JPH08148803A - 立体回路の形成方法 - Google Patents
立体回路の形成方法Info
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- JPH08148803A JPH08148803A JP6285631A JP28563194A JPH08148803A JP H08148803 A JPH08148803 A JP H08148803A JP 6285631 A JP6285631 A JP 6285631A JP 28563194 A JP28563194 A JP 28563194A JP H08148803 A JPH08148803 A JP H08148803A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 立体基板の表面に均一に回路を形成すること
ができる立体基板の回路形成方法を提供する。 【構成】 立体基板1の表面にレーザ光を照射すること
によって、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2を除
去するかあるいは立体基板1の表面に設けたレジストを
露光処理する工程を経て、立体基板1の表面に回路を形
成する。このような回路形成方法において、立体基板1
の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギー
が略均一になるようにレーザ光の照射を調整する手段を
用いて、立体基板1の表面にレーザ光を照射することに
よって、立体基板1の表面の各面の金属導電膜2の除去
やレジストの露光を均一におこなう。
ができる立体基板の回路形成方法を提供する。 【構成】 立体基板1の表面にレーザ光を照射すること
によって、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2を除
去するかあるいは立体基板1の表面に設けたレジストを
露光処理する工程を経て、立体基板1の表面に回路を形
成する。このような回路形成方法において、立体基板1
の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギー
が略均一になるようにレーザ光の照射を調整する手段を
用いて、立体基板1の表面にレーザ光を照射することに
よって、立体基板1の表面の各面の金属導電膜2の除去
やレジストの露光を均一におこなう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気・電子機器等の分
野で回路部品として使用される立体回路板を製造するに
あたって、立体基板の三次元形状の表面に導電回路を形
成する方法に関するものである。
野で回路部品として使用される立体回路板を製造するに
あたって、立体基板の三次元形状の表面に導電回路を形
成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂成形品等で作製される立体基板
の表面にレーザ光を利用して回路を形成する方法の一つ
として、特開平6−164105号公報で提案されてい
るものがある。この方法は、金属被覆可能な合成樹脂成
形品の立体基板の表面に予め化学メッキ等により金属被
覆加工をおこなって薄い金属導電膜を形成し、次いで立
体基板の表面の一部にレーザ光を照射して、回路となる
部分を残して金属導電膜を除去することによって回路パ
ターンを形成し、そして更にこの回路パターンの金属導
電膜の上に電気めっきを行なうことによって所望厚さの
立体回路を形成するようにしたものである。
の表面にレーザ光を利用して回路を形成する方法の一つ
として、特開平6−164105号公報で提案されてい
るものがある。この方法は、金属被覆可能な合成樹脂成
形品の立体基板の表面に予め化学メッキ等により金属被
覆加工をおこなって薄い金属導電膜を形成し、次いで立
体基板の表面の一部にレーザ光を照射して、回路となる
部分を残して金属導電膜を除去することによって回路パ
ターンを形成し、そして更にこの回路パターンの金属導
電膜の上に電気めっきを行なうことによって所望厚さの
立体回路を形成するようにしたものである。
【0003】この特開平6−164105号公報におい
ては、上記のように立体基板の表面に設けた金属導電膜
のうち回路となる箇所以外の部分をレーザ光で除去する
工程を経て、立体回路を形成するようにしているが、立
体基板の表面に設けたレジストを露光処理する工程を経
て立体回路を形成することもできる。例えば、立体基板
の表面に薄膜の金属導電膜を設けると共にさらにその上
に感光性のレジストを設け、立体基板の表面にレーザ光
を部分的に照射してレジストを部分的に露光させる。そ
して、現像処理して回路となる箇所のレジストを部分的
に溶解除去するようにした場合には、レジストの除去に
よって露出する部分の金属導電膜に通電して電気めっき
をおこなうことにより所望厚さの回路に成長させ、最後
にレジストを剥離すると共にレジストの剥離によって露
出する金属導電膜をエッチング処理して除去することに
よって、立体回路を形成することができるものであり、
あるいは、現像処理して回路となる箇所以外のレジスト
を部分的に溶解除去するようにした場合には、レジスト
の除去によって露出する部分の金属導電膜をエッチング
処理して除去し、さらにレジストを剥離して金属導電膜
を露出させると共にこの金属導電膜に通電して電気めっ
きを行なうことによって所望厚さの回路に成長させ、立
体回路を形成することができるものである。
ては、上記のように立体基板の表面に設けた金属導電膜
のうち回路となる箇所以外の部分をレーザ光で除去する
工程を経て、立体回路を形成するようにしているが、立
体基板の表面に設けたレジストを露光処理する工程を経
て立体回路を形成することもできる。例えば、立体基板
の表面に薄膜の金属導電膜を設けると共にさらにその上
に感光性のレジストを設け、立体基板の表面にレーザ光
を部分的に照射してレジストを部分的に露光させる。そ
して、現像処理して回路となる箇所のレジストを部分的
に溶解除去するようにした場合には、レジストの除去に
よって露出する部分の金属導電膜に通電して電気めっき
をおこなうことにより所望厚さの回路に成長させ、最後
にレジストを剥離すると共にレジストの剥離によって露
出する金属導電膜をエッチング処理して除去することに
よって、立体回路を形成することができるものであり、
あるいは、現像処理して回路となる箇所以外のレジスト
を部分的に溶解除去するようにした場合には、レジスト
の除去によって露出する部分の金属導電膜をエッチング
処理して除去し、さらにレジストを剥離して金属導電膜
を露出させると共にこの金属導電膜に通電して電気めっ
きを行なうことによって所望厚さの回路に成長させ、立
体回路を形成することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、立体基板の表
面は三次元の立体形状に形成されているために、立体基
板の表面はレーザ光の照射方向に対して垂直な面や、レ
ーザ光の照射方向に対して傾斜している面などからなっ
ており、レーザ光の照射方向に対して垂直な垂直面部で
はレーザ光は垂直に入射するためにこの面では吸収され
る実効エネルギーが高いが、レーザ光の照射方向に対し
て傾斜する斜面部ではレーザ光は斜めに入射するために
この面では吸収される実効エネルギーが低く、立体の各
面に吸収される実効的なエネルギーが均一でない。特に
レーザ光の照射方向に対して平行な平行面部にはレーザ
光を入射させることができない。
面は三次元の立体形状に形成されているために、立体基
板の表面はレーザ光の照射方向に対して垂直な面や、レ
ーザ光の照射方向に対して傾斜している面などからなっ
ており、レーザ光の照射方向に対して垂直な垂直面部で
はレーザ光は垂直に入射するためにこの面では吸収され
る実効エネルギーが高いが、レーザ光の照射方向に対し
て傾斜する斜面部ではレーザ光は斜めに入射するために
この面では吸収される実効エネルギーが低く、立体の各
面に吸収される実効的なエネルギーが均一でない。特に
レーザ光の照射方向に対して平行な平行面部にはレーザ
光を入射させることができない。
【0005】従って、上記のように立体基板の表面にレ
ーザ光を照射して、立体基板の表面に設けた金属導電膜
を除去したり、レジストを露光したりして回路を形成す
るにあたって、立体基板の立体表面の各面の金属導電膜
の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ
ず、立体基板の表面に均一に回路を形成することが困難
であるという問題があった。
ーザ光を照射して、立体基板の表面に設けた金属導電膜
を除去したり、レジストを露光したりして回路を形成す
るにあたって、立体基板の立体表面の各面の金属導電膜
の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ
ず、立体基板の表面に均一に回路を形成することが困難
であるという問題があった。
【0006】また、立体基板の表面は凹凸になっていて
高低差があるために、低い面にレーザ光を結像させると
高い面にはレーザ光を結像させることができないという
ように、表面の高い面や低い面の総てにレーザ光を結像
させることができず、この点においても立体基板の表面
の各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一にお
こなうことができなくなり、この場合も立体基板の表面
に均一に回路を形成することが困難になるという問題が
あった。
高低差があるために、低い面にレーザ光を結像させると
高い面にはレーザ光を結像させることができないという
ように、表面の高い面や低い面の総てにレーザ光を結像
させることができず、この点においても立体基板の表面
の各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一にお
こなうことができなくなり、この場合も立体基板の表面
に均一に回路を形成することが困難になるという問題が
あった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、立体基板の表面に均一に回路を形成することがで
きる立体基板の回路形成方法を提供することを目的とす
るものである。
あり、立体基板の表面に均一に回路を形成することがで
きる立体基板の回路形成方法を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
立体基板の回路形成方法は、立体基板1の表面にレーザ
光Lを照射することによって、立体基板1の表面に設け
た金属導電膜2を除去するかあるいは立体基板1の表面
に設けたレジストを露光処理する工程を経て、立体基板
1の表面に回路を形成するにあたって、立体基板1の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが
略均一になるようにレーザ光Lの照射を調整する手段を
用いて、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射すること
を特徴とするものである。
立体基板の回路形成方法は、立体基板1の表面にレーザ
光Lを照射することによって、立体基板1の表面に設け
た金属導電膜2を除去するかあるいは立体基板1の表面
に設けたレジストを露光処理する工程を経て、立体基板
1の表面に回路を形成するにあたって、立体基板1の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが
略均一になるようにレーザ光Lの照射を調整する手段を
用いて、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射すること
を特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明にあっては、立体基板1の
表面のレーザ光Lの照射方向に対して傾斜する斜面部4
aの傾斜角度に応じて、斜面部4aへのレーザ光Lの照
射のエネルギー密度を調整することによって、立体基板
1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネル
ギーが略均一になるようにしている。請求項3の発明に
あっては、立体基板1の表面のレーザ光Lの照射方向に
対して垂直な垂直面部4bに対するレーザ光Lの照射回
数よりも上記斜面部4aに対するレーザ光Lの照射回数
を多くすることによって、立体基板1の表面の立体の各
面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ようにしている。
表面のレーザ光Lの照射方向に対して傾斜する斜面部4
aの傾斜角度に応じて、斜面部4aへのレーザ光Lの照
射のエネルギー密度を調整することによって、立体基板
1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネル
ギーが略均一になるようにしている。請求項3の発明に
あっては、立体基板1の表面のレーザ光Lの照射方向に
対して垂直な垂直面部4bに対するレーザ光Lの照射回
数よりも上記斜面部4aに対するレーザ光Lの照射回数
を多くすることによって、立体基板1の表面の立体の各
面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ようにしている。
【0010】請求項4の発明にあっては、レーザ光Lの
照射方向に対して立体基板1の向きを変えて立体基板1
の表面へのレーザ光Lの入射角度を変えることによっ
て、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になるようにしている。請求
項5の発明にあっては、一方向から照射されるレーザ光
Lを分岐させて立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射
角度を変えることによって、立体基板の表面の立体の各
面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ようにしている。
照射方向に対して立体基板1の向きを変えて立体基板1
の表面へのレーザ光Lの入射角度を変えることによっ
て、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になるようにしている。請求
項5の発明にあっては、一方向から照射されるレーザ光
Lを分岐させて立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射
角度を変えることによって、立体基板の表面の立体の各
面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ようにしている。
【0011】請求項6の発明にあっては、反射ミラー5
によってレーザ光Lを反射させて立体基板1の表面への
レーザ光Lの入射角度を調整することによって、立体基
板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネ
ルギーが略均一になるようにしている。請求項7の発明
にあっては、レーザ光Lを照射するに先立って、立体基
板1の表面の上記垂直面部4bにレーザ光Lの吸収効率
の低い材料6をコーティングしておくことによって、立
体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lの
エネルギーが略均一になるようにしている。
によってレーザ光Lを反射させて立体基板1の表面への
レーザ光Lの入射角度を調整することによって、立体基
板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネ
ルギーが略均一になるようにしている。請求項7の発明
にあっては、レーザ光Lを照射するに先立って、立体基
板1の表面の上記垂直面部4bにレーザ光Lの吸収効率
の低い材料6をコーティングしておくことによって、立
体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lの
エネルギーが略均一になるようにしている。
【0012】請求項8の発明にあっては、レーザ光Lを
照射するに先立って、立体基板1の表面の上記斜面部4
aにレーザ光Lの吸収効率の高い材料7をコーティング
しておくことによって、立体基板1の表面の立体の各面
に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になるよ
うにしている。また本発明に係る請求項9の立体回路の
形成方法は、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射する
ことによって、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2
を除去するかあるいは立体基板1の表面に設けたレジス
トを露光処理する工程を経て、立体基板1の表面に回路
を形成するにあたって、立体基板1の表面の上記斜面部
4aにおける金属導電膜2あるいはレジストの膜厚を上
記垂直面部4bにおける膜厚よりも薄く形成しておい
て、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射することを特
徴とするものである。
照射するに先立って、立体基板1の表面の上記斜面部4
aにレーザ光Lの吸収効率の高い材料7をコーティング
しておくことによって、立体基板1の表面の立体の各面
に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になるよ
うにしている。また本発明に係る請求項9の立体回路の
形成方法は、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射する
ことによって、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2
を除去するかあるいは立体基板1の表面に設けたレジス
トを露光処理する工程を経て、立体基板1の表面に回路
を形成するにあたって、立体基板1の表面の上記斜面部
4aにおける金属導電膜2あるいはレジストの膜厚を上
記垂直面部4bにおける膜厚よりも薄く形成しておい
て、立体基板1の表面にレーザ光Lを照射することを特
徴とするものである。
【0013】さらに本発明に係る請求項10の立体回路
の形成方法は、立体基板1の表面に金属導電膜2とレジ
スト膜3をこの順に設け、立体基板1の表面にレーザ光
Lを照射して、レーザ光Lが照射された箇所において上
記斜面部4aのレジスト膜3と、上記垂直面部4bのレ
ジスト膜3及び金属導電膜2を除去し、次にエッチング
処理してレジスト膜3で被覆されない金属導電膜2を除
去した後、レジスト膜3を剥離することを特徴とするも
のである。
の形成方法は、立体基板1の表面に金属導電膜2とレジ
スト膜3をこの順に設け、立体基板1の表面にレーザ光
Lを照射して、レーザ光Lが照射された箇所において上
記斜面部4aのレジスト膜3と、上記垂直面部4bのレ
ジスト膜3及び金属導電膜2を除去し、次にエッチング
処理してレジスト膜3で被覆されない金属導電膜2を除
去した後、レジスト膜3を剥離することを特徴とするも
のである。
【0014】また本発明に係る請求項11の立体回路の
形成方法は、レーザ源8から集光レンズ9を通したレー
ザ光Lを立体基板1の表面に照射することによって、立
体基板1の表面に設けた金属導電膜2を除去するかある
いは立体基板1の表面に設けた感光性レジストを露光処
理する工程を経て、立体基板1の表面に回路を形成する
にあたって、レーザ源8と集光レンズ9との間にマスク
10を設け、立体基板1の表面の高さに応じてマスク1
0のレーザ光Lの透過箇所と集光レンズ9との間の距離
を変えることによって、立体基板1の表面でのレーザ光
Lの結像点を調整することを特徴とするものである。
形成方法は、レーザ源8から集光レンズ9を通したレー
ザ光Lを立体基板1の表面に照射することによって、立
体基板1の表面に設けた金属導電膜2を除去するかある
いは立体基板1の表面に設けた感光性レジストを露光処
理する工程を経て、立体基板1の表面に回路を形成する
にあたって、レーザ源8と集光レンズ9との間にマスク
10を設け、立体基板1の表面の高さに応じてマスク1
0のレーザ光Lの透過箇所と集光レンズ9との間の距離
を変えることによって、立体基板1の表面でのレーザ光
Lの結像点を調整することを特徴とするものである。
【0015】請求項12の発明にあっては、マスク10
として複数枚の平板マスク11a,11b…を用い、各
平板マスク11a,11b…と集光レンズ9との間の距
離を変えることによって、立体基板1の表面の高さに応
じてマスク10のレーザ光Lの透過箇所と集光レンズ9
との間の距離を変えるようにしている。請求項13の発
明にあっては、マスク10として立体基板の表面の高さ
に応じた立体形状を有する立体マスク12を用いること
によって、立体基板1の表面の高さに応じてマスク1の
レーザ光Lの透過箇所と集光レンズとの間の距離を変え
るようにしている。
として複数枚の平板マスク11a,11b…を用い、各
平板マスク11a,11b…と集光レンズ9との間の距
離を変えることによって、立体基板1の表面の高さに応
じてマスク10のレーザ光Lの透過箇所と集光レンズ9
との間の距離を変えるようにしている。請求項13の発
明にあっては、マスク10として立体基板の表面の高さ
に応じた立体形状を有する立体マスク12を用いること
によって、立体基板1の表面の高さに応じてマスク1の
レーザ光Lの透過箇所と集光レンズとの間の距離を変え
るようにしている。
【0016】
【作用】立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレ
ーザ光Lのエネルギーが略均一になるようにレーザ光L
の照射を調整する手段を用いて、立体基板1の表面にレ
ーザ光Lを照射するようにしているために、立体の各面
の金属導電膜2やレジストに作用するレーザ光Lのエネ
ルギーが実効的に略均一になり、立体基板1の表面の各
面の金属導電膜2の除去やレジストの露光を均一におこ
なうことができる。
ーザ光Lのエネルギーが略均一になるようにレーザ光L
の照射を調整する手段を用いて、立体基板1の表面にレ
ーザ光Lを照射するようにしているために、立体の各面
の金属導電膜2やレジストに作用するレーザ光Lのエネ
ルギーが実効的に略均一になり、立体基板1の表面の各
面の金属導電膜2の除去やレジストの露光を均一におこ
なうことができる。
【0017】また、立体基板1の表面の上記斜面部4a
における金属導電膜2あるいはレジストの膜厚を上記垂
直面部4bにおける膜厚よりも薄く形成しておいて、立
体基板1の表面にレーザ光Lを照射するようにしている
ために、斜面部4aに対するレーザ光Lが作用するエネ
ルギーは垂直面部4bに対して作用するエネルギーより
も小さいが、斜面部4aと垂直面部4bにおける金属導
電膜2あるいはレジストの膜厚の差によって、立体基板
1の表面の各面の金属導電膜2の除去やレジストの露光
を均一におこなうことができる。
における金属導電膜2あるいはレジストの膜厚を上記垂
直面部4bにおける膜厚よりも薄く形成しておいて、立
体基板1の表面にレーザ光Lを照射するようにしている
ために、斜面部4aに対するレーザ光Lが作用するエネ
ルギーは垂直面部4bに対して作用するエネルギーより
も小さいが、斜面部4aと垂直面部4bにおける金属導
電膜2あるいはレジストの膜厚の差によって、立体基板
1の表面の各面の金属導電膜2の除去やレジストの露光
を均一におこなうことができる。
【0018】また、立体基板1の表面に金属導電膜2と
レジスト膜3をこの順に設け、立体基板1の表面にレー
ザ光Lを照射して、レーザ光Lが照射された箇所におい
て上記斜面部4aのレジスト膜3と、上記垂直面部4b
のレジスト膜3及び金属導電膜2を除去し、次にエッチ
ング処理してレジスト膜3で被覆されない金属導電膜2
を除去した後、レジスト膜3を剥離するようにしている
ために、レーザ光Lのエネルギーが高く作用する垂直面
部4bではレジスト膜3と金属導電膜2が除去され、レ
ーザ光Lのエネルギーの作用が低い斜面部4aではレジ
スト膜3のみが除去されて金属導電膜2は残るが、この
残った金属導電膜2はレジスト膜3で被覆されていずエ
ッチング処理で除去することができ、立体基板1の表面
の各面の金属導電膜2の除去を均一におこなうことがで
きる。
レジスト膜3をこの順に設け、立体基板1の表面にレー
ザ光Lを照射して、レーザ光Lが照射された箇所におい
て上記斜面部4aのレジスト膜3と、上記垂直面部4b
のレジスト膜3及び金属導電膜2を除去し、次にエッチ
ング処理してレジスト膜3で被覆されない金属導電膜2
を除去した後、レジスト膜3を剥離するようにしている
ために、レーザ光Lのエネルギーが高く作用する垂直面
部4bではレジスト膜3と金属導電膜2が除去され、レ
ーザ光Lのエネルギーの作用が低い斜面部4aではレジ
スト膜3のみが除去されて金属導電膜2は残るが、この
残った金属導電膜2はレジスト膜3で被覆されていずエ
ッチング処理で除去することができ、立体基板1の表面
の各面の金属導電膜2の除去を均一におこなうことがで
きる。
【0019】また、レーザ源8と集光レンズ9との間に
レーザ光Lを部分的に透過させるマスク10を設け、立
体基板1の表面の高さに応じてマスク10のレーザ光L
の透過箇所と集光レンズ9との間の距離を変えることに
よって、立体基板1の表面でのレーザ光Lの結像点を調
整するようにしているために、立体基板1の表面の高さ
に応じてレーザ光Lを結像させることができ、立体基板
1の表面の各面の金属導電膜2の除去やレジストの露光
を均一におこなうことができる。
レーザ光Lを部分的に透過させるマスク10を設け、立
体基板1の表面の高さに応じてマスク10のレーザ光L
の透過箇所と集光レンズ9との間の距離を変えることに
よって、立体基板1の表面でのレーザ光Lの結像点を調
整するようにしているために、立体基板1の表面の高さ
に応じてレーザ光Lを結像させることができ、立体基板
1の表面の各面の金属導電膜2の除去やレジストの露光
を均一におこなうことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。図
1及び図2は請求項1及び2の発明に対応する実施例を
示すものであり、立体基板1はポリエーテルイミド、芳
香族ポリエステル、ポリフタルアミド等の樹脂を射出成
形して図2(a)のように作製してある。この立体基板
1の表面(上面)は三次元の立体面に形成してあり、立
体基板1の表面にプラズマ処理を施して微細な凹凸を形
成させることによって、粗面化してある。
1及び図2は請求項1及び2の発明に対応する実施例を
示すものであり、立体基板1はポリエーテルイミド、芳
香族ポリエステル、ポリフタルアミド等の樹脂を射出成
形して図2(a)のように作製してある。この立体基板
1の表面(上面)は三次元の立体面に形成してあり、立
体基板1の表面にプラズマ処理を施して微細な凹凸を形
成させることによって、粗面化してある。
【0021】まず、この立体基板1の表面にスパッタリ
ングや真空蒸着等をおこなうことによって、銅(C
u)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、クロム
(Cr)、銀(Ag)等の金属導電膜2が0.1〜2μ
mの厚みで形成してある(金属導電膜2を図2(b)に
斜線で示す)。そして次に、波長248nmのKrFエ
キシマレーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光L
をマスク10及びレンズ23に通して、立体基板1の表
面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分
(回路絶縁部)に選択的にレーザ光Lを照射することに
よって、回路を形成しない部分の金属導電膜2を除去す
ると共に回路パターンで金属導電膜2を残す。
ングや真空蒸着等をおこなうことによって、銅(C
u)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、クロム
(Cr)、銀(Ag)等の金属導電膜2が0.1〜2μ
mの厚みで形成してある(金属導電膜2を図2(b)に
斜線で示す)。そして次に、波長248nmのKrFエ
キシマレーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光L
をマスク10及びレンズ23に通して、立体基板1の表
面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分
(回路絶縁部)に選択的にレーザ光Lを照射することに
よって、回路を形成しない部分の金属導電膜2を除去す
ると共に回路パターンで金属導電膜2を残す。
【0022】このとき、立体基板1の表面は図1や図2
(a)(b)に示すようにレーザ光Lの照射方向に対し
て傾斜している斜面部4aや、レーザ光Lの照射方向に
対して垂直な垂直面部4b等からなるが、垂直面部4b
ではレーザ光Lは垂直に入射するためにこの面では単位
面積当たりに吸収される実効エネルギーが高く、斜面部
4aではレーザ光Lは斜めに入射するためにこの面では
単位面積当たりに吸収される実効エネルギーが低い。こ
のために、各面に照射されるレーザ光Lのエネルギー密
度を変える必要がある。例えば、垂直面部4bの金属導
電膜2を除去するのに最適なエネルギー密度が0.4J
/cm2 の場合、垂直面部4bに対して60°(レーザ
光Lの照射方向に対して30°)の角度で傾斜している
斜面部4aには2倍のエネルギー密度、即ち0.8J/
cm2 でレーザ光Lを照射しないと、垂直面部4bと斜
面部4aの金属導電膜2を均一に除去することができな
い。
(a)(b)に示すようにレーザ光Lの照射方向に対し
て傾斜している斜面部4aや、レーザ光Lの照射方向に
対して垂直な垂直面部4b等からなるが、垂直面部4b
ではレーザ光Lは垂直に入射するためにこの面では単位
面積当たりに吸収される実効エネルギーが高く、斜面部
4aではレーザ光Lは斜めに入射するためにこの面では
単位面積当たりに吸収される実効エネルギーが低い。こ
のために、各面に照射されるレーザ光Lのエネルギー密
度を変える必要がある。例えば、垂直面部4bの金属導
電膜2を除去するのに最適なエネルギー密度が0.4J
/cm2 の場合、垂直面部4bに対して60°(レーザ
光Lの照射方向に対して30°)の角度で傾斜している
斜面部4aには2倍のエネルギー密度、即ち0.8J/
cm2 でレーザ光Lを照射しないと、垂直面部4bと斜
面部4aの金属導電膜2を均一に除去することができな
い。
【0023】そこで図1及び図2の実施例では、立体基
板1の垂直面部4bと斜面部4aに吸収されるレーザ光
Lのエネルギーが略均一になるように、垂直面部4bと
斜面部4aに照射されるレーザ光Lのエネルギー密度を
変える手段として、照射位置に応じてレーザ光Lの透過
率を異ならせた合成石英からなるガラスマスク10を用
いるようにしている。すなわちマスク10のうち、斜面
部4aに照射されるレーザ光Lを透過させる透過部15
aはレーザ光Lを100%透過させるように形成すると
共に垂直面部4bに照射されるレーザ光Lを透過させる
透過部15bはレーザ光Lを50%透過させるように形
成してあり、このマスク10を通してレーザ光Lを立体
基板1に照射すると、レーザ源8から0.8J/cm2
のエネルギー密度で発光されたレーザ光Lは、透過部1
5aを100%が透過して斜面部4aに0.8J/cm
2 のエネルギー密度で照射されると共に、透過部15b
を50%が透過して垂直面部4bに0.4J/cm2 の
エネルギー密度で照射される。従って、レーザ光Lに特
に工夫をしたりする必要なく、レーザ光Lの照射をマス
ク10で調整するだけで、立体基板1の立体表面の各面
に均一にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて図2
(c)のように各面の金属導電膜2を均一に除去するこ
とができるものである。
板1の垂直面部4bと斜面部4aに吸収されるレーザ光
Lのエネルギーが略均一になるように、垂直面部4bと
斜面部4aに照射されるレーザ光Lのエネルギー密度を
変える手段として、照射位置に応じてレーザ光Lの透過
率を異ならせた合成石英からなるガラスマスク10を用
いるようにしている。すなわちマスク10のうち、斜面
部4aに照射されるレーザ光Lを透過させる透過部15
aはレーザ光Lを100%透過させるように形成すると
共に垂直面部4bに照射されるレーザ光Lを透過させる
透過部15bはレーザ光Lを50%透過させるように形
成してあり、このマスク10を通してレーザ光Lを立体
基板1に照射すると、レーザ源8から0.8J/cm2
のエネルギー密度で発光されたレーザ光Lは、透過部1
5aを100%が透過して斜面部4aに0.8J/cm
2 のエネルギー密度で照射されると共に、透過部15b
を50%が透過して垂直面部4bに0.4J/cm2 の
エネルギー密度で照射される。従って、レーザ光Lに特
に工夫をしたりする必要なく、レーザ光Lの照射をマス
ク10で調整するだけで、立体基板1の立体表面の各面
に均一にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて図2
(c)のように各面の金属導電膜2を均一に除去するこ
とができるものである。
【0024】上記のようにしてレーザ光Lの照射で金属
導電膜2を部分的に除去した後、回路パターンで残った
金属導電膜2を陰極として通電し、電気めっきを行なっ
て図2(d)のように金属導電膜2の表面に銅20μ
m、ニッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を
設けて、形成所望厚さの回路に成長させることによっ
て、立体回路を形成することができるものである。
導電膜2を部分的に除去した後、回路パターンで残った
金属導電膜2を陰極として通電し、電気めっきを行なっ
て図2(d)のように金属導電膜2の表面に銅20μ
m、ニッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を
設けて、形成所望厚さの回路に成長させることによっ
て、立体回路を形成することができるものである。
【0025】図3は請求項1及び2の発明に対応する第
2の実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同
様に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあ
り、立体基板1の表面に金属導電膜2が形成してある。
この実施例では、立体基板1の垂直面部4bと斜面部4
aに吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ように、垂直面部4bと斜面部4aに照射されるレーザ
光Lのエネルギー密度を変える手段として、波長248
nmのKrFエキシマレーザ等の2つのレーザ源8a,
8bを用い、レーザ光Lを合成して立体基板1の表面に
照射するようにしてある。
2の実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同
様に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあ
り、立体基板1の表面に金属導電膜2が形成してある。
この実施例では、立体基板1の垂直面部4bと斜面部4
aに吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる
ように、垂直面部4bと斜面部4aに照射されるレーザ
光Lのエネルギー密度を変える手段として、波長248
nmのKrFエキシマレーザ等の2つのレーザ源8a,
8bを用い、レーザ光Lを合成して立体基板1の表面に
照射するようにしてある。
【0026】すなわち、各レーザ源8a,8bから0.
4J/cm2 のエネルギー密度でレーザ光Lを発光させ
る場合、一方のレーザ源8aから発光されたレーザ光L
はマスク10aの透過部15を100%透過した後、ハ
ーフミラー18を100%透過すると共に全反射ミラー
19で100%反射されて方向変換し、レンズ23を通
して立体基板1の表面の金属導電膜2のうち回路を形成
しない部分に照射される。このマスク10aの透過部1
5はレーザ光Lを立体基板1の垂直面部4bと斜面部4
aの両方に照射させるパターンで形成してある。また他
方のレーザ源8bから発光されたレーザ光Lはマスク1
0bの透過部15を100%透過した後、ハーフミラー
18で100%反射されて方向変換すると共にさらに全
反射ミラー19で100%反射されて方向変換し、レン
ズ23を通して立体基板1の表面金属導電膜2のうち回
路を形成しない部分に照射される。このマスク10bは
レーザ光Lを斜面部4aにのみ照射させるパターンで形
成してある。このように、垂直面部4bにはレーザ源8
aからの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光
Lのみが照射されるが、斜面部4aにはこのレーザ源8
aからの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光
Lとレーザ源8bからの0.4J/cm2 のエネルギー
密度のレーザ光Lとが照射され、両レーザ光Lが合成さ
れて0.8J/cm2 のエネルギー密度で照射されるこ
とになる。従って、レーザ光Lに特に工夫をしたりする
必要なく、レーザ光Lの照射を調整するだけで、立体基
板1の表面の各面に均一にレーザ光Lの実効エネルギー
を作用させて金属導電膜2を均一に除去することができ
るものである。
4J/cm2 のエネルギー密度でレーザ光Lを発光させ
る場合、一方のレーザ源8aから発光されたレーザ光L
はマスク10aの透過部15を100%透過した後、ハ
ーフミラー18を100%透過すると共に全反射ミラー
19で100%反射されて方向変換し、レンズ23を通
して立体基板1の表面の金属導電膜2のうち回路を形成
しない部分に照射される。このマスク10aの透過部1
5はレーザ光Lを立体基板1の垂直面部4bと斜面部4
aの両方に照射させるパターンで形成してある。また他
方のレーザ源8bから発光されたレーザ光Lはマスク1
0bの透過部15を100%透過した後、ハーフミラー
18で100%反射されて方向変換すると共にさらに全
反射ミラー19で100%反射されて方向変換し、レン
ズ23を通して立体基板1の表面金属導電膜2のうち回
路を形成しない部分に照射される。このマスク10bは
レーザ光Lを斜面部4aにのみ照射させるパターンで形
成してある。このように、垂直面部4bにはレーザ源8
aからの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光
Lのみが照射されるが、斜面部4aにはこのレーザ源8
aからの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光
Lとレーザ源8bからの0.4J/cm2 のエネルギー
密度のレーザ光Lとが照射され、両レーザ光Lが合成さ
れて0.8J/cm2 のエネルギー密度で照射されるこ
とになる。従って、レーザ光Lに特に工夫をしたりする
必要なく、レーザ光Lの照射を調整するだけで、立体基
板1の表面の各面に均一にレーザ光Lの実効エネルギー
を作用させて金属導電膜2を均一に除去することができ
るものである。
【0027】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図4は請求項1及び3の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図4は請求項1及び3の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
【0028】そして、波長248nmのKrFエキシマ
レーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光Lを立体
基板1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成し
ない部分に選択的にレーザ光Lを照射するにあたって、
既述のように各面に照射されるレーザ光Lのエネルギー
密度を変える必要がある。例えば、垂直面部4bの金属
導電膜2を除去するのに最適なエネルギー密度が0.4
J/cm2 の場合、垂直面部4bに対して60°の角度
で傾斜している斜面部4aには2倍のエネルギー密度、
即ち0.8J/cm2 でレーザ光Lを照射しないと、垂
直面部4bと斜面部4aの金属導電膜2を均一に除去す
ることができない。
レーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光Lを立体
基板1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成し
ない部分に選択的にレーザ光Lを照射するにあたって、
既述のように各面に照射されるレーザ光Lのエネルギー
密度を変える必要がある。例えば、垂直面部4bの金属
導電膜2を除去するのに最適なエネルギー密度が0.4
J/cm2 の場合、垂直面部4bに対して60°の角度
で傾斜している斜面部4aには2倍のエネルギー密度、
即ち0.8J/cm2 でレーザ光Lを照射しないと、垂
直面部4bと斜面部4aの金属導電膜2を均一に除去す
ることができない。
【0029】そこで図4の実施例では、立体基板1の垂
直面部4bと斜面部4aに吸収されるレーザ光Lのエネ
ルギーが略均一になるように、垂直面部4bと斜面部4
aに照射されるレーザ光Lのエネルギー密度を変えるた
めに、垂直面部4bにレーザ光Lを照射する回数より
も、斜面部4aにレーザ光Lを照射する回数を多くする
ようにしている。すなわちマスク10として、レーザ光
Lを立体基板1の垂直面部4bと斜面部4aの両方に照
射させるように透過するパターンで透過部15cを設け
たマスク10aと、レーザ光Lを斜面部4aにのみ照射
させるように透過するパターンで透過部15dを設けた
マスク10bとを用い、波長248nmのKrFエキシ
マレーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光Lを、
まず図4(a)のようにマスク10aの透過部15cを
透過させ、レンズ23を通して立体基板1の表面の金属
導電膜2のうち回路を形成しない部分に照射させる。こ
のときレーザ光Lは立体基板1の垂直面部4bと斜面部
4aの両方に照射される。次にマスク10aとマスク1
0bを取り替え、図4(b)のようにレーザ源8aから
発光されたレーザ光Lをマスク10bの透過部15dを
透過させ、レンズ23を通して立体基板1の表面の金属
導電膜2のうち回路を形成しない部分に照射させる。こ
のときレーザ光Lは斜面部4aにのみ照射される。ここ
で、垂直面部4bには図4(a)の工程でレーザ源8か
らの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光Lが
照射され、垂直面部4bに設けた金属導電膜2のうちレ
ーザ光Lが照射された部分は図4(b)のように除去さ
れるが、斜面部4aに照射されるレーザ光Lのエネルギ
ー密度は0.4J/cm2 では小さいためにレーザ光L
が照射された部分の金属導電膜2は半分程度の厚みで残
る。しかし、次に図4(b)の工程で斜面部4aにはさ
らにレーザ源8からの0.4J/cm2 のエネルギー密
度のレーザ光Lが照射されるために、斜面部4aに照射
されるレーザ光Lのエネルギー密度は合計0.8J/c
m2 となり、図4(c)に示すように半分程度の厚みで
残った金属導電膜2は完全に除去される。従って、レー
ザ光Lに特に工夫をしたりする必要なく、レーザ光Lの
照射を調整するだけで、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて金属導電膜
2を均一に除去することができるものである。
直面部4bと斜面部4aに吸収されるレーザ光Lのエネ
ルギーが略均一になるように、垂直面部4bと斜面部4
aに照射されるレーザ光Lのエネルギー密度を変えるた
めに、垂直面部4bにレーザ光Lを照射する回数より
も、斜面部4aにレーザ光Lを照射する回数を多くする
ようにしている。すなわちマスク10として、レーザ光
Lを立体基板1の垂直面部4bと斜面部4aの両方に照
射させるように透過するパターンで透過部15cを設け
たマスク10aと、レーザ光Lを斜面部4aにのみ照射
させるように透過するパターンで透過部15dを設けた
マスク10bとを用い、波長248nmのKrFエキシ
マレーザ等のレーザ源8から発光されるレーザ光Lを、
まず図4(a)のようにマスク10aの透過部15cを
透過させ、レンズ23を通して立体基板1の表面の金属
導電膜2のうち回路を形成しない部分に照射させる。こ
のときレーザ光Lは立体基板1の垂直面部4bと斜面部
4aの両方に照射される。次にマスク10aとマスク1
0bを取り替え、図4(b)のようにレーザ源8aから
発光されたレーザ光Lをマスク10bの透過部15dを
透過させ、レンズ23を通して立体基板1の表面の金属
導電膜2のうち回路を形成しない部分に照射させる。こ
のときレーザ光Lは斜面部4aにのみ照射される。ここ
で、垂直面部4bには図4(a)の工程でレーザ源8か
らの0.4J/cm2 のエネルギー密度のレーザ光Lが
照射され、垂直面部4bに設けた金属導電膜2のうちレ
ーザ光Lが照射された部分は図4(b)のように除去さ
れるが、斜面部4aに照射されるレーザ光Lのエネルギ
ー密度は0.4J/cm2 では小さいためにレーザ光L
が照射された部分の金属導電膜2は半分程度の厚みで残
る。しかし、次に図4(b)の工程で斜面部4aにはさ
らにレーザ源8からの0.4J/cm2 のエネルギー密
度のレーザ光Lが照射されるために、斜面部4aに照射
されるレーザ光Lのエネルギー密度は合計0.8J/c
m2 となり、図4(c)に示すように半分程度の厚みで
残った金属導電膜2は完全に除去される。従って、レー
ザ光Lに特に工夫をしたりする必要なく、レーザ光Lの
照射を調整するだけで、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて金属導電膜
2を均一に除去することができるものである。
【0030】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図5は請求項1及び4の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図5は請求項1及び4の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
【0031】この実施例では、立体基板1の表面の立体
の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一に
なるように、レーザ光Lの照射方向に対して立体基板1
の向きを変えて立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射
角度を変えるようにしている。すなわり、レーザ光Lの
照射方向に対して斜面部4aの角度に応じた角度で立体
基板1を回転させ、斜面部4aに対するレーザ光Lの入
射角度と、垂直面部4bに対する入射角度が略等しくな
るようにしてある。例えば、斜面部4aの垂直面部4b
に対する傾きが60°の場合、波長248nmのKrF
エキシマレーザ等のレーザ源8から発光されマスク10
の透過部15を透過し、レンズ23を通して照射される
レーザ光Lの照射方向に対して、立体基板1を30°の
角度で傾くように回転させると、斜面部4aに対するレ
ーザ光Lの入射角度は60°になると共に垂直面部4b
に対する入射角度も60°になり、斜面部4aに対する
レーザ光Lの入射角度と垂直面部4bに対する入射角度
とが等しくなる。従って、レーザ光Lに特に工夫をした
りする必要なく、立体基板1を所定角度で回転させるだ
けで、立体基板1の表面の各面に均一にレーザ光Lの実
効エネルギーを作用させて金属導電膜2を均一に除去す
ることができるものである。この方法は、斜面部4aが
垂直面部4bに対して90°以上の角度で傾斜するアン
ダーカット面になっている場合に特に有効である。
の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一に
なるように、レーザ光Lの照射方向に対して立体基板1
の向きを変えて立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射
角度を変えるようにしている。すなわり、レーザ光Lの
照射方向に対して斜面部4aの角度に応じた角度で立体
基板1を回転させ、斜面部4aに対するレーザ光Lの入
射角度と、垂直面部4bに対する入射角度が略等しくな
るようにしてある。例えば、斜面部4aの垂直面部4b
に対する傾きが60°の場合、波長248nmのKrF
エキシマレーザ等のレーザ源8から発光されマスク10
の透過部15を透過し、レンズ23を通して照射される
レーザ光Lの照射方向に対して、立体基板1を30°の
角度で傾くように回転させると、斜面部4aに対するレ
ーザ光Lの入射角度は60°になると共に垂直面部4b
に対する入射角度も60°になり、斜面部4aに対する
レーザ光Lの入射角度と垂直面部4bに対する入射角度
とが等しくなる。従って、レーザ光Lに特に工夫をした
りする必要なく、立体基板1を所定角度で回転させるだ
けで、立体基板1の表面の各面に均一にレーザ光Lの実
効エネルギーを作用させて金属導電膜2を均一に除去す
ることができるものである。この方法は、斜面部4aが
垂直面部4bに対して90°以上の角度で傾斜するアン
ダーカット面になっている場合に特に有効である。
【0032】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図6は請求項1及び5の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図6は請求項1及び5の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基板1
の表面に金属導電膜2が形成してある。
【0033】この実施例では、立体基板1の表面の立体
の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一に
なるよう、一方向から照射されるレーザ光Lを分岐させ
て立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射角度を変える
ようにしている。すなわち、図6(a)のようにハーフ
ミラー等で形成される分岐ミラー21及び一対の反射ミ
ラー22a,22bを用い、波長248nmのKrFエ
キシマレーザ等のレーザ源から発光されるレーザ光Lを
分岐ミラー21に45°の角度で入射させ、レーザ光L
の50%を分岐ミラー21で反射させると共に50%を
分岐ミラー21を透過させる。そして分岐ミラー21で
反射させたレーザ光Lを反射ミラー22aで反射させ、
さらにマスク10aの透過部15aを透過させると共に
レンズ23で集光させて立体基板1の表面に照射させ
る。また分岐ミラー21を透過させたレーザ光Lを反射
ミラー22bで反射させ、さらにマスク10bの透過部
15bを透過させると共に集光レンズ23で集光させて
立体基板1の表面に照射させる。このようにして、一方
向から照射されるレーザ光Lを分岐させることによっ
て、立体基板1の複数箇所に同時にレーザ光Lを照射す
ることができるものであり、生産効率を高めることがで
きるものである。また、立体基板1へのレーザ光Lの入
射角度は反射ミラー22a,22bを角度を矢印方向に
変えるように回転させてレーザ光Lの反射角度を調整す
ることによって制御することができ、斜面部4aに対す
るレーザ光Lの入射角度と垂直面部4bに対する入射角
度が略等しくなるように調整することができ、図6
(b)に示すように斜面部4aの金属導電膜2と垂直面
部4bの金属導電膜2を均一に除去することができるも
のである。
の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一に
なるよう、一方向から照射されるレーザ光Lを分岐させ
て立体基板1の表面へのレーザ光Lの入射角度を変える
ようにしている。すなわち、図6(a)のようにハーフ
ミラー等で形成される分岐ミラー21及び一対の反射ミ
ラー22a,22bを用い、波長248nmのKrFエ
キシマレーザ等のレーザ源から発光されるレーザ光Lを
分岐ミラー21に45°の角度で入射させ、レーザ光L
の50%を分岐ミラー21で反射させると共に50%を
分岐ミラー21を透過させる。そして分岐ミラー21で
反射させたレーザ光Lを反射ミラー22aで反射させ、
さらにマスク10aの透過部15aを透過させると共に
レンズ23で集光させて立体基板1の表面に照射させ
る。また分岐ミラー21を透過させたレーザ光Lを反射
ミラー22bで反射させ、さらにマスク10bの透過部
15bを透過させると共に集光レンズ23で集光させて
立体基板1の表面に照射させる。このようにして、一方
向から照射されるレーザ光Lを分岐させることによっ
て、立体基板1の複数箇所に同時にレーザ光Lを照射す
ることができるものであり、生産効率を高めることがで
きるものである。また、立体基板1へのレーザ光Lの入
射角度は反射ミラー22a,22bを角度を矢印方向に
変えるように回転させてレーザ光Lの反射角度を調整す
ることによって制御することができ、斜面部4aに対す
るレーザ光Lの入射角度と垂直面部4bに対する入射角
度が略等しくなるように調整することができ、図6
(b)に示すように斜面部4aの金属導電膜2と垂直面
部4bの金属導電膜2を均一に除去することができるも
のである。
【0034】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図7の実施例は、斜面部4aが垂直面部4bに対
して90°の角度の直角面である場合の実施例であり、
その他は図6の実施例と同じ構成に形成してある。そし
てこの実施例では、図7(a)のように波長248nm
のKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光されるエ
ネルギー密度が0.8J/cm2 のレーザ光Lを分岐ミ
ラー21で0.4J/cm2 のレーザ光Lに分岐させ、
さらにそれぞれのレーザ光Lを反射ミラー22a,22
bで反射させると共にマスク10a,10b及びレンズ
23を通して立体基板1に照射させるようにしてあり、
このとき、反射ミラー22a,22bの角度を調整して
その反射角度を設定することによって、斜面部4aと垂
直面部4bにそれぞれ45°の入射角でレーザ光Lが照
射されるようにしてある。従って、図7(b)に示すよ
うに斜面部4aの金属導電膜2と垂直面部4bの金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図7の実施例は、斜面部4aが垂直面部4bに対
して90°の角度の直角面である場合の実施例であり、
その他は図6の実施例と同じ構成に形成してある。そし
てこの実施例では、図7(a)のように波長248nm
のKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光されるエ
ネルギー密度が0.8J/cm2 のレーザ光Lを分岐ミ
ラー21で0.4J/cm2 のレーザ光Lに分岐させ、
さらにそれぞれのレーザ光Lを反射ミラー22a,22
bで反射させると共にマスク10a,10b及びレンズ
23を通して立体基板1に照射させるようにしてあり、
このとき、反射ミラー22a,22bの角度を調整して
その反射角度を設定することによって、斜面部4aと垂
直面部4bにそれぞれ45°の入射角でレーザ光Lが照
射されるようにしてある。従って、図7(b)に示すよ
うに斜面部4aの金属導電膜2と垂直面部4bの金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。
【0035】図8(a)の実施例では、レーザ源から発
光されるレーザ光Lをマスク10の一対の透過部15に
透過させて分岐させ、この分岐させたレーザ光Lをレン
ズ23に通した後に反射ミラー22a,22bでそれぞ
れ反射させて立体基板1の表面に均一に照射させるよう
にしてある。また図8(b)の実施例では、レーザ源か
ら発光されるレーザ光Lをマスク10の透過部15に透
過させると共にレンズ23に通した後、外周面が反射面
となった円錐ミラー24で反射させてレーザ光Lを分岐
させ、この分岐させたレーザ光Lを内周面が反射面とな
った円筒ミラー25でそれぞれ反射させて立体基板1の
表面に均一に照射させるようにしてある。
光されるレーザ光Lをマスク10の一対の透過部15に
透過させて分岐させ、この分岐させたレーザ光Lをレン
ズ23に通した後に反射ミラー22a,22bでそれぞ
れ反射させて立体基板1の表面に均一に照射させるよう
にしてある。また図8(b)の実施例では、レーザ源か
ら発光されるレーザ光Lをマスク10の透過部15に透
過させると共にレンズ23に通した後、外周面が反射面
となった円錐ミラー24で反射させてレーザ光Lを分岐
させ、この分岐させたレーザ光Lを内周面が反射面とな
った円筒ミラー25でそれぞれ反射させて立体基板1の
表面に均一に照射させるようにしてある。
【0036】図9は請求項1及び6の発明に対応する実
施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立
体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体
基板1の表面に金属導電膜2が形成してある。この実施
例では、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレ
ーザ光Lのエネルギーが略均一になるよう、反射ミラー
5によってレーザ光Lを反射させて立体基板1の表面へ
のレーザ光Lの入射角度を調整するようにしている。す
なわち、レーザ源8から発光されるレーザ光Lをマスク
10の透過部15を透過させると共にレンズ23に通し
た後に反射ミラー5で反射させ、この反射させたレーザ
光Lを立体基板1の表面に照射させるようにしてある。
立体基板1へのレーザ光Lの入射角度は反射ミラー5の
向きを調整することによって制御することができるの
で、斜面部4aに対するレーザ光Lの入射角度と垂直面
部4bに対する入射角度が略等しくなるように調整する
ことができる。例えば反射ミラー5の向きを調整するこ
とによって図9(a)のように斜面部4aに90°の角
度でレーザ光Lを入射させることができ、さらに反射ミ
ラー5の向きを調整することによって垂直面部4bに対
しても90°の角度でレーザ光Lを入射させることがで
きる。垂直面部4bに対しては反射ミラー5を用いずに
立体基板1の鉛直上方からレーザ光Lを照射することに
よって90°の角度で入射させることも可能である。こ
のようにして、斜面部4aと垂直面部4bに対するレー
ザ光Lの入射角度を略等しくなるように調整することに
よって、斜面部4aの金属導電膜2と垂直面部4bの金
属導電膜2を均一に除去することができるものである。
施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立
体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体
基板1の表面に金属導電膜2が形成してある。この実施
例では、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレ
ーザ光Lのエネルギーが略均一になるよう、反射ミラー
5によってレーザ光Lを反射させて立体基板1の表面へ
のレーザ光Lの入射角度を調整するようにしている。す
なわち、レーザ源8から発光されるレーザ光Lをマスク
10の透過部15を透過させると共にレンズ23に通し
た後に反射ミラー5で反射させ、この反射させたレーザ
光Lを立体基板1の表面に照射させるようにしてある。
立体基板1へのレーザ光Lの入射角度は反射ミラー5の
向きを調整することによって制御することができるの
で、斜面部4aに対するレーザ光Lの入射角度と垂直面
部4bに対する入射角度が略等しくなるように調整する
ことができる。例えば反射ミラー5の向きを調整するこ
とによって図9(a)のように斜面部4aに90°の角
度でレーザ光Lを入射させることができ、さらに反射ミ
ラー5の向きを調整することによって垂直面部4bに対
しても90°の角度でレーザ光Lを入射させることがで
きる。垂直面部4bに対しては反射ミラー5を用いずに
立体基板1の鉛直上方からレーザ光Lを照射することに
よって90°の角度で入射させることも可能である。こ
のようにして、斜面部4aと垂直面部4bに対するレー
ザ光Lの入射角度を略等しくなるように調整することに
よって、斜面部4aの金属導電膜2と垂直面部4bの金
属導電膜2を均一に除去することができるものである。
【0037】図9の実施例では、図9(a)のように波
長248nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8か
ら発光されるレーザ光Lをマスク10aの透過部15a
及びレンズ23に通した後に反射ミラー5で反射させて
90°の入射角度で一方の斜面部4aに照射させ、この
斜面部4aに設けた金属導電膜2のうち回路を形成しな
い部分を図9(b)のように除去した後、図9(b)の
矢印のように立体基板1を水平に所定角度で回転させ、
次に図9(c)のように他のマスク10bを用いてレー
ザ光Lをこのマスク10bの透過部15b及びレンズ2
3に通した後に反射ミラー5で反射させて90°の入射
角度で他方の斜面部4aに照射させ、この斜面部4aに
設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を図9
(d)のように除去するようにしてある。このように立
体基板1を回転させることによって、立体基板1の複数
の面にレーザ光Lを照射することができるものであり、
しかも図6〜図8の実施例のようにレーザ光Lを分岐し
ていないので、エネルギー密度の高いレーザ光Lを照射
することができるものである。垂直面部4bに対して
は、立体基板1の鉛直上方からレーザ光Lを照射するこ
とによって90°の入射角度で照射して垂直面部4bに
設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を除去
することができる。
長248nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8か
ら発光されるレーザ光Lをマスク10aの透過部15a
及びレンズ23に通した後に反射ミラー5で反射させて
90°の入射角度で一方の斜面部4aに照射させ、この
斜面部4aに設けた金属導電膜2のうち回路を形成しな
い部分を図9(b)のように除去した後、図9(b)の
矢印のように立体基板1を水平に所定角度で回転させ、
次に図9(c)のように他のマスク10bを用いてレー
ザ光Lをこのマスク10bの透過部15b及びレンズ2
3に通した後に反射ミラー5で反射させて90°の入射
角度で他方の斜面部4aに照射させ、この斜面部4aに
設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を図9
(d)のように除去するようにしてある。このように立
体基板1を回転させることによって、立体基板1の複数
の面にレーザ光Lを照射することができるものであり、
しかも図6〜図8の実施例のようにレーザ光Lを分岐し
ていないので、エネルギー密度の高いレーザ光Lを照射
することができるものである。垂直面部4bに対して
は、立体基板1の鉛直上方からレーザ光Lを照射するこ
とによって90°の入射角度で照射して垂直面部4bに
設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を除去
することができる。
【0038】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図10の実施例は、斜面部4aが垂直面部4bに
対して90°の角度の直角面である場合の実施例であ
り、その他は図8の実施例と同じ構成に形成してある
が、この実施例では反射ミラー5で反射させたレーザ光
Lを斜面部4aに90°の入射角度で照射させると共
に、反射ミラー5を取り除くことによって垂直面部4b
にレーザ光Lを90°の入射角度で照射させることがで
きるようにしてある。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図10の実施例は、斜面部4aが垂直面部4bに
対して90°の角度の直角面である場合の実施例であ
り、その他は図8の実施例と同じ構成に形成してある
が、この実施例では反射ミラー5で反射させたレーザ光
Lを斜面部4aに90°の入射角度で照射させると共
に、反射ミラー5を取り除くことによって垂直面部4b
にレーザ光Lを90°の入射角度で照射させることがで
きるようにしてある。
【0039】図11は請求項1及び7の発明に対応する
実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に
立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、こ
の立体基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等で図
11(a)のようにパラジウムの厚み0.5μmの金属
導電膜2が設けてある。この実施例では、立体基板1の
表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギー
が略均一になるよう、レーザ光Lを照射するに先立っ
て、立体基板1の表面の垂直面部4bにレーザ光Lの吸
収効率の低い材料6をコーティングしておくようにして
ある。すなわち、図11(b)のように斜面部4aにお
いてのみ金属導電膜2の表面に厚み10μmの電着レジ
スト27を塗布した後、金属導電膜2に通電して電気銅
めっきをおこなうことによって、レーザ光Lの吸収効率
の低い材料6として厚み0.5μmの銅めっき層6aを
図11(c)のように垂直面部4bにおいてのみ金属導
電膜2の表面に設けてある。電着レジスト27を剥離す
ると図11(c)のように、垂直面部4bは0.5μm
のパラジウムの金属導電膜2と0.5μmの銅めっき層
6aの2層に、斜面部4aは0.5μmのパラジウムの
金属導電膜2の1層になっている。
実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に
立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、こ
の立体基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等で図
11(a)のようにパラジウムの厚み0.5μmの金属
導電膜2が設けてある。この実施例では、立体基板1の
表面の立体の各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギー
が略均一になるよう、レーザ光Lを照射するに先立っ
て、立体基板1の表面の垂直面部4bにレーザ光Lの吸
収効率の低い材料6をコーティングしておくようにして
ある。すなわち、図11(b)のように斜面部4aにお
いてのみ金属導電膜2の表面に厚み10μmの電着レジ
スト27を塗布した後、金属導電膜2に通電して電気銅
めっきをおこなうことによって、レーザ光Lの吸収効率
の低い材料6として厚み0.5μmの銅めっき層6aを
図11(c)のように垂直面部4bにおいてのみ金属導
電膜2の表面に設けてある。電着レジスト27を剥離す
ると図11(c)のように、垂直面部4bは0.5μm
のパラジウムの金属導電膜2と0.5μmの銅めっき層
6aの2層に、斜面部4aは0.5μmのパラジウムの
金属導電膜2の1層になっている。
【0040】そして図11(d)のように波長1064
nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネル
ギー密度が0.5J/cm2 のレーザ光Lをマスク10
の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表面
に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を
除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4aは
垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸収
効率が悪いが、垂直面部4bにはレーザ光Lの吸収効率
の低い材料6として銅めっき層6aが設けてあるため
に、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になる。従って、レーザ光L
に特に工夫をしたりする必要なく、またマスク10を交
換したりする必要なく、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて、図11
(e)のように立体基板1の立体表面の各面から金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。
nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネル
ギー密度が0.5J/cm2 のレーザ光Lをマスク10
の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表面
に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を
除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4aは
垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸収
効率が悪いが、垂直面部4bにはレーザ光Lの吸収効率
の低い材料6として銅めっき層6aが設けてあるため
に、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になる。従って、レーザ光L
に特に工夫をしたりする必要なく、またマスク10を交
換したりする必要なく、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて、図11
(e)のように立体基板1の立体表面の各面から金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。
【0041】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図12は請求項1及び8の発明に対応する実施例
を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基
板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、この立体
基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等で図12
(a)のように銅の厚み0.5μmの金属導電膜2が設
けてある。この実施例では、立体基板1の表面の立体の
各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一にな
るよう、レーザ光Lを照射するに先立って、立体基板1
の表面の斜面部4aにレーザ光Lの吸収効率の高い材料
7をコーティングしておくようにしてある。すなわち、
図12(b)のように斜面部4aにおいてのみ金属導電
膜2の表面にマスクスパッタリングをおこなってレーザ
光Lの吸収効率の高い材料7としてニッケル膜7aを析
出させてある。そして図12(c)のように波長106
4nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネ
ルギー密度が0.3J/cm2 のレーザ光Lをマスク1
0の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表
面に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分
を除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4a
は垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸
収効率が悪いが、斜面部4aにはレーザ光Lの吸収効率
の高い材料7としてニッケル膜7aが設けてあるため
に、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になる。従って、レーザ光L
に特に工夫をしたりする必要なく、またマスク10を交
換したりする必要なく、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて、図12
(d)のように金属導電膜2を均一に除去することがで
きるものである。またこの実施例では斜面部4aのレー
ザ光Lの吸収効率を高めているために、レーザ光Lのエ
ネルギーを有効に活用することができるものである。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図12は請求項1及び8の発明に対応する実施例
を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基
板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、この立体
基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等で図12
(a)のように銅の厚み0.5μmの金属導電膜2が設
けてある。この実施例では、立体基板1の表面の立体の
各面に吸収されるレーザ光Lのエネルギーが略均一にな
るよう、レーザ光Lを照射するに先立って、立体基板1
の表面の斜面部4aにレーザ光Lの吸収効率の高い材料
7をコーティングしておくようにしてある。すなわち、
図12(b)のように斜面部4aにおいてのみ金属導電
膜2の表面にマスクスパッタリングをおこなってレーザ
光Lの吸収効率の高い材料7としてニッケル膜7aを析
出させてある。そして図12(c)のように波長106
4nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネ
ルギー密度が0.3J/cm2 のレーザ光Lをマスク1
0の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表
面に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分
を除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4a
は垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸
収効率が悪いが、斜面部4aにはレーザ光Lの吸収効率
の高い材料7としてニッケル膜7aが設けてあるため
に、立体基板1の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光Lのエネルギーが略均一になる。従って、レーザ光L
に特に工夫をしたりする必要なく、またマスク10を交
換したりする必要なく、立体基板1の表面の各面に均一
にレーザ光Lの実効エネルギーを作用させて、図12
(d)のように金属導電膜2を均一に除去することがで
きるものである。またこの実施例では斜面部4aのレー
ザ光Lの吸収効率を高めているために、レーザ光Lのエ
ネルギーを有効に活用することができるものである。
【0042】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図13は、請求項1及び8の発明に対応する第2
の実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様
に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、
この立体基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等を
することによって、まず図13(a)のように斜面部4
aにパラジウム2aの厚み0.5μmの金属導電膜2を
設けると共に、図13(b)のように垂直面部4bに銅
2bの厚み0.5μmの金属導電膜2が設けてある。パ
ラジウム2aは銅2bよりもレーザ光Lの吸収効率の高
いので、この実施例においても斜面部4aにはレーザ光
Lの吸収効率の高い材料7が設けられている。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図13は、請求項1及び8の発明に対応する第2
の実施例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様
に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、
この立体基板1の表面にスパッタリングや真空蒸着等を
することによって、まず図13(a)のように斜面部4
aにパラジウム2aの厚み0.5μmの金属導電膜2を
設けると共に、図13(b)のように垂直面部4bに銅
2bの厚み0.5μmの金属導電膜2が設けてある。パ
ラジウム2aは銅2bよりもレーザ光Lの吸収効率の高
いので、この実施例においても斜面部4aにはレーザ光
Lの吸収効率の高い材料7が設けられている。
【0043】そして図13(c)のように波長1064
nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネル
ギー密度が0.3J/cm2 のレーザ光Lをマスク10
の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表面
に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を
除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4aは
垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸収
効率が悪いが、斜面部4aにはレーザ光Lの吸収効率の
高い材料7であるパラジウム2aで金属導電膜2が設け
てあるために、立体基板1の表面の立体の各面に吸収さ
れるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる。従って、
図13(d)のように立体基板1の各面の金属導電膜2
を均一に除去することができるものである。
nmのYAGレーザ等のレーザ源から発光されるエネル
ギー密度が0.3J/cm2 のレーザ光Lをマスク10
の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1の表面
に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない部分を
除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部4aは
垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光Lの吸収
効率が悪いが、斜面部4aにはレーザ光Lの吸収効率の
高い材料7であるパラジウム2aで金属導電膜2が設け
てあるために、立体基板1の表面の立体の各面に吸収さ
れるレーザ光Lのエネルギーが略均一になる。従って、
図13(d)のように立体基板1の各面の金属導電膜2
を均一に除去することができるものである。
【0044】図14は、請求項9の発明に対応する実施
例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体
基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基
板1の表面に指向性のある成膜をおこなって、斜面部4
aには小さい膜厚で、垂直面部4bには大きい膜厚で金
属導電膜2を設けてある。すなわち、真空蒸着で立体基
板1の表面に銅の金属導電膜2を設ける場合、図14
(a)のように蒸着成分は蒸着源から矢印方向に飛翔す
る指向性があるために、斜面部4aの金属導電膜2は小
さい膜厚、例えば0.5μmの膜厚で、垂直面部4bの
金属導電膜2は大きい膜厚、例えば1μmの膜厚でそれ
ぞれ設けることができるものである。
例を示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体
基板1を作製すると共に表面を粗面化してあり、立体基
板1の表面に指向性のある成膜をおこなって、斜面部4
aには小さい膜厚で、垂直面部4bには大きい膜厚で金
属導電膜2を設けてある。すなわち、真空蒸着で立体基
板1の表面に銅の金属導電膜2を設ける場合、図14
(a)のように蒸着成分は蒸着源から矢印方向に飛翔す
る指向性があるために、斜面部4aの金属導電膜2は小
さい膜厚、例えば0.5μmの膜厚で、垂直面部4bの
金属導電膜2は大きい膜厚、例えば1μmの膜厚でそれ
ぞれ設けることができるものである。
【0045】そして図14(b)のように波長248n
mのKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光される
エネルギー密度が0.4J/cm2 のレーザ光Lをマス
ク10の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1
の表面に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分を除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部
4aは垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光L
の吸収効率が悪いが、斜面部4aの金属導電膜2は膜厚
が小さいために、小さいエネルギーのレーザ光Lで除去
することができる。従って、レーザ光Lに特に工夫をし
たりする必要なく、図14(c)のように立体基板1の
各面の金属導電膜2を均一に除去することができるもの
である。
mのKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光される
エネルギー密度が0.4J/cm2 のレーザ光Lをマス
ク10の透過部15及びレンズ23を通して立体基板1
の表面に照射し、金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分を除去する。このとき、立体基板1の表面の斜面部
4aは垂直面部4bよりも単位面積当たりのレーザ光L
の吸収効率が悪いが、斜面部4aの金属導電膜2は膜厚
が小さいために、小さいエネルギーのレーザ光Lで除去
することができる。従って、レーザ光Lに特に工夫をし
たりする必要なく、図14(c)のように立体基板1の
各面の金属導電膜2を均一に除去することができるもの
である。
【0046】このようにしてレーザ光Lの照射で金属導
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図15は、請求項10の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、まずこの立
体基板1の表面に真空蒸着等で銅の1μm厚の金属導電
膜2を図15(a)のように形成すると共に、さらにそ
の上に電着レジストを塗布して全面露光をおこなうとに
よってレジスト膜3を硬化させる。
電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して回
路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行なう
ことによって、立体回路を形成することができるもので
ある。図15は、請求項10の発明に対応する実施例を
示すものであり、図1の実施例の場合と同様に立体基板
1を作製すると共に表面を粗面化してあり、まずこの立
体基板1の表面に真空蒸着等で銅の1μm厚の金属導電
膜2を図15(a)のように形成すると共に、さらにそ
の上に電着レジストを塗布して全面露光をおこなうとに
よってレジスト膜3を硬化させる。
【0047】そして図15(b)のように波長248n
mのKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光される
エネルギー密度が0.4J/cm2 のレーザ光Lをマス
ク10の透過部15及びレンズ23を通して10ショッ
ト、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路
を形成しない部分に照射する。このとき、立体基板1の
表面の斜面部4aは垂直面部4bよりも単位面積当たり
のレーザ光Lの吸収効率が悪いために、垂直面部4bで
はレーザ光Lを照射した箇所のレジスト膜3と金属導電
膜2の両方が同時に除去されるが、斜面部4aではレー
ザ光Lを照射した箇所のレジスト膜3は除去されるもの
の金属導電膜2は少なくとも0.5μmの厚みで残る。
しかし、レーザ光Lを照射した箇所において斜面部4a
に残ったこの金属導電膜2はレジスト膜3で被覆されて
いなために、塩化第2銅溶液などのエッチング溶液を用
いてエッチング処理することによって図15(c)のよ
うに除去することができる。金属導電膜2の上に残った
レジスト膜3は苛性ソーダ水溶液等を用いて図15
(d)のように剥離することができる。
mのKrFエキシマレーザ等のレーザ源から発光される
エネルギー密度が0.4J/cm2 のレーザ光Lをマス
ク10の透過部15及びレンズ23を通して10ショッ
ト、立体基板1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路
を形成しない部分に照射する。このとき、立体基板1の
表面の斜面部4aは垂直面部4bよりも単位面積当たり
のレーザ光Lの吸収効率が悪いために、垂直面部4bで
はレーザ光Lを照射した箇所のレジスト膜3と金属導電
膜2の両方が同時に除去されるが、斜面部4aではレー
ザ光Lを照射した箇所のレジスト膜3は除去されるもの
の金属導電膜2は少なくとも0.5μmの厚みで残る。
しかし、レーザ光Lを照射した箇所において斜面部4a
に残ったこの金属導電膜2はレジスト膜3で被覆されて
いなために、塩化第2銅溶液などのエッチング溶液を用
いてエッチング処理することによって図15(c)のよ
うに除去することができる。金属導電膜2の上に残った
レジスト膜3は苛性ソーダ水溶液等を用いて図15
(d)のように剥離することができる。
【0048】上記のようにしてレーザ光Lの照射及びエ
ッチングで金属導電膜2を部分的に除去した後、図2
(d)と同様して回路パターンで残した金属導電膜2に
電気めっきを行なうことによって、立体回路を形成する
ことができるものである。このように、エッチングの手
法を併用することによって、斜面部4aにおけるレーザ
光Lの実効エネルギーの不足を補って、立体基板1の表
面の各面の金属導電膜2を均一に除去することができ、
立体回路のパターンニングの信頼性を高めることができ
るものである。
ッチングで金属導電膜2を部分的に除去した後、図2
(d)と同様して回路パターンで残した金属導電膜2に
電気めっきを行なうことによって、立体回路を形成する
ことができるものである。このように、エッチングの手
法を併用することによって、斜面部4aにおけるレーザ
光Lの実効エネルギーの不足を補って、立体基板1の表
面の各面の金属導電膜2を均一に除去することができ、
立体回路のパターンニングの信頼性を高めることができ
るものである。
【0049】図16は、請求項11及び12の発明に対
応する実施例を示すものであり、レーザ源8と集光レン
ズ9とのマスク10を設け、斜面部4aと垂直面部4b
など立体基板1の表面の高さに応じてマスク10のレー
ザ光Lを透過させる透過部15と集光レンズとの間の距
離を変えることによって、立体基板1の表面でのレーザ
光Lの結像点を調整し、立体基板1の表面の立体の各面
にレーザ光Lを結像させるようにしてある。すなわち、
集光レンズ9の焦点距離をf、マスク10と集光レンズ
9との間の反射ミラー30を介した光学的距離をa、集
光レンズ9と立体基板1の表面との間の距離をbとする
と、1/a+1/b=1/fの数式が成立する条件でレ
ーザ光Lは立体基板1の表面に結像する。従って、立体
基板1の表面のうち高さが高い面は集光レンズ9との間
の距離が小さい、つまりbの数値が小さくなるために、
この面に結像させるためにはaを大きくしてマスク10
と集光レンズ9との間の距離が大きくなるように調整す
ればよく、また立体基板1の表面のうち高さが低い面は
集光レンズ9との間の距離が大きい、つまりbの数値が
大きいために、この面に結像させるためにはaを小さく
してマスク10と集光レンズ9との間の距離が小さくな
るように調整すればよい。具体的には、集光レンズ9と
立体基板1の表面との間の距離がb′の部分では、マス
ク10と集光レンズ9との間の距離a′は上記の数式か
ら導かれるa′=fb′/(b−f′)のとして算出す
ることができ、このa′の距離になるようにマスク10
と集光レンズ9との間の距離を調整すればよい。例え
ば、集光レンズ9の焦点距離f=100mm、集光レン
ズ9と立体基板1の表面との距離b=200mmの場
合、マスク10と集光レンズ9との間の距離a=200
mmに調整することによって、立体基板1の表面にレー
ザ光Lを結像させることができるが、立体基板1の表面
のうちこの面よりも20mm高い面では、b′=180
mmになるために、上記の数式よりa′=225mmと
なる。従ってマスク10と集光レンズ10との距離が2
25mmになるように調整することによって、この面に
レーザ光Lを結像させることができることになる。
応する実施例を示すものであり、レーザ源8と集光レン
ズ9とのマスク10を設け、斜面部4aと垂直面部4b
など立体基板1の表面の高さに応じてマスク10のレー
ザ光Lを透過させる透過部15と集光レンズとの間の距
離を変えることによって、立体基板1の表面でのレーザ
光Lの結像点を調整し、立体基板1の表面の立体の各面
にレーザ光Lを結像させるようにしてある。すなわち、
集光レンズ9の焦点距離をf、マスク10と集光レンズ
9との間の反射ミラー30を介した光学的距離をa、集
光レンズ9と立体基板1の表面との間の距離をbとする
と、1/a+1/b=1/fの数式が成立する条件でレ
ーザ光Lは立体基板1の表面に結像する。従って、立体
基板1の表面のうち高さが高い面は集光レンズ9との間
の距離が小さい、つまりbの数値が小さくなるために、
この面に結像させるためにはaを大きくしてマスク10
と集光レンズ9との間の距離が大きくなるように調整す
ればよく、また立体基板1の表面のうち高さが低い面は
集光レンズ9との間の距離が大きい、つまりbの数値が
大きいために、この面に結像させるためにはaを小さく
してマスク10と集光レンズ9との間の距離が小さくな
るように調整すればよい。具体的には、集光レンズ9と
立体基板1の表面との間の距離がb′の部分では、マス
ク10と集光レンズ9との間の距離a′は上記の数式か
ら導かれるa′=fb′/(b−f′)のとして算出す
ることができ、このa′の距離になるようにマスク10
と集光レンズ9との間の距離を調整すればよい。例え
ば、集光レンズ9の焦点距離f=100mm、集光レン
ズ9と立体基板1の表面との距離b=200mmの場
合、マスク10と集光レンズ9との間の距離a=200
mmに調整することによって、立体基板1の表面にレー
ザ光Lを結像させることができるが、立体基板1の表面
のうちこの面よりも20mm高い面では、b′=180
mmになるために、上記の数式よりa′=225mmと
なる。従ってマスク10と集光レンズ10との距離が2
25mmになるように調整することによって、この面に
レーザ光Lを結像させることができることになる。
【0050】そして図16の実施例ではマスク10とし
て立体基板1の高さの異なる各面にレーザ光Lを透過さ
せて照射させる透過部15a,15b…をそれぞれ設け
た複数枚の平板マスク11a,11b…を用いて、立体
基板1の表面の立体の各面にレーザ光Lを結像させるよ
うにしてある。すなわち、まず図1の実施例の場合と同
様に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化し、この
立体基板1の表面にはマグネトロンスパッタリング等で
銅の1μm厚の金属導電膜2が設けてある。そして波長
248nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8から
発光されるレーザ光Lを照射するにあたって、レーザ光
Lを照射する立体基板1の表面の各面の高さに応じて1
/a+1/b=1/fの数式が成立するように平板マス
ク11a,11b…と集光レンズ9との間の距離aを設
定して、図16(a)〜(d)の順に各平板マスク11
a,11b…の位置を変えながらレーザ光Lの照射を行
なうことによって、図19のように立体基板1の表面の
立体の各面にレーザ光Lを結像させ、立体基板1の各面
の金属導電膜2を均一に除去することができるものであ
る。
て立体基板1の高さの異なる各面にレーザ光Lを透過さ
せて照射させる透過部15a,15b…をそれぞれ設け
た複数枚の平板マスク11a,11b…を用いて、立体
基板1の表面の立体の各面にレーザ光Lを結像させるよ
うにしてある。すなわち、まず図1の実施例の場合と同
様に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化し、この
立体基板1の表面にはマグネトロンスパッタリング等で
銅の1μm厚の金属導電膜2が設けてある。そして波長
248nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8から
発光されるレーザ光Lを照射するにあたって、レーザ光
Lを照射する立体基板1の表面の各面の高さに応じて1
/a+1/b=1/fの数式が成立するように平板マス
ク11a,11b…と集光レンズ9との間の距離aを設
定して、図16(a)〜(d)の順に各平板マスク11
a,11b…の位置を変えながらレーザ光Lの照射を行
なうことによって、図19のように立体基板1の表面の
立体の各面にレーザ光Lを結像させ、立体基板1の各面
の金属導電膜2を均一に除去することができるものであ
る。
【0051】上記のようにしてレーザ光Lの照射で金属
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。図17は、請求項11及び12の発明に対応す
る第2の実施例を示すものであり、この実施例では、レ
ーザ光Lを照射する立体基板1の表面の各面の高さに応
じて1/a+1/b=1/fの数式が成立するように複
数枚の各平板マスク11a,11b…と集光レンズ9と
の間の距離aを設定して重ねて配置し、複数枚の平板マ
スク11a,11b…を通してレーザ光Lの照射を行な
うようにしてある。
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。図17は、請求項11及び12の発明に対応す
る第2の実施例を示すものであり、この実施例では、レ
ーザ光Lを照射する立体基板1の表面の各面の高さに応
じて1/a+1/b=1/fの数式が成立するように複
数枚の各平板マスク11a,11b…と集光レンズ9と
の間の距離aを設定して重ねて配置し、複数枚の平板マ
スク11a,11b…を通してレーザ光Lの照射を行な
うようにしてある。
【0052】図18は、請求項11及び13の発明に対
応する実施例を示すものであり、上記の図16の実施例
ではマスク10として複数枚の平板マスク11a,11
b…を用いて、各平板マスク11a,11b…の位置を
変えることによって、各平板マスク11a,11b…の
透過部15a,15b…と集光レンズ9との間の距離を
変えて立体基板1の表面でのレーザ光Lの結像点を調整
するようにしているが、図16の実施例では、マスク1
0として立体基板1の表面の高さに応じた立体形状を有
する立体マスク12を用いて、立体基板1の表面の高さ
に応じて立体マスク12のレーザ光Lの透過箇所と集光
レンズ9との間の距離を変えるようにしてある。
応する実施例を示すものであり、上記の図16の実施例
ではマスク10として複数枚の平板マスク11a,11
b…を用いて、各平板マスク11a,11b…の位置を
変えることによって、各平板マスク11a,11b…の
透過部15a,15b…と集光レンズ9との間の距離を
変えて立体基板1の表面でのレーザ光Lの結像点を調整
するようにしているが、図16の実施例では、マスク1
0として立体基板1の表面の高さに応じた立体形状を有
する立体マスク12を用いて、立体基板1の表面の高さ
に応じて立体マスク12のレーザ光Lの透過箇所と集光
レンズ9との間の距離を変えるようにしてある。
【0053】すなわち、まず図1の実施例の場合と同様
に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化し、この立
体基板1の表面にはマグネトロンスパッタリング等で銅
の1μm厚の金属導電膜2が設けてある。そして波長2
48nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8から発
光されるレーザ光Lを照射するにあたって、レーザ光L
を照射する立体基板1の表面の各面の高さに応じて1/
a+1/b=1/fの数式が成立するように集光レンズ
9との間の距離aが満足される立体形状に図18(b)
のように作製した立体マスク12を用い、図18(a)
のようにして立体マスク12の透過部15を透過させた
レーザ光Lを立体基板1の表面に照射するようにしてあ
る。立体マスク12の透過部15は立体マスク12の立
体形状に沿った立体形状になっているために、立体基板
1の表面の各面に対応する透過部15と集光レンズ9と
の距離bは1/a+1/b=1/fの数式を満たすこと
ができ、図19のように立体基板1の表面の立体の各面
にレーザ光Lを結像させて、立体基板1の各面の金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。この
実施例では図15の実施例のようにマスク10として複
数枚の平板マスク11,11b…を用いる必要がなく、
一枚の立体マスク12で対応することができるものであ
る。
に立体基板1を作製すると共に表面を粗面化し、この立
体基板1の表面にはマグネトロンスパッタリング等で銅
の1μm厚の金属導電膜2が設けてある。そして波長2
48nmのKrFエキシマレーザ等のレーザ源8から発
光されるレーザ光Lを照射するにあたって、レーザ光L
を照射する立体基板1の表面の各面の高さに応じて1/
a+1/b=1/fの数式が成立するように集光レンズ
9との間の距離aが満足される立体形状に図18(b)
のように作製した立体マスク12を用い、図18(a)
のようにして立体マスク12の透過部15を透過させた
レーザ光Lを立体基板1の表面に照射するようにしてあ
る。立体マスク12の透過部15は立体マスク12の立
体形状に沿った立体形状になっているために、立体基板
1の表面の各面に対応する透過部15と集光レンズ9と
の距離bは1/a+1/b=1/fの数式を満たすこと
ができ、図19のように立体基板1の表面の立体の各面
にレーザ光Lを結像させて、立体基板1の各面の金属導
電膜2を均一に除去することができるものである。この
実施例では図15の実施例のようにマスク10として複
数枚の平板マスク11,11b…を用いる必要がなく、
一枚の立体マスク12で対応することができるものであ
る。
【0054】上記のようにしてレーザ光Lの照射で金属
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。上記各実施例ではマスク10を用いて立体基板
1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分の全面にレーザ光Lに照射して、回路パターンで金
属導電膜2を残した他の部分は除去するようにしたが、
ビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭で走査させ
て照射するようにすることもできる。すなわち、図20
(a)のように成形した立体基板1の表面に、プラズマ
処理後にスパッタリング等をおこなって図20(b)の
ように金属導電膜2を形成し(金属導電膜2を斜線で示
す)、次にビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭
で走査させて照射することによって図20(c)のよう
に回路パターンの輪郭で金属導電膜2を除去し、この回
路パターンの部分の金属導電膜2に通電して電気めっき
することによって図20(d)のように銅20μm、ニ
ッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を設け、
そしてソフトエッッチングして回路パターンの輪郭より
外側の金属導電膜2を除去することによって、図20
(e)のような立体回路を形成することができるもので
ある。
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。上記各実施例ではマスク10を用いて立体基板
1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分の全面にレーザ光Lに照射して、回路パターンで金
属導電膜2を残した他の部分は除去するようにしたが、
ビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭で走査させ
て照射するようにすることもできる。すなわち、図20
(a)のように成形した立体基板1の表面に、プラズマ
処理後にスパッタリング等をおこなって図20(b)の
ように金属導電膜2を形成し(金属導電膜2を斜線で示
す)、次にビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭
で走査させて照射することによって図20(c)のよう
に回路パターンの輪郭で金属導電膜2を除去し、この回
路パターンの部分の金属導電膜2に通電して電気めっき
することによって図20(d)のように銅20μm、ニ
ッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を設け、
そしてソフトエッッチングして回路パターンの輪郭より
外側の金属導電膜2を除去することによって、図20
(e)のような立体回路を形成することができるもので
ある。
【0055】また上記各実施例では、立体基板の表面に
設けた金属導電膜をレーザ光の照射で除去する工程を経
て、立体回路を形成するようにしているが、立体基板の
表面に設けたレジストを露光処理する工程を経て立体回
路を形成することもできる。例えば、立体基板の表面に
薄膜の金属導電膜を設けると共にさらにその上に感光性
のレジストを設け、立体基板の表面にレーザ光を部分的
に照射してレジストを部分的に露光させる。そして、現
像処理して回路となる箇所のレジストを部分的に溶解除
去するようにした場合には、レジストの除去によって露
出する部分の金属導電膜に通電して電気めっきをおこな
うことにより所望厚さの回路に成長させ、最後にレジス
トを剥離すると共にレジストの剥離によって露出する金
属導電膜をエッチング処理して除去することによって、
立体回路を形成するようにすることができるものであ
り、あるいは、現像処理して回路となる箇所以外のレジ
ストを部分的に溶解除去するようにした場合には、レジ
ストの除去によって露出する部分の金属導電膜をエッチ
ング処理して除去し、さらにレジストを剥離して金属導
電膜を露出させると共にこの金属導電膜に通電して電気
めっきをおこなうことによって所望厚さの回路に成長さ
せ、立体回路を形成することができるものである。
設けた金属導電膜をレーザ光の照射で除去する工程を経
て、立体回路を形成するようにしているが、立体基板の
表面に設けたレジストを露光処理する工程を経て立体回
路を形成することもできる。例えば、立体基板の表面に
薄膜の金属導電膜を設けると共にさらにその上に感光性
のレジストを設け、立体基板の表面にレーザ光を部分的
に照射してレジストを部分的に露光させる。そして、現
像処理して回路となる箇所のレジストを部分的に溶解除
去するようにした場合には、レジストの除去によって露
出する部分の金属導電膜に通電して電気めっきをおこな
うことにより所望厚さの回路に成長させ、最後にレジス
トを剥離すると共にレジストの剥離によって露出する金
属導電膜をエッチング処理して除去することによって、
立体回路を形成するようにすることができるものであ
り、あるいは、現像処理して回路となる箇所以外のレジ
ストを部分的に溶解除去するようにした場合には、レジ
ストの除去によって露出する部分の金属導電膜をエッチ
ング処理して除去し、さらにレジストを剥離して金属導
電膜を露出させると共にこの金属導電膜に通電して電気
めっきをおこなうことによって所望厚さの回路に成長さ
せ、立体回路を形成することができるものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、立体基板の表面にレーザ光を照射することによ
って、立体基板の表面に設けた金属導電膜を除去するか
あるいは立体基板の表面に設けたレジストを露光処理す
る工程を経て、立体基板の表面に回路を形成するにあた
って、立体基板の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光のエネルギーが略均一になるようにレーザ光の照射を
調整する手段を用いて、立体基板の表面にレーザ光を照
射するようにしたので、立体基板の表面の立体の各面の
金属導電膜やレジストに作用するレーザ光のエネルギー
が実効的に略均一になり、立体基板の表面の各面の金属
導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことが
できるものであり、立体基板の表面に均一に回路を形成
することができるものである。
発明は、立体基板の表面にレーザ光を照射することによ
って、立体基板の表面に設けた金属導電膜を除去するか
あるいは立体基板の表面に設けたレジストを露光処理す
る工程を経て、立体基板の表面に回路を形成するにあた
って、立体基板の表面の立体の各面に吸収されるレーザ
光のエネルギーが略均一になるようにレーザ光の照射を
調整する手段を用いて、立体基板の表面にレーザ光を照
射するようにしたので、立体基板の表面の立体の各面の
金属導電膜やレジストに作用するレーザ光のエネルギー
が実効的に略均一になり、立体基板の表面の各面の金属
導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことが
できるものであり、立体基板の表面に均一に回路を形成
することができるものである。
【0057】また請求項2に記載の発明は、立体基板の
表面のレーザ光の照射方向に対して傾斜する斜面部の傾
斜角度に応じて、斜面部へのレーザ光の照射のエネルギ
ー密度を調整することによって、立体基板の表面の立体
の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略均一にな
るようにしたので、立体基板の表面の各面の金属導電膜
の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ、
立体基板の表面に均一に回路を形成することができるも
のである。
表面のレーザ光の照射方向に対して傾斜する斜面部の傾
斜角度に応じて、斜面部へのレーザ光の照射のエネルギ
ー密度を調整することによって、立体基板の表面の立体
の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略均一にな
るようにしたので、立体基板の表面の各面の金属導電膜
の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ、
立体基板の表面に均一に回路を形成することができるも
のである。
【0058】また請求項3に記載の発明は、立体基板の
表面のレーザ光の照射方向に対して垂直な垂直面部に対
するレーザ光の照射回数よりも上記斜面部に対するレー
ザ光の照射回数を多くすることによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく照射回数の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものである。
表面のレーザ光の照射方向に対して垂直な垂直面部に対
するレーザ光の照射回数よりも上記斜面部に対するレー
ザ光の照射回数を多くすることによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく照射回数の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものである。
【0059】また請求項4に記載の発明は、レーザ光の
照射方向に対して立体基板の向きを変えて立体基板の表
面へのレーザ光の入射角度を変えることによって、立体
基板の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネル
ギーが略均一になるようにしたので、レーザ光に工夫を
する必要なく立体基板の向きの調整で立体基板の表面の
各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこ
なうことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成す
ることができるものである。
照射方向に対して立体基板の向きを変えて立体基板の表
面へのレーザ光の入射角度を変えることによって、立体
基板の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネル
ギーが略均一になるようにしたので、レーザ光に工夫を
する必要なく立体基板の向きの調整で立体基板の表面の
各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこ
なうことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成す
ることができるものである。
【0060】また請求項5に記載の発明は、一方向から
照射されるレーザ光を分岐させて立体基板の表面へのレ
ーザ光の入射角度を変えることによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく入射角度の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものであり、しかもレーザ光の分岐によって立体基板
の表面の各面を均一にレーザ光で照射することができる
ものである。
照射されるレーザ光を分岐させて立体基板の表面へのレ
ーザ光の入射角度を変えることによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく入射角度の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものであり、しかもレーザ光の分岐によって立体基板
の表面の各面を均一にレーザ光で照射することができる
ものである。
【0061】また請求項6に記載の発明は、反射ミラー
によってレーザ光を反射させて立体基板の表面へのレー
ザ光の入射角度を調整することによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく入射角度の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものである。
によってレーザ光を反射させて立体基板の表面へのレー
ザ光の入射角度を調整することによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたので、レーザ光に工夫をする必要
なく入射角度の調整で立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことがで
き、立体基板の表面に均一に回路を形成することができ
るものである。
【0062】また請求項7に記載の発明は、レーザ光を
照射するに先立って、立体基板の表面の上記垂直面部に
レーザ光の吸収効率の低い材料をコーティングしておく
ことによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収され
るレーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたの
で、レーザ光の吸収効率の低い材料を用いることによっ
てレーザ光に工夫をする必要なく立体基板の表面の各面
の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなう
ことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成するこ
とができるものである。
照射するに先立って、立体基板の表面の上記垂直面部に
レーザ光の吸収効率の低い材料をコーティングしておく
ことによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収され
るレーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたの
で、レーザ光の吸収効率の低い材料を用いることによっ
てレーザ光に工夫をする必要なく立体基板の表面の各面
の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなう
ことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成するこ
とができるものである。
【0063】また請求項8に記載の発明は、レーザ光を
照射するに先立って、立体基板の表面の上記斜面部にレ
ーザ光の吸収効率の高い材料をコーティングしておくこ
とによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたので、
レーザ光の吸収効率の高い材料を用いることによってレ
ーザ光に工夫をする必要なく立体基板の表面の各面の金
属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなうこと
ができ、立体基板の表面に均一に回路を形成することが
できるものである。
照射するに先立って、立体基板の表面の上記斜面部にレ
ーザ光の吸収効率の高い材料をコーティングしておくこ
とによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたので、
レーザ光の吸収効率の高い材料を用いることによってレ
ーザ光に工夫をする必要なく立体基板の表面の各面の金
属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなうこと
ができ、立体基板の表面に均一に回路を形成することが
できるものである。
【0064】次に、本発明の請求項9に記載の発明は、
立体基板の表面にレーザ光を照射することによって、立
体基板の表面に設けた金属導電膜を除去するかあるいは
立体基板の表面に設けたレジストを露光処理する工程を
経て、立体基板の表面に回路を形成するにあたって、立
体基板の表面の上記斜面部における金属導電膜あるいは
レジストの膜厚を上記垂直面部における膜厚よりも薄く
形成しておいて、立体基板の表面にレーザ光を照射する
ようにしたので、斜面部に対するレーザ光が作用するエ
ネルギーは垂直面部に対して作用するエネルギーよりも
小さいが、斜面部と垂直面部における金属導電膜あるい
はレジストの膜厚の差によって、立体基板の表面の各面
の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなう
ことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成するこ
とができるものである。
立体基板の表面にレーザ光を照射することによって、立
体基板の表面に設けた金属導電膜を除去するかあるいは
立体基板の表面に設けたレジストを露光処理する工程を
経て、立体基板の表面に回路を形成するにあたって、立
体基板の表面の上記斜面部における金属導電膜あるいは
レジストの膜厚を上記垂直面部における膜厚よりも薄く
形成しておいて、立体基板の表面にレーザ光を照射する
ようにしたので、斜面部に対するレーザ光が作用するエ
ネルギーは垂直面部に対して作用するエネルギーよりも
小さいが、斜面部と垂直面部における金属導電膜あるい
はレジストの膜厚の差によって、立体基板の表面の各面
の金属導電膜の除去やレジストの露光を均一におこなう
ことができ、立体基板の表面に均一に回路を形成するこ
とができるものである。
【0065】さらに、本発明の請求項10に記載の発明
は、立体基板の表面に金属導電膜とレジスト膜をこの順
に設け、立体基板の表面にレーザ光を照射して、レーザ
光が照射された箇所において上記斜面部のレジスト膜
と、上記垂直面部のレジスト膜及び金属導電膜を除去
し、次にエッチング処理してレジスト膜で被覆されない
金属導電膜を除去した後、レジスト膜を剥離するように
したので、レーザ光のエネルギーが高く作用する垂直面
部ではレジスト膜と金属導電膜が除去され、レーザ光の
エネルギーの作用が低い斜面部ではレジスト膜のみが除
去されて金属導電膜は残るが、この残った金属導電膜は
レジスト膜で被覆されていずエッチング処理で除去する
ことができ、立体基板の表面の各面の金属導電膜の除去
を均一におこなうことができるものであり、立体基板の
表面に均一に回路を形成することができるものである。
は、立体基板の表面に金属導電膜とレジスト膜をこの順
に設け、立体基板の表面にレーザ光を照射して、レーザ
光が照射された箇所において上記斜面部のレジスト膜
と、上記垂直面部のレジスト膜及び金属導電膜を除去
し、次にエッチング処理してレジスト膜で被覆されない
金属導電膜を除去した後、レジスト膜を剥離するように
したので、レーザ光のエネルギーが高く作用する垂直面
部ではレジスト膜と金属導電膜が除去され、レーザ光の
エネルギーの作用が低い斜面部ではレジスト膜のみが除
去されて金属導電膜は残るが、この残った金属導電膜は
レジスト膜で被覆されていずエッチング処理で除去する
ことができ、立体基板の表面の各面の金属導電膜の除去
を均一におこなうことができるものであり、立体基板の
表面に均一に回路を形成することができるものである。
【0066】さらに、本発明の請求項11に記載の発明
は、レーザ源から集光レンズを通したレーザ光を立体基
板の表面に照射することによって、立体基板の表面に設
けた金属導電膜を除去するかあるいは立体基板の表面に
設けたレジストを露光処理する工程を経て、立体基板の
表面に回路を形成するにあたって、レーザ源と集光レン
ズとの間にマスクを設け、立体基板の表面の高さに応じ
てマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズとの間の距
離を変えることによって、立体基板の表面でのレーザ光
の結像点を調整するようにしたので、立体基板の表面の
高さに応じてレーザ光を結像させることができ、立体基
板の表面の各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を
均一におこなうことができるものであり、立体基板の表
面に均一に回路を形成することができるものである。
は、レーザ源から集光レンズを通したレーザ光を立体基
板の表面に照射することによって、立体基板の表面に設
けた金属導電膜を除去するかあるいは立体基板の表面に
設けたレジストを露光処理する工程を経て、立体基板の
表面に回路を形成するにあたって、レーザ源と集光レン
ズとの間にマスクを設け、立体基板の表面の高さに応じ
てマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズとの間の距
離を変えることによって、立体基板の表面でのレーザ光
の結像点を調整するようにしたので、立体基板の表面の
高さに応じてレーザ光を結像させることができ、立体基
板の表面の各面の金属導電膜の除去やレジストの露光を
均一におこなうことができるものであり、立体基板の表
面に均一に回路を形成することができるものである。
【0067】また請求項12の発明は、マスクとして複
数枚の平板マスクを用い、各平板マスクと集光レンズと
の間の距離を変えることによって、立体基板の表面の高
さに応じてマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズと
の間の距離を変えるようにしたので、複数枚の平板マス
クを用いて立体基板の表面の高さに応じてレーザ光を結
像させることができ、立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ
るものであり、立体基板の表面に均一に回路を形成する
ことができるものである。
数枚の平板マスクを用い、各平板マスクと集光レンズと
の間の距離を変えることによって、立体基板の表面の高
さに応じてマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズと
の間の距離を変えるようにしたので、複数枚の平板マス
クを用いて立体基板の表面の高さに応じてレーザ光を結
像させることができ、立体基板の表面の各面の金属導電
膜の除去やレジストの露光を均一におこなうことができ
るものであり、立体基板の表面に均一に回路を形成する
ことができるものである。
【0068】また請求項13の発明は、マスクとして立
体基板の表面の高さに応じた立体形状を有する立体マス
クを用いることによって、立体基板の表面の高さに応じ
てマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズとの間の距
離を変えるようにしたので、立体マスクを用いて立体基
板の表面の高さに応じてレーザ光を結像させることがで
き、立体基板の表面の各面の金属導電膜の除去やレジス
トの露光を均一におこなうことができるものであり、立
体基板の表面に均一に回路を形成することができるもの
である。
体基板の表面の高さに応じた立体形状を有する立体マス
クを用いることによって、立体基板の表面の高さに応じ
てマスクのレーザ光の透過箇所と集光レンズとの間の距
離を変えるようにしたので、立体マスクを用いて立体基
板の表面の高さに応じてレーザ光を結像させることがで
き、立体基板の表面の各面の金属導電膜の除去やレジス
トの露光を均一におこなうことができるものであり、立
体基板の表面に均一に回路を形成することができるもの
である。
【図1】本発明の一実施例の概略断面図である。
【図2】本発明の同上の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は斜視図である。
(a)乃至(d)は斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
乃至(c)は概略断面図である。
乃至(c)は概略断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
及び(b)は概略断面図である。
及び(b)は概略断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
及び(b)は概略断面図である。
及び(b)は概略断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
及び(b)は概略断面図である。
及び(b)は概略断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示すものであり、(a)
乃至(d)は概略断面図である。
乃至(d)は概略断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は概略断面図である。
(a)乃至(d)は概略断面図である。
【図11】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(e)は概略断面図である。
(a)乃至(e)は概略断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は概略断面図である。
(a)乃至(d)は概略断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は概略断面図である。
(a)乃至(d)は概略断面図である。
【図14】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(c)は概略断面図である。
(a)乃至(c)は概略断面図である。
【図15】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は概略断面図である。
(a)乃至(d)は概略断面図である。
【図16】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)乃至(d)は概略断面図である。
(a)乃至(d)は概略断面図である。
【図17】本発明の他の実施例を示す概略断面図であ
る。
る。
【図18】本発明の他の実施例を示すものであり、
(a)は概略断面図、(b)は立体マスクの斜視図であ
る。
(a)は概略断面図、(b)は立体マスクの斜視図であ
る。
【図19】本発明の他の実施例を示す立体基板の一部切
欠斜視図である。
欠斜視図である。
【図20】立体回路を形成する方法の一つを示すもので
あり、(a)乃至(e)は斜視図である。
あり、(a)乃至(e)は斜視図である。
1 立体基板 2 金属導電膜 3 レジスト膜 4a 斜面部 4b 垂直面部 5 反射ミラー 6 レーザ光の吸収効率の低い材料 7 レーザ光の吸収効率の高い材料 8 レーザ源 9 集光レンズ 10 マスク 11 平板マスク 12 立体マスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】上記のようにしてレーザ光Lの照射で金属
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。上記各実施例ではマスク10を用いて立体基板
1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分の全面にレーザ光Lに照射して、回路パターンで金
属導電膜2を残した他の部分は除去するようにしたが、
ビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭で走査させ
て照射するようにすることもできる。すなわち、図20
(a)のように成形した立体基板1の表面に、プラズマ
処理後にスパッタリング等をおこなって図20(b)の
ように金属導電膜2を形成し(金属導電膜2を斜線で示
す)、次にビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭
で走査させて照射することによって図20(c)のよう
に回路パターンの輪郭で金属導電膜2を除去し、この回
路パターンの部分の金属導電膜2に通電して電気めっき
することによって図20(d)のように銅20μm、ニ
ッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を設け、
そしてソフトエッチングして回路パターンの輪郭より外
側の金属導電膜2を除去することによって、図20
(e)のような立体回路を形成することができるもので
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────
導電膜2を部分的に除去した後、図2(d)と同様して
回路パターンで残した金属導電膜2に電気めっきを行な
うことによって、立体回路を形成することができるもの
である。上記各実施例ではマスク10を用いて立体基板
1の表面に設けた金属導電膜2のうち回路を形成しない
部分の全面にレーザ光Lに照射して、回路パターンで金
属導電膜2を残した他の部分は除去するようにしたが、
ビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭で走査させ
て照射するようにすることもできる。すなわち、図20
(a)のように成形した立体基板1の表面に、プラズマ
処理後にスパッタリング等をおこなって図20(b)の
ように金属導電膜2を形成し(金属導電膜2を斜線で示
す)、次にビーム状のレーザ光Lを回路パターンの輪郭
で走査させて照射することによって図20(c)のよう
に回路パターンの輪郭で金属導電膜2を除去し、この回
路パターンの部分の金属導電膜2に通電して電気めっき
することによって図20(d)のように銅20μm、ニ
ッケル5μm、金1μmの厚みでめっき層16を設け、
そしてソフトエッチングして回路パターンの輪郭より外
側の金属導電膜2を除去することによって、図20
(e)のような立体回路を形成することができるもので
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/18 H05K 3/08 D 3/18 D 7511−4E
Claims (13)
- 【請求項1】 立体基板の表面にレーザ光を照射するこ
とによって、立体基板の表面に設けた金属導電膜を除去
するかあるいは立体基板の表面に設けたレジストを露光
処理する工程を経て、立体基板の表面に回路を形成する
にあたって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにレーザ光の
照射を調整する手段を用いて、立体基板の表面にレーザ
光を照射することを特徴とする立体回路の形成方法。 - 【請求項2】 立体基板の表面のレーザ光の照射方向に
対して傾斜する斜面部の傾斜角度に応じて、斜面部への
レーザ光の照射のエネルギー密度を調整することによっ
て、立体基板の表面の立体の各面に吸収されるレーザ光
のエネルギーが略均一になるようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載の立体回路の形成方法。 - 【請求項3】 立体基板の表面のレーザ光の照射方向に
対して垂直な垂直面部に対するレーザ光の照射回数より
も上記斜面部に対するレーザ光の照射回数を多くするこ
とによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたことを
特徴とする請求項1に記載の立体回路の形成方法。 - 【請求項4】 レーザ光の照射方向に対して立体基板の
向きを変えて立体基板の表面へのレーザ光の入射角度を
変えることによって、立体基板の表面の立体の各面に吸
収されるレーザ光のエネルギーが略均一になるようにし
たことを特徴とする請求項1に記載の立体回路の形成方
法。 - 【請求項5】 一方向から照射されるレーザ光を分岐さ
せて立体基板の表面へのレーザ光の入射角度を変えるこ
とによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたことを
特徴とする請求項1に記載の立体回路の形成方法。 - 【請求項6】 反射ミラーによってレーザ光を反射させ
て立体基板の表面へのレーザ光の入射角度を調整するこ
とによって、立体基板の表面の立体の各面に吸収される
レーザ光のエネルギーが略均一になるようにしたことを
特徴とする請求項1に記載の立体回路の形成方法。 - 【請求項7】 レーザ光を照射するに先立って、立体基
板の表面の上記垂直面部にレーザ光の吸収効率の低い材
料をコーティングしておくことによって、立体基板の表
面の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略
均一になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
の立体回路の形成方法。 - 【請求項8】 レーザ光を照射するに先立って、立体基
板の表面の上記斜面部にレーザ光の吸収効率の高い材料
をコーティングしておくことによって、立体基板の表面
の立体の各面に吸収されるレーザ光のエネルギーが略均
一になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
立体回路の形成方法。 - 【請求項9】 立体基板の表面にレーザ光を照射するこ
とによって、立体基板の表面に設けた金属導電膜を除去
するかあるいは立体基板の表面に設けたレジストを露光
処理する工程を経て、立体基板の表面に回路を形成する
にあたって、立体基板の表面の上記斜面部における金属
導電膜あるいはレジストの膜厚を上記垂直面部における
膜厚よりも薄く形成しておいて、立体基板の表面にレー
ザ光を照射することを特徴とする立体回路の形成方法。 - 【請求項10】 立体基板の表面に金属導電膜とレジス
ト膜をこの順に設け、立体基板の表面にレーザ光を照射
して、レーザ光が照射された箇所において上記斜面部の
レジスト膜と、上記垂直面部のレジスト膜及び金属導電
膜を除去し、次にエッチング処理してレジスト膜で被覆
されない金属導電膜を除去した後、レジスト膜を剥離す
ることを特徴とする立体回路の形成方法。 - 【請求項11】 レーザ源から集光レンズを通したレー
ザ光を立体基板の表面に照射することによって、立体基
板の表面に設けた金属導電膜を除去するかあるいは立体
基板の表面に設けたレジストを露光処理する工程を経
て、立体基板の表面に回路を形成するにあたって、レー
ザ源と集光レンズとの間にマスクを設け、立体基板の表
面の高さに応じてマスクのレーザ光の透過箇所と集光レ
ンズとの間の距離を変えることによって、立体基板の表
面でのレーザ光の結像点を調整することを特徴とする立
体回路の形成方法。 - 【請求項12】 マスクとして複数枚の平板マスクを用
い、各平板マスクと集光レンズとの間の距離を変えるこ
とによって、立体基板の表面の高さに応じてマスクのレ
ーザ光の透過箇所と集光レンズとの間の距離を変えるこ
とを特徴とする請求項11に記載の立体回路の形成方
法。 - 【請求項13】 マスクとして立体基板の表面の高さに
応じた立体形状を有する立体マスクを用いることによっ
て、立体基板の表面の高さに応じてマスクのレーザ光の
透過箇所と集光レンズとの間の距離を変えることを特徴
とする請求項11に記載の立体回路の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28563194A JP3417094B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 立体回路の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28563194A JP3417094B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 立体回路の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148803A true JPH08148803A (ja) | 1996-06-07 |
JP3417094B2 JP3417094B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=17694039
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28563194A Expired - Fee Related JP3417094B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 立体回路の形成方法 |
Country Status (1)
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---|---|
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- 1994-11-18 JP JP28563194A patent/JP3417094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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