JPH081441A - 内視鏡用湾曲管カンセツ部品の製造方法および装置 - Google Patents

内視鏡用湾曲管カンセツ部品の製造方法および装置

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JPH081441A
JPH081441A JP6155225A JP15522594A JPH081441A JP H081441 A JPH081441 A JP H081441A JP 6155225 A JP6155225 A JP 6155225A JP 15522594 A JP15522594 A JP 15522594A JP H081441 A JPH081441 A JP H081441A
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JP
Japan
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pipe
pressing member
endoscope
cut
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6155225A
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English (en)
Inventor
Tomonori Imamura
友紀 今村
Shigeo Kogure
茂生 小暮
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡用湾曲管内に挿通する部材を損傷また
は切断することが無く、動作時に精度の良い湾曲角が得
られる湾曲管カンセツ部品を得る。 【構成】 第1のパイプ押圧部材2にはV字溝が設けら
れるとともに、ワイヤ6の通る複数の孔機構7a,7b
が設けられている。第2のパイプ押圧部材3は進退動自
在に保持され、パイプ1を押圧するスポンジ5が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作部の操作によって
湾曲自在に作動する内視鏡用湾曲管を構成し、しかも連
結部においてリベットにて回動自在に連結するカンセツ
部品の製造方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、湾曲管61は
リベット63にて複数のカンセツ部品62を連結して構
成することにより、不図示の操作部にて上下・左右方向
へのいわゆる湾曲操作が可能となるように構成されてい
る。
【0003】上記カンセツ部品を切断加工する方法とし
ては、レーザ光やワイヤ放電等により切断加工する方法
が知られている。レーザ光にて切断加工する方法とし
て、例えば特開昭60−49884号公報記載の発明が
ある。上記発明は、図9および図10に示すように、支
持具75に片持ちはりで取り付けられたパイプ71の内
部に、管状もしくは棒状の比較的熱伝導率の良好な金属
製の遮光体72が同軸的に設けられている。上記ノズル
において、ノズル73よりアシストガスを噴出しつつ、
レーザ光Lを照射することによりパイプ71は溶融およ
び飛散によって切断が行われる。切断時に発生飛散した
スラグ74即ちドロスは、遮光体72に付着するためパ
イプ71の内面に付着することは無いと提案されてい
る。
【0004】また、ワイヤ放電にて切断加工する方法と
しては、片持ちはりでパイプを支持具に固定し、水や油
などに浸漬させて切断加工を行う方法がある。この切断
加工は切断時にバリおよびドロスが発生しないと提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記各従来
技術においては以下のような欠点がある。すなわち、前
記特開昭60−49884号公報記載の発明において
は、図11に示すように、パイプ71の切断時に発生す
る溶融された材料の一部であるドロス74は、遮光体7
2に遮られるため、パイプ71反対側の内周面には付着
しない。しかし、パイプ71を好適に切断するためのア
シストガス76を必要な圧力かけているので、アシスト
ガス76の勢いによってドロス74は飛散し、遮光体7
2の上面にて跳ね返り、パイプ71の内周面、特に上面
に付着する。
【0006】また、図12に示すように、パイプ71の
切断内周面には、溶融された材料の一部のかたまり(以
下、バリ77と称する)が形成される。このドロス74
およびバリ77は除去しなければならない。しかし、ド
ロス74は高温であるため一度付着すると容易に除去し
にくく、従来は人手によってブラシなどでこすったり、
洗浄するなどを行っていた。また、バリ77はヤスリに
よって削り落としていた。以上の工程がかかると、生産
数かつ良品率の向上を図ることが出来ない。
【0007】このように、ドロス74およびバリ77が
パイプ71の内周面に付着し、完全に除去されないこと
は、内視鏡用湾曲管において内部に挿通される、画像を
伝えるガラスファイバーや湾曲自在に動作するワイヤー
を損傷または切断するという重大な欠陥や事故につなが
る。
【0008】また、前記従来技術のワイヤ放電加工にお
いては、図13に示すように、カンセツ部品81には、
確かにバリおよびドロスが発生しないものの、パイプを
片持ちはりで保持しているため、切り終わり時の位置に
切り残し部82が生じる。これは複数のカンセツ部品8
1が連結し合って構成されている内視鏡用湾曲管におい
て、湾曲管が動作し、カンセツ部品81の切り残し部8
2と隣のカンセツ部品81とが接触したときに、精度の
良い湾曲角を得ることが出来ないことにつながる。これ
を図14に示す。
【0009】請求項1および2に係わる発明の目的は、
ドロスおよびバリがパイプ内周面に付着せず、内視鏡用
湾曲管の内部に挿通するガラスファイバーやワイヤーを
損傷または切断することが無く、かつ切り残し部がない
ため動作時に精度の良い湾曲角が得られる湾曲管カンセ
ツ部品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ワ
イヤ放電加工にて薄肉厚の金属パイプより内視鏡用湾曲
管のカンセツ部品を切断加工するにあたり、前記金属パ
イプを第1の押圧部材のV字溝に当接した後、金属パイ
プの切断部近傍の両側を第2の押圧部材にて押圧保持し
つつ切断することを特徴とする内視鏡用湾曲管カンセツ
部品の製造方法である。また、ワイヤ放電加工にて薄肉
厚の金属パイプより内視鏡用湾曲管のカンセツ部品を切
断加工する装置において、V字溝を有する第1の押圧部
材と、金属パイプの切断部近傍の両側を押圧保持する第
2の押圧部材とからなる金属パイプ保持手段を具備した
ことを特徴とする内視鏡用湾曲管カンセツ部品の製造装
置である。
【0011】請求項1および2の作用は下記の通りであ
る。パイプを保持したパイプ押さえ装置は、切断形状に
合わせて移動制御の可能なテーブルに締結されており、
ワイヤ放電にてパイプを切断する。この時、押圧部材に
てパイプの切断部近傍の両側を保持しているため、切り
終わり時の位置に切り残し部を生じることの無い好適な
切断が出来る。さらに、ワイヤ放電加工であるので、ド
ロスおよびバリが発生しないことは言うまでもない。ま
た、パイプの切断部近傍の両側を押さえる押圧部材は、
パイプを保持するために必要な圧力でパイプを押さえて
いるため、薄肉厚であるパイプの外周を変形させること
が無い。
【0012】
【実施例1】図1〜図3は本実施例で用いる装置を示
し、図1は斜視図、図2はパイプを保持した状態を示す
横断面図、図3はパイプを保持した状態を示す側面図で
ある。垂下しているワイヤ6の軸方向に対して互いに直
角方向であるX軸およびY軸方向に移動制御可能なテー
ブル4が配設されている。そして、テーブル4の上面に
は、パイプ1を保持するため、V字溝8を具備した第1
のパイプ押圧部材2およびスポンジ5を具備した第2の
パイプ押圧部材3が、ワイヤ6とテーブル4が接触する
ことの無い位置に配設されている。第2のパイプ押圧部
材3のスポンジ5はパイプ1を押圧して保持するもの
で、切断位置の両側の近傍な位置に配設する。また、第
1のパイプ押圧部材2には、切断開始位置から近傍な位
置にワイヤ放電加工機のワイヤ6を自動結線するための
孔機構7a,孔機構7b・・・と複数の孔が備えてあ
る。
【0013】以上の構成から成る装置を用いての製造方
法は、まず、パイプ1の外周を第1のパイプ押圧部材2
のV字溝8に当接させる。そして、第2のパイプ押圧部
材3をY方向に後退させ、スポンジ5をパイプ1に押圧
して切断部の両側を保持し、ボルト9にてパイプ1を固
定する。この時、スポンジ5はパイプ1を保持するため
に必要な圧力でパイプ1を押圧する。次に、ワイヤ6を
上方から垂下して孔機構7aに挿通し、不図示の下側に
あるワイヤ受け部にて保持する。すなわち自動結線を行
う。
【0014】次に、不図示の外部制御装置にてテーブル
4を移動させ、ワイヤ6の位置をパイプ1の切断開始位
置に位置決めし、再びテーブル4の移動にてパイプ1と
ワイヤ6の間を放電させながら、図2中のAからB方向
に切断する。そしてBに達したとき、ワイヤ6を図示し
ない刃物にて切断する。この後、次の孔機構7bにワイ
ヤ6を挿通する。このような動作を順次繰り返すことに
よって、湾曲管のカンセツ部品を製造する。
【0015】本実施例によれば、パイプの切断部近傍の
両側を押圧部材にて保持しているため、切り終わり時の
位置に切り残し部が生じないという効果をもたらす。ま
た、パイプの外周をV字溝とスポンジにて保持している
ため、薄肉厚であるパイプの外周が変形しないという効
果もある。
【0016】
【実施例2】図4〜図6は本実施例で用いる装置を示
し、図4は斜視図、図5はパイプを保持した状態を示す
横断面図、図6はパイプを保持した状態を示す側面図で
ある。本実施例では、前記実施例1と同一な構成部分に
は同一番号を付してその説明を省略する。第1のパイプ
押圧部材11に2箇所のV字溝8を設け、パイプ1を2
段重ねに保持する。また、カンセツ部品になる箇所をピ
ン15で押さえ、その両近傍をスポンジ5で押さえる。
この時、ピン15はパイプ1を保持するために必要な圧
力でパイプ1を押圧する。
【0017】上記構成から成る装置を用いての製造方法
について、前記実施例1と異なる点を以下に説明する。
まず、第2のパイプ押圧部材12をY方向に後退させ、
スポンジ13をパイプ1に押圧する。その後、不図示の
外部エアー制御装置にてピン15をY方向に後退させ、
パイプ1を押圧する。次に、孔機構14aにてワイヤ6
を自動結線し、パイプ1を図5中のAからBまで切断す
る。
【0018】切断後、不図示の外部エアー制御装置にて
ピン15をY方向に前進させ、ワイヤ6を図5中のCま
で移動し、さらにパイプ1を図5中のCからDまで切断
する。この時、パイプ1を二段同時に切断する。パイプ
の切断後、ワイヤ6を不図示の刃物にて切断する。この
後、次の孔機構14bにワイヤ6を挿通する。このよう
な前述の動作を順次繰り返すことによって、湾曲管のカ
ンセツ部品を製造することが出来る。
【0019】本実施例によれば、前記実施例1の効果に
加えて、以下の様な効果が得られる。一度に二本のパイ
プを切断するということは、生産性を向上させるという
効果をもたらす。また、二段重ねだけでなく数段重ねる
ことによって、さらに生産性が向上することは言うまで
もない。また、パイプ押さえ装置のピンをY方向に後退
または前進させることによって、自動結線の回数を減少
させることができ、加工時間を短縮出来るという効果を
もたらす。さらに、ピンで押さえると幅の狭いカンセツ
部品でも切断が出来るという効果もある。
【0020】
【実施例3】図7は本実施例で用いる装置を示す斜視図
である。本実施例では、前記実施例1と異なる点のみを
示し、同一な構成部分には同一番号を付してその説明を
省略する。図7に示すように、カンセツ部品を一つのみ
切断できる第1のパイプ押圧部材21および第2のパイ
プ押圧部材22にてパイプ1を保持する。第2のパイプ
押圧部材22は不図示の外部制御装置にてY方向に後退
または前進出来る。また、不図示の外部制御装置にてパ
イプ1をX軸に対して自動で供給できる機構を備えてい
る。
【0021】上記構成の装置を用いての製造方法は、前
記実施例1と同様にパイプ1を保持して切断する。次
に、第2のパイプ押圧部材22をY方向に前進させ、切
断したカンセツ部品を下方に落下して収納する。その
後、パイプ1をX軸に対して供給してV字溝8に当接
し、第2のパイプ押圧部材22をY方向い後退させて保
持し、次のカンセツ部品を切断する。
【0022】本実施例によれば、前記実施例1の効果に
加えて以下の様な効果が得られる。第2のパイプ押圧部
材22を自動でY方向に後退または前進出来る機構に
し、またパイプをX軸に対して自動で供給出来る機構を
備えることによって、長いパイプを自動で切断出来ると
いう効果をもたらす。さらに、カンセツ部品を一つのみ
切断できるパイプ押さえ装置にすることによって、容易
な機構となりコストも低減出来るという効果もある。
【0023】
【発明の効果】請求項1および2に係わる発明の効果
は、ドロスおよびバリがパイプ内周面に付着せず、内視
鏡用湾曲管の内部に挿通するガラスファイバーやワイヤ
ーを損傷または切断することが無く、かつ切り残し部が
ないため動作時に精度の良い湾曲角が得られる湾曲管カ
ンセツ部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図である。
【図2】実施例1を示す横断面図である。
【図3】実施例1を示す側面図である。
【図4】実施例2を示す斜視図である。
【図5】実施例2を示す横断面図である。
【図6】実施例2を示す側面図である。
【図7】実施例3を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】従来例を示す側面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】従来例を示す断面図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
【図13】従来例を示す斜視図である。
【図14】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2,3 パイプ押圧部材 4 テーブル 5 スポンジ 6 ワイヤ 7a,7b 孔機構 8 V字溝 9 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ放電加工にて薄肉厚の金属パイプ
    より内視鏡用湾曲管のカンセツ部品を切断加工するにあ
    たり、前記金属パイプを第1の押圧部材のV字溝に当接
    した後、金属パイプの切断部近傍の両側を第2の押圧部
    材にて押圧保持しつつ切断することを特徴とする内視鏡
    用湾曲管カンセツ部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ放電加工にて薄肉厚の金属パイプ
    より内視鏡用湾曲管のカンセツ部品を切断加工する装置
    において、V字溝を有する第1の押圧部材と、金属パイ
    プの切断部近傍の両側を押圧保持する第2の押圧部材と
    からなる金属パイプ保持手段を具備したことを特徴とす
    る内視鏡用湾曲管カンセツ部品の製造装置。
JP6155225A 1994-06-14 1994-06-14 内視鏡用湾曲管カンセツ部品の製造方法および装置 Withdrawn JPH081441A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017150906A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 三菱重工業株式会社 固定装置、試験片の製造装置、及び試験片の製造方法
JP2020038214A (ja) * 2016-02-23 2020-03-12 三菱重工業株式会社 固定装置、試験片の製造装置、及び試験片の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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