JP7428050B2 - 回転モジュールおよびロボット - Google Patents

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    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/12Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements electric

Description

本発明は、回転モジュールおよびロボットに関するものである。
特許文献1には、溶接ロボットのアーム側に取り付けられる略円筒状の固定体と、ハンド側に取り付けられる略円筒状の回転体と、を備えるロータリージョイントが開示されている。このロータリージョイントでは、回転体が固定体に対して360°以上の角度で回転可能に連結支持されている。また、固定体のボス部と回転体の軸部との間には、流体としての水およびエアーを授受するためのスイベルジョイントが設けられている。一方、固定体のボス部外周には、円筒状のハウジングと、リング板状の電極と、を備える電気信号スリップリングが設けられている。したがって、特許文献1では、スイベルジョイントと電気信号スリップリングとが同心状に配置されている。
特開2004-195650号公報
しかしながら、スイベルジョイントと電気信号スリップリングとを同心状に設けた場合、ロータリージョイントの外径が大きくなる。そうすると、ロータリージョイントをロボットアームに装着した場合、ロボットアームの外径を小さくすることが困難になる。
本発明の適用例に係る回転モジュールは、
第1外筒と、
前記第1外筒の内部に設けられ、前記第1外筒に対して相対的に回転する第1内筒と、
前記第1外筒と前記第1内筒との間を通過し、前記第1外筒の外部と前記第1内筒の内部とを接続する流路と、を備え、
前記第1内筒に対して前記第1外筒が相対的に回転するとき、前記流路の機能が維持される第1部材と、
第2外筒と、
前記第2外筒の内部に設けられ、前記第2外筒に対して相対的に回転する第2内筒と、
前記第2外筒の内周面に設けられている第1端子と、
前記第2内筒の外周面に設けられている第2端子と、を備え、
前記第2内筒に対して前記第2外筒が相対的に回転するとき、前記第1端子と前記第2端子との電気的接続が維持される第2部材と、を有し、
前記第1外筒と前記第2外筒とが固定され、
前記第1内筒と前記第2内筒とが固定され、
前記第1部材および前記第2部材は、互いに同じ軸に沿って並んでいることを特徴とする。
第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。 図1に示すロボットの第4アーム、第5アームおよび第6アームを示す断面図である。 図4の部分拡大図である。 図5のA-A線断面図である。 図5のB-B線断面図である。 図5のC-C線断面図である。 図5のD-D線断面図である。 内部配管と内部配線とを連結する連結体を示す斜視図である。 第2実施形態に係るロボットの第5アームおよび第6アームを示す断面図である。 図11の部分拡大図である。
以下、本発明の回転モジュールおよびロボットの好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
1.第1実施形態
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。
なお、各図では、互いに直交する3つの軸としてX軸、Y軸およびZ軸を設定している。各軸を示す矢印の先端側を「+(プラス)側」とし、基端側を「-(マイナス)側」とする。また、Z軸を鉛直軸とし、X-Y平面を水平面とする。
本明細書において「平行」とは、2つの線または面が、互いに完全な平行である場合のみならず、±5°以内でずれている場合を含む。また、本明細書において「直交」とは、2つの線または面が、互いに完全な直交である場合のみならず、±5°以内でずれている場合も含む。
1.1 ロボット
図1に示すロボット1は、例えば、各種ワーク(対象物)の搬送、組立、検査等の各作業で用いられる。
図1ないし図3に示すように、ロボット1は、基台4および基台4に変位可能に連結されたロボットアーム10を有するロボット本体2と、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406と、制御基板81と、電源基板82と、駆動基板831、832、833、834、835、836と、を備えている。
また、ロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。また、第5アーム15および第6アーム16により「リスト」が構成され、第6アーム16の先端には、例えば図示しないハンド等のエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができ、そのエンドエフェクターで対象物を把持等することができる。エンドエフェクターで把持等する対象物としては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等、各種のものが挙げられる。なお、本明細書では、第6アーム16を基準にしたときの基台4側を「基端側」とし、基台4を基準にしたときの第6アーム16側を「先端側」とする。
また、エンドエフェクターとしては、特に限定されないが、対象物を把持するハンド、対象物を吸着する吸着ヘッド等が挙げられる。
なお、第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力を検出する。力検出部としては、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)と、を検出可能な6軸力覚センサー等が挙げられる。
ロボット1は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。また、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406をそれぞれ「駆動機構」とも言う。なお、アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
基台4と第1アーム11とは、関節171を介して連結されている。そして、第1アーム11は、基台4に対し、鉛直軸と平行な第1回動軸O1を回動中心として回動可能となっている。また、第1回動軸O1は、基台4の設置面である床101の法線と一致している。第1アーム11は、モーター401Mおよび図示しない減速機を有する第1駆動機構401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター401Mは、モータードライバー301を介して制御基板81により制御される。
第1アーム11と第2アーム12とは、関節172を介して連結されている。そして、第2アーム12は、第1アーム11に対し、水平面と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2アーム12は、第1アーム11の先端部において片持ち支持されている。また、第2アーム12は、モーター402Mおよび図示しない減速機を有する第2駆動機構402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。モーター402Mは、モータードライバー302を介して制御基板81により制御される。
第2アーム12と第3アーム13とは、関節173を介して連結されている。そして、第3アーム13は、第2アーム12に対し、水平面と平行な第3回動軸O3を回動中心として回動可能となっている。第3アーム13は、第2アーム12の先端部において片持ち支持されている。また、第3アーム13は、モーター403Mおよび図示しない減速機を有する第3駆動機構403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。モーター403Mは、モータードライバー303を介して制御基板81により制御される。
第3アーム13と第4アーム14とは、関節174を介して連結されている。そして、第4アーム14は、第3アーム13に対し、第3アーム13の中心軸と平行な第4回動軸O4を回動中心として回動可能となっている。第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交している。第4アーム14は、モーター404Mおよび図示しない減速機を有する第4駆動機構404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。モーター404Mは、モータードライバー304を介して制御基板81により制御される。
第4アーム14と第5アーム15とは、関節175を介して連結されている。そして、第5アーム15は、第4アーム14に対し、第4アーム14の中心軸と直交する第5回動軸O5を回動中心として回動可能となっている。第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交している。第5アーム15は、第4アーム14の先端部において片持ち支持されている。また、第5アーム15は、モーター405Mおよび図示しない減速機を有する第5駆動機構405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。モーター405Mは、モータードライバー305を介して制御基板81により制御される。
第5アーム15と第6アーム16とは、関節176を介して連結されている。そして、第6アーム16は、第5アーム15に対し、第5アーム15の後述する第2部分152の中心軸と平行な第6回動軸O6を回動中心として回動可能となっている。第6回動軸O6は、第5回動軸O5と直交している。第6アーム16は、モーター406Mおよび図示しない減速機を有する第6駆動機構406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。モーター406Mは、モータードライバー306を介して制御基板81により制御される。
駆動機構401~406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416が設けられている。これらの角度センサー411~416としては、例えば、ロータリーエンコーダー等の各種エンコーダーを用いることができる。角度センサー411~416により、駆動機構401~406のモーターまたは減速機の出力軸の回動角度を検出する。
駆動機構401~406のモーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等が挙げられる。
駆動機構401~406の減速機としては、例えば、複数の歯車で構成された遊星ギア型の減速機、波動減速機等が挙げられる。
駆動機構401~406および角度センサー411~416は、それぞれ、制御基板81と電気的に接続されている。
制御基板81は、駆動機構401~406の作動を独立して制御する。具体的には、制御基板81は、角度センサー411~416や図示しない力検出部の検出結果に基づいて、駆動機構401~406の作動条件、例えば角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、制御基板81が備える図示しない記憶部に記憶しておけばよい。
次に、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16について詳細に説明する。
図4は、図1に示すロボットの第4アーム、第5アームおよび第6アームを示す断面図である。
第4アーム14は、図4の範囲外に設けられたモーター405M、406Mを収容する。
第5アーム15は、第5回動軸O5と平行に延在し、筒状をなす第1部分151と、第1部分151から第6回動軸O6と平行に延在し、筒状をなす第2部分152と、を有している。第1部分151と第2部分152との間には、空間153が形成されている。
第6アーム16は、ロボットアーム10の最も先端側のアームである。第6アーム16は、第5アーム15の第2部分152の先端側に設けられている。そして、第6アーム16は、モーター406Mから第5アーム15の内部を介して伝達された駆動力により、第5アーム15に対して回動可能となっている。
第5駆動機構405は、図4の範囲外に設けられたモーター405Mと、減速機65と、モーター405Mの駆動力を減速機65の入力軸に伝達する伝達機構705と、を有している。伝達機構705は、ロボットアーム10の内部に設けられている。具体的には、モーター405Mは、第4アーム14の内部に設けられており、減速機65は、第4アーム14と第5アーム15とを連結する関節175の内部に設けられている。
伝達機構705は、ベルト715と、プーリー735と、を有している。
ベルト715は、モーター405Mの出力軸に接続されている。ベルト715は、無端ベルトであり、モーター405Mの出力軸とプーリー735とに掛け渡されている。プーリー735は、減速機65の入力軸に接続されている。
図4に示す減速機65は、波動減速機であり、剛性歯車651と、可撓性歯車652と、波動発生器653と、クロスローラーベアリング654と、を有している。
減速機65の出力軸である可撓性歯車652は、第5アーム15に接続されている。モーター405Mの回転は、ベルト715およびプーリー735を介して減速機65の入力軸である波動発生器653に伝達される。減速機65では、回転速度を低下させ、出力軸である可撓性歯車652を介して第5アーム15に伝達する。剛性歯車651は、クロスローラーベアリング654を介して第5アーム15の第1部分151に固定されている。
第6駆動機構406は、図4の範囲外に設けられたモーター406Mと、減速機66と、モーター406Mの駆動力を減速機66の入力軸に伝達する伝達機構706と、を有している。伝達機構706は、ロボットアーム10の内部に設けられている。具体的には、モーター406Mは、第4アーム14の内部に設けられており、減速機66は、第5アーム15と第6アーム16とを連結する関節176の内部に設けられている。
伝達機構706は、ベルト716と、プーリー736と、互いに噛み合う一対の傘歯車746、756と、を有している。
ベルト716は、モーター406Mの出力軸に接続されている。ベルト716は、無端ベルトであり、モーター406Mの出力軸とプーリー736とに掛け渡されている。
プーリー736は、傘歯車746の軸部7461に接続されている。傘歯車746は、第5アーム15の第1部分151の内部に設けられている。一方、傘歯車756は、第5アーム15の第2部分152の内部に設けられている。傘歯車756の軸部7561は、減速機66の入力軸に接続されている。
図4に示す減速機66は、波動減速機であり、剛性歯車661と、可撓性歯車662と、波動発生器663と、クロスローラーベアリング664と、を有している。
減速機66の出力軸である可撓性歯車662は、第6アーム16に接続されている。モーター406Mの回転は、ベルト716およびプーリー736により、傘歯車746に伝達される。傘歯車746の回転は、傘歯車746、756により、その回転軸の方向が90°変更され、傘歯車756の軸部7561に接続された、減速機66の入力軸である波動発生器663に伝達される。減速機66では、回転速度を低下させ、出力軸である可撓性歯車662を介して第6アーム16に伝達する。剛性歯車661は、クロスローラーベアリング664を介して第5アーム15の第2部分152に固定されている。
なお、伝達機構706が有する傘歯車746、756は、同様の機能を有する他の機構、例えば、ウオームとウオームホイールとを有する機構等で代替されてもよい。
また、本実施形態では、減速機65、66として波動減速機が用いられている。これにより、減速機65、66の小型化および軽量化を図ることができ、ロボット1の小型化および軽量化を図ることができる。
ここで、減速機66および第6アーム16には、第6回動軸O6に沿って延在する貫通孔665が形成されている。具体的には、剛性歯車661、可撓性歯車662、波動発生器663および第6アーム16には、それぞれ第6回動軸O6に沿って延在する貫通孔が形成されており、それらによって貫通孔665が構成されている。
また、傘歯車756には、第6回動軸O6に沿って延在する貫通孔7562が形成されている。そして、貫通孔665内と貫通孔7562内を連続して貫くように、筒体32が配置されている。つまり、筒体32は、第6アーム16から傘歯車756に至るまで延在している。この筒体32は、Y軸-側の端部において第5アーム15と固定されている。一方、筒体32は、傘歯車756とは離間している。このため、モーター406Mの回転により、傘歯車756が回転しても、筒体32は回転しない。そうすると、筒体32の内部空間322に挿通されている配線310や配管312a、312bが回転中の傘歯車756に接触するのを防止することができる。このようにして、配線310や配管312a、312bが損傷するのを抑制することができる。
上述したように、図4に示す筒体32の内部空間322には、配線310および配管312a、312bが挿通されている。配線310および配管312a、312bは、貫通孔665および筒体32の内部空間322に挿通されている。そして、配線310および配管312a、312bは、空間153で90°曲げられている。
また、傘歯車746には、第5回動軸O5に沿って延在する貫通孔7462が形成されている。貫通孔665に挿通されている配線310および配管312a、312bは、貫通孔7462にも挿通されている。
以上のように、配線310および配管312a、312bは、貫通孔665、内部空間322および空間153を介して、貫通孔7462に挿通されている。そして、配線310および配管312a、312bは、図示しないものの、第4アーム14、第3アーム13、第2アーム12および第1アーム11を経て、基台4まで引き回されている。
配線310としては、例えば、第6アーム16の先端に取り付けられるエンドエフェクターと制御基板81とを接続する電源線または通信線、各駆動機構401~406と制御基板81とを接続する電源線または通信線、その他ロボット1に付属する力検出部のようなセンサー等の付属物と制御基板81とを接続する電源線または通信線等が挙げられる。なお、配線310には、例えば、導体を絶縁材料で被覆した被覆配線が用いられるが、チューブと、チューブ内に挿通された1本または複数本の被覆配線と、を有する配線束が用いられてもよい。
配管312a、312bとしては、例えば、エンドエフェクター等の作動に用いられる吸気用配管または圧縮空気用配管、冷媒用配管等が挙げられる。配管312a、312bは、双方が吸気用配管または圧縮空気用配管であってもよいし、一方が吸気用配管、他方が圧縮空気用配管であってもよい。
なお、配線310および配管312a、312bは、途中で分岐していてもよい。また、配線310および配管312a、312bは、一部、ロボットアーム10の外部を引き回されていてもよい。さらに、配線310および配管312a、312bは、基台4に至っていなくてもよく、ロボットアーム10の途中で外部に引き出されていてもよい。
配線310の本数は、特に限定されず、2本以上であってもよい。同様に、配管312a、312bの本数は、特に限定されず、1本でも3本以上であってもよい。
1.2 回転モジュール
図4に示すロボットアーム10は、回転モジュール5を有している。図5は、図4の部分拡大図である。図6は、図5のA-A線断面図である。図7は、図5のB-B線断面図である。図8は、図5のC-C線断面図である。
回転モジュール5は、エアー流路を備える第1部材51と、電源用または通信用の配線を備える第2部材52と、を有している。そして、第1部材51および第2部材52は、互いに同じ軸に沿って並んでいる。具体的には、図5に示すように、第1部材51および第2部材52が、互いに同じ軸である第6回動軸O6に沿って並んでいる。
このため、第1部材51および第2部材52を有する回転モジュール5は、従来に比べて、外径が大きくなるのを抑制することができる。これにより、図4に示すように、回転モジュール5の一部を、減速機66の内部に配置することが可能になる。その結果、スペースの有効利用を図ることができ、ロボットアーム10の外径を小さくすることができる。
なお、図6ないし図8では、図示の便宜のため、第1部材51のみ図示している。
1.2.1 第1部材
第1部材51は、いわゆるエアーロータリージョイントであって、筒状をなしており、第1外筒512と、第1内筒514と、流路516と、を備えている。
第1外筒512は、図5に示すように、筒状をなしており、第6回動軸O6(Y軸)に沿って延在している。第1外筒512は、相対的に外径が小さい小径部5121と、小径部5121より外径が大きい大径部5122と、を備えている。また、第1外筒512は、その側壁内に設けられ、流路516の一部である2系統の外筒流路5161a、5161bを備えている。この外筒流路5161a、5161bは、それぞれ、図6ないし図8に示すように、筒状をなす第1外筒512のうち、周の略半分の範囲に形成されている。そして、外筒流路5161a、5161bは、隔壁によって区画されている。また、外筒流路5161a、5161bは、図5に示すように、第1外筒512の第6回動軸O6に沿う全長のうち、略全体にわたって形成されている。
第1外筒512の内部には、第1内筒514が設けられている。第1外筒512と第1内筒514との間には隙間が設けられており、第6回動軸O6を回転軸として、双方が相対的に回転可能になっている。
第1内筒514は、図5に示すように、筒状をなしており、第6回動軸O6に沿う長さが、第1外筒512より長くなっている。そして、第1内筒514のうち、Y軸-側の端部は、図4に示すように、筒体32に対して嵌合している。これにより、第1内筒514は、筒体32とともに一体で回転可能に接続されている。
第1内筒514は、外周面に設けられた5つの溝5141~5145を備えている。5つの溝5141~5145は、第6回動軸O6を中心とする環状をなしており、第6回動軸O6に沿ってY軸+側からこの順で並んでいる。なお、溝の数は、5つに限定されず、4つ以下または6つ以上であってもよい。
前述したように、第1内筒514は、第1外筒512の内部に設けられているため、5つの溝5141~5145の開口は、それぞれ第1外筒512の内面で覆われた状態になっている。このため、5つの溝5141~5145の内部は、略閉空間になっている。
溝5141、5143、5145には、それぞれシールリングであるOリング517が嵌められている。このOリング517は、溝5141、5143、5145と第1外筒512との間を気密的に封止する。このため、溝5141、5143で挟まれた溝5142は、第1外筒512と2つのOリング517とで囲まれる。その結果、溝5142は、流路516の一部であって、気密性を有する内筒流路5162aとなる。同様に、溝5143、5145で挟まれた溝5144も、第1外筒512と2つのOリング517とで囲まれるため、流路516の一部であって、気密性を有する内筒流路5162bとなる。
したがって、図5ないし図8に示す第1部材51は、第1外筒512と第1内筒514との間に、2系統の内筒流路5162a、5162bを備えている。
また、第1部材51は、第1内筒514の内部に挿通されている内部配管519a、519bを備えている。内部配管519aのY軸+側の端部は、溝5142の位置にあって、第1内筒514の側壁を貫通する窓部5140aを介して、内筒流路5162aと接続されている。内部配管519bのY軸+側の端部は、溝5144の位置にあって、第1内筒514の側壁を貫通する窓部5140bを介して、内筒流路5162bと接続されている。なお、第1部材51が備える内部配管の数は、2つに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。
一方、前述した第1外筒512は、その内部と外筒流路5161aとを接続する窓部5160aを備えている。外筒流路5161aは、窓部5160aを介して、内筒流路5162aと接続されている。また、前述した第1外筒512は、その内部と外筒流路5161bとを接続する窓部5160bを備えている。外筒流路5161bは、窓部5160bを介して、内筒流路5162bと接続されている。
なお、図5において窓部5160a、5160bを表す破線は、図5に示す断面から外れた位置に存在していることを示している。
また、図4および図5は、それぞれ、図6ないし図8をX-Y平面で切断してなる断面図に相当するが、一部は、説明の便宜上、外筒流路5162a、5162b、窓部5140a、5140bおよび内部配管519a、519bを同一図面内に図示するべく、X-Y平面をY軸まわりに回転させた面で切断してなる断面図に相当している。
第1部材51は、接続ポート518a、518bを備えている。接続ポート518a、518bは、図6に示すように、それぞれ第1外筒512の外周面に設けられている。そして、接続ポート518aは、外筒流路5161aと接続され、接続ポート518bは、外筒流路5161bと接続されている。
このような接続ポート518a、518bを備えることにより、例えばエアー流路として用いられる外筒流路5161a、5161bを、図5に示すように、エンドエフェクターやセンサー向けの接続配管53と接続することができる。また、接続ポート518a、518bに着脱機構を付加することにより、組立作業や分解作業を容易に行うことができる。第1部材51における接続ポート518a、518bの位置は、特に限定されないが、図5では、大径部5122に位置している。なお、図5において接続ポート518a、518bを表す破線は、図5に示す断面から外れた位置に存在していることを示している。
また、第6アーム16には、接続配管53が接続されている継手54が固定されている。継手54は、接続配管53の流路を第6アーム16の外部に引き出す。継手54を設けることにより、エンドエフェクター等の外部機器と接続配管53との接続作業を容易に行うことができる。
以上のように、第1部材51では、外筒流路5161a、窓部5160a、内筒流路5162aおよび窓部5140aで構成された流路516を介して、内部配管519aと接続ポート518aとが接続されている。これにより、接続ポート518a側から内部配管519a側へ、またはその反対方向に、エアーまたは各種気体を流通させることができる。また、外筒流路5161b、窓部5160b、内筒流路5162bおよび窓部5140bで構成された流路516を介して、内部配管519bと接続ポート518bとが接続されている。これにより、接続ポート518b側から内部配管519b側へ、またはその反対方向に、エアーまたは各種気体を流通させることができる。
ここで、第1部材51では、第1外筒512に対して第1内筒514が相対的に回転可能になっている。「相対的に回転可能」とは、第1外筒512が固定された状態で第1内筒514が回転可能な状態、または、第1内筒514が固定された状態で第1外筒512が回転可能な状態、のことをいうが、本実施形態は、後者の状態にある。
本実施形態では、第1内筒514が図4に示す筒体32を介して第5アーム15に固定されている。また、第1外筒512は、図5に示すように、第6アーム16に固定されている。そして、第5アーム15に対して第6アーム16を回転させると、第1内筒514に対して第1外筒512が回転するが、その際、流路516は、途切れることなく、その機能が維持されている。具体的には、内筒流路5162a、5162bは、それぞれ第1内筒514の外表面を巻くように環状をなしていることから、外筒流路5161a、5161bの一部に形成されている窓部5160a、5160bは、常時、内筒流路5162a、5162bと接続されることになる。したがって、流路516においてエアー等の流通を継続しつつ、第6アーム16を駆動することが可能になる。
流路516の機能、すなわち気体を流通させる機能は、第1内筒514に対する第1外筒512の回転角度によらず、維持される。このため、第6アーム16は、第5アーム15に対して、回転角度の制限なく、つまり実質的に無限に回転させることができる。
第1内筒514と第1外筒512との間では、Oリング517が溝5141、5143、5145に嵌められているとともに、第1外筒512に対して摺動している。したがって、Oリング517が加圧されて変形しつつ、第1外筒512に対して摺動することにより、流路516の気密性が確保されている。
これを踏まえると、第1外筒512の構成材料は、Oリング517等のシールリングに対して摺動性が高い材料であるのが好ましい。具体的には、第1外筒512の構成材料としては、ポリアセタール系樹脂(POM)、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリイミド系樹脂等の各種樹脂材料の他、金属材料、セラミックス材料等が挙げられる。このうち、樹脂材料が好ましく用いられ、ポリアセタール系樹脂がより好ましく用いられる。
第1内筒514の樹脂材料も、第1外筒512の樹脂材料として挙げた材料から適宜選択される。
また、Oリング517は、第1外筒512に対する高い摺動性を有しているものであれば、他のシールリングで代替可能である。
なお、前述したように、第1部材51は、第1内筒514の内部に挿通されている内部配管519a、519bを備えている。そして、この内部配管519a、519bと前述した流路516とが接続されている。
このような構成によれば、回転モジュール5の内部に生じた空間を、内部配管519a、519bの収納スペースとして利用することが可能になる。つまり、減速機66の内側の空間を、減速機66を大径化させることなく、収納スペースとして有効利用することができる。そして、減速機66の内側に位置する内部配管519a、519bを、減速機66の外側まで引き出すことができる。これにより、内部配管519a、519bの収納スペースを節約することができ、回転モジュール5の外径が大きくなるのを抑制することができる。
なお、内部配管519aのY軸-側の端部は、前述した配管312aと接続され、内部配管519bのY軸-側の端部は、前述した配管312bと接続されている。これにより、前述した内部配管519a、519bを、第6アーム16より基端側に敷設されている配管312a、312bに接続することができる。なお、接続部には、必要に応じて、継手等を用いるようにしてもよい。
1.2.2 第2部材
第2部材52は、いわゆるスリップリングであって、筒状をなしており、第2外筒522と、第2内筒524と、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dと、第2端子5241a、5241b、5241c、5241dと、を備えている。
第2外筒522は、図5に示すように、筒状をなしており、第6回動軸O6(Y軸)に沿って延在している。第2外筒522は、相対的に外径が小さい小径部5221と、小径部5221より外径が大きい大径部5222と、を備えている。また、第2外筒522は、その側壁内に設けられた4系統の外筒配線5261a、5261b、5261c、5261dを備えている。これらの外筒配線5261a、5261b、5261c、5261dは、第2外筒522の外部に引き出され、図4に示す入出力コネクター55まで引き回されている。
第2外筒522は、Y軸-側に開放する開口部5223を有している。開口部5223には、後述する第2内筒524に接続されたコネクター部5245が挿通されている。また、第2外筒522の開口部5223と反対側の内壁には、Y軸+側に凹没した凹部5224が形成されている。
第2部材52は、内周部に突出するように設けられた4つの第1端子5262a、5262b、5262c、5262dを備えている。第1端子5262a、5262b、5262c、5262dは、第6回動軸O6に沿って等間隔に配置されている。なお、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dについては、後に詳述する。
第2外筒522の内部には、第2内筒524が設けられている。第2外筒522と第2内筒524との間には隙間が設けられており、第6回動軸O6を回転軸として、双方が相対的に回転可能になっている。
第2内筒524は、図5に示すように、筒状をなしている。そして、第2内筒524のうち、Y軸-側の端部である後述のコネクター部5245は、図5に示すように、第1内筒514のY軸+側端部に設けられた開口部5149に対して嵌合している。これにより、第2内筒524は、第1内筒514とともに一体で回転可能に接続されている。
第2内筒524は、円筒状をなす胴部5240と、胴部5240の外周面に設けられた4つの第2端子5241a、5241b、5241c、5241dと、を備えている。第2端子5241a、5241b、5241c、5241dは、第6回動軸O6に沿って等間隔に配置されている。また、第2端子5241a、5241b、5241c、5241dは、それぞれ、第6回動軸O6を中心とする環状をなしている。
また、第2内筒524は、胴部5240のY軸+側の端部から突出する突出部5244と、胴部5240のY軸-側の端部から突出するコネクター部5245と、を備えている。
突出部5244は、第2外筒522の凹部5224に挿入されている。これにより、凹部5224が軸受として機能し、突出部5244に対して凹部5224が相対的に回転する。
コネクター部5245は、開口部5223を挿通しているとともに、第1内筒514の内部にも挿入されている。コネクター部5245は、内部に4本の内筒配線5242a、5242b、5242c、5242dを備えている。内筒配線5242a、5242b、5242c、5242dは、胴部5240の内部まで延在しており、第2端子5241a、5241b、5241c、5241dと電気的に接続されている。
また、前述した第1内筒514の内部には、第6回動軸O6に沿って被覆管527が挿通されている。そして、被覆管527のY軸+側の端部は、コネクター部5245に接続されている。被覆管527の内部には、内筒配線5242a、5242b、5242c、5242dが挿通されている。ここでは、内筒配線5242a、5242b、5242c、5242dと、被覆管527と、を含めて内部配線528という。すなわち、第1内筒514の内部には、第6回動軸O6に沿って内部配線528が挿通されている。これにより、第1部材51と第2部材52とを第6回動軸O6に沿って並べたとき、内部配線528を第1内筒514内に挿通して設けることができ、回転モジュール5およびロボットアーム10の大径化を抑制することが可能となる。内部配線528のY軸-側の端部は、必要に応じて設けられるコネクター等を介して、前述した配線310と接続されている。なお、内部配線528の構成は、これに限定されず、例えば被覆管527が省略されたものであってもよい。
さらに、第2部材52は、第2外筒522の外周面に設けられた外部接続部529を備えている。図4に示す外部接続部529は、第2外筒522から延在し、外部との接続部となる入出力用配線である。そして、外部接続部529は、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dと電気的に接続されている。このような外部接続部529を設けることにより、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dを、容易に外部に引き出すことができる。
また、第6アーム16には、入出力コネクター55が固定されている。外部接続部529は、この入出力コネクター55に接続されている。このような入出力コネクター55を設けることにより、外部接続部529を、例えばエンドエフェクターやセンサー等に接続するための作業を容易に行うことができる。つまり、エンドエフェクターやセンサー等を、ロボット1の制御基板81に対して容易に接続することができる。また、かかる接続を実現するにあたり、ロボットアーム10の大径化を抑制することができる。
ここで、第2部材52の構成について、さらに詳述する。
図9は、図5のD-D線断面図である。
図9に示すように、前述した第1端子5262a、5262b、5262c、5262dは、それぞれ2本の導電性ワイヤーで構成される。したがって、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dは、いわゆるブラシ電極として機能する。なお、導電性ワイヤーの本数は、1本でも3本以上でもよい。
以下、第1端子5262aを代表して説明する。第1端子5262b、5262c、5262dの各構成は、第1端子5262aの構成と同様であるため、説明を省略する。
第1端子5262aは、第2外筒522の内周面から内部に向かって突出するように設けられている。そして、第1端子5262aは、第2内筒524に設けられた第2端子5241aと接触している。第1端子5262aは、弾性を有しているので、第2端子5241aに接触し、かつ、第2端子5241aに押し付けられた状態、つまり「接触状態」が維持される。これにより、第2端子5241aに対して第1端子5262aが相対的に回転したとしても、接触状態を維持することができる。
また、第1端子5262aは、2本の導電性ワイヤーで構成されているが、これらの導電性ワイヤーの先端は、互いに反対方向を向いている。このため、第1端子5262aは、第2端子5241aの回転方向によらず、接触状態を維持することができる。
以上のように、第2部材52では、外筒配線5261a、第1端子5262a、第2端子5241aおよび内筒配線5242aを介して、図4に示す入出力コネクター55と配線310とが電気的に接続されている。これにより、例えば、制御基板81と入出力コネクター55との間で、電力供給や通信を行うことができる。
また、前述したように、第2部材52は、第2内筒524の内部に挿通されている内部配線528を備えている。そして、内部配線528と第2端子5241a、5241b、5241c、5241dとが電気的に接続されている。
このような構成によれば、回転モジュール5の内部に生じた空間を、内部配線528の収納スペースとして利用することが可能になる。これにより、回転モジュール5の外径が大きくなるのを抑制することができる。
ここで、第2部材52では、第2外筒522に対して第2内筒524が相対的に回転可能になっている。「相対的に回転可能」とは、第2外筒522が固定された状態で第2内筒524が回転可能な状態、または、第2内筒524が固定された状態で第2外筒522が回転可能な状態、のことをいうが、本実施形態は、後者の状態にある。
本実施形態では、第2内筒524が、第1内筒514と固定されている。第2内筒524がY軸-側に凸部(図示せず)を有し、第1内筒514がY軸+側に凹部(図示せず)有し、凸部および凹部は同一の多角形の形状を有することにより嵌合することで、第2内筒524を第1内筒514と固定することが可能となる。なお、「固定」には、第1内筒514と第2内筒524との位置ずれを含むように固定されている場合も含む。例えば、凸部および凹部は、隙間を有して嵌合することにより、第2内筒524と第1内筒514とが固定されていてもよい。これにより、第1内筒514と第2内筒524との位置ずれが発生した場合でも、位置ずれを吸収し、解消することが可能となる。
また、第2外筒522は、第1外筒512とともに、第6アーム16に固定されている。この固定には、本実施形態では、第2外筒522の大径部5222および第1外筒512の大径部5122を共に貫通するボルト501を、第6アーム16に螺合させる方法が用いられている。この固定により、第5アーム15に対して第6アーム16を回転させると、第2内筒524に対して第2外筒522が回転するが、その際、前述した電気的接続が維持される。具体的には、第1端子5262aは、第2端子5241aに対して相対的に回転しても接触状態を維持する。したがって、電気的接続を維持しつつ、第6アーム16を駆動することが可能になる。
また、この電気的接続は、第2内筒524に対する第2外筒522の回転角度によらず、維持される。このため、第6アーム16は、第5アーム15に対して、回転角度の制限なく、つまり実質的に無限に回転させることができる。
さらに、前述したように、第6アーム16を回転させると、第2外筒522とともに、第1外筒512も回転する。このため、流路516においてエアー等の流通を継続しつつ、第6アーム16を駆動することが可能になる。
なお、第1外筒512および第2外筒522を第6アーム16に固定する方法は、上記に限定されない。例えば、第1外筒512を第2外筒522に固定した後、それらを第6アーム16に固定するようにしてもよいし、第2外筒522を第1外筒512に固定した後、それらを第6アーム16に固定するようにしてもよい。また、第1外筒512と第2外筒522との間には、スペーサーとして任意の部材を設けるようにしてもよい。
以上のような第1実施形態では、モーター406Mが回転すると、その回転は、まず、傘歯車746に伝達される。傘歯車746の回転は、前述したように、傘歯車756および減速機66を介して第6アーム16に伝達される。その後、本実施形態では、第6アーム16の回転が、第6アーム16に固定されている第1外筒512および第2外筒522に伝達される。一方、第1内筒514および第2内筒524は、筒体32を介して第5アーム15に固定されているため、回転しない。このようにして、回転モジュール5が作動する。
以上のように、本実施形態に係る回転モジュール5は、第1部材51と、第2部材52と、を有し、第1部材51および第2部材52が、互いに同じ軸に沿って並んでいる。
また、第1部材51は、第1外筒512と、第1外筒512の内部に設けられ、第1外筒512に対して相対的に回転する第1内筒514と、第1外筒512の外部と第1内筒514の内部とを接続する流路516と、を備えている。そして、第1部材51では、第1内筒514に対して第1外筒512が相対的に回転するとき、流路516の機能が維持される。
さらに、第2部材52は、第2外筒522と、第2外筒522の内部に設けられ、第2外筒522に対して相対的に回転する第2内筒524と、第2外筒522の内周面に設けられている第1端子5262a、5262b、5262c、5262dと、第2内筒524の外周面に設けられている第2端子5241a、5241b、5241c、5241dと、を備えている。そして、第2部材52では、第2内筒524に対して第2外筒522が相対的に回転するとき、第1端子5262a、5262b、5262c、5262dと第2端子5241a、5241b、5241c、5241dとの電気的接続が維持される。
また、第1外筒512と第2外筒522とが固定され、第1内筒514と第2内筒524とが固定されている。さらに、第1部材51および第2部材52は、互いに同じ軸である第6回動軸O6に沿って並んでいる。
このような回転モジュール5によれば、第1部材51および第2部材52が、互いに同じ軸である第6回動軸O6に沿って並んでいる。このため、回転モジュール5は、従来に比べて、外径が大きくなるのを抑制することができる。これにより、例えば図4に示すように、回転モジュール5の一部を、減速機66の内部に配置することが可能になる。その結果、スペースの有効利用を図ることができ、ロボットアーム10の外径を小さくすることができる。
また、第1外筒512に対して第1内筒514が相対的に回転しても、流路516が維持される。さらに、第2外筒522に対して第2内筒524が相対的に回転しても、電気的接続が維持される。このため、第5アーム15に対して第6アーム16を、回転角度の制限なく回転させることができる。これにより、使い勝手のよいロボット1を実現することができる。
また、本実施形態に係るロボット1は、回転モジュール5と、ロボットアーム10と、を有している。ロボットアーム10は、基端側アームである第5アーム15と、基端側アームの先端側に接続されている先端側アームである第6アーム16と、を備えている。そして、第6アーム16は、第1外筒512および第2外筒522と接続されている。また、第5アーム15は、第1内筒514および第2内筒524と接続されている。
このようなロボット1によれば、大径化を抑制可能な回転モジュール5により、ロボットアーム10の外径を小さくすることができる。また、エアー等の流通や電気的接続を損なうことなく、第5アーム15に対する第6アーム16の回転角度に制限をかける必要がなくなる。このため、小型で使い勝手のよいロボット1を実現することができる。
1.3 位置ずれ吸収の変形例
第1内筒514と第2内筒524との位置ずれに関し、本実施形態では、前述したように、第2内筒524がY軸-側に凸部(図示せず)を有し、第1内筒514がY軸+側に凹部(図示せず)を有するとともに、凸部および凹部は同一の多角形の形状を有し、隙間を有して嵌合する形態を説明したが、位置ずれを吸収するための構成は、これに限らない。以下、位置ずれを吸収するための構成の変形例について説明する。
図10は、内部配管519aと内部配線528とを連結する連結体9を示す斜視図である。
回転モジュール5は、図10に示すような連結体9を有している。連結体9は、例えば第2部材52のY軸-側に設けられ、第2部材52から突出している内部配管519aと内部配線528とを連結する。
具体的には、図10に示す連結体9は、内部配管519aに装着される第1装着部91と、内部配線528に装着される第2装着部92と、第1装着部91と第2装着部92との間を接続し、弾性を有する弾性部93と、を備えている。このような連結体9を設けることにより、回転モジュール5が作動したとき、内部配管519aと内部配線528との間に拘束力を発生させることができる。これにより、内部配管519aと内部配線528との間で位置ずれが発生するのを抑制することができる。特に、連結体9は、弾性部93を備えていることから、位置ずれが発生したとしても、弾性部93の弾性を利用して位置ずれを吸収し、解消することができる。その結果、位置ずれに伴う不具合の発生を抑制することができる。
図10に示す連結体9は、1本の金属ワイヤーを成形することにより形成されている。具体的には、第1装着部91は、内部配管519aの外周面に巻き付けられるように、金属ワイヤーを湾曲させた部位で構成されている。
第2装着部92は、内部配線528の外周面に嵌合するように、金属ワイヤーを湾曲させ、かつ、折り返すように加工した部位で構成されている。このような加工が施された金属ワイヤーは、内部配線528の外周面のうち、周方向の半分以上に巻き付け可能な形状を有している。ただし、全周には巻き付けられないようになっている。これにより、第2装着部92は、内部配線528の側方から嵌合可能になっている。つまり、第2装着部92は、内部配線528に対して着脱する機能を有している。これにより、第2装着部92は、内部配線528の延長の途中位置であっても、装着および取り外しが可能なものとなる。その結果、取り扱い性が良好な連結体9を実現することができる。
弾性部93は、金属ワイヤーを湾曲させ、コイル状に成形した部位で構成されている。金属ワイヤーがコイル状をなしていることにより、弾性部93に弾性を付与することができる。なお、弾性部93を構成する金属ワイヤーは、弾性を有する形状であれば、いかなる形状に成形されていてもよい。コイル状以外の形状としては、例えば波形状、渦巻き状等が挙げられる。
また、連結体9は、金属ワイヤー以外の材料を含んでいてもよい。かかる材料としては、弾性を有する材料が挙げられ、具体的には、ゴム、エラストマー、樹脂等が挙げられる。
さらに、図10では、連結体9により、内部配管519aと内部配線528とを連結しているが、別の連結体9を用意して、内部配管519bと内部配線528とを連結するようにしてもよい。また、連結体9は、内部配管519a、519bと内部配線528とを連結するように構成されていてもよい。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。
図11は、第2実施形態に係るロボットの第5アームおよび第6アームを示す断面図である。図12は、図11の部分拡大図である。なお、図11では、第5アーム15の内部において、一部の図示を省略している。
以下、第2実施形態について説明するが、以下の説明では、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。なお、図11および図12において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。
第2実施形態は、第1部材51と第2部材52の配置および回転モジュール5の挙動が異なる以外、第1実施形態と同様である。
具体的には、前述した第1実施形態では、回転モジュール5において、筒体32、第1部材51および第2部材52が、Y軸-側からY軸+側に向かってこの順で並んでいる。これに対し、本実施形態では、第1実施形態とは逆に、筒体32、第1部材51および第2部材52が、Y軸+側からY軸-側に向かってこの順で並んでいる。
より具体的には、第1実施形態では、筒体32が第5アーム15に固定されているのに対し、本実施形態では、筒体32が第6アーム16に固定されている。また、第1部材51のうち、第1内筒514のY軸+側の端部は、図11に示すように、筒体32に対して嵌合している。
また、第1外筒512は、小径部5121のY軸-側の端部に位置する大径部5122に加え、図12に示すように、小径部5121のY軸に沿う長さの中央部に位置する別の大径部5123を備えている。
そして、第2部材52の第2外筒522の大径部5222と、第1部材51の第1外筒512の大径部5122とが、図12に示すように、ボルト502により互いに固定されている。一方、第1外筒512の別の大径部5123は、図12に示すように、ボルト503により、第5アーム15の第2部分152に固定されている。
また、第1実施形態では、配線310および配管312a、312bが回転モジュール5と第5アーム15およびその基端側との間に敷設されているのに対し、本実施形態では、回転モジュール5と第6アーム16との間に敷設されている。具体的には、本実施形態では、図11に示すように、配管312a、312bが回転モジュール5と継手54との間に敷設されている。また、配線310が回転モジュール5と入出力コネクター55との間に敷設されている。
さらに、第1実施形態では、接続配管53が回転モジュール5と継手54とを接続しているのに対し、本実施形態では、接続配管53が傘歯車746の貫通孔7462に挿通され、回転モジュール5から第5アーム15およびその基端側との間を接続している。
また、第1実施形態では、第2部材52の外部接続部529が入出力コネクター55に接続されているのに対し、本実施形態では、外部接続部529が傘歯車746の貫通孔7462に挿通され、第5アーム15およびその基端側に向かって延在している。
ここで、第1部材51では、第1外筒512に対して第1内筒514が相対的に回転可能になっている。「相対的に回転可能」とは、第1外筒512が固定された状態で第1内筒514が回転可能な状態、または、第1内筒514が固定された状態で第1外筒512が回転可能な状態、のことをいうが、本実施形態は、前者の状態にある。
また、第2部材52では、第2外筒522に対して第2内筒524が相対的に回転可能になっている。「相対的に回転可能」とは、第2外筒522が固定された状態で第2内筒524が回転可能な状態、または、第2内筒524が固定された状態で第2外筒522が回転可能な状態、のことをいうが、本実施形態は、前者の状態にある。
以上のような第2実施形態では、モーター406Mが回転すると、その回転は、まず、第1実施形態と同様、傘歯車746に伝達される。傘歯車746の回転は、第1実施形態と同様、傘歯車756および減速機66を介して第6アーム16に伝達される。その後、本実施形態では、第6アーム16の回転が、第6アーム16に固定されている筒体32に伝達される。そして、筒体32に嵌合している第1内筒514、および、第1内筒514に嵌合している第2内筒524にそれぞれ伝達される。一方、第1外筒512は第5アーム15に固定され、さらに第2外筒522は第1外筒512に固定されているため、回転しない。このようにして、回転モジュール5が作動する。
なお、第1外筒512および第2外筒522を第5アーム15に固定する方法は、上記に限定されない。例えば、第1外筒512および第2外筒522を1本のボルトで第5アーム15に固定するようにしてもよいし、第1外筒512を第2外筒522に固定した後、それらを第5アーム15に固定するようにしてもよい。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明のロボットでは、ロボットアームにおけるアームの数が、2~5であっても、7以上であってもよい。また、本発明のロボットは、単腕ロボットに限定されず、双腕ロボットであってもよい。すなわち、基台に対して2つ以上のロボットアームが設けられていてもよい。
また、本発明のロボットの設置面は、床以外、例えば天井、壁、台車上等であってもよい。
また、上述の実施形態のロボット1においては、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が先端側アームである第6アーム16に接続され、第1内筒514および第2内筒524が基端側アームである第5アーム15と接続されている形態を示したが、これに限らない。例えば、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が第4アーム14に接続され、第1内筒514および第2内筒524が第3アーム13と接続されていてもよい。このとき、第4アーム14は、先端側アームであり、第3アーム13は、基端側アームである。また、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が第1アーム11に接続され、第1内筒514および第2内筒524が基台4と接続されていてもよい。このとき、第1アーム11は、先端側アームであり、基台4は、基端側アームである。また、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が第2アーム12に接続され、第1内筒514および第2内筒524が第1アーム11と接続されていてもよい。このとき、第2アーム12は、先端側アームであり、第1アーム11は、基端側アームである。また、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が第3アーム14に接続され、第1内筒514および第2内筒524が第2アーム12と接続されていてもよい。このとき、第3アーム13は、先端側アームであり、第2アーム12は、基端側アームである。また、回転モジュール5の第1外筒512および第2外筒522が第5アーム15に接続され、第1内筒514および第2内筒524が第4アーム14と接続されていてもよい。このとき、第5アーム15は、先端側アームであり、第4アーム14は、基端側アームである。
このようなロボット1によれば、大径化を抑制可能な回転モジュール5により、ロボットアーム10の外径を小さくすることができる。また、エアー等の流通や電気的接続を損なうことなく、基端側アームに対する先端側アームの回転角度に制限をかける必要がなくなる。このため、小型で使い勝手のよいロボット1を実現することができる。
また、回転モジュール5において、筒体32、第1部材51および第2部材52が、基端側から先端側に向かってこの順で並んでいる例を示したが、これに限らず、筒体32、第1部材51および第2部材52が、先端側から基端側に向かってこの順で並んでいてもよい。
1…ロボット、2…ロボット本体、4…基台、5…回転モジュール、9…連結体、10…ロボットアーム、11…第1アーム、12…第2アーム、13…第3アーム、14…第4アーム、15…第5アーム、16…第6アーム、32…筒体、51…第1部材、52…第2部材、53…接続配管、54…継手、55…入出力コネクター、65…減速機、66…減速機、81…制御基板、82…電源基板、91…第1装着部、92…第2装着部、93…弾性部、101…床、151…第1部分、152…第2部分、153…空間、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、301…モータードライバー、302…モータードライバー、303…モータードライバー、304…モータードライバー、305…モータードライバー、306…モータードライバー、310…配線、312a…配管、312b…配管、322…内部空間、401…第1駆動機構、401M…モーター、402…第2駆動機構、402M…モーター、403…第3駆動機構、403M…モーター、404…第4駆動機構、404M…モーター、405…第5駆動機構、405M…モーター、406…第6駆動機構、406M…モーター、411…第1角度センサー、412…第2角度センサー、413…第3角度センサー、414…第4角度センサー、415…第5角度センサー、416…第6角度センサー、501…ボルト、502…ボルト、503…ボルト、512…第1外筒、514…第1内筒、516…流路、517…Oリング、518a…接続ポート、518b…接続ポート、519a…内部配管、519b…内部配管、522…第2外筒、524…第2内筒、527…被覆管、528…内部配線、529…外部接続部、651…剛性歯車、652…可撓性歯車、653…波動発生器、654…クロスローラーベアリング、661…剛性歯車、662…可撓性歯車、663…波動発生器、664…クロスローラーベアリング、665…貫通孔、705…伝達機構、706…伝達機構、715…ベルト、716…ベルト、735…プーリー、736…プーリー、746…傘歯車、756…傘歯車、831…駆動基板、832…駆動基板、833…駆動基板、834…駆動基板、835…駆動基板、836…駆動基板、5121…小径部、5122…大径部、5123…大径部、5140a…窓部、5140b…窓部、5141…溝、5142…溝、5143…溝、5144…溝、5145…溝、5149…開口部、5160a…窓部、5160b…窓部、5161a…外筒流路、5161b…外筒流路、5162a…内筒流路、5162b…内筒流路、5221…小径部、5222…大径部、5223…開口部、5224…凹部、5240…胴部、5241a…第2端子、5241b…第2端子、5241c…第2端子、5241d…第2端子、5242a…内筒配線、5242b…内筒配線、5242c…内筒配線、5242d…内筒配線、5244…突出部、5245…コネクター部、5261a…外筒配線、5261b…外筒配線、5261c…外筒配線、5261d…外筒配線、5262a…第1端子、5262b…第1端子、5262c…第1端子、5262d…第1端子、7461…軸部、7462…貫通孔、7561…軸部、7562…貫通孔、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸

Claims (7)

  1. 回転モジュールと、
    基端側アームと、前記基端側アームの先端側に接続されている先端側アームと、を備え
    るロボットアームと、
    前記基端側アームと前記先端側アームの連結部に設けられる減速機と、を有し、
    前記回転モジュールは、
    第1外筒と、
    前記第1外筒の内部に設けられ、前記第1外筒に対して相対的に回転する第1内筒と、
    前記第1外筒と前記第1内筒との間を通過し、前記第1外筒の外部と前記第1内筒の内
    部とを接続する流路と、を備え、
    前記第1内筒に対して前記第1外筒が相対的に回転するとき、前記流路の機能が維持さ
    れる第1部材と、
    第2外筒と、
    前記第2外筒の内部に設けられ、前記第2外筒に対して相対的に回転する第2内筒と、
    前記第2外筒の内周面に設けられている第1端子と、
    前記第2内筒の外周面に設けられている第2端子と、を備え、
    前記第2内筒に対して前記第2外筒が相対的に回転するとき、前記第1端子と前記第2
    端子との電気的接続が維持される第2部材と、を有し、
    前記第1外筒と前記第2外筒とが固定され、
    前記第1内筒と前記第2内筒とが固定され、
    前記第1部材および前記第2部材は、互いに同じ軸に沿って並んでおり、
    前記第1部材は、前記第1内筒の内部に挿通されている内部配管を備え、
    前記内部配管と前記流路とが接続されており、
    前記第2部材は、前記第2内筒の内部に挿通されている内部配線を有し、
    前記内部配線と前記第2端子とが電気的に接続されており、
    前記減速機には、貫通孔が形成され、
    前記内部配線および前記内部配管は、前記貫通孔の内部に配置されることを特徴とする
    ロボット。
  2. 前記内部配線は、前記第1内筒の内部に挿通されている請求項に記載のロボット
  3. 前記第1部材は、前記第1外筒の外周面に設けられ、前記流路と接続されている接続ポ
    ートを備える請求項1または2に記載のロボット
  4. 前記第2部材は、前記第2外筒の外周面に設けられ、前記第1端子と電気的に接続され
    ている接続部を備える請求項1ないしのいずれか1項に記載のロボット
  5. 記先端側アームは、前記第1外筒および前記第2外筒と接続され、
    前記基端側アームは、前記第1内筒および前記第2内筒と接続されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記第2内筒はコネクター部を有し、
    前記コネクター部は、前記第1内筒の開口部に嵌合することで、前記第1内筒と前記第
    2内筒とが固定されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボッ
    ト。
  7. 回転モジュールと、
    基端側アームと、前記基端側アームの先端側に接続されている先端側アームと、を備え
    るロボットアームと、
    前記基端側アームと前記先端側アームの連結部に設けられる減速機と、を有し、
    前記回転モジュールは、
    第1外筒と、
    前記第1外筒の内部に設けられ、前記第1外筒に対して相対的に回転する第1内筒と、
    前記第1外筒と前記第1内筒との間を通過し、前記第1外筒の外部と前記第1内筒の内
    部とを接続する流路と、を備え、
    前記第1内筒に対して前記第1外筒が相対的に回転するとき、前記流路の機能が維持さ
    れる第1部材と、
    第2外筒と、
    前記第2外筒の内部に設けられ、前記第2外筒に対して相対的に回転する第2内筒と、
    前記第2外筒の内周面に設けられている第1端子と、
    前記第2内筒の外周面に設けられている第2端子と、を備え、
    前記第2内筒に対して前記第2外筒が相対的に回転するとき、前記第1端子と前記第2
    端子との電気的接続が維持される第2部材と、を有し、
    前記第1外筒と前記第2外筒とが固定され、
    前記第1内筒と前記第2内筒とが固定され、
    前記第1部材および前記第2部材は、互いに同じ軸に沿って並んでおり、
    前記減速機には、貫通孔が形成され、
    前記回転モジュールの一部は、前記貫通孔の内部に配置されることを特徴とするロボッ
    ト。
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