JPH08146051A - Eoプローブ - Google Patents

Eoプローブ

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JPH08146051A
JPH08146051A JP6309426A JP30942694A JPH08146051A JP H08146051 A JPH08146051 A JP H08146051A JP 6309426 A JP6309426 A JP 6309426A JP 30942694 A JP30942694 A JP 30942694A JP H08146051 A JPH08146051 A JP H08146051A
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JP
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light
module
crystal
electric field
probe
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JP6309426A
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Inventor
Masayuki Yoshima
政幸 與島
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気光学効果を用いたEOプローブにおいて、
同一電界強度に対する光の偏光変化を大きくし、検出感
度を向上させる。 【構成】EO結晶端面両側に反射膜を設け入射側の反射
膜に2つの開口部を有するEOモジュール1と、ビーム
エキスパンダ12と、レーザ光の戻り光を減衰させるアイ
ソレータ13と、S偏光成分は全て反射しP成分は一部を
透過させる偏光ビームスプリッタ14と、レーザ光を集光
する集光レンズ15とから成り、一の開口部に対して所定
角度にて偏光方向がEO結晶軸に対して45度に入射させ
る投光光学系11と、他の開口部から出て偏光ビームスプ
リッタ14で反射されたレーザ光を1/4波長板17、1/2波長
板18及び偏光ビームスプリッタ19を介して受光素子20、
20′で受光し、レーザ光の偏光状態を検出する受光光学
系16と、偏光変化を電気的に検出する信号処理回路21を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気光学結晶を用いた
プローブ(「EOプローブ」という)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気光学結晶を用いたプローブと
して、例えば平成3年電気学会論文集、111巻、4号、
第147頁には縦型EOプローブが記載されている。
【0003】従来のEOプローブについて図面を参照し
て詳細に説明する。図8は、従来のEOプローブの構成
を説明するための側面図である。
【0004】図8を参照して、光学結晶にZ軸(光軸)
54に対する光入射軸56の角度を55度にしたLiNbO3結晶50
を用い、光の入射端面側にITO(Indium Tin Oxide)透
明電極51が配設され、ITO透明電極51に対向するもう一
つの端面に誘電体多層膜の反射コーティング52が配設さ
れている。
【0005】LiNbO3結晶50全体はITO透明電極51側でガ
ラスブロック53に固定されている。
【0006】またITO透明電極51に対して電圧を印加す
るための電極57が、LiNbO3結晶50の図中右側面に付けら
れている。
【0007】EOプローブによる測定は、 EOプロー
ブの反射コーティング52面を被測定物に10μm程度の
ギャップで近接させ、レーザ光を結晶に対して垂直に入
射し、レーザ光が結晶内を1往復する間に被測定物とIT
O透明電極51間に発生する電界強度に比例して変化する
レーザ光の偏光を光学手段を用いて検出している。
【0008】その他EOプローブを用いてプリント回路
基板等の機能試験を行なう従来の検査装置として、例え
ば特開平1-119778号公報には、試験対象の導体支持表面
に近接して配置される回路の寸法に実質的に等しい寸法
の電気光学媒体の層を有し、被試験回路に試験信号を入
力した結果の応答として導体に現われる電圧の作用によ
る入射光の変化を分析してなる試験装置が提案されてい
る。
【0009】図9は、前記特開平1-119778号公報に開示
された、EOプローブによる回路基板検査装置(「従来
例」という)を示した側面図である。
【0010】図9を参照して、検査対象のプリント回路
基板100に対してインターフェース部材102を電気的に接
続させ、インターフェース部材102の上に電気光学媒層1
03を接触させて設置する。
【0011】光源104からの光は、プリント回路基板100
の任意の領域に向けられ、その領域から位置決め手段10
6を介して受光し、この受光された光はビーム分割器105
によって検出器107に向けられる。
【0012】検出器107は電気光学媒層103の光入射領域
の近傍に電界の変化によって誘発される光学特性の変化
に敏感であって、この電界に対応した信号を出力し、検
出器107の出力108では、電気信号の形態をとり、この電
気信号は、光の入射領域でインターフェース部材102に
よって電位が電気光学媒層103に伝えられた導体に存在
する電気信号を表している。
【0013】適用される試験パターンについて予測され
る出力を前もって予想し、この予想109を比較器110にお
ける得られた出力108との比較用の基準として使用す
る。比較の結果、生じたレスポンスと予想したレスポン
スとが異なっていれば、比較器110はその出力111に試験
不合格を表示する。
【0014】図10は、前記公報に記載されている電気
光学ポリマーフィルム層を用いた別の例である。
【0015】図10を参照して、プリント回路基板200
の金属被覆201に電気光学ポリマーフィルム202を被覆
し、試験光203を測定箇所に投射し、戻り光を光学手段
(不図示)を用いて検出・分析され、該金属被覆201に
かかる電気信号を検査する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】電気光学媒体を応用し
た電位検出方法においては、いかに高いS/N比(信号
対雑音比)で電気信号を検出できるかが重要とされる
が、従来の検出方法においては、主に電気光学媒体と被
検査物とのインターフェース部をいかに設けるかという
構成及び方式に関するものがほとんどである。
【0017】すなわち、従来のEOプローブを用いた検
査装置においては、電気光学媒体中を通過するレーザ光
の光路に関するものはなく、ほとんどの応用において電
気光学媒体中を通過するレーザ光の経路は1往復とされ
る。
【0018】一般に電気光学効果による偏光変化は微小
であることから、検出精度の向上を図るために、例えば
レーザパワーを大きくしたり、あるいは回路の増幅率を
上げたりして対応している。
【0019】このように、従来のEOプローブは、電気
光学媒体中をレーザ光が1往復しかできないため電界強
度に対する偏光変化が小さいことから、微小な電気変化
を高精度で検出することが不可能となるという問題があ
る。
【0020】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、電気光学効果を用いたEOプローブに
おいて、同一電界強度に対する光の偏光変化を大きく
し、検出感度を向上させるEOプローブを提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のEOプローブは、電界の方向と平行に進む
光に対して電気光学効果を示す縦型電気光学結晶(「E
O結晶」という)の、前記電界の方向と交差する端面の
一側と他側とにそれぞれ反射膜を備え、前記反射膜の一
に互いに所定間隔離間して2つの開口部を備えてなるE
Oモジュールを含むことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明は、電界の方向(「Z方向」
という)と平行に進む光に対して電気光学効果を示す縦
型電気光学結晶(「EO結晶」という)に、前記電界の
方向に垂直な2つの端面にそれぞれ反射膜を備えると共
に、前記2つの反射膜の一に光を透過させるための2つ
の開口部を備えてなるEOモジュールを有し、前記EO
モジュールの一の開口部に光を斜めに入射し、前記EO
結晶内の前記2つの反射膜間で複数反射した後に、他の
開口部から出てくる光の偏光変化を分析する手段、を備
えたことを特徴とするEOプローブを特徴とする。
【0023】さらに本発明のEOプローブは、好ましく
は、直接偏光のレーザ光のうちS成分は全て反射し、P
成分は一部を透過させる偏光ビームスプリッタと、前記
EOモジュールの前記開口部が設けられない側の反射膜
上で所定のビーム径に集光する集光レンズと、を介して
前記EOモジュールの一の開口部に対してZ方向から所
定角度傾いた方向からレーザ光を偏光方向が前記EOモ
ジュールの結晶軸に対して45度で入射させる投光光学
系と、前記投光光学系で前記EOモジュール中に入射さ
れ、前記2つの反射膜間で複数回反射した後前記他の開
口部から出て前記投光光学系の集光レンズ透過後に前記
偏光ビームスプリッタで反射されたレーザ光の偏光の変
化を分析する手段、を備えた受光光学系と、前記受光光
学系にて検出された偏光の変化を電気信号に変換する信
号処理回路と、からなる。
【0024】そして、本発明のEOプローブは、好まし
くは、前記EOモジュール内で複数回反射するレーザ光
のビーム径が、前記EOモジュール内光路上の中心にて
最小となるような光学的構成をとることを特徴とする。
【0025】本発明においては、前記EOモジュールの
前記反射膜の一に互いに所定間隔離間して2つの開口部
からなる対を複数組備えるようにしてもよい。
【0026】
【作用】本発明によれば、EO結晶のレーザ入射側端面
にも反射膜を設け、さらにその反射膜上に2つの開口部
を設けることにより、1つの開口部にレーザ光を鉛直方
向から傾いた方向に入射させることによりEO結晶中を
レーザ光が複数回往復した後にもう一方の開口部から出
てくることになり、同一の電界強度に対してレーザ光の
往復回数に比例した偏光変化を得ることができるため、
被測定物の電圧変化を高精度で検出できる。
【0027】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0028】
【実施例1】図1は、本発明の第1の実施例に係るEO
モジュールの構成を説明するための側面図である。
【0029】図1を参照して、電界の方向(以下「Z方
向」という)と平行に進む光に対して電気光学効果を示
す縦型のEO結晶2のZ方向に垂直な2つの端面に第1
及び第2の反射膜3、4を有し、第1の反射膜3に光を
透過させるための2つの開口部5、6を有している。反
射膜3、4は、好ましくは金属反射膜から成る。
【0030】図2は図1に示すEOモジュールの第1の
反射膜3の平面図である。
【0031】図3及び図4は、従来例のEOモジュール
と本実施例に係るEOモジュールのそれぞれの特性を説
明するための側面図である。
【0032】図3を参照して、従来のEO結晶2′にお
いては、レーザ入射側平面に透明電極8を設けられてい
る。
【0033】また、図4には、Z方向に垂直な2つの端
面に第1及び第2の金属反射膜3、4を有し、第1の金
属反射膜3に光を透過させるための2つの開口部5、6
を設けて成る本実施例に係るEOモジュールを示す。
【0034】図3及び図4を参照して、いずれのEOモ
ジュールもレーザ入射側透明電極8および金属反射膜3
は被測定物に対する基準電位を設けるために接地されて
いる。
【0035】図3に示したEOモジュール1′に対し
て、Z方向9からΔθだけ傾いた方向から入射したレー
ザ光7のEOモジュール1通過後の常光線と異常光線の
位相差θ1は、次式(1)にて与えられる。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、λ :レーザ光の波長、 n :結晶中の常光線の屈折率、 r63:電気光学係数、 L :光の通過方向の結晶の長さ、 EZ :電解の強さ、 VZ :両電極間の電圧、 である。
【0038】同様にして、図4に示したEOモジュール
1に対してZ方向からΔθだけ傾いた方向から入射した
レーザ光7のEOモジュール1通過後の常光線と異常光
線の位相差θ2は、次式(2)にて与えられる。
【0039】
【数2】
【0040】ここで、λ :レーザ光の波長、 n :結晶中の常光線の屈折率、 r63:電気光学係数、 L :光の通過方向の結晶の長さ、 EZ :電解の強さ、 VZ :両電極間の電圧、 N :下面反射膜4における反射回数、 である。
【0041】なお、電気光学結晶中の位相差に関して
は、平井紀光著、「実用レーザ技術」、共立出版株式会
社、1993年3月刊、第200頁等を参照することができる。
【0042】図3に示すように、従来のEOモジュール
では、EO結晶中をレーザ光が1回往復するのに対し
て、図4に示すように、本実施例に係るEOモジュール
においては、複数回往復するため、EO結晶中の光路長
に比例して同一電界に対する常光線と異常光線の位相差
を大きくすることができる。すなわち、上式(2)か
ら、位相差は下面反射膜4における反射回数をN(>
1)として従来例のN倍となる。
【0043】
【実施例2】図5は、図1に示したEOモジュールを用
いて構成した、本発明の実施例に係るEOプローブのシ
ステム構成を示した図である。
【0044】図5を参照して、本実施例における投光光
学系10は、EOモジュール1と、レーザ11と、レーザ光
を所要のビーム径に拡大するビームエキスパンダ12と、
レーザ光の戻り光を減衰させる光アイソレータ13と、レ
ーザ光をS偏光成分は100%反射しP成分は一部を透
過させる第1の偏光ビームスプリッタ14と、透過したP
成分のレーザ光をEOモジュール1の第2の反射膜4上
で所要のビーム径に集光する集光レンズ15と、から成
る。
【0045】投光光学系10は、EOモジュール1の一つ
の開口部5(図1参照)に対して、Z方向からある角度
だけ傾いた方向からレーザ光をP偏光方向がEOモジュ
ール1の結晶軸に対して45度になるように入射させ
る。
【0046】レーザ光は、EOモジュール1中に入射さ
れ、2つの反射膜3、4にて複数回反射した後にもう一
方の開口部6から出た後、投光光学系10の第1の偏光ビ
ームスプリッタ14にて反射され、受光光学系16に入射さ
れる。
【0047】受光光学系16は、第1の偏光ビームスプリ
ッタ14にて反射されたレーザ光が方位角0度で入射され
る1/4波長板17、及びレーザ光の偏光面を回転させる
1/2波長板18を介して方位角45度近傍でレーザ光が
入射される第2の偏光ビームスプリッタ19と、第2の偏
光ビームスプリッタ19で分光された2つのレーザ光を受
光する2つの受光素子20、20′(Photo Detecter、「P
D」ともいう)と、から成る。
【0048】さらに、本実施例に係るシステムは、受光
光学系16の2つの受光素子20、20′の出力を入力し、そ
の出力差を求める信号処理回路21とから構成されてい
る。
【0049】図6は、図5に示す信号処理回路21の構成
を示したブロック図である。
【0050】図6を参照して、受光光学系16の2つの受
光素子(PD)20、20′の電流出力をそれぞれ電圧信号
に変換するI−V変換回路22、22′と、2つのI−V変
換回路22、22′の差を増幅する差動増幅回路23から構成
されている。
【0051】図7は、図5に示す受光光学系16におい
て、被測定物の電位に比例した位相差を検出する原理を
説明するための模式図である。
【0052】ほぼ直線偏光のレーザ11の出力光は、第1
の偏光ビームスプリッタ14を通過する際に第1の偏光ビ
ームスプリッタ14の透過率に依存して出力が減少し、次
にレーザ光11の偏光方向からEO結晶軸Ex25、Ey26が
45度傾いたEOモジュール1を通過後に被測定物の電
位に比例して、P成分に直交するS成分の出力が加わ
り、細長い楕円偏光となる。
【0053】その後、S成分を100%反射し、P成分
は所定割合反射する第1の偏光ビームスプリッタ14にて
相対的にS成分が増加したやや太った楕円偏光となる。
【0054】ここで得られた楕円偏光は次の1/4波長
板17にて、P成分とS成分のベクトル合成で決まる方向
の直線偏光に変換される。
【0055】さらに、この直線偏光は次の1/2波長板
18で45度回転され、偏光方向の回転に対するPS成分
比の変化量が最も大きくなるPS偏光方向から45度傾
いた位置で第2の偏光ビームスプリッタ19でそれぞれP
成分、S成分に分光され2つのPD20、20′で受光され
る。
【0056】
【実施例3】次に、本発明の別の実施例について説明す
【0057】投光されるレーザ光は、集光レンズ15にて
所要のビーム径に集光しているため、レーザビームの特
性としてビームウエストから離れるに従い、ビーム径は
大きくなり、この変化はビームウエスト径が小さいほど
顕著になる。
【0058】このため、EOモジュール1のレーザ入射
側の第1の開口部5の寸法は、ビームウエスト径とEO
結晶2中のレーザ光路長で決まる開口部通過時のビーム
径に合わせて設定する必要がある。
【0059】この場合、両者のサイズが等しい時、すな
わちビームウエスト位置が結晶光路の中心にある場合
に、開口部の全面積は最も小さくなる。これにより、E
Oモジュール1を面素子として用いて、入射光を入力す
る開口部と反射光を出力する開口部を複数組設ける際、
より高密度な開口部の設定ができる。なお、EOモジュ
ール1を面素子として用いることにより、被測定物の電
界変化を複数点で行なうことを可能とする。
【0060】以上本発明を上記各実施例に即して説明し
たが本発明は上記態様にのみ限定されず、本発明の原理
に従う各種態様を含む。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、従来のEOプロー
ブにおいては電気光学結晶中をレーザ光が1往復しかで
きなく電界強度に対する偏光変化を大きくできなかった
のに対して、本発明によれば、EO結晶のレーザ入射側
端面にも反射膜を設け、さらにその反射膜上に2つの開
口部を設けることにより、1つの開口部にレーザ光を鉛
直方向から傾いた方向に入射させることによりEO結晶
中をレーザ光が複数回往復した後にもう一方の開口部か
ら出てくることになり、同一の電界強度に対してレーザ
光の往復回数に比例した偏光変化を得ることができるた
め、検出感度を向上させ、被測定物の電圧変化を高精度
に検出できるという効果がある。
【0062】また、本発明(請求項2)によれば、EO
モジュールから出力されるレーザ光の位相差は、従来例
の位相差のN倍(但しNは下面反射膜における反射回
数)とされ、同一の電界強度に対して偏光変化の大きい
レーザ光を得ることができるため、レーザパワーを特段
に大きくしたり、あるいは回路の増幅率を大とすること
なく、被測定物の微小電圧変化を高精度で検出すること
が可能とされ、装置の低コスト化を達成する。そして、
本発明(請求項3)によれば、上記効果をより好適に達
成する。
【0063】さらに本発明(請求項4)によれば、ビー
ムウエスト位置が結晶光路の中心に配置され、開口部の
全面積を最も小さくすることができる。このため、本発
明によれば、EOモジュール1を面素子として用いて、
例えば一側の反射複数組の開口部を設ける際、より高密
度な開口部の設定ができる。そして、本発明(請求項
5)によれば、レーザ光の入力・出力用開口部を複数組
設けることにより、測定・検査効率を向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を説明する側面図であ
る。
【図2】図1に示したEOモジュールのレーザ入射側反
射膜の平面図である。
【図3】従来のEOモジュールの特性を説明するための
側面図である(本発明との比較図)。
【図4】本発明の一実施例に係るEOモジュールの特性
を説明するための側面図である。
【図5】本発明の一実施例に係るEOモジュールを用い
たシステムの構成を説明する図である。
【図6】図5示した信号処理回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】図5に示した光学系において電位による偏光変
化の検出を説明するための模式図である。
【図8】従来のEOプローブの構成を示す図である。
【図9】従来のEOプローブを用いた検査装置の構成を
示す図である。
【図10】従来のEOプローブにおける被試験回路基板
の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1′ EOモジュール 2、2′ EO結晶 3 第1の反射膜 4 第2の反射膜(下面反射膜) 5 第1の開口部 6 第2の開口部 7、7′ レーザ光 8 透明電極 9 Z方向 10 投光光学系 11 レーザ 12 ビームエキスパンダ 13 光アイソレータ 14 第1の偏光ビームスプリッタ 15 集光レンズ 16 受光光学系 17 1/4波長板 18 1/2波長板 19 第2の偏光ビームスプリッタ 20、20′ 受光素子 21 信号処理回路 22、22′ I−V変換回路 23 差動増幅回路 25、26 EO結晶軸 50 LiNbO3結晶 51 ITO透明電極 52 反射コーティング 53 ガラスブロック 54 Z軸 55 Y軸 56 光入射軸 57 電極 100、200 プリント回路基板 101 表面 102 インターフェース部材 103 電気光学媒層 104 光源 105 ビーム分割器 106 位置決め手段 107 検出器 108、111 出力 109 予想 110 比較器 201 金属被覆 202 電気光学ポリマーフィルム 203 試験光
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 31/302 H01L 21/66 C 7735−4M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界の方向と平行に進む光に対して電気光
    学効果を示す縦型電気光学結晶(「EO結晶」という)
    の、前記電界の方向と交差する端面の一側と他側とにそ
    れぞれ反射膜を備え、前記反射膜の一に互いに所定間隔
    離間して2つの開口部を備えてなるEOモジュールを含
    むEOプローブ。
  2. 【請求項2】電界の方向(「Z方向」という)と平行に
    進む光に対して電気光学効果を示す縦型電気光学結晶
    (「EO結晶」という)に、前記電界の方向に垂直な2
    つの端面にそれぞれ反射膜を備えると共に、前記2つの
    反射膜の一に光を透過させるための2つの開口部を備え
    てなるEOモジュールを有し、 前記EOモジュールの一の開口部に光を斜めに入射し、
    前記EO結晶内の前記2つの反射膜間で複数反射した後
    に、他の開口部から出てくる光の偏光変化を分析する手
    段、を備えたことを特徴とするEOプローブ。
  3. 【請求項3】直接偏光のレーザ光のうちS成分は全て反
    射し、P成分は一部を透過させる偏光ビームスプリッタ
    と、前記EOモジュールの前記開口部が設けられない側
    の反射膜上で所定のビーム径に集光する集光レンズと、
    を介して前記EOモジュールの一の開口部に対してZ方
    向から所定角度傾いた方向からレーザ光を偏光方向が前
    記EOモジュールの結晶軸に対して45度で入射させる
    投光光学系と、 前記投光光学系で前記EOモジュール中に入射され、前
    記2つの反射膜間で複数回反射した後前記他の開口部か
    ら出て前記投光光学系の集光レンズ透過後に前記偏光ビ
    ームスプリッタで反射されたレーザ光の偏光の変化を分
    析する手段、を備えた受光光学系と、 前記受光光学系にて検出された偏光の変化を電気信号に
    変換する信号処理回路と、からなる請求項1又は2記載
    のEOプローブ。
  4. 【請求項4】前記EOモジュール内で複数回反射するレ
    ーザ光のビーム径が、前記EOモジュール内光路上の中
    心にて最小となるような光学的構成をとることを特徴と
    する請求項3記載のEOプローブ。
  5. 【請求項5】前記EOモジュールの前記反射膜の一に互
    いに所定間隔離間して2つの開口部からなる対を複数組
    備えてなる請求項1〜4のいずれか一に記載のEOプロ
    ーブ。
JP6309426A 1994-11-21 1994-11-21 Eoプローブ Pending JPH08146051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6309426A JPH08146051A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 Eoプローブ

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