JPH08143813A - 顔料分散剤、塗料組成物および印刷インキ組成物 - Google Patents

顔料分散剤、塗料組成物および印刷インキ組成物

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JPH08143813A
JPH08143813A JP31130394A JP31130394A JPH08143813A JP H08143813 A JPH08143813 A JP H08143813A JP 31130394 A JP31130394 A JP 31130394A JP 31130394 A JP31130394 A JP 31130394A JP H08143813 A JPH08143813 A JP H08143813A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料等の顔料の分散性を向上させるアミノ基
含有化合物からなる分散剤を提供する。 【構成】 アミノ基とマイケル付加反応し得る官能基を
末端に有しラクトン化合物(2)の開環により生成する
ユニットを必須成分として含有するポリエステル化合物
(1)および、ポリアミン化合物とを反応させて得られ
るアミノ基含有化合物からなる顔料分散剤ならびにこれ
を用いた塗料組成物、印刷インキ組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料、インキ製造の際に
顔料の分散性を向上させるアミノ基含有化合物からなる
顔料分散剤、アミノ基含有化合物を用いた塗料組成物お
よび印刷インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料、インキの製造において顔料の分散
性を向上させ、塗料等の貯蔵安定性、分散時間の短縮、
色分かれの防止、塗膜の光沢をあげる目的で、種々の分
散剤が使用されている。この様な目的のために使用され
る分散剤は、顔料に吸着する部分と、塗料あるいはイン
キ用のビヒクルに相溶性のよいポリエステルあるいはア
クリル等のポリマー鎖を有する場合が一般的である。ま
た、顔料吸着基としては種々の官能基が用いられている
が、顔料吸着基としてアミノ基を有する分散剤が多く報
告されている。例えば、特開昭53−103988号公
報には、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン等の低
分子アミノ化合物が、また特開昭61−174939号
公報には、高分子量のアミン化合物であるポリエチレン
イミンを用いた顔料分散剤が報告されている。これらの
顔料分散剤の分子構造は、ポリエステル鎖をアミド結合
によりポリアミン類に結合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アミド
結合を有する化合物は非常に凝集力が高く、顔料分散剤
として用いる場合には、多くの塗料用の溶剤に対して溶
解性が低いという問題が認められる。また、アミド基を
構成する窒素の塩基性が極めて低くなるため、顔料に対
してアミド結合の窒素は吸着性を示さない。したがっ
て、顔料表面に有効な立体反発層を形成し分散安定性を
向上させる目的でポリアミン類に多量のポリエステル鎖
をグラフトさせると、吸着基量が減少してしまい、逆に
分散性が低下してしまうという問題がある。さらに、ポ
リエステル鎖をポリアミンに反応させグラフトする場
合、適度な反応速度を得るためには、反応温度として少
なくとも100℃〜150℃の温度が必要である。この
ような反応温度でアミン類を含有する反応組成物を加熱
すると、多くの場合反応生成物の着色が避けられず、淡
色系の塗料、特に白色では、塗膜が淡黄色に着色すると
いう問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、顔料分散
剤の吸着基の上記の様な問題点に鑑み、鋭意検討を重ね
た結果、片末端にアミノ基とマイケル付加し得る官能基
を有し、ポリエステル類とポリアミンから誘導される特
定のアミノ基含有化合物が、広い範囲の樹脂に対して相
溶性が良好で、かつ広範な範囲の顔料に対してきわめて
良好な分散性能を有し、顔料分散剤としてきわめて有効
であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、アミノ基とマイケル付
加反応し得る官能基を末端に有し一般式(2)で示され
るラクトン化合物の開環により生成するポリエステル鎖
を有するユニットを必須成分として含有する一般式
(1)で示されるポリエステル化合物および、ポリアミ
ン化合物とを反応させて得られるアミノ基含有化合物か
らなる顔料分散剤を提供するものである。
【0006】
【化3】
【0007】また、アミノ基含有化合物のアミン価が、
10〜500mgKOH/gの範囲である前記顔料分散
剤を提供するものである。また、一般式(1)で示され
るポリエステル化合物の平均分子量が100〜10,0
00の範囲、または、ポリアミン化合物の平均分子量が
100〜100,000の範囲である前記顔料分散剤を
提供するものである。また、アミノ基含有化合物の遊離
のアミノ基を4級アンモニウム塩化した4級アンモニウ
ム塩化アミノ基含有化合物からなる顔料分散剤、ポリア
ミン化合物がポリエチレンイミン、ポリアリルアミンま
たはポリビニルアミンである前記顔料分散剤を提供する
ものである。さらに、ラクトン化合物の開環により生成
するポリエステル鎖を有するユニットがε−カプロラク
トンによるもの、メチルカプロラクトンによるもの、あ
るいはメチルカプロラクトンおよびε−カプロラクトン
の共重合によるものである前記顔料分散剤を提供するも
のである。さらに、マイケル付加し得る官能基が(メ
タ)アクリロイル基である前記顔料分散剤を提供するも
のである。加えて、一般式(1)で示されるポリエステ
ル化合物が一般式(3)で表されるアクリル酸エステル
である前記顔料分散剤を提供するものである。
【0008】
【化4】
【0009】さらに、前記顔料分散剤に微細な固体を分
散させてなる分散液、前記顔料分散剤を含む塗料組成
物、または印刷インキ組成物を分散液を提供するもので
ある。以下、本発明をより詳細に説明する。
【0010】本発明におけるポリエステル化合物とポリ
アミン化合物とを反応させて得られるアミノ基含有化合
物は、きわめて有効な顔料分散剤となる。本発明の顔料
分散剤では、原料のポリエステル化合物の官能基Xはポ
リアミン化合物のアミノ基に付加反応するが、反応した
アミノ基はアミンとして作用するため、顔料吸着能は損
なわれない。また、アミド基が形成されないため、溶剤
への溶解性および塗料との相溶性も損なわれない。
【0011】本発明の顔料分散剤を製造するには、先ず
第一の工程として上記一般式(2)で表されるラクトン
化合物を開環重合させて、ポリエステル鎖を有するユニ
ットを含有し、更にアミノ基とアミノ基と付加反応し得
る官能基(X)を末端に有するポリエステル化合物
(1)を合成する。
【0012】本発明で使用されるポリエステル鎖を有し
アミノ基と付加反応し得る官能基を末端に有するポリエ
ステル化合物(1)は様々な方法で合成できるが、ポリ
エステル鎖の片末端にのみアミノ基と付加反応し得る官
能基が存在することが望ましい。このようなアミノ基と
付加反応し得る官能基としては、様々な官能基がある
が、(メタ)アクリロイル基が合成上および反応性の面
で好都合である。片末端にのみ(メタ)アクリロイル基
を有するポリエステルは、ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート等のヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ートへのラクトン化合物の付加反応、または(メタ)
アクリル酸エステルとラクトン化合物とのエステル交換
反応を利用した挿入反応、あるいは片末端にカルボキ
シル基を有するポリエステルとグリシジルメタクリレー
ト等のエポキシ基含有(メタ)アクリレートとの付加反
応などにより合成することができる。以下にこれらの反
応方法について記載する。
【0013】ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレー
トへのラクトン化合物の付加反応:ヒドロキシル基含有
(メタ)アクリレートとしては、一般式(4)で示され
るヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレートなどを使用することができる。
【0014】
【化5】
【0015】ラクトン化合物としてはε−カプロラクト
ン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラク
トン、4−メチルカプロラクトン、2−メチルカプロラ
クトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン等
一般式(2)で表されるラクトン類を使用することがで
きる。これらは単独であるいは混合して用いてよい。こ
の中でも、側鎖を有するラクトン化合物はポリエステル
鎖の結晶性を崩し、得られるアミノ基含有化合物の樹脂
への相溶性、溶剤への溶解性が優れており、ミルベース
の粘度低減、低温での塗料安定性に優れる。
【0016】反応はこれらのヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレート、ラクトン類をコンデンサー、攪拌
機、空気導入管の接続した反応器に仕込み、加熱するこ
とにより起こる。加熱温度は50〜150℃、好ましく
は80〜120℃である。50℃未満では反応がきわめ
て遅く、また150℃を越えるとヒドロキシル基含有
(メタ)アクリレートの重合が起こり目的の化合物を与
えない。
【0017】反応触媒としてはテトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネートなどのチタン系触
媒、塩化第一スズ、オクチル酸スズ、モノブチルスズオ
キサイドなどのスズ系触媒、p−トルエンスルホン酸な
どの酸類を用いることが出来る。触媒の使用量は0.1
〜3,000ppm、好ましくは1〜100ppmであ
る。触媒量が3,000ppmを越えると樹脂の着色が
激しくなり、製品の安定性に悪影響を与える。
【0018】反応はヒドロキシル基含有(メタ)アクリ
レートの重合を防ぐため、重合禁止剤の存在下で行うこ
とが望ましい。重合禁止剤としては、ハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、フエノチアジン等の既知の重合
禁止剤を利用することが出来る。また、ヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレート類の重合を防ぐため、微量の
酸素存在下で反応を行うことが望ましい。
【0019】(メタ)アクリル酸エステルとラクトン
化合物とのエステル交換反応を利用した挿入反応:(メ
タ)アクリル酸エステルとラクトン化合物とのエステル
交換反応を利用した挿入反応には、(メタ)アクリル酸
メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸オクチルなどの一般式
(5)で示される(メタ)アクリル酸エステルを使用す
ることができる。
【0020】
【化6】
【0021】ラクトン化合物としては、ε−カプロラク
トン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラ
クトン、4−メチルカプロラクトン、2−メチルカプロ
ラクトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン
等一般式(2)で表されるラクトン類を使用することが
できる。これらは単独であるいは混合して用いてよい。
この中でも、側鎖を有するラクトン化合物は、ポリエス
テル鎖の結晶性を崩し、得られるアミノ基含有化合物の
樹脂への相溶性、溶剤への溶解性が優れており、ミルベ
ースの粘度低減、低温での塗料安定性に優れる。側鎖を
有していないラクトン類のみを使用した場合に常温で液
体化できない場合でも、側鎖を有するラクトン類を共重
合させると液体化することができる。
【0022】反応はこれらの(メタ)アクリル酸エステ
ル、ラクトン類を脱水管、コンデンサーの接続した反応
器に仕込み、加熱することにより起こる。反応温度は5
0〜150℃、好ましくは80〜120℃である。50
℃未満では反応がきわめて遅く、また150℃を越える
と(メタ)アクリル酸エステルの重合が起こり目的の化
合物を与えない。
【0023】反応触媒としては、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネートなどのチタン系触
媒、塩化第一スズ、オクチル酸スズ、モノブチルスズオ
キサイドなどのスズ系触媒、p−トルエンスルホン酸な
どの酸系触媒を用いることが出来るが、特にp−トルエ
ンスルホン酸が望ましい。触媒の使用量は0.1ppm
〜1%、好ましくは1〜1,000ppmである。触媒
量が1%を越えると、樹脂の着色が激しくなり製品の安
定性に悪影響を与える。
【0024】反応は(メタ)アクリル酸エステルの重合
を防ぐため、重合禁止剤の存在下で行うことが望まし
い。重合禁止剤としては、ハイドロキノン、メチルハイ
ドロキノン、フエノチアジン等の既知の重合禁止剤を利
用することが出来る。また(メタ)アクリル酸エステル
の重合を防ぐため、微量の酸素存在下で反応を行うこと
が望ましい。
【0025】片末端にカルボキシル基を有するポリエ
ステルとグリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有
(メタ)アクリレートとの付加反応:片末端にカルボキ
シル基を有するポリエステルは、モノカルボン酸へのラ
クトン類の付加反応あるいはヒドロキシカルボン酸類へ
のラクトン類への付加反応により合成できる。
【0026】モノカルボン酸にラクトン化合物を付加さ
せる反応では、開始剤としてのモノカルボン酸とラクト
ン化合物のモル比から予定される分子量より高分子量の
カルボン酸変性ポリラクトン化合物が生成したり、ある
いはラクトン化合物の高分子量ホモポリマーとモノカル
ボン酸が残存する場合があるのに対して、ヒドロキシカ
ルボン酸を開始剤として用いた場合には、設計通りの分
子量を有するポリラクトン化合物が容易に得られる。
【0027】ここで使用することの出来るモノカルボン
酸としては、脂肪族、芳香族の各種カルボン酸が使用で
き、たとえば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ト
リメチル酢酸、カプロン酸、ラウリル酸、ステアリン
酸、アビエチン酸、フエニル酢酸、メトキシ酢酸等があ
げられる。これらは、単独であるいは混合して用いてよ
い。
【0028】ラクトン化合物としては4−メチルカプロ
ラクトン、2−メチルカプロラクトン、ε−カプロラク
トン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラ
クトン、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン等
一般式(2)で表されるラクトン類を使用することがで
きる。これらは、単独であるいは混合して用いてよい。
この中でも、側鎖を有するラクトン類は、ポリエステル
鎖の結晶性を崩し、得られるアミノ基含有化合物の樹脂
への相溶性、溶剤への溶解性が優れており、ミルベース
の粘度低減、低温での塗料安定性に優れる。
【0029】また、使用することの出来るヒドロキシカ
ルボン酸としては、脂肪族、芳香族、および不飽和のヒ
ドロキシカルボン酸を使用することができ、例としては
リシノレイン酸、リシノール酸、12ーヒドロキシステ
アリン酸、ひまし油脂肪酸、水添ひまし油脂肪酸、δ−
ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシカプロン酸、P−ヒ
ドロキシエチルオキシカルボン酸、2ーヒドロキシナフ
タレン−3−カルボン酸、2ーヒドロキシナフタレン−
6−カルボン酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、
2,2−ジメチロール吉草酸、2,2−ジメチロールペ
ンタン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、グリコール酸、グ
ルコン酸、ヒドロキシピバリン酸、11−オキシヘキサ
デカン酸、2−オキシドデカン酸、サリチル酸等が使用
できる。これらは、単独であるいは混合して用いてよ
い。
【0030】またラクトン化合物の開環により生成する
ポリエステル鎖を有するユニットを必須成分として含有
するカルボキシル基末端ポリエステル化合物は、通常の
ポリエステルの様にジカルボン酸またはその無水物、ジ
オール成分、ラクトン化合物、ヒドロキシカルボン酸化
合物、モノカルボン酸化合物等の原料から合成すること
も可能である。
【0031】前記ジカルボン酸あるいはその酸無水物と
しては、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカン
2酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、トリメリット酸、メチルテトラヒドロ
フタル酸あるいはその無水物などの既知の成分が利用で
きる。
【0032】また前記ジオール成分としては、脂肪族の
分岐、直鎖構造、あるいは脂環式、芳香族の各種アルコ
ールを用いることが出来、たとえば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、1,4−ブチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、3−メチルペンタンジオール、1,5
−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリ
メチロールプロパン、シクロヘキサンジメタノール、
1,4−ジベンジルアルコールなどを用いることが出来
る。また、α−オレフィンのモノエポキサイド、カジュ
ーラE(バーサチック酸グリシジルエーテルのモノエポ
キサイド;油化シェルエポキシ(株)製)等のモノエポ
キサイドも使用することが出来る。
【0033】カルボキシル基末端ポリエステルの合成
は、脱水管、コンデンサーの接続した反応器にポリエス
テルの原料を仕込み、窒素気流下で重合することにより
合成する。反応には、トルエン、キシレンの様な適当な
脱水溶媒を使用することもできる。反応に使用した溶媒
は、反応終了後、蒸留等の操作により取り除くか、ある
いはそのまま製品の一部として使用することもできる。
【0034】カルボキシル基末端ポリエステル化合物の
合成温度は120〜220℃、好ましくは160〜21
0℃の範囲で行う。反応温度が120℃未満では反応速
度がきわめて遅く、210℃を越えるとラクトン類の付
加反応以外の副反応、たとえばラクトン重合体のラクト
ンモノマーへの分解、環状のラクトンダイマーの生成等
が起こりやすく、目標の分子量のカルボキシル基末端ポ
リラクトン類が合成しにくい。また、製造した共重合体
の着色が起こり易い。
【0035】使用することが出来るエステル化触媒とし
てはオクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチル
スズラウレート、モノブチルスズヒドロキシブチルオキ
シド等の有機スズ化合物、酸化第一スズ、塩化第一スズ
等のスズ化合物、テトラブチルチタネート、テトラエチ
ルチタネート、テトラプロピルチタネート等が使用でき
る。触媒の使用量は0.1〜3,000ppm、好まし
くは1〜100ppmである。触媒量が3,000pp
mを越えると、樹脂の着色が激しくなり、製品の安定性
に悪影響を与える。逆に、触媒の使用量が1ppm未満
になるとラクトン類の開環重合速度がきわめて遅くなる
ので好ましくない。また、空気存在下で反応すると着色
する傾向があるので、窒素気流下等の不活性雰囲気下で
反応させることが望ましい。
【0036】次に得られたカルボキシル基末端ポリエス
テルをエポキシ基含有(メタ)アクリレートと反応させ
る。エポキシ基含有(メタ)アクリレートとしては、一
般式(6)のものが使用できるが、工業的に生産されて
おり入手可能なものとしてグリシジルメタクリレート、
β−メチルグリシジルメタクリレート、2,3−エポキ
シシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等が望ま
しい。
【0037】
【化7】
【0038】反応はこれらのエポキシ基含有(メタ)ア
クリレート、カルボキシル基末端ポリエステルを脱水
管、コンデンサーの接続した反応器に仕込み、加熱させ
ることにより起こる。反応温度は50〜150℃、好ま
しくは80〜120℃である。50℃未満では反応がき
わめて遅く、また150℃を越えるとエポキシ基含有
(メタ)アクリレートの重合が起こり目的の化合物を与
えない。
【0039】反応触媒としては、N,N−ジメチルベン
ジルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール等のアミン系触媒、トリフェニルホスイン、テト
ラフェニルホスホニウム等のハロゲンイオン塩、エチル
トリフェニルホスホニウムのハロゲンイオン塩等のリン
系触媒を用いることが出来る。触媒の使用量は0.1〜
3,000ppm、好ましくは1〜500ppmであ
る。触媒量が3,000ppmを越えると、樹脂の着色
が激しくなり、製品の安定性に悪影響を与える。
【0040】反応はエポキシ基含有(メタ)アクリレー
トの重合を防ぐため、重合禁止剤の存在下で行うことが
望ましい。重合禁止剤としては、ハイドロキノン、メチ
ルハイドロキノン、フエノチアジン等の既知の重合禁止
剤を利用することが出来る。また、エポキシ基含有(メ
タ)アクリレート類の重合を防ぐため、微量の酸素存在
下で反応を行うことが望ましい。
【0041】これらの手法以外に、ヒドロキシル基を1
個有する一官能のポリエステルを合成し、ついで2官能
イソシアネートと反応させてプレポリマーを合成後、ヒ
ドロキシル基含有(メタ)アクリレートと反応させて分
散剤の原料とすることも可能である。但しこの場合に
は、不純物として2モルのヒドロキシル基を1個有する
一官能のポリエステルと1モルのジイソシアネートの反
応したポリエステルが混入しやすい。また、未反応のイ
ソシアネートが残存した場合には、次工程のポリアミン
類と反応させる際に、架橋反応が起き、ゲル物が生成す
る可能性が有る。
【0042】このようにして合成される一般式(1)で
示されるポリエステル化合物の平均分子量は100〜2
0,000の範囲であることが望ましい。さらに好まし
くは500〜10,000の範囲である。ポリエステル
の分子量が100未満では、得られるアミノ基含有化合
物が顔料の周りに十分な立体反発層を形成することがで
きず、また分子量が20,000を越えると得られるア
ミノ基含有化合物の分子量が大きくなりすぎ、塗料、イ
ンキ用ビヒクルとの相溶性が低下し、また顔料分散性も
低下する。
【0043】次に、第2工程として前記で得られるエス
テル化合物とポリアミン化合物を反応させてアミノ基含
有化合物からなる顔料分散剤を合成する。本発明に使用
されるポリアミン化合物は、その分子量が100〜10
0,000が望ましい。分子量が100未満では顔料の
吸着部分の分子量が低すぎて、ポリアミン化合物を使用
した効果がなく、また分子量が100,000を越える
と、顔料分散剤全体の分子量が大きくなりすぎ、逆に顔
料同志の会合を招いたり、分散性の低下をまねく可能性
がある。また、顔料分散剤の溶融時の粘度も高く、合成
が困難である。またポリアミン化合物として、塗料用樹
脂との相溶性の改善や溶剤溶解性の改良のため、α−オ
レフィンのモノエポキサイド、カジューラE等のモノエ
ポキサイドとポリアミンとの反応物や、メチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、などのアクリルモノマーで変性した
ポリアミンを用いることも可能である。具体的にはポリ
アミン類として、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミ
ン、ポリビニルアミンなどが好適に用いうる。
【0044】マイケル付加し得る官能基を片末端に有す
るポリエステル化合物とポリアミン化合物の反応比率
は、マイケル付加し得る官能基とアミノ基のモル比が
1:1から1:99の範囲が望ましく、さらに好ましく
は2:3から1:65の範囲が望ましい。反応はポリア
ミン化合物とマイケル付加し得る官能基を片末端に有す
るポリエステル化合物を脱水管、コンデンサーの接続し
た反応器に仕込み反応させることで得られる。反応は、
室温においても若干の発熱を伴いながら速やかに、かつ
ほぼ定量的に進行する。従って、反応温度は10℃〜1
30℃で、好ましくは20℃〜100℃である。10℃
より低温では、反応が緩慢で工業的に妥当な反応速度を
得ることが出来ない。また、130℃を越えると、マイ
ケル付加し得る官能基同士の反応や反応生成物の着色等
の問題を生じ易い。
【0045】反応には、付加反応に関与しない溶剤を用
いることも可能である。このような塗料溶剤と溶剤とし
て、キシレン、トルエン、ソルベッソ等の芳香族溶剤、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類、ブタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、
グルタル酸ジメチル等のエステル類等をもちいうる。反
応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留等の操作により
取り除くか、あるいはそのまま製品の一部として使用す
ることもできる。
【0046】このようにして合成される分散剤に含有さ
れるポリエステル部分の平均分子量は100〜5,00
0であることが望ましい。ポリエステルの分子量が10
0未満では、顔料の周りに十分な立体反発層を形成する
ことができず、また、分子量が5,000を越えると分
散剤全体の分子量が大きくなりすぎ、塗料、インキ用ビ
ヒクルとの相溶性が低下し、また顔料分散性も低下す
る。
【0047】このようにして合成された顔料分散剤にお
いて、分散剤中のポリエステル鎖のアミノ基と反対側の
末端がヒドロキシル基で終了している場合には、塗料化
後の焼付け工程に於て、メラミン樹脂あるいはイソシア
ネートと反応することにより、本発明の顔料分散剤は、
塗膜の一部として強固に組み込まれる。このため塗膜中
の顔料分散剤のブリードあるいは結晶化が起こらず、ま
たこの顔料分散剤によって捕捉される顔料は、塗膜中で
ブリード、あるいは顔料の再凝集が起こりにくい。
【0048】また、適当な分子量のラクトン化合物含有
ポリエステルを反応中間体としてのポリエステル化合物
として使用することにより、アルコール、セロソルブ類
のような比較的極性の高い溶剤を使用した顔料分散にも
適用することが可能である。
【0049】上記した本発明の顔料分散剤は、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、黄色酸化鉄、べんが
ら、黄鉛、カーボンブラック、等の無機顔料、フタロシ
アニン類、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合多環
系顔料(スレン系、インジゴ系、ペリレン系、ペリノン
系、フタロン系、ジオキサジン系、キナクリドン系、イ
ソインドリノン系、ジケトピロロピロール系顔料)等に
ついて優れた顔料分散性を有し、また製造したミルベー
スは流動性、保存安定性が良好である。
【0050】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、例中「部」はいずれも重量部を示す。
【0051】(製造例1:中間体1(PCL FA1
0)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度計および
空気導入管を取り付けた2リットルのガラス製反応フラ
スコの中にヒドロキシエチルアクリレート116部、ε
−カプロラクトン1140部、モノブチルスズオキサイ
ド0.012部、メチルハイドロキノン1.3部を加
え、残存するε−カプロラクトンが1%以下になるまで
100℃で10時間反応させた。
【0052】(製造例2:中間体2(PCL FA1
5)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度計、およ
び空気導入管を取り付けた2リットルのガラス製反応フ
ラスコの中にヒドロキシエチルアクリレート116部、
ε−カプロラクトン1710部、モノブチルスズオキサ
イド0.018部、メチルハイドロキノン1.8部を加
え、残存するε−カプロラクトンが1%以下になるまで
100℃で10時間反応させた。
【0053】(製造例3:中間体3(PCL FA2
0)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度計、およ
び空気導入管を取り付けた3リットルのガラス製反応フ
ラスコの中にヒドロキシエチルアクリレート116部、
ε−カプロラクトン2280部、モノブチルスズオキサ
イド0.025部、メチルハイドロキノン2.5部を加
え、残存するε−カプロラクトンが1%以下になるまで
100℃で10時間反応させた。
【0054】(製造例4:中間体4(PCL FM1
5)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度計、およ
び空気導入管を取り付けた3リットルのガラス製反応フ
ラスコの中にヒドロキシエチルメタクリレート130
部、ε−カプロラクトン1710部、モノブチルスズオ
キサイド0.020部、メチルハイドロキノン2.0部
を加え、残存するε−カプロラクトンが1%以下になる
まで100℃で10時間反応させた。
【0055】(製造例5:中間体5(PCL FA20
00−30)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度
計、および空気導入管を取り付けた3リットルのガラス
製反応フラスコの中にヒドロキシエチルアクリレート1
16部、ε−カプロラクトン1400部、4−メチルカ
プロラクトン600部、モノブチルスズオキサイド0.
021部、メチルハイドロキノン2.1部を加え、残存
するε−カプロラクトン、4−メチルカプロラクトンの
合計が1%以下になるまで100℃で10時間反応させ
た。
【0056】(製造例6:中間体6(PCL FA20
00−20)の合成)攪拌器、ジムロート冷却器、温度
計、および空気導入管を取り付けた3リットルのガラス
製反応フラスコの中にヒドロキシエチルアクリレート1
16部、ε−カプロラクトン1600部、4−メチルカ
プロラクトン400部、モノブチルスズオキサイド0.
021部、メチルハイドロキノン2.1部を加え、残存
するε−カプロラクトン、4−メチルカプロラクトンの
合計が1%以下になるまで100℃で10時間反応させ
た。
【0057】(製造例7:中間体7の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た3リットルのガラス製反応フラスコの中にカプロン酸
116部、ε−カプロラクトン1400部、12−ヒド
ロキシステアリン酸600部、テトラブチルチタネート
0.05部を加え、190℃で14時間反応させた。生
成物は粘調な液体で、酸価28mgKOH/gであっ
た。次に、上記のポリエステルを80℃まで冷却し、触
媒としてトリフェニルホスフィン1部を添加、溶解し、
ついでグリシジルメタクリレート142部を滴下し、酸
価1mgKOH/gになるまで反応させた。
【0058】(実施例1:分散剤1の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体1を
900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)100部を加え反応さ
せた。プロトンNMRによりアクリル基が消失したこと
を確認し、反応を終了した。反応生成物はアミン価10
2mgKOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPH
Aで130であった。
【0059】(実施例2:分散剤2の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体1を
950部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)50部を加え反応させ
た。プロトンNMRによりアクリル基が消失したことを
確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価55mg
KOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHAで1
20であった。
【0060】(実施例3:分散剤3の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体2を
900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)100部を加え反応さ
せた。プロトンNMRによりアクリル基が消失したこと
を確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価105
mgKOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHA
で130であった。
【0061】(実施例4:分散剤4の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体2を
950部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)50部を加え反応させ
た。プロトンNMRによりアクリル基が消失したことを
確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価54mg
KOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHAで1
20であった。
【0062】(実施例5:分散剤5の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体3を
950部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)50部を加え反応させ
た。プロトンNMRによりアクリル基が消失したことを
確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価55mg
KOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHAで1
90であった。
【0063】(実施例6:分散剤6の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体2を
900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP018」(日本触媒
(株)製;分子量1,800)100部を加え反応させ
た。プロトンNMRによりアクリル基が消失したことを
確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価104m
gKOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHAで
200であった。
【0064】(実施例7:分散剤7の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体2を
950部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP018」(日本触媒
(株)製;分子量1800)50部を加え反応させた。
プロトンNMRによりアクリル基が消失したことを確認
し反応を終了した。反応生成物はアミン価55mgKO
H/gのワックスで、溶融時の色相はAPHAで180
であった。
【0065】(実施例8:分散剤8の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体4を
900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP018」(日本触媒
(株)製;分子量1800)100部を加え反応させ
た。プロトンNMRによりメタクリル基が消失したこと
を確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価100
mgKOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHA
で150であった。
【0066】(実施例9:分散剤9の合成)攪拌器、ジ
ムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取り付け
た2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間体5を
900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪拌しな
がらポリエチレンイミン「SP200」(日本触媒
(株)製;分子量10,000)100部を加え反応さ
せた。プロトンNMRによりアクリル基が消失したこと
を確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価102
mgKOH/gの粘調な液体で、溶融時の色相はAPH
Aで120であった。
【0067】(実施例10:分散剤10の合成)攪拌
器、ジムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取
り付けた2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間
体6を900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪
拌しながらポリエチレンイミン「SP018」(日本触
媒(株)製;分子量1,800)100部を加え反応さ
せた。プロトンNMRによりアクリル基が消失したこと
を確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価104
mgKOH/gの粘調な液体で、溶融時の色相はAPH
Aで180であった。
【0068】(実施例11:分散剤11の合成)攪拌
器、ジムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取
り付けた2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間
体7を900部をとり、60℃に加熱した。ついで、攪
拌しながらポリエチレンイミン「SP200」(日本触
媒(株)製;分子量10000)100部を加え反応さ
せた。プロトンNMRにより、アクリル基が消失したこ
とを確認し反応を終了した。反応生成物はアミン価99
mgKOH/gのワックスで、溶融時の色相はAPHA
で250であった。
【0069】(実施例12:分散剤12の合成)攪拌
器、ジムロート冷却器、温度計、および窒素導入管を取
り付けた2リットルのガラス製反応フラスコの中に中間
体4を950部をとり、キシレン200部を加えて溶解
し、40℃に加熱した。ついで、攪拌しながらポリエチ
レンイミン「SP200」(日本触媒(株)製;分子量
10,000)50部を加え反応させ、プロトンNMR
により、アクリル基が消失したことを確認し、反応を終
了した。反応生成物にTHF200gを加えて十分攪拌
溶解した。次に、ジメチル硫酸90部を加えよく混合
後、60℃に加温し、2時間攪拌した。次いで反応に用
いた溶剤を80℃、減圧下で除去し、固形の生成物を得
た。
【0070】(比較例1:分散剤13の合成)コンデン
サー、窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル
反応機にカプロン酸116部、カプロラクトンモノマー
2,000部、テトラブチルチタネート2部を仕込み、
窒素気流下、185℃で18時間反応させた。得られた
中間体のポリカプロラクトンの酸価が26KOHmg/
gであった。コンデンサー、脱水管、窒素導入管、攪拌
機、温度計を備えた2リットル反応機に上記の中間体を
1,000部仕込み、ついでポリエチレンイミン「SP
200」(日本触媒(株)製;分子量10,000)を
100部、脱水溶剤としてトルエン600ccを仕込
み、150℃で反応させた。脱水された水の量が14c
cとなったところで反応を停止した。生成物(トルエン
溶液)の一部の溶媒除去後のアミン価は、70mgKO
H/gであった。溶融時の色相はAPHAで500であ
った。また、IRスペクトルからアミド基の吸収が16
50,1550cm-1に観測され、ポリエステル鎖がポリ
エチレンイミンにアミド結合を介してグラフトしている
ことが確認された。
【0071】(実施例13:流動性試験1)酸化チタン
(石原産業製 タイペークCR95:C.I−Pigm
ent White 6)75部、分散剤1を1部、キ
シレン7部,ブチルセロソルブアセテート7部、ガラス
ビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60分
間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、1
週間経過後も流動性を示した。
【0072】(実施例14:流動性試験2)カーボンブ
ラック(三菱化成(株)製 MA−100:C.I−P
igment Black 7)20部、分散剤1を4
部、キシレン38部,ブチルセロソルブアセテート38
部、ガラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社
製)で60分間分散させた。分散ペーストは良好な流動
性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0073】(実施例15:流動性試験3)フタロシア
ニンブルー(大日精化工業製 クロモファインブルー4
920:C.I−Pigment Blue15:3)
25部、分散剤1を10部、キシレン32.5部,ブチ
ルセロソルブアセテート32.5部、ガラスビーズ10
0部を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散させ
た。分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後
も流動性を示した。
【0074】(実施例16:流動性試験4)酸化チタン
(石原産業製 タイペークCR95:C.I−Pigm
ent White 6)75部、分散剤2を1部、キ
シレン7部,ブチルセロソルブアセテート7部、ガラス
ビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60分
間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、1
週間経過後も流動性を示した。
【0075】(実施例17:流動性試験5)カーボンブ
ラック(三菱化成 MA−100:C.I−Pigme
nt Black 7)20部、分散剤2を4部、キシ
レン23部,ブチルセロソルブアセテート23部、ガラ
スビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60
分間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、
1週間経過後も流動性を示した。
【0076】(実施例18:流動性試験6)フタロシア
ニンブルー(大日精化工業製 クロモファインブルー4
920:C.I−Pigment Blue15:3)
25部、分散剤2を10部、キシレン32.5部,ブチ
ルセロソルブアセテート32.5部、ガラスビーズ10
0部を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散させ
た。分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後
も流動性を示した。
【0077】(実施例19:流動性試験7)酸化チタン
(石原産業製 タイペークCR95:C.I−Pigm
ent White 6)75部、分散剤3を1部、キ
シレン7部,ブチルセロソルブアセテート7部、ガラス
ビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60分
間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、1
週間経過後も流動性を示した。
【0078】(実施例20:流動性試験8)カーボンブ
ラック(三菱化成 MA−100:C.I−Pigme
nt Black 7)20部、分散剤3を4部、キシ
レン23部,ブチルセロソルブアセテート23部、ガラ
スビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60
分間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、
1週間経過後も流動性を示した。
【0079】(実施例21:流動性試験9)フタロシア
ニンブルー(大日精化工業製 クロモファインブルー4
920:C.I−Pigment Blue15:3)
25部、分散剤3を10部、キシレン32.5部,ブチ
ルセロソルブアセテート32.5部、ガラスビーズ10
0部を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散させ
た。分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後
も流動性を示した。
【0080】(実施例22:流動性試験10)フタロシ
アニングリーン(大日精化工業製 クロモファイングリ
ーン5310:C.I−Pigment Green
7)25部、分散剤7を10部、キシレン65部、ガラ
スビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で60
分間分散させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、
1週間経過後も流動性を示した。
【0081】(実施例23:流動性試験11)ベンツイ
ミダゾロンイエロー(大日精化工業製 クロモファイン
イエロー2080:C.I−Pigment Yell
ow154)45部、分散剤8を5部、キシレン50
部、ガラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社
製)で60分間分散させた。分散ペーストは良好な流動
性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0082】(実施例24:流動性試験12)黄色酸化
鉄(チタン工業製 マピコエローLLXLO:C.I−
Pigment Yellow42)60部、分散剤9
を2部、キシレン38部、ガラスビーズ100部を分散
機(レッドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペ
ーストは良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を
示した。
【0083】(実施例25:流動性試験13)べんがら
(C.I−Pigment Red 101)70部、
分散剤10を2部、キシレン14部,ブチルセロソルブ
アセテート14部、ガラスビーズ100部を分散機(レ
ッドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペースト
は良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示し
た。
【0084】(実施例26:流動性試験14)キナクリ
ドン(大日精化工業製 クロモファインレッド682
0:C.I−Pigment Violet19)40
部、分散剤2を2部、MIBK29部,ブチルセロソル
ブアセテート29部、ガラスビーズ100部を分散機
(レッドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペー
ストは良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示
した。
【0085】(実施例27:流動性試験15)ブリリア
ントカーミン6B(大日本インキ化学工業製 シムラー
ブリリアントカーミン6B 236:C.I−Pigm
ent Red 57:1)45部、分散剤2を2.5
部、キシレン52.75部、ガラスビーズ100部を分
散機(レッドデビル社製)で60分間分散させた。分散
ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性
を示した。
【0086】(実施例28:流動性試験16)ジスアゾ
イエロー(大日精化工業製 セイカファストイエロー2
300:C.I−Pigment Yellow12)
40部、分散剤4を2部、キシレン5部、ガラスビーズ
100部を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散
させた。分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経
過後も流動性を示した。
【0087】(実施例29:流動性試験17)カーボン
ブラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigm
ent Black 7)20部、分散剤5を10部、
キシレン70部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペーストは
良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0088】(実施例30:流動性試験18)カーボン
ブラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigm
ent Black 7)20部、分散剤6を10部、
キシレン70部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペーストは
良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0089】(実施例31:流動性試験19)カーボン
ブラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigm
ent Black 7)20部、分散剤9を10部、
キシレン70部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペーストは
良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0090】(実施例32:流動性試験20)ジケトピ
ロロピロール(チバガイギー DPP Red BO:
C.I−Pigment Red 254)45部、分
散剤3を3部、キシレン52部、ガラスビーズ100部
を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散させた。
分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後も流
動性を示した。
【0091】(実施例33:流動性試験21)カーボン
ブラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigm
ent Black 7)20部、分散剤7を10部、
キシレン70部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペーストは
良好な流動性を示し、1週間経過後も流動性を示した。
【0092】(実施例34:流動性試験22)ブリリア
ントカーミン6B(大日本インキ化学工業(株)製シム
ラ−ブリリアントカーミン6B 236:CI−Pig
ment Red 57:1)45部、分散剤12を
2.0部、キシレン53.25部、ガラスビーズ100
部を分散機(レッドデビル社製)で60分間分散させ
た。分散ペーストは良好な流動性を示し、1週間経過後
も流動性を示した。
【0093】(比較例2:流動性試験23)カーボンブ
ラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigme
nt Black 7)20部、分散剤12を10部、
キシレン70部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で60分間分散させた。分散ペーストは
分散直後、流動性を示したが、1週間後にはペーストゼ
リー状となり流動性が失われていた。
【0094】(比較例3:流動性試験24)カーボンブ
ラック(デグッサ FW−200:C.I−Pigme
nt Black 7)20部、アルキッド樹脂(大日
本インキ社製:ベッコゾールEZ−3530−80、溶
媒:キシレン,NV80%)12.5部、キシレン6
7.5部、ガラスビーズ100部を分散機(レッドデビ
ル社製)で60分間分散させた。分散ペーストはゲル状
で全く流動性を示さなかった。
【0095】(実施例35〜36,比較例4:塗膜評価
試験)実施例15、実施例31、比較例2で製造した顔
料ペーストを、表−1に示した配合組成で塗料化し、塗
料作成直後および低温放置(0℃,3日間)後塗膜を作
製し(焼付け条件:135℃、30分)、表面光沢度の
測定(60℃)を行った。その結果を表−2に示す。
【0096】
【表1】
【0097】
【発明の効果】以上の様に、ポリアミン化合物とポリエ
ステル化合物をマイケル付加反応を利用して付加するこ
とにより合成された本発明の顔料分散剤は、アミド基に
よりグラフトされた分散剤より優れた顔料分散性を有し
ており、各種の塗料、インキに応用可能である。さら
に、実施例36から明らかなように、側鎖を有するラク
トン類から製造された顔料分散剤は、カプロラクトンの
様に結晶性が高くなく、低温でも塗料中で析出せず、こ
れを使用したペイント低温放置後もグロスの低下が起こ
らず、塗料調製にきわめて有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 63/685 73/00 NTB C09D 11/02 PTG 167/04 PLC 201/00 PDC

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ基とマイケル付加反応し得る官能
    基を末端に有し一般式(2)で示されるラクトン化合物
    の開環により生成するポリエステル鎖を有するユニット
    を必須成分として含有する一般式(1)で示されるポリ
    エステル化合物および、ポリアミン化合物とを反応させ
    て得られるアミノ基含有化合物からなる顔料分散剤。 【化1】
  2. 【請求項2】 アミノ基含有化合物のアミン価が、10
    〜500mgKOH/gの範囲である請求項1記載の顔
    料分散剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で示されるポリエステル化
    合物の平均分子量が100〜20,000の範囲である
    請求項1記載の顔料分散剤。
  4. 【請求項4】 ポリアミン化合物の分子量が100〜1
    00,000の範囲である請求項1記載の顔料分散剤。
  5. 【請求項5】 ポリアミン化合物がポリエチレンイミン
    である請求項1記載の顔料分散剤。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のアミノ基含有化合物の遊
    離のアミノ基を4級アンモニウム塩化した4級アンモニ
    ウム塩化アミノ基含有化合物からなる顔料分散剤。
  7. 【請求項7】 ポリアミン化合物がポリアリルアミンで
    ある請求項1記載の顔料分散剤。
  8. 【請求項8】 ポリアミン化合物がポリビニルアミンで
    ある請求項1記載の顔料分散剤。
  9. 【請求項9】 ラクトン化合物の開環により生成するポ
    リエステル鎖を有するユニットがε−カプロラクトンに
    よるものである請求項1記載の顔料分散剤。
  10. 【請求項10】 ラクトン化合物の開環により生成する
    ポリエステル鎖を有するユニットがメチルカプロラクト
    ンによるもの、あるいはメチルカプロラクトンおよびε
    −カプロラクトンの共重合によるものである請求項1記
    載の顔料分散剤。
  11. 【請求項11】 マイケル付加し得る官能基が(メタ)
    アクリロイル基である請求項1記載の顔料分散剤。
  12. 【請求項12】 一般式(1)で示されるポリエステル
    化合物が一般式(3)で表される(メタ)アクリル酸エ
    ステルである請求項1記載の顔料分散剤。 【化2】
  13. 【請求項13】 請求項2に記載の顔料分散剤に微細な
    固体を分散させてなる分散液。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の顔料分散剤を含む塗
    料組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の顔料分散剤を含む印
    刷インキ組成物。
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