JPH08145438A - 空調システム - Google Patents
空調システムInfo
- Publication number
- JPH08145438A JPH08145438A JP6291327A JP29132794A JPH08145438A JP H08145438 A JPH08145438 A JP H08145438A JP 6291327 A JP6291327 A JP 6291327A JP 29132794 A JP29132794 A JP 29132794A JP H08145438 A JPH08145438 A JP H08145438A
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- JP
- Japan
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- air
- room
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構造で室内の熱負荷の変動に追従できる
空調システムを提供する。 【構成】空調機10から吸気チャンバ14に空調エアを
吐き出す吐出口30近傍に揺動自在なディフューザ32
を設け、このディフューザ32の向きを変えることによ
り吐出口30から吐き出される空調エアの向きを変える
ことができる構造にする。これにより、室内に熱負荷が
偏在している場合は、その熱負荷の偏在を解消するよう
にディフューザ32の向きを変え、空調エアを吸気チャ
ンバ14に供給することにより、室内温度の均一化が図
れる。
空調システムを提供する。 【構成】空調機10から吸気チャンバ14に空調エアを
吐き出す吐出口30近傍に揺動自在なディフューザ32
を設け、このディフューザ32の向きを変えることによ
り吐出口30から吐き出される空調エアの向きを変える
ことができる構造にする。これにより、室内に熱負荷が
偏在している場合は、その熱負荷の偏在を解消するよう
にディフューザ32の向きを変え、空調エアを吸気チャ
ンバ14に供給することにより、室内温度の均一化が図
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システムに係り、
特にビル等の建屋の天井ボードと上階部床スラブで囲ま
れた天井裏空間に空調機を接続して該天井裏空間を給気
チャンバとし、前記天井ボードに取り付けられた吹出口
から室内に空調エアを供給する空調システムに関する。
特にビル等の建屋の天井ボードと上階部床スラブで囲ま
れた天井裏空間に空調機を接続して該天井裏空間を給気
チャンバとし、前記天井ボードに取り付けられた吹出口
から室内に空調エアを供給する空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空調システムは、天井内にダク
トを設けず、天井空間を均圧チャンバとして利用し、天
井ボードに複数配設した吹出器具から空調エアを室内に
供給するようにしている。ところで、この天井裏空間を
給気チャンバとして利用する方法のメリットは、天井内
にダクトを設ける場合と比較して、ダクトを使用しない
分大幅に設備費の削減が図れるとともに、短工期の施工
が可能であるという点にある。一方、問題点もあり、室
内の熱負荷変動への追従性が悪いという点である。
トを設けず、天井空間を均圧チャンバとして利用し、天
井ボードに複数配設した吹出器具から空調エアを室内に
供給するようにしている。ところで、この天井裏空間を
給気チャンバとして利用する方法のメリットは、天井内
にダクトを設ける場合と比較して、ダクトを使用しない
分大幅に設備費の削減が図れるとともに、短工期の施工
が可能であるという点にある。一方、問題点もあり、室
内の熱負荷変動への追従性が悪いという点である。
【0003】一般に、室内の熱負荷は偏在し、大きく時
間変動するものであるが、特に日射等による外部の熱の
影響を受けやすい場所においては、その変動幅も大き
い。
間変動するものであるが、特に日射等による外部の熱の
影響を受けやすい場所においては、その変動幅も大き
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天井裏空間を給気チャンバとして利用する空調システム
では、空調機から給気チャンバへ供給される空調エアの
吸気方向が固定されているため、熱負荷の変動に対して
連動した空調エアの配分をすることができないという欠
点がある。
天井裏空間を給気チャンバとして利用する空調システム
では、空調機から給気チャンバへ供給される空調エアの
吸気方向が固定されているため、熱負荷の変動に対して
連動した空調エアの配分をすることができないという欠
点がある。
【0005】このような欠点を解決する手段としては、
給気チャンバによる方法とは別に、熱の影響を受けやす
い場所にファインコイルユニット等を設置し、熱負荷の
変動に追従した冷温水の供給量のコントロールを実施し
て、温度コントロールを行う方法がある。また、各吹出
口に送風機を設け、室内の熱負荷の偏在に応じて各吹出
口から吹き出す風量を可変するようにした空調システム
もある。(特公昭58─96932号公報)しかしなが
ら、前者は配管の施工が必要であるとともにファインコ
イルユニットを併用しなければならず、設備費が増大す
るという問題がある。また、後者の場合も各吐出口ごと
に送風機を設置する必要があり、設備費が増大する。
給気チャンバによる方法とは別に、熱の影響を受けやす
い場所にファインコイルユニット等を設置し、熱負荷の
変動に追従した冷温水の供給量のコントロールを実施し
て、温度コントロールを行う方法がある。また、各吹出
口に送風機を設け、室内の熱負荷の偏在に応じて各吹出
口から吹き出す風量を可変するようにした空調システム
もある。(特公昭58─96932号公報)しかしなが
ら、前者は配管の施工が必要であるとともにファインコ
イルユニットを併用しなければならず、設備費が増大す
るという問題がある。また、後者の場合も各吐出口ごと
に送風機を設置する必要があり、設備費が増大する。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、簡単な構造で室内の熱負荷の変動に追従でき
る空調システムを提供することを目的とする。
たもので、簡単な構造で室内の熱負荷の変動に追従でき
る空調システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、天井裏空間を給気チャンバとするとともに
天井面の略全体に多数の吹出口を形成し、空調機から前
記給気チャンバに吐出する空調エアを前記吹出口から室
内に供給する空調システムにおいて、前記空調機から前
記給気チャンバに空調エアを吐き出す吐出口部分に揺動
自在なディフューザを設け、該ディフューザの向きを変
えることにより前記吐出口から吐き出される空調エアの
向きを可変できるようにしたことを特徴とする。
するために、天井裏空間を給気チャンバとするとともに
天井面の略全体に多数の吹出口を形成し、空調機から前
記給気チャンバに吐出する空調エアを前記吹出口から室
内に供給する空調システムにおいて、前記空調機から前
記給気チャンバに空調エアを吐き出す吐出口部分に揺動
自在なディフューザを設け、該ディフューザの向きを変
えることにより前記吐出口から吐き出される空調エアの
向きを可変できるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、給気チャンバへの空調エアの
吐出口部分に揺動自在なディフューザを設けたので、室
内の熱負荷が偏在している場合には、最大熱負荷のエリ
アに吹き出す吹出口にディフューザの向きを向けること
ができる。これにより、吐出口から吐き出された空調エ
アは、最大熱負荷の吹出口及びその近傍の吹出口に向か
って流れる気流を形成する。これにより、天井面に形成
された多数の吹出口のうち最大熱負荷の吹出口から吹き
出される給気量が多くなるようにバランス調整すること
ができる。また、空調エアが吐出口から吐き出されて各
吹出口から室内に供給されるまでの時間をみた場合、最
大熱負荷の吹出口は、前記気流を形成することにより給
気チャンバ内での滞留時間を少なくできる。これによ
り、空調機で空調された空調エアの温度を維持した状態
(例えば、冷気はその冷気温度を維持したまま)で吹出
口から吹き出すことができる。従って、簡単な構造で室
内温度の均一化を図ることができる。
吐出口部分に揺動自在なディフューザを設けたので、室
内の熱負荷が偏在している場合には、最大熱負荷のエリ
アに吹き出す吹出口にディフューザの向きを向けること
ができる。これにより、吐出口から吐き出された空調エ
アは、最大熱負荷の吹出口及びその近傍の吹出口に向か
って流れる気流を形成する。これにより、天井面に形成
された多数の吹出口のうち最大熱負荷の吹出口から吹き
出される給気量が多くなるようにバランス調整すること
ができる。また、空調エアが吐出口から吐き出されて各
吹出口から室内に供給されるまでの時間をみた場合、最
大熱負荷の吹出口は、前記気流を形成することにより給
気チャンバ内での滞留時間を少なくできる。これによ
り、空調機で空調された空調エアの温度を維持した状態
(例えば、冷気はその冷気温度を維持したまま)で吹出
口から吹き出すことができる。従って、簡単な構造で室
内温度の均一化を図ることができる。
【0009】また、室内に複数の温度センサを設け、前
記温度センサからの温度情報から室内の最大熱負荷のエ
リアを検出し、前記エリアに吹き出す前記吹出口に前記
ディフューザの向きが向くように制御することにより、
各吹出口から室内に吹き出す供給量のバランス調整を自
動化できる。
記温度センサからの温度情報から室内の最大熱負荷のエ
リアを検出し、前記エリアに吹き出す前記吹出口に前記
ディフューザの向きが向くように制御することにより、
各吹出口から室内に吹き出す供給量のバランス調整を自
動化できる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る空調シス
テムの好ましい第1実施例について詳説する。図1は、
本発明に係る空調システムの実施例の平面図であり、図
2は、図1の側面図である。図1及び図2に示すよう
に、空調エアの供給源である空調機10は、ダクト12
を介して給気チャンバ14に接続される。
テムの好ましい第1実施例について詳説する。図1は、
本発明に係る空調システムの実施例の平面図であり、図
2は、図1の側面図である。図1及び図2に示すよう
に、空調エアの供給源である空調機10は、ダクト12
を介して給気チャンバ14に接続される。
【0011】前記空調機10は、熱交換器16及び送風
ファン18を主要構成部材として構成され、前記送風フ
ァン18により外気を吸入し、吸入された外気は熱交換
機16で冷却又は加熱されて給気チャンバ14内に供給
される。一方、前記給気チャンバ14は、建屋20内の
室22の天井ボード24と上階部床スラブ26とで形成
され、前記天井ボード24には、空調エアを室22に吹
き出すための吹出口28が多数形成されている。そし
て、この給気チャンバ14には、前記空調機10からの
空調エアが吐き出される吐出口30近傍に揺動自在なデ
ィフューザ32、32、32が設けられており、このデ
ィフューザ32、32、32の向き(角度)を変えるこ
とにより前記吐出口30から吐き出される空調エアの向
きを変えることができる。また、このディフューザ3
2、32、32にはそれぞれ正逆回転可能なモータ3
4、34、34が接続されており、このモータ34、3
4、34を駆動することによりディフューザ32、3
2、32は揺動する。
ファン18を主要構成部材として構成され、前記送風フ
ァン18により外気を吸入し、吸入された外気は熱交換
機16で冷却又は加熱されて給気チャンバ14内に供給
される。一方、前記給気チャンバ14は、建屋20内の
室22の天井ボード24と上階部床スラブ26とで形成
され、前記天井ボード24には、空調エアを室22に吹
き出すための吹出口28が多数形成されている。そし
て、この給気チャンバ14には、前記空調機10からの
空調エアが吐き出される吐出口30近傍に揺動自在なデ
ィフューザ32、32、32が設けられており、このデ
ィフューザ32、32、32の向き(角度)を変えるこ
とにより前記吐出口30から吐き出される空調エアの向
きを変えることができる。また、このディフューザ3
2、32、32にはそれぞれ正逆回転可能なモータ3
4、34、34が接続されており、このモータ34、3
4、34を駆動することによりディフューザ32、3
2、32は揺動する。
【0012】前記の如く構成される本発明に係る空調シ
ステムの第1実施例の作用は次の通りである。前述した
ように、室内の熱負荷は偏在し、大きく時間変動するも
のであるが、特に日射等による外部の熱の影響を受けや
すい場所においては、その変動幅も大きい。このため、
同じ室内においても日射の影響を受けやすい場所(以下
ペリメータゾーンという)と日射の影響を受けにくい場
所(以下インテリアゾーンという)とでは室温が異なっ
てしまう。この問題を解決するために、以下のような操
作を行う。
ステムの第1実施例の作用は次の通りである。前述した
ように、室内の熱負荷は偏在し、大きく時間変動するも
のであるが、特に日射等による外部の熱の影響を受けや
すい場所においては、その変動幅も大きい。このため、
同じ室内においても日射の影響を受けやすい場所(以下
ペリメータゾーンという)と日射の影響を受けにくい場
所(以下インテリアゾーンという)とでは室温が異なっ
てしまう。この問題を解決するために、以下のような操
作を行う。
【0013】先ず、冬期暖房時について説明する。冬期
暖房時においては、ペリメータゾーン(図1及び図2の
一点破線枠内のエリア)は日射の影響を受けるためイン
テリアゾーンより暖かくなる。この室温の温度分布差を
解消するために、モータ34、34、34を駆動してデ
ィフューザ32、32、32の向きを変え(図1におい
て実線で描かれたディフューザ32、32、32の向
き、即ち、ダクト12の配設方向と平行にする)、吐出
口30から吐き出される空調エアをインテリアゾーン側
に向ける。これにより、空調エアは、図1において実線
で描かれた白抜き矢印で示されるような経路で給気チャ
ンバ14内を循環する。この結果、空調エアが最短距離
でインテリアゾーンに供給されるため、インテリアゾー
ンの温度は上昇し、室内の温度は均一化する。
暖房時においては、ペリメータゾーン(図1及び図2の
一点破線枠内のエリア)は日射の影響を受けるためイン
テリアゾーンより暖かくなる。この室温の温度分布差を
解消するために、モータ34、34、34を駆動してデ
ィフューザ32、32、32の向きを変え(図1におい
て実線で描かれたディフューザ32、32、32の向
き、即ち、ダクト12の配設方向と平行にする)、吐出
口30から吐き出される空調エアをインテリアゾーン側
に向ける。これにより、空調エアは、図1において実線
で描かれた白抜き矢印で示されるような経路で給気チャ
ンバ14内を循環する。この結果、空調エアが最短距離
でインテリアゾーンに供給されるため、インテリアゾー
ンの温度は上昇し、室内の温度は均一化する。
【0014】次に、夏期冷房時について説明する。夏期
冷房時は、前記冬期暖房時の操作とは逆で、モータ3
4、34、34を駆動してディフューザ32、32、3
2の向きをペリメータゾーン側に変え(図1において点
線で描かれたディフューザ32、32、32の向き、即
ち、図1の右側に傾くようにする)、吐出口30から吐
き出される空調エアをペリメータゾーン側に向ける。こ
れにより、空調エアは、図1において点線で描かれた白
抜き矢印で示されるような経路で給気チャンバ14内を
循環する。この結果、空調エアが最短距離でペリメータ
ゾーンに供給されるため、ペリメータゾーンの温度は下
がり、室内の温度は均一化する。
冷房時は、前記冬期暖房時の操作とは逆で、モータ3
4、34、34を駆動してディフューザ32、32、3
2の向きをペリメータゾーン側に変え(図1において点
線で描かれたディフューザ32、32、32の向き、即
ち、図1の右側に傾くようにする)、吐出口30から吐
き出される空調エアをペリメータゾーン側に向ける。こ
れにより、空調エアは、図1において点線で描かれた白
抜き矢印で示されるような経路で給気チャンバ14内を
循環する。この結果、空調エアが最短距離でペリメータ
ゾーンに供給されるため、ペリメータゾーンの温度は下
がり、室内の温度は均一化する。
【0015】このように、本第1実施例の空調システム
によれば、吐出口30に設けたディフューザ32、3
2、32の角度を変えることにより、吐出口30から吐
き出される空調エアの供給方向を変えることができる。
従って、ディフューザ32、32、32の角度を調節す
ることにより、室内の温度分布差を解消するように空調
エアを供給することができる。
によれば、吐出口30に設けたディフューザ32、3
2、32の角度を変えることにより、吐出口30から吐
き出される空調エアの供給方向を変えることができる。
従って、ディフューザ32、32、32の角度を調節す
ることにより、室内の温度分布差を解消するように空調
エアを供給することができる。
【0016】第2実施例では室内温度分布を検出し、こ
れに基づいてディフューザ32、32、32の角度を自
動で変化させ、室内温度分布が常に均一になるようにデ
ィフューザ32、32、32の角度を随時変化させる。
尚、第1実施例で説明した部材と同一部材に付いては、
同一符号を付してその説明を省略する。図1及び図2に
示すように、建屋20の室22内には、ペリメータゾー
ン側の最も日射の影響を受けやすい場所に及びインテリ
アゾーン側の最も日射の影響を受けにくい場所にそれぞ
れ第1の温度センサ36及び第2の温度センサ38が設
けられている。これら第1の温度センサ36及び第2の
温度センサ38は、それぞれペリメータゾーン及びイン
テリアゾーンにおける室温を検出し、この検出された室
温の温度情報は制御部40に出力される。制御部40で
は、前記温度情報に基づいてモータ34、34、34を
駆動し、ディフューザ32、32、32の角度を変化さ
せる。
れに基づいてディフューザ32、32、32の角度を自
動で変化させ、室内温度分布が常に均一になるようにデ
ィフューザ32、32、32の角度を随時変化させる。
尚、第1実施例で説明した部材と同一部材に付いては、
同一符号を付してその説明を省略する。図1及び図2に
示すように、建屋20の室22内には、ペリメータゾー
ン側の最も日射の影響を受けやすい場所に及びインテリ
アゾーン側の最も日射の影響を受けにくい場所にそれぞ
れ第1の温度センサ36及び第2の温度センサ38が設
けられている。これら第1の温度センサ36及び第2の
温度センサ38は、それぞれペリメータゾーン及びイン
テリアゾーンにおける室温を検出し、この検出された室
温の温度情報は制御部40に出力される。制御部40で
は、前記温度情報に基づいてモータ34、34、34を
駆動し、ディフューザ32、32、32の角度を変化さ
せる。
【0017】前記の如く構成される本発明に係る空調シ
ステムの第2実施例の作用は次の通りである。ペリメー
タゾーン側に設けた第1の温度センサ36とインテリア
ゾーン側に設けた第2の温度センサ38は、随時それぞ
れの場所での温度を検出してその温度情報を制御部40
に出力する。制御部40では、この温度情報に基づき、
例えば夏期冷房時において、第1の温度センサ36が検
出する温度よりも第2の温度センサ38が検出する温度
の方が高い場合は、ディフューザ32、32、32の向
きをペリメータゾーン側に向けるようにモータ34、3
4、34を駆動し、空調エアをペリメータゾーン側に向
ける。これにより、空調エアがペリメータゾーン側に最
短距離で供給されるため、ペリメータゾーン側の温度が
低下する。
ステムの第2実施例の作用は次の通りである。ペリメー
タゾーン側に設けた第1の温度センサ36とインテリア
ゾーン側に設けた第2の温度センサ38は、随時それぞ
れの場所での温度を検出してその温度情報を制御部40
に出力する。制御部40では、この温度情報に基づき、
例えば夏期冷房時において、第1の温度センサ36が検
出する温度よりも第2の温度センサ38が検出する温度
の方が高い場合は、ディフューザ32、32、32の向
きをペリメータゾーン側に向けるようにモータ34、3
4、34を駆動し、空調エアをペリメータゾーン側に向
ける。これにより、空調エアがペリメータゾーン側に最
短距離で供給されるため、ペリメータゾーン側の温度が
低下する。
【0018】このように、本第2実施例の空調システム
によれば、室内の温度分布を常に検出し、随時空調エア
の供給方向を変えているため、室内の温度が均一にな
る。本第2実施例では、室温を検出する温度センサの数
を2としたが、これに限られるものではなく、例えば室
22の4隅に設けてもよい。この場合、更に室内の温度
分布が明瞭になり、より温度分布の均一化が図れる。
によれば、室内の温度分布を常に検出し、随時空調エア
の供給方向を変えているため、室内の温度が均一にな
る。本第2実施例では、室温を検出する温度センサの数
を2としたが、これに限られるものではなく、例えば室
22の4隅に設けてもよい。この場合、更に室内の温度
分布が明瞭になり、より温度分布の均一化が図れる。
【0019】また、本第1実施例及び第2実施例では、
ディフューザ32、32、32の駆動をモータにより行
ったが、これに限られるものではなく、例えば、シリン
ダ等で駆動してもよい。また、第1実施例に関しては手
動式にしてもよい。
ディフューザ32、32、32の駆動をモータにより行
ったが、これに限られるものではなく、例えば、シリン
ダ等で駆動してもよい。また、第1実施例に関しては手
動式にしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空調機から給気チャンバに空調エアを吐き出す吐出口近
傍に揺動自在なディフューザを設けることにより、前記
吐出口から吐き出される空調エアの向きを変えることが
できる。従って、室内に熱負荷が偏在している場合は、
前記ディフューザの向きを変えて前記熱負荷の偏在を解
消するように空調エアを給気チャンバに供給することに
より、室内温度の均一化が図れる。また、構造が簡単で
あるので、大幅な設備追加や変更をする必要がない。
空調機から給気チャンバに空調エアを吐き出す吐出口近
傍に揺動自在なディフューザを設けることにより、前記
吐出口から吐き出される空調エアの向きを変えることが
できる。従って、室内に熱負荷が偏在している場合は、
前記ディフューザの向きを変えて前記熱負荷の偏在を解
消するように空調エアを給気チャンバに供給することに
より、室内温度の均一化が図れる。また、構造が簡単で
あるので、大幅な設備追加や変更をする必要がない。
【図1】本発明に係る空調設備の実施例の平面図
【図2】本発明に係る空調設備の実施例の側面図
10…空調機 14…給気チャンバ 20…建屋 22…室 24…天井ボード 26…上階部床スラブ 30…吐出口 32…ディフューザ 34…モータ 36…第1の温度センサ 38…第2の温度センサ 40…制御部
フロントページの続き (72)発明者 井沢 幸三 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 浅井 潤二 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 天井裏空間を給気チャンバとするととも
に天井面の略全体に多数の吹出口を形成し、空調機から
前記給気チャンバに吐出する空調エアを前記吹出口から
室内に供給する空調システムにおいて、 前記空調機から前記給気チャンバに空調エアを吐き出す
吐出口部分に揺動自在なディフューザを設け、該ディフ
ューザの向きを変えることにより前記吐出口から吐き出
される空調エアの向きを可変できるようにしたことを特
徴とする空調システム。 - 【請求項2】 前記室内に複数の温度センサを設け、該
温度センサからの温度情報から室内の最大熱負荷のエリ
アを検出し、該エリアに吹き出す前記吹出口に前記ディ
フューザの向きが向くように制御することを特徴とする
請求項1記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29132794A JP3209311B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29132794A JP3209311B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145438A true JPH08145438A (ja) | 1996-06-07 |
JP3209311B2 JP3209311B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=17767480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29132794A Expired - Fee Related JP3209311B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3209311B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186178A (ja) * | 2009-04-28 | 2009-08-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
JP2010243090A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和システム及び遠隔監視装置 |
JP2011174702A (ja) * | 2011-04-27 | 2011-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和システム及び遠隔監視装置 |
JP2013068415A (ja) * | 2012-12-13 | 2013-04-18 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和システム及び遠隔監視装置 |
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1994
- 1994-11-25 JP JP29132794A patent/JP3209311B2/ja not_active Expired - Fee Related
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