JPH08141974A - 工業用ロボット - Google Patents
工業用ロボットInfo
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- JPH08141974A JPH08141974A JP6285365A JP28536594A JPH08141974A JP H08141974 A JPH08141974 A JP H08141974A JP 6285365 A JP6285365 A JP 6285365A JP 28536594 A JP28536594 A JP 28536594A JP H08141974 A JPH08141974 A JP H08141974A
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- Japan
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- cable
- tube
- industrial robot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はアームの端部にケーブル及びチュー
ブが捩じれないように接続された工業用ロボットを提供
することを目的とする。 【構成】 工業用ロボット11は、基台12,旋回ベー
ス13,第1アーム14,第2アーム15,手首部16
よりなる。第1アーム14の下端部14aの関節構造2
9は、第1アーム14の下端部14aの側面に設けられ
た開口14cに取り付けられており、開口14cに嵌合
固定された環状の取付部材30に保持されたボールべア
リング31と、ボールべアリング31の内輪31aに圧
入された円盤状の蓋32と、ケーブル接続部33及びチ
ューブ接続部34を有する接続部材37と、よりなる。
複数のケーブル27及びチューブ28は、一端が旋回ベ
ース13の上面に接続され、他端が第1アーム14に対
して相対的に回動するように設けられたケーブル接続部
33、チューブ接続部34に接続される。
ブが捩じれないように接続された工業用ロボットを提供
することを目的とする。 【構成】 工業用ロボット11は、基台12,旋回ベー
ス13,第1アーム14,第2アーム15,手首部16
よりなる。第1アーム14の下端部14aの関節構造2
9は、第1アーム14の下端部14aの側面に設けられ
た開口14cに取り付けられており、開口14cに嵌合
固定された環状の取付部材30に保持されたボールべア
リング31と、ボールべアリング31の内輪31aに圧
入された円盤状の蓋32と、ケーブル接続部33及びチ
ューブ接続部34を有する接続部材37と、よりなる。
複数のケーブル27及びチューブ28は、一端が旋回ベ
ース13の上面に接続され、他端が第1アーム14に対
して相対的に回動するように設けられたケーブル接続部
33、チューブ接続部34に接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用ロボットに係り、
特にアームの端部にケーブル及びチューブを接続するよ
う構成した工業用ロボットに関する。
特にアームの端部にケーブル及びチューブを接続するよ
う構成した工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来よりモータの駆動力により
アーム等の可動部を駆動する工業用ロボットが種々開発
されている。この種の工業用ロボットでは、例えば塗装
工程のように可燃性のシンナを扱う引火性の高い雰囲気
で使用される場合等があるため、モータ等の電気系統で
発生するスパークにより引火することを防止するため、
主に内圧防爆構造が採用されている。
アーム等の可動部を駆動する工業用ロボットが種々開発
されている。この種の工業用ロボットでは、例えば塗装
工程のように可燃性のシンナを扱う引火性の高い雰囲気
で使用される場合等があるため、モータ等の電気系統で
発生するスパークにより引火することを防止するため、
主に内圧防爆構造が採用されている。
【0003】この内圧防爆構造では、各モータが内圧防
爆構造とされた内圧容器内に収納され、各内圧容器には
保護気体(例えば空気又は窒素ガス等)を供給するチュ
ーブが接続される。又、制御回路からのケーブルは、各
内圧容器を挿通されて各モータに接続される。そして、
保護気体が供給された内圧容器には、上記チューブを介
して所定圧力の保護気体が供給されており、もしチュー
ブ又はモータの内圧容器が破損して保護気体が外部に漏
洩すると、圧力スイッチにより漏れ発生に伴う圧力低下
が検出される。従って、圧力スイッチが圧力低下を検出
してその検出信号を出力したとき、制御回路はアラーム
を発して作業者に異常発生を報知するとともに、ロボッ
トの動作を停止させる。
爆構造とされた内圧容器内に収納され、各内圧容器には
保護気体(例えば空気又は窒素ガス等)を供給するチュ
ーブが接続される。又、制御回路からのケーブルは、各
内圧容器を挿通されて各モータに接続される。そして、
保護気体が供給された内圧容器には、上記チューブを介
して所定圧力の保護気体が供給されており、もしチュー
ブ又はモータの内圧容器が破損して保護気体が外部に漏
洩すると、圧力スイッチにより漏れ発生に伴う圧力低下
が検出される。従って、圧力スイッチが圧力低下を検出
してその検出信号を出力したとき、制御回路はアラーム
を発して作業者に異常発生を報知するとともに、ロボッ
トの動作を停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記内圧防爆構造を有
する工業用ロボットでは、回動するアームの基端部にケ
ーブル及びチューブが直接接続されているため、アーム
が駆動されると、ケーブル及びチューブが捩じれたり、
あるいはアームの接続用孔に擦られてケーブル及びチュ
ーブが破損するおそれがあった。
する工業用ロボットでは、回動するアームの基端部にケ
ーブル及びチューブが直接接続されているため、アーム
が駆動されると、ケーブル及びチューブが捩じれたり、
あるいはアームの接続用孔に擦られてケーブル及びチュ
ーブが破損するおそれがあった。
【0005】又、上記従来の構成では、アームを回動さ
せる際にケーブル及びチューブが捩じれたり、擦られた
りすると、アームを駆動するモータの負荷が増大し、モ
ータの性能低下や寿命の短縮などが発生するといった課
題がある。そこで、本発明は上記課題を解決した工業用
ロボットを提供することを目的とする。
せる際にケーブル及びチューブが捩じれたり、擦られた
りすると、アームを駆動するモータの負荷が増大し、モ
ータの性能低下や寿命の短縮などが発生するといった課
題がある。そこで、本発明は上記課題を解決した工業用
ロボットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上に回動
自在に支持されたアームの回動中心となる基端部の側面
にケーブルとチューブとを接続した工業用ロボットにお
いて、前記アームの基端部に前記アームの基端部の回動
中心と同軸となる回転体を回転自在に設け、前記回転体
に前記ケーブルとチューブとを並列に接続してなること
を特徴とする。
自在に支持されたアームの回動中心となる基端部の側面
にケーブルとチューブとを接続した工業用ロボットにお
いて、前記アームの基端部に前記アームの基端部の回動
中心と同軸となる回転体を回転自在に設け、前記回転体
に前記ケーブルとチューブとを並列に接続してなること
を特徴とする。
【0007】
【作用】アームの基端部にアームの基端部の回動中心と
同軸となる回転体を回転自在に設けるとともに、回転体
にケーブルとチューブとを並列に接続することにより、
アーム回動時にケーブル及びチューブが捩じれたり、ア
ームに擦られることを防止する。
同軸となる回転体を回転自在に設けるとともに、回転体
にケーブルとチューブとを並列に接続することにより、
アーム回動時にケーブル及びチューブが捩じれたり、ア
ームに擦られることを防止する。
【0008】
【実施例】図1及び図2に本発明になる工業用ロボット
の一実施例を示す。各図中、工業用ロボット11は多関
節型ロボットであり、大略、基台12,旋回ベース1
3,第1アーム14,第2アーム15,手首部16より
なる。基台12内には旋回ベース13を駆動する旋回駆
動部19が設けられている。旋回ベース13は旋回駆動
部19の駆動力により基台12上で軸線Aを中心として
回動する。旋回ベース13の上面に起立したブラケット
13aには、軸線Aと直交する水平方向の軸線Bを中心
に揺動する第1アーム14の下端部(基端部)14aが
回動自在に支承されている。
の一実施例を示す。各図中、工業用ロボット11は多関
節型ロボットであり、大略、基台12,旋回ベース1
3,第1アーム14,第2アーム15,手首部16より
なる。基台12内には旋回ベース13を駆動する旋回駆
動部19が設けられている。旋回ベース13は旋回駆動
部19の駆動力により基台12上で軸線Aを中心として
回動する。旋回ベース13の上面に起立したブラケット
13aには、軸線Aと直交する水平方向の軸線Bを中心
に揺動する第1アーム14の下端部(基端部)14aが
回動自在に支承されている。
【0009】又、ブラケット13aの側面には第1アー
ム14を駆動する第1アーム駆動部20が設けられてい
る。従って、第1アーム14はブラケット13aにより
片持ち構造で回動自在に支承されており、その分旋回ベ
ース13の構成が簡略化及び軽量化されている。そのた
め、第1アーム14を両側から支持する構成よりも旋回
ベース13の製作及び組立作業が容易に行える。
ム14を駆動する第1アーム駆動部20が設けられてい
る。従って、第1アーム14はブラケット13aにより
片持ち構造で回動自在に支承されており、その分旋回ベ
ース13の構成が簡略化及び軽量化されている。そのた
め、第1アーム14を両側から支持する構成よりも旋回
ベース13の製作及び組立作業が容易に行える。
【0010】そして、第1アーム14の上端部(先端
部)14bには、上記軸線Bと平行な軸線Cを中心とし
て揺動する第2アーム15が回動自在に支承されてい
る。第2アーム15の側面には第2アーム15を駆動す
る第2アーム駆動部21が設けられている。又、第2ア
ーム15の先端部15aには手首部16が設けられてお
り、上記第2アーム15の基端部15bには手首部16
を駆動する手首駆動部22が設けられている。手首部1
6は、第2アーム15の軸線Cと平行な軸線Dを中心と
して回動する第1ケーシング23と、軸線Dと直交する
軸線Eを中心として回動する第2ケーシング24と、軸
線Eと直交する軸線Fを中心として回動する軸25と、
を有する。
部)14bには、上記軸線Bと平行な軸線Cを中心とし
て揺動する第2アーム15が回動自在に支承されてい
る。第2アーム15の側面には第2アーム15を駆動す
る第2アーム駆動部21が設けられている。又、第2ア
ーム15の先端部15aには手首部16が設けられてお
り、上記第2アーム15の基端部15bには手首部16
を駆動する手首駆動部22が設けられている。手首部1
6は、第2アーム15の軸線Cと平行な軸線Dを中心と
して回動する第1ケーシング23と、軸線Dと直交する
軸線Eを中心として回動する第2ケーシング24と、軸
線Eと直交する軸線Fを中心として回動する軸25と、
を有する。
【0011】そして、軸25には、例えば塗装ガン(図
示せず)等の作業治具が取り付けられる。又、第1アー
ム14には、コイルバネ26の一端が連結されており、
コイルバネ26の他端はブラケット13aの上端に連結
されている。従って、第1アーム14が傾斜するように
回動した場合、コイルバネ26に引っ張り荷重が作用す
る。そのため、コイルバネ26は、第1アーム14が自
重で水平方向に倒れないように付勢する。
示せず)等の作業治具が取り付けられる。又、第1アー
ム14には、コイルバネ26の一端が連結されており、
コイルバネ26の他端はブラケット13aの上端に連結
されている。従って、第1アーム14が傾斜するように
回動した場合、コイルバネ26に引っ張り荷重が作用す
る。そのため、コイルバネ26は、第1アーム14が自
重で水平方向に倒れないように付勢する。
【0012】上記旋回駆動部19、第1アーム駆動部2
0、第2アーム駆動部21、手首駆動部22には駆動用
モータが収納されており、各駆動部19〜22は夫々塗
装工程のようなシンナ等が空気中に浮遊する引火性雰囲
気でも安全に作動できるように内圧防爆構造となってい
る。従って、各駆動部19〜22のハウジング19a〜
22aは、周囲の引火性雰囲気が侵入できないように外
部から遮断された密閉構造とされており、内圧容器とし
て機能する。
0、第2アーム駆動部21、手首駆動部22には駆動用
モータが収納されており、各駆動部19〜22は夫々塗
装工程のようなシンナ等が空気中に浮遊する引火性雰囲
気でも安全に作動できるように内圧防爆構造となってい
る。従って、各駆動部19〜22のハウジング19a〜
22aは、周囲の引火性雰囲気が侵入できないように外
部から遮断された密閉構造とされており、内圧容器とし
て機能する。
【0013】従って、各駆動部19〜22のハウジング
19a〜22aには、各駆動用モータを駆動するための
ケーブル27及びハウジング19a〜22aに保護気体
(例えば空気又は窒素ガス等)を供給するチューブ28
が接続される。ここで、本発明の要部を構成する第1ア
ーム14の下端部14aの関節構造29について図3及
び図4を併せ参照して説明する。
19a〜22aには、各駆動用モータを駆動するための
ケーブル27及びハウジング19a〜22aに保護気体
(例えば空気又は窒素ガス等)を供給するチューブ28
が接続される。ここで、本発明の要部を構成する第1ア
ーム14の下端部14aの関節構造29について図3及
び図4を併せ参照して説明する。
【0014】両図中、関節構造29は、第1アーム14
の下端部14aの側面に設けられた開口14cに取り付
けられており、開口14cに嵌合固定された環状の取付
部材30に保持されたボールべアリング31と、ボール
べアリング31の内輪31aに圧入された円盤状の蓋
(回転体)32と、ケーブル接続部33及びチューブ接
続部34を有する接続部材37と、よりなる。
の下端部14aの側面に設けられた開口14cに取り付
けられており、開口14cに嵌合固定された環状の取付
部材30に保持されたボールべアリング31と、ボール
べアリング31の内輪31aに圧入された円盤状の蓋
(回転体)32と、ケーブル接続部33及びチューブ接
続部34を有する接続部材37と、よりなる。
【0015】複数(本実施例では2本ずつ)のケーブル
27及びチューブ28は、一端が旋回ベース13の上面
の接続部(図示せず)にナット35,36の締め付けに
より接続されている。そして、複数のケーブル27及び
チューブ28は、旋回ベース13の上面から並列に引き
出された他端がケーブル接続部33、チューブ接続部3
4に接続される。
27及びチューブ28は、一端が旋回ベース13の上面
の接続部(図示せず)にナット35,36の締め付けに
より接続されている。そして、複数のケーブル27及び
チューブ28は、旋回ベース13の上面から並列に引き
出された他端がケーブル接続部33、チューブ接続部3
4に接続される。
【0016】このケーブル接続部33、チューブ接続部
34は、ゴム製の接続部材37に設けられており、例え
ばケーブル27又はチューブ28が引っ張られても接続
部材37が弾性変形してケーブル27及びチューブ28
に無理な力が作用しないようになっている。ケーブル2
7はケーブル接続部33を貫通して第1アーム14の下
端部14a内に挿入されており、第1アーム駆動部20
のハウジング20aに接続される。さらに、ケーブル2
7が挿通されるケーブル接続部33は、弾性を有するゴ
ム製であるので、ケーブル27の外周に密着してケーブ
ル27の外周を気密にシールするようになっている。
又、チューブ28が接続されるチューブ接続部34で
は、チューブ28の端部が第1アーム14の下端部14
a内の空間38に開口するため、チューブ28を介して
供給された保護気体の供給部となる。
34は、ゴム製の接続部材37に設けられており、例え
ばケーブル27又はチューブ28が引っ張られても接続
部材37が弾性変形してケーブル27及びチューブ28
に無理な力が作用しないようになっている。ケーブル2
7はケーブル接続部33を貫通して第1アーム14の下
端部14a内に挿入されており、第1アーム駆動部20
のハウジング20aに接続される。さらに、ケーブル2
7が挿通されるケーブル接続部33は、弾性を有するゴ
ム製であるので、ケーブル27の外周に密着してケーブ
ル27の外周を気密にシールするようになっている。
又、チューブ28が接続されるチューブ接続部34で
は、チューブ28の端部が第1アーム14の下端部14
a内の空間38に開口するため、チューブ28を介して
供給された保護気体の供給部となる。
【0017】上記ケーブル接続部33、チューブ接続部
34を有する接続部材37は、蓋32の開口32aに嵌
合し、且つ開口32aを密閉するようにボルト40によ
り蓋32に取り付けられている。この蓋32は、第1ア
ーム14の下端部14aの回転中心となる軸線Bと同軸
的となる位置に設けられている。又、蓋32はボールべ
アリング31の内輪31aに嵌合する環状の嵌合部材3
9にボルト40により固定されている。従って、蓋32
はボールべアリング31の内輪31aとともに外輪31
bに対し回動自在に設けられている。
34を有する接続部材37は、蓋32の開口32aに嵌
合し、且つ開口32aを密閉するようにボルト40によ
り蓋32に取り付けられている。この蓋32は、第1ア
ーム14の下端部14aの回転中心となる軸線Bと同軸
的となる位置に設けられている。又、蓋32はボールべ
アリング31の内輪31aに嵌合する環状の嵌合部材3
9にボルト40により固定されている。従って、蓋32
はボールべアリング31の内輪31aとともに外輪31
bに対し回動自在に設けられている。
【0018】尚、外輪31bの側面には、外輪31bが
外側に外れることを防止する環状の押さえ板39が当接
する。この押さえ板39は、ボルト42により取付部材
30に固定されている。従って、上記のようにケーブル
接続部33、チューブ接続部34を有する接続部材37
が固定された蓋32には、複数(本実施例では2本ず
つ)のケーブル27及びチューブ28が接続されている
が、蓋32はボールべアリング31により低摩擦で回転
可能に支承されている。
外側に外れることを防止する環状の押さえ板39が当接
する。この押さえ板39は、ボルト42により取付部材
30に固定されている。従って、上記のようにケーブル
接続部33、チューブ接続部34を有する接続部材37
が固定された蓋32には、複数(本実施例では2本ず
つ)のケーブル27及びチューブ28が接続されている
が、蓋32はボールべアリング31により低摩擦で回転
可能に支承されている。
【0019】そのため、例え第1アーム14が第1アー
ム駆動部20により駆動されて所定角度回動しても複数
のケーブル27及びチューブ28が接続された蓋32
は、ケーブル27及びチューブ28が捩じれないように
第1アーム14の下端部14aに対して相対的に回動す
ることができる。よって、第1アーム14が回動したと
きケーブル27及びチューブ28が接続された蓋32
は、下端部14aとともに一体的に回動するのではな
く、ボールべアリング31の内輪31aとともに外輪3
1bに対して相対回転する。即ち、ケーブル接続部3
3、チューブ接続部34を有する接続部材37及び蓋3
2は、第1アーム14の回動動作にかかわりなく、見か
け上停止している。そのため、ケーブル接続部33、チ
ューブ接続部34に接続されたケーブル27及びチュー
ブ28は、第1アーム14が回動したときに捩じれるこ
とが防止される。
ム駆動部20により駆動されて所定角度回動しても複数
のケーブル27及びチューブ28が接続された蓋32
は、ケーブル27及びチューブ28が捩じれないように
第1アーム14の下端部14aに対して相対的に回動す
ることができる。よって、第1アーム14が回動したと
きケーブル27及びチューブ28が接続された蓋32
は、下端部14aとともに一体的に回動するのではな
く、ボールべアリング31の内輪31aとともに外輪3
1bに対して相対回転する。即ち、ケーブル接続部3
3、チューブ接続部34を有する接続部材37及び蓋3
2は、第1アーム14の回動動作にかかわりなく、見か
け上停止している。そのため、ケーブル接続部33、チ
ューブ接続部34に接続されたケーブル27及びチュー
ブ28は、第1アーム14が回動したときに捩じれるこ
とが防止される。
【0020】又、第1アーム14が回動したときケーブ
ル27及びチューブ28が擦れることも無いため、ケー
ブル27及びチューブ28の外皮が摩耗して破損するこ
とも防止できる。よって、第1アーム14の下端部14
aに接続された複数のケーブル27及びチューブ28
は、第1アーム14の回動に伴う捩じれ又は擦れ等によ
り破損が防止されて寿命が延びるとともに、内圧防爆構
造の信頼性を高められる。
ル27及びチューブ28が擦れることも無いため、ケー
ブル27及びチューブ28の外皮が摩耗して破損するこ
とも防止できる。よって、第1アーム14の下端部14
aに接続された複数のケーブル27及びチューブ28
は、第1アーム14の回動に伴う捩じれ又は擦れ等によ
り破損が防止されて寿命が延びるとともに、内圧防爆構
造の信頼性を高められる。
【0021】しかも、ボールべアリング31によりケー
ブル27及びチューブ28が接続された蓋32が相対的
に回動する際の負荷がかなり低減されているので、第1
アーム14を駆動する第1アーム駆動部20の負担が軽
減されているとともに、第1アーム駆動部20に設けら
れたモータの性能低下や寿命の短縮を防止することがで
きる。
ブル27及びチューブ28が接続された蓋32が相対的
に回動する際の負荷がかなり低減されているので、第1
アーム14を駆動する第1アーム駆動部20の負担が軽
減されているとともに、第1アーム駆動部20に設けら
れたモータの性能低下や寿命の短縮を防止することがで
きる。
【0022】尚、上記実施例では、ボールべアリング3
1によりケーブル27及びチューブ28が接続された蓋
32を第1アーム14に対して回転自在な構成とした
が、これに限らず、要はケーブル27及びチューブ28
の端部が第1アーム14と一体に回転しないように第1
アーム14に対して相対的に回転できる構成であれば良
い。
1によりケーブル27及びチューブ28が接続された蓋
32を第1アーム14に対して回転自在な構成とした
が、これに限らず、要はケーブル27及びチューブ28
の端部が第1アーム14と一体に回転しないように第1
アーム14に対して相対的に回転できる構成であれば良
い。
【0023】又、上記実施例では、第1アーム14の下
端部14aの関節構造を一例として説明したが、これに
限らず、他の関節部分にも適用できるのは言うまでもな
い。又、上記実施例では、塗装工程で使用される工業用
ロボットに適用された構成を一実施例として挙げたが、
これ以外の用途に使用される工業用ロボットにも本発明
を適用することができるのは勿論である。
端部14aの関節構造を一例として説明したが、これに
限らず、他の関節部分にも適用できるのは言うまでもな
い。又、上記実施例では、塗装工程で使用される工業用
ロボットに適用された構成を一実施例として挙げたが、
これ以外の用途に使用される工業用ロボットにも本発明
を適用することができるのは勿論である。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、アームの
基端部にアームの基端部の回動中心と同軸となる回転体
を回転自在に設けるとともにケーブルとチューブとを回
転体に並列に接続するため、アームが所定角度回動して
もケーブル及びチューブが接続された回転体がアームに
対して相対的に回動し、回転体に接続されたケーブル及
びチューブがアームの回動により捩じれることを防止で
きる。又、アームが回動したときケーブル及びチューブ
が擦れることを防止できるため、ケーブル及びチューブ
が摩耗して破損することも防止でき、アームに接続され
たケーブル及びチューブの寿命を延ばすとともに、内圧
防爆構造の信頼性を高めことができる。しかも、アーム
を駆動するモータの負担を軽減してモータの性能低下や
寿命の短縮を防止することができる。
基端部にアームの基端部の回動中心と同軸となる回転体
を回転自在に設けるとともにケーブルとチューブとを回
転体に並列に接続するため、アームが所定角度回動して
もケーブル及びチューブが接続された回転体がアームに
対して相対的に回動し、回転体に接続されたケーブル及
びチューブがアームの回動により捩じれることを防止で
きる。又、アームが回動したときケーブル及びチューブ
が擦れることを防止できるため、ケーブル及びチューブ
が摩耗して破損することも防止でき、アームに接続され
たケーブル及びチューブの寿命を延ばすとともに、内圧
防爆構造の信頼性を高めことができる。しかも、アーム
を駆動するモータの負担を軽減してモータの性能低下や
寿命の短縮を防止することができる。
【図1】本発明になる工業用ロボットの一実施例の斜視
図である。
図である。
【図2】工業用ロボットの側面図である。
【図3】第1アームの下端部を拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図4】第1アームの下端部の関節構造を説明するため
一部切截縦断面図である。
一部切截縦断面図である。
11 工業用ロボット 13 旋回ベース 14 第1アーム 15 第2アーム 16 手首部 19 旋回駆動部 20 第1アーム駆動部 21 第2アーム駆動部 22 手首駆動部 23 第1ケーシング 24 第2ケーシング 25 軸 27 ケーブル 28 チューブ 29 関節構造 30 取付部材 31 ボールべアリング 32 蓋 33 ケーブル接続部 34 チューブ接続部 37 接続部材
Claims (1)
- 【請求項1】 基台上に回動自在に支持されたアームの
回動中心となる基端部の側面にケーブルとチューブとを
接続した工業用ロボットにおいて、 前記アームの基端部に前記アームの基端部の回動中心と
同軸となる回転体を回転自在に設け、 前記回転体に前記ケーブルとチューブとを並列に接続し
てなることを特徴とする工業用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285365A JPH08141974A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 工業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285365A JPH08141974A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 工業用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141974A true JPH08141974A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17690617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285365A Pending JPH08141974A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 工業用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08141974A (ja) |
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- 1994-11-18 JP JP6285365A patent/JPH08141974A/ja active Pending
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