JPH08142745A - 自動車の補助フラッシャ−ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 方向転換をしようとする自動車の横に位置す
る歩行者や自動車等が、容易にその転換方向を認識でき
るようにする。 【構成】 例えば右ドアミラ−４ａのミラ−４２を覆う
本体４１の外側部で、ミラ−４２の属する側の前後のフ
ラッシャ−ランプとともに点滅する右補助フラッシャ−
ランプ５ａを、ドアミラ−４ａの本体４１に取付ける。
自動車の右側に位置する歩行者、自動車等は、右補助フ
ラッシャ−ランプ５ａの点滅を容易に見ることができる
ので、自動車の転換方向を認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、自動車の前後それぞ
れ左右に取付けられている、タ−ンシグナルランプ、ウ
インカなどと呼ばれるフラッシャ−ランプとともに、さ
らに自動車の側方から認識できるフラッシャ−ランプに
関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車が走行中に方向転換をするとき、
その転換方向を明らかにして、歩行者や自転車を運転す
る者は勿論、後続車や対向車の安全のため、フラッシャ
−ランプを、毎分６０ないし１２０回点滅させることに
なっている。このフラッシャ−ランプは、自動車の前部
左右、及び後部左右に取付けられており、方向を転換す
る側の前後のフラッシャ−ランプを同時に点滅させ、転
換方向を指示する。

【０００３】しかしフラッシャ−ランプは、自動車の前
後に位置する歩行者、自動車等には見やすいが、自動車
の横に位置する歩行者、自動車等にはほとんど見えない
ため、極めて危険である。又、後ろから来た自動車が、
交通信号によって交差点で停止し、その自動車の横に停
止している歩行者には、フラッシャ−ランプが見えな
い。そのため、信号が変わって歩行者、自動車ともに動
き出すと、不注意な者の運転する自動車に、歩行者がは
ねられる危険が多分にあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、方向転換をしようとする自動車の横に位
置する歩行者や自動車等が、容易にその転換方向を認識
できるようにすることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の特徴はドアミ
ラ−のミラ−を覆う本体の外側部で、ドアミラ−の属す
る側の前後のフラッシャ−ランプとともに点滅するフラ
ッシャ−ランプを、ドアミラ−の本体に取付けた点にあ
る。

【０００６】

【実施例】まず、図４で乗用車を例にしてフラッシャ−
ランプの位置を示すと、１は自動車、２ａは前右フラッ
シャ−ランプ、２ｂは後ろ右フラッシャ−ランプ、３ａ
は前左フラッシャ−ランプ、３ｂは後ろ左フラッシャ−
ランプである。又、４ａは右ドアミラ−、４ｂは左ドア
ミラ−である。

【０００７】図１及び図２は右ドアミラ−４ａを示して
いる。４１はドアミラ−４の本体で、ミラ−４２を覆
い、ドアへの取付具４３を介して、前右ドアに開閉自在
に取付けられている。なお、右ドアミラ−４ａの公知の
手動又は電動によるミラ−微調整装置は図示していな
い。

【０００８】５ａは右補助フラッシャ−ランプで、右ド
アミラ−４ａの本体４１の外側部（自動車１の車体と反
対側の横側）に取付けられている。右補助フラッシャ−
ランプ５ａの取付位置は、右ドアミラ−４ａを開いたと
き、その右側から容易にみることができればよい。図示
実施例の場合には、外側部の先端付近に取付けられてい
るが、ドアミラ−の形状、構造等によって任意に選択で
きる。

【０００９】この右補助フラッシャ−ランプ５ａの構造
を、図１に示す。５１はフラッシャ−ランプのレンズと
同様に、例えば赤橙色に着色されたレンズで、図２で示
すように、上下方向に長い縦長に形成され、取付枠５２
に着脱自在に取付けられている。レンズ５１の形状も、
取付位置と同様、ドアミラ−の形状、構造等によって任
意である。５３はバルブ５４を着脱自在なボディであっ
て、取付枠５２を着脱自在に取付ける。

【００１０】そしてこのボディ５３は、本体４１に設け
た取付座４４に、ビス、ナットなど図示しない公知の手
段で、着脱自在に取付けられる。右補助フラッシャ−ラ
ンプ５ａの構造、及び取付方法は、他のフラッシャ−ラ
ンプと同様で、任意に選択できる。

【００１１】なお、左補助フラッシャ−ランプ５ｂの取
付は、右フラッシャ−ランプ５ａと対称的に取付けら
れ、又構造は右補助フラッシャ−ランプ５ａと同様であ
る。

【００１２】図３は左右補助フラッシャ−ランプ５ａ、
５ｂの配線の一例を示す。図中６はフラッシャ−ランプ
ユニット、７は切替えスイッチ、８はパイロットラン
プ、９はヒュ−ズである。右補助フラッシャ−ランプ５
ａは前後右フラッシャ−ランプ２ａ、２ｂと、又左補助
フラッシャ−ランプ５ｂは前後左フラッシャ−ランプ３
ａ、３ｂと、それぞれ並列に接続される。

【００１３】

【発明の効果】自動車の転換方向の横に位置する歩行
者、自動車等は、ドアミラ−に取付けられた補助フラッ
シャ−ランプの点滅を容易に見ることができ、従って事
前に自動車の転換方向を認識できるので、極めて安全で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】右ドアミラ−の一部欠截平面図である。

【図２】右ドアミラ−の側面図である。

【図３】補助フラッシャ−ランプの配線図である。

【図４】自動車の平面略図である。

【符号の説明】

４ａ 右ドアミラ− ４ｂ 左ドアミラ− ４１ 本体 ４２ ミラ− ５ａ 右補助フラッシャ−ランプ ５ｂ 左補助フラッシャ−ランプ ５１ レンズ ５４ バルブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドアミラ−のミラ−を覆う本体の外側部
   で、ドアミラ−の属する側の前後のフラッシャ−ランプ
   とともに点滅するフラッシャ−ランプを、ドアミラ−の
   本体に取付けてなる自動車の補助フラッシャ−ランプ。