JPH0814303B2 - 駆動機構 - Google Patents

駆動機構

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JPH0814303B2
JPH0814303B2 JP2027924A JP2792490A JPH0814303B2 JP H0814303 B2 JPH0814303 B2 JP H0814303B2 JP 2027924 A JP2027924 A JP 2027924A JP 2792490 A JP2792490 A JP 2792490A JP H0814303 B2 JPH0814303 B2 JP H0814303B2
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lever
rotating body
rotating
center
dispenser
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伸一 水野
博 松沢
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 円状軌跡を描くように樹脂滴下用ディスペンサ等の被
駆動体を移動させる駆動機構に関し、 簡単な操作によって、被駆動体が所望の楕円状軌跡を
描き移動可能にすることを目的とし、 該被駆動体を一方の端部に保持するレバーと、 該レバーの中間部において該レバーをその長さ方向へ
移動かつ揺動可能に支持する支持手段と、 該レバーの他方の端部を円運動させる回転手段とを具
え、 該支持手段が該円運動の回転中心に向けて移動設定可
能であることを特徴とし、 または、該被駆動体を一方の端部に保持するレバー
と、 該レバーの中間部において該レバーをその長さ方向へ
移動かつ揺動可能に支持する支持手段と、 定位置で回転する第1の回転体と該レバーの他方端部
および該第1の回転体に連結される第2の回転体とを有
し、該第1の回転体に対し該第2の回転体が該第1の回
転体の半径方向に移動設定可能である回転手段とを具
え、 該支持手段が該円運動の回転中心に向けて移動設定可
能であることを特徴とし構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、樹脂滴下用ディスペンサ等の被駆動体を、
円状に移動させる駆動機構に関する。
第5図は電磁継電器の絶縁基板より導出されたリード
端子の斜視図であり、絶縁体2の貫通孔3にリード端子
1を貫通せしめ、リード端子1と貫通孔3との隙間には
封止樹脂3が充填される。
かかる樹脂3は、リード端子1の周囲に沿って移動す
る樹脂滴下用ディスペンサのノズルより滴下することに
なるが、一般にリード端子1の断面に例えば0.8mm×1.3
mmの長方形であるため、ディスペンサは楕円を描くよう
にリード端子1の周囲を移動させることが望ましい。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
一般に、楕円軌跡を描くように各種被駆動体を移動さ
せるのに、数値制御装置を使用すれば極めて簡単であ
る。
しかし、樹脂滴下用ディスペンサの如き被駆動体を楕
円状に移動させるのに数値制御装置を使用すれば、装置
構成が高価となり非実用的である。そこで、従来の前記
ディスペンサ駆動装置には板カムを利用しており、各種
の楕円を描くように被駆動体を移動させるため多数の板
カムを予め準備し、必要とする板カムを選択的に装着し
なければならなかった。
即ち、電磁継電器のリード端子封止用樹脂を滴下せし
める装置において、ディスペンサを楕円状に移動させる
には、リード端子1の断面形状に適応する楕円軌跡を描
く板カムを装着し、リード端子1の断面形状が変われば
それ用の板カムに交換しなければならないという煩わし
さがあった。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明用基本図である。
第1図において本発明による駆動機構は、被駆動体11
を一方の端部に保持するレバー12と、 レバー12の中間部において、レバー12をその長さ方向
へ移動かつ揺動可能に支持する支持手段13と、 レバー12の他方の端部を適当な半径の円14で回転させ
る回転手段とを具え、 支持手段13が回転円14の回転中心に向けて移動設定可
能であることを特徴とする。
かかる駆動機構は、レバー12の他方端部の回転円14の
中心をO1,被駆動体11の移動中心をO2としたとき、支持
手段13が中心O1とO2の中央に位置するとき、被駆動体11
は半径rの真円運動をするようになる。
しかし、支持手段13が中心O1より中心O2に近付くと、
被駆動体11の軌跡は図示する如く横長の楕円状軌跡16を
描くようになり、支持手段13が中心O2より中心O1に近付
くと、被駆動体11の軌跡は縦長の楕円状になる。
さらに、前記回転手段を、定位置で回転する第1の回
転体と、レバー12の他方端部および該第1の回転体に連
結される第2の回転体と、該第2の回転体を第1の回転
体に連結させるため該第1の回転体に植設した連結ねじ
を有し、該第1の回転体に対し該第2の回転体が該第1
の回転体の半径方向に移動設定可能の構成としたとき、
回転円14の半径が変更可能となり、被駆動体11の描く軌
跡の変化が容易かつ拡大されるようになる。
〔作用〕
上記手段によれば、支持手段13の移動および回転円14
の半径を変更することによって、被駆動体11の移動軌跡
は、真円状,横長楕円状,縦長楕円状となり、それらの
大きさおよび形状が選択的に設定できる。
従って、本発明を電磁継電器のリード端子封止用樹脂
滴下装置に利用したとき、リード端子の断面形状に最適
の楕円軌跡を描くようにディスペンサを移動させるに
は、レバー12の他方端部の回転円14の半径,レバー12を
支持する支持手段13の位置設定によって可能になる。
〔実施例〕
以下に図面を用いて、本発明を樹脂滴下装置に採用し
た実施例につき説明する。
第2図は本発明の一実施例による楕円状駆動装置の要
部構成を示す側面図、第3図は第2図に示す装置の平面
図、第4図は第2図に示すレバー他端回転手段の正面図
である。
第1図と共通部分に同一符号を使用した第2図および
第3図において、21は装置基台、22はワークテーブル、
23はモーター、24はモーター23を支持する支持金具、25
はレバー12の中間部を支持する支持金具であり、樹脂滴
下用ディスペンサ(被駆動体)11は、レバー12の一端
(右端近傍)に保持され、レバー12の他端はモーター23
によって回転される。
第1図に示す中心O2の廻りに回動するディスペンサ11
の樹脂滴下ノズル11aは、ワークテーブル22に向けて垂
下する。
支持金具24に固着された支持金具25にレバー12の中間
部を支持し、レバー12をその長さ方向へ移動可能かつ揺
動可能に支持する支持手段は、支持金具25にねじ26にて
固着された円板27と、レバー12の中間部にあけられた長
孔28にて構成される。
長孔28に嵌合しレバー12をその長さ方向へ移動可能な
らしめる円板27には、ねじ26が貫通する長孔29が設けら
れ、ねじ26の締結により支持金具25に対する円板27の固
着位置を変えることによって、円板27の中心とモーター
23の駆動軸30の回転中心との間隔が調整可能であり、そ
のことは支持手段の設定位置を、レバー12の他端の回転
中心(第1図に示す回転中心O1)に向けて移動可能にす
る。
第2図〜第4図において、モーター23の駆動軸30に固
着された第1の回転体31と、回転体31に固着された回転
円板32とは、モーター23の駆動軸30と同軸に回転し、そ
の回転は回転円板32と回転円板32の一部が挿入されるよ
うに配設されたセンサ33によって制御される。
回転体31に対しアリ溝接続によって回転体31の半径方
向へ摺動可能な第2の回転体34は、一対のねじ35によっ
て回転体31に固着(連結)され、回転体34の上面の中心
より突出する軸36は、レバー12の他端(左端近傍)にあ
けられた貫通孔37に嵌合(連結)する。
レバー12の他端を回転させる回転手段は、回転体31と
34および軸36にて構成し、モーター23を回転させるとレ
バー12の他端は、モータ駆動軸30の回転軸37と回転体34
の回転軸38との偏心量xを半径とした円14で回転すると
共に、長さ方向に移動可能なレバー12の一端に保持せし
めたディスペンサ11は、円板27の中心が回転円14の中心
O1とディスペンサ11の移動中心O2との中央に位置しない
とき、楕円状(正確には卵形の楕円)を描いて移動す
る。
なお、前記実施例においてねじ26,円板27,長孔28にて
なるレバー12の中間部の支持手段は一実施例であり、他
の構成、例えば円板27をレバー12に固着し支持金具25に
長孔28をあけても可能である。
また、前記実施例において回転体31と34および軸36に
てなるレバー12の他端の回転手段は、回転体31と34とを
一体化せしめることによって、レバー12他端が一定の半
径で回転するようにしてもよい。しかし、実施例に示す
如く回転体31と34の偏心量(レバー12の他端の回転半
径)を調整可能とすることによって、ディスペンサ11の
移動軌跡の変化が拡張されるようになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、被駆動体の移動
軌跡は、円状,横長楕円状,縦長楕円状に選択的に設定
可能であり、例えば、本発明を電磁継電器のリード端子
封止用樹脂滴下装置に利用したとき、リード端子の断面
形状に最適の楕円軌跡を描くように、簡単な操作でディ
スペンサの移動軌跡が設定可能になる。
その結果、リード端子封止用樹脂装置は安価にその機
能が多様化し、簡単な操作で最適動作が可能となり、樹
脂充填作業が効率化されるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明用基本図、 第2図は本発明の一実施例による装置要部の側面図、 第3図は第2図に示す装置の平面図、 第4図は第2図に示すレバー他端回転手段の正面図、 第5図は電磁継電器のリード端子の斜視図、 である。 図中において、 11は被駆動体(ディスペンサ)、 12はレバー、 14はレバー他端の回転円、 26はねじ、 27は円板、 28はレバーの長孔、 31は第1の回転体、 34は第2の回転体、 36は軸、 O1は被駆動体の移動中心、 O2はレバー他端の退転中心、 を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−135639(JP,A) 実開 昭62−20252(JP,U) 実開 昭62−194965(JP,U) 実開 昭58−125716(JP,U) 特公 昭47−3921(JP,B2) 機械の素復刊委員会編,「新編機械の 素」第9版(1976−3−25)理工学社P. 43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真円または楕円軌跡を描くように被駆動体
    (11)を移動させる機構であって、 該被駆動体(11)を一方の端部に保持するレバー(12)
    と、 該レバー(12)の中間部において該レバー(12)をその
    長さ方向へ移動かつ揺動可能に支持する支持手段(26と
    27と28)と、 該レバー(12)の他方の端部を円運動させる回転手段と
    を具え、 該支持手段(26と27と28)が該円運動の回転中心(O1
    に向けて移動設定可能であることを特徴とする駆動機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転手段が、定位置で回転
    する第1の回転体(31)と、請求項1記載のレバー(1
    2)の他方端部および該第1の回転体(31)に連結され
    る第2の回転体(34)と、該第2の回転体(34)を第1
    の回転体(31)に連結させるため該第1の回転体(31)
    に植設した連結ねじ(35)を具え、該第1の回転体(3
    1)に対し該第2の回転体(34)が該第1の回転体(3
    1)の半径方向に移動設定可能であること、を特徴とす
    る請求項1記載の駆動機構。
JP2027924A 1990-02-07 1990-02-07 駆動機構 Expired - Lifetime JPH0814303B2 (ja)

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JP2027924A JPH0814303B2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 駆動機構

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JP2027924A JPH0814303B2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 駆動機構

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Publication Number Publication Date
JPH03234956A JPH03234956A (ja) 1991-10-18
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機械の素復刊委員会編,「新編機械の素」第9版(1976−3−25)理工学社P.43

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