JPH08147406A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH08147406A
JPH08147406A JP6286288A JP28628894A JPH08147406A JP H08147406 A JPH08147406 A JP H08147406A JP 6286288 A JP6286288 A JP 6286288A JP 28628894 A JP28628894 A JP 28628894A JP H08147406 A JPH08147406 A JP H08147406A
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Application number
JP6286288A
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English (en)
Inventor
Kinya Endo
欽也 遠藤
Hideo Tanimoto
英雄 谷本
Shizuo Nagata
静男 永田
Yuji Hayashi
祐史 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤認識があっても再筆記入力することなく的
確に文字を認識できる文字認識装置を提供すること。 【構成】 本発明の文字認識装置は、筆記入力文字の文
字データ列を得る文字データ入力部1と、この文字デー
タ列に基づく認識で得た候補文字を出力する文字認識部
2と、候補文字と筆記入力文字とが一致した場合にその
候補文字を選択出力するとともに一致しない場合に所定
の指示信号を出力する文字選択部3と、予めその候補文
字に類似する類似候補文字を所定領域に格納するととも
に、文字選択部からの指示信号を受けた際に候補文字と
類似する類似候補文字をその所定領域から検索して出力
する第1類似文字検索部4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記入力された文字に
基づく文字データ列から、マッチング等を用いて文字の
認識を行う文字認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タブレット等の入力手段によって
筆記入力された文字を認識する一般的な文字認識方式と
しては、パターンマッチング方式がある。パターンマッ
チング方式では、筆記入力によるストローク(ペンオン
からペンオフまでの筆記部分)の座標データ列より特徴
点を抽出し、その抽出された特徴点の情報を、予め同一
方法で特徴点を抽出して登録してある基準のパターン
(以下、登録パターンという。)の特徴点の情報とマッ
チングして文字認識を行っている。
【0003】また、このパターンマッチング方式におけ
る欠点、すなわち筆記入力された各ストロークを登録パ
ターンの各ストロークのどのストロークとマッチングす
べきかの処理に多大な時間を要する点および文字の全体
のバランスが乱れた場合に的確なマッチングが困難とな
る点を補う技術として、特開昭62−229384号公
報にて開示されているオンライン文字認識装置がある。
この装置では、筆記文字のストローク数により大分類を
行い、筆記上一連のものとして筆記する部分を部分パタ
ーンとし、この部分パターンの重心間のベクトルにより
中分類を行っている。そして、部分パターンの特徴パラ
メータとしてもQ値なる値およびストロークコード分布
なる値をもってマッチングを行うようにしている。ま
た、このようなマッチングの結果により得られた候補文
字に対して順位付けを行い、ディスプレイ等に出力して
所望の文字を確定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな文字認識装置には、次のような問題がある。すなわ
ち、所定のマッチングの結果で得られた候補文字の中に
筆記入力した文字と対応する文字が無かった場合には、
筆記者は再び筆記入力する必要があり、入力作業を煩雑
にする原因となっている。例えば、「細」という文字を
筆記入力した際に、マッチングの結果で得られた候補文
字が例えば「紬」、「紳」しかなかった場合、この候補
文字だけでは筆記入力した文字を確定できないため、再
度筆記入力して新たなマッチングによる認識を行わせる
必要が生じる。このように、候補文字の中に所望の文字
が含まれていない場合には再度筆記入力するという不都
合が生じてしまい、マンマシンインタフェース向上を図
る上での問題となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされた文字認識装置である。すな
わち、本発明の文字認識装置は、所定の文字を筆記入力
して文字データ列を得るための文字データ入力部と、こ
の文字データ入力部で得た文字データ列に基づき文字の
認識を行い、その認識により得た候補文字を出力する文
字認識部と、文字認識部から得た候補文字と筆記入力し
た文字とが一致した場合にその候補文字を選択して出力
するとともに、候補文字と筆記入力した文字とが一致し
ない場合に所定の指示信号を出力する文字選択部と、予
めその候補文字に類似する類似候補文字を所定領域に格
納するとともに、文字選択部からの指示信号を受けた際
に候補文字と類似する類似候補文字を所定領域から検索
して出力する類似文字検索部とを備える構成となってい
る。
【0006】
【作用】本発明では、筆記入力した文字を文字認識部に
て認識し、その結果得た候補文字を出力し、文字選択部
にてその候補文字が筆記入力した文字と一致するか否か
を判別している。この際、候補文字と筆記入力した文字
とが一致しない場合に、文字選択部から所定の指示信号
を類似文字検索部へ出力している。類似文字検索部は予
め候補文字に類似する類似候補文字を所定領域に格納し
ており、文字選択部から指示信号を受けた段階で候補文
字に類似する類似候補文字をその所定領域から検索して
出力する。これによって、候補文字の中に筆記入力した
文字が存在しない場合であっても、この候補文字に類似
する類似候補文字の中から筆記入力した文字と一致する
ものを選択できるようになる。つまり、筆記入力した文
字と対応する文字の選択の幅が広がり、効率の良い筆記
入力作業を行うことができるようになる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の文字認識装置における実施
例を図に基づいて説明する。図1は本発明の文字認識装
置を説明するブロック図で、(a)は第1実施例、
(b)は第2実施例、(c)は第3実施例を示すもので
ある。これら各実施例における文字認識装置は、集積回
路を用いた個別回路あるいはデジタル・シグナル・プロ
セッサ(DSP)等のプログラム制御等によって構成さ
れるものである。
【0008】先ず図1(a)に基づいて第1実施例にお
ける文字認識装置の説明を行う。第1実施例における文
字認識装置は、文字データ列を得るための文字データ入
力部1と、文字データ入力部1から受けた文字データ列
に基づき文字に認識を行う文字認識部2と、文字認識部
2により選択された候補文字から認識対象となる文字を
選択する文字選択部3と、候補文字に類似する類似候補
文字を格納する第1類似文字検索部4とから構成されて
いる。
【0009】文字データ入力部1はタブレット等から構
成されており、所定の文字が筆記入力されると文字デー
タ列{(xi ,yi )、i=1,2,…nj}j を抽出してこれ
を文字認識部2へ送るようにしている。文字認識部2
は、文字データ入力部1から得た文字データ列を得て、
先ず所定の前処理を行った後、データにおける特徴点の
抽出処理を行う。図2は、前処理・特徴点抽出を説明す
る図である。すなわち、文字認識装置は、図2(a)に
示す生データから成る文字データ列に対して移動平均処
理あるいは平滑化処理を行って図2(b)に示すような
平滑後のデータを得る。次いで、この平滑後のデータを
用い、図2(c)に示すような特徴点(図中・参照)の
抽出を行う。
【0010】さらに、文字認識部2は、この特徴点の情
報と登録パターンにおける特徴点の情報とをマッチング
させ、文字の認識を行う。また、このマッチングによ
り、例えば複数の候補文字が選ばれた場合には、その候
補文字に対して第1候補〜第n候補までの順位付けを行
い、その情報を文字選択部3へ出力している。
【0011】文字選択部3は、文字認識部2から得た複
数の候補文字のうち第1候補となっている候補文字を出
力端子5へ出力する。これにより、図示しないディスプ
レイ(タブレット一体型のディスプレイ)等に第1候補
となる文字が表示される。ここで、第1候補となる文字
が、筆記入力した文字と一致している場合にはこれを確
定して、次の文字の筆記入力へ移行する。以下において
は、第1候補となる文字が、筆記入力した文字と一致し
ていなかった場合の動作について説明する。
【0012】図3は認識例を説明する図であり、(a)
は入力文字に対する候補文字、(b)は初期出力結果を
示すものである。なお、ここでは「細」という文字を筆
記入力した場合を例としている。図3(a)に示す例で
は、「細」という文字の筆記入力に対して、図1(a)
に示す文字認識部2での認識により候補文字「紬」、
「紳」、「級」が選択され、この順に第1候補から第3
候補という順位付けがされている。図1(a)に示す文
字選択部3では、この候補文字群と各々の順位とを受け
て、そのうちの第1候補となる「紬」を出力端子5へ出
力する。これによって、図3(b)に示すように「紬」
が図示しないディスプレイ等に出力されることになる。
【0013】しかしながら、筆記入力した文字は「細」
であるため「紬」では誤認識となっており、これで確定
することはできない。そこで、オペレータ(筆記入力し
ている人)の操作により、ディスプレイ上の「紬」が表
示されている部分をペンによりタップ(ペンにて短時間
押下する動作)する。なお、この場合、ディスプレイと
タブレットとが一体となっている文字データ入力部1を
用いているものとする。文字データ入力部1では、ペン
によるタップ位置の座標(xt1,yt1)およびタップフ
ラグTF1=1を設定して、これを文字選択部3へ送る処
理を行う。
【0014】文字選択部3では、タップフラグTF1=1
を受けた段階で、タップ動作があったものと判断し、タ
ップ位置の座標(xt1,yt1)にある文字すなわち候補
文字「紬」が選択されたことを判別する。図4はタップ
を説明する図である。タップによりディスプレイ上の
「紬」が選択されたか否かを判別するには、先ず、文字
「紬」が表示されているディスプレイ上において「紬」
の文字における外接四角形(図中破線参照)を構成し、
その図中左下座標(xmin ,ymin )および図中右上座
標(xmax ,ymax )を設定する。次いで、タップされ
た座標(xt1,yt1)が、xmin ≦xt1≦xmax および
ymin ≦yt1≦ymax を満たす場合に、「紬」がタップ
されたと判定する。
【0015】文字選択部3は、ディスプレイ上の「紬」
がタップされたと判定した場合に、次候補(第2候補〜
第n候補)までの文字を出力端子5へ出力し、例えば、
図5に示すようにディスプレイ上の「紬」の近傍に次候
補の文字「紳」、「級」を表示させる。先に説明したよ
うに、この次候補における候補文字としては「紳」、
「級」があるが、筆記入力した「細」は含まれていな
い。従来では、次候補における候補文字に所望の文字が
含まれていない場合には、再度筆記入力する必要があっ
たが、本実施例における文字認識装置では、さらに次の
候補文字を出力することができる点に特徴がある。
【0016】すなわち、次候補における候補文字が出力
された後、オペレータは「細」に最も似ていると思われ
る候補文字、例えば「紳」をディスプレイ上においてタ
ップする。タップにおいて「紳」が選択されたか否か
は、先に説明したと同様な判断により文字選択部3が判
定する。文字選択部3は、「紳」がタップされた段階
で、図1(a)に示す第1類似文字検索部4にその旨を
示す指示信号を出力する。
【0017】図6は第1類似文字テーブルを説明する図
である。つまり、第1類似文字テーブル4aにおける各
テーブルTB1〜TBmには、各々類似候補文字が格納
されている。第1類似文字検索部4は、文字選択部3か
ら指示信号を受けた段階で、タップされた候補文字が格
納されているテーブルを第1類似文字テーブル4aから
検索し、そのテーブルに格納されている類似候補文字を
出力端子5へ出力する。例えば、候補文字「紳」がタッ
プされた場合には、「紳」が格納されているテーブルを
検索する。図6に示す第1類似文字テーブル4aの場合
にはTB1に「紳」が格納されているため、第1類似文
字検索部4は、テーブルTB1に格納されている類似候
補文字「細」、「紬」、「紳」を出力端子5へ出力す
る。
【0018】これによって、類似候補文字「細」、
「紬」、「紳」がディスプレイ上に表示される。オペレ
ータはこの中に「細」があることを確認して、この
「細」の位置をタップする。文字データ入力部1では、
ディスプレイ上の類似候補文字がタップされた場合に、
タップフラグTF2=1およびタップ座標(xt2,yt2)
を設定し、文字選択部3へ出力する。文字選択部3で
は、タップフラグTF2=1を受けた段階で、類似候補文
字が選択されたと判断し、第1類似文字検索部4にタッ
プ座標(xt2,yt2)を出力する。第1類似文字検索部
4は、文字選択部3からタップ座標(xt2,yt2)を受
けて、その位置に対応する文字「細」を選択して出力端
子5へ出力する。
【0019】図7は、次候補の表示から最終出力までを
示す図である。すなわち、「紬」の位置をタップした後
には図7(a)に示すように「紬」の近傍に次候補
「紳」、「級」が表示され、さらにそのうちの「紳」を
タップした後は図7(b)に示すように類似候補
「紳」、「細」、「紬」を表示する。そして、この中か
ら「細」をタップすることにより図7(c)に示すよう
に「細」が最終出力結果として表示される。なお、
「細」をタップした後は、TF1=TF2=0として、次候
補および類似候補の表示窓を閉じる。このようにして、
候補文字の中に筆記入力した文字が無い場合であって
も、再入力することなく所望の文字を表示、確定させる
ことが可能となる。
【0020】次に図1(b)に基づいて第2実施例にお
ける文字認識装置の説明を行う。第2実施例における文
字認識装置は、文字データ入力部1、文字認識部2、文
字選択部3、第1類似文字検索部4および出力端子5を
備える構成は第1実施例と同様であるが、文字選択部3
および第1類似文字検索部4における動作が相違する。
以下、この相違点について説明を行う。
【0021】なお、第1類似文字検索部4における第1
類似文字テーブル4aには、図6に示すようなテーブル
TB1〜TBmに各々類似候補文字が格納されているも
のとする。また、第2実施例の説明においては、図8
(a)に示すように文字「P」が筆記入力され、誤って
文字「力」を認識結果として表示した場合を例とする。
第2実施例における文字認識装置では、先ず、この段階
で文字「力」が表示されている位置をタップし、図8
(b)左図に示すような次候補を表示させる。次候補と
しては、「刀」、「ヵ」があり、この中には筆記入力し
た文字「P」が含まれていない。
【0022】そこで、文字「P」と似ていると思われる
文字「刀」を次候補の中から選択し、その位置をタップ
することで図6に示す第1類似文字テーブル4から
「刀」が格納されているテーブルを検索する。この例の
場合にはTB4に文字「刀」が格納されており、第1類
似文字検索部4はテーブルTB4に格納されている類似
候補文字「刀」、「D」、「力」、「ヵ」を類似候補<1
> として出力端子5へ出力する。これによって、図8
(b)右図に示すように、類似候補<1> がディスプレイ
上に表示される。
【0023】ところが、この類似候補<1> の中にも筆記
入力した文字「P」が含まれていないため、ここから選
択して確定することができない。そこで、第2実施例に
おける文字認識装置では、更に類似候補<1> の中から
「P」に似ていると思われる文字、例えば「D」を選択
してその位置をタップすることで、再び第1類似文字テ
ーブル4aを検索して、新たな類似候補文字を表示する
ようにしている。
【0024】つまり、類似候補<1> の中から文字「D」
の位置をタップすることで、文字データ入力部1からタ
ップフラグTF1=1およびタップ位置の座標(xt1,y
t1)が文字選択部3へ出力される。文字選択部3では、
このタップフラグTF1=1を受けた段階で第1類似文字
検索部4へタップ位置の座標(xt1,yt1)を出力し、
その位置に対応する候補文字すなわち「D」が格納され
ているテーブルを第1類似文字テーブル4aから検索す
る。図6に示す例では、文字「D」はテーブルTB3に
格納されており、第1類似文字検索部4はこのテーブル
TB3に格納されている類似候補文字「P」、「D」、
「b」を出力端子5へ出力する。
【0025】これによって、図9左図に示すように、テ
ーブルTB3の内容「P」、「D」、「b」が類似候補
<2> としてディスプレイ上に表示されることになる。筆
記入力した文字「P」は、この類似候補<2> の中に含ま
れているため、オペレータはこの中から「P」の位置を
タップ(ここでは、2回タップするダブルタップ)を行
い、「P」を確定する処理を行う(図9右図参照)。
【0026】第2実施例における文字認識装置では、表
示された候補文字をタップすることで、その文字に応じ
た類似候補文字を第1類似文字テーブル4aから検索し
て表示し、さらにその中から候補文字をタップすること
で何段階でも類似候補を表示することができる。図10
に示すように、次候補からn回タップすることにより、
類似候補<1> から類似候補<n> までを表示させることが
できる。この中で所望の文字を選択して確定する場合に
は、先に説明したように通常のタップ(1回のタップ)
とは異なるダブルタップなどを行うようにすればよい。
これによって、所望の文字が確定されるとともに、表示
されている次候補や類似候補の表示窓が全て閉じること
になる。
【0027】次に図1(c)に基づいて第3実施例にお
ける文字認識装置の説明を行う。第3実施例における文
字認識装置は、文字データ入力部1、文字認識部2、文
字選択部3および出力端子5を備える点で第1実施例お
よび第2実施例と同様であるが、文字種設定部6および
第2類似文字検索部4’を備えている点で相違する。以
下、この相違点について説明する。
【0028】第3実施例における文字認識装置の第2類
似文字検索部4’は、図11に示すような第2類似文字
テーブル4bを備えている。この第2類似文字テーブル
4bにおけるテーブルTB1〜TBmには各々類似候補
文字が文字種(例えば、漢字、英字、数字、ひらがな、
カタカナ、記号)毎に区分けして格納されている。ま
た、この文字データ入力部1すなわち図12に示すタブ
レット10には、文字を筆記するための筆記エリア11
の他に、文字種を選択するための選択エリア12が備え
られている。この選択エリア12には、第2類似文字テ
ーブル4b(図11参照)における文字種に対応して、
漢字、英字、数字、ひらがな、カタカナ、記号を選択で
きる領域12a〜12fが設けられている。
【0029】例えば、図13に示すように文字「P」を
筆記入力し、誤認識によってその第1候補が「力」とな
ってディスプレイ上に「力」が表示された場合、第3実
施例では先ず第1実施例および第2実施例と同様に文字
「力」の位置をタップすることで、図13右図に示すよ
うに次候補を表示する。この例では、文字「力」の近傍
に次候補「刀」、「ヵ」が表示される。ところが、この
次候補の中には筆記入力した文字「P」が含まれないた
め、次候補の中から「P」に似ていると思われる文字を
選択して、第2類似文字検索部4’が類似候補文字を検
索出力する処理を行う。第3実施例では、この処理を行
うにあたり図12に示すタブレット10の選択エリア1
2から筆記入力した文字の文字種を選択してペンにてタ
ップする。
【0030】すなわち、図14左図に示す次候補の中か
ら筆記入力した文字「P」と似ていると思われる文字、
例えば「刀」をタップした後、図12に示すタブレット
10の選択エリア12の中から筆記入力した文字「P」
の文字種である英字の領域12bをペンでタップする。
図1(c)に示す文字データ入力部1は、この際の英字
の領域12bをタップした際の座標(xs ,ys )を文
字種設定部6へ出力する。
【0031】文字種設定部6では、この座標(xs ,y
s )を受けた段階で座標(xs ,ys )が図12に示す
タブレット10上の選択エリア12におけるどの領域1
2a〜12f内にあるかを判定し、その座標(xs ,y
s )が存在する領域12a〜12fのいずれかに対応し
た変数MH を出力する。すなわち、座標(xs ,ys )
が漢字の領域12a内に存在する場合には変数MH =1
を、英字の領域12b内に存在する場合には変数MH =
2を、数字の領域12c内に存在する場合には変数MH
=3を、ひらがなの領域12d内に存在する場合には変
数MH =4を、カタカナの領域12e内に存在する場合
には変数MH =5を、記号の領域12f内に存在する場
合には変数MH =6を図1(c)に示す第2類似文字検
索部4’へ出力する。
【0032】この例においては、英字の領域12bがタ
ップされているため、変数MH =2を出力する。第2類
似文字検索部4’は、この変数MH =2を受けた段階で
先にタップされている次候補文字「刀」の検索を行うと
ともに、この「刀」が格納されている第2類似文字テー
ブル4bのテーブル中の英字の欄に格納されている類似
候補文字を出力端子5へ出力する。つまり、この例では
テーブルTB1の中の英字の欄に格納されている類似候
補文字「P」、「b」、「D」を出力する。これによっ
て、図14左図に示すように、類似候補「P」、
「b」、「D」がディスプレイ上に表示されることにな
る。
【0033】オペレータは、この表示の中から筆記入力
した文字「P」を選択してその位置をタップする。この
タップにより図1(c)に示す文字データ入力部1はタ
ップフラグTF2=1およびタップ座標(xt2,yt2)を
設定し、文字選択部3へ出力する。文字選択部3では、
タップフラグTF2=1を受けた段階で類似候補が選択さ
れたと判断し、そのタップ座標(xt2,yt2)を第2類
似文字検索部4’へ出力する。第2類似文字検索部4’
では、このタップ座標(xt2,yt2)に基づき対応する
類似候補文字「P」を出力端子5へ出力する。これによ
って、図14右図に示すように「P」が最終出力結果と
して表示されることになる。
【0034】第3実施例における文字認識装置では、こ
のように次候補文字の中から筆記入力した文字に似てい
ると思われる文字をタップするとともに、その文字の文
字種を選択することで、条件をより絞り込んだ状態で類
似候補文字を表示させることが可能となり、結果として
迅速な認識処理を行うことが可能となる。なお、第3実
施例においても第2実施例と同様に、ダブルタップを行
うまで繰り返し類似候補文字を表示させるようにしても
かまわない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の文字認識装
置によれば次のような効果がある。すなわち、筆記入力
した文字における認識で誤認識をしてしまい、次候補の
中にも一致する文字が含まれていない場合であっても、
類似文字テーブルを検索することにより筆記入力した文
字と一致する文字を容易に表示させ、その文字を選択す
ることが可能となる。これにより、再度所望の文字を筆
記入力する必要が無くなり、文字認識における文字入力
時間の短縮化およびマンマシンインタフェースを大幅に
向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するブロック図で、(a)は第1
実施例、(b)は第2実施例、(c)は第3実施例を示
すものである。
【図2】前処理・特徴点抽出を説明する図で、(a)は
生データ、(b)は平滑後、(c)は特徴点抽出を示す
ものである。
【図3】認識例を説明する図で、(a)は候補文字、
(b)は初期出力結果である。
【図4】タップを説明する図である。
【図5】次候補の表示例を示す図である。
【図6】第1類似文字テーブルを説明する図である。
【図7】次候補の表示から最終出力までを示す図であ
る。
【図8】初期出力から類似候補<1> までの表示例を示す
図である。
【図9】類似候補文字<2> から最終出力までを示す図で
ある。
【図10】類似候補<n> までの表示例を示す図である。
【図11】第2類似文字テーブルを説明する図である。
【図12】タブレットを説明する図である。
【図13】初期出力から次候補までの表示例を示す図で
ある。
【図14】類似候補の表示から最終出力までを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 文字データ入力部 2 文字認識部 3 文字選択部 4 第1類似文字検索部 4a 第1類似文字テーブル 4b 第2類似文字テーブル 4’ 第2類似文字検索部 5 出力端子 6 文字種設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 祐史 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の文字を筆記入力して文字データ列
    を得るための文字データ入力部と、 前記文字データ入力部で得た文字データ列に基づき文字
    の認識を行い、その認識により得た候補文字を出力する
    文字認識部と、 前記文字認識部から得た候補文字と前記筆記入力した文
    字とが一致した場合に該候補文字を選択して出力すると
    ともに、該候補文字と該筆記入力した文字とが一致しな
    い場合に所定の指示信号を出力する文字選択部と、 予め前記候補文字に類似する類似候補文字を所定領域に
    格納するとともに、前記文字選択部からの指示信号を受
    けた際に該候補文字と類似する類似候補文字を前記所定
    領域から検索して出力する類似文字検索部とを備えてい
    ることを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記文字選択部は、前記類似文字検索部
    から出力される類似候補文字の選択に基づき、さらにそ
    の選択された類似候補文字に類似する他の類似候補文字
    を該類似文字検索部の所定領域から検索するための指示
    信号を出力することを特徴とする請求項1記載の文字認
    識装置。
  3. 【請求項3】 前記筆記入力される文字の種類を設定す
    るための文字種設定部を備えているとともに、 前記類似文字検索部は、予め文字種毎に前記類似候補文
    字を所定領域に格納しており、前記文字選択部からの指
    示信号に基づいて前記文字種設定部にて設定された文字
    種に応じた類似候補文字を前記所定領域から検索して出
    力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    文字認識装置。
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