段が第4の所定温度未満を検知しないとき、第2
    の温度検知手段による炊飯量判定を行わないようにした
    炊飯器。
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