JPH08146642A - 電子写真感光体、電子写真装置及び装置ユニット - Google Patents

電子写真感光体、電子写真装置及び装置ユニット

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JPH08146642A
JPH08146642A JP28046594A JP28046594A JPH08146642A JP H08146642 A JPH08146642 A JP H08146642A JP 28046594 A JP28046594 A JP 28046594A JP 28046594 A JP28046594 A JP 28046594A JP H08146642 A JPH08146642 A JP H08146642A
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JP
Japan
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silica particles
photoreceptor
electrophotographic
cleaning
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Akihiko Itami
明彦 伊丹
Yoshiaki Takei
良明 武居
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Konica Minolta Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返し像形成によっても感光層表面の摩
耗、損傷なく、高耐久であり、鮮明な画像を得る。 【構成】 導電性支持体上に感光層を有する電子写真感
光体において、該感光体の最表面層に、アルミニウム成
分を1000ppm以下、カルシウム成分を300ppm以下及び鉄
成分を1000ppm以下含有するか又は含有しないシリカ粒
子であって、かつ体積平均粒径が0.05〜5μmであるシ
リカ粒子を含有することを特徴とする電子写真感光体及
びそれを用いた電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリカ粒子を感光体の最
表面層に含有する電子写真感光体に関し、詳しくは優れ
た耐久性を有する電子写真感光体に関する。
【0002】また本発明は前記感光体を有する電子写真
装置及び装置ユニットに関する。
【0003】
【従来の技術】一般に電子写真法により画像形成を行う
には、感光体表面に帯電、像露光及び現像を施してトナ
ー像を形成し、該トナー像を転写材上に転写、定着して
画像を得ると共に、転写後の感光体は残留トナーのクリ
ーニング及び除電が行われて長期に亘り繰り返し使用さ
れる。
【0004】従って前記感光体としては、帯電電位、感
度、暗減衰及び残留電位特性等の電子写真性能は勿論、
繰り返し使用時の耐刷性、耐摩耗性、耐湿性等の物性
や、コロナ放電時に発生するオゾンや像露光への耐性に
おいても良好であることが要請される。
【0005】他方、従来電子写真感光体としては、アモ
ルファスシリコン、セレン、硫化カドミウム等を用いた
無機光導電性感光体が多く用いられてきたが、近年低コ
ストで毒性がなく、かつ加工性に優れていて、目的に応
じた選択の自由度が大きい有機光導電性感光体(以下単
に有機感光体と称する)が主流となっている。
【0006】これらの電子写真感光体の繰り返し使用に
よる疲労劣化は、感光体上に形成されたトナー像の転写
材上への転写、分離及び転写後の感光体上の残留トナー
のクリーニングの各工程における摺擦による感光層表面
の摩擦、損傷及び感光体表面への帯電、像露光、除電等
の各工程における感光層の分解、変質等によるものとさ
れている。
【0007】従って前記感光体の疲労劣化を防止するに
は感光層表面の改良が重要課題となる。特に有機感光体
の感光層は無機感光体に比して軟質であり、かつ光導電
性物質が有機質であるため感光体の繰り返し使用時の疲
労劣化が大であり、前記感光層表面の改良がより重要と
なる。
【0008】そこで特開昭56-117245号、同63-91666号
及び特開平1-205171号の各公報には感光体の最表面層に
シリカ粒子を含有せしめ、感光体表面の機械的強度を大
とし、耐久性を向上せしめることができることが記載さ
れている。更に又特開昭57-176057号、同61-117558号又
は特開平3-155558号等の各公報には前記シリカ粒子をシ
ランカップリング剤等で処理して成る疎水性シリカ粒子
を感光体の最表面層に含有せしめ、感光体の機械的強度
を大ならしめると共に潤滑性を付与してより高耐久性の
感光体が得られることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来シリカ微粒子とし
ては、液相中で製造されるシリカゲル、気相中で製造さ
れるシリカ微粒子等が知られているが、これは何れも数
十〜数百Åと云う極めて微細な粒子に限られ、用途に応
じた広範囲の粒子分布を有するものが得難く、かつ高純
度の粒子を安定して製造するのは極めて難しいとされて
いる。
【0010】一方、前記シリカ粒子は硬質の透明微粒子
から成り、前記各公報に記載されるように、従来電子写
真感光体の表面層中に含有させて該感光体の高耐久性を
図る目的がある。しかし、長期に亘り繰り返し像形成を
行う過程で、前記シリカ粒子の不純物の影響を受けて電
子写真性能が劣化し、感光体表面電位の安定性が得られ
ないと云う問題を生ずる。
【0011】この問題はシリカ粒子表面を疎水化処理し
た場合でも、前記不純物の影響を免れず、多数回に亘る
像形成の過程で感光体の電子写真性能の劣化を招く。
【0012】又、シリカ粒子が所望の粒径及び粒度分布
を有していないため、例えばクリーニングブレードによ
るクリーニングの際、感光体上のトナー像を転写材上に
転写する際、及び分離爪による転写材の分離の際、感光
層表面を摩耗、損傷して画像欠陥を生じたり、電子写真
性能を劣化せしめたりする。
【0013】本発明は前記実情に鑑みて提案されたもの
であり、その目的とするところは、繰り返し像形成の過
程で感度層表面の摩耗、損傷がなく高耐久性であり、か
つシリカ粒子等の添加剤の不純物による電子写真性能の
劣化がなく長期に亘り高濃度、鮮明な画像が安定して得
られる電子写真感光体を提供することにある。
【0014】又、本発明の目的は前記感光体と共にクリ
ーニング手段として特定の条件で、前記感光体に当接し
て用いられるクリーニングブレードを組み合わせて用い
ることにより、繰り返しての像形成の過程で感光体の摩
耗、損傷がなく高耐久性であり、終始高濃度、鮮明な画
像が安定して得られる電子写真装置を提供することにあ
る。
【0015】更に又、本発明の目的は組み込まれる感光
体が高耐久性とされることから、該感光体の交換を行う
ことなく繰り返し安定して像形成が可能であり、若し感
光体以外の像形成手段に欠陥を生じたとしても速やかに
かつ容易に交換可能であり、長期に亘り高画質の画像が
安定して得られる装置ユニットを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の目的は、
導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体におい
て、該感光体の最表面層に、アルミニウム成分を1000pp
m以下、カルシウム成分を300ppm以下及び鉄分を1000ppm
以下含有するか又は含有しないシリカ粒子であって、か
つ体積平均粒径が0.05〜5μmであるシリカ粒子を含有
することを特徴とする電子写真感光体により達成され
る。
【0017】なお前記感光体の好ましい実施態様として
は、前記シリカが実質的に球形粒子とされ、かつ化学炎
CVD法により製造される。
【0018】又、別の好ましい実施態様としては、前記
シリカ粒子が疎水化処理された疎水性シリカ粒子を用い
る方が好ましい。更に別の好ましい実施態様としては、
感光体の最表面層が保護層であり、該保護層中に前記シ
リカ粒子が含有される。さらには該保護層に電荷輸送物
質が含有されてもよい。
【0019】又、本発明の前記の目的は、電子写真感光
体、該感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手
段、形成された静電潜像を現像する現像手段、該手段に
より現像して得られるトナー像を転写材上に転写する転
写手段及び転写後の前記感光体上の残留トナーをクリー
ニングするクリーニング手段を有する電子写真装置にお
いて、前記感光体感光層の最上層に、アルミニウム成分
を1000ppm以下、カルシウム成分を300ppm以下及び鉄成
分を1000ppm以下含有するか又は含有しないシリカ粒子
であって、かつ体積平均粒径が0.05〜5μmであるシリ
カ粒子を含有する感光体が用いられ、前記クリーニング
手段として弾性クリーニングブレードが用いられること
を特徴とする電子写真装置により達成される。
【0020】なお前記電子写真装置の好ましい実施態様
としては、前記クリーニングブレードが前記感光体に対
してカウンター方向で5〜50g/cmの圧接力で圧接して
クリーニングが行われる。
【0021】更に又、本発明の前記の目的は、電子写真
感光体、帯電手段、現像手段、転写手段、除電手段及び
クリーニング手段の少なくとも2つ以上を有する装置ユ
ニットにおいて、前記感光体として、その感光層の最上
層に、アルミニウム成分1000ppm以下、カルシウム成分3
00ppm以下及び鉄成分1000ppm以下であり、かつ体積平均
粒径が0.05〜5μmであるシリカ粒子を含有する感光体
が用いられ、前記感光体と、前記帯電手段、現像手段、
転写手段、除電手段及びクリーニング手段の少なくとも
1つとが一体的に支持され、装置本体に着脱自在とされ
ることを特徴とする装置ユニットにより達成される。
【0022】尚前記装置ユニットの好ましい実施態様と
しては、前記クリーニング手段として弾性クリーニング
ブレードが用いられ、少なくとも該クリーニングブレー
ドと前記感光体とが一体的に支持され、かつ装置本体に
着脱自在とされる。
【0023】本発明の電子写真感光体の最表面層に含有
されるシリカ粒子は、鉄、カルシウム、アルミニウムを
特定量含有されるか又はこれら成分を含有しない。本発
明は前記シリカ粒子中のこれら元素成分に着目してなし
得たものであり、このシリカ粒子を最表面層に含有する
本発明の感光体を用いたとき、長期に亘る繰り返し画像
形成を行ったときの疲労劣化がなく高濃度で鮮明な画像
が得られることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
【0024】本発明の感光体の最表面層とは、本発明の
電子写真感光体を製造したとき、最表面を構成する層で
あることを指し、例えば感光層上に設けた保護層、ある
いは保護層を設けない場合においては、最表面を構成す
る感光層であり、その中でも電荷輸送層(CTL)であ
ることが好ましい。上記保護層には、本発明のシリカ粒
子の他、電荷輸送物質(CTM)を更に含有せしめてお
くことが好ましい。本発明における最表面層は本発明の
シリカ粒子及び必要に応じて含有せしめられるCTM、
その他の添加剤をバインダー樹脂(後述する)に分散
し、塗布等の手段で設けられる。
【0025】本発明のシリカ粒子は、シリカ以外の元素
成分として鉄、カルシウム及びアルミニウムを特定量含
有するか、又は含有しないものである。本発明のシリカ
粒子は、上記元素成分を含有しないものは、特定量含有
するものと同様な効果を奏するか、製造上の困難さから
コストアップの要因となり好ましくない。
【0026】本発明では、前記シリカ粒子に含有される
鉄成分は好ましくは200〜1ppmの範囲であり、カルシウ
ム成分は好ましくは50〜1ppmの範囲であり、アルミニ
ウム成分は好ましくは200〜1ppmの範囲としたとき目的
とする効果が特に得られる。
【0027】前記元素成分が本発明で規定した限度量を
超えると、繰り返し画像形成の過程で電子写真性能が劣
化し画像濃度が低下し、かぶりが増大する。
【0028】又、前記限度量の好ましい範囲の上限を越
えると実用上使用可能であるが、画像濃度低下やかぶり
の発生が見られる。又元素の量を前記好ましい範囲の下
限より少なくすることは製造上の困難が伴わない、コス
ト高となる。
【0029】又、前記本発明に係るシリカ粒子は長径、
短径の比が2.0未満の実質的に球形粒子から成り、その
体積平均粒径が0.05〜5μm、好ましくは0.1〜2μmと
され、シャープな粒度分布を有するものが好ましい。
【0030】前記シリカ粒子の体積平均粒径が0.05μm
を下廻ると感光層表面に必要な機械的強度が得られず、
繰り返し像形成の過程で摩耗、損傷し易く、かつ電子写
真性能が劣化する。又、5μmを上廻ると感光層表面の
表面粗さが大きくなり、クリーニング不良が起こる。
【0031】ところで、近年電子写真業界で高画質化が
要請され、そのため現像用トナーとして平均粒径10μm
以下の微粒子トナーが用いられるようになった。このよ
うな場合十分なクリーニング効果を奏するためには特に
感光層表面の表面粗さの制御が重要となる。
【0032】本発明では前記微粒子トナーに対しても十
分対応できる前記シリカ粒子の好ましい体積平均粒径が
0.1〜2μmとされる。
【0033】又、前記シリカ粒子は実質的に球形である
ことが好ましく、特に長径/短径の比が2.0未満の実質
的に球形とされるのが好ましく、ここで球形とは、電子
顕微鏡で10,000倍に拡大した微粒子が不定形ではなく球
形であると云う事を示す。その場合感光層表面の摩擦係
数を低減することができ、従来問題とされてきた弾性ク
リーニングブレードの反転(ブレードめくれ)が防止さ
れるなどの利点を有する。又、前記シリカ粒子の粒度分
布がシャープであることが好ましく、その場合感光層表
面への粗大粒子の混入或いは小径粒子の凝集による膜欠
陥の発生等が防止される。
【0034】本発明のシリカ粒子を製造する方法として
化学炎CVD法(CVD:ChemicalValpor Depositio
n)が好ましい。この方法は酸素-水素混合ガス又は炭化
水素-酸素混合ガスの燃焼により高温の火炎を作り、こ
の中で気相反応を起こさせて製造する方法であり、その
一例としてはクロルシランガスを前記混合ガスの高温火
炎中で気相反応させてシリカ粒子を得る方法がある。
【0035】本発明に係るシリカ粒子は前記化学炎CV
D法により製造されるが、その中でも金属硅素粉末を前
記混合ガス中に投入し爆発的に燃焼反応させて製造する
のが好ましい。
【0036】この製造法の詳細は例えば特開昭60-25560
2号、特開平5-193908号、同5-193909号、同5-193910
号、同5-193928号、同5-196614号、同6-107406号の各公
報に詳細に記載されている。
【0037】前記各号公報記載の製造方法では、予め原
料となる硅素金属素材を高純度の水で複数回洗浄して溶
解成分を除去すると共に、加熱処理して気相成分を除去
して高純度の硅素微粉末を得る。次に製造装置頭部のバ
ーナーにLPG等の可燃ガスと酸素ガス等の支燃ガスを
導入して着火用の火炎を形成しておき、該着火用の火炎
中に前記高純度の硅素粉末を分散含有する空気等のキャ
リアガスを導入して着火燃焼を開始する。その後前記支
燃ガスを多段に供給して前記硅素粉末を爆発的に酸化燃
焼させて高純度のシリカ粒子を得るようにしている。
【0038】前記製造方法によれば、シャープな粒度分
布を有する高純度のシリカ微粒子をうることができると
共に、目的に応じて前記粒度分布を広範囲に変化させて
製造することが可能とされている。
【0039】なお前記シリカ粒子のAl,Ca,Feの含有量
の測定は、カルシウム成分ではフレームレス原子吸光
法、鉄及びアルミニウム成分ではICP発光分析法によ
り測定される。
【0040】又前記シリカ粒子の体積平均粒子径はレー
ザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−700(掘場製
作所製)により測定される。
【0041】次に本発明に用いられる前記シリカ粒子は
例えばチタンカップリング剤、シランカップリング剤、
高分子脂肪酸又はその金属塩等の疎水化処理剤により処
理して成る疎水性シリカ粒子がより好ましい。
【0042】前記チタンカップリング剤としては、テト
ラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イソ
プロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピ
ルトリデシルベンゼンスルフォニルチタネート、ビス
(ジオクチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチ
タネートなどがある。さらに、シランカップリング剤と
しては、γ-(2-アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ-(2-アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ-メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、N-β-(N-ビニルベンジルアミノエチ
ル)γ-アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、ヘキ
サメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラン、ブチ
ルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラ
ン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキ
シシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリメ
トキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o-メチル
フェニルトリメトキシシラン、p-メチルフェニルトリメ
トキシシランなどがあげられる。
【0043】又、脂肪酸及びその金属塩としては、ウン
デシル酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ペンタデカン酸、ステアリン酸、ヘプタ
デカン酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、アラキドン酸などの長鎖脂肪酸があげられ、そ
の金属塩としては亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニウ
ム、カルシウム、ナトリウム、リチウムなどの金属との
塩があげられる。
【0044】これら化合物は、前記シリカ粒子に対して
重量で1〜10%添加し被覆することが良く、好ましく
は、重量で3〜7%である。また、これらの材料を組み
合わせて使用することもできる。
【0045】なお前記シリカ粒子に施される疎水化処理
膜は単分子層又はそれに低い薄層とされるため、疎水性
シリカ粒子の不純物の量及び体積平均粒径は実質的に疎
水化処理前のシリカ粒子と同様とされる。
【0046】疎水化の処理はシリカ表面のシラノール基
を化学反応により疎水性の物質と反応させることにより
達成される。処理方法としては例えばシラノール基を高
圧下でトリメチルクロロシランと反応させる方法(Koll
oid-Z,149,39(1956))、アルコールとのエステル化(D
BP 1074559)オートクレーブ中でのエステル化、(Bu
ll.Chem.Soc.Jpn,49(12),3389(1976))などが知られて
いるが、特にシランカップリング剤による処理法が一般
的である。シランカップリング剤による処理方法につい
ては例えば「シランカップリング剤」(信越化学工
業)、「技術資料 No.Z003」(東芝シリコーン)等に
記載されている方法によって行うことができる。
【0047】本発明ではこれらのシリカ粒子は少なくと
も電子写真感光体の最表面層にバインダーと共に含有さ
せるが最表面層のシリカ粒子の割合はバインダーに対し
て通常は1重量%以上200重量%以下、望ましくは5重
量%以上100重量%以下で使用される。
【0048】本発明の最表面層とは電子写真感光体の最
表面に位置する感光層でもよいし、さらにその上に積層
された保護層でもよい。
【0049】前記シリカ粒子を最上層に含有させて成る
本発明の電子写真感光体は、セレン、アモルファスシリ
コン、硫化カドミウム等を用いた無機感光体であっても
よいが、好ましくは有機の電荷発生物質(CGM)と電
荷輸送物質(CTM)とが含有される有機感光体であ
る。該有機感光体の層構成を図1に示す。
【0050】図1(イ)は導電性支持体1上に中間層2
を介してCGMとCTMを共に含有する単層構成の感光
層6を有する感光体であり、図1(ロ)は導電性支持体
1上に中間層2を介してCTMを主成分として含有する
電荷輸送層CTL3とCGMを主成分として含有する電
荷発生層CGL4とをこの順に積層して成る感光層6を
有する感光体であり、図1(ハ)は導電性支持体1上に
中間層を介してCGL4とCTL3とをこの順に積層し
て成る感光層6を有する感光体である。
【0051】又、図1(ニ)、(ホ)、(ハ)はそれぞ
れ図1(イ)、(ロ)、(ハ)の感光層の上に保護層5
を積層した構成を示す。上記(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)、(ヘ)の各図は有機感光体の代表的な
構成を示したものであり、本発明はこれらの層構成に限
定されるものではない。例えばこれらの図で示された中
間層2は必要でなければ設けなくてもよい。
【0052】上記層構成の内、本発明の最も好ましい態
様は、(ニ)、(ホ)、(ヘ)で示されるように感光層
の上にさらに保護層5を積層し、これら保護層中に本発
明のシリカ粒子を含有させたものである。
【0053】保護層は、設けられた場合少なくとも樹脂
及び本発明のシリカ粒子より構成されるが、保護層中に
CTMを含有させる事がより好ましい。これら保護層中
にCTMを含有させる事により電子写真感光体のくり返
し使用による残留電位の上昇や、感度の低下を防ぐ事が
できる。
【0054】前記図1(イ)〜(ヘ)の各感光体の感光
層6に含有されるCGMとしては、例えばフタロシアニ
ン顔料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、イ
ンジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、ス
クワリリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チ
オピリリウム染料、キサンテン色素、トリフェニルメタ
ン色素、スチリル色素等が挙げられ、これらのCGMは
単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層形成が行われ
る。
【0055】前記感光層6に含有されるCTMとして
は、例えばオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導
体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリア
ゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導
体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、
スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベンジジン化合
物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、アミン誘導
体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベ
ンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフ
ラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、ア
ミノスチルベン誘導体、ポリ-N-ビニルカルバゾール、
ポリ-1-ビニルピレン、ポリ-9-ビニルアントラセン等が
挙げられこれらのCTMは通常バインダーと共に層形成
が行われる。
【0056】これらの中で特に好ましいCTMとしては
下記一般式で示される化合物のものがあげられる。
【0057】
【化1】
【0058】(式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4は置換、無置
換の芳香族炭化水素基または複素環基を表し、R2は水
素原子もしくは置換、無置換の芳香族炭化水素基または
複素環基を表す。nは1もしくは2である。Ar4とR2
互いに結合していてもよい。)
【0059】
【化2】
【0060】(式中、R3、R4は置換、無置換の芳香族
炭化水素基、複素環基またはアルキル基を表し、互いに
連結していてもよい。R5は水素原子もしくは置換、無
置換の芳香族炭化水素基、複素環基、アルキル基を表
し、Ar5は置換、無置換の芳香族炭化水素基または複素
環基を表す。mは0もしくは1である。)
【0061】
【化3】
【0062】(式中、Yは置換、無置換のベンゼン、ナ
フタレン、ピレン、フルオレン、カルバゾール及び4,
4′-アルキリデンジフェニル基を表し、Ar6、Ar7は置
換、無置換の芳香族炭化水素基または複素環基を表す。
lは1〜3の整数である。)
【0063】
【化4】
【0064】(式中、Ar8、Ar9、Ar10、Ar11の置換、無
置換の芳香族炭化水素基または複素環基を表す。) これらの内、本発明の感光体に好ましく用いられる具体
的化合物例を以下に例示する。
【0065】
【化5】
【0066】
【化6】
【0067】
【化7】
【0068】
【化8】
【0069】
【化9】
【0070】
【化10】
【0071】前記単層構成の感光層6及び積層構成の場
合のCGL、CTLに含有されるバインダー樹脂として
は、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル
樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン-ブ
タジエン樹脂、塩化ビニリデン-アクリロニトリル共重
合体樹脂、塩化ビニル-無水マレイン酸共重合体樹脂、
ウレタン樹脂、シリコン樹脂エポキシ樹脂、シリコン-
アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポ
リビニルカルバゾール等が挙げられる。
【0072】なお前記図1(イ)〜図1(ヘ)の各感光
体の最上層に含有されるバインダー樹脂は好ましくは機
械的衝撃に強く耐摩耗性が大であり、かつ電子写真性能
を阻害しないものがよい。好ましいバインダー樹脂とし
ては下記一般式〔I〕〜〔IV〕の構造単位を有するポリ
カーボネート樹脂があげられる。
【0073】
【化11】
【0074】(式中、R1〜R8は水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜10の置換若しくは無置換のアルキル基、
シクロアルキル基又はアリール基、jは4〜11の整数、
9は炭素原子数1〜9のアルキル基又はアリール基で
ある。)
【0075】
【化12】
【0076】(式中、R35からR42はそれぞれ独立して
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアリール基を
表す。)
【0077】
【化13】
【0078】(式中、R63〜R70はそれぞれ独立した水
素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10の置換若しくは無
置換のアルキル基、シクロアルキル基、又はアリール基
を表す。)
【0079】
【化14】
【0080】(式中、R83〜R98はそれぞれ独立して水
素原子、ハロゲン原子、置換、無置換アルキル基はアリ
ール基を表し、kおよびmは正の整数であって、k/m
が1〜10になるように選択される。) なお前記一般式で示される構造単位を有するポリカーボ
ネート樹脂は好ましくは重量平均分子量30,000以上のも
のとされる。
【0081】次に、前記各層を形成する際に用いられる
溶媒又は分散媒としては、n-ブチルアミン、ジエチルア
ミン、エチレンジアミン、イソプロパノールアミン、ト
リエタノールアミン、トリエチレンジアミン、N,N-ジメ
チルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2-ジクロロエタン、1,2-ジクロロプロパン、1,1,
2-トリクロロエタン、1,1,1-トリクロロエタン、トリク
ロロエチレン、テトラクロロエタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプロピ
ナール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシ
ド、メチルセロソルブ等が挙げられる。本発明はこれら
に限定されるものではないが、ケトン系溶媒を用いた場
合に感度、繰り返し使用時に電位変化等が更に良好とな
る。また、これらの溶媒は単独あるいは2種以上の混合
溶媒として用いることもできる。
【0082】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質と結合樹脂との割合は重量比で1:5〜5:1、特に
は1:2〜3:1が好ましい。また電荷発生層の膜厚は
5μm以下が好ましく、特には0.05〜2μmが好ましい。
【0083】又、電荷輸送層の前記の電荷輸送物質と結
着剤樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾燥す
ることによって形成される。電荷輸送物質と結着剤樹脂
との混合割合は重量比で3:1〜1:3が好ましく、特
には2:1〜1:2が好ましい。
【0084】また、電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、特
には10〜40μmが好ましい。
【0085】感光体が単一層型の場合、上述したような
電荷発生物質と電荷輸送物質を結着樹脂に分散および溶
解した溶液を塗布乾燥することによって得ることができ
る。
【0086】本発明の最表面を保護層で形成する場合、
保護層は樹脂及び本発明のシリカ粒子を溶媒と共に溶
解、分散させ、前記した感光層上に塗布することにより
形成する。この場合保護層中に電荷塗液物質(CTM)
を加えることが好ましい。保護層中の樹脂とCTMの比
は3:1〜1:3が好ましい。特に2:1〜1:2保護
層の膜厚は0.2〜10μmが好ましい。0.2μ未満では本発
明の効果が得られにくい。又10μmを越えると保護層中
のシリカ粒子による光散乱により画像の解像力が劣化す
る。又感度の低下、残留電位の上昇等も伴う事がある。
特に好ましい範囲は0.4〜5μmである。
【0087】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板 2)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上
に、アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラ
ミネートもしくは蒸着によって設けたもの 3)紙あるいはプラスチックフィルムなどの支持体上
に、導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導
電性化合物の層を塗布もしくは蒸着によって設けたもの
等が挙げられる。
【0088】次に本発明の電子写真感光体を製造するた
めの塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、
円形量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、感光
層の表面層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させない
ため、又均一塗布加工を達成するためスプレー塗布又は
円形量規制型塗布等の塗布加工方法を用いるのが好まし
い。なお前記スプレー塗布については例えば特開平3-90
250号及び特開平3-269238号公報に詳細にされ、前記円
型量規制型塗布については例えば特開昭58-189061号公
報に詳細に記載されている。
【0089】なお前記スプレー塗布及び円形量規制塗布
によれば、前記浸漬塗布等に比して塗布液の無駄な消費
がなく、下層を溶解、損傷することがなく、かつ均一塗
布が達成される等の利点を有する。
【0090】本発明においては導電性支持体の感光層の
間に、バリヤー機能と接着樹脂を兼備した下引層を設け
ることもできる。
【0091】下引層用の材料としては、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン-アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウム等
が挙げられる。下引層の膜厚は、0.1〜10μmが好まし
く、特には0.1〜5μmが好ましい。
【0092】本発明においては、更に、支持体と下引層
との間に支持体の表面欠陥を補うための被覆を施すこと
や、特に画像入力がレーザー光の場合には問題となる干
渉縞の発生を防止することなどを目的とした導電層を設
けることができる。この導電層は、カーボンブラック、
金属粒子又は金属酸化物粒子等の導電性粉体を適当な結
着剤樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して形成すること
ができる。導電層の膜厚は5〜40μmが好ましく、特に
は10〜30μmが好ましい。
【0093】上述した各種層は、ディッピング法、スプ
レーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビー
ドコーティング法、ブレードコーティング法、ビームコ
ーティング法等の塗布方法によって塗布されることがで
きる。
【0094】また、支持体の形状はドラム状でもシート
状でもベルト状でもよく、適用する電子写真装置に最適
した形状であることが好ましい。
【0095】本発明の像保持部材は、複写機、レーザー
プリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式プリ
ンター等の電子写真装置一般に適用し得るものである
が、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0096】図2に本発明の像保持部材を有する画像形
成装置の概略構成例を示す。
【0097】図2において10は像担持体である感光体ド
ラムで、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。12は帯電器で、感光体
ドラム10周面に対しVHの一様な帯電をコロナ放電によ
って与えられる。この帯電器12による帯電に先だって、
前プリントまでの感光体の履歴をなくすために発光ダイ
オード等を用いたPCL11による露光を行って感光体周面
の除電をしておいてもよい。。
【0098】感光体への一様帯電ののち像露光手段13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光手段13は図示しないレーザダイオードを発光光源と
し回転するポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反
射ミラー132により光路を曲げられ走査がなされるもの
で、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形
成される像露光手段はその目的により、スリット露光、
レーザー露光、LED露光等適宜選択される。
【0099】その静電潜像は次いで現像器14で現像され
る。ここでは、感光体ドラム10周縁にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等
のトナーとキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵し
た現像器14が設けられていて、先ず1色目の現像がマグ
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ
141によって行われる。現像剤はフェライトをコアとし
てそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリア
と、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電
制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからな
るもので、現像剤は層形成手段によって現像スリーブ14
1上に100〜600μmの層厚(現像剤)に規制されて現像域
へと搬送され、感光体ドラム10と現像スリーブ141の1
回に直流或いは交流バイアス電位をかけて現像が行われ
る。
【0100】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の画
像データによる潜像が像露光手段13によって形成され
る。3色目、4色目についても2色目と同様の画像形成
行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色の顕像が
形成される。
【0101】一方モノクロの電子写真装置では現像器14
は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成す
ることができる。
【0102】記録紙Pは一旦停止し、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域へ
と給紙される。
【0103】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ18が圧接され、
給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括して転写さ
れる。
【0104】次いで記録紙Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離ブラシ19によって除電され感光体ドラム10の周
面により分離して定着装置20に搬送され、熱ローラ201
と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナーを溶着し
たのち排紙ローラ21を介して装置外部に排出される。な
お前記の転写ローラ18および分離ブラシ19は記録紙Pの
通過後感光体ドラム10の周面より退避離間して次なるト
ナー像の形成に備える。
【0105】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置22のブレード221の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯
電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセスに
入る。なお感光体上にカラー画像を重ね合わせる場合に
は前記のブレード221は感光体面のクリーニング後直ち
に移動して感光体ドラム10の周面より退避する。
【0106】尚30は像保持部部材、帯電手段、現像手段
及びクリーニング手段を一体化されている着脱可能なカ
ートリッジである。
【0107】感光体ドラム10の均一帯電手段12としては
コロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また転写
ローラ18やコロナ転写手段が一般に広く使用されてい
る。電子写真装置として、上述の感光体や現像手段、ク
リーニング手段等の構成要素のうち、複数のものを装置
ユニットとして一体に結合して構成し、このユニットを
装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例えば帯
電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも1
つを感光体とともに一体に支持してユニットを形成し、
装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレ
ールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成しても良
い。このとき上記の装置ユニットの方に帯電手段及び/
または現像手段を伴って構成しても良い。
【0108】像露光手段は、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿
を読み取り信号化し、この信号に従ってレーザービーム
の走査、LEDアレイの駆動、または液晶シャッターア
レイの駆動を行い感光体に光を照射することなどにより
行われる。
【0109】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、像露光手段13は受信データをプリントするた
めの露光になる。
【0110】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが本発明の実施の態様はこれにより限定されるもので
はない。
【0111】〔実施例その1〕 〈シリカ粒子の製造〉 シリカ粒子の製造例1 可燃性ガスとしてLPGを3.0(N・m3/h)、初期支燃
性ガスとして酸素を90.0(N・m3/h)の流量で供給し、
更に平均粒径20μmのアルミニウム成分21.5ppm、カルシ
ウム成分2.25ppm、鉄成分10.8ppmを含有した金属珪素を
35(kg/h)の割合で、空気からなるキャリアガス中に
分散させたものを7(N・m3/h)の流量で供給して、シ
リカ粉末を得た。得られたシリカ粉末の混入成分はアル
ミニウム10ppm、カルシウム1ppmであり、平均粒径は0.
5μm、球形度(長軸/短軸比)は1.0であった。これを
サンプルA1とする。
【0112】シリカ粒子の製造例2 製造例1において金属珪素に金属のアルミニウム、カル
シウム、鉄をそれぞれ215ppm、42ppm、110ppmの割合で
添加してシリカ粉末を作製した。得られたシリカ粉末の
混入成分はアルミニウム100ppm、カルシウム20ppm、鉄5
0ppmであり、平均粒径は0.5μm、球形度(長軸/短軸
比)は1.0であった。これをサンプルA1とする。
【0113】シリカ粒子の製造例3〜12 製造例1において、用いる金属珪素に添加するアルミニ
ウム、カルシウム、鉄の量、及び粒径調整のためにキャ
リアガス中に分散させる濃度を変化させてA3〜A12の
シリカ粒子を得た。これらの粒子のアルミニウム、カル
シウム、鉄の混入成分量及び平均粒径を表1に示す。ま
た球形度はいずれも1.0であった。
【0114】
【表1】
【0115】〈感光体1の作製〉直径80mmのアルミニウ
ムドラム上にポリアミド樹脂から成る厚さ0.3μmの中間
層を設けた。次に下記構造式で示されるCGM−1 30
重量部、ブチラール樹脂「エスレックB(BX−L)」
(積水化学社製)10重量部、メチルエチルケトン1600重
量部から成る塗布液を前記中間層上に浸漬塗布して、乾
燥後の膜厚0.3μmのCGLを形成した。
【0116】次いでCTMとして例示化合物(T−1)
500重量部、ポリカーボネート樹脂「ユーピロンZ300」
(三菱瓦斯化学社製)600重量部をジクロロメタン3000
重量部に溶解して成る塗布液を前記CGL上に浸漬塗布
して乾燥後の膜厚25μmのCTLを形成した。更にCT
Mとして前記例示化合物(T−1)50重量部とポリカー
ボネート樹脂「ユーピロンZ800」(三菱瓦斯化学社
製)100重量部をジクロロエタン2000重量部に溶解した
溶液にさらに表1のシリカ粒子Al 50重量部を混合分
散して成る塗布液を前記CTL上に円形量規制型塗布機
により塗布して、乾燥後の膜厚1μmの保護層を形成し
て実施例1用の感光体1を得た。
【0117】
【化15】
【0118】〈感光体2〜6及び比較例用感光体1〜6
の作製〉表1のシリカ粒子A1に代えて、保護層中のシ
リカ粒子をA2,A3,A4,A5,A6(本発明内)
及びA7,A8,A9,A10,A11,A12(本発明外)
をそれぞれ用いた他は感光体1と同様にして実施例用感
光体2,3,4,5,6及び比較例用感光体1,2,
3,4,5,6を作製した。
【0119】以上のようにして得た12種類の電子写真感
光体を帯電、露光、現像、転写及びクリーニングプロセ
スを有するKonica U-BIX 4145(コニカ(株)社製)に装
着して、常温、常湿(20℃,60%RH)下で繰り返し画像
を出す50,000回の耐久性テスト及び感光体膜厚の減耗量
測定及びクリーニングブレードの反転やクリーニング不
良による画像欠陥の有無について評価を行った。
【0120】〈静電特性テスト〉前記複写機の現像器を
取り外し、その位置に表面電位計を配設した改造機を用
い、帯電→像露光→除電のプロセスを前記各感光体毎に
順次50,000回ずつ繰り返して、一回目と50,000回目の黒
紙電位(Vb)、白紙電位(Vw)及び残留電位(Vr)
を測定し、その結果を表1に示した。
【0121】なお黒紙電位とは反射濃度1.3の黒紙原稿
を用いて像露光を行ったときの感光体の表面電位であ
り、白紙電位とは反射濃度0.0の白紙原稿を用いて像露
光を行ったときの感光体の表面電位である。
【0122】〈画像評価〉前記12種類の感光体を順次前
記複写機に装着し、中間調を有する原稿を用いて50,000
回の画出しを行った。この間クリーニング不良による地
カブリ発生の有無、ブレードクリーニング反転による画
像傷の有無について評価した。
【0123】〈膜厚減耗量〉感光体の均一膜厚部分をラ
ンダムに10ヶ所測定し、その平均値を感光体の膜厚とす
る。膜厚測定器EDDY 560C(HELMUT FISCHER GMBHT CO
社製)を用いて1回目と5万コピー後の膜厚を測定し、
その差を膜厚減耗量とした。
【0124】
【表2】
【0125】上記の如く本発明の感光体は繰り返しの静
電特性、画像評価、及び膜厚減耗特性共に優れた性能を
有する。
【0126】これに対し比較例の感光体は比較例1では
ブレードめくれが発生し又膜厚減耗量も大きい比較例2
ではクリーニング不良が発生、比較例−3〜6の不純物
量の大きなシリカ粒子を用いた感光体では、繰り返しに
よる静電特性が劣化し、カブリの発生が生じている。
【0127】〔実施例その2〕 実施例用感光体7〜12及び比較例用感光体7〜12の作製 表1に示されたシリカ粒子A1〜A12の疎水化処理を行
った。(この疎水性処理後のシリカ粒子をA13〜A24と
する) 疎水化処理にはシランカップリング剤として理論量のト
リメチルシリルメトキシシラン(CH3)3Si(OCH3)を用い
た。
【0128】但し、論理量とは粒子表面に単分子層を形
成するのに必要な量であり、下式に従って算出した。
【0129】
【数1】
【0130】(Ws:シランカップリング剤添加量(g)
Wf:微粒子使用量(g) SE:粒子比表面積(m2/g) MCA:シランカップリング剤1g当たりの最小被覆面積
(m2/g)) 実施例用感光体1〜6の保護層中のシリカ粒子A1〜A
6をこれらを疎水化処理したシリカ粒子A13〜A18に代
えた事以外は同じにして実施例用感光体7,8,9,1
0,11,12を作製した。
【0131】又比例用感光体1〜6の保護層中のシリカ
粒子A7〜A12をこれらを疎水化処理したシリカ微粒子
A19〜A24に代えた以外は同じにして比較例用感光体7
〜12を作製した。
【0132】これらの感光体を〔実施例その1〕の感光
体と同様に30℃,80%RH(相対湿度)の高温高湿環境下
で前述したKonica U-BIX 4145(コニカ(株)社製)に装
着し〔実施例その1〕と同様の評価を行った。
【0133】
【表3】
【0134】上記の結果より疎水化処理をしたシリカ粒
子を用いると30℃,80%RHの高温高湿条件で、本発明の
シリカ粒子を用いたものは繰り返しの画出し評価に於い
て静電特性が良好であり、且つクリーニングブレードの
めくれの発生もなく、又クリーニング不良も発生しな
い。これに反し比較例7ではブレードめくれによる画像
傷が発生し、比較例8ではクリーニング不良による地カ
ブリ、比較例9〜12では感度の低下、残電上昇によるカ
ブリの発生が生じた。
【0135】〔実施例その3〕 〈実施例用感光体13,14,15の作製〉実施例用感光体1
のアルミニウムドラム直径80mmを直径100mmに変更し、
CGL(電荷発生層)中のCGM(電荷発生物質)のC
GM−1をCuKα特性X線を用いたX線回折図に於い
て、ブラック角(2θ±0.2℃)が27.3°に最大ピーク
を有し、その他に9.5°,9.7°,11.6°,15.0°,24.1
°等にも少なくとも1つ以上のピークを有するオキシチ
タニウムフタロシアニン(CGM−2)を用い、保護層
中のシリカ粒子をA1からA13に代え、保護層膜厚を0.
5,1.0,5.0μmとした以外は同じ条件で実施例用感光体
13,14,15を作製した。
【0136】上記実施例用感光体13〜15を感光体ドラ
ム、帯電極、AC除電極、クリーニングブレード、回収
ローラー、PCL(帯電前除電極)が一体的にユニット
化されている帯電、露光、現像、転写及びクリーニング
工程を有するカラープリンターLP−7010(コニカ(株)
社製)に取付け10万プリントの画像耐久テストを行っ
た。その結果評価のため10万プリント後のベタ白電位V
Hの変化量△VH(1プリント目と10万プリント目の差)
及び、ベタ黒電位VLの変化量△VL(1プリント目と10
万プリント目の差)を測定した。さらに10万プリント終
了迄クリーニングブレードの反転の有無及びクリーニン
グ不良の発生を評価した。
【0137】
【化16】
【0138】〈比較例用感光体13,14,15の作製〉実施
例13,14,15の保護層シリカ粒子をA19,A20,A21と
した以外は全く同様にして比較例用感光体13,14,15を
作製し、実施例用感光体13,14,15と同時に評価を行っ
た。
【0139】
【表4】
【0140】上記結果から、本発明は、静電特性、クリ
ーニングブレードの反転が生じない事及びクリーニング
不良がない事等全ての点で良好である。一方、比較例13
はブレード反転が生じ、比較例14ではクリーニング不良
が発生、比較例15〜18では静電特性の劣化が大きい。
【0141】〔実施例その4〕 〈実施例用感光体16及び比較例用感光体16の作製〉実施
例用感光体−1中のCTL層にシリカ粒子A13を200重
量部添加した以外は実施例1の通りにアルミドラム上に
中間層、CGL層及びCTL層を形成した。
【0142】但しCTL層の上には保護層は塗布しなか
った。このようにして実施例用感光体16を作製した。又
上記の内CTL層にシリカ粒子A13を添加しなかった以
外は同じにして比較用感光体16を作製した。
【0143】これらをKonica U-BIX 4145に装着して実
施例1と同様の評価を行った。
【0144】
【表5】
【0145】上記の如く実施例ではくり返しの静電特
性、ブレードめくれが発生しない事、及び膜厚減耗特性
の全ての点で比較例19より優れている。
【0146】
【発明の効果】本発明により繰り返し像形成の過程で感
光層表面の摩耗、損傷がなく高耐久性であり、かつシリ
カ粒子等の添加剤の不純物による電子写真性能の劣化が
なく長期に亘り高濃度、鮮明な画像が安定して得られる
電子写真感光体を提供することが出来る。
【0147】又、本発明の感光体と共にクリーニング手
段として特定の条件で前記感光体に当接して用いられる
弾性クリーニングブレードを組み合わせて用いることに
より、繰り返しての像形成の過程で感光層の摩耗、損傷
がなく高耐久性であり、終始高濃度、鮮明な画像が安定
して得られる電子写真装置を提供することが出来る。
【0148】さらに又、組み込まれる感光体が高耐久性
とされることから該感光体の交換を行うことなく繰り返
し安定して像形成が可能であり、若し感光体以外の像形
成手段に欠陥を生じたとしても速やかにかつ容易に交換
可能であり、長期に亘り高画質の画像が安定して得られ
る装置ユニットを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる感光体の層構成を示す断面図。
【図2】本発明に係わる画像形成装置の断面図。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 中間層 3 電荷輸送層(CTL) 4 電荷発生層(CGL) 5 保護層 6 感光層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
    真感光体において、該感光体の最表面層に、アルミニウ
    ム成分を1000ppm以下、カルシウム成分を300ppm以下及
    び鉄成分を1000ppm以下含有するか又は含有しないシリ
    カ粒子であって、かつ体積平均粒径が0.05〜5μmであ
    るシリカ粒子を含有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  2. 【請求項2】 上記シリカ粒子が実質的に球形であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 上記シリカ粒子が化学炎CVD法により
    製造されたものであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 上記最表面層が感光層上に設けた保護層
    であり、該保護層中に上記シリカ粒子が含有されている
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子写真
    感光体。
  5. 【請求項5】 上記保護層は更に電荷輸送物質が含有さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の電子写真感
    光体。
  6. 【請求項6】 上記シリカ粒子が疎水化処理されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 最表面層に、アルミニウム成分を1000pp
    m以下、カルシウム成分を300ppm以下及び鉄成分を1000p
    pm以下含有するか又は含有しないシリカ粒子であって、
    且つその体積平均粒径が0.05〜5μmであるシリカ粒子
    を含有する感光体、該感光体上に静電潜像を形成する静
    電潜像形成手段、感光体上に形成された静電潜像を顕像
    化してトナー像とする現像手段、顕像化して得られた感
    光体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段及びト
    ナー像転写後に感光体上に残留するトナーをクリーニン
    グするクリーニング手段を有することを特徴とする電子
    写真装置。
  8. 【請求項8】 上記クリーニング手段が弾性ブレードク
    リーニング手段である請求項7記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 上記クリーニング手段のクリーニングブ
    レードが上記感光体に対してカウンター方向で5〜50g
    /cmの圧接力で圧接してクリーニングされることを特徴
    とする請求項8に記載の電子写真装置。
  10. 【請求項10】 最表面層に、アルミニウム成分を1000
    ppm以下、カルシウム成分を300ppm以下及び鉄成分を100
    0ppm以下含有するか又は含有しないシリカ粒子であっ
    て、且つその体積平均粒径が0.05〜5μmであるシリカ
    を含有する感光体と、該感光体上を一様に帯電する帯電
    手段、該感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段、該
    感光体上に顕像化されたトナー像を転写材上に転写する
    転写手段、転写後の該感光体上の電荷を除去する除電手
    段及び転写後の該感光体上の残留するトナーをクリーニ
    ングするクリーニング手段の少なくとも1つとが一体的
    に支持され、装置本体に着脱自在に装着されていること
    を特徴とする装置ユニット。
  11. 【請求項11】 上記クリーニング手段として弾性クリ
    ーニングブレードを用い、少なくとも該クリーニングブ
    レードと前記感光体とが一体的に支持され、かつ装置本
    体に着脱自在に装置される請求項10に記載の装置ユニッ
    ト。
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