JP3146878U - 自動販売機用占い・おみくじ装置および占い・おみくじ機能付き自動販売機 - Google Patents

Abstract

【課題】 自動販売機での商品購入者に対して、購入された商品の他にサービスとして占い又はおみくじを提供するものであって、実用性・汎用性（普及性）に優れた自動販売機関連技術を提供することにある。
【解決手段】 自動販売機１０は、その内部に占い・おみくじ装置２０を備えている。占い・おみくじ装置２０は、商品購入者に提供する占い又はおみくじ３０の収納された収納部２１と、商品購入者により購入商品の選択及び料金の精算終了の信号を受信する受信部２２と、受信部２２への信号を受けて収納部２１へ収納された占い又はおみくじ３０を自動販売機１０の商品取出口１５又はつり銭取出口１６へ排出する排出部２３とを備えることで、自動販売機１０の飲料水１１の購入者に対して、購入された飲料水１１の他にサービスとして占い又はおみくじ３０を提供できる。
【選択図】 図１

Description

本願考案は、自動販売機での商品購入者に対して、購入された商品の他にサービスとして占い又はおみくじを提供する自動販売機関連技術に関するものである。

従来、「占い又はおみくじ」と「自動販売機」を組み合わせた先行技術としては、以下のようなものがあった。
特許文献１には、占い又はおみくじの提供を目的とした自動販売機が開示されている。
特許文献２には、自動販売機に新たな機能を付加し、商品の販売促進を図ることを目的として、物品払出し装置の本体に、選択ボタン、制御機、占いカードを１２種の星座に分けて収容する１２個のストッカ、選別機、および繰出機を設けて、この物品払出し装置を自動販売機に接続し、自動販売機で商品を購入した利用者が、一定時間のみ選択ボタンを操作できるようにする。利用者が、例えば乙女座の選択ボタンを押すと、選別機により乙女座の占いカードがストッカから取出される。取出された占いカードは、繰出機により排出口から払出される自動販売機が開示されている。
特許文献３には、自動販売機の飲料容器（ジュース缶）に占い又はおみくじの記載された占い・おみくじ欄を備えたものが開示されている。

特開２００３−６７３５号公報 実用新案登録第３０２９０８５号公報 実開平１−６８５７５号公報

しかしながら、上記特許文献１は、占い又はおみくじの提供を目的とした自動販売機であり、購入された商品（例えば、缶コーヒー・たばこ等）の他にサービスとして占い又はおみくじを提供する自動販売機ではない。
これに対して、上記特許文献２は、購入された商品の他にサービスとして星占いカードを提供する自動販売機が開示されているが、装置が大掛かりなものであり（外付装置）、既存の自動販売機に簡単に設置できるものではなく、実用性・汎用性（普及性）に疑問がある。
一方、上記特許文献３は、購入された飲料水の容器（ジュース缶）にサービスとして占い又はおみくじを提供する自動販売機が開示されており、飲料容器を変更するだけで容易に実現可能なものであるが、くじ・占い文等の表記された飲料容器をわざわざ用意しなければならず、その意味で実用性・汎用性（普及性）に疑問がある。

そこで、本願考案は、自動販売機での商品購入者に対して、購入された商品の他にサービスとして占い又はおみくじを提供するものであって、実用性・汎用性（普及性）に優れた自動販売機関連技術の提供を目的とするものである。

上記目的を達成するために、第１の考案は、自動販売機での商品購入者に対して、購入された商品の他にサービスとして占い又はおみくじを提供する自動販売機用占い・おみくじ装置であって、商品購入者に提供する占い又はおみくじの収納された収納部と、商品購入者により購入商品の選択及び料金の精算終了の信号を受信する受信部と、受信部への信号を受けて収納部へ収納された占い又はおみくじを自動販売機の商品取出口又はつり銭取出口へ排出する排出部と、を備えたことを特徴とするものである。
第２の考案は、自動販売機での商品購入者に対して提供する占い又はおみくじを１日単位のものとしたことを特徴とする同自動販売機用占い・おみくじ装置である。
第３の考案は、上記第１又は第２の自動販売機用占い・おみくじ装置を自動販売機内に備えたことを特徴とする占い・おみくじ機能付き自動販売機である。

本願考案によれば、以下のような効果を有する。
（１）本願考案に係る自動販売機用占い・おみくじ装置は、収納部と受信部と排出部とを備えた極めてシンプルな構造であるため、既存の自動販売機へ簡単に取付可能で実用性・汎用性（普及性）に優れたものにできる。
（２）本願考案に係る自動販売機用占い・おみくじ装置を既存の自動販売機へ取り付けたことで、この占い又はおみくじを目当てにした自動販売機の利用が想定され、自動販売機に対する有力な販売促進手段になる。
（３）特に、自動販売機での商品購入者に対して提供する占い又はおみくじを１日単位のものとしたことで、この占い又はおみくじを目当てに毎日自動販売機を利用する場合が想定され、自動販売機に対する極めて有力な販売促進手段になる。

本願考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１は、本願考案に係る実施形態を示す概念図である。
図１に示す自動販売機１０は、飲料水１１を販売しているものであり、購入する飲料水を選択する選択ボタン１２と、硬貨投入口１３並びに紙幣投入口１４と、商品取出口１５と、つり銭取出口１６とを備えているごく一般的な自動販売機である。なお、自動販売機１０は、飲料水１１の販売機に限らず、例えば、タバコの自動販売機、酒類の自動販売機等特にその販売品を限定するものではない。また、自動販売機１０には、現金の他にＩＣカード等の電子マネーで決済できる付加機能が付いたものであってもよい。

そして、この自動販売機１０は、その内部に自動販売機用占い・おみくじ装置（以下「占い・おみくじ装置」）２０を備えている。占い・おみくじ装置２０は、商品購入者に提供する占い又はおみくじ３０の収納された収納部２１と、商品購入者により購入商品の選択及び料金の精算終了の信号を受信する受信部２２と、受信部２２への信号を受けて収納部２１へ収納された占い又はおみくじ３０を自動販売機１０の商品取出口１５又はつり銭取出口１６へ排出する排出部２３とを備えることで、自動販売機１０の飲料水１１の購入者に対して、購入された飲料水１１の他にサービスとして占い又はおみくじ３０を提供できる。

占い・おみくじ装置２０の収納部２１には、例えば、巻物状や折畳状の占い又はおみくじを収納するとよい。また、同受信部２２が、飲料水購入者により購入飲料水の選択及び料金の精算終了の信号を受信することで、飲料水購入者に対してのみ確実に占い又はおみくじ３０を提供できる。さらに、同排出部２３が、自動販売機１０の商品取出口１５又はつり銭取出口１６へ占い・おみくじ３０を排出することで、既存の自動販売機をそのまま利用することができる。従って、占い・おみくじ装置２０は、上記する収納部２１と受信部２２と排出部２３とを備えた極めてシンプルな構造であるため、既存の自動販売機へ簡単に取付可能で実用性・汎用性（普及性）に優れたものにできる。

なお、占い・おみくじ装置２０の受信部２２は、飲料水購入者により購入飲料水の選択及び料金の精算終了の信号を受信するのではなく、自動販売機１０が飲料水購入者へ購入飲料水を提供（商品取出口１５へ排出）した信号を受信するものであってもよい。要するに、受信部２２は、飲料水購入者が自動販売機１０から飲料水を購入した情報を受信できればよい。

また、占い・おみくじの類は、老若男女問わず人気のコンテンツであり、この占い又はおみくじを目当てにした自動販売機１０の利用が想定され、自動販売機１０に対する有力な販売促進手段になる。特に、この占い又はおみくじ３０を１日単位のものとしたことで、この占い又はおみくじを目当てに毎日自動販売機１０を利用するリピーターが想定され、自動販売機１０に対する極めて有力な販売促進手段になる。

本願考案に係る自動販売機用占い・おみくじ装置は、各種自動販売機の販売促進手段として幅広く利用できるものである。ここで、自動販売機で販売される商品の種類は問わず、また、商品とともに提供される占い・おみくじの内容・種類も問わない。

本願考案に係る実施形態を示す概念図。

符号の説明

１０ 自動販売機
１１ 飲料水
１２ 選択ボタン
１３ 硬貨投入口
１４ 紙幣投入口
１５ 商品取出口
１６ つり銭取出口
２０ 自動販売機用占い・おみくじ装置（占い・おみくじ装置）
２１ 収納部
２２ 受信部
２３ 排出部
３０ 占い又はおみくじ

Claims (3)

1. 自動販売機での商品購入者に対して、購入された商品の他にサービスとして占い又はおみくじを提供する自動販売機用占い・おみくじ装置であって、
   商品購入者に提供する占い又はおみくじの収納された収納部と、
   商品購入者により購入商品の選択及び料金の精算終了の信号を受信する受信部と、
   受信部への信号を受けて収納部へ収納された占い又はおみくじを自動販売機の商品取出口又はつり銭取出口へ排出する排出部と、
   を備えたことを特徴とする自動販売機用占い・おみくじ装置。
2. 自動販売機での商品購入者に対して提供する占い又はおみくじを１日単位のものとしたことを特徴とする請求項１記載の自動販売機用占い・おみくじ装置。
3. 請求項１又は２記載の自動販売機用占い・おみくじ装置を自動販売機内に備えたことを特徴とする占い・おみくじ機能付き自動販売機。

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