JPH08147538A - 資格判別機能付き自動販売機 - Google Patents

資格判別機能付き自動販売機

Info

Publication number
JPH08147538A
JPH08147538A JP31563094A JP31563094A JPH08147538A JP H08147538 A JPH08147538 A JP H08147538A JP 31563094 A JP31563094 A JP 31563094A JP 31563094 A JP31563094 A JP 31563094A JP H08147538 A JPH08147538 A JP H08147538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
qualification
card
money
product
vending machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31563094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kasuya
哲夫 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON CARD KK
Original Assignee
NIPPON CARD KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON CARD KK filed Critical NIPPON CARD KK
Priority to JP31563094A priority Critical patent/JPH08147538A/ja
Publication of JPH08147538A publication Critical patent/JPH08147538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定商品に対しては、その商品購入の資格の
信号を記録したカードが必要で、更に加え、同一特定商
品の価格が購入資格があっても(1) 大人、子供の区別、
(2) 同一年齢でも学生、非学生の区別による価格差、
(3) 居住区域による地域割引等が存在する場合の購入に
は、この商品購入の資格a,x,y,z等の信号を記録
したカードが必要とされる、商品の購入資格のある購入
者だけにこの商品を自動販売することができる資格判別
機能付き自動販売機の提供にある。 【構成】 カード挿入部2と、このカード挿入部2に挿
入されるカードに記録された所有者の資格信号を読み取
る読取部3と、この読取部3から送信される資格信号の
有無によって、金銭投入口4aから投入された金銭を収
納又は排出する金銭収納排出手段5とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酒類や煙草などの未成
年者が購入することを禁じられている商品などを自動販
売機で自動販売するときに、購入者の生年月日などの資
格信号を記録したカードを発行し、カードに記録された
資格信号の有無によって商品を限定販売し、あるいは、
カードに記録された各種資格信号と自動販売機に予め記
憶された購入用の各種資格信号とを比較判別することに
よって、商品の価格を決定して限定販売するようにした
資格判別機能付き自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、酒類や煙草などの商品は、店頭
で対面販売されるとともに、自動販売機で無人販売され
ている。その他、鉄道運賃に、大人と子供の差があるよ
うに、利用者の資格クラス、性別、年齢、各種免許等の
所謂資格の有無等によって、料金や代金あるいは販売価
格に差がある商品もある。これらの商品を対面販売する
場合には、販売者は顧客の年齢等の所謂資格を認識で
き、例えば、小学生が酒類を購入するためにきたとき
に、販売しないという判断をすることは出来る。また、
各種会員には特別価格が適用され、非会員には通常価格
しか適用されない商品を販売する場合もあり、これも対
面販売する場合には会員が所持している会員証を見るだ
けで、特別価格による販売をすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、酒類や煙
草、その他顧客の資格の差によって販売することが制限
されている各種商品を、自動販売機で販売する場合に
は、その商品の購入を制限されている資格を持たない購
入者でも容易に購入されているのが現状である。このた
め、特に自動販売機で販売されている酒類や煙草などが
未成年者に購入されて、未成年者による酒類の飲食や、
煙草の喫煙などが日常多く行われ、これが一種の社会問
題となっている。
【0004】また、会員制の商品であれば、このような
商品を非会員でも容易に購入することが可能な自動販売
機では、限定販売することが不可能であるという問題が
あった。このため、現在使用されている自動販売機で
は、商品を購入する購入者の生年月日や会員などの資格
を判別して販売することができないために、自動販売機
で販売できる商品の種類が制限を受けてしまうという問
題があった。
【0005】そこで、本発明者は、自動販売機で商品の
購入者の生年月日や会員などの資格信号をカードを介し
て自動的に読取り、この読み取った資格信号の有無、あ
るいは読み取った各種資格信号と、自動販売機に予め記
憶された商品購入用の各種資格(販売可能な各種条件な
ど)信号とを比較判別することによつて、販売あるいは
販売拒否できることを発案し、これを具現化するに至っ
た。本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので
あって、商品の購入資格のある購入者だけにこの商品を
自動販売することができ、更に、購入者が持つ各種資格
の種類によって商品の価格の値引き率を決定して限定販
売でき、且つ購入操作が簡単にできる資格判別機能付き
自動販売機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の資格判
別機能付き自動販売機は、カード挿入部と、このカード
挿入部に挿入されるカードに記録された所有者の資格信
号を読み取る読取部と、この読取部から送信される資格
信号の有無によって、金銭投入口から投入された金銭を
収納又は排出する金銭収納排出手段とを備えているもの
である。
【0007】請求項2の資格判別機能付き自動販売機
は、カード挿入部と、このカードに挿入されるカードに
記録された所有者の各種資格信号を読み取る読取部と、
金銭投入口から投入された金銭を収納又は排出する金銭
収納排出手段とを有する自動販売機と、商品購入用の各
種資格信号を予め記憶する記憶部と、前記読取部と前記
記憶部とが接続されたCPUと、前記読取部で読み取ら
れ前記CPUを介して出力される各種資格信号と前記記
憶部から前記CPUを介して出力される各種資格信号と
を受信して比較判別する比較判別手段とを有する本体部
とを備え、前記比較判別手段による前記両方の各種資格
信号の比較判別結果に基づいて前記金銭収納排出手段で
前記金銭投入口から投入された金銭を収納又は排出する
構成とし、金銭収納時に、前記各種資格信号の種類によ
って予め決定されカード所有者が選択した商品の価格と
収納された金銭とを演算する演算手段が更に設けられ、
この演算結果による釣り銭とカード所有者が選択した商
品とを自動渡しする構成としたものである。
【0008】
【作用】請求項1の資格判別機能付き自動販売機によれ
ば、カード所有者がカード挿入部にカードを挿入する
と、このカードに記録された所有者の資格信号が読取部
で読み取られ、この読取部から資格信号が送信される
と、金銭投入口から投入された金銭が、金銭収納排出手
段によって収納される。そこで、カード所有者は、購入
可能な商品を選択すると、釣り銭と選択した商品とが自
動渡しされる。一方、カードの挿入が無かったり、カー
ドの挿入があっても無資格の信号が受信され、読取部で
資格信号が読み取られず資格信号が送信されないときに
は、金銭投入口から投入された金銭が、金銭収納排出手
段によって排出されて商品を購入することが不可能な状
態となる。
【0009】このように、資格信号が記録されたカード
を持つ所有者のみが、所望の商品を自動販売機で自動購
入できるようにしているので、資格信号が記録されたカ
ードを持たない人は、商品を自動購入することができな
いこととなる。これにより、購入する商品が例えば酒類
である場合には、カードに記録された資格信号が成人で
あり、このカードを所有することができない未成年者
は、この資格判別機能付き自動販売機では、酒類を購入
することが出来ず、このカードを所有する成人のみが、
酒類を購入することができる。
【0010】請求項2の資格判別機能付き自動販売機に
よれば、カードの所有者が自動販売機で販売される商品
を購入したい場合には、そのカードを自動販売機のカー
ド挿入部に挿入する。すると、このカードに記録されて
いる所有者の生年月日、性別、住所地などの各種資格信
号が読取部によって読み取られ、この読取部からの各種
資格信号がCPUを介して比較判別手段に出力される。
これと同時に、予め記憶部に記憶された商品購入用の各
種資格信号が記憶部からCPUを介して比較判別手段に
出力される。
【0011】そこで、この比較判別手段によって、両方
の各種資格信号が比較判別され、各種資格信号の条件が
合致した場合には、金銭投入口から投入された金銭が、
金銭収納排出手段によって収納され、商品を購入するこ
とができる状態となる。一方、比較判別手段によって、
両方の各種資格信号が比較判別され、各種資格信号の条
件が合致しない場合には、金銭投入口から投入された金
銭が、金銭収納排出手段によって排出され、商品の購入
が拒否されることになる。
【0012】金銭投入口から突入された金銭が、金銭収
納排出手段によって収納されると、各種資格信号の種類
によって予め決定されカード所有者が選択した商品の価
格と収納金銭とが演算手段によって演算され、この演算
結果による釣り銭とカード所有者が選択した商品とが自
動渡しされる。従って、商品の販売条件を満たす資格を
有するカードの所有者だけが、その商品を自動販売機で
購入することができるので、例えば、この商品が酒類で
ある場合には、購入資格の無い未成年者に自動販売され
ることがない。このように、商品を自動販売する自動販
売機に商品の販売制限機能を持たすことによって、購入
資格の有るカードの所有者だけにこの商品を自動販売機
で自動販売することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る資格判別機能付き自動販
売機の一実施例について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施例では、酒類を自動販売する資格判別機能
付き自動販売機について図示して説明するが、本発明は
これに限らず、例えば煙草を自動販売するもの、会員制
の商品を自動販売するもの、女性専用に化粧品などの商
品を自動販売するもの、自動車免許等の各種免許を所持
する人に専用に自動車部品などの商品を自動販売するも
の、各種公的資格を有する人に専用にその公的資格に関
連した商品を自動販売するもの、特定の市町村に在住す
る人に専用に商品を自動割引販売するものなどの限定さ
れた資格を有する人に限定した商品を自動販売するもの
などにも適用できるものである。
【0014】図1は、第1実施例の資格判別機能付き自
動販売機1Aを示し、図2は資格判別機能付き自動販売
機1Aの外観を示すものである。この資格判別機能付き
自動販売機1Aには、カード挿入部2と、このカード挿
入部2に挿入されるカード(図示略)に記録された所有
者の資格信号を読み取る読取部3と、この読取部3から
送信される資格信号の有無によって、金銭投入部4の金
銭投入口4aから投入された金銭を収納又は排出する金
銭収納排出手段5とが設けられている。
【0015】金銭収納排出手段5には、収納された金銭
と商品の価格とを差引き演算する演算部6が接続され、
この演算部6には、商品渡し部7と釣り銭渡し部8とが
接続され、図2に示すように、商品渡し部7には商品取
出口7aが設けられ、釣り銭渡し部8には釣り銭取出口
8aが設けられ、上部位置に酒類の缶容器Kが展示され
た商品展示部9が設けられ、この商品展示部9の下側に
は、商品の選択ボタン10が設けられている。尚、カー
ドとしては、磁気カードやICカードなどを使用すれば
よい。
【0016】次に、上記のように構成された第1実施例
の資格判別機能付き自動販売機1Aによる商品購入の手
順について説明する。カード所有者がカード挿入部2に
カードを挿入すると、このカードに記録された所有者の
資格信号が読取部3で読み取られ、この読取部3から資
格信号が送信されると、金銭投入口4aから投入された
金銭(貨幣及び/又は紙幣)が、金銭収納排出手段5に
よって収納される。
【0017】そこで、カード所有者が、購入可能な商品
を選択すると、演算部6で収納金銭の金額と選択した商
品の価格とが演算された後、演算結果の釣り銭が釣り銭
渡し部8に出されるとともに選択した商品が商品渡し部
7に出されるので、釣り銭渡し部8の釣り銭取出口8a
から釣り銭を取り出し、商品渡し部7の商品取出口7a
から商品を取り出すことによって、釣り銭と商品とが自
動渡しされることになる。一方、資格信号が記録された
カードを持たない者が、金銭投入口4aに金銭を投入し
ても、この投入された金銭が金銭収納排出手段5によっ
て釣り銭取出口8aにそのまま排出されるので、商品を
購入することは出来ない。
【0018】このように、資格信号が記録されたカード
を持つ所有者のみが、所望の商品を自動販売機1Aで自
動購入できるようにしているので、資格信号が記録され
たカードを持たない人は、商品を自動購入することがで
きないこととなる。これにより、購入する商品が例えば
酒類である場合には、カードに記録された資格信号が成
人であり、このカードを所有することができない未成年
者は、この資格判別機能付き自動販売機1Aでは、酒類
を購入することが出来ず、このカードを所有する成人の
みが、酒類を購入することができる。
【0019】図3は、第2実施例の資格判別機能付き自
動販売機1Bの内部構成を示すものである。尚、この第
2実施例の資格判別機能付き自動販売機1Bの外観は、
図2に示した第1実施例の資格判別機能付き自動販売機
1Aの外観とほぼ同様である。また、上記第1実施例と
同様の部分には、同一符号を付して説明する。この資格
判別機能付き自動販売機1Bは、カード挿入口2aを有
するカード挿入部2と、このカード挿入部2に挿入され
るカード(図示略)に記録された所有者の資格信号を読
み取る読取部3と、この読取部3から送信される資格信
号の有無によって、金銭投入部4の金銭投入口4aから
投入された金銭を収納又は排出する金銭収納排出手段5
とを有する自動販売機11と、商品の購入資格信号を予
め記憶する記憶部12と、読取部3と記憶部12とが接
続されたCPU13と、読取部3で読み取られCPU1
3を介して出力される資格信号と記憶部12からCPU
13を介して出力される購入資格信号とを受信して比較
判別する比較判別手段14とを有する本体部15とが設
けられている
【0020】自動販売機11には、金銭投入口4aを有
する金銭投入部4に投入され、金銭収納排出手段5で収
納された金銭と商品の価格とを差引き演算する演算部6
が接続され、この演算部6には、商品渡し部7と釣り銭
渡し部8とが接続され、商品渡し部7には商品取出口7
aが設けられ、釣り銭渡し部8には釣り銭取出口8aが
設けられ、上部位置に酒類の缶容器Kが展示された商品
展示部9が設けられ、この商品展示部9の下側には、商
品の選択ボタン10が設けられている(図2参照)。上
記自動販売機11と本体部15とは資格判別機能付き自
動販売機1に一体に設けてもよく、自動販売機11と本
体部15とを別体としてもよい。
【0021】次に、図4と図5に示すフローチャートに
基づいて、本実施例の資格判別機能付き自動販売機1B
による商品の限定自動販売の手順について説明する。先
ず、図4のフローチャートに基づいて、カード登録の手
順について説明すると、例えば、成人が資格判別機能付
き自動販売機1Bによって、酒類等を購入するための資
格信号の記録されるカードを発行してもらうためにカー
ド発行所に、このカード発行を依頼すると、カード発行
所では、運転免許証か健康保健証もしくは住民表、学生
証などを提示してもらって、カードにこの依頼人(カー
ド所持者となる人)の資格信号としての生年月日、住所
地、所属学校、職業等を記録させる(ステップ101,
102参照)。
【0022】これに前後して予め資格判別機能付き自動
販売機1Bの記憶部12に、この資格判別機能付き自動
販売機1Bで自動販売する酒類は、成人に対して販売限
定するものであることが商品の購入資格信号として記憶
される(ステップ103参照)。必要に応じて、学割料
金あるいは住所地別割引料金などがある場合には、それ
を購入資格信号として記憶させる。そして、依頼人の資
格信号が記録されたカードが発行される(ステップ10
4参照)。
【0023】次に、上記のようにして発行されたカード
で酒類の商品が限定自動販売される資格判別機能付き自
動販売機1Bによって、この酒類の商品の限定自動販売
の手順について、図5のフローチャートに基づいて説明
する。カード所持者が、資格判別機能付き自動販売機1
Bのカード挿入部2のカード挿入口2aにカードを挿入
すると、このカードに記録されたカード所持者の資格
(生年月日など)信号が読取部3で読み取られ、この読
取部3からCPU13を介して比較判別手段14に出力
される。また、記憶部12からは、予め記憶されている
酒類の商品の購入資格(成人に対してのみ販売されるこ
となど)信号が、CPU13を介して比較判別手段14
に出力される。そこで、この比較判別手段14によっ
て、両方の資格信号が比較判別される(ステップ20
1,202参照)。
【0024】ここで、この両方の資格信号が合致したか
どうか、即ち、カード所持者に対して酒類の商品の販売
が可能かどうかが判別され、両方の資格信号が合致せず
にカード所持者が成人に達していないものと判別された
ときには、金銭投入口4aから金銭(貨幣及び/又は紙
幣)が投入されても、金銭収納排出手段5によって、こ
の金銭が排出されるので、このカード所持者は、資格判
別機能付き自動販売機1Bでは、酒類の商品を自動購入
することができないこととなる(ステップ203,20
4参照)。
【0025】一方、両方の資格信号が合致してカード所
持者が成人であると判別されたときには、金銭投入口4
aから投入された金銭(貨幣及び/又は紙幣)は、金銭
収納排出手段5によって収納される(ステップ203,
205参照)。この状態で、酒類の商品を選択して選択
ボタン10を押すと、収納された金銭と商品の価格とが
演算部6で差引き演算され、商品渡し部7には選択した
酒類の商品が出されるとともに、釣り銭渡し部8には釣
り銭が出される。そこで、カード所持者は、商品取出口
7aから酒類の商品を取り出すとともに釣り銭取出口8
aに手を入れて釣り銭を受け取る(ステップ206〜2
08参照)。
【0026】このようにして、カード所持者の各種の資
格信号をカードに記録させておくとともに、資格判別機
能付き自動販売機1の記憶部12に自動販売される各種
商品の販売条件の購入資格信号を記憶させておくことに
よって、各種商品の限定販売を自動的に行うことができ
るので、例えば、未成年者による酒類や煙草の購入が不
可能となり、未成年者の酒類の飲食、煙草の喫煙などを
防止することができる。また、酒類とコーラとを併用し
て自動販売する自動販売機では、未成年者はコーラを従
来どおり自由に購入することができるが、酒類を購入す
る場合には、成人資格を示す資格信号を記録したカード
が必要であるので、このカードを持った成人だけが酒類
を購入でき、このカードを持たない未成年者は酒類を購
入する事ができないようにすることも可能である。この
場合、未成年者が金銭を金銭投入口4aに金銭を投入し
てから、酒類の商品を選択してその商品の選択ボタン1
0を押しても、酒類は商品取出口7aには出ずに投入し
た金銭は自動的に排出される。
【0027】即ち、請求項第1項の発明は特定商品Aに
対しては、その商品購入の資格aの信号を記録したカー
ドが、商品Bに対しては、その商品購入の資格bの信号
を記録したカードが、商品Cに対しては、その商品購入
の資格cの信号を記録したカードが、商品Dに対して
は、その商品購入の資格dの信号を記録したカードが、
それぞれ必要であるという発明である。請求項第2項の
発明は更に請求項第1項の発明の構成に加え、同一特定
商品の価格が購入資格があっても(1) 大人、子供の区
別、(2) 同一年齢でも学生、非学生の区別による価格
差、(3) 居住区域による地域割引等が存在する場合を想
定する。 即ち、商品Aの購入には、この商品購入の
資格a,x,y,z等の信号を記録したカードが必要と
される。資格aは購入必須条件を意味し、例えば成人で
ある。
【0028】また、資格x,y,z等の信号は融合資格
であり、基礎資格aは必ず含むものであるが、例えば資
格xは成人の学生等の資格である。従って、請求項第2
項の発明は特定商品Aの購入には、資格aの信号を記録
したカードで購入する場合の商品Aの価格はa' 円であ
り、資格xの信号を記録したカードで購入する場合の商
品Aの価格はx' 円であり、資格yの信号を記録したカ
ードで購入する場合の商品Aの価格はy' 円であり、資
格zの信号を記録したカードで購入する場合の商品Aの
価格はz' 円である発明である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の資格判
別機能付き自動販売機は、カード挿入部と、このカード
挿入部に挿入されるカードに記録された所有者の資格信
号を読み取る読取部と、この読取部から送信される資格
信号の有無によって、金銭投入口から投入された金銭を
収納又は排出する金銭収納排出手段とを備えているもの
であるから、以下に述べる効果を奏する。即ち、商品の
購入資格としてのカード所有者の資格信号が記録された
カードをカード挿入部に挿入することによってのみ、商
品を購入するようにしたので、カードを所有し商品を購
入する資格を有する人だけがこの商品を購入することが
でき、カードを所有せず商品の購入資格の無い人は、こ
の商品を購入することが出来ないようにすることができ
る。
【0030】これにより、例えば、商品が酒類又は煙草
である場合には、成人に達していること(生年月日)を
示す資格信号が記録されたカードを所有していない未成
年者は、この酒類又は煙草を購入することができず、成
人だけが酒類又は煙草を購入することができる如く、商
品の購入資格のある購入者だけに商品を限定自動販売す
ることができる。。しかも、この商品の限定自動販売
を、購入者の生年月日などの資格信号が記録されたカー
ドを自動販売機のカード挿入部に挿入するだけの操作で
行うことができるので、商品の購入操作が簡単にでき
る。
【0031】請求項2の資格判別機能付き自動販売機
は、カード挿入部と、このカードに挿入されるカードに
記録された所有者の各種資格信号を読み取る読取部と、
金銭投入口から投入された金銭を収納又は排出する金銭
収納排出手段とを有する自動販売機と、商品購入用の各
種資格信号を予め記憶する記憶部と、前記読取部と前記
記憶部とが接続されたCPUと、前記読取部で読み取ら
れ前記CPUを介して出力される各種資格信号と前記記
憶部から前記CPUを介して出力される各種資格信号と
を受信して比較判別する比較判別手段とを有する本体部
とを備え、前記比較判別手段による前記両方の各種資格
信号の比較判別結果に基づいて前記金銭収納排出手段で
前記金銭投入口から投入された金銭を収納又は排出する
構成とし、金銭収納時に、前記各種資格信号の種類によ
って予め決定されカード所有者が選択した商品の価格と
収納された金銭とを演算する演算手段が更に設けられ、
この演算結果による釣り銭とカード所有者が選択した商
品とを自動渡しする構成としたものであるから、以下に
述べる効果を奏する。
【0032】即ち、カード所有者の年齢、性別、会員の
有無、各種免許の有無、各種資格の有無、特定の市町村
に在住の有無などの資格信号と、自動販売機の記憶部に
予め記憶される商品の販売条件などの購入資格信号とを
自動的に比較判別することによって、商品の販売が可能
であるか不可能であるかを判別して、金銭投入口から投
入された金銭を収納又は排出して、商品を購入可能又は
購入不可能とすることができるので、例えば、酒類や煙
草の購入資格の無い未成年者に対して、自動販売機によ
る酒類や煙草の販売がなされることを防止することがで
き、成人に対してのみ自動販売機による酒類や煙草の販
売をすることができる如く、商品の購入資格のある購入
者だけに商品を限定自動販売することができる。
【0033】しかも、この商品の限定自動販売を、購入
者の生年月日などの資格信号が記録されたカードを自動
販売機のカード挿入部に挿入するだけの操作で行うこと
ができるので、商品の購入操作が簡単にできる。更に、
金銭投入口から投入され、金銭収納排出手段で収納され
た金銭と商品の価格とを自動的に演算して、釣り銭と商
品とを自動渡しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る資格判別機能付き自動販売機の第
1実施例の内部構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の資格判別機能付き自動販売機の斜
視図である。
【図3】第2実施例の資格判別機能付き自動販売機の内
部構成を示すブロック図である。
【図4】カードへの所持者の資格信号の記憶と、記憶部
への商品の購入資格信号の記憶の手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】所持者の資格信号が記録されたカードで資格判
別機能付き自動販売機の商品を購入するときの手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B 資格判別機能付き自動販売機 2 カード挿入部 3 読取部 4 金銭投入部 4a 金銭投入口 5 金銭収納排出手段 11 自動販売機 12 記憶部 13 CPU 14 比較判別手段 15 本体部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入部と、このカード挿入部に挿
    入されるカードに記録された所有者の資格信号を読み取
    る読取部と、この読取部から送信される資格信号の有無
    によって、金銭投入口から投入された金銭を収納又は排
    出する金銭収納排出手段とを備えていることを特徴とす
    る資格判別機能付き自動販売機。
  2. 【請求項2】 カード挿入部と、このカードに挿入され
    るカードに記録された所有者の各種資格信号を読み取る
    読取部と、金銭投入口から投入された金銭を収納又は排
    出する金銭収納排出手段とを有する自動販売機と、 商品購入用の各種資格信号を予め記憶する記憶部と、前
    記読取部と前記記憶部とが接続されたCPUと、前記読
    取部で読み取られ前記CPUを介して出力される各種資
    格信号と前記記憶部から前記CPUを介して出力される
    各種資格信号とを受信して比較判別する比較判別手段と
    を有する本体部とを備え、 前記比較判別手段による前記両方の各種資格信号の比較
    判別結果に基づいて前記金銭収納排出手段で前記金銭投
    入口から投入された金銭を収納又は排出する構成とし、 金銭収納時に、前記各種資格信号の種類によって予め決
    定されカード所有者が選択した商品の価格と収納された
    金銭とを演算する演算手段が更に設けられ、この演算結
    果による釣り銭とカード所有者が選択した商品とを自動
    渡しする構成としたことを特徴とする資格判別機能付き
    自動販売機。
JP31563094A 1994-11-24 1994-11-24 資格判別機能付き自動販売機 Pending JPH08147538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31563094A JPH08147538A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 資格判別機能付き自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31563094A JPH08147538A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 資格判別機能付き自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08147538A true JPH08147538A (ja) 1996-06-07

Family

ID=18067681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31563094A Pending JPH08147538A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 資格判別機能付き自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08147538A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022408A (ja) * 2001-06-27 2003-01-24 Myung-Gi Lee 認証機能が強化された電子決済装置及び電子決済方法、該電子決済装置を備える自動販売装置
JP2003532226A (ja) * 2000-05-01 2003-10-28 アスペン テクノロジー インコーポレイテッド 化学製品の顧客をオンライン・スクリーニングする方法およびその装置
JP2012105857A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sankyo Co Ltd ポイントシステム
CN105118171A (zh) * 2015-08-31 2015-12-02 成都创想智造科技有限公司 一种自动识币的智能散装白酒自助销售装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03100792A (ja) * 1989-09-13 1991-04-25 Matsushita Refrig Co Ltd カード式自動販売装置
JPH06236477A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Shiro Shirakawa 自動販売機装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03100792A (ja) * 1989-09-13 1991-04-25 Matsushita Refrig Co Ltd カード式自動販売装置
JPH06236477A (ja) * 1993-02-08 1994-08-23 Shiro Shirakawa 自動販売機装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003532226A (ja) * 2000-05-01 2003-10-28 アスペン テクノロジー インコーポレイテッド 化学製品の顧客をオンライン・スクリーニングする方法およびその装置
JP2003022408A (ja) * 2001-06-27 2003-01-24 Myung-Gi Lee 認証機能が強化された電子決済装置及び電子決済方法、該電子決済装置を備える自動販売装置
JP2012105857A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sankyo Co Ltd ポイントシステム
CN105118171A (zh) * 2015-08-31 2015-12-02 成都创想智造科技有限公司 一种自动识币的智能散装白酒自助销售装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Davies The two ways in which retailers can be brands
US6424884B1 (en) Vending machine with transponder interrogator
JP2020080196A (ja) Posレジスタ
JP2013531301A (ja) 生体認証決済システム及び方法
US20020062173A1 (en) Method and apparatus for operating a vending machine to divert charitable contributions
JPH08147538A (ja) 資格判別機能付き自動販売機
JPH03231399A (ja) 自動販売機システム
JPH08241455A (ja) アルコール飲料自動販売機
JPH09167279A (ja) 制限付自動販売機及び制限付自動販売機における物品の販売方法
JPH09326066A (ja) 自動販売機
JPH07301014A (ja) 自己登録システムに従って物品を買い、店員の介在なしにセルフサービス店内で商品の対価を電子的に支払うための店内配置、この店内配置に用いる支払い装置およびこの自己登録システムを達成する方法
JP3840749B2 (ja) 自動販売回収システム
JP2523199B2 (ja) カ―ド式自動販売機
JP2002163712A (ja) カード式自動販売機システム
JPH10340387A (ja) 釣銭管理方法、釣銭管理システム、釣銭管理機能を備えたホストコンピュータ、釣銭管理機能を備えたキャッシュレジスター、並びに釣銭カード
JPH082769Y2 (ja) 自動販売機におけるまとめ買い可能商品表示装置
JP3066715U (ja) 年齢識別型自動販売機
JP2002170149A (ja) 自動販売機及び釣銭カードシステム
JP2001291150A (ja) 自動販売機及び商品の販売方法
JP2023130408A (ja) 特典管理システム、特典管理装置、商品販売データ処理装置、及びプログラム
JP2001283294A (ja) 自動販売機
JPS6365597A (ja) カ−ド自動売買装置およびカ−ド自動売買方式
JP2635516B2 (ja) 自動販売機システム
JPH0222759Y2 (ja)
JP3146878U (ja) 自動販売機用占い・おみくじ装置および占い・おみくじ機能付き自動販売機