JPH02152788A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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JPH02152788A
JPH02152788A JP30581488A JP30581488A JPH02152788A JP H02152788 A JPH02152788 A JP H02152788A JP 30581488 A JP30581488 A JP 30581488A JP 30581488 A JP30581488 A JP 30581488A JP H02152788 A JPH02152788 A JP H02152788A
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rotation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、多関節型の工業用ロボットに関する。
「従来の技術」 従来、塗装や溶接等の作業を人間に代わって行う自動機
として、動作プログラムを変更することにより多様なワ
ークにフレキシブルに対応可能な工業用ロボットが用い
られている。そして、多種な工業用口ポストの中でも、
より人間に近い動きをする多関節型の工業用ロボットが
よく用いられている。
以下、第7図により従来の多関節型の工業用ロボットに
ついて説明する。
第7図において、lはベースである。ベース1の上には
旋回駆動部2が設けられている。旋回駆動部2は、後述
する旋回ベース3の支持機構及び旋回アクチュエータを
内部に有するものである。
この旋回駆動部2の上には、旋回ベース3がベース1に
固定された軸線晟を中心として回動自在に支持されてい
る。旋回ベース3は、後述する第1アーム4の支持機構
と第1アームアクチユエ7り5と第2アームアクチユエ
ータ6とが上部に設けられたもので、前記旋回アクチュ
エータの動作により軸線1を中心として回動するように
なっている。この旋回ベース3の上には、第1アーム4
が、旋回ベースに固定され軸線aに直交する軸線すを中
心として回動自在になるようにして両持状に取り付けら
れている。この第1アーム4は、先端部に後述する第2
アーム7の支持機構が、また内部に第2アームアクチユ
エータ6の駆動力を第2アーム7に伝えるチェーン等の
伝達手段が設けられたもので、第1アームアクチユエー
タ5の動作により軸線すを中心として回動するようにな
っている。
また、第1アーム4の先端部には、第2アーム7が、第
1アーム4に固定され軸線すに平行な軸線Cを中心とし
て回動自在になるようにして両持状に取り付けられてい
る。第2アーム7は、内部に後述する手首駆動部8の駆
動力を後述する手首機構9に伝えるチェーン等の伝達手
段が設けられたもので、その中心線が軸線轟を含む平面
内に存在するように配され、第2アームアクチユエータ
6の動作により軸線Cを中心として回動するようになっ
ている。
第2アーム7の後端部には、手首駆動部8が設けられて
いる。手首駆動部8は、内部に略第2アーム7の中心線
上に配された手首機構アクチュエータを有するもので、
図に示すように、軸線Cよりも後方に第2アーム7の中
心線上に伸びるようにして形成されている。
また、第2アーム7の先端部には手首機構9が設けられ
ている。手首機構9には、ケース10゜ケース11及び
取付部12が設けられている。ケースlOは、第2アー
ム7に、軸線Cと平行な軸線dを中心として回動自在に
取り付けられている。
ケース11は、ケース10に、軸線dに直交する軸線e
を中心として回動自在に取り付けられている。取付部1
2は、ロボットに作業をさせるための作業ツール等を取
り付けるためのもので、ケース11に、軸線eに直交す
る軸線fを中心として回動自在に設けられている。
そして、各アクチュエータは図示していない制御装置に
よりその始動、停止及び動作の速さと向きを制御される
ようになっている。
今、制御装置を動作させると、制御装置は各アクチュエ
ータの始動、停止及び動作の速さと向きを制御する。こ
れにより、旋回ベース3.第1アーム4.第2アーム7
、ケース10.ケース11.取付部12かそれぞれ軸線
a、b、c、d、e、Iを中心として適時所定の速さと
向きで回動する。こうして、取付部12に取り付けられ
た作業ツール等は、各前記回動の動作範囲において空間
上を3次元的に所定の軌跡を描いてかつ所定の速度で移
動させられるとともに、各時点で所定の方向に向けられ
、ロボットは所望の作業をすることになる。
ここで、前記制御方法としては、リモート又はダイレク
ト操作によりロボットに所望の作業をさせるための動作
を一度実行させ、その際にその動作の内容(速さ、向き
1位置等)を制御装置により検知しプログラムとして登
録し、このプログラムを再生する方法、すなわちティー
チングプレイバック方式が通常用いられている。
上記従来の工業用ロボットは、前述のように6自由度を
有するため、取付部12に取り付けた作業ツール等を、
各前記回動が動作範囲内であれば、任意の位置で任意の
方向に向けることができる。
このため、例えば作業ツールである塗装ガンを3次元的
に複雑に動かすことが必要な、立体的なワークの塗装作
業等にも用いることができるものであった。また、手首
機構9を駆動するアクチュエータは第2アーム7の軸線
Cよりも後方に配されているため、該モーターの重量が
カウンターウェイトとして作用し第2アーム7及び手首
機構9の重量によるモーメントを打ち消すので、第2ア
ームアクチユエータの容量が小さくてすむというもので
あった。
「発明か解決しようとする課題」 ところが、上記従来の工業用ロボットは、以下のような
改善すべき点を有していた。
第一に、第1アーム4と第2アーム7はそれぞれ旋回ベ
ース3と第1アーム4に両持状に取り付けられているた
め、第1アーム4又は第2ア〒ム7が大きく回動すると
、第1アーム4と旋回ベース3又は第2アーム7と第1
アーム4が干渉する。
このため、第1アーム4と第2アーム7の回動角度は小
さく制限され、ロボットの動作範囲が小さくなっていた
。例えば、第7図において、第2アーム7が下方に回動
する場合には、第1アーム4の先端部に形成された凹部
13に第2アーム7が干渉するため、ロボットを、第1
アーム4と第2アーム7の中心線が略平行になるような
姿勢にはできなかった。また、第7図において、第2ア
ーム7が上方に回動しようきする場合ばば、手首駆動部
8の下面が第1アーム4に干渉するI;め、ロボットを
第1アーム4と第2アーム7の中心線が略−直線上に配
されるような姿勢にはできなかっtこ。
第二に、第7図に8いて符号K l、 K zで示すよ
うな狭あい部がそれぞれ2箇所あり、例えばロボットを
塗装作業に使用する際には、ロボットは多量の塗料が飛
散している雰囲気におかれ、この狭あい部から塗料が侵
入する。このため、内部の清掃等のメンテナンスを頻繁
に行わなければならなかった。また、異物等からこの軸
受を保護するためには、部材間にシール材を介装させる
か、連結部全体を可撓性のあるもの(例えば蛇腹状に形
成されたゴム膜)で覆う等しなければなず、構造が複雑
でロボットを製造する際の組立作業が難しく、また前記
シール材等の交換、清掃等のメンテナンス作業が容易で
なかった。
第三に、軸線Cが常に存在する平面は軸線aを含んでお
らず、該平面と軸線aは平行であるがケース10が第2
アーム7の側面から突出している分だけオフセットして
いる。このため、ロボットをCP (Con+1nuo
us P ass)制御するための関節座標と直交座標
との間の座標変換計算において常にこのオフセット量を
考慮せねばならず、この計算が複雑になっていた。この
ことは、制御装置において演算に使われるメモリの容量
が大きくなる等の不利益をもたらすものであった。
本発明は、上記従来の問題点を改善し、かつこの種の機
械に基本的に要求される特徴を維持した工業用ロボット
であって、具体的には下記に示すような特徴を宵する工
業用ロボットを提供することを目的としている。
(−)動作範囲が大きい。
(ニ)メンテナンスが容易。
(三)関節座標と直交座標との間の座標変換計算が容易
(四)重量物がバランス良く配され、モーターや軸受に
かかる負荷が小さい。
(五)組み立て易い。
(六)教示作業がし易い。
「課題を解決するための手段」 本発明の工業用ロボットは、軸線Aを中心として回動す
る旋回ベースと、該旋回ベースに前記軸線Aと同一線上
にない軸線Bを中心として回動自在に支持された第1ア
ームと、該第1アームに前記軸線Bと同一線上にない軸
線Cを中心として回動自在に支持された第2アームと、
該第2アームの先端に前記軸線Cと同一線上にない軸線
りを中心として回動自在に支持された手首機構とよりな
り、前記手首機構に作業ツール等を取り付けて用いる工
業用ロボットにおいて、上記軸線B 、C、Dを中心と
する連結部の少なくとも一箇所は、互いに連結された部
材の一方が他方の部材を片持状態に支持することを特徴
としている。
また、前記手首機構を駆動する電動モーターを前記第2
アームの回動中心から前記手首部と反対側に伸びるケー
スに設けたことを特徴としている。
また、前記ケースを前記第2アームより上方に設けたこ
とを特徴としている。
また、前記手首機構を駆動する電動モーターの中で、前
記軸線りを中心とする前記手首機構の回動を駆動する電
動モーターを、前記第2アームの回動中心から最も遠い
位置に配置したことを特徴としている。
また、前記第2アームを前記第1アームの一側部に片持
状に取り付けるとともに、前記手首機構を駆動する電動
モーターを前記第2アームの前記第1アーム側に設け、
前記第2アームの回動を駆動する電動モーターを前記第
2アームの前記第1アームと反対側に設けたことを特徴
としている。
また、前記手首機構を駆動する電動モーターの駆動力を
、前記第2アーム内に配設されたベルトにより前記手首
機構まで伝達するようにしたことを特徴としている。
また、前記第1アームと前記手首機構を、前記第2アー
ムの一側部に連結したことを特徴としている。
さらに、前記軸線Aを含みかつ軸線りと直交する平面内
に、前記手首の回転軸線Eを配置したことを特徴として
いる。
「作用」 本発明の工業用ロボットは、軸線B 、C、Dを中心と
する連結部の少なくとも一箇所で、互いに連結された部
材の一方が他方の部材を片持状態に支持しているため、
前記他方の部材が大きく回動しても前記部材の一方と他
方の部材との干渉が起こらない。また、これにより面述
の狭あい部は、軸線B 、C、D毎に一箇所のみとなる
また、手首機構駆動用のモーターが第2アームの回動中
心に対して、手首機構と反対側に配されているため、前
記モーターの重量はカウンターウェイトとして作用し、
第2アーム及び手首機構の重量により生じる前記回動中
心口りの力のモーメントを打ち消すように働く。そして
、前記手首機構を駆動する電動モーターの中で、前記軸
線りを中心とする前記手首機構の回動を駆動する電動モ
ー9−を、前記第2アームの回動中心から最も遠い位置
に配置している。このため、前記手首機構を駆動する電
動モーターの中で最も重いモーターが、前記第2アーム
の回動中心から最も遠い位置に配置されることになり、
上記カウンターウェイトとしての作用が大いに発揮され
る。
また、手首機構を駆動するモーターが、第2アームより
も上方に位置するケースに設けられているため、第1ア
ームと第2アームとが一直線上に配されるように第2ア
ームが回動しても、前記モーターあるいはケースと第1
アームは干渉しない。
また、手首機構を駆動する電動モーターと手首機構は第
2アームの第1アーム側に設けられ1.第2アームの回
動を駆動する電動モーターは第2アームの第1アームと
反対側に設けられている。このため、手首機構を駆動す
るモーターと手首機構の重量は、第2アーム及び第2ア
ームを駆動する電動モーター等の重量により第2アーム
を支持する軸受に加わる負荷モーメントを打ち消すよう
に作用する。
また、手首機構駆動用のモーターの駆動力を手首機構ま
で伝達する手段は、取り付け、取り外しが容易なベルト
が用いられている。このため、第2アームの分解2組立
作業が容易になる。
さらに、軸線Aを含む平面内に、手首機構の軸線りに直
交する回転軸線Eが配置されており、かつ第2アームは
前記平面から離れて配されている。
このため、ロボットの軸構成が最終的にオフセットのな
いものになり、また前記回転軸線Eの後ろ側(軸線へ〇
側)には、部材の存在しない空間ができる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図により説明す
る。
第1図は、6自由度工業用ロボットの全体を示す図であ
る。図において、14はベースである。
ベース14の上には、旋回駆動部15が設けられている
。旋回駆動部15の上には、ベース14に固定された軸
線Aを中心として回動する旋回ベース16が設けられて
いる。旋回ベース16の上には、旋回ベース16に固定
され軸線Aと直交する軸線Bを中心として回動する第1
アーム17が設けられている。また、旋回ベース16の
上には、第1アーム駆動部18が設けられている。
そして、第1アーム17の先端部には、第1アーム17
に固定され軸線Bと平行な軸線Cを中心として回動する
第2アーム19が設けられている。
この第2アーム19と第1アーム17の連結部には、第
2アーム駆動部20が設けられている。また、第2アー
ム19の後部には、手首駆動部21が設けられている。
さらに、第2アーム19の先端には、手首機構22が設
けられている。手首機構22には、ケース23.ケース
24及び取付軸25が設けられている。ケース23は、
第2アーム19に固定され軸線Cに平行な軸線りを中心
として回動するようになっている。ケース24は、ケー
ス23に固定され軸線りに直交する軸線Eを中心として
回動するようになっている。取付軸25は、ロボットに
作業をさせるための作業ツール等を取り付けるもので、
ケース24に固定され軸線Eに直交する軸線Fを中心と
して回動するようになっている。 ここで、第1アーム
は軸線Aを含む平面上に存在するようになっている。さ
らに、第2アーム19は第1アーム17に片持状に取付
けられ又ケース23は第2アーム19の第1アーム17
側の側面に片持状に取付られて、軸線Eは軸線へを含み
かつ軸線りと直交する平面内に存在するようになってい
る。
以下、各部(旋回駆動部15.第1アーム駆動部18、
第2アーム駆動部201手首駆動部21.手首機構22
)の構成について順次詳細に説明する。
まず、旋回駆動部15は、内部に旋回ベース16の支持
機構、及び旋回ベース16を回動させるためのモーター
等が設けられたものである。
つぎに、第2図は第1図において矢印Xで示す向きより
見た第1アーム駆動部18の縦断面図である。図におい
て、16は前記旋回ベースである。
旋回ベース16は、円板部161と該円板部16aの上
面に互いに平行になるように形成された右側板部16b
と左側板部16eとを有し、円板部16aが旋回駆動部
15の上になるように配されて、前述のように、旋回駆
動部15により支持されかつ回動させられるものである
。旋回ベース16に形成された右側板部16bの右側面
には、取付座26を介して、モーター27が固定されて
いる。モーター27は電動式のもので、出力軸が軸線B
に一致するように配されている。また、前記右側板16
bの左側面には、取付座26を介して減速機28か固定
されている。減速機28は低トルクで高速な回転を高ト
ルクで低速な回転に変換するもので、入力軸28aと出
力軸28bとを同軸線上に何し、該入力軸28!と出力
軸28bが軸線Bに一致するように配されている。また
、減速機28は内部に軸受を有し、出力軸28bに加わ
るラジアル方向またはスラスト方向の負荷を受けること
ができる。
この減速機28の入力軸281は、モーター27の出力
軸に取り付けられている。そして、このmf記記入輪軸
28!モーター27の出力軸に取り付く部分にはギー等
の回転伝達手段が設けられ、これによりモーター27の
出力軸の回転が前記入力軸28λに伝わるようになって
いる。
また、旋回ベース16の上には、前述のように、第1ア
ーム17が設けられている。第1アーム17は、第2図
、第3図に示すように、円筒状のアーム本体部17gと
、該アーム本体部17aの両端にその軸線がアーム本体
部17aの軸線に直交するように設けられた円筒状部1
7b、17cとを有するものである。また、第1アーム
17の円筒状部17b内には円筒状部17bの軸線に直
交する平面に沿う板状部17d、17eが、円筒状部1
7cには円筒状部17cの軸線に直交する平面に沿う板
状部17【が形成されている。この第1アーム17は、
円筒状部17bの軸線が第1アーム駆動部18の軸線B
に一致するように配されて、前記板状部17dが前記出
力軸28bに固定され、前記板状部17eが前記左側板
16cに固定された支持材29に軸受30を介して取り
付けられることにより、軸線Bのまわりに回動自在にな
っている。
第3図は、第2アーム駆動部20の水平断面を上から見
た図である。17cは前記菜lアーム17の円筒状部で
ある。この円筒状部17cに形成された板状部17(の
図において右側面には、減速機31が固定されている。
減速[31は、前記減速機28と同様のもので、同軸線
上に入力軸31aと出力軸31bとを有し、該入力軸3
1aと出力@31bの中心線が軸線Cに一致するように
配置されている。
また、前記円筒上部17cの第3図において右側には、
前述のように、第2アーム19が設けられている。第2
アーム19は、第4図、第5図に示すように、全体とし
て箱状をなしており、略直方体状のアーム本体部19a
と、該アーム本体部19aの端部に形成され、アーム本
体部19&の中心線Gに対して前記中心線Gに直交する
方向に張り出す室19cを有するアームベース部19b
とよりなるものである。そして、前記アームベース部1
9bの第5図において向こう側の側面には円環状のポス
32が形成され、該ポス32の中心軸線上に位置して前
記アームベース部19bの両側壁には孔33.34がそ
れぞれ形成されている。また該孔33の周囲には、前記
アームベース部19b内に突出するポス35が形成され
ている。さらに、前記室19cの第5図において向こう
側の側面には開口部19dが設けられている。この第2
アーム19は、前記アーム本体部19aが水平になった
時に前記室19cが上方に張り出すような向きで、前記
孔33内に前記減速機31の入力軸31aが位置するよ
うにに配されて、前記ポス32が前記減速機31の出力
軸31bに固定され、前記ポス35が軸受36を介して
前記入力軸31aに取り付けられることにより、軸線C
を中心として回動自在になっている。
また、前記アームベース部19bの第3図において右側
にはモーター37が設けられている。モーター37は、
出力軸37aが前記孔34内で軸線C上に位置するよう
に配されて、取付座38を介して前記アームベース19
bの側壁に固定されている。このモーター37の出力軸
371は、前記減速機31の入力軸31aに取り付けら
れている。そして、この前記モーター37の出力軸 3
7aが前記減速機31の入力軸31aに取り付く部分に
は、キー等の回転伝達手段が設けられている。
これにより、前記モーター37の出力軸37!の回転は
前記減速機31の入力軸31&に伝わるようになってい
る。
第4図は、第2アーム19.手首駆動部21及び手首機
構22の水平断面図であって、第5図の■−■断面視図
親図る。また、第5図は第2アーム19の縦断面図であ
る。
第4図において、全体として符号21で示す部分が前述
の手首駆動部である。図において19bは第1アーム1
9のアームベース部である。このアームベース部19b
の図において上側すなわち第1アーム17の側には、取
付座39が設けられている。取付座39は、板部393
と該板部39aの側面より伸びる円筒状のポス部39b
とよりなる。この取付座39の板部39!には、ボス部
39bの軸線上に位置して取付穴40が、さらに該取付
穴40の横に略−直線上に並ぶようにして取付穴41,
42が形成されている。また、この取付座39は、前記
ボス部39bが前記室19c内に位置し萌記坂部39a
が前記開口部19dを覆うように配されて、前記アーム
ベース部19bに固定されている。
そしてこの時、取付穴40.41.42の中心は、第5
図に示すように、前記アーム本体部19&の中心線Gに
対して上方にHだけ離れ中心線Gに平行な直線上に配さ
れるようになっている。取付座39の取付穴40,41
.42の中心線上には、それぞれモーター43,44.
45が設けられている。
モーター43,44.45は、その出力軸43a、44
a、45aがそれぞれ取付穴40,41.42より前記
室19c内に突出し軸方向が第2アーム19の長手方向
と直交するように配されて、取付座39に固定されてい
る。また、取付座39の前記室19cと反対側には、モ
ーター43,44.45を覆うようにケース46が取り
付けられている。
ここで、上記寸法Hはケース46の寸法に対して十分大
きく設定され、第6図に示すように、第1アーム17と
第2アーム19が一直線上になるように第2アーム19
が回動しても、ケース46と第1アーム17は干渉しな
いようになっている。
前記室19c内でモーター43の軸線上には、ハーモニ
ックドライブ47が設置すられている。ハーモニックド
ライブ47は、入力軸であるウェーブジェネレータ47
aと出力軸であるサーキュラ−スプライン47bを有す
るもので、該ウェーブジェネレータ47aには軸線上に
位置して取付穴47cが形成されている。このハーモニ
ックドライブ47は、軸線がモーター43の軸線に一致
するように配されて、前記ボス部39bに固定されてい
る。
また、このハーモニックドライブ47の取付穴47cに
は前記出力軸43!が取り付けられている。
そして、前記取付穴47cにモーター43の出力軸43
1が取り付く部分には、キー等の回転伝達手段が設けら
れている。これにより、前記出力軸43aの回動が前記
ウェーブジェネレータ47!に伝わるようになっている
また、前記室19c内には、ノ1−モニツクドライブ4
7の外周を覆うように、歯付ベルト用のプーリー48が
設けられている。このプーリー48は、内周面の一部が
前記サーキュラ−スプライン47bの外周に嵌合するよ
うにされて、前記サーキュラ−スプライン47bに固定
されるとともに、軸受49を介して前記ボス部39bに
回動自在に取り付けられている。これにより、プーリー
48は、前記サーキュラ−スプライン47bと一体トな
って回動するようになっている。また、モーター44.
45の出力軸44a、45aには、それぞれプーリー5
0.51が固定されている。
また、前記アームベース部19b内で、前記アームベー
ス部19bと前記アーム本体部19&との接合部付近に
は、第4図、第5図に示すように、尤ン/ヨンプーリ−
52,52,53,53,54゜54が設けられている
。テンショングーリー52゜53.54は、図示してい
ないシャフトあるいは軸受等により支持されて、前記ア
ームベース部19b内に回動自在に設けられている。ま
た、このテンンヨンプーリ−52,53,54は、これ
を支持するンヤフト等を位置変更可能に設ける等により
、位置調整が可能になっている。
つぎに、第4図において、全体として符号22で示す部
分が前述の手首機構である。図において19iは前記第
2アーム19のアーム本体部である。このアーム本体部
19aの先端部の第1アーム17側(図において上側)
には、前述のケース23が設けられている。ケース23
は、開口部55aををするギヤ室55形成するケース本
体部23よと、該ケース本体部23mの側面より伸びる
円筒状の軸部23bとよりなるものである。このケース
23は該軸部23bが前記アーム本体部19Jの側面か
ら前記アーム本体部19a内に突出するように配されて
、軸受56を介して前記アーム本体19aの側壁に取り
付けられ、軸線りの回りに回動自在になっている。また
、ケース23の軸部23bの外周には、歯付ベルト用の
プーリー57が固定されている。ここで、プーリー57
の位置は、プーリー57と前述の手首駆動部21のプー
リー48とが相対向するようになっている。
前記軸部23b内の軸線り上には、傘歯車58か設けら
れている。傘歯車58は、軸線上に貫通穴を有する中空
構造をしており、歯車部581と円筒状の軸部58bと
よりなる。この傘歯車58は、軸部58bがケース23
の軸部23b内に位置し歯車部58aが前記ギヤ室55
内に位置するように配されて、軸受59,60を介して
前記軸部23b内に取り付けられ、軸線りの回りに回動
自在になっている。この傘歯車5Bの軸部58bの端部
外周には、前述の手首駆動部21のプーリー51と相対
向する位置に、歯付ベルト用のプーリー61が固定され
ている。
傘歯車58内の軸線り上には、シャフト62が設けられ
ている。シャフト62は丸棒状をしており、一端が傘歯
車58の歯車部581内よりギヤ室55内に突出し、他
端が傘歯車58の軸部58bより伸び前記アーム本体部
19bの側壁に至るように配されている。このシャフト
62は、軸受63を介して傘歯車58内に、軸受64を
介して前記アーム本体19aの側壁に固定された支持部
材65に取り付けられ軸線りの回りに回動自在になって
いる。このシャフト62のギヤ室55側の端部には傘歯
車66が固定されている。また、シャフト62には、前
記プーリ61と前記軸受64の間で前述の手首駆動部2
1のプーリー50と相対向する位置に、歯付ベルト用の
プーリ67が固定されている。
ケース23に形成されたギヤ室55内には、ハーモニッ
クドライブ68が設けられている。ハーモニックドライ
ブ68は、入力軸であるウェーブジェネレータ68aと
出力軸であるサーキュラスプライン68bを有するもの
で、該ウェーブジェネレータ68!には軸線上に位置し
て取付穴68cが形成されている。このハーモニックド
ライブ68は、軸線が軸線Eに一致するように配されて
、前記ケース本体部231に固定されている。
前記ギヤ室55の軸線E上には、傘歯車69が設けられ
ている。傘歯車69は、軸線上に貫通穴を有する中空構
造をしており、前記傘歯車58の歯車部583とかみ金
う歯車部69aと円筒状の軸部69bとよりなる。この
傘歯車69は、前記軸部69bがハーモニックドライブ
68の取付穴68cに嵌合し、前記歯車部69aが前記
歯車部58aと所定のバックラッシをもってかみ合うよ
うに配されて、軸受70を介して前記ケース本体23δ
に取り付けられ、軸線Eの回りに回動自在になっている
。また、前記軸部69bとハーモニックドライブ68の
取付穴68cとの嵌合部には、キー等の回転伝達手段が
設けられ、前記軸部69bの回転がハーモニックドライ
ブ68のウェーブジェネレータ68!に伝わるようにな
っている。
傘歯車69内の軸線E上には、シャフト71が設けられ
ている。シャフト71は、丸棒状をしており、一端が傘
歯車69の歯車部69a内より突出し、他端が傘歯車6
9の軸部69bより突出するように配されている。この
シャフト71は、軸受72.73を介して傘歯車69内
に取り付けられ、軸線Eの回りに回動自在になっている
。また、シャフト71の前記歯車部69!側の端部には
、前記傘歯車66と所定のバックラッシをもってかみ合
うように配された傘歯車74が固定されている。さらに
、シャフト71の前記軸部69b側の端部には、傘歯車
75が固定されている。
ケース23の開口部55a側には、前述のケース24が
設けられている。ケース24は、ギヤ室76.77を有
するケース本体24晶とギヤ室76の側壁より伸びる円
筒状の軸部24bとによりなる。このケース24は、前
記軸部24bが前記開口部55aより前記ギヤ室55内
に伸び前記ハーモニ7クドライブ68のサーキュラ−ス
プライン68bまで至るように配されている。またこの
ケース24は、前記細部24bが軸受78を介し、て前
記ケース本体部23aに取り付けられるとともに前記軸
部24bの端部が前記サーキュラスプライン68bに固
定され、前記サーキュラスプライン68bの回動により
前記軸線Eの回りに回動するようになっている。
ケース24に形成されたギヤ室77内には、ハーモニッ
クドライブ79が設けられている。ハーモニックドライ
ブ79は、入力軸線であるウェーブジェネレータ79a
と出力軸線であるサーキュラスプライン79bを有する
もので、該ウェーブジェネレータ793には軸線上に位
置して取付穴79cが形成されている。このハーモニッ
クドライブ79は、軸線が軸線Fに一致するように配さ
れて、前記ケース本体部24aに固定されている。
また、前記ケース本体部24a内の軸線F上には、ンヤ
フト80が設けられている。シャフト80は、丸棒状を
しており、一端がギヤ室76内に他端がギヤ室77内に
突出するように配され、軸受81,82を介して前記ケ
ース本体24aに回動自在に取り付けられている。この
シャフト80のギヤ室76側の端部には、前記単歯#L
75と所定のバ7クラッシをもってかみ合うように配さ
れた傘歯車83が固定されている。また、シャフト80
のギヤ室77側の端部は、ハーモニックドライブ79の
ウェーブジェネレータ79!に形成された取付穴79c
に嵌合している。そして、このシャフト80と前記取付
穴79cとの嵌合部にはキー等の回転伝達手段が設けら
れており、シャフト80の回転が前記ウェーブジェネレ
ータ79&に伝わるようになっている。
また、軸線F上であって前記ギヤ室77内の手首機構2
2先端側には、前述の取付軸25が設けられている。取
付軸25は、段付丸棒状をしており、小径部25aと大
径部25bよりなる。この取付軸25は、大径部25b
が前記ギヤ室77内に配され小径部25aが前記ギヤ室
77より手首機構22先端側に突出するように配され、
軸受84を介して前記ケース本体部24!に回動自在に
取り付けられている。また、この取付軸線25の大径部
25b側の端部はハーモニックドライブ7.9のサーキ
ュラ−スプライン79bに固定され、前記サーキュラ−
スプライン79bの回動により取付軸25が回動するよ
うになっている。
そして、第2アーム19内には、無端歯付ベルト85,
86.87が設けられている。この無端歯付ベルト85
,86.87は、それぞれプーリー57とプーリー48
.プーリー67とプーリー50゜プーリー61とプーリ
ー51に取り付けられている。また、この無端歯付ベル
ト85,86.87は、第5図に示すように、それぞれ
テンションプーリー52.52.53,53,54.5
4により通過経路が途中で折曲するようにされ、第2ア
ーム19の側壁等と干渉することがないように配されて
周回するようになっている。さらに、無端歯付ベルト8
5,86.87の張力は、それぞれテンションプーリー
52.53.54の位置を調整することにより、所定の
値になっている。
そして、また各モーターは、図示していない制御装置に
より、その始動、停止及び動作の速さと向きを制御され
るようになっている。
つぎに、上記の構成よりなるロボットの動作について説
明する。
まず、旋回駆動部15内に設けられたモーター等が動作
すると旋回ベース16が回動する。これにより、ロボッ
トの第1アーム17.第2アーム19、手首機構22を
含む旋回ベース16上に取り付けられた部分が軸線Aの
回りに回動する(以下、この回動を゛旋回動作゛と呼ぶ
。)。
また、モーター27が動作しその出力軸が回動すると、
その回動は減速機28により低速で高トルクに変換され
て第1アーム17に形成されだ円板状部17dに伝わり
、第1アーム17が回動する。これにより、第1アーム
17及び第2アーム19、手首機構22を含む第1アー
ム17に取り付けられた部分が軸線Bの回りに回動する
(以下、この回動を“アーム前後動作“と呼ぶ。)。
また、モーター37が動作しその出力軸37為が回動す
ると、その回動は減速機31により低速で高トルクに変
換されて第2アーム19に形成されたポス32に伝わり
、第2アーム19が回動する。これにより、第2アーム
19及び手首機構22を含む第2アーム19に取り付け
られた部分が軸線Cの回りに回動する(以下、この回動
を“アーム上下動作”と呼ぶ。)。
また、モーター43が動作しその出力軸431が回動す
ると、その回動はハーモニックドライブ47により低速
で高トルクに変換されて、プーリー48.無端歯付ベル
ト85を介してプーリー57に伝わり、プーリー57に
固定されたケース23か回動する。これにより、ケース
23及びケース24.取付軸25を含むケース23に取
り付けられたものが軸線りの回りに回動する(以下、こ
の回動を“手首曲げ動作″と呼ぶ。)。
また、モーター45か動作しその出力軸45&が回動す
ると、その回動はプーリー51.無端歯付ベルト87を
介してプーリー61に伝わり、プーリー61に固定され
た傘歯車5Bが回動する。
そして、傘歯車58の回動により、傘歯車69が回動す
るとその回動はバーそニックドライブ68により低速で
高トルクに変換されて、ケース24の軸部24bに伝わ
り、ケース24が回動する。
これにより、ケース24と取付軸25を含むケース24
に取り付けられたものが軸線Eの回りに回動する(以下
、この回動を“手首振り動作”と呼ぶ。
)。
さらに、モーター44が動作しその出力軸44aが回動
すると、その回動はプーリー50.無端歯付ベルト86
を介してプーリー67に伝わり、プーリー67に固定さ
れたシャフト62が回動する。
このシャフト62の回動は、傘歯車66、傘歯車74を
介してシャフト71に伝わり、シャフト71か回動する
。そして、シャ7ト71の回動は傘歯車75.傘歯車8
3を介してシャフト8oに伝わり、シャフト80が回動
する。すると、シャフト80の回動はハーモニックドラ
イブ79により低速で高トルクに変換されて、取付軸2
5の大径部25bに伝わる。これにより、取付軸25が
回動する(以下、この回動を“手首捻り動作”と呼ぶ。
)。
そして、図示していない制御装置は、各モアターの始動
、停止及び動作の速さと向きを制御することにより、上
記各軸の動作(旋回動作、アーム前後動作、アーム上下
動作1手首曲げ動作1手首振り動作9手首捻り動作)の
始動、停止及び動作の速さと向きを制御する。これによ
り、取付軸25に取り付けられた作業ツール等は、各動
作の動作範囲内において、空間上を3次元的に所定の軌
跡を描いてかつ所定の速度で移動させられるとともに、
各時点で所定の方向に向けられる。こうして、ロボット
は所望の作業をすることになる。
ここで、上記制御方法としては、従来と同様の方式によ
ることができる。
本実施例の工業用ロボットは、以下のような長所を有す
る。
第一に、第2アーム19は第1アーム17に片持状に取
り付けられているため、第2アーム19が大きく回動し
ても第1アーム17と第2アーム19の干渉が起こらな
い。また、手首曲げ動作。
手首振り動作1手首捻り動作用のモーター43,44.
45は、第2アーム19の中心線に対してモーター43
,44.45を覆うケース46と第1アーム17との干
渉を避ける方向に所定距離H離れて配置されているため
、第6図に示すように、第1アーム17と第2アーム1
9とが一直線上に配されるように第2アーム19が回動
しても、前記ケース46と第1アーム17は干渉しない
。このため、前記アーム上下動作の動作範囲を従来より
も大きくすることができる。
第二に、前記アーム上下動作9手首曲げ動作1手首振り
動作において回動する部材(それぞれ、第2アーム19
.ケース23.ケース24)は、それらを支持する部材
(それぞれ、第1アーム17.第2アーム19.ケース
23)に片持状に取り付けられている。これにより、前
述の狭あい部は、前記各軸部に一箇所のみとなる。この
ため、構造が簡単で組立作業がし易く、またメンテナン
スが容易である。
第三に9、手首振り動作の中心軸である軸線Eが軸線り
と直交しかつ旋回動作の中心軸である軸線Aを含む平面
内にあり、かつ第2アーム19は該平面から離れて配さ
れている。このため、ロボットをcp制御するための庄
原変換計算が容易になるとともに、教示作業時等に人が
第2アーム19にじゃまされることなく軸線E(ケース
23)の後ろ側(軸線Aの側)から、作業ツールの方向
又は作業ツールとワークとの相対位置等を肉眼で確認で
きる。
第四ニ、手首f[122itKa用cr>モーy−43
゜44.45は全て軸線Cに対して、手首機構22と反
対側に配されてカウンターウェイトとして作用し、第2
アーム19及び手首機構22の重量により生じる軸線0
回りの力のモーメントを打ち消すように働く。また、手
首機構22駆動用のモーターの中で、最も容量が大きく
重量が重い手首曲げ動作用のモーター43が軸線Cから
最も遠い位置にあるので、この作用は大いに発揮され、
第2アーム19を駆動するモーター37に加わる負荷を
小さくする。このため、前記モーター37の容量が小さ
い。
第五に、手首機構22駆動用モーター43,44.45
と手首機構22は、第2アーム19の側面から第1アー
ム17の方に伸びるように配設されている。このため、
モーター43,44.45と手首機構22の重量は、v
g2ア7ム19等Φ等量重量り第2アーム19を支持す
る減速機31に内臓された軸受に加わる負荷モーメント
を打ち消すように作用する。これにより、前記軸受の寿
命が長い。
第六に、モーター43,44.45の駆動力を手首機構
22まで伝達する手段としては取り付け。
取り外しが容易なベルトが用いられている。このため、
第2アーム19の組立作業が容易で分解点検等のメンテ
ナンス作業が容易である。
第七に、手首振り動作1手首捻り動作において回動する
部材(ケース24.取付軸25)は、減速機(ハーモニ
ックドライブ68.79)の出力軸(サーキュラ−スプ
ライン68b、79b)に直接取り付けられ、回動を伝
達する連鎖の最終段で減速が行なわれている。このため
、モーター44.45の出力軸44!、45!の回動を
ハーモニックドラ、イブ68.79に伝達する伝達手段
は、全て前記出力軸44i、45iと同じ低いトルクを
伝達すれば良いので、前記伝達手段が コンパクトで扱
い易い物になっている。すなわち、モーター44845
から手首機構22までは幅小なベルトが用いられており
1手首機構22内では小形な傘歯車が用いられている。
第八に、上記第七の場合と同様、手首振り動作。
手首捻り動作において回動する部材は、減速機の出力軸
に直接取り付けられ、その間にバックラッシを有する伝
達手段がない。このため、モーター44.45の出力軸
44a、45aの回動をハーモニックドライブ68.7
9に伝達する伝達手段のパックラッシによる前記回動す
る部材のバックラッシの大きさは、伝達手段のバックラ
ッシの大きさに対して前記減速機の減速比倍だけ小さな
値になる。このため、前記回動する部材のバックラッシ
が小さく手首振り動作1手首捻り動作の繰返し精度が高
い。
「発明の効果」 本発明の工業用ロボットは、軸線B 、C、Dを中心と
する連結部の少なくとも一箇所で、互いに連結された部
材の一方が他方の部材を片持状態に支持しているため、
前記他方の部材が大きく回動しても前記部材の一方と他
方の部材との干渉が起こらない。このため動作範囲が大
きいという効果を有する。また、これにより前述の狭あ
い部は、軸線B 、C、D毎に一箇所のみとなる。この
ため、構造が簡単で組立作業がし易く、またメンテナン
スが容易であるという効果を有する。
また、手首機構駆動用のモーターが第2アームの回動中
心に対して、手首機構と反対側に配されているため、前
記モーターの重量はカウンターウェイトとして作用し、
第2アーム及び手首機構の重量により生じる前記回動中
心口りの力のモーメントを打ち消すように働く。さらに
、前記手首機構を駆動する電動モーターの中で、前記軸
線りを中心とする前記手首機構の回動を駆動する電動モ
ーターを、前記第2アームの回動中心から最も遠い位置
に配置している。このため、前記手首機構を駆動する電
動モーターの中で最も重いモーターが、前記第2アーム
の回動中心から最も遠い位置に配置されることになり、
上記カウンターウェイトとしての作用が大いに発揮され
、第2アームを駆動するモーターの負荷が小さい。この
ため、第2アームを駆動するモーターの容量が小さいと
いう効果を有する。
まl;、手首機構を駆動するモーターが、第2アームよ
りも上方に位置するケースに設けられているため、第1
アームと第2アームとが一直線上に配されるように第2
アームが回動しても、前記モ−ターあるいはケースと第
1アームは干渉しない。
このため、動作範囲を従来よりも大きくすることができ
るという効果を有する。
また、手首機構を駆動する電動モーターは第2アームの
第1アーム側に設けられ、第2アームの回動を駆動する
電動モーターは$2アームの第1アームと反対側に設け
られている。このため、手首機構を駆動するモーターの
重量は、第2アーム及び第2アームを駆動する電動モー
ター等の1L量により第2アームを支持する軸受に加わ
る負荷モーメントを打ち消すように作用する。これによ
り、前、記軸受の寿命が長いという効果を有する。
また、手首機構駆動用のモーターの駆動力を手首機構ま
で伝達する手段として、取り付け、取り外しが容易なベ
ルトを用いている。このため、第2アームの組立作業が
容易であるとともに分解点検等のメンテナンス作業が容
易である。
さらに、軸線Aを含みかつ軸線りと直交する平面内に、
手首機構の回転軸線Eが配置されており、かつ第2アー
ムは前記平面から離れて配されている。このため、ロボ
ットの軸構成がオフセットのな171ものになり、また
前記回転軸線Eの後ろ側(軸線Aの側)には、部材の存
在しない空間ができる。
このため、ロボットをCP制御するための座標変換計算
が容易になるとともに、教示作業時等に人が第2アーム
にじゃまされることなく前記回転軸線Eの後ろ側(軸線
Aの側)から、作業ツールの方向又は作業ツールとワー
クとの相対位置等を肉眼で確認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の工業用ロボットの一実施例を
示す図である。第1図は工業用ロボットの全体の斜視図
である。また、第2図は第1アーム駆動部の断面図であ
る。また、第3図は第2アーム駆動部の断面図である。 また、第4図は手首駆動部と手首機構の水平断面図であ
って、第5図のrV−IV断面視図である。また、第5
図は第2アムの縦断面図である。さらに、第6図はロボ
ットの姿勢を示す図であって、ロボットを側面より見た
図である。 また、@7図は従来の工業用ロボットの斜視図である。 @1 図 14・・・ベース、16・・・・・・旋回ベース、7・
・・・・・第1アーム、19・・・・・・第2アーム2
・・・・・・手首機構、 3.44.45・・・・・・電動モーター6・・・・・
・ケース、 5.86.87・・・・・・ベルト(無端歯付ベルト)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸線Aを中心として回動する旋回ベースと、該旋
    回ベースに前記軸線Aと同一線上にない軸線Bを中心と
    して回動自在に支持された第1アームと、該第1アーム
    に前記軸線Bと同一線上にない軸線Cを中心として回動
    自在に支持された第2アームと、該第2アームの先端に
    前記軸線Cと同一線上にない軸線Dを中心として回動自
    在に支持された手首機構とよりなり、前記手首機構に作
    業ツール等を取り付けて用いる工業用ロボットにおいて
    、前記第2アームを前記第1アームの一側部に片持状に
    取り付けるとともに、前記手首機構を駆動する電動モー
    ターを前記第2アームの前記第1アーム側に設け、前記
    第2アームの回動を駆動する電動モーターを前記第2ア
    ームの前記第1アームと反対側に設けたことを特徴とす
    る工業用ロボット。
  2. (2)請求項1記載の工業用ロボットにおいて、前記手
    首機構を駆動する電動モーターを前記第2アームの回動
    中心から前記手首部と反対側に伸びるケースに設けたこ
    とを特徴とする工業用ロボット。
  3. (3)請求項2記載の工業用ロボットにおいて、前記ケ
    ースを前記第2アームより上方に設けたことを特徴とす
    る工業用ロボット。
  4. (4)請求項2記載の工業用ロボットにおいて、前記手
    首機構を駆動する電動モーターの中で、前記軸線Dを中
    心とする前記手首機構の回動を駆動する電動モーターを
    、前記第2アームの回動中心から最も遠い位置に配置し
    たことを特徴とする工業用ロボット。
  5. (5)請求項2又は3記載の工業用ロボットにおいて、
    前記手首機構を駆動する電動モーターの駆動力を、前記
    第2アーム内に配設されたベルトにより前記手首機構ま
    で伝達するようにしたことを特徴とする工業用ロボット
  6. (6)請求項1又は2又は3記載の工業用ロボットにお
    いて、前記第1アームと前記手首機構を、前記第2アー
    ムの同じ側に連結したことを特徴とする工業用ロボット
  7. (7)請求項7記載の工業用ロボットにおいて、前記軸
    線Aを含みかつ軸線Dと直交する平面内に、前記手首機
    構の回転軸線Eを配置したことを特徴とする工業用ロボ
    ット。
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