JPH08146596A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH08146596A
JPH08146596A JP28544794A JP28544794A JPH08146596A JP H08146596 A JPH08146596 A JP H08146596A JP 28544794 A JP28544794 A JP 28544794A JP 28544794 A JP28544794 A JP 28544794A JP H08146596 A JPH08146596 A JP H08146596A
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photosensitive
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Akira Nagashima
彰 永島
Koichi Kawamura
浩一 川村
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/105Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having substances, e.g. indicators, for forming visible images

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度の低下を生じることなく、白色灯安全性
が向上し、検版性が向上し更にレジスターマークが見や
すい感光性平版印刷版を提供することである。 【構成】 a)o−ナフトキノンジアジド化合物、b)
アルカリ水可溶、水不溶性のポリマー、c)青色系着色
剤及びd)各波長での吸光度の比率が436nm:41
7nm:500nm=100:65以下:40以下の着
色剤を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版に関
するものであり、特に感度が高く、検版性が向上し、レ
ジスターマークが見やすく、更に白灯安全性が向上する
感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版は、製版される過程で
現像前に、「白色灯」又は「白色灯と黄色灯との混合さ
れた蛍光灯」にやむを得ずさらされることがある。その
際、感光性物質としてo−ナフトキノンジアジドが用い
られている場合、400〜450nm付近に吸収波長を
有し436nmの白色灯の輝線の光を吸収するため、カ
ブリ(網点の欠落や調子の変動)が発生する。このカブ
リを防止するために、436nmに吸収を持つ黄色の化
合物を添加することが考えられるが、436nmがo−
ナフトキノンジアジドの吸収波長の中心付近に位置する
ため、白色灯によるカブリを防止できる化合物は、同時
にo−ナフトキノンジアジドの吸収可能な波長をも吸収
し、感度を低下させやすい。
【0003】また別に、感光性平版印刷版は、現像後
に、不要な画像や印刷版上のゴミの有無を確認するため
に検版が実施され、この際、画像と非画像とのコントラ
スト(ΔD)がよいと検版し易い。そこで、画像と非画
像とのコントラストをつけるため、一般に青色の着色剤
が用いられている。十分な検版性を得るには青色濃度を
高くすることが考えられるが、十分な程にコントラスト
をつけると、o−ナフトキノンジアジドの黄色の比率が
相対的に低下し、画像部が青系になり緑っぽさが減る。
【0004】一方、フィルムと平版印刷版の位置合わせ
のために青色のボールペンで平版印刷版に書き入れられ
るレジスターマークは黄色灯下で位置合わせが行われる
ので、このように、画像部が緑から青系になることによ
り、レジスターマークが非常に見にくくなる。更に現像
後行われる検版は白色灯で見ることが多いが、画像部が
青系になると緑の時に比べて見にくくなることもわかっ
た。
【0005】これらを解決するにも、青系の画像部に4
00〜500nmの吸収を有する黄色〜橙色の着色剤の
添加をして黄色味をつけ画像部を緑にする手段が有効で
ある。しかし、画像部を緑にすることは、レジスターマ
ークを見やすくし検版性を向上させるものの、黄色〜橙
色の着色剤の吸収波長が既述のo−キノンジアジドの吸
収波長と重なることから、平版印刷版の感度を低下させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、感度を
低下させることなく白灯安全性の高い感光性平版印刷版
を得ることは、感光性物質であるo−ナフトキノンジア
ジドの吸収波長と白色灯の波長が重複するため解決が難
しい問題であった。更に、画像を青系から緑系にするこ
とは、黄色〜橙色の着色剤の吸収波長がo−ナフトキノ
ンジアジドの吸収波長と重複するため上記と同様に難し
い問題であった。
【0007】そこで本発明の目的は、感度の低下を生じ
ることなく、白色灯安全性が向上し、検版性が向上し、
更にレジスターマークが見やすい感光性平版印刷版を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記構成
(1)〜(3)によって達成される。 (1)下記のa)〜d)を含有する感光性組成物を支持
体上に有することを特徴とする感光性平版印刷版。 a)o−ナフトキノンジアジド化合物 b)アルカリ水可溶、水不溶性のポリマー c)青色系着色剤 d)各波長での吸光度の比率が436nm:417n
m:500nm=100:65以下:40以下の着色剤 (2)前記のd)が一般式〔I〕で表わされることを特
徴とする前記(1)に記載の感光性平版印刷版。
【0009】
【化3】
【0010】式〔I〕中、R1 及びR2 は、それぞれ独
立に炭素数1〜10の置換してもよいアルキル基、又は
アリール基を示し、R3 、R4 及びR5 は、それぞれ独
立に炭素数1〜10の置換してもよいアルキル基を示
し、G1 、G2 は、それぞれ独立にアルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、アリー
ルカルボニル基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基又はフルオロアルキルスルホ
ニル基を示し、Yは、O、S、N、Se、−C(CH3)
2−、−CH=CH−より選ばれる2価原子または原子
団を示し、nは0、1を示す。 (3)前記d)が一般式〔II〕で表わされることを特徴
とする前記(1)に記載の感光性平版印刷版。
【0011】
【化4】
【0012】式〔II〕中、R11は、置換してもよいア
ルキル基を示し置換基としてはアルコキシ基、アリール
オキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシスルホニル基、
ハロゲン原子を示し、R12、R13は、それぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、置換してもよいアリール基、置
換してもよいアルキル基を示し、更にR12、R13は環を
形成していてもよく、R14、R15は、それぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、置換していてもよいアルキル基
を示し、R16、R17は、それぞれ独立に置換していても
よいアルキル基(置換基としては、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシスルホニル
基、ハロゲン原子を示す)、アリール基を示す。
【0013】
【作用】本発明は、上記構成により感度を高く維持した
まま、白灯安全性の良好な、且つ検版性が良く、レジス
ターマークの見やすい感光性平版印刷版を提供すること
ができる。本発明は、着色剤の吸収波長を考慮し、特定
の吸収波長と吸収分布を有する黄色〜橙色の着色剤のみ
を用いることにより、o−ナフトキノンジアジドの吸収
を阻害せず、カブリの原因となる白色灯の436nmの
光を効率良く吸収でき、且つ青系の画像に黄色味を加え
てレジスターマークを見やすくし更に検版性を向上させ
ることができる。
【0014】つまり、本発明に用いることのできる黄色
〜橙色の着色剤は、高感度と黄色味の添加とを可能とす
るため、400nm〜500nmの中頃に吸収のピーク
があり、400nm〜500nmの前半の吸収が小さい
染料が好ましい。更に詳しく説明すると、本発明の感光
性平版印刷版の露光に用いられる露光機の光線が405
nm、417nm、436nmであるから、黄色着色剤
は417nm以下の吸収ができるだけ小さいことが好ま
しい。更に白色灯の光線が436nmであるから、黄色
着色剤は436nmに吸収のあるのが好ましく、白色灯
に対する感度低下、つまり白色灯カブリを防止するきこ
とができる。また更に、黄色着色剤は、500nmの吸
光度が大きいと、青系の着色剤との混合で赤紫になり見
にくくなるので、500nmの吸収が小さいことが好ま
しい。
【0015】即ち、本発明に用いられる黄色着色剤は、
436nm:417nm:500nmの各波長の吸光度
の比率が、100:65以下:40以下、好ましくは1
00:55以下:30以下、より好ましくは100:4
2以下:3以下である。上記吸光度の比率の範囲内であ
ると、本発明の効果を十分に得ることができ好ましい。
【0016】本発明に用いる黄色着色剤は、例えば前記
式〔I〕で示される化合物であることが好ましい。式
〔I〕中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 のアルキ
ル基は、例えばメチル基、エチル基などの炭素数1〜1
0のアルキル基が好ましく、このアルキル基は置換され
ていてもよく、置換基としては、例えばヒドロキシ基、
シアノ基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキ
シ基など)、ハロゲン原子(例えば、Cl、Brな
ど)、カルボキシル基、カルボアルコキシ基、スルホニ
ル基、フェニル基、p−ニトロフェニル基などのアリー
ル基、ビニル基、メチルビニル基、シンナミル基などの
置換基が挙げられる。
【0017】R1 及びR2 のアリール基としてはフェニ
ル基とナフチル基が好ましい。このアリール基は置換さ
れていてもよく、置換基としては例えば炭素数1〜10
のアルキル基、ヒドロキシ基、シアノ基、炭素数1〜1
0のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基な
ど)、ハロゲン原子(例えば、Cl、Brなど)、カル
ボキシル基、カルボアルコキシ基、スルホニル基などの
置換基が挙げられる。
【0018】R1及びR2のアルケニル基としては、例え
ばビニル基が好ましい。このアルケニル基は置換されて
いてもよく、置換基としては、例えば炭素数1〜10の
アルキル基、炭素数6〜18のアリール基が挙げられ、
これらの置換基もメチル基など炭素数1〜10のアルキ
ル基で置換されていてもよい。
【0019】R1 とR2 とは、環を形成していてもよ
く、環としては5員環、6員環もしくは芳香族環が縮環
した5員環、6員環が例示される。また、これらの環は
アルキル基、アリール基、置換アルキル基、置換アリー
ル基、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、カルボキシル基、カルボアルコキシ基、スルホ
ニル基などの置換基を有していてもよい。
【0020】G1 及びG2 としてのアルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、アリー
ルカルボニル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ア
ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基又はフルオ
ロアルキルスルホニル基のアルキル基としては、炭素数
1〜10のアルキル基が好ましく、またそのアリール基
としてはフェニル基又はナフチル基が好ましい。これら
のアルキル基及びアリール基は置換基を有していてもよ
く、例えば、炭素数1〜10のアルキル基、ヒドロキシ
基、シアノ基、炭素数1〜10のアルコキシ基、ハロゲ
ン原子、カルボキシル基、カルボアルコキシ基、スルホ
ニル基、スルホアルコキシ基、炭素数6〜18のアリー
ル基、アシル基、ビニル基、シンナミル基が挙げられ
る。
【0021】G1とG2とが、それが結合している炭素原
子と共に非金属原子から成る環を形成する場合の環とし
ては、通常メロシアニン色素で酸性核として用いられる
もので、例えば以下のものを挙げることができる。 (1)1,3−ジカルボニル核、例えば1,3−インダ
ンジオン、1,3−シクロヘキサンジオン、5,5−ジ
メチル−1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−ジオ
キサン−4,6−ジオン、(2)ピラゾリノン核、例え
ば3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オ
ン、1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
(2−ベンゾチアゾリン)−3−メチル−2−ピラゾリ
ン−5−オン、(3)イソオキサゾリノン核、例えば3
−フェニル−2−イソオキサゾリン−5−オン、3−メ
チル−2−イソオキサゾリン−5−オン等、(4)オキ
シインドール核、例えば1−アルキル−2,3−ジヒド
ロ−2−オキシインドール (5)2,4,6−トリケトヘキサヒドロピリミジン
核、例えばバルビツル酸又は2−チオバルビツル酸及び
その誘導体。かかる誘導体としては、1−メチル、1−
エチル等の1−アルキル体、1,3−ジエチル、1,3
−ジブチル等の1,3−ジアルキル体、1,3−ジフェ
ニル、1,3−ジ(p−クロロフェニル)、1,3−ジ
(p−エトキシカルボニルフェニル)等の1,3−ジア
リール体、1−エチル−3−フェニル等の1−アルキル
−3−アリール体等が挙げられる。
【0022】(6)2−チオ−2,4−チアゾリジンジ
オン核、例えばローダニン及びその誘導体。かかる誘導
体としては3−エチルローダニン、3−アリルローダニ
ン等の3−アルキルローダニン、3−フェニルスーダニ
ン等の3−アリールローダニン等が挙げられる。 (7)2−チオ−2,4−オキサゾリジンジオン(2−
チオ−2,4−(3H,5H)−オキサゾールジオン)
核、例えば2−エチル−2−チオ−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、(8)チアナフテノン核、例えば3(2
H)−チアナフテノン及び3(2H)−チアナフテノン
−1,1−ジオキサイド、(9)2−チオ−2,5−チ
アゾリジンジオン核、例えば3−エチル−2−チオ−
2,5−チアゾリジンジオン、(10)2,4−チアゾリ
ジンジオン核、例えば2,4−チアゾリジンジオン、3
−エチル−2,4−チアゾリジンジオン、3−フェニル
−2,4−チアゾリジンジオン、(11)チアゾリジノン
核、例えば4−チアゾリジノン、3−エチル−4−チア
ゾリジノン、(12)4−チアゾリノン核、例えば2−エ
チルメルカプト−5−チアゾリン−4−オン、2−アル
キルフェニルアミノ−5−チアゾリン−4−オン、(1
3)2−イミノ−2−オキソゾリン−4−オン(凝ヒダ
ントイン)核、(14)2,4−イミダゾリジンジオン
(ヒダントイン)核、例えば、2,4−イミダゾリジン
ジオン、3−エチル−2,4−イミダゾリジンジオン、
(15)2−チオ−2,4−イミダゾリジンジオン(2−
チオヒダントイン)核、例えば2−チオ−2,4−イミ
ダゾリジンジオン、3−エチル−2−チオ−2,4−イ
ミダゾリジンジオン、(16)2−イミダゾリン−5−オ
ン核、例えば2−n−プロピル−メルカプト−2−イミ
ダゾリン−5−オン、(17)フラン−5−オン、(18)
4−ヒドロキシ−2(1H)−キノリノン核もしくは4
−ヒドロキシ−2(1H)−ピリジノン核、例えばN−
メチル−4−ヒドロキシ−2(1H)−キノリノン、N
−n−ブチル−4−ヒドロキシ−2(1H)−キノリノ
ン、N−メチル−4−ヒドロキシ−2(1H)−ピリジ
ノン、(19)置換もしくは非置換の4−ヒドロキシ−2
H−ピラン−2−オン、4−ヒドロキシクマリン、(2
0)置換もしくは非置換のチオインドキシル、例えば5
−メチルチオインドキシル。
【0023】nは0、1を示す。YはO、S、N、S
e、−C(CH3)2−、−CH=CH−より選ばれる2
価原子または原子団である。以下に一般式〔I〕の具体
例を示す。
【0024】
【化5】
【0025】次に本発明の一般式〔II〕の説明をす
る。式〔II〕中、R11、R12、R13、R14、R15、R16
及びR17はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
基、アリル基または置換アリル基を表わす。またR12
13は共にそれが結合している炭素原子と共に環を形成
していても良い。
【0026】R11、R12、R13、R14、R15、R16及び
17は、それぞれ独立に、メチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブチル等の炭素数
1〜12個のアルキル基、フェニル基、ナフチル基等の
炭素数6〜10個のアリール基、炭素数3〜10個のア
リル基を表わす。これらのアルキル基、アリール基、ア
リル基は置換基を有していても良く、置換基としては、
メチル基、エチル基等の炭素数1〜6個のアルキル基、
メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6個のアルコキ
シ基、塩素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基、アミノ
基、ジメチルアミノ基等の炭素数1〜4個のアルキル基
で置換されたアミノ基、カルボメトキシ基等の炭素数1
〜4個のアルキル基を有するカルボアルコキシ基、フェ
ニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル
基等の炭素数6〜10個の置換もしくは非置換のアリー
ル基、カルボン酸基、スルホン酸基、またはそれらの塩
等を挙げることができる。
【0027】またR12、R13は共にそれと結合している
炭素原子と共に環を形成していても良い。環としてはシ
クロヘキセン環などの脂肪族炭化水素環、ベンゼン環、
ナフタリン環などの芳香族環、キノリン環などのヘテロ
芳香族環等を挙げることができる。またこれらの環は置
換基を有していても良く、置換基としてはR11、R12
13、R14、R15、R16及びR17の置換基として挙げた
ものを同様に用いることができる。
【0028】本発明で用いることのできる前記一般式
〔II〕で表わされる化合物は、公知の方法を用いて合
成することができる。代表的な合成法は例えばティー・
エッチ・ジェームズ著「ザ・セオリー・オブ・フォトグ
ラフィック・プロセス」〔T. H. James 編“The Theory
of Photographic Process”第4版、Macmillan Co., N
ew York (1977)〕、エフ・エム・ハマー著「ザ
シアニン ダイズ アンド リレイテイド コムパウン
ズ」〔F. M. Hamer 著“The Cyanine Dyes and Related
Compounds”John Wiley & Sons Co., New York (19
64)〕及び特開昭61−203443号明細書に記載
されているがごとく合成することができる。
【0029】前記一般式〔II〕の好ましい具体例は前
記化合物〔I−1〕及び〔I−2〕が挙げられる。
【0030】本発明に使用される感光性化合物は、特に
限定去れないが、o−ナフトキノンジアジド化合物が好
ましい。また、特公平4−31104号公報に記載の白
灯安全性に適したポリヒドロキシフェニル化合物を用い
ることもできる。ポリヒドロキシフェニル化合物は、米
国特許第3635709号明細書に記載されているピロ
ガロールとアセトンとの縮合物、米国特許第40281
11号明細書に記載されている末端にヒドロキシ基を有
するポリエステル、英国特許第1494043号明細書
に記載されているようなp−ヒドロキシスチレンのホモ
ポリマーまたはこれと他の共重合し得るモノマーとの共
重合体、米国特許3759711号明細書に記載されて
いるようなp−アミノスチレンと他の共重合し得るモノ
マーとの共重合体、米国特許第3046120号明細書
に記載されているフェノール−ホルムアルデヒド樹脂ま
たはクレゾール−ホルムアルデヒド樹脂等である。特に
ピロガロールとアセトンとの縮合物を使用すると、感
度、現像ラチチュードがすぐれた感光性組成物が得られ
る。
【0031】本発明においてポリヒドロキシフェニル化
合物が用いられるとき、ポリヒドロキシフェニル化合物
に縮合させる1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5
−スルホニルハライド(A)と1,2−ナフトキノン−
2−ジアジド−4−スルホニルハライド(B)のモル比
率はA/B=2/8〜8/2の範囲が好ましい。化合物
(B)の割合がこの範囲を越えて大きくなると、得られ
る感光性組成物の感度、経時安定性が低下し、またこの
範囲を越えて小さくなると、得られる感光性組成物の螢
光灯安定性が低下する傾向があり、好ましくない。上記
モル比率のさらに好ましい範囲は、A/B=3/7〜7
/3である。
【0032】本発明において感光性組成物中に感光性成
分として用いることのできるその他のo−キノンジアジ
ド化合物は、特公昭43−28403号公報に記載され
ている1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スル
ホニルクロライドとピロガロール−アセトン樹脂とのエ
ステルであるものが最も好ましい。その他の好適な公知
のオルトキノンジアジド化合物としては、米国特許第3
046120号および同第3188210号明細書中に
記載されている1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
5−スルホニルクロライドとフェノール−ホルムアルデ
ヒド樹脂とのエステルがある。その他本発明に使用でき
る公知のo−ナフトキノンジアジド化合物としては特開
昭47−5303号、同48−63802号、同48−
63803号、同48−96575号、同49−387
01号、同48−13354号、特公昭41−1122
2号、同45−9610号、同49−17481号等の
公報、米国特許第2797213号、同第345440
0号、同第3544323号、同第3573917号、
同第3674495号、同第3785825号、英国特
許第1227602号、同第1251345号、同第1
267005号、同第1329888号、同第1330
932号、ドイツ特許第854890号などの各明細書
中に記載されているものをあげることができる。
【0033】本発明の感光性組成物中に占める感光性化
合物(好ましくはo−キノンジアジド化合物)の量は1
0〜80重量%、好ましくは15〜50重量%、より好
ましくは20〜35重量%である。
【0034】感光性化合物として用いられるo−ナフト
キノンジアジド化合物は、単独でも感光層を構成する
が、アルカリ水に可溶な樹脂を結合剤(バインダー)と
してこの種の樹脂と共に使用することが好ましい。この
ようなアルカリ水に可溶性の樹脂としては、この性質を
有するノボラック樹脂があり、例えばフェノールホルム
アルデヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹
脂、p−クレゾールホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾ
ールホルムアルデヒド樹脂、m−/p−混合クレゾール
ホルムアルデヒド樹脂、フェノール/クレゾール(m
−,p−,o−又はm−/p−,m−/o−混合のいず
れでもよい)混合ホルムアルデヒド樹脂などのクレゾー
ルホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。その他、レ
ゾール型のフェノール樹脂類も好適に用いられ、フェノ
ール/クレゾール(m−,p−,o−又はm−/p−,
m−/o−の混合のいずれでもよい)混合ホルムアルデ
ヒド樹脂が好ましく、特に特開昭61−217034号
公報に記載されているフェノール樹脂類が好ましい。
【0035】また、フェノール変性キシレン樹脂、ポリ
ヒドロキシスチレン、ポリハロゲン化ヒドロキシスチレ
ン、特開昭51−34711号公報に開示されているよ
うなフェノール性水酸基を含有するアクリル系樹脂、特
開平2−866号に記載のスルホンアミド基を有するア
クリル系樹脂や、ウレタン系の樹脂、等種々のアルカリ
可溶性の高分子化合物を用いることができる。これらの
アルカリ可溶性高分子化合物は、重量平均分子量が50
0〜20,000で数平均分子量が200〜60,00
0のものが好ましい。
【0036】かかるアルカリ可溶性の高分子化合物は1
種類あるいは2種類以上を組合せて使用してもよく、全
組成物の80重量%以下、好ましくは30〜75重量
%、より好ましくは50〜65重量%の添加量で用いら
れる。この範囲であると現像性及び耐刷性の点で好まし
い。更に、米国特許第4,123,279号明細書に記
載されているように、t−ブチルフェノールホルムアル
デヒド樹脂、オクチルフェノールホルムアルデヒド樹脂
のような、炭素数3〜8のアルキル基を置換基として有
するフェノールとホルムアルデヒドとの縮合物を併用す
ることは画像の感脂性を向上させる上で好ましい。
【0037】本発明における感光性組成物中には、感度
を高めるために環状酸無水物類、フェノール類、有機酸
類を添加することが好ましい。環状酸無水物としては米
国特許第4,115,128号明細書に記載されている
ように無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、3,6−エンドオキシ−Δ4
テトラヒドロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタル
酸、無水マレイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フェ
ニル無水マレイン酸、無水コハク酸、無水ピロメリット
酸等がある。フェノール類としては、ビスフェノール
A、p−ニトロフェノール、p−エトキシフェノール、
2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒド
ロキシベンゾフェノン、2,4,4′−トリヒドロキシ
ベンゾフェノン、4,4,4″−トリヒドロキシ−トリ
フェニルメタン、4,4′,3″,4″−テトラヒドロ
キシ−3,5,3′,5′−テトラメチルトリフェニル
メタンなどが挙げられる。
【0038】有機酸類としては、特開昭60−8894
2号公報、特開平2−96755号公報などに記載され
ている、スルホン酸類、スルフィン酸類、アルキル硫酸
類、ホスホン酸類、ホスフィン酸類、リン酸エステル
類、カルボン酸類などがあり、具体的には、p−トルエ
ンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルフィン酸、エチル硫酸、フェニルホスホン酸、
フェニルホスフィン酸、リン酸フェニル、リン酸ジフェ
ニル、安息香酸、イソフタル酸、アジピン酸、p−トル
イル酸、3,4−ジメトキシ安息香酸、フタル酸、テレ
フタル酸、1,4−シクロヘキセン−2,2−ジカルボ
ン酸、エルカ酸、ラウリン酸、n−ウンデカン酸、アス
コルビン酸などが挙げられる。上記の環状酸無水物類、
フェノール類、有機酸類の感光性組成物中に占める割合
は、0.05〜15重量%が好ましく、より好ましく
は、0.1〜5重量%である。
【0039】また、本発明における感光性組成物中に
は、現像のラチチュードを広げるために、特開昭62−
251740号公報や、特願平2−181248号明細
書に記載されているような非イオン性界面活性剤、特開
昭59−121044号公報、特願平2−115992
号明細書に記載されているような両性界面活性剤を添加
することができる。非イオン性界面活性剤の具体例とし
ては、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ソルビタントリオレート、ステアリン酸モ
ノグリセリド、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレ
ート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど
が挙げられ、両性界面活性剤の具体例としては、アルキ
ルジ(アミノエチル)グリシン、アルキルポリアミノエ
チルグリシン塩酸塩、アモーゲンK(商品名、第一工業
(株)製、N−テトラデシル−N,N−ベタイン型)、
2−アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、レボン15(商品
名、三洋化成(株)製、アルキルイミダゾリン系)など
が挙げられる。上記非イオン性界面活性剤、両性界面活
性剤の感光性組成物中に占める割合は0.05〜15重
量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%であ
る。
【0040】本発明における感光性組成物中には、露光
後直ちに可視像を得るための焼出し剤、画像着色剤とし
ての染料やその他のフィラーなどを加えることができ
る。本発明に用いることのできる染料としては、特開平
5−313359号公報に記載の塩基性染料骨格を有す
るカチオンと、スルホン酸基を唯一の交換基として有
し、1〜3個の水酸基を有する炭素数10以上の有機ア
ニオンとの塩からなる塩基性染料をあげることができ
る。
【0041】添加量は、全感光性組成物の0.2〜5重
量%である。また、上記特開平5−313359号公報
に記載の染料と相互作用して色調を変えさせる光分解物
を発生させる化合物、例えば特開昭50−36209号
(米国特許3,969,118号)に記載のo−ナフト
キノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲニド、特開昭5
3−36223号(米国特許4,160,671号)に
記載のトリハロメチル−2−ピロンやトリハロメチルト
リアジン、特開昭55−62444号(米国特許2,0
38,801号)に記載の種々のo−ナフトキノンジア
ジド化合物、特開昭55−77742号(米国特許4,
279,982号)に記載の2−トリハロメチル−5−
アリール1,3,4−オキサジアゾール化合物などを添
加することができる。これらの化合物は単独又は混合し
使用することができる。
【0042】画像の着色剤として前記上記特開平5−3
13359号公報に記載の染料以外に他の染料を用いる
ことができる。塩形成性有機染料を含めて好適な染料と
して油溶性染料および塩基染料をあげることができる。
具体的には、オイルグリーンBG、オイルブルーBO
S、オイルブルー#603、(以上、オリエント化学工
業株式会社製)、ビクトリアピュアブルーBOH〔保土
谷化学(株)製〕、ローダミンB(C145170B)、マラカ
イトグリーン(C142000 )、メチレンブルー(C152015
)等をあげることができる。
【0043】本発明の感光性組成物を用いて平版印刷版
を製造する場合、その支持体としては、親水化処理した
アルミニウム板、たとえばシリケート処理アルミニウム
板、陽極酸化アルミニウム板、砂目立てしたアルミニウ
ム板、シリケート電着したアルミニウム板があり、その
他の亜鉛板、ステンレス板、クローム処理鋼板、親水化
処理したプラスチックフィルムや紙を上げることができ
る。
【0044】本発明における感光性平版印刷版は、前記
の各感光性組成物の成分を溶解する溶媒に溶かして支持
体上に塗布することによって得られる。ここで使用する
溶媒としては、γ−ブチロラクトン、エチレンジクロラ
イド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、
1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−
プロピルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド、水、N−メチルピロ
リドン、テトラヒドロフルフリルアルコール、アセト
ン、ジアセトンアルコール、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、ジエチレングリコールジメチルエー
テルなどがあり、これらの溶媒を単独あるいは混合して
使用する。そして上記成分中の濃度(固形分)は、2〜
50重量%が適当である。また、塗布量は用途により異
なるが、例えば感光性平版印刷版についていえば一般的
に固形分として0.5〜3.0g/m2が好ましい。塗布
量が少なくなるにつれ感光性は大になるが、感光膜の物
性は低下する。
【0045】本発明における感光性層中には、塗布性を
良化するための界面活性剤、例えば特開昭62−170
950号公報に記載されているようなフッ素系界面活性
剤を添加することができる。好ましい添加量は、全感光
性組成物の0.01〜1重量%、更に好ましくは0.0
5〜0.5重量%である。上記のようにして設けられた
感光層の表面は、真空焼枠を用いた密着露光の際の真空
引きの時間を短縮し、かつ焼きボケを防ぐため、マット
化することが好ましい。具体的には、特開昭50−12
5805号、特公昭57−6582号、同61−289
86号の各公報に記載されているようなマット層を設け
る方法、特公昭62−62337号公報に記載されてい
るような固体粉末を熱融着させる方法などが挙げられ
る。
【0046】本発明の感光性平版印刷版に対する現像液
は、実質的に有機溶剤を含まないアルカリ性の水溶液が
好ましく、具体的には珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リ
ン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、メタ珪酸
ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、重炭酸カリウム、アンモニア水などのような
水溶液が適当であり、それらの濃度が0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%になるように添加され
る。これらの中でもケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、
ケイ酸ナトリウム等のケイ酸アルカリを含有する現像液
は、印刷時の汚れが生じにくいため好ましく、ケイ酸ア
ルカリの組成がモル比で〔SiO2 〕/〔M〕=0.5
〜2.5(ここに〔SiO2 〕、〔M〕はそれぞれ、S
iO2 のモル濃度と総アルカリ金属のモル濃度を示
す。)であり、かつSiO2 を0.8〜8重量%含有す
る現像液が好ましく用いられる。また該現像液中には、
例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸マグ
ネシウムなどの水溶性亜硫酸塩や、レゾルシン、メチル
レゾルシン、ハイドロキノン、チオサリチル酸などを添
加することができる。これらの化合物の現像液中におけ
る好ましい含有量は0.002〜4重量%で、好ましく
は0.01〜1重量%である。
【0047】また該現像液中に、特開昭50−5132
4号公報、同59−84241号公報に記載されている
ようなアニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤、特
開昭59−75255号公報、同60−111246号
公報及び同60−213943号公報等に記載されてい
るような非イオン性界面活性剤のうち少なくとも一種を
含有させることにより、または特開昭55−95946
号公報、同56−142528号公報に記載されている
ように高分子電解質を含有させることにより、感光性組
成物への濡れ性を高めたり、現像の安定性(現像ラチチ
ュード)を高めたりすることができ、好ましく用いられ
る。かかる界面活性剤の添加量は、0.001〜2重量
%が好ましく、特に0.003〜0.5重量%が好まし
い。更に該ケイ酸アルカリのアルカリ金属として、全ア
ルカリ金属中、カリウムを20モル%以上含むことが現
像液中で不溶物発生が少ないため好ましく、より好まし
くは90モル%以上、最も好ましくはカリウムが100
モル%の場合である。更に本発明に使用される現像液に
は、若干のアルコール等の有機溶媒や特開昭58−19
0952号公報に記載されているキレート剤、特公平1
−30139号公報に記載されているような金属塩、有
機シラン化合物などの消泡剤を添加することができる。
露光に使用される光源としてはカーボンアーク灯、水銀
灯、キセノンランプ、タングステンランプ、メタルハラ
イドランプなどがある。
【0048】本発明の感光性平版印刷版は、特開昭54
−8002号、同55−115045号、同59−58
431号の各公報に記載されている方法で製版処理して
もよいことは言うまでもない。即ち、現像処理後、水洗
してから不感脂化処理、またはそのまま不感脂化処理、
または酸を含む水溶液での処理、または酸を含む水溶液
で処理後不感脂化処理を施してもよい。更に、この種の
感光性平版印刷版の現像工程では、処理量に応じてアル
カリ水溶液が消費されアルカリ濃度が減少したり、ある
いは、自動現像液の長時間運転により空気によってアル
カリ濃度が減少するため処理能力が低下するが、その
際、特開昭54−62004号の記載のように補充液を
用いて処理能力を回復させてもよい。この場合、米国特
許第4,882,246号に記載されている方法で補充
することが好ましい。また、上記のような製版処理は、
特開平2−7054号、同2−32357号に記載され
ているような自動現像機で行うことが好ましい。また、
本発明の感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、水洗
又はリンスしたのちに、不必要な画像部の消去を行う場
合には、特公平2−13293号公報に記載されている
ような消去液を用いることが好ましい。更に製版工程の
最終工程で所望により塗布される不感脂化ガムとして
は、特公昭62−16834号、同62−25118
号、同63−52600号、特開昭62−7595号、
同62−11693号、同62−83194号の各公報
に記載されているものが好ましい。更にまた、本発明の
感光性平版印刷版を画像露光し、現像し、水洗又はリン
スし、所望により消去作業をし、水洗したのちにバーニ
ングする場合には、バーニング前に特公昭61−251
8号、同55−28062号、特開昭62−31859
号、同61−159655号の各公報に記載されている
ような整面液で処理することが好ましい。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて、より具体的
に説明する。なお、実施例中の「%」は、特に指定のな
い限り「重量%」を示すものとする。 実施例1〜9および比較例1〜15 厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイロンブラシと4
00メッシュのパミストンの水懸濁液を用いその表面を
砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナト
リウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、
流水で水洗後20%HNO3で中和洗浄、水洗した。こ
れをVA=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流
を用いて1%硝酸水溶液中で160クーロン/dm2の陽極
時電気量で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測
定したところ、0.6μ(Ra 表示)であった。ひきつ
づいて30%のH2SO4 水溶液中に浸漬し55℃で2
分間デスマットした後、20%H2 SO4 水溶液中、電
流密度2A/dm 2 において厚さが2.7g/m2になるよ
うに陽極酸化し、基板を調製した。
【0050】このように処理された基板の表面に下記組
成の下塗り液(A)を塗布し80℃、30秒間乾燥し
た。乾燥後の被覆量は30mg/m2であった。 下塗り液(A) アミノエチルホスホン酸 0.10g フェニルホスホン酸 0.15g トリエタノールアミン 0.05g β−アラニン 0.10g メタノール 40g 純 水 60g このようにして基板(I)を作製した。
【0051】次にこの基板(I)上に次の感光液をロッ
ドコーティングで25ml/m2塗設し、100℃で1分間
乾燥してポジ型感光性平版印刷版を得た。乾燥後の塗布
量は約1.7g/m2であった。 〔感光液〕 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物(米国特 許第3,635,709 号明細書の実施例1に記載されているもの) 0.45g クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂(メタ、パラ 比;6対4、重量平均分子量3,000 、数平均分子量1,100 、 未反応のクレゾールを0.7%含有) 1.1g m−クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂(重量 平均分子量1,700 、数平均分子量600 、未反応のクレゾー ルを1%含有) 0.3g ピロガロールとアセトンの縮合生成物(重量平均分子量2,200 、 数平均分子量700) 0.1g ポリ〔N−(P−アミノスルホニルフェニル)アクリルアミ ド−コ−ノルマルブチルアクリレート−コ−ジエチレング リコールモノメチルエーテルメタクリレート〕(各モノマ ーのモル比は順に40:40:20、重量平均分子量40,000、 数平均分子量20,000) 0.2g p−ノルマルオクチルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂 (米国特許第4,123,279 号明細書に記載されているもの) 0.02g ナフトキノンジアジド−1,2−ジアジド−4−スルホン 酸クロライド 0.01g テトラヒドロ無水フタル酸 0.02g 安息香酸 0.02g 4−〔p−N−(p−ヒドロキシベンゾイル)アミノフェ ニル〕−2,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリ アジン 0.02g N−(1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホ ニルオキシ)−シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸 イミド 0.01g ビクトリアピュア−ブルーBOH〔保土谷化学(株)製〕の 対アニオンを1−ナフタレンスルホン酸に変えた染料 (表1参照) 黄〜橙着色剤 (表1参照) 1−〔α−メチル−α−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ ヒドロキシメチルフェニル)エチル〕−4−〔α,α− ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジヒドロキシメチル フェニル)エチル〕ベンゼン 0.04g (特願平4−245049号明細書の化合物(X)) メガファックF−176(大日本インキ化学工業(株)製 フッ素系界面活性剤) 0.01g メチルエチルケトン 20g
【0052】このようにして作製した感光性平版印刷版
を以下の方法で評価した。画像の色については白色灯
(蛍光灯)のもとで目視判定した。次に青色油性ボール
ペンで感光性平版印刷版上にレジスターマークを書き入
れ、黄色蛍光灯下でレジスターマークの見やすさを目視
で評価した。更に真空焼枠中で透明ポジティブフィルム
を通して1mの距離から3kwのメタルハライドランプ
により1分間露光を行った後、25℃、30秒間SiO
2 /Na2 Oのモル比が1.74の珪酸ナトリウムの
5.26%水溶液(pH=12.7)で現像した。画像
の見やすさを白色灯下で目視判定し、検版性の評価とし
た。感度は富士写真フイルム(株)製でステップウエッ
ジ(各段の濃度さが0.15)を上述の方法で露光、現
像処理し、クリアー段数で表した。段数が高い程、感度
が高いことを示す。白灯安全性は白色蛍光灯で500ル
ックスのもとに感光性平版印刷版を15分間曝し、しか
るのち、透明ポジティブフイルムを用いて上述のように
露光、現像処理した。画像部に欠落が生じていないかを
目視評価した。これらの結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】*1:○は極めて見やすい ×は見にくい △は○と×の中間を示す *2:同上 *3:○は画像部が、原稿フイルムを再現したことを示
す △は部分的に真画像部が欠落したことを示す *4:表2中の化合物〔A〕と同様 *5:表2中の化合物〔B〕と同様
【0055】
【表2】 *1:スピロンイエロー3RH(保土谷化学工業(株)製) *2:
【0056】
【化6】
【0057】吸光度;25mgを1リットルのメタノール
に溶解し、厚さ1cmのセルにて測定( )内は、吸光
度の相対比
【0058】
【発明の効果】本発明は、感度の低下を生じることな
く、白色灯安全性が向上し、検版性が向上し、更にレジ
スターマークが見やすい感光性平版印刷版を提供するこ
とがてきる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記のa)〜d)を含有する感光性組成
    物を支持体上に有することを特徴とする感光性平版印刷
    版。 a)o−ナフトキノンジアジド化合物 b)アルカリ水可溶、水不溶性のポリマー c)青色系着色剤 d)各波長での吸光度の比率が436nm:417n
    m:500nm=100:65以下:40以下の着色剤
  2. 【請求項2】 前記のd)が一般式〔I〕で表わされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版。 【化1】 式〔I〕中、R1 及びR2 は、それぞれ独立に炭素数1
    〜10の置換してもよいアルキル基、又はアリール基を
    示し、R3 、R4 及びR5 は、それぞれ独立に炭素数1
    〜10の置換してもよいアルキル基を示し、G1 、G2
    は、それぞれ独立にアルコキシカルボニル基、アリール
    オキシカルボニル基、アシル基、アリールカルボニル
    基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホ
    ニル基、アリールスルホニル基又はフルオロアルキルス
    ルホニル基を示し、Yは、O、S、N、Se、−C(C
    3)2−、−CH=CH−より選ばれる2価原子または
    原子団を示し、nは0、1を示す。
  3. 【請求項3】 前記d)が一般式〔II〕で表わされるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版。 【化2】 式〔II〕中、R11、R12、R13、R14、R15、R16及び
    17はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキ
    ル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、
    アリル基または置換アリル基を表わす。またR12、R13
    は共にそれが結合している炭素原子と共に環を形成して
    いても良い。
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