JPH0810601A - 顔料分散剤およびラクトン変性アミン化合物の製造方法 - Google Patents

顔料分散剤およびラクトン変性アミン化合物の製造方法

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JPH0810601A
JPH0810601A JP6144255A JP14425594A JPH0810601A JP H0810601 A JPH0810601 A JP H0810601A JP 6144255 A JP6144255 A JP 6144255A JP 14425594 A JP14425594 A JP 14425594A JP H0810601 A JPH0810601 A JP H0810601A
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JP
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lactone
acid
pigment dispersant
dispersant
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JP6144255A
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Inventor
Hideki Matsui
秀樹 松井
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散性能に優れ、塗料用ビヒクルに相溶性が
高いため優れた塗膜外観を与え、かつ金属面との密着性
を有する顔料分散剤を開発すること。 【構成】 ヒドロキシカルボン酸とラクトン化合物を共
重合させて得られるカルボキシル基末端ポリエステルに
ポリアルキレンポリアミン化合物を反応させて得られる
ラクトン変性アミン化合物からなる顔料分散剤。 【効果】 分散性能に優れ、塗料用ビヒクルに相溶性が
高いため優れた塗膜外観を与え、かつ金属面との密着性
を有する顔料分散剤を開発することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料、インキ製造の際に
顔料の分散性を向上させる分散剤およびラクトン変性ア
ミン化合物の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗料、インキの製造において顔料の分散
性を向上させ、塗料等の貯蔵安定性、色分かれの防止、
塗膜の光沢をあげる目的で種々の分散剤が使用されてい
る。
【0003】このような目的のために、ポリアミン化合
物とポリエステル、あるいはアクリル樹脂を結合させた
構造の分散剤が特開昭61−174939、あるいは特
開昭63−197529、特開昭54−37082、特
開昭48−79178に報告されているものが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような分散剤のポ
リエステルの部分は顔料の周囲に有効なバリアー層を形
成するためある程度の分子量が必要であるが、特開昭6
1−174939、特開昭63−197529に記載の
長鎖カルボン酸でカプロラクトンのようなラクトン類を
開環重合させたポリエステル鎖を有する分散剤は、ラク
トン化合物とカルボン酸の重合の際に、未反応のカルボ
ン酸が残留し高分子量のポリラクトン類が生成してしま
うため、結晶性が高く常温では固形状であり作業性が悪
い、という問題があった。またこれらを使用してペイン
ト、インキを製造した際、寒冷地あるいは冬季に保存
中、分散剤が塗料中で結晶化して塗膜の外観を損なう問
題があった。さらに、インキ、ポリエステルに用いられ
る種々のビヒクルとの相溶性、溶剤への溶解性が低く、
使用できるビヒクル、溶剤の範囲が制限されていた。
【0005】一方、特開昭54−37082、特開昭4
8−79178には、12ーヒドロキシステアリン酸等
の長鎖の脂肪族ヒドロキシカルボン酸を脱水縮合したポ
リエステルを使用した分散剤では、各種の顔料に対して
広い分散性能を有するが、高濃度の顔料分散液において
は、分散液の流動性や、ペイント、インキの着色力にお
いて充分満足な性能を得るに至っていない。
【0006】さらに、このような構造の分散剤は、金属
に塗工するペイント、インキにおいては塗膜と金属面の
密着性を低下させるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記従来
技術の問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ラクトン化
合物を特定のヒドロキシカルボン酸と共重合することに
より、分散剤内のラクトン重合体の結晶性を下げること
ができ、各種塗料用ビヒクルに相溶性が高く、寒冷地、
冬季においてもペイント中で分散剤が結晶化することが
なくビヒクルに対して優れた相溶性を示すことを見いだ
すに至った。さらにこの顔料分散剤は、顔料分散性能に
優れ、塗料用ビヒクルに相溶性が高いため優れた塗膜外
観を与え、かつ金属面との密着性も損なわなうことがな
い。
【0008】以下に、その詳細について記述する。本発
明は、先ず第一の工程として、ヒドロキシカルボン酸と
一般式(I)で表されるラクトン化合物を共重合させて得
られるカルボキシル基末端ポリエステルを合成する。
【0009】ここで使用することのできるヒドロキシカ
ルボン酸としては、脂肪族、芳香族、および、不飽和の
ヒドロキシカルボン酸を使用することができ、例として
はリシノレイン酸、リシノール酸、12−ヒドロキシス
テアリン酸、ひまし油脂肪酸、水添ひまし油脂肪酸、δ
−ヒドロキシ吉草酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ
イソフタル酸、ヒドロキシピバリン酸、4−ヒドロキシ
イソフタル酸サリチル酸、11−オキシヘキサドデカン
酸、2−オキシドデカン酸、2,2−ジメチロールプロ
ピオン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチ
ロール吉草酸、2,2−ジメチロールペンタン酸、リン
ゴ酸、酒石酸、グルコン酸、4,4−ビス (ヒドロキ
シフェニル)吉草酸、4,4−ビス(ヒドロキシフェニ
ル)酪酸、グルクロン酸、3−ヒドロキシブタン酸 等
およびこれらのエステル体(例えば、メチルエステル
等)が使用できる。これらは、単独であるいは混合して
用いてよい。共重合ポリエステル中のラクトン類とヒド
ロキシカルボン酸のモル比は1:1から100:1の範
囲であることが望ましく、さらに好ましくは、2:1か
ら100:1の範囲である。ヒドロキシカルボン酸のモ
ル比が、ラクトン類に対して1:1より多い場合には、
顔料分散能や、塗膜にした際に金属面との密着性を損な
う。また、300:1より少ない場合にはヒドロキシカ
ルボンと共重合することによるラクトン重合体の結晶性
の低減効果が認められず、塗料中での結晶化するなどの
問題が起こり易い。
【0010】本分散剤に使用することのできるラクトン
化合物としては、ε−カプロラクトン、δ−バレロラク
トン、β−メチル−δ−バレロラクトン、β−プロピオ
ラクトン、γ−ブチロラクトン、2−メチルカプロラク
トン、4−メチルカプロラクトン、ノナラクトン等式
(2)で表されるラクトン類を使用することができる。
これらは、単独であるいは混合して用いてよい。
【0011】また、必要に応じて一官能のカルボン酸を
用いてもよく、脂肪族、芳香族、不飽和のカルボン酸を
用いることが出来る。このようなカルボン酸として酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリ
ル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、リノ
レイン酸、シクロヘキサンカルボン酸、アビエチン酸、
オレイン酸、リノール酸、安息香酸、トルイル酸等のカ
ルボン酸が使用できる。顔料分散剤に含有される、ヒド
ロキシカルボン酸とラクトン類から合成される共重合ポ
リエステルの平均分子量が100〜10000であるこ
とが必要であり、 特に望ましくは、平均分子量500
〜3000の範囲である。
【0012】ポリラクトン類の分子量が100以下で
は、顔料の回りに十分な立体反発層を形成することがで
きず、また、分子量が10000以上では分散剤全体の
分子量が大きくなりすぎ、塗料、インキ用ビヒクルとの
相溶性が低下し、また顔料分散性も低下する。
【0013】ヒドロキシカルボン酸とラクトン化合物の
共重合ポリエステルの合成は、ヒドロキシカルボン酸、
およびラクトン類を脱水管、コンデンサーの接続した反
応器に仕込み、窒素気流化あるいはトルエン、キシレン
のような適当な脱水溶媒を使用し、脱水縮合(ヒドロキ
シカルボン酸のエステル類を使用する際には、脱アルコ
ール縮合)する。
【0014】反応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留
等の操作により取り除くか、あるいはそのまま製品の一
部として使用することもできる。
【0015】反応の終点は、酸価あるいは水酸基価が目
的の値になることで決定する。
【0016】ヒドロキシカルボン酸とラクトン化合物の
共重合体の合成温度は120℃から220℃、好ましく
は、160℃〜210℃の範囲で行う。反応温度が12
0℃以下では反応速度がきわめて遅く、210℃以上で
はラクトン類の付加反応以外の副反応、たとえばラクト
ン重合体のラクトンモノマーへの分解、環状のラクトン
ダイマーの生成等が起こりやすく、目標の分子量のカル
ボキシル基末端ポリラクトン類が合成しにくい。また、
製造した共重合体の着色が起こり易い。
【0017】使用することが出来るエステル化触媒とし
てはオクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチル
スズラウレート、モノブチルスズヒドロキシブチルオキ
シド等の有機スズ化合物、酸化第一スズ、塩化第一スズ
等のスズ化合物、テトラブチルチタネート、テトラエチ
ルチタネート、テトラプロピルチタネート等が使用でき
る。触媒の使用量は0.1PPM〜1000PPM、好
ましくは1PPM〜100PPMである。触媒量が10
00PPM以上となると、樹脂の着色が激しくなり、製
品の安定性に悪影響を与える。
【0018】逆に、触媒の使用量が1PPM以下になる
と重合速度がきわめて遅くなるので好ましくない。ま
た、空気存在化で反応すると着色する傾向があるので、
窒素気流下等の不活性雰囲気下で反応させることが望ま
しい。
【0019】次に、第2工程としてポリアルキレンポリ
アミン化合物を反応させて顔料分散剤を合成する。本発
明に使用されるポリアルキレンポリアミンは、その分子
量が100から20000が望ましい。分子量が100
以下では顔料の吸着部分の分子量が低すぎて、ポリアル
キレンポリアミン化合物を使用した効果がなく、また分
子量が20000以上では、顔料分散剤全体の分子量が
大きくなりすぎ、逆に顔料同志の会合を招いたり、分散
性の低下をまねく可能性がある。
【0020】ポリアルキレンポリアミンとしては種々の
化合物が使用できるが、ポリエチレンイミンが好まし
い。
【0021】カルボキシル基末端ポリラクトンとポリア
ルキレンポリアミンの反応比率はカルボキシル基とアミ
ノ基のモル比が1:1から1:99の範囲が望ましい。
【0022】反応はポリアルキレンポリアミンとカルボ
キシル基末端ポリラクトン類を脱水管、コンデンサーの
接続した反応器に仕込み、窒素気流化あるいはトルエ
ン、キシレンの様な適当な脱水溶媒を使用し、脱水縮合
する事により合成するか、共重合ポリエステルとポリア
ミンを混合し加熱するすることにより、所定の分子量の
ポリエステルをポリアミンにグラフトする事が出来る。
反応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留等の操作によ
り取り除くか、あるいはそのまま製品の一部として使用
することもできる。
【0023】アミド化反応の温度は90℃から210
℃、好ましくは、100℃〜170℃の範囲で行う。9
0℃以下の温度では、アミド化反応の速度がきわめて遅
く、また210℃以上では、反応物の分解や着色が起こ
り易い。
【0024】穏和な反応条件下、すなわち低い反応温度
あるいは短い反応時間では、アミノ基とカルボキシル基
との塩が形成され、反応条件を厳しく、すなわち、高い
反応温度あるいは長い反応時間ではアミド結合が形成さ
れる。
【0025】合成される分散剤はアミド結合とアミノ基
とカルボキシル基との塩が混在してもよい。反応の終点
は、合成品のアミン価が目的の値となることで決定す
る。
【0026】アミド化触媒としてはオクチル酸スズ、ジ
ブチルスズオキシド、ジブチルスズラウレート、モノブ
チルスズヒドロキシブチルオキシド等の有機スズ化合
物、酸化第一スズ、塩化第一スズ等のスズ化合物、テト
ラブチルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート等のチタン化合物、P−トルエンス
ルホン酸、メタンスルホン酸等の有機酸、あるいは硫
酸、燐酸等の無機酸が使用できる。触媒の使用量は0.
1PPM〜1000PPM、好ましくは1PPM〜10
0PPMである。触媒量が1000PPM以上となる
と、樹脂の着色が激しくなり、製品の安定性に悪影響を
与える。
【0027】逆に、触媒の使用量が1PPM以下になる
とアミド化の速度がきわめて遅く成るので好ましくな
い。また、空気存在化で反応すると着色する傾向がある
ので、窒素気流下等の不活性雰囲気下で反応させること
が望ましい。
【0028】このようにして合成された顔料分散剤にお
いては、ポリアミンにグラフトされた共重合ポリエステ
ル末端の大部分がヒドロキシル基で終了している。こ
の、ヒドロキシル基は、塗料化後の焼付け工程に於て、
メラミン樹脂、あるいはイソシアネートと反応すること
により、本顔料分散剤は、塗膜の一部として強固に組み
込まれる。このため、塗膜中の顔料分散剤のブリードあ
るいは結晶化が起こらず、またこの顔料分散剤によって
補足される顔料は、ブリードあるいは、顔料の再凝集が
起こりにくい。
【0029】また、低分子量の分子量の共重合ポリエス
テルをグラフトした分散剤は、アルコール、セロソルブ
類のような比較的極性の高い溶剤を使用した顔料分散に
も適用することが可能である。
【0030】以上の顔料分散剤は、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化カドミウム、黄色酸化鉄、べんがら、黄鉛、カ
ーボンブラック、等の無機顔料、フタロシアニン類、不
溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合多環系顔料(スレ
ン系、インジゴ系、ペリレン系、ペリノン系、フタロン
系、ジオキサジン系、キナクリドン系、イソインドリノ
ン系、ジケトピロロピロール系顔料)等について優れた
顔料分散性を有し、また製造したミルベースは流動性、
保存安定性が良好である。
【0031】
【発明の効果】以下に本発明の効果を実施例によって説
明するが、これらによって本発明は限定されるものでは
ない。なお、例中部はいずれも重量部を示す。
【0032】[中間体1の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロラクトンモノマー1504部、乳酸496部、テトラ
ブチルチタネートを0.1部を仕込み、窒素気流下、1
70度で残存するカプロラクトンモノマーが1%以下に
なった後、210℃で所定の酸価になるまで加熱し共重
合ポリエステルを合成した。得られた中間体のポリカプ
ロラクトン共重合体のOH価が28.1KOHmg/g 、酸価
は27.5KOHmg/g であった。
【0033】[中間体2の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロラクトンモノマー1310部、乳酸690部、テトラ
ブチルチタネートを0.1部を仕込み、窒素気流下、1
70度で残存するカプロラクトンモノマーが1%以下に
なった後、210℃で所定の酸価になるまで加熱し共重
合ポリエステルを合成した。得られた中間体のポリカプ
ロラクトン共重合体のOH価が5.6KOHmg/g 、酸価は
5.0KOHmg/g であった。
【0034】[中間体3の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロラクトンモノマー1039部、乳酸462部、テトラ
ブチルチタネートを0.1部を仕込み、窒素気流下、1
70度で残存するカプロラクトンモノマーが1%以下に
なった後、210℃で所定の酸価になるまで加熱し共重
合ポリエステルを合成した。得られた中間体のポリカプ
ロラクトン共重合体のOH価が37KOHmg/g 、酸価は3
6KOHmg/g であった。
【0035】[中間体4の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロラクトンモノマー940部、12−ヒドロキシステア
リン酸1060部、テトラブチルチタネートを0.1部
を仕込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラク
トンモノマーが1%以下になった後、210℃で所定の
酸価になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成した。
得られた中間体のポリカプロラクトン共重合体のOH価
が27.9KOHmg/g 、酸価は28.3KOHmg/g であっ
た。
【0036】[中間体5の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロラクトンモノマー4488部、12−ヒドロキシステ
アリン酸5512部、テトラブチルチタネートを0.1
部を仕込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラ
クトンモノマーが1%以下になった後、210℃で所定
の酸価になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成し
た。。得られた中間体のポリカプロラクトン共重合体の
OH価が5.7KOHmg/g 、酸価は5.5KOHmg/g であっ
た。
【0037】[中間体6の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機にカプ
ロン酸196部、カプロラクトンモノマー456部、乳
酸456.1部、テトラブチルチタネートを0.1部を
仕込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラクト
ンモノマーが1%以下になった後、210℃で所定の酸
価になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成した。得
られた中間体のポリカプロラクトン共重合体の酸価は2
9.5KOHmg/g であった。
【0038】[中間体7の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に、カ
プロラクトンモノマー736部、乳酸116部、β−メ
チル−δ−バレロラクトン147部、テトラブチルチタ
ネートを0.1部を仕込み、窒素気流下、170度で残
存するカプロラクトンモノマーが1%以下になった後、
210℃で所定の酸価になるまで加熱し共重合ポリエス
テルを合成した。
【0039】得られた中間体のポリカプロラクトン共重
合体のOH価が5.9KOHmg/g 、酸価は6.0KOHmg/g
であった。
【0040】[中間体8の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に、カ
プロラクトンモノマー2959部、ヒドロキシピバリン
酸2042部、テトラブチルチタネートを0.1部を仕
込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラクトン
モノマーが1%以下になった後、210℃で所定の酸価
になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成した。得ら
れた中間体のポリカプロラクトン共重合体のOH価が1
1.0KOHmg/g 、酸価は11.2KOHmg/g であった。
【0041】[中間体9の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に、カ
プロラクトンモノマー3464部、ヒドロキシピバリン
酸1537部、テトラブチルチタネートを0.1部を仕
込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラクトン
モノマーが1%以下になった後、210℃で所定の酸価
になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成した。得ら
れた中間体のポリカプロラクトン共重合体のOH価が1
1.3KOHmg/g 、酸価は11.2KOHmg/g であった。
【0042】[中間体10の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に、カ
プロラクトンモノマー2100部、β−メチル−δ−バ
レロラクトン900部、テトラブチルチタネートを0.
1部を仕込み、窒素気流下、170度で残存するカプロ
ラクトンモノマーが1%以下になった後、210℃で所
定の酸価になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成し
た。得られた中間体のポリカプロラクトン共重合体のO
H価が18.5KOHmg/g 、酸価は18.0KOHmg/g であ
った。
【0043】[中間体11の製造]コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に、カ
プロラクトンモノマー2025部、4−メチルカプロラ
クトン975部、テトラブチルチタネートを0.1部を
仕込み、窒素気流下、170度で残存するカプロラクト
ンモノマーが1%以下になった後、210℃で所定の酸
価になるまで加熱し共重合ポリエステルを合成した。得
られた中間体のポリカプロラクトン共重合体のOH価が
18.7KOHmg/g 、酸価は18.5KOHmg/g であった。
【0044】<分散剤1の製造>コンデンサー、脱水
管、窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反
応機に中間体1を925部仕込み、ついでポリエチレン
イミン(日本触媒工業製sp−200、分子量1000
0)を75部、脱水溶剤としてトルエン600ccを仕
込み、150℃で反応させた。脱水された水の量が8.
5ccとなったところで反応を停止した。生成物(トル
エン溶液)の一部の溶媒除去後のをアミン価は、52mg
KOH/g であった。
【0045】<分散剤2の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体2を890部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
10部、120℃で反応させた。アミン価が82mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約150
0であった。
【0046】<分散剤3の製造>コンデンサー、脱水
管、窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反
応機に中間体3を925部仕込み、ついでポリエチレン
イミン(日本触媒工業製sp−200、分子量1000
0)を75部、脱水溶剤としてトルエン600ccを仕
込み、150℃で反応させた。脱水された水の量が11
ccとなったところで反応を停止した。生成物(トルエ
ン溶液)の一部の溶媒除去後のをアミン価は、42mgKO
H/g であった。
【0047】<分散剤4の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体4を920部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を8
0部、120℃で反応させた。アミン価が56mgKOH/g
となったところで反応を停止した。NMRにより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1000
であった。
【0048】<分散剤5の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体5を890部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
10部、120℃で反応させた。アミン価が78mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1300
であった。
【0049】<分散剤6の製造>コンデンサー、脱水
管、窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反
応機に中間体5を920部仕込み、ついでポリエチレン
イミン(日本触媒工業製sp−200、分子量1000
0)を80部、120℃で反応させた。アミン価が46
mgKOH/g となったところで反応を停止した。NMRによ
り求めた反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約
1300であった。
【0050】<分散剤7の製造>コンデンサー、脱水
管、窒素導入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反
応機に中間体6を900部仕込み、ついでポリエチレン
イミン(日本触媒工業製 sp−200、分子量100
00)を100部、脱水溶剤としてトルエン600cc
を仕込み、150℃で反応させた。脱水された水の量が
7.5ccとなったところで反応を停止した。生成物
(トルエン溶液)の一部の溶媒除去後のをアミン価は、
75mgKOH/g であった。
【0051】<分散剤8の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体7を900部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
00部、120℃で反応させた。アミン価が64mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約120
0であった。
【0052】<分散剤9の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体7を880部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
20部、120℃で反応させた。アミン価が86mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約120
0であった。
【0053】<分散剤10の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体7を930部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を7
0部、120℃で反応させた。アミン価が33mgKOH/g
となったところで反応を停止した。NMRにより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1200
であった。
【0054】<分散剤11の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体7を850部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
50部、120℃で反応させた。アミン価が118mgKO
H/g となったところで反応を停止した。NMRにより求
めた反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約12
00であった。
【0055】<分散剤12の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体8を890部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
10部、120℃で反応させた。アミン価が81mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約120
0であった。
【0056】<分散剤13の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体8を925部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を7
5部、120℃で反応させた。アミン価が45mgKOH/g
となったところで反応を停止した。NMRにより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1200
であった。
【0057】<分散剤14の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体9を890部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を1
10部、120℃で反応させた。アミン価が80mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約120
0であった。
【0058】<分散剤15の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体9を925部仕込み、ついでポリエチレンイミン(日
本触媒工業製 sp−200、分子量10000)を7
5部、120℃で反応させた。アミン価が44mgKOH/g
となったところで反応を停止した。NMRにより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1200
であった。
【0059】<分散剤16の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体10を920部仕込み、ついでポリエチレンイミン
(日本触媒工業製 sp−200、分子量10000)
を80部、120℃で反応させた。アミン価が47mgKO
H/g となったところで反応を停止した。NMRにより求
めた反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約10
00であった。
【0060】<分散剤17の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体10を920部仕込み、ついでポリエチレンイミン
(日本触媒工業製 sp−180、分子量1800)を
80部、120℃で反応させた。アミン価が48mgKOH/
g となったところで反応を停止した。NMRにより求め
た反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約100
0であった。
【0061】<分散剤18の製造>コンデンサー、窒素導
入管、攪拌機、温度計を備えた2リットル反応機に中間
体10を920部仕込み、ついでポリエチレンイミン
(日本触媒工業製 sp−006、分子量600)を8
0部、120℃で反応させた。アミン価が47mgKOH/g
となったところで反応を停止した。NMRにより求めた
反応生成物のポリエステル鎖の平均分子量は約1000
であった。
【0062】《応用例1》酸化チタン(石原産業製 タ
イペークCR95:C.I−Pigment Whit
e 6)70部、分散剤1 1部、キシレン29部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散60分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめし、1週間経過後も、流動性を示した。
【0063】《応用例2》キナクリドン(大日精化工業
製 クロモファインレッド6820:C.I−Pigm
ent Violet19)30部、分散剤2 3部、
MIBK33.5部,キシレン33.5部、ガラスビー
ズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分散60分
分散させた。分散ペーストは、良好な流動性をしめし、
1週間経過後も、流動性を示した。
【0064】《応用例3》フタロシアニンブルー(大日
精化工業製 クロモファインブルー4920:C.I−
Pigment Blue15:3)45部、分散剤3
4部、キシレン25.5部,ブチルセロソルブアセテ
ート25.5部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で分散一時間分散させた。分散ペースト
は、良好な流動性をしめし、1週間経過後も、流動性を
示した。
【0065】《応用例4》ベンツイミダゾロンイエロー
(大日精化工業製 クロモファインイエロー2080:
C.I−Pigment Yellow154)30
部、分散剤4 2部、キシレン34部,ブチルセロソル
ブアセテート34部、ガラスビーズ100部を分散機
(レッドデビル社製)で分散30分分散させた。分散ペ
ーストは、良好な流動性をしめし、1週間経過後も、流
動性を示した。
【0066】《応用例5》フタロシアニングリーン(大
日精化工業製 クロモファイングリーン5310:C.
I−Pigment Green7)45部、分散剤5
4部、キシレン25.5部,ブチルセロソルブアセテ
ート25.5部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で分散一時間分散させた。分散ペースト
は、良好な流動性をしめし、1週間経過後も、流動性を
示した。
【0067】《応用例6》フタロシアニングリーン(大
日精化工業製 クロモファイングリーン5310:C.
I−Pigment Green7)45部、分散剤6
4部、キシレン25.5部,ブチルセロソルブアセテ
ート25.5部、ガラスビーズ100部を分散機(レッ
ドデビル社製)で分散一時間分散させた。分散ペースト
は、良好な流動性をしめし、1週間経過後も、流動性を
示した。
【0068】《応用例7》ジケトピロロピロール(チバ
ガイギー製 IRGAZIN DPP RedBO:
C.I−Pigment Red254)40部、分散
剤3 3部、MIBK33.5部,キシレン33.5
部、ガラスビーズ110部を分散機(レッドデビル社
製)で分散60分分散させた。分散ペーストは、良好な
流動性をしめし、1週間経過後も、流動性を示した。
【0069】《応用例8》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤8 8部、キシレン70部、ガラ
スビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分散
30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性をし
めした。
【0070】《応用例9》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤9 8部、キシレン70部、ガラ
スビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分散
30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性をし
めした。
【0071】《応用例10》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤10 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0072】《応用例11》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤11 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0073】《応用例12》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤12 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0074】《応用例13》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤13 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0075】《応用例14》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤14 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0076】《応用例15》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤15 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0077】《応用例16》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤16 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0078】《応用例17》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤17 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0079】《応用例18》カーボンブラック(デッグサ
製 FW200:C.I−Pigment Black
7)15部、分散剤17 8部、キシレン70部、ガ
ラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社製)で分
散30分分散させた。分散ペーストは、良好な流動性を
しめした。
【0080】《応用例19/比較分散剤の合成》 (比較例:中間体の合成)コンデンサー、窒素導入管、
かくはん機、温度計を備えた2リットル反応機にカプロ
ン酸92部、カプロラクトンモノマー1120部、テト
ラブチルチタネート2部を仕込み、窒素気流下、185
度で18時間反応させた。得られた中間体のポリカプロ
ラクトンの酸価が38.9KOHmg/g であった。
【0081】(比較例:分散剤の合成)コンデンサー、
脱水管、窒素導入管、かくはん機、温度計を備えた2リ
ットル反応機に比較例の中間体を1000部仕込み、つ
いでポリエチレンイミン(日本触媒工業製 sp−20
0、分子量10000)を90部、脱水溶剤としてトル
エン600ccを仕込み、150℃で反応させた。脱水
された水の量が14ccとなったところで反応を停止し
た。生成物(トルエン溶液)の一部の溶媒除去後のアミ
ン価は、49mgKOH/g であった。
【0082】(比較例:応用例)カーボンブラック(デ
ッグサ製 FW200:C.I−Pigment Bl
ack 7)15部、比較分散剤 8部、キシレン70
部、ガラスビーズ100部を分散機(レッドデビル社
製)で分散30分分散させた。分散ペーストは、流動性
をしめした。
【0083】(応用例20)応用例13および応用例1
9で製造した顔料ペーストを、表に示した配合組成で塗
料化し、塗膜作成直後および低温放置(0度、3日間)
後の表面光沢度の測定(60度)を行った。
【0084】 表1 組成 塗料配合1 塗料配合2 アルキド樹脂1) 52.2 52.2 顔料ペースト(応用例13) 12.6 − 顔料ペースト(応用例19) − 12.6 メチル化メラミン2) 10.4 10.4 キシレン 24.4 24.4 硬化触媒3) 0.4 0.4 配合直後グロス 95 88 低温保存試験後グロス4) 91 72 1)大日本インキ化学社製 ベッコゾールEZ−3530−80 (NV80%、キシレン) 2)三井東圧社製 サイメル303 メチル化メラミン樹脂 3)三井東圧社製 キャタリスト6000 硬化促進剤 4)5℃、10日放置 5)焼き付け条件:130℃×30分 (以下余白)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシカルボン酸と下記一般式(I) 【化1】 で表されるラクトン化合物を共重合させて得られるカル
    ボキシル基末端ポリエステルにポリアルキレンポリアミ
    ン化合物を反応させて得られるラクトン変性アミン化合
    物からなる顔料分散剤。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシカルボン酸と下記一般式(I) 【化2】 で表されるラクトン化合物を共重合させて得られるカル
    ボキシル基末端ポリエステルにポリアルキレンポリアミ
    ン化合物を反応させることを特徴とするラクトン変性ア
    ミン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 末端カルボキシル基ポリラクトン化合物
    とポリアルキレンポリアミン化合物の反応物が反応条件
    により、塩またはアミド、あるいはその混合物である特
    許請求の範囲第1項の顔料分散剤。
  4. 【請求項4】 顔料分散剤に含有されるヒドロキシカル
    ボン酸とラクトン類から合成される共重合ポリエステル
    の平均分子量が100〜10000である特許請求項1
    に記載された顔料分散剤。
  5. 【請求項5】 共重合ポリエステル中のラクトン類とヒ
    ドロキシカルボン酸のモル比が1:1から300:1で
    ある特許請求の範囲第1項の顔料分散剤。
  6. 【請求項6】 ポリアルキレンポリアミン化合物の分子
    量が100から20000である特許請求の範囲第1項
    の顔料分散剤。
  7. 【請求項7】 ポリアルキレンポリアミン化合物がポリ
    エチレンイミンである特許請求の範囲第4項の顔料分散
    剤。
  8. 【請求項8】 遊離のアミノ基を4級アンモニウム塩化
    した、請求項2記載の顔料分散剤。
  9. 【請求項9】 ラクトン化合物がε−カプロラクトンで
    ある特許請求の範囲第2項記載の顔料分散剤。
  10. 【請求項10】 請求項1の分散剤を含有するペイン
    ト。
  11. 【請求項11】 請求項1の分散剤を含有するインキ。
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