JPH11285884A - レーザ切断用ノズルのノズル孔クリーニング装置 - Google Patents

レーザ切断用ノズルのノズル孔クリーニング装置

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JPH11285884A
JPH11285884A JP10103850A JP10385098A JPH11285884A JP H11285884 A JPH11285884 A JP H11285884A JP 10103850 A JP10103850 A JP 10103850A JP 10385098 A JP10385098 A JP 10385098A JP H11285884 A JPH11285884 A JP H11285884A
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nozzle
hole
cleaning
guide
movable
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JP10103850A
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Inventor
Kazuo Minowa
一男 箕輪
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/32Accessories
    • B23K9/328Cleaning of weld torches, i.e. removing weld-spatter; Preventing weld-spatter, e.g. applying anti-adhesives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルに損傷を与えることなく容易かつ確実
にノズル孔のスパッタを除去し得るレーザ切断用ノズル
のノズル孔クリーニング装置を提供すること。 【解決手段】 軸線方向C1に移動可能な先細のレーザ
切断用ノズル3のノズル孔をクリーニングするためのク
リーニング装置1は、基台6と、ノズル3の軸線C1に
対して実質上垂直な平面内で基台6に対して移動自在な
可動部7とを有する。可動部7は、ノズル3が嵌め込ま
れる孔部25を備えこの孔部25の周壁31の少なくと
も一部においてノズル3を所定位置で保持するガイド部
20と、ガイド部20の孔部25の軸線C2上に位置す
る中心軸線C3を有しノズル孔の開口部よりも小径の先
端部を有するクリーニング部材38を備えたクリーニン
グ機構36,38とを有する。ガイド部20がクリーニ
ング機構のクリーニング部材38に対して軸線方向C2
に沿って近接可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、レーザ加工用ノ
ズルのノズル孔のクリーニングに関し、より詳しくはレ
ーザ切断用ノズルのノズル孔のクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームによって金属体やセラミッ
ク体などを切断するレーザ切断においては、切断用に細
く絞られた高出力のレーザビームを射出すると共に該ビ
ームの射出部に沿ってアシストガスを噴出させるよう
に、切断工具部は、先細のノズルになっている。このノ
ズルのノズル孔の開口部における径は、アシストガスを
レーザビーム照射部に効果的にあてるべく高々1mm程
度の細いものである。なお、レーザ切断用ノズルは、レ
ーザ加工機のレーザビーム射出用光学系の一部をなして
おり、その移動方向は、該ノズルの軸線方向に限られ
る。また、レーザ切断用ノズルはレーザの反射光及び切
断部の高熱にさらされるので、放熱し易いように、通常
は、レーザ光に対して反射率の高い銅系の材料が用いら
れる。
【0003】ところで、レーザ切断においては、アシス
トガスによって抑制してはいても被切断物のスパッタ等
がノズル部に飛散するのを完全には避け難く、レーザ切
断用ノズルの細いノズル孔がスパッタによって部分的に
塞がれて、レーザビームの射出光路の一部が閉じられた
りアシストガスの噴出方向がずれたりして、所定のレー
ザ切断が行い難くなるのを避け難い。
【0004】レーザ切断用ノズルのノズル孔に付着した
スパッタは、従来、ワイヤーブラシや刃物などで除去し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、孔径が
1mm程度と小さく移動可能な方向が実際上制限された
レーザ切断用ノズルの場合、ノズルに損傷を与えること
なくノズル孔のスパッタ物等を十分に除去するのは容易
ではなかった。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは、ノズルに損傷を与え
ることなく容易かつ確実にノズル孔のスパッタを除去し
得るレーザ切断用ノズルのノズル孔クリーニング装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記し
た目的は、軸線方向に移動可能な先細のレーザ切断用ノ
ズルのノズル孔をクリーニングするためのクリーニング
装置であって、基台と、ノズルの前記軸線に対して実質
上垂直な平面内で基台に対して移動自在な可動部とを有
しており、前記可動部は、ノズルが嵌め込まれる孔部を
備え該孔部の周壁の少なくとも一部においてノズルを所
定位置で保持するガイド部と、ガイド部の孔部の軸線上
に位置する中心軸線を有しノズル孔の開口部よりも小径
の先端部を有するクリーニング部材を備えたクリーニン
グ機構とを有しており、前記ガイド部がクリーニング機
構のクリーニング部材に対して前記軸線方向に沿って近
接可能に構成されているレーザ切断用ノズルのノズル孔
クリーニング装置によって達成される。
【0008】本発明のレーザ切断用ノズルのノズル孔ク
リーニング装置では、「ガイド部が、ノズルの軸線に対
して実質上垂直な平面内で基台に対して移動自在な可動
部」の一部になっているから、ガイド部は、ノズルの軸
線に対して実質上垂直な平面内で基台に対して移動自在
である。また、本発明のクリーニング装置では、ガイド
部は、「ノズルが嵌め込まれる孔部を備え、該孔部の周
壁の少なくとも一部においてノズルを所定位置で保持す
る」ように構成されているから、ノズルをガイド部のと
ころに軸線方向に移動すると、ノズルがガイド部の孔部
の周壁の一部によって所定位置で保持されるまでノズル
が孔部に嵌め込まれるように、ガイド部がノズルの移動
に倣ってノズルの軸線に対して実質上垂直な平面内で基
台に対して移動される。従って、実際上、ノズルの軸線
がガイド部の孔部内を通るようにガイド部を移動させて
おくだけで、ノズルをガイド部の方に軸線方向に移動さ
せてノズルの外周面を孔部の周壁と係合させ、更にノズ
ルを軸線方向に移動させることによって、ノズルをガイ
ド部の孔部の所定位置に嵌め込み得る。更に、本発明の
クリーニング装置では、「ガイド部の孔部の軸線上に位
置する中心軸線を有するクリーニング部材を備えたクリ
ーニング機構」が設けられているので、ノズルをガイド
部の孔部内に所定位置まで嵌め込むだけで、該ノズルの
ノズル孔の軸線がクリーニング機構のクリーニング部材
の中心軸線と自動的に一致し得る。加えて、本発明のク
リーニング装置では、「クリーニング部材がノズル孔の
開口部よりも小径の先端部を有し」且つ「ガイド部がク
リーニング機構のクリーニング部材に対して軸線方向に
沿って近接可能に構成されている」から、ノズルがノズ
ル孔の所定位置に嵌め込まれた状態でノズルをクリーニ
ング部材に向かって更に軸線方向に移動させるだけで、
ノズルはガイド部材と共に該軸線方向に沿って移動さ
れ、ノズル孔の開口部よりも小径のクリーニング部材が
ノズル孔の周壁に損傷を与えることなく確実にノズル孔
に挿入され得、該クリーニング部材によるノズル孔のク
リーニングが行われ得る。
【0009】ここで、「所定位置」とは、ノズルがガイ
ド部材に保持される状態、すなわちノズルとガイド部材
との相対変位が禁止された状態においてノズルがガイド
部材に対して(又はガイド部材がノズルに対して)一義
的に採る相対位置であって、且つノズルの軸線がガイド
部材の孔部の軸線と一致するような位置をいう。従っ
て、ノズルが所定位置に設定されると、ノズルの軸線
は、孔部の軸線上にあるクリーニング部材の軸線とも一
致する。
【0010】ガイド部材の孔部は、ノズルが嵌め込まれ
て所定位置で保持され得るような周壁部を有する限り、
その軸線(孔部の実質上中心部において孔部の延在方向
に延びる仮想的な線)を含む断面での形状及び該軸線に
垂直な断面での形状はどのような形状でもよい。例え
ば、孔部の軸線方向に垂直な横断面形状が軸線方向に沿
ってほぼ一定であっても、前記軸線方向に沿って変化し
ていてもよい。前者の場合、ノズルの先細先端部の先端
に触れることなく孔部の入口側の開口端の周壁において
ノズルをその大径の基部側と係合しつつ該大径の基部側
で保持することが可能である。一方、後者の場合、孔部
の周面をノズルの外周面と相補的な形状にすることによ
ってノズルが揺動・変位する虞なくノズルを強固に保持
し得る。従って、両方の利点を併せ持つように、孔部の
軸線方向の一部(例えば、孔部の入口側の一部)におい
て孔部の周面の少なくとも一部をノズルの外周面と相補
的な形状にしてもよい。ノズルの外周面の横断面形状が
円形である場合であっても、孔部の横断面形状は、円形
でも三角形でも四角形や六角形でもよく更に周面の一部
が数箇所で突出したような他の形状でもよい。また、孔
部は、全周が壁部で囲まれる代わりに、周壁の周方向の
一部にノズルの嵌合状態を外部から視認し得るように周
壁の一部が孔部の全長にわたって切欠かれてなるスリッ
トが形成されていてもよい。ノズルの安定な保持を妨げ
ないように周方向の180度以上の箇所に、連続的又は
間隔を置いて、周壁として働く部分がある限り、このス
リットの数及び幅の大きさは問わない。
【0011】本発明のクリーニング装置では、前記可動
部がガイド部をクリーニング機構から離間する方向に偏
倚させる弾性手段を有することが好ましい。この場合、
この弾性手段の剛性を少し高めにしておくことにより、
ガイド部に余り大きな力がかからない間、すなわちノズ
ルをガイド部の孔部に所定位置まで嵌め込むまでの間
は、ガイド部が軸線方向には実際上動かないようにし得
る。一方、ノズルをガイド部の孔部の所定位置に嵌め込
んだ後は、ノズルを弾性手段の弾性力に抗して軸線方向
にある程度以上の力で強制的に移動させることによって
ノズル孔にクリーニング部材を挿入してノズル孔のクリ
ーニングを行うことが可能になる。なお、弾性手段とし
ては、ばねなどの形状に依存する弾性を与えるもので
も、ゴムなどの材料自体に依存する弾性を与えるもので
も種類は問わない。この弾性手段は、ノズル孔のクリー
ニングが完了した際、ガイド部材を手動で又は自動的に
初期位置に戻すのを助ける。なお、本発明のクリーニン
グ装置において、弾性手段を設ける代わりに又は設ける
と共に、孔部の所定位置へのノズルの嵌込みが完了した
らガイド部のクリーニング部材に向かう移動を許容する
ような移動許容手段(移動禁止が解除されるような移動
禁止手段)を設けておいてもよい。
【0012】本発明のクリーニング装置では、好ましく
は、可動部を初期位置に戻す弾性手段が、可動部と基台
との間に設けられる。この弾性手段の弾性力は、ノズル
に対して該ノズルの軸線方向に垂直な方向に過度な力を
及ぼすことのない程度には弱く、ノズルをガイド部の孔
から外したら可動部を初期位置に戻し得る程度には強い
ものであることが好ましい。
【0013】本発明のクリーニング装置では、好ましく
は、クリーニング部材がドリルからなる。このドリルは
モータで駆動される。なお、クリーニング部材として
は、スパッタの除去を行い得る限り、他の刃物ないし切
削工具やワイヤやブラシのようなものでもよい。
【0014】なお、クリーニング部材によるクリーニン
グによってノズル孔の内面から分離されノズル孔内に残
ったスパッタ物は、例えば、アシストガスをノズル孔か
ら吹き出させることによって除去される。なお、クリー
ニング部材によるクリーニング作業の全期間またはその
一部の期間、アシストガスを流しておくようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を添
付図面に示した実施例に基づいて説明する。
【0016】
【実施例】図1から図5において、1は水平な床2上に
載置された本発明による好ましい一実施例のクリーニン
グ装置であり、3はクリーニング装置1によってノズル
孔4のクリーニングが行われるべきレーザ切断用ノズル
である。以下では、図2の紙面内の水平方向をX軸、図
1の紙面内の水平方向をY軸、上下方向をZ軸とする三
次元直交座標系をとる。X−Y平面は床面2に一致す
る。
【0017】ノズル3は、図示しないレーザ加工装置本
体に接続されており、本体の数値制機構により、Z軸方
向に平行なノズル3の軸線C1に沿って上下方向Z1,
Z2に移動可能である。ノズル3の基部には、アシスト
ガスをノズル孔4の開口部4aから吹き出させるための
加圧アシストガス供給パイプ5が接続されている。
【0018】クリーニング装置1は、床2に対して静置
された基台6と、基台6に対してX,Y方向に移動可能
な可動部7とを有する。より詳しくは、基台6と可動部
7との間には、基台6に対してX方向に並進自在な下側
テーブル8と下側テーブル8に対してY方向に並進自在
な上側テーブル9とからなるX−Yテーブル機構10が
形成されており、X−Yテーブル機構10の上側テーブ
ル9は、可動部7の基部プレート11に固定されて可動
部7の一部をなしている。なお、基台6のX方向中央部
にはピン12が立設されており、ピン12と下側テーブ
ル8のX方向両端部との間には、バネ13,14が取り
付けられている。従って、下側テーブル8がX方向中央
位置からX方向のいずれかの側にずれた場合下側テーブ
ル8はバネ13,14によってX方向中央位置に向かう
偏倚力を受ける。また、上側テーブル9のY方向中央部
にはピン15が植設されており、ピン15と下側テーブ
ル8のY方向両端部との間には、バネ16,17が取り
付けられている。従って、上側テーブル9がY方向中央
位置からY方向のいずれかの側にずれた場合上側テーブ
ル9はバネ16,17によってY方向中央位置に向かう
偏倚力を受ける。その結果、上側テーブル9を一体的に
備えた可動部7は、基台6に対してX,Y方向に移動自
在であり、且つ可動部7が基台6に対してX,Y方向中
央位置(初期位置)からずれた場合、可動部7は基台6
に対して初期位置に戻るような復元力を受ける。なお、
可動部7を基台6に対してX−Y平面内で並進可能に支
持する機構は図示のものと異なるどのようなものでもよ
いが、比較的小さい力が働いただけでも可動部7が基台
6に対して並進移動可能であること、すなわち実質的に
並進移動自在であることが好ましい。
【0019】可動部7は、基部プレート11上に立設さ
れた枠部18と、枠部18の上部に形成されたレール1
9と枠部18に対してZ方向に移動可能なレール係合部
のスライド軸21に係合されたガイド部20とを有す
る。ガイド部20は、レール係合部21が固定されZ方
向に延びた本体部22と該本体部22から水平に張り出
したノズル受部23とからなり、ノズル受部23の段差
付開口24には孔部25を有するノズルガイド26が交
換可能に取り付けられている。ガイド部20の本体部2
2と枠部18の上端との間にはバネ13,14,16,
17よりもバネ力の大きい弾性手段としての引張りバネ
27,28が装着されている。従って、ガイド部20に
は常時上端の初期位置への復元力が働いている。なお、
ガイド部20をZ方向に移動可能にする構造及び初期位
置への復元力を与える手段は図示のものに限られず、公
知の任意のものでよい。
【0020】ガイド部20のノズルガイド26の孔部2
5は、図3の(a)及び図4の(a)に示したように、
中心軸線C2がZ方向と平行な方向に延びた円筒状であ
り、孔部25の径Dは、ノズル3の先細先端部29が孔
部25にZ2方向に嵌め込まれた際、図3の(a)に示
したように、上端開口部30の周壁31によってノズル
3の先細先端部29を大径の基部側で支持するように、
先細先端部29の基部の最大径部よりも小径である。こ
の図3(a)の状態は、孔部25の径Dとノズル3の先
細先端部29の形状とによって一義的に決まる状態であ
り、ノズル3が図3の(a)に示す嵌込み位置(嵌合位
置)を採ると、ノズル3はガイド部20に対してZ2方
向には相対変位し得なくなり、ガイド部20によって保
持されることになる。
【0021】なお、ガイド部20のノズルガイド26の
孔部25は、その内周面の少なくとも一部でノズル3の
先細先端部29の外周面の位置を規定して先細先端部2
9を支持し得る限り、例えば、図4の(b)に示したよ
うに凸部32でノズル3の先細先端部29を支えるよう
な凹凸のある形状でも、また例えば、図4の(c)に示
したように周壁31の一部が切欠き33に沿ってスリッ
ト又はスロット状に切欠かれていてもよい。更に、孔部
25は、例えば、図3の(b)に示したように、Z方向
下方ほど径が小さくなってノズル3の先細先端部29の
外周面と相補的な円錐台形状34を有していてもよい。
【0022】可動部7の枠部18の上下方向Zの中央部
には、水平に棚部35が形成され、この棚部35の下面
にはモータ36が取り付けられている。モータ36の出
力軸37は棚部35を貫通して上方に延び、この出力軸
37にクリーニング部材としてのスパッタ除去用ドリル
38が取り付けられている。当然ながら、ドリル38の
先端の径はノズル3の先端先細部29の先端40におけ
るノズル孔4の径(すなわちノズル孔4の開口部4aで
の径)よりも小さい。ここで、モータ36の出力軸37
及びドリル38の回転軸線C3は、ガイド部20のノズ
ルガイド26の孔部25の中心軸線C2と同一直線上に
ある。ガイド部20の枠部18及び基部プレート11に
対する変位はZ軸方向に限られているから、ガイド部2
0のZ方向の位置に係らず、中心軸線C2,C3の整列
状態は変わらない。この例では、クリーニング機構は、
モータ36とドリル38とからなる。
【0023】以上の如く構成されたノズル孔クリーニン
グ装置1を用いてレーザ切断用ノズル3のノズル孔4を
クリーニングする場合、まず、ノズル3とガイド部20
の孔部25との予備的でラフな位置合せをする。すなわ
ち、ノズル3をガイド部20の上面39よりも少し高い
程度のところまでZ2方向に下げると共にノズル3の先
細先端部29の先端40がガイド部20のガイド26の
孔部25の上端開口30の範囲内に位置するようにガイ
ド部20を移動させる。ガイド部20及び枠部18を含
む可動部7は基台6に対してX−Y面内で移動自在であ
るから、単にガイド部20にわずかな力をかけるだけ
で、ガイド部20の孔部25の開口30をノズル3の先
端40に対向する位置に移動し得る。このとき、ノズル
3の軸線C1は開口30内を通るけれども、孔部25の
軸線C2とは通常一致していない。
【0024】次に、ノズル3をその軸線C1に沿ってZ
2方向に移動させる。ノズル3のZ2方向への移動に伴
い、図5の(a)に示したように、ノズル3の先細先端
部29の外周面の一側が孔部25の上端開口30の対向
側部に当接し、該側部を水平面内でE方向に押してガイ
ド部20及び枠部18を含む可動部7をE方向に移動さ
せる。更に、ノズル3のZ2方向の移動に伴って軸線C
2(及びC3)が軸線C1に近づくようにガイド部20
及び枠部18を含む可動部7が移動され、図5の(b)
に示したような状態を経た後、ノズル3の先細先端部2
9は、図1の符号Gで示した所定の嵌合位置(図3の
(a)で示した嵌合位置)に達する。ガイド部20及び
枠部18などの水平面内での移動に伴いバネ13,1
4,16,17は夫々伸縮され小さい復元力を有する状
態になる。なお、ノズル3が所定位置に装着されるまで
の間ガイド部20にはZ2方向の力も働くけれども、ガ
イド部20は比較的強いバネ27,28でZ1方向に支
えられているから、実際上Z方向には移動しない。な
お、所望ならば、このとき、ガイド部20がある程度Z
2方向に移動するような程度のばね力のバネを用いても
よい。
【0025】次に、モータ36を回転駆動させておき、
ノズル3の先細先端部29が可動部20の孔部25の周
壁31に所定位置で保持された状態のまま、ノズル3を
バネ27,28に抗してZ2方向に移動させると、ノズ
ル孔4の軸線C1がドリル38の回転軸線C3と一直線
上にあるから、ノズル3の先細先端部29がドリル38
の先端に近づいた後、ノズル3の先細先端部29のノズ
ル孔4内にドリル38の先端が挿入される。従って、予
め回転駆動させておいたドリル38によってノズル孔4
内のスパッタ物がノズル3の先細先端部29の内壁から
除かれる。除去作業の後、ノズル3に加えていたZ2方
向の力を解除すると、ノズル3はバネ27,28の復元
力によってガイド部20と共にZ1方向に戻され、図1
の状態に戻る。ここで、所望ならば、パイプ5から加圧
されたアシストガスを吹き込みノズル孔4の開口4aか
らアシストガスを吹き出させて、ノズル孔4の内壁から
分離された後ノズル孔4内に残っているスパッタ物など
を完全に除去するようにしてもよい。更に、ノズル3を
ガイド部20の孔部25から抜くと、ガイド部20及び
枠部18を含む可動部7は、バネ13,14,16.1
7によって水平面内の初期位置に戻される。
【0026】以上のスパッタ物の除去作業において、ノ
ズル3は、実際上、単にZ方向に移動せしめられただけ
で、該ノズル3のZ方向移動に追従してノズル3の形状
にガイド部20が倣って移動することによって、ノズル
3とドリル38との位置合せ、ドリルの挿入、及びスパ
ッタ物の除去が行われ得ることになる。
【0027】なお、ノズル3とガイド部20の孔部25
との予備的でラフな位置合せをもたらすべきガイド部2
0を含む可動部7のX−Y面内における移動を数値制御
機構などによって自動的に行わせると共に、ノズル3の
Z方向移動を自動的に行わせることによって、スパッタ
除去作業の全工程を自動的に行わせるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例のノズル孔クリ
ーニング装置の側断面説明図。
【図2】図1の装置の正面説明図。
【図3】図1の装置に用いられるガイド部の孔部の断面
説明図で、(a)は図1の例の拡大断面図、(b)は変
形例の拡大断面図。
【図4】図1の装置に用いられる孔部の平面形状の説明
図で、(a)は図1の例の拡大図、(b)および(c)
は夫々変形例の拡大図。
【図5】図1の装置における位置合わせ際の倣い状況を
説明する断面図で、(a)は初期の段階、(b)はより
進行した段階を示す。
【符号の説明】
1 ノズル孔クリーニング装置 2 床 3 ノズル 4 ノズル孔 4a ノズル孔の開口部 5 アシストガス供給パイプ 6 基台 7 可動部 10 X−Yテーブル 13,14,16,17 バネ 18 枠部 20 ガイド部 23 ノズル受部 25 孔部 26 ノズルガイド 27,28 バネ 29 先細先端部 30 上端(入口端)開口部 31 周壁 36 モータ 38 ドリル 39 ガイド部上面 40 ノズルの先細先端部の先端 C1,C2,C3 軸線 D 直径 E ガイド部移動方向 Z1,Z2 ノズル方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に移動可能な先細のレーザ切断
    用ノズルのノズル孔をクリーニングするためのクリーニ
    ング装置であって、 基台と、ノズルの前記軸線に対して実質上垂直な平面内
    で基台に対して移動自在な可動部とを有しており、 前記可動部は、ノズルが嵌め込まれる孔部を備え該孔部
    の周壁の少なくとも一部においてノズルを所定位置で保
    持するガイド部と、ガイド部の孔部の軸線上に位置する
    中心軸線を有しノズル孔の開口部よりも小径の先端部を
    有するクリーニング部材を備えたクリーニング機構とを
    有しており、 前記ガイド部がクリーニング機構のクリーニング部材に
    対して前記軸線方向に沿って近接可能に構成されている
    レーザ切断用ノズルのノズル孔クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記可動部が、ガイド部をクリーニング
    機構から離間する方向に偏倚させる弾性手段を有してい
    る請求項1に記載のノズル孔クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記孔部の軸線方向に垂直な横断面形状
    が前記軸線方向に沿ってほぼ一定である請求項1又は2
    に記載のノズル孔クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記孔部の軸線方向に垂直な横断面形状
    が前記軸線方向に沿って変化している請求項1又は2に
    記載のノズル孔クリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記孔部の周壁の一部が孔部の全長にわ
    たって切欠かれている請求項1から4までのいずれか一
    つの項に記載のノズル孔クリーニング装置。
  6. 【請求項6】 クリーニング部材がドリルからなる請求
    項1から5までのいずれか一つの項に記載のノズル孔ク
    リーニング装置。
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