JP3095203U - リモートコントロール装置 - Google Patents

リモートコントロール装置

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JP3095203U JP2003000105U JP2003000105U JP3095203U JP 3095203 U JP3095203 U JP 3095203U JP 2003000105 U JP2003000105 U JP 2003000105U JP 2003000105 U JP2003000105 U JP 2003000105U JP 3095203 U JP3095203 U JP 3095203U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがキースイッチを押してから所定時間
遅らせて制御信号を送信することもできるリモートコン
トロール装置を提供する。 【解決手段】 キー操作部2の当該キースイッチが押さ
れると、当該キースイッチの操作内容が表示部3に表示
され、タイムラグ機能が設定されているときタイムラグ
信号がタイムラグ回路64から制御信号出力回路63に
入力され、タイムラグに関する設定時間の経過後にタイ
ムラグ信号が例えば無くなると、制御信号出力回路63
から制御信号が出力される。キースイッチ操作に不慣れ
なユーザなどは自分が押したキースイッチの操作内容を
制御信号が送信される前に表示部3で確認でき、間違っ
たキースイッチを押して異なる制御信号が送信され、再
び操作をやり直すようなことがなくなり、操作効率およ
び操作の信頼性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電気機器に制御信号を無線で送信することにより、前記電気機器の 動作を遠隔制御するリモートコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、テレビジョン受信機、ビデオ機器、オーディオ機器、空調機器、そ の他の電気機器などでは、遠隔制御が行えるようにリモートコントロール装置を 備えている。このようなリモートコントロール装置は、複数のキースイッチを有 するキー操作部と、このキー操作部の押されたキースイッチによる操作内容を表 示する表示部とを備え、ユーザが複数のキースイッチのうちの一つを選択して押 すことにより、この押したキースイッチの操作内容が前記表示部に表示されると 共に、ほぼ同時に前記操作内容に対応するキーコード(制御信号)を被制御対象 である電気機器に送信するようになっている。リモートコントロール装置から送 信された制御信号を受信した電気機器では、該制御信号の内容に対応する制御が 行われる。例えば、リモートコントロール装置において電源オンのキースイッチ が押されると、電源オンを示すキーコードの制御信号が電気機器に送信され、こ れにより、電気機器は電源オンされる。
【0003】
【特許文献1】 特開平7−274272号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来のリモートコントロール装置は、キースイッチを 押すと、この押したキースイッチの操作内容が表示部に表示されるので、当該電 気機器を初めて使用してキースイッチ操作に未だ慣れていないユーザや、高齢者 などのようにキースイッチ操作に不慣れなユーザなどは、自分が押したキースイ ッチの操作内容を確認するために、表示部に表示された内容を確認しながら操作 することが多いにしてある。
【0005】 しかしながら、このような従来のリモートコントロール装置では、ユーザがキ ースイッチを押すことにより、この押したキースイッチの操作内容が表示部に表 示されるとほぼ同時に、前記操作内容に対応するキーコードの制御信号が被制御 対象である電気機器に送信されるので、ユーザは自分の押したキースイッチの操 作内容を確認できないまま、電気機器を操作することになり、間違ったキースイ ッチを押した場合はユーザ自身が思っている操作とは異なる操作を電気機器に対 して行うことになり、再び、操作をやり直さなければならなくなり、したがって 操作効率および操作の信頼性が劣るという課題が生じることになる。
【0006】 なお、特許文献1に記載のリモートコントロール装置は、キースイッチの中の 所定のキースイッチが特定された際には、格納手段から複数の制御情報を読み込 み、各制御情報からそれぞれ対応する複数種の制御信号を時系列的に発生して出 力する制御信号出力手段と、入力手段からの信号に基づいて前記制御信号出力手 段から出力される複数種の制御信号の時間間隔を調整する調整手段と、前記制御 信号出力手段からの制御信号が供給され、該制御信号を送信する送信手段とを備 えることにより、順次送信される複数のキーコードの時間間隔を調整できるよう にし、電気機器側の受信不能の不具合を回避しているものであり、ユーザがキー スイッチを押してから所定時間遅らせて電気機器への制御信号を送信するもので はないので、上記課題を解決することはできない。
【0007】 本考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザがキース イッチを押してから所定時間遅らせて制御信号を送信することもできるリモート コントロール装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、キー操作部の押されたキースイ ッチからのキー信号を入力して当該キースイッチを特定する特定手段と、該特定 手段で特定されたキースイッチの操作内容に対応するキーコードをメモリから読 み出すためのアドレスを生成して前記メモリに対してアドレスを指定するアドレ ス生成手段と、前記メモリの前記指定されたアドレスからキーコードを読み出し 該キーコードを制御信号として出力する制御信号出力手段と、前記特定手段でキ ー信号を入力したときタイムラグ機能設定時においてタイムラグに関する設定時 間の経過後に前記制御信号出力手段から制御信号を出力するようにタイムラグ信 号を前記制御信号出力手段に入力するタイムラグ手段とを有した制御部を備え、 前記タイムラグに関する設定時間は、当該キースイッチが押されてから制御信号 が送信されるまでに当該キースイッチの操作内容が表示部で確認できるように、 前記キー操作部により設定可能または変更可能であり、タイムラグ機能の設定が されているときは、当該キースイッチを押してから前記設定時間の経過後、前記 制御信号を出力することを特徴とするリモートコントロール装置を提供する。
【0009】 この構成のリモートコントロール装置において、キー操作部の当該キースイッ チが押されると、当該キースイッチからのキー信号が特定手段に入力され、当該 キースイッチが特定され、この特定されたキースイッチのアドレスがアドレス生 成手段により生成され、メモリに対してアドレスが指定される。そして、前記メ モリの前記指定されたアドレスからキーコードが制御信号出力手段により読み出 される。
【0010】 ところが、タイムラグ機能が設定されているときは、タイムラグ信号がタイム ラグ手段から前記制御信号出力手段に入力され、タイムラグに関する設定時間の 経過後に、前記タイムラグ信号が、例えば、レベル変化したり、無くなったりす ると、この時点で前記制御信号出力手段から制御信号が出力される。即ち、タイ ムラグ機能の設定がされているときは、当該キースイッチを押してから設定時間 の経過後、制御信号が出力される。また、タイムラグに関する設定時間は、当該 キースイッチが押されてから制御信号が送信されるまでに当該キースイッチの操 作内容が表示部で確認できるように、前記キー操作部により設定可能または変更 可能である。
【0011】 この構成のリモートコントロール装置によれば、キースイッチを押すと、この 押したキースイッチの操作内容が表示部に表示され、タイムラグ機能の設定がさ れているときは、当該キースイッチを押してから設定時間の経過後、制御信号が 送信されるので、当該電気機器を初めて使用してキースイッチ操作に未だ慣れて いないユーザや、高齢者などのようにキースイッチ操作に不慣れなユーザなどは 自分が押したキースイッチの操作内容を制御信号が送信される前に表示部で確認 でき、これにより、間違ったキースイッチを押して異なる制御信号が送信され、 再び操作をやり直すようなことがなくなり、したがって、操作効率および操作の 信頼性が向上する。
【0012】 また、タイムラグに関する設定時間は、当該キースイッチが押されてから制御 信号が送信されるまでに当該キースイッチの操作内容が表示部で確認できるよう に前記キー操作部により設定可能または変更可能であるので、ユーザのキースイ ッチ操作の慣れに応じて設定や変更ができ、キースイッチの操作が容易になる。
【0013】 請求項2の考案は、キー操作部のキースイッチが押された後、所定時間を経過 してから制御信号を出力するタイムラグ機能を有する制御部を備えたことを特徴 とするリモートコントロール装置を提供する。
【0014】 この構成のリモートコントロール装置において、タイムラグ機能が設定されて いるとき、キースイッチが押されると、所定時間を経過してから制御信号が制御 部から出力される。これにより、ユーザがキースイッチを押した後、制御信号が 送信されるまでに、押したキースイッチの操作内容を表示部で確認することがで きる時間を確保できる。
【0015】 この時間の確保の結果、例えば、当該電気機器を初めて使用してキースイッチ 操作に未だ慣れていないユーザや、高齢者などのようにキースイッチ操作に不慣 れなユーザなどは自分が押したキースイッチの操作内容を制御信号が送信される 前に表示部で確認でき、これにより、間違ったキースイッチを押して異なる制御 信号が送信され、再び操作をやり直すようなことがなくなり、したがって、操作 効率および操作の信頼性が向上する。
【0016】 請求項3の考案では、前記所定時間は、当該キースイッチが押されてから制御 信号が送信されるまでに、当該キースイッチの操作内容が前記表示部で確認でき るように設定された設定時間であるので、ユーザは自分が押したキースイッチの 操作内容を制御信号が送信される前に表示部で確認できる。
【0017】 請求項4の考案では、前記所定時間は、前記キー操作部により設定可能または 変更可能であるので、ユーザのキースイッチ操作の慣れに応じて設定や変更がで き、キースイッチの操作が容易になる。
【0018】 請求項5の考案では、前記タイムラグ機能を実行するか否かの設定は、前記キ ー操作部により行うことが可能であるので、ユーザがキースイッチ操作に不慣れ なときはタイムラグ機能を設定でき、キースイッチ操作に慣れてきたときは表示 部を見る必要がなくなるためタイムラグ機能を無設定にすることができる。
【0019】 請求項6の考案では、前記制御部は、前記キー操作部の押されたキースイッチ からのキー信号を入力して当該キースイッチを特定する特定手段と、該特定手段 で特定されたキースイッチの操作内容に対応するキーコードをメモリから読み出 すためのアドレスを生成して前記メモリに対してアドレスを指定するアドレス生 成手段と、前記メモリの前記指定されたアドレスからキーコードを読み出し該キ ーコードを制御信号として出力する制御信号出力手段と、前記特定手段でキー信 号を入力したときタイムラグ機能設定時においてタイムラグに関する設定時間の 経過後に前記制御信号出力手段から制御信号を出力するようにタイムラグ信号を 前記制御信号出力手段に入力するタイムラグ手段とを備えているので、タイムラ グ機能が設定されているときは、キースイッチを押してから設定時間の経過後に 制御信号を送信することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。図1は 本考案の一実施形態に係るリモートコントロール装置の概略構成を示す上面図で ある。このリモートコントロール装置において、ケース1の上面には、マトリク ス状に配置された複数のキースイッチ21,22,23などを有するキー操作部 2や、時計情報や操作内容などを表示する表示部3などが設けられ、ケース1の 前方面には制御信号の光信号を電気機器に向かって出射するための光出射窓4が 設けられている。
【0021】 図2は本考案の一実施形態に係るリモートコントロール装置の電気的構成を示 すブロック図である。このリモートコントロール装置は、キー操作部2、表示部 3、制御部6、メモリ7、出力回路8、および赤外線発光ダイオード9を備えて いる。
【0022】 キー操作部2は、マトリクス状に配置された複数のキースイッチ20と、各キ ースイッチの押下に対するオン信号をそれぞれ出力するためのキーマトリクス回 路5とを備えている。表示部3は、キー操作部2の当該キースイッチによる操作 内容などを表示するものである。メモリ7には、複数のキースイッチ20の各キ ースイッチの操作内容に対応するキーコードが予め記憶されており、押したキー スイッチを特定するためのアドレスを指定すると、押したキースイッチに対応す るキーコードが読み出される。
【0023】 制御部6は、キー操作部2の押されたキースイッチからのキー信号を入力して 当該キースイッチを特定する特定回路61と、該特定回路61からのキー信号を 受けて操作内容を表示するための信号処理を行い操作内容を表示部3に表示させ る表示制御回路66と、特定回路61で特定されたキースイッチの操作内容に対 応するキーコードをメモリ7から読み出すためのアドレスを生成してメモリ7に 対してアドレスを指定するアドレス生成回路62とを備えている。
【0024】 また、制御部6は、メモリ7の前記指定されたアドレスからキーコードを読み 出し該キーコードを制御信号として出力する制御信号出力回路63と、特定回路 61でキー信号を入力したときタイムラグ機能設定時においてタイムラグに関す る設定時間の経過後に制御信号出力回路63から制御信号を出力するようにタイ ムラグ信号を制御信号出力回路63に入力するタイムラグ回路64と、タイムラ グ機能の設定時に特定回路61からのキー信号を受けたとき前記設定時間を計時 するタイマ65とを備えている。なお、制御部6に含まれる各回路は、マイクロ コンピュータで実現することができる。即ち、制御部6はマイクロコンピュータ で実現することができる。
【0025】 出力回路8は、制御部6の制御信号出力回路8からのキーコードを示す制御信 号を入力して、赤外線発光ダイオード9を駆動できるような制御信号に変換し、 赤外線発光ダイオード9を駆動させる。これにより、赤外線発光ダイオード9か らは、押されたキースイッチに対応するキーコードを示す赤外線の光信号が送信 され、電気機器を制御する。
【0026】 図3は本考案の一実施形態に係るリモートコントロール装置におけるタイムラ グ機能の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートを参 照して、このリモートコントロール装置におけるタイムラグ機能の動作について 説明する。
【0027】 このリモートコントロール装置により制御される電気機器が、例えばテレビジ ョン受信機であり、図1に示すキースイッチ21がテレビジョン受信機の電源を オンさせるためのキースイッチであり、また、図1に示すキースイッチ23が、 例えばチャンネル「6」のテレビジョン放送を受信設定するためのキースイッチ であるとして以下説明する。
【0028】 先ず、テレビジョン受信機の電源をオンさせるため、リモートコントロール装 置のキースイッチ21を押すと(ステップS1)、 キー操作部2のキーマトリク ス回路5はキースイッチ21を押したマトリクス上の位置に対応するキー信号を 制御部6の特定回路61に入力する(ステップS2)。
【0029】 そして、特定回路61において前記押されたキースイッチ21が特定され、こ の特定されたキースイッチ21に関する特定信号がアドレス生成回路62に入力 される。アドレス生成回路62では、キースイッチ21の操作内容に対応するキ ーコードをメモリ7から読み出すためのアドレス信号を生成し、メモリ7に対し てアドレスを指定する。また、キースイッチ21に関する特定信号が特定回路6 1から表示制御回路66に入力され、表示制御回路66は表示部3にキースイッ チ21の操作内容(この場合は電源オン)を示す表示を行う。
【0030】 ここで、タイムラグ機能が設定されていない場合は(ステップS3)、 制御信 号出力回路63は、メモリ7の前記指定されたアドレスからキーコードを読み出 し、そのキーコードを制御信号として直ちに出力する(ステップS6)。 ここで は、表示部3に電源オンを示す表示がされると、ほぼ同時に制御信号が、制御信 号出力回路63から出力され、出力回路8を介して赤外線発光ダイオード9に入 力され、赤外線発光ダイオード9から赤外線の光信号が送信される(ステップS 7)。 ここでは、ユーザがキースイッチ21を押すと、ほぼ同時に光信号が送信 されることになり、光信号が送信される前に、キースイッチ21の操作内容を表 示部3で確かめることができない。
【0031】 ところが、ユーザにより予めタイムラグ機能が設定されている場合は(ステッ プS3)、 特定回路61からのキー信号を受けたタイマ65は、駆動を開始し、 計時を行う(ステップS4)。 また、タイムラグ機能が設定されている場合、特 定回路61からのキー信号を受けたライムラグ回路64は、タイムラグ信号を制 御信号出力回路63に供給することにより、制御信号出力回路63から制御信号 が出力されないようにしている。ここでは、ユーザがキースイッチ21を押して も、直ぐには光信号が送信されないので、光信号が送信される前に、キースイッ チ21の操作内容を表示部3で確かめることができる。
【0032】 タイマ65で計時を行ってタイムラグに関する設定時間が経過したとき(ステ ップS5)ライムラグ回路64は、制御信号出力回路63へのタイムラグ信号の 供給を停止することにより、制御信号出力回路63は制御信号を出力することが でき、したがって、制御信号が出力されることになる(ステップS6)。 即ち、 タイムラグに関する設定時間の経過後に、前記タイムラグ信号が、例えば、レベ ル変化したり、無くなったりすると、この時点で制御信号出力回路63から制御 信号が出力されることになる。
【0033】 制御信号出力回路63は、例えば、メモリ7から読み出したキーコードを、タ イムラグ信号が無くなるまで保持し、タイムラグ信号が無くなったときに、その キーコードを制御信号として出力するように回路構成したり、あるいは、タイム ラグ信号が無くなったときに、メモリ7からキーコードを読み出して、そのキー コードを制御信号として出力するように回路構成したりすることにより、設定時 間の経過後に制御信号を出力することが可能になる。
【0034】 なお、タイムラグに関する設定時間は、当該キースイッチが押されてから制御 信号が送信されるまでに当該キースイッチの操作内容が表示部3で確認できるよ うに、キー操作部2により設定可能または変更可能である。したがって、ユーザ のキースイッチ操作の慣れに応じて、前記設定時間の設定や変更ができ、キース イッチの操作が容易になる。
【0035】 制御信号出力回路63からの制御信号を受けた出力回路8は、赤外線発光ダイ オード9が駆動できるようなレベルの制御信号に変換し、この制御信号を駆動信 号として赤外線発光ダイオード9に供給する。これにより、赤外線発光ダイオー ド9からはキースイッチ21の操作内容に対応する赤外線の光信号が送信され( ステップS7)、 この場合、テレビジョン受信機が電源オンされることになる。
【0036】 次に、ユーザがチャンネル「6」のテレビジョン放送を視聴したいため、キー スイッチ23を押すと(ステップS1)、 キー操作部2のキーマトリクス回路5 はキースイッチ23を押したマトリクス上の位置に対応するキー信号を制御部6 の特定回路61に入力する(ステップS2)。
【0037】 そして、特定回路61において前記押されたキースイッチ23が特定され、こ の特定されたキースイッチ23に関する特定信号がアドレス生成回路62に入力 される。アドレス生成回路62では、キースイッチ23の操作内容に対応するキ ーコードをメモリ7から読み出すためのアドレス信号を生成し、メモリ7に対し てアドレスを指定する。また、キースイッチ23に関する特定信号が特定回路6 1から表示制御回路66に入力され、表示制御回路66は表示部3にキースイッ チ23の操作内容(この場合はチャンネル「6」)を示す表示を行う。
【0038】 ここで、タイムラグ機能が設定されていない場合は(ステップS3)、 制御信 号出力回路63は、メモリ7の前記指定されたアドレスからキーコードを読み出 し、そのキーコードを制御信号として直ちに出力する(ステップS6)。 ここで は、表示部3にチャンネル「6」を示す表示がされると、ほぼ同時に制御信号が 制御信号出力回路63から出力され、出力回路8を介して赤外線発光ダイオード 9に入力され、赤外線発光ダイオード9から赤外線の光信号が送信される(ステ ップS7)。 ここでは、ユーザがキースイッチ23を押すと、ほぼ同時に光信号 が送信されることになり、光信号が送信される前に、キースイッチ23の操作内 容を表示部3で確かめることができない。
【0039】 ところが、ユーザにより予めタイムラグ機能が設定されている場合は(ステッ プS3)、 特定回路61からのキー信号を受けたタイマ65は、駆動を開始し、 計時を行う(ステップS4)。 また、タイムラグ機能が設定されている場合、特 定回路61からのキー信号を受けたライムラグ回路64は、タイムラグ信号を制 御信号出力回路63に供給することにより、制御信号出力回路63から制御信号 が出力されないようにしている。ここでは、ユーザがキースイッチ23を押して も、直ぐには光信号が送信されないので、光信号が送信される前に、キースイッ チ23の操作内容を表示部3で確かめることができる。
【0040】 タイマ65で計時を行ってタイムラグに関する設定時間が経過したとき(ステ ップS5)ライムラグ回路64は、制御信号出力回路63へのタイムラグ信号の 供給を停止することにより、制御信号出力回路63は制御信号を出力することが でき、したがって、制御信号が出力されることになる(ステップS6)。 即ち、 タイムラグに関する設定時間の経過後に、前記タイムラグ信号が、例えば、レベ ル変化したり、無くなったりすると、この時点で制御信号出力回路63から制御 信号が出力されることになる。
【0041】 制御信号出力回路63からの制御信号を受けた出力回路8は、赤外線発光ダイ オード9が駆動できるようなレベルの制御信号に変換し、この制御信号を駆動信 号として赤外線発光ダイオード9に供給する。これにより、赤外線発光ダイオー ド9からはキースイッチ23の操作内容に対応する赤外線の光信号が送信され( ステップS7)、 この場合テレビジョン受信機のチャンネルがチャンネル「6」 に設定されることになる。
【0042】 以上説明した実施形態によれば、キースイッチを押すと、この押したキースイ ッチの操作内容が表示部3に表示され、タイムラグ機能の設定がされているとき は、当該キースイッチを押してから設定時間の経過後、制御の光信号が送信され るので、当該電気機器を初めて使用してキースイッチ操作に未だ慣れていないユ ーザや、高齢者などのようにキースイッチ操作に不慣れなユーザなどは、自分が 押したキースイッチの操作内容を制御の光信号が送信される前に表示部3で確認 でき、これにより、間違ったキースイッチを押して異なる制御の光信号が送信さ れ再び操作をやり直すようなことがなくなり、したがって、操作効率および操作 の信頼性が向上する。
【0043】 なお、上記実施形態では、遠隔制御を行うための赤外線の光信号を送信するリ モートコントロール装置にタイムラグ機能を適用した例について説明したが、こ れに限らず、他の光線の光信号や電波信号を出力するリモートコントロール装置 にタイムラグ機能を適用しても良く、この場合も同様な効果が得られる。また、 上記実施形態では、テレビジョン受信機を遠隔制御するリモートコントロール装 置について説明したが、これに限らず、他の電気機器を遠隔制御するリモートコ ントロール装置であっても良い。
【0044】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案によれば、キー操作部の当該キースイッチが押さ れると、当該キースイッチからのキー信号が特定手段に入力され、当該キースイ ッチが特定され、この特定されたキースイッチのアドレスがアドレス生成手段に より生成され、メモリに対してアドレスが指定され、前記メモリの前記指定され たアドレスからキーコードが制御信号出力手段により読み出される。
【0045】 ところが、タイムラグ機能が設定されているときは、タイムラグ信号がタイム ラグ手段から前記制御信号出力手段に入力され、タイムラグに関する設定時間の 経過後に、前記制御信号出力手段から制御信号が出力される。即ち、タイムラグ 機能の設定がされているときは、当該キースイッチを押してから設定時間の経過 後に制御信号が出力されるので、当該電気機器を初めて使用してキースイッチ操 作に未だ慣れていないユーザや、高齢者などのようにキースイッチ操作に不慣れ なユーザなどは自分が押したキースイッチの操作内容を制御信号が送信される前 に表示部で確認でき、これにより、間違ったキースイッチを押して異なる制御信 号が送信され、再び操作をやり直すようなことがなくなり、したがって、操作効 率および操作の信頼性が向上する。
【0046】 また、タイムラグに関する設定時間は、当該キースイッチが押されてから制御 信号が送信されるまでに当該キースイッチの操作内容が表示部で確認できるよう に前記キー操作部により設定可能または変更可能であるので、ユーザのキースイ ッチ操作の慣れに応じて設定や変更ができ、キースイッチの操作が容易になる。
【0047】 請求項2の考案によれば、キー操作部のキースイッチが押された後、所定時間 を経過してから制御信号を出力するタイムラグ機能を有する制御部を備えたので ユーザがキースイッチを押した後、制御信号が送信されるまでに、押したキース イッチの操作内容を表示部で確認することができる時間を確保できる。この時間 の確保の結果、例えば、当該電気機器を初めて使用してキースイッチ操作に未だ 慣れていないユーザや、高齢者などのようにキースイッチ操作に不慣れなユーザ などは自分が押したキースイッチの操作内容を制御信号が送信される前に表示部 で確認でき、これにより、間違ったキースイッチを押して異なる制御信号が送信 され、再び操作をやり直すようなことがなくなり、したがって、操作効率および 操作の信頼性が向上する。
【0048】 請求項3の考案によれば、前記所定時間は、当該キースイッチが押されてから 制御信号が送信されるまでに、当該キースイッチの操作内容が前記表示部で確認 できるように設定された設定時間であるので、ユーザは自分が押したキースイッ チの操作内容を制御信号が送信される前に表示部で確認できる。
【0049】 請求項4の考案によれば、前記所定時間は、前記キー操作部により設定可能ま たは変更可能であるので、ユーザのキースイッチ操作の慣れに応じて設定や変更 ができ、キースイッチの操作が容易になる。
【0050】 請求項5の考案によれば、前記タイムラグ機能を実行するか否かの設定は、前 記キー操作部により行うことが可能であるので、ユーザがキースイッチ操作に不 慣れなときはタイムラグ機能を設定でき、キースイッチ操作に慣れてきたときは 表示部を見る必要がなくなるためタイムラグ機能を無設定にすることができる。
【0051】 請求項6の考案によれば、前記制御部は、前記キー操作部の押されたキースイ ッチからのキー信号を入力して当該キースイッチを特定する特定手段と、該特定 手段で特定されたキースイッチの操作内容に対応するキーコードをメモリから読 み出すためのアドレスを生成して前記メモリに対してアドレスを指定するアドレ ス生成手段と、前記メモリの前記指定されたアドレスからキーコードを読み出し 該キーコードを制御信号として出力する制御信号出力手段と、前記特定手段でキ ー信号を入力したときタイムラグ機能設定時においてタイムラグに関する設定時 間の経過後に前記制御信号出力手段から制御信号を出力するようにタイムラグ信 号を前記制御信号出力手段に入力するタイムラグ手段とを備えているので、タイ ムラグ機能が設定されているときは、キースイッチを押してから設定時間の経過 後に制御信号を送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係るリモートコントロ
ール装置の概略構成を示す上面図である。
【図2】 本考案の一実施形態に係るリモートコントロ
ール装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】 本考案の一実施形態に係るリモートコントロ
ール装置におけるタイムラグ機能の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
2 キー操作部 3 表示部 6 制御部 7 メモリ 21,22,23 キースイッチ 61 特定回路(特定手段) 62 アドレス生成回路(アドレス生成手段) 63 制御信号出力回路(制御信号出力手段) 64 タイムラグ回路(タイムラグ手段)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキースイッチを有するキー操作部
    と、該キー操作部の当該キースイッチによる操作内容を
    表示する表示部とを備え、電気機器に制御信号を無線で
    送信することにより、前記電気機器の動作を遠隔制御す
    るリモートコントロール装置において、前記キー操作部
    の押されたキースイッチからのキー信号を入力して当該
    キースイッチを特定する特定手段と、該特定手段で特定
    されたキースイッチの操作内容に対応するキーコードを
    メモリから読み出すためのアドレスを生成して前記メモ
    リに対してアドレスを指定するアドレス生成手段と、前
    記メモリの前記指定されたアドレスからキーコードを読
    み出し該キーコードを制御信号として出力する制御信号
    出力手段と、前記特定手段でキー信号を入力したときタ
    イムラグ機能設定時においてタイムラグに関する設定時
    間の経過後に前記制御信号出力手段から制御信号を出力
    するようにタイムラグ信号を前記制御信号出力手段に入
    力するタイムラグ手段とを有した制御部を備え、前記タ
    イムラグに関する設定時間は、当該キースイッチが押さ
    れてから制御信号が送信されるまでに当該キースイッチ
    の操作内容が前記表示部で確認できるように、前記キー
    操作部により設定可能または変更可能であり、タイムラ
    グ機能の設定がされているときは、当該キースイッチを
    押してから前記設定時間の経過後、前記制御信号を送信
    することを特徴とするリモートコントロール装置。
  2. 【請求項2】 複数のキースイッチを有するキー操作部
    と、該キー操作部の当該キースイッチによる操作内容を
    表示する表示部とを備え、電気機器に制御信号を無線で
    送信することにより、前記電気機器の動作を遠隔制御す
    るリモートコントロール装置において、前記キー操作部
    のキースイッチが押された後、所定時間を経過してから
    制御信号を出力するタイムラグ機能を有する制御部を備
    えたことを特徴とするリモートコントロール装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は、当該キースイッチが押
    されてから制御信号が送信されるまでに、当該キースイ
    ッチの操作内容が前記表示部で確認できるように設定さ
    れた設定時間であることを特徴とする請求項2に記載の
    リモートコントロール装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、前記キー操作部により
    設定可能または変更可能であることを特徴とする請求項
    2に記載のリモートコントロール装置。
  5. 【請求項5】 前記タイムラグ機能を実行するか否かの
    設定は、前記キー操作部により行うことが可能であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のリモートコントロール
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記キー操作部の押され
    たキースイッチからのキー信号を入力して当該キースイ
    ッチを特定する特定手段と、該特定手段で特定されたキ
    ースイッチの操作内容に対応するキーコードをメモリか
    ら読み出すためのアドレスを生成して前記メモリに対し
    てアドレスを指定するアドレス生成手段と、前記メモリ
    の前記指定されたアドレスからキーコードを読み出し該
    キーコードを制御信号として出力する制御信号出力手段
    と、前記特定手段でキー信号を入力したときタイムラグ
    機能設定時においてタイムラグに関する設定時間の経過
    後に前記制御信号出力手段から制御信号を出力するよう
    にタイムラグ信号を前記制御信号出力手段に入力するタ
    イムラグ手段とを有したことを特徴とする請求項2に記
    載のリモートコントロール装置。
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