JPWO2016185512A1 - アームロボット - Google Patents

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Abstract

アームロボット(1)は、作業対象の物品に対して作業する先端部(50)と、第1モータの軸方向に軸が配設されたボールネジと先端部(50)が配設されたプーリとプーリに掛け渡され第1モータ及びボールネジを内包しボールネジに接続されて第1モータの軸方向に移動するベルトとを有し先端部(50)を回動駆動する第1駆動部(11)が配設された第1アーム(10)と、第2モータの駆動力を直交減速し第1アーム(10)が配設されたかさ歯車機構又は第2モータの駆動力を楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構のいずれかを有し第1アーム(10)を回動駆動する第2駆動部(21)が配設された第2アーム(20)とを備える。

Description

本発明は、アームロボットに関する。
従来、アームロボットとしては、例えば、第2手首要素を駆動する動力伝達部が、直交減速するギアセットと第2手首用モータとを備え、先端部である第3手首要素を駆動する動力伝達部が、直交減速するギアセットと第3手首用モータの回転を減速する第3減速部とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このアームロボットでは、動力の伝達効率の低下を抑えることができるとしている。また、アームロボットとしては、モータとボールネジとベルトとを有する機構によりアームを回転させるものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このロボットでは、アームの回転を構造の簡単な減速機により制御することができるとしている。
特開2014−213437号公報 特開平6−15587号公報
しかしながら、この特許文献1に記載されたアームロボットでは、伝達効率の低下を抑えるとしているが、アームが太く、アームのコンパクト化を更に図ることが望まれていた。また、特許文献2に記載されたアームロボットは、ベルト機構により簡単な構造で減速するものとしているが、すべてのアームをベルト機構で駆動するため、ベルト機構の伸びなど回転駆動時にずれが生じることがあり、先端部に至るまでずれが積み重なり十分な動作精度を確保することができなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、作業対象に対して作業する先端側はよりコンパクトで且つ動作精度を十分に確保することができるアームロボットを提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のアームロボットは、
作業対象の物品に対して作業する先端部と、
第1モータと、前記第1モータの軸方向に軸が配設されたボールネジと、前記先端部が配設されたプーリと、前記プーリに掛け渡され前記第1モータと前記ボールネジとを内包し該ボールネジに接続されて前記第1モータの軸方向に移動するベルトとを有し前記先端部を回動駆動する第1駆動部が配設された第1アームと、
第2モータと、前記第2モータの駆動力を直交減速し前記第1アームが配設されたかさ歯車機構又は前記第2モータの駆動力を楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構のいずれかを有し前記第1アームを回動駆動する第2駆動部が配設された第2アームと、
を備えたものである。
このアームロボットは、先端側の第1アームにはモータやボールネジが内包されたベルトにより回動駆動する第1駆動部を備えているため、第1アームをより細く形成することが可能である。また、第1アームを配設した第2アームには、直交減速すると共に、回動軸方向にコンパクト化を図ることができるかさ歯車機構を有する第2駆動部を備えているため、コンパクト化を図ると共に動作精度を確保することができる。あるいは、第1アームを配設した第2アームには、楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構を有する第2駆動部を備えているため、コンパクト化を図ると共に動作精度を確保することができる。このため、このアームロボットでは、作業対象に対して作業する先端側はよりコンパクトで且つ動作精度を十分に確保することができる。
本発明のアームロボットにおいて、前記ベルトは、カーボンベルトであるものとしてもよい。このアームロボットでは、カーボンベルトを用いることにより、第1アームの動作精度をより確保することができる。このカーボンベルトは、樹脂(例えば高強度ウレタンや高強度ナイロンなど)の内部にカーボン芯線を備えたものとしてもよい。
本発明のアームロボットにおいて、前記先端部は、前記物品を吸着採取する採取部材、前記物品を把持採取する採取部材のうちいずれかが配設されているものとしてもよい。このアームロボットでは、物品を吸着採取又は把持採取することができる。
本発明のアームロボットにおいて、前記先端部には、前記作業対象に対して光を照射する照射部と該作業対象を撮像する撮像部とが配設されているものとしてもよい。このアームロボットでは、照射部及び撮像部により作業対象を確認しながら作業を行うことができる。
本発明のアームロボットにおいて、前記第2アームは、第3モータの駆動力を直交減速するかさ歯車機構又は第3モータの駆動力を楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構のいずれかを有し前記第2アームを回動駆動する第3駆動部に配設されているものとしてもよい。このアームロボットでは、第2アームを配設した部分においても、コンパクト化を図ると共に動作精度を確保することができる。
本発明のアームロボットにおいて、前記第1駆動部は、前記第1モータの軸と前記ボールネジの軸とが直結されているものとしてもよい。このアームロボットでは、第1モータとボールネジとの間にギアなどを介さないため、よりコンパクト化を図ることができる。また、本発明のアームロボットにおいて、前記第1駆動部は、前記第1モータにブレーキ部を備えているものとしてもよい。このアームロボットでは、停止時にブレーキ部により固定できるため、先端部の移動を防止することができる。
アームロボット1の概略説明図。 第1アーム10が備える第1駆動部11の説明図。 第2アーム20が備える第2駆動部21の説明図。 アームロボット1の電気的な接続関係を表すブロック図。 別のアームロボット1Bの概略説明図。
本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発明の一例であるアームロボット1の概略説明図である。図2は、第1アーム10が備える第1駆動部11の説明図である。図3は、第2アーム20が備える第2駆動部21の説明図である。図4は、アームロボット1の電気的な接続関係を表すブロック図である。なお、アームロボット1は全方位に可動するため、固定される特定の方向はないが、説明の便宜のため、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1、2に示した通りとして以下説明する。
このアームロボット1は、作業対象の物品に対して所定の作業を行う装置として構成されている。作業対象の物品は、特に限定されないが、例えば、機械部品、電気部品、電子部品、化学部品など各種の部品のほか、食品、バイオ、生物関連の物品などが挙げられる。また、所定の作業としては、例えば、初期位置から所定位置まで採取、移動、配置する処理や、所定の部位に対して変形、接続、接合させる処理などが挙げられる。アームロボット1は、電子部品を初期位置から所定位置へ配置させる処理を主として実行するものとして以下説明する。
アームロボット1は、第1アーム10と、第2アーム20と、第3支持部30と、台座部40と、先端部50と、制御部60と(図4参照)を備えている。
第1アーム10は、作業対象の物品に対して作業する先端部50が配設された長手部材である。第1アーム10は、その内部に、先端部50を回動駆動する第1駆動部11が配設されている。第1駆動部11は、図2、4に示すように、第1モータ12と、軸13と、ボールネジ14と、第1プーリ15と、第2プーリ16と、ベルト17と、スライド18とを備えている。第1モータ12は、先端部50を回動駆動する動力源であり、第1アーム10の長手方向(図1、2の前後方向)にその回転軸が配設されている。この第1モータ12の後端には、ブレーキ部19が配設されており、第1モータ12への電力供給が停止した状態でも、ブレーキ部19により、回転軸の回転が固定される。ボールネジ14は、第1モータ12の回転軸方向に軸13が配設されたものであり、軸13の回転に伴ってスライド18が前後方向へ移動する。軸13は、第1モータ12の回転軸と直結されている。第1アーム10は、先端部50が配設された第1プーリ15が先端側に配設され、第2プーリ16が後端側に配設されている。この第1プーリ15及び第2プーリ16は、第1アーム10の筐体に、軸回転可能に軸支されている。第1プーリ15には、先端部50の基部51が、第1アーム10に対して回動可能に配設されている。
ベルト17は、第1プーリ15及び第2プーリ16に掛け渡されている。ベルト17は、動作精度を確保する観点から、伸び縮みしにくい材質で形成されていることが好ましい。このベルト17は、カーボンベルトであるものとしてもよい。カーボンベルトは、例えば、樹脂(例えば高強度ウレタンや高強度ナイロンなど)の内部にカーボン芯線を備えたものとしてもよい。このベルト17には、ボールネジ14に接続されたスライド18が固定されている。第1駆動部11は、第1モータ12により軸13が回転駆動されると、ボールネジ14を介してスライド18が軸13前後方向に移動する。また、第1駆動部11は、スライド18が前後方向に移動するとベルト17が前後方向に摺動し、このベルト17の直線移動が第1プーリ15を介して回転運動に変換され、先端部50を回動させる。ベルト17は、第1プーリ15と第2プーリ16とに掛け渡された内部に、第1モータ12、軸13及びボールネジ14を内包している。このため、第1アーム10は、第1モータ12やボールネジ14などをベルト17の外部に設けるものに比してコンパクト化されている。
第2アーム20は、図1に示すように、第1アーム10が配設された長手部材である。第2アーム20は、その先端側に第1アーム10を回動駆動する第2駆動部21が配設されている。第2駆動部21は、第1アーム10が配設されたかさ歯車機構23を備えている。かさ歯車機構23は、図3に示すように、第2モータ22の駆動力を直交減速するギア機構である。かさ歯車機構23は、まがりばかさ歯車(スパイラルベベルギア)のピニオン24と、ピニオン24のまがりばに噛み合う歯が形成された第1歯車25と、第1歯車25の軸に設けられた歯に噛み合う第2歯車26とを有している。ピニオン24は、第2モータ22の回転軸に固定されており、回転軸に直交する方向に軸支された第1歯車25へ駆動力を伝える。かさ歯車機構23は、ピニオン24と第1歯車25とがオフセットされたかさ歯車機構であることがより好ましい。これらのギアがオフセットされることにより、よりコンパクト化を図ることができる。第2歯車26には第1アーム10が配設されており、第1歯車25の駆動力により第1アーム10が回動駆動される。第2アーム20は、第2モータ22の軸方向を長手方向とし、かさ歯車機構23を備えることにより、その内部に第2モータ22を収容する。
第3支持部30は、第2アーム20が配設されている。第3支持部30は、その先端側に、第2アーム20を回動駆動する第3駆動部31が配設されている。第3駆動部31は、第2アーム20が配設されたかさ歯車機構33と、かさ歯車機構33を駆動する第3モータ32とを備えている。第3モータ32は、第2モータ22に比して大きな定格出力を有するものである。かさ歯車機構33は、かさ歯車機構23と同様の機構であるものとして、その説明を割愛する。
台座部40は、上下方向に形成された支持軸41を介して第3支持部30を支持する。台座部40には、モータが配設されており、このモータにより、支持軸41が回転する。
先端部50は、作業対象の物品に対して作業するものである。先端部50は、図1,2に示すように、基部51と、装着部52と、採取部材53と、撮像ユニット54と、駆動部58とを備えている。基部51は、第1アーム10の第1プーリ15に配設されており、その先端側に平板状の配設部51aが形成されている。配設部51aの下面には、装着部52と撮像ユニット54とが配設されている。装着部52は、物品を採取する採取部材53が取り外し可能に装着される。採取部材53は、例えば、複数の爪部を有し物品を把持採取するメカニカルチャックとして構成されている。採取部材53は、駆動部58により駆動され、装着部52と共に回転し、爪部の開放閉塞など物品の把持動作を行う。この採取部材53は、例えば、圧力により物品を吸着採取する吸着ノズルとしてもよい。なお、基部51は、配設部51aの方向を変更可能な可動軸を有し、採取部材53の方向を上下方向に回動可能に構成してもよい。撮像ユニット54は、照射部55と、撮像部56とを備える。照射部55は、例えば、撮像部56の外周に円状に配設された照明であり、作業対象の物品及び作業対象の周りに対して光を照射する。撮像部56は、作業対象の物品及び作業対象の周りを撮像するカメラである。撮像ユニット54は、撮像した画像データを制御部60へ出力する。
制御部60は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体を制御する。この制御部60は、第1モータ12や第2モータ22、第3モータ32、駆動部58へ信号を出力する。また、制御部60は、撮像ユニット54からの信号を入力する。なお、第1駆動部11、第2駆動部21、第3駆動部31には図示しない位置センサが装備されており、制御部60はそれらの位置センサからの位置情報を入力しつつ、各駆動部のモータを制御する。アームロボット1では、制御部60が撮像ユニット54による撮像画像を用いて作業対象の物品の位置や方向などを把握し、この物品に対して所定の処理を行う。このアームロボット1では、物品に対してより正確な処理(採取処理や配置処理)を行うことができる。
アームロボット1は、第1アーム10、第2アーム20及び第3支持部30ができるだけ幅方向(左右方向)のコンパクト化を図るよう作成されている。アームロボット1は、ベルト駆動方式の第1駆動部11を採用することによって、第1アーム10を軽量化すると共に、より細く形成している。例えば、第1アーム10の幅L1(図1)は、60mm以下で形成されることができ、50mm以下に形成されることもできる。第1アーム10は、配線を除く幅が50mm以下に形成されることができ、40mm以下に形成されることもできる。また、アームロボット1は、かさ歯車機構の第2駆動部21及び第3駆動部31を採用することによって、先端側の質量を保持可能な出力及び位置精度を確保し、且つコンパクト化を図るものとしている。例えば、第2アーム20の幅L2は、100mm以下で形成されることができ、90mm以下に形成されることもできる。第2アーム20は、配線を除く幅が90mm以下に形成されることができ、80mm以下に形成されることもできる。また、第3支持部30の幅L3は、70mm以下で形成されることができ、60mm以下に形成されることもできる。なお先端部50は、その幅L0が40mmで形成することができる。また、台座部40は、その幅L4が150mm以下で形成することができる。なお、アームロボットは、すべてのアームをベルト駆動方式の駆動部とすると、ベルトのたわみなどが積算され、先端での位置精度を確保しにくい。また、アームロボットは、すべてのアームを歯車機構の駆動部とすると、先端での幅が大きくなりコンパクト化を図りにくく、微細な作業を行いにくい。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の先端部50が先端部に相当し、第1アーム10が第1アームに相当し、第1駆動部11が第1駆動部に相当し、第2アーム20が第2アームに相当し、第2駆動部21が第2駆動部に相当し、第3駆動部31が第3駆動部に相当する。
以上説明した本実施形態のアームロボット1では、先端側の第1アーム10には第1モータ12やボールネジ14が内包されたベルト17により回動駆動する第1駆動部11を備えているため、第1アーム10をより細く形成することが可能であり、力とスピードを兼ね備えたものとすることができる。また、第1アーム10を配設した第2アーム20には、直交減速すると共に、回動軸方向にコンパクト化を図ることができるかさ歯車機構23を有する第2駆動部21を備えているため、コンパクト化を図ると共に動作精度を確保することができる。このため、アームロボット1では、作業対象に対して作業する先端側の第1アーム10はよりコンパクトで且つ軽量であり、この第1アーム10を支える第2アーム20や第3支持部30では動作精度を十分に確保することができる。
また、アームロボット1は、ベルト17がカーボンベルトであるため、伸び縮みがより少なく、第1アーム10の動作精度をより確保することができる。更に、アームロボット1は、先端部50には、物品を把持採取する採取部材53が配設されているため、物品を把持採取することができる。更にまた、アームロボット1は、先端部50には、作業対象に対して光を照射する照射部55と作業対象を撮像する撮像部56とが配設されているため、作業対象を確認しながら作業を行うことができる。そして、アームロボット1は、かさ歯車機構33を有する第3駆動部31を備えるため、第2アーム20を配設した部分においても、コンパクト化を図ると共に動作精度を確保することができる。
また、第1駆動部11は、第1モータ12の回転軸とボールネジ14の軸13とが直結されているため、第1モータ12とボールネジ14との間にギアなどを介さず、よりコンパクト化を図ることができる。また、第1駆動部11は、第1モータ12にブレーキ部19を備えており、停止時にブレーキ部19により固定できるため、電力供給停止時において、先端部50の移動を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、第2駆動部21や第3駆動部31は、かさ歯車機構を備えるものとしたが、これに代えて波動歯車機構を備えるものとしてもよい。図5は、波動歯車機構23B,33Bを備えた別のアームロボット1Bの概略説明図である。アームロボット1Bは、波動歯車機構23Bを有する第2駆動部21Bと、波動歯車機構33Bを有する第3駆動部31Bとを備えている。なお、波動歯車機構23Bでは、第2モータ22が第2アーム20の長手方向に直交する方向に配設される。波動歯車機構23Bは、ウェーブジェネレータ24Bと、フレクスプライン25Bと、サーキュラスプライン26Bとを備えたハーモニックドライブ(登録商標)として構成されている。ウェーブジェネレータ24Bは、楕円状カムの外周に薄肉のボールベアリングを組み合わせた部品である。フレクスプライン25Bは、薄肉カップ状の金属弾性体であり、開口部の外周に歯が刻まれている部品である。サーキュラスプライン26Bは、剛体リング状の部品であり、内周にフレクスプライン25Bよりも少ない歯が刻まれている。波動歯車機構33Bは、波動歯車機構23Bと同様の機構であるものとしてその説明を省略する。このアームロボット1Bでは、波動歯車機構を用いることにより、第1アーム10を支える第2アーム20や第3支持部30では動作精度を十分に確保することができる。なお、アームロボット1Bは、第2アーム20と第3支持部30のいずれかに波動歯車機構を備えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、ベルト17は、カーボンベルトであるものとしたが、特にこれに限定されず、カーボン以外の材質で形成したベルトとしてもよい。
上述した実施形態では、先端部50は、物品を採取する採取部材53が装着されるものとしたが、物品に対して処理するものであれば、特に物品を採取するものに限定されない。
上述した実施形態では、先端部50に撮像ユニット54を備えるものとしたが、特にこれに限定されず、撮像ユニット54を備えないものとしてもよい。このアームロボットにおいても、作業対象に対して作業する先端側はよりコンパクトで且つ動作精度を十分に確保することができる。
上述した実施形態では、第2駆動部21や第3駆動部31のかさ歯車機構は、まがりばかさ歯車としたが、まがりばでないすぐばかさ歯車としてもよい。また、かさ歯車機構23は、ピニオン24と第1歯車25とをオフセットしたかさ歯車機構としたが、オフセットしないものとしてもよい。このアームロボット1では、作業対象に対して作業する先端側はよりコンパクトで且つ動作精度を十分に確保することができる。なお、かさ歯車機構33も同様である。
上述した実施形態では、第1アーム10と第2アーム20とを備えるものとしたが、特にこれに限定されず、第3アームや第4アームなどを備えるものとしてもよい。この第3アームにおいても、かさ歯車機構や波動歯車機構を備えるものとすることができる。
本発明は、物品を採取、配置などの処理を行う装置の技術分野に利用可能である。
1,1B アームロボット、10 第1アーム、11 第1駆動部、12 第1モータ、13 軸、14 ボールネジ、15 第1プーリ、16 第2プーリ、17 ベルト、18 スライド、19 ブレーキ部、20 第2アーム、21,21B 第2駆動部、22
第2モータ、23 かさ歯車機構、23B 波動歯車機構、24 ピニオン、24B ウェーブジェネレータ、25 第1歯車、25B フレクスプライン、26 第2歯車、26B サーキュラスプライン、30 第3支持部、31,31B 第3駆動部、32 第3モータ、33 かさ歯車機構、33B 波動歯車機構、40 台座部、41 支持軸、50 先端部、51 基部、51a 配設部、52 装着部、53 採取部材、54 撮像ユニット、55 照射部、56 撮像部、58 駆動部、60 制御部。

Claims (5)

  1. 作業対象の物品に対して作業する先端部と、
    第1モータと前記第1モータの軸方向に軸が配設されたボールネジと前記先端部が配設されたプーリと前記プーリに掛け渡され前記第1モータ及び前記ボールネジを内包し該ボールネジに接続されて前記第1モータの軸方向に移動するベルトとを有し前記先端部を回動駆動する第1駆動部が配設された第1アームと、
    第2モータと前記第2モータの駆動力を直交減速し前記第1アームが配設されたかさ歯車機構又は前記第2モータの駆動力を楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構のいずれかを有し前記第1アームを回動駆動する第2駆動部が配設された第2アームと、
    を備えたアームロボット。
  2. 前記ベルトは、カーボンベルトである、請求項1に記載のアームロボット。
  3. 前記先端部は、前記物品を吸着採取する採取部材、前記物品を把持採取する採取部材のうちいずれかが配設されている、請求項1又は2に記載のアームロボット。
  4. 前記先端部には、前記作業対象に対して光を照射する照射部と該作業対象を撮像する撮像部とが配設されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアームロボット。
  5. 前記第2アームは、第3モータの駆動力を直交減速するかさ歯車機構又は第3モータの駆動力を楕円と真円との差動により減速する波動歯車機構のいずれかを有し前記第2アームを回動駆動する第3駆動部に配設されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアームロボット。
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