JPH08144505A - 足場形成方法及び足場用取付金具 - Google Patents
足場形成方法及び足場用取付金具Info
- Publication number
- JPH08144505A JPH08144505A JP30958794A JP30958794A JPH08144505A JP H08144505 A JPH08144505 A JP H08144505A JP 30958794 A JP30958794 A JP 30958794A JP 30958794 A JP30958794 A JP 30958794A JP H08144505 A JPH08144505 A JP H08144505A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scaffold
- veranda
- rising wall
- scaffolding
- mounting bracket
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ベランダ１，２の立上がり壁部３，４の上端部
に略コ字状の足場用取付金具５，６を着脱可能に締付固
定し、その足場用取付金具に付設されたクランプ１０，
１１を介して足場を構成する支柱１８を上下、２箇所以
上において支持して、足場１７を形成する。 【効果】ベランダの立上がり壁部を利用することによ
り、必要な階数の外部へ足場を簡便に形成することがで
きる。
に略コ字状の足場用取付金具５，６を着脱可能に締付固
定し、その足場用取付金具に付設されたクランプ１０，
１１を介して足場を構成する支柱１８を上下、２箇所以
上において支持して、足場１７を形成する。 【効果】ベランダの立上がり壁部を利用することによ
り、必要な階数の外部へ足場を簡便に形成することがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてＰＣベランダ
の外側に足場を形成するための足場の取付技術に関す
る。
の外側に足場を形成するための足場の取付技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＰＣベランダの外側に作業用の足
場を形成する場合、壁つなぎ用のアンカーを備えられて
いる場合はともかく、備えられていないＰＣ板も多いた
め、その作業性に問題があった。すなわち、壁つなぎ用
のアンカーを備えていない場合には、現場において丸パ
イプやクランプ等を使用して、足場としての支柱のほか
に、足場支持用のひかえを設置する必要がある。このた
め、部材点数がその分多くなり作業性がよくなく、地上
の設置スペースも必要とした。
場を形成する場合、壁つなぎ用のアンカーを備えられて
いる場合はともかく、備えられていないＰＣ板も多いた
め、その作業性に問題があった。すなわち、壁つなぎ用
のアンカーを備えていない場合には、現場において丸パ
イプやクランプ等を使用して、足場としての支柱のほか
に、足場支持用のひかえを設置する必要がある。このた
め、部材点数がその分多くなり作業性がよくなく、地上
の設置スペースも必要とした。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、ＰＣベランダ等のベランダ構成部材に付設される壁
つなぎ用のアンカーには頼らずに、簡便に足場の形成が
可能な足場形成技術を提供することにある。
事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、ＰＣベランダ等のベランダ構成部材に付設される壁
つなぎ用のアンカーには頼らずに、簡便に足場の形成が
可能な足場形成技術を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベランダの立
上がり壁部の上端部に略コ字状の足場用取付金具を着脱
可能に締付固定し、その各足場用取付金具に付設された
クランプを介して足場を構成する支柱を上下、２箇所以
上において支持して足場を組むことを特徴とする。ま
た、その場合に使用される略コ字状の足場用取付金具を
形成する一方の縦部材は、ベランダの立上がり壁部の外
側面に当接可能に構成されるとともに適宜数のクランプ
が付設され、他方の縦部材には、前記ベランダの立上が
り壁部の内側面に対して締付可能な締付手段を付設した
ことを特徴とする。さらに、前記略コ字状を形成する横
部材の上面に、下方階のベランダの立上がり壁部の上端
部と上方階のベランダの下面との間に設置されるサポー
ト部材の下端部に係合可能な係止部を設けることができ
る。
上がり壁部の上端部に略コ字状の足場用取付金具を着脱
可能に締付固定し、その各足場用取付金具に付設された
クランプを介して足場を構成する支柱を上下、２箇所以
上において支持して足場を組むことを特徴とする。ま
た、その場合に使用される略コ字状の足場用取付金具を
形成する一方の縦部材は、ベランダの立上がり壁部の外
側面に当接可能に構成されるとともに適宜数のクランプ
が付設され、他方の縦部材には、前記ベランダの立上が
り壁部の内側面に対して締付可能な締付手段を付設した
ことを特徴とする。さらに、前記略コ字状を形成する横
部材の上面に、下方階のベランダの立上がり壁部の上端
部と上方階のベランダの下面との間に設置されるサポー
ト部材の下端部に係合可能な係止部を設けることができ
る。
【０００５】
【作用】本発明によれば、足場を形成しようとする階の
ベランダの立上がり壁の上端部に前記足場用取付金具を
締付固定し、その足場用取付金具の縦部材に付設された
クランプを介して足場を構成する支柱自体を直接取付け
ることにより、足場を簡便に、かつ強固に形成すること
ができる。
ベランダの立上がり壁の上端部に前記足場用取付金具を
締付固定し、その足場用取付金具の縦部材に付設された
クランプを介して足場を構成する支柱自体を直接取付け
ることにより、足場を簡便に、かつ強固に形成すること
ができる。
【０００６】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図１は本発明の一実施例の形成状態を示した
足場の組立状態図、図２はその部分拡大図である。図
中、１，２は適宜階数のＰＣベランダを例示したもの
で、３，４はその立上がり壁部である。５，６は立上が
り壁部３，４の上端部の手摺り部分に固定した足場用取
付金具である。この足場用取付金具５，６は、図３に示
すように、縦部材７，８と横部材９とからなり、前記立
上がり壁部３，４の上端部にはまるように、略コ字状に
形成されている。一方の縦部材７は、立上がり壁部３，
４の外側面に安定して当接するように角パイプから形成
され、外側面には適宜数のクランプ１０，１１が付設さ
れている。他方の縦部材８は、丸パイプから形成され、
その下部には、前記立上がり壁部３，４の内側面に対し
て締付可能な、雌ネジ部１２と先端に押圧部１３を有す
るＬ字状の締付ボルト１４とからなる締付手段が付設さ
れている。横部材９は、立上がり壁部３，４の上端面に
安定して当接するように角パイプから形成されている。
これらの各部材相互間は、溶接等によりコ字状に連結さ
れる。さらに、横部材９の上面には、下方階のＰＣベラ
ンダ１の立上がり壁部３の上端部と上方階のＰＣベラン
ダ２の下面との間に設置されるサポート部材１５の下端
部に係合可能な逆Ｕ字状の係止部１６が設けられてい
る。なお、図４は足場用取付金具５，６の平面図、図５
はその底面図を示したものである。
説明する。図１は本発明の一実施例の形成状態を示した
足場の組立状態図、図２はその部分拡大図である。図
中、１，２は適宜階数のＰＣベランダを例示したもの
で、３，４はその立上がり壁部である。５，６は立上が
り壁部３，４の上端部の手摺り部分に固定した足場用取
付金具である。この足場用取付金具５，６は、図３に示
すように、縦部材７，８と横部材９とからなり、前記立
上がり壁部３，４の上端部にはまるように、略コ字状に
形成されている。一方の縦部材７は、立上がり壁部３，
４の外側面に安定して当接するように角パイプから形成
され、外側面には適宜数のクランプ１０，１１が付設さ
れている。他方の縦部材８は、丸パイプから形成され、
その下部には、前記立上がり壁部３，４の内側面に対し
て締付可能な、雌ネジ部１２と先端に押圧部１３を有す
るＬ字状の締付ボルト１４とからなる締付手段が付設さ
れている。横部材９は、立上がり壁部３，４の上端面に
安定して当接するように角パイプから形成されている。
これらの各部材相互間は、溶接等によりコ字状に連結さ
れる。さらに、横部材９の上面には、下方階のＰＣベラ
ンダ１の立上がり壁部３の上端部と上方階のＰＣベラン
ダ２の下面との間に設置されるサポート部材１５の下端
部に係合可能な逆Ｕ字状の係止部１６が設けられてい
る。なお、図４は足場用取付金具５，６の平面図、図５
はその底面図を示したものである。
【０００７】しかして、足場を形成する場合には、本実
施例においては、先ず、足場の高さに相当する各階のベ
ランダ１，２の各立上がり壁部３，４の上端部に足場用
取付金具５，６を所定の間隔で締付固定する。この締付
固定は、各立上がり壁部３，４の上面に各足場用取付金
具５，６の横部材９部分を載置した状態で、締付ボルト
１４を締め込んで、立上がり壁部３，４の内側面に押圧
部１３を押圧することにより行われる。この締付固定に
より、縦部材７の内側面が立上がり壁部３，４の外側面
に押圧される結果、安定した当接状態が得られる。な
お、雌ネジ部１２を構成するナットの外側に更に図示し
ない固定用のダブルナットを螺合することにより、緩み
を防止することもできる。
施例においては、先ず、足場の高さに相当する各階のベ
ランダ１，２の各立上がり壁部３，４の上端部に足場用
取付金具５，６を所定の間隔で締付固定する。この締付
固定は、各立上がり壁部３，４の上面に各足場用取付金
具５，６の横部材９部分を載置した状態で、締付ボルト
１４を締め込んで、立上がり壁部３，４の内側面に押圧
部１３を押圧することにより行われる。この締付固定に
より、縦部材７の内側面が立上がり壁部３，４の外側面
に押圧される結果、安定した当接状態が得られる。な
お、雌ネジ部１２を構成するナットの外側に更に図示し
ない固定用のダブルナットを螺合することにより、緩み
を防止することもできる。
【０００８】次に、図１に示すように、それぞれの足場
用取付金具５，６のクランプ１０，１１を介して足場１
７を構成する支柱１８を支持固定することにより、支柱
１８を所定間隔で立設する。しかる後、支柱１８に装着
されたスライドブラケット１９を介して足場板２０の高
さを所定の高さに調整する。図中、２１は支柱１８に平
行に支持された縦杆、２２はその固定用のクランプ、ま
た、２３〜２６は支柱１８どうしあるいは縦杆２１どう
しを連結支持するための横杆固定用のクランプである。
なお、支柱１８側と縦杆２１側の適所を図示しない連結
杆で連結支持することにより、両者を所定の間隔で平行
に支持する。
用取付金具５，６のクランプ１０，１１を介して足場１
７を構成する支柱１８を支持固定することにより、支柱
１８を所定間隔で立設する。しかる後、支柱１８に装着
されたスライドブラケット１９を介して足場板２０の高
さを所定の高さに調整する。図中、２１は支柱１８に平
行に支持された縦杆、２２はその固定用のクランプ、ま
た、２３〜２６は支柱１８どうしあるいは縦杆２１どう
しを連結支持するための横杆固定用のクランプである。
なお、支柱１８側と縦杆２１側の適所を図示しない連結
杆で連結支持することにより、両者を所定の間隔で平行
に支持する。
【０００９】下方階のＰＣベランダ１の立上がり壁部３
の上端部と上方階のＰＣベランダ２の下面との間にサポ
ート部材１５を設置する場合には、そのサポート部材１
５の下端部を足場用取付金具５，６の横部材９の上面に
突出した逆Ｕ字状の係止部１６に係合することにより極
めて簡便に設置できる。図中、２７はサポート部材１５
の長さを伸縮するための調整手段である。
の上端部と上方階のＰＣベランダ２の下面との間にサポ
ート部材１５を設置する場合には、そのサポート部材１
５の下端部を足場用取付金具５，６の横部材９の上面に
突出した逆Ｕ字状の係止部１６に係合することにより極
めて簡便に設置できる。図中、２７はサポート部材１５
の長さを伸縮するための調整手段である。
【００１０】なお、図１のように、上下の階の立上がり
壁部３，４に固定された足場用取付金具５，６に跨って
支柱１８を固定する場合には、それらの足場用取付金具
５，６によって支柱１８の上下、２箇所以上が支持され
るため、強固な支持が得られる。この場合には、支柱１
８の上下が必然的に支持されるため、各足場用取付金具
のクランプ数は１個でもよい。１箇所の階で支持する場
合には、足場用取付金具のクランプ数は２個以上必要で
ある。また、足場用取付金具５，６を構成する縦部材
７，８及び横部材９は、必ずしもパイプ状である必要は
なく、中実状のものでもよく、また必ずしも金属製であ
る必要もない。
壁部３，４に固定された足場用取付金具５，６に跨って
支柱１８を固定する場合には、それらの足場用取付金具
５，６によって支柱１８の上下、２箇所以上が支持され
るため、強固な支持が得られる。この場合には、支柱１
８の上下が必然的に支持されるため、各足場用取付金具
のクランプ数は１個でもよい。１箇所の階で支持する場
合には、足場用取付金具のクランプ数は２個以上必要で
ある。また、足場用取付金具５，６を構成する縦部材
７，８及び横部材９は、必ずしもパイプ状である必要は
なく、中実状のものでもよく、また必ずしも金属製であ
る必要もない。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ベランダの立上がり壁
部を利用することにより、必要な階数の外部へ足場を簡
便に形成することができる。
部を利用することにより、必要な階数の外部へ足場を簡
便に形成することができる。
【図１】 本発明の実施例を示した足場の組立状態図で
ある。
ある。
【図２】 前記実施例の部分拡大図である。
【図３】 前記実施例の足場用取付金具を示した拡大図
である。
である。
【図４】 同足場用取付金具の平面図である。
【図５】 同足場用取付金具の底面図である。
１，２…ＰＣベランダ、３，４…立上がり壁部、５，６
…足場用取付金具、７，８…縦部材、９…横部材、１
０，１１…クランプ、１２…雌ネジ部、１３…押圧部、
１４…締付ボルト、１５…サポート部、１６…係止部、
１７…足場、１８…支柱、１９…スライドブラケット、
２０…足場板、２１…縦杆、２２〜２６…クランプ、２
７…調整手段
…足場用取付金具、７，８…縦部材、９…横部材、１
０，１１…クランプ、１２…雌ネジ部、１３…押圧部、
１４…締付ボルト、１５…サポート部、１６…係止部、
１７…足場、１８…支柱、１９…スライドブラケット、
２０…足場板、２１…縦杆、２２〜２６…クランプ、２
７…調整手段
Claims (3)
- 【請求項１】 ベランダの立上がり壁部の上端部に略コ
字状の足場用取付金具を着脱可能に締付固定し、その足
場用取付金具に付設されたクランプを介して足場を構成
する支柱を上下、２箇所以上において支持して足場を組
むことを特徴とする足場形成方法。 - 【請求項２】 略コ字状に形成され、一方の縦部材はベ
ランダの立上がり壁部の外側面に当接可能に構成される
とともに適宜数のクランプが付設され、他方の縦部材に
は前記ベランダの立上がり壁部の内側面に対して締付可
能な締付手段を付設したことを特徴とする足場用取付金
具。 - 【請求項３】 前記略コ字状を形成する横部材の上面
に、下方階のベランダの立上がり壁部の上端部と上方階
のベランダの下面との間に設置されるサポート部材の下
端部に係合可能な係止部を設けたことを特徴とする請求
項２記載の足場用取付金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30958794A JPH08144505A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 足場形成方法及び足場用取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30958794A JPH08144505A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 足場形成方法及び足場用取付金具 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11266169A Division JP2000073561A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 外部支柱の設置方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08144505A true JPH08144505A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17994835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30958794A Pending JPH08144505A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 足場形成方法及び足場用取付金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08144505A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100463101B1 (ko) * | 2001-08-20 | 2004-12-23 | 서창원 | 트레스 브래킷 설치공법 |
| GB2503675A (en) * | 2012-07-03 | 2014-01-08 | Carl O'fee | Scaffolding bracket |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP30958794A patent/JPH08144505A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100463101B1 (ko) * | 2001-08-20 | 2004-12-23 | 서창원 | 트레스 브래킷 설치공법 |
| GB2503675A (en) * | 2012-07-03 | 2014-01-08 | Carl O'fee | Scaffolding bracket |
| GB2503675B (en) * | 2012-07-03 | 2015-04-15 | Carl O'fee | Brackets |
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