JPH08149572A - リモコン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の運転開始時刻および運転停止時
刻の予約設定をリモコン装置に設けた運転開始ボタンお
よび運転停止ボタンで行うことにより、運転開始時刻お
よび運転停止時刻の予約設定を容易にする。 【構成】 空気調和機のリモコン装置に運転開始ボタン
５と運転停止ボタン６を設け、運転開始ボタン５を二回
操作すると、その二回目の操作時刻が翌日以降の運転開
始時刻として空気調和機側に予約され、運転停止ボタン
６を二回操作すると、その二回目の操作時刻が翌日以降
の運転停止時刻として空気調和機側に予約されるように
する。このようにすれば面倒なボタン操作が省ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えば空気調和機を遠隔
操作するワイヤレスタイプのリモコン装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】空気調和機を遠隔操作するワイヤレスタ
イプのリモコン装置は複数の操作ボタンを備えた操作部
と、操作入力信号を処理するマイクロコンピュータと、
操作内容等を表示する表示部（液晶表示パネル）と、機
器（室内機）への出力信号を赤外線信号に変換する送信
回路部等で構成されている。操作部には例えば図３に示
すような運転／停止ボタン２１、冷房運転・暖房運転・
除湿運転等を選択する運転モード切換ボタン２２、室温
や運転時間等を調節する温度／時間調節ボタン２３、風
量切換ボタン２４、タイマーボタン２５が配置されてお
り、運転開始時刻や運転停止時刻を予約設定する場合に
はタイマーボタン２５を操作した後に温度／時間調節ボ
タン２３を操作し、設定するようになっている。なお、
操作内容は上部の表示部２６に表示されるようになって
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなリモコン装置であっても運転開始時刻や運転停止
時刻の予約設定は操作が面倒であるばかりでなく、リモ
コン操作そのものに慣れてない人にとっては操作手順さ
えも分かり難いため折角の機能を生かせないという問題
がある。したがって、本発明においては、運転開始時刻
の設定や運転停止時刻の設定が簡単に行えるリモコン装
置を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、機器の運転条件を設
定する複数の操作ボタンを備えた操作部と、操作入力信
号を処理するマイクロコンピュータと、操作内容等を表
示する表示部と、前記機器への出力信号を赤外線信号に
変換する送信回路部等を備え、機器を遠隔操作するワイ
ヤレス・リモコンにおいて、前記操作部に運転開始ボタ
ンと運転停止ボタンを設け、運転開始ボタンを二回操作
すると、その二回目の操作時刻が翌日以降の運転開始時
刻として予約され、運転停止ボタンを二回操作すると、
その二回目の操作時刻が翌日以降の運転停止時刻として
予約されるようにした。

【０００５】

【作用】上記の構成であれば、運転開始時刻および運転
停止時刻を予約設定するのに複雑な操作を必要とせず、
運転開始時刻は運転開始ボタンを二回操作するだけで予
約設定が行え、運転停止時刻は運転停止ボタンを二回操
作するだけで予約設定が行える。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図２に基づ
いて説明する。図１は空気調和機用のリモコン装置の正
面を表したもので、１はリモコン本体、２は赤外線信号
が送出される窓、３は液晶表示パネルを用いた表示部、
４は複数の操作ボタンが配置された操作部である。操作
部４には運転開始ボタン５、運転停止ボタン６、冷房運
転・暖房運転・除湿運転等を選択する運転モード切換ボ
タン７、風量切換ボタン８、室温調節や運転開始時刻等
を任意に設定するための温度／時間調節ボタン９、予約
設定した運転開始時刻および運転停止時刻をリセットす
るリセットボタン１０が配置され、表示部３の上部には
タイマーモードに切り換えるタイマーボタン１１が設け
られている。

【０００７】図２はリモコン装置の回路構成を表すブロ
ック図で、１２は操作部４からの操作入力信号を処理す
るマイクロコンピュータ（マイコン）、１３は赤外線信
号を出力する送信回路部である。マイコン１２はどの操
作ボタンが操作されたかを判別する操作ボタンの判別手
段と、この判別手段による判別結果に基づいて表示部３
への表示内容を記憶部から選択決定する選択手段を備え
ている。その他、マイコン１２には操作入力信号等を記
憶保持する記憶部、操作入力信号の読み込みや送信等の
タイミングを司るタイマー部、コード信号を生成するコ
ード信号生成部等が有り、このコード信号生成部よりの
出力信号で送信回路部１３のトランジスタを駆動し発光
素子を動作させるようになっている。

【０００８】ところで、このリモコン装置は運転開始ボ
タン５の一回目の操作で図示されてない空気調和機に対
して運転開始信号を送信し、運転停止ボタン６の一回目
の操作で運転停止信号を送信するが、本実施例において
は、運転開始ボタン５を二回操作すると、その二回目の
操作時刻が翌日以降の運転開始時刻として送信（予約）
され、運転停止ボタン６を二回操作すると、その二回目
の操作時刻が翌日以降の運転停止時刻として送信（予
約）されるようになっており、空気調和機側ではこれら
を記憶する。また、運転開始ボタン５が空気調和機の運
転中に複数回操作された場合には、その最終回の操作時
刻が翌日以降の運転開始時刻として予約され、運転停止
ボタン６が運転停止後に複数回操作された場合には、そ
の最終回の操作時刻が翌日以降の運転停止時刻として予
約されるようになっている。なお、リモコン装置の表示
部３には予約された運転開始時刻と運転停止時刻が表示
され、リセットボタン１０を操作する予約された運転開
始時刻および運転停止時刻をリセットすることができる
ようになっている。

【０００９】

【発明の効果】以上、説明したようなリモコン装置であ
るならば、運転開始時刻および運転停止時刻を予約設定
するのに複雑な操作を必要とせず、運転開始時刻は運転
開始ボタンを二回操作するだけで予約設定が行え、運転
停止時刻は運転停止ボタンを二回操作するだけで予約設
定が行えるのでリモコン操作に不慣れな人でも機器の機
能を十分に生かせ、また、本技術をテレビジョンやビデ
オテープレコーダ等のリモコン装置に応用すれば毎日定
時間に放送される番組を確実に見たり、録画したりで
き、便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すリモコン装置の正面図
である。

【図２】リモコン装置の回路構成の概略を表すブロック
図である。

【図３】従来例を示すリモコン装置の正面図である。

【符号の説明】

１ リモコン本体 ２ 送信用の窓 ３ 表示部（液晶表示パネル） ４ 操作部 ５ 運転開始ボタン ６ 運転停止ボタン ７ 運転モード切換ボタン ８ 風量切換ボタン ９ 温度／時間調節ボタン １０ リセットボタン １１ タイマーボタン １２ マイクロコンピュータ（マイコン） １３ 送信回路部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 機器の運転条件を設定する複数の操作ボ
   タンを備えた操作部と、操作入力信号を処理するマイク
   ロコンピュータと、操作内容等を表示する表示部と、前
   記機器への出力信号を赤外線信号に変換する送信回路部
   等を備え、機器を遠隔操作するワイヤレス・リモコンに
   おいて、前記操作部に運転開始ボタンと運転停止ボタン
   を設け、運転開始ボタンを二回操作すると、その二回目
   の操作時刻が翌日以降の運転開始時刻として予約され、
   運転停止ボタンを二回操作すると、その二回目の操作時
   刻が翌日以降の運転停止時刻として予約されるようにし
   てなることを特徴とするリモコン装置。
2. 【請求項２】 前記運転開始ボタンが運転中に複数回操
   作された場合には、その最終回の操作時刻が翌日以降の
   運転開始時刻として予約されるようにしてなる請求項１
   記載のリモコン装置。
3. 【請求項３】 前記運転停止ボタンが運転停止後に複数
   回操作された場合には、その最終回の操作時刻が翌日以
   降の運転停止時刻として予約されるようにしてなる請求
   項１記載のリモコン装置。
4. 【請求項４】 前記表示部に運転開始時刻が予約された
   ことを表示するようにしてなる請求項１および２記載の
   リモコン装置。
5. 【請求項５】 前記表示部に運転停止時刻が予約された
   ことを表示するようにしてなる請求項１および２記載の
   リモコン装置。
6. 【請求項６】 前記操作部にリセットボタンを設け、同
   リセットボタンの操作により予約された運転開始時刻お
   よび運転停止時刻をリセットするようにしてなる請求項
   １〜３記載のリモコン装置。