JPH08141886A - ドリルの振れ測定装置 - Google Patents
ドリルの振れ測定装置Info
- Publication number
- JPH08141886A JPH08141886A JP28160294A JP28160294A JPH08141886A JP H08141886 A JPH08141886 A JP H08141886A JP 28160294 A JP28160294 A JP 28160294A JP 28160294 A JP28160294 A JP 28160294A JP H08141886 A JPH08141886 A JP H08141886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- shank
- margin
- rolling surface
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ドリルの検査において、ドリルシャンクに対す
るドリルマージンに振れを正確かつ迅速に自動計測する
こと。 【構成】ドリルシャンク転走平面と、ドリルシャンクを
転走させるＸステージと、ドリルシャンク押当面とドリ
ルシャンク押当るバネとボールガイドとドリルマージン
当接面と、ドリルマージン当接面を案内する平行バネ機
構と、ドリルマージン当接面の変位を計測する渦電流型
変位計と、ドリルシャンク押当面及びドリルマージン当
接面を上下させるＺステージと、ドリル供給機構と、ド
リルストッカ部と、これらを制御するパソコンとで構成
される。
るドリルマージンに振れを正確かつ迅速に自動計測する
こと。 【構成】ドリルシャンク転走平面と、ドリルシャンクを
転走させるＸステージと、ドリルシャンク押当面とドリ
ルシャンク押当るバネとボールガイドとドリルマージン
当接面と、ドリルマージン当接面を案内する平行バネ機
構と、ドリルマージン当接面の変位を計測する渦電流型
変位計と、ドリルシャンク押当面及びドリルマージン当
接面を上下させるＺステージと、ドリル供給機構と、ド
リルストッカ部と、これらを制御するパソコンとで構成
される。
Description
【０００１】
【産業情上の利用分野】本発明はドリル等円筒物体の振
れ検査装置に関するものである。
れ検査装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】円筒物体の一例として、従来ドリルの曲
がり測定に関しては、ＪＩＳＢ４３０１−１９８８に示
されている。これは、ドリルを精密定盤上に転がし、ド
リルと定盤の間のスキマをスキマゲージで測定し、ドリ
ル曲がりを測定するという方法があった。しかし、この
方法では実際のドリル使用時にドリルをチャックして加
工しようとする時のドリルの刃先の振れが測定できない
問題があった。すなわち、ドリルの曲がり量が同じで
も、その曲がり始めの部分がドリルのシャンク部（図６
参照）からどの長さの位置で発生するかによって、振れ
量が異なるため、曲がり量と振れ量とが比例関係になく
従って正確な振れ量が測定できなかった。
がり測定に関しては、ＪＩＳＢ４３０１−１９８８に示
されている。これは、ドリルを精密定盤上に転がし、ド
リルと定盤の間のスキマをスキマゲージで測定し、ドリ
ル曲がりを測定するという方法があった。しかし、この
方法では実際のドリル使用時にドリルをチャックして加
工しようとする時のドリルの刃先の振れが測定できない
問題があった。すなわち、ドリルの曲がり量が同じで
も、その曲がり始めの部分がドリルのシャンク部（図６
参照）からどの長さの位置で発生するかによって、振れ
量が異なるため、曲がり量と振れ量とが比例関係になく
従って正確な振れ量が測定できなかった。
【０００３】他の方法としてはＪＩＳＢ４３０２−１９
８８に示されたシャンク部をＶブロック上で回転させ、
ドリル先端近くのマージン（図６参照）の振れ量をダイ
ヤルゲージで測定し、もう一個のダイヤルゲージを１／
４リードだけシャンク側に寄った位置でかつ軸方向から
見て９０°だけずらせた位置にセットし、両ダイヤルゲ
ージの指示量の変化量の多い方の値を読み取る方法があ
る。しかし、この方法も、ダイヤルゲージの測定子のマ
ージンへの接触位置が軸方向に２個所と決まってしまう
ことから、そのマージン位置での振れ量しか測定でき
ず、ドリルの曲がりの方向と測定子が接するマージン位
置とが一致しないと正確な振れ量が測定できないという
問題があった。また、この方法はドリルを１本１本人手
でセットして測定するため多量に生産されるドリルを全
数測定することは不可能であるという問題もあった。
８８に示されたシャンク部をＶブロック上で回転させ、
ドリル先端近くのマージン（図６参照）の振れ量をダイ
ヤルゲージで測定し、もう一個のダイヤルゲージを１／
４リードだけシャンク側に寄った位置でかつ軸方向から
見て９０°だけずらせた位置にセットし、両ダイヤルゲ
ージの指示量の変化量の多い方の値を読み取る方法があ
る。しかし、この方法も、ダイヤルゲージの測定子のマ
ージンへの接触位置が軸方向に２個所と決まってしまう
ことから、そのマージン位置での振れ量しか測定でき
ず、ドリルの曲がりの方向と測定子が接するマージン位
置とが一致しないと正確な振れ量が測定できないという
問題があった。また、この方法はドリルを１本１本人手
でセットして測定するため多量に生産されるドリルを全
数測定することは不可能であるという問題もあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術は、ド
リルシャンクに対するマージンの振れを正確に測定でき
ない。測定に人手を要し測定時間が長いという重大な欠
点がある。
リルシャンクに対するマージンの振れを正確に測定でき
ない。測定に人手を要し測定時間が長いという重大な欠
点がある。
【０００５】本発明は、これらの欠点を除去し、円筒物
体の振れを正確に、自動でかつ迅速に測定できる装置を
提供する。特にドリルシャンクに対するマージンの振れ
を正確に、自動でかつ迅速に測定できる装置を提供する
ことを目的とする。
体の振れを正確に、自動でかつ迅速に測定できる装置を
提供する。特にドリルシャンクに対するマージンの振れ
を正確に、自動でかつ迅速に測定できる装置を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、 基準円筒部と被測定円筒部を有する被検
査円筒物の前記基準円筒部を基準円筒転走面上で転走さ
せたとき、前記被測定円筒部に前記基準円筒転走面と平
行な被測定円筒当接面を接触させ、該被測定円筒当接面
の前記基準円筒転走面からの遠近方向の距離の変化を被
測定円筒部の振れとして測定するようにしたものであ
る。
成するため、 基準円筒部と被測定円筒部を有する被検
査円筒物の前記基準円筒部を基準円筒転走面上で転走さ
せたとき、前記被測定円筒部に前記基準円筒転走面と平
行な被測定円筒当接面を接触させ、該被測定円筒当接面
の前記基準円筒転走面からの遠近方向の距離の変化を被
測定円筒部の振れとして測定するようにしたものであ
る。
【０００７】前記、被検査円筒物がドリルの場合、ドリ
ルシャンクを転走平面上で転がし、この時、ドリルマー
ジン部を、ドリルシャンク転走面と平行なドリルマージ
ン当接平面で押さえ、ドリルの転がりによるドリルマー
ジンの振れを、ドリルマージン当接面の上下動として捉
えることにより、ドリルの振れ量を測定するようにした
ものである。
ルシャンクを転走平面上で転がし、この時、ドリルマー
ジン部を、ドリルシャンク転走面と平行なドリルマージ
ン当接平面で押さえ、ドリルの転がりによるドリルマー
ジンの振れを、ドリルマージン当接面の上下動として捉
えることにより、ドリルの振れ量を測定するようにした
ものである。
【０００８】
【作用】被検査円筒物を基準円筒転走面上で転走させた
ときの該被測定円筒当接面の前記基準円筒転走面からの
遠近方向の距離の変化を被測定円筒部の振れとして測定
する。すなわち、ドリルの場合、被検査ドリルをドリル
シャンク当接面とドリルシャンク転走平面上で挟み、転
がすと、ドリルシャンク転走面から最も離れた位置にあ
るドリルマージン部は、転走方面に位置を移動しつつ、
ドリルマージンのねじれ角に応じてドリル軸方向にも位
置を変え、かつドリルの振れ量だけドリル転走面からの
距離を変える。
ときの該被測定円筒当接面の前記基準円筒転走面からの
遠近方向の距離の変化を被測定円筒部の振れとして測定
する。すなわち、ドリルの場合、被検査ドリルをドリル
シャンク当接面とドリルシャンク転走平面上で挟み、転
がすと、ドリルシャンク転走面から最も離れた位置にあ
るドリルマージン部は、転走方面に位置を移動しつつ、
ドリルマージンのねじれ角に応じてドリル軸方向にも位
置を変え、かつドリルの振れ量だけドリル転走面からの
距離を変える。
【０００９】従って、このドリルの１回転分の転走中
に、ドリルマージンの振れをドリルマージン当接面で計
測すれば、ドリルの振れ量を測定することができる。
に、ドリルマージンの振れをドリルマージン当接面で計
測すれば、ドリルの振れ量を測定することができる。
【００１０】
【実施例】以下この発明の一実施例を図１〜図５により
説明する。
説明する。
【００１１】図１がドリルシャンク転走部、ドリル供給
部、及びドリルストッカ部の側断面図、図２がドリル振
れ計測部の側断面図、図３がドリルシャンク転走部及び
ドリル振れ計測部の正面図、図４がドリル振れ測定装置
のシステム構成図、図５は実施例装置の平面図である。
部、及びドリルストッカ部の側断面図、図２がドリル振
れ計測部の側断面図、図３がドリルシャンク転走部及び
ドリル振れ計測部の正面図、図４がドリル振れ測定装置
のシステム構成図、図５は実施例装置の平面図である。
【００１２】図１〜図５において、ドリルシャンク転走
面１はモータ５、ボールねじ６によって移動できるＸス
テージ７上に設けられている。このＸステージ７は、ド
リル供給機構２から供給されるドリル３の軸方向に対し
て直角方向４に移動する。
面１はモータ５、ボールねじ６によって移動できるＸス
テージ７上に設けられている。このＸステージ７は、ド
リル供給機構２から供給されるドリル３の軸方向に対し
て直角方向４に移動する。
【００１３】また、Ｘステージの上には供給されるドリ
ル３の位置が常にＸステージ７の移動方向と直角でかつ
一定位置となうようストッパ８が設けられている。さら
に、Ｘステージ７の上のドリル３のマージン部９（図
３、図６参照）の近傍にはドリルマージンニゲ面１０が
設けられている。ドリルシャンク１４の転走面１の上に
は、一定ストローク移動可能なボールガイド１１によっ
て矢印１２の方向に案内され、かつバネ１３の作用でド
リルシャンク１４をドリルシャンク転走面１に押し付け
るドリルシャンク押当面１５が設けられている。ボール
ガイド１１のボールガイド固定側部材１６は、Ｚステー
ジ１７上に、モータ１８ボールねじ１９によって矢印１
２の方向に移動可能に取付けられている。
ル３の位置が常にＸステージ７の移動方向と直角でかつ
一定位置となうようストッパ８が設けられている。さら
に、Ｘステージ７の上のドリル３のマージン部９（図
３、図６参照）の近傍にはドリルマージンニゲ面１０が
設けられている。ドリルシャンク１４の転走面１の上に
は、一定ストローク移動可能なボールガイド１１によっ
て矢印１２の方向に案内され、かつバネ１３の作用でド
リルシャンク１４をドリルシャンク転走面１に押し付け
るドリルシャンク押当面１５が設けられている。ボール
ガイド１１のボールガイド固定側部材１６は、Ｚステー
ジ１７上に、モータ１８ボールねじ１９によって矢印１
２の方向に移動可能に取付けられている。
【００１４】また、Ｚステージ１７上には、ボールガイ
ド固定側部材１６に固定されたＹステージ２０が設けら
れ、モータ２１、ボールねじ２２によって平行バネ固定
側部材２３が矢印２４の方向に移動可能に取付けられて
いる。平行バネ固定側部材２３には平行バネ２５が形成
されており、その端部に平行バネ可働側部材２６が形成
されている。平行バネ可働側部材２６には、ドリルシャ
ンク転走面１に平行なドリルマージン当接面２７が設け
られている。また平行バネ固定側部材２３には渦電流形
変位計２８が平行バネ可働側部材２６の矢印１２の方向
の変位を計測できるように取付けられている。
ド固定側部材１６に固定されたＹステージ２０が設けら
れ、モータ２１、ボールねじ２２によって平行バネ固定
側部材２３が矢印２４の方向に移動可能に取付けられて
いる。平行バネ固定側部材２３には平行バネ２５が形成
されており、その端部に平行バネ可働側部材２６が形成
されている。平行バネ可働側部材２６には、ドリルシャ
ンク転走面１に平行なドリルマージン当接面２７が設け
られている。また平行バネ固定側部材２３には渦電流形
変位計２８が平行バネ可働側部材２６の矢印１２の方向
の変位を計測できるように取付けられている。
【００１５】Ｘステージ７の下部には支点２９を中心と
して揺動可能な選別板３０がリンク３１を介してエアシ
リンダ３２に連結されている。選別板３０の先端部に
は、スキマ３３を持つ壁３４で仕切られた部屋３５が設
けられている。渦電流型変位形２８の出力はＡＤ変換器
３６を介してパソコン３７に接続されている。パソコン
３７はドリル供給部（ホッパ）２の制御部３８、ＸＹＺ
ステージ制御部３９、ストッカ４０に接続されており、
またＸＹＺステージ制御部３９はそれぞれＸステージ７
のＸ軸制御部４１、Ｙステージ２０のＹ軸制御部４２、
Ｚステージ部１７のＺ軸制御部４３に接続されている。
して揺動可能な選別板３０がリンク３１を介してエアシ
リンダ３２に連結されている。選別板３０の先端部に
は、スキマ３３を持つ壁３４で仕切られた部屋３５が設
けられている。渦電流型変位形２８の出力はＡＤ変換器
３６を介してパソコン３７に接続されている。パソコン
３７はドリル供給部（ホッパ）２の制御部３８、ＸＹＺ
ステージ制御部３９、ストッカ４０に接続されており、
またＸＹＺステージ制御部３９はそれぞれＸステージ７
のＸ軸制御部４１、Ｙステージ２０のＹ軸制御部４２、
Ｚステージ部１７のＺ軸制御部４３に接続されている。
【００１６】次にこの動作について説明する。
【００１７】ドリル供給機構２は、ドリル振れ計測終了
毎にドリル３を１本づつ供給する。ドリル３が供給され
る間Ｚステージ１７は、ドリルシャンク押当面１５を、
ドリル３と干渉しない様にドリルシャンク転走面１から
離す方向に持上げておく。供給されたドリル３はストッ
パ８によって一たん位置が決まる。この状態でパソコン
３７の指令によりＸＹＺステージ制御部３９はドリルシ
ャンク押当面１５がドリルシャンク１４に当接しさらに
バネ１３を縮めて例えば１ｋｇの力で押付けるまでＺス
テージ１７を押下げる。
毎にドリル３を１本づつ供給する。ドリル３が供給され
る間Ｚステージ１７は、ドリルシャンク押当面１５を、
ドリル３と干渉しない様にドリルシャンク転走面１から
離す方向に持上げておく。供給されたドリル３はストッ
パ８によって一たん位置が決まる。この状態でパソコン
３７の指令によりＸＹＺステージ制御部３９はドリルシ
ャンク押当面１５がドリルシャンク１４に当接しさらに
バネ１３を縮めて例えば１ｋｇの力で押付けるまでＺス
テージ１７を押下げる。
【００１８】次にパソコン３７の指令でＸＹＺステージ
制御部３９がＸステージ部７を引込む方向に駆動する。
ドリル３はＸステージ７の移動速度の１／２の速度で引
込まれ始める。このとき、ドリルマージン当接面２７は
引込み始めの段階ではでは、まだ、ドリルマージン９に
接しておらず、また、ドリルマージン当接面２７は矢印
１２の方向ではドリルマージン９のドリルシャンク当接
面１から最も離れた位置（高い位置）に対して例えば約
０．３ｍｍ低い位置にある。さらに、Ｘステージ７が駆
動されドリル３が引込まれて行くとドリルマージン９
が、ドリルマージン当接面２７に接し、その後これを押
上げるようになる。このとき平行バネ２５がたわむこと
によりドリルマージン当接面２７がドリルマージン９を
５０ｇの力で押付ける。さらにＸステージ７が引かれて
ドリル３が転走しながら引込まれると、ドリルシャンク
１４に対するドリルマージン９の振れがある場合、ドリ
ルマージン当接面２７が上下変位する。ドリルマージン
当接面２７は、平行バネ可動側部材２６を介して平行バ
ネ部２５に案内されるためドリルシャンク転走面１に厳
密に平行を保ちながら上下変位する。従ってドリルマー
ジン当接面２７の上下変位量はドリルマージン９の振れ
量に一致する。ドリルマージン当接面２７は平行バネ可
動側部材２５の端部に設けられているため、その上下動
を渦電流型変位計２８が検出し、検出信号をＡＤ変換器
３６を介してパソコン３７に送る。パソコン３７は、デ
ィジタル化された変位信号からドリル振れ量の合否を判
定し合格ならばエアシリンダ３２を駆動して選別板３０
を合格側に、不合格ならば不合格側に位置決めさせる。
この状態でＸステージ７がさらに引込まれるとドリル３
がドリルシャンク転走面１から外れ選別板３０の上に落
下する。するとドリル３は選別板３０の上を転がり、合
否別の部屋３５の中に落下する。
制御部３９がＸステージ部７を引込む方向に駆動する。
ドリル３はＸステージ７の移動速度の１／２の速度で引
込まれ始める。このとき、ドリルマージン当接面２７は
引込み始めの段階ではでは、まだ、ドリルマージン９に
接しておらず、また、ドリルマージン当接面２７は矢印
１２の方向ではドリルマージン９のドリルシャンク当接
面１から最も離れた位置（高い位置）に対して例えば約
０．３ｍｍ低い位置にある。さらに、Ｘステージ７が駆
動されドリル３が引込まれて行くとドリルマージン９
が、ドリルマージン当接面２７に接し、その後これを押
上げるようになる。このとき平行バネ２５がたわむこと
によりドリルマージン当接面２７がドリルマージン９を
５０ｇの力で押付ける。さらにＸステージ７が引かれて
ドリル３が転走しながら引込まれると、ドリルシャンク
１４に対するドリルマージン９の振れがある場合、ドリ
ルマージン当接面２７が上下変位する。ドリルマージン
当接面２７は、平行バネ可動側部材２６を介して平行バ
ネ部２５に案内されるためドリルシャンク転走面１に厳
密に平行を保ちながら上下変位する。従ってドリルマー
ジン当接面２７の上下変位量はドリルマージン９の振れ
量に一致する。ドリルマージン当接面２７は平行バネ可
動側部材２５の端部に設けられているため、その上下動
を渦電流型変位計２８が検出し、検出信号をＡＤ変換器
３６を介してパソコン３７に送る。パソコン３７は、デ
ィジタル化された変位信号からドリル振れ量の合否を判
定し合格ならばエアシリンダ３２を駆動して選別板３０
を合格側に、不合格ならば不合格側に位置決めさせる。
この状態でＸステージ７がさらに引込まれるとドリル３
がドリルシャンク転走面１から外れ選別板３０の上に落
下する。するとドリル３は選別板３０の上を転がり、合
否別の部屋３５の中に落下する。
【００１９】次にＸステージ７及びＺステージ１７は、
パソコン３７の指令でＸＹＺステージ制御部３９に駆動
されて初期位置にセットされドリル供給部３８からのド
リル３の供給を待つ。
パソコン３７の指令でＸＹＺステージ制御部３９に駆動
されて初期位置にセットされドリル供給部３８からのド
リル３の供給を待つ。
【００２０】パソコン３７はドリル３の寸法に応じて
Ｘ，Ｙ，Ｚステージの位置を制御する。なお本実施例で
はドリルマージン当接面２７の変位の案内機構としてエ
デンの平行バネ機構を用いたが、これに代わる弾性支点
平行運動機構、クロスローラ直道案内機構でも良く、こ
れらにドリルマージン押圧用の加圧バネ機構を組合せて
も良い。また、変位計として渦電流型変位計を用いた
が、他の静電容量形変位計、３角測量式レーザ変位計、
差動トランス型変位計等変位計測ができるものなら何で
もよい。
Ｘ，Ｙ，Ｚステージの位置を制御する。なお本実施例で
はドリルマージン当接面２７の変位の案内機構としてエ
デンの平行バネ機構を用いたが、これに代わる弾性支点
平行運動機構、クロスローラ直道案内機構でも良く、こ
れらにドリルマージン押圧用の加圧バネ機構を組合せて
も良い。また、変位計として渦電流型変位計を用いた
が、他の静電容量形変位計、３角測量式レーザ変位計、
差動トランス型変位計等変位計測ができるものなら何で
もよい。
【００２１】ドリル供給機構２からのドリル３の供給の
速度によっては、ドリル転走面１を水平面とせず、ドリ
ル３が転がし始めの部分よりストッパ８の近傍が低くな
るよう水平面から１〜２°傾斜させてもよい。このとき
はドリル転走面１に合わせて装置全体を１〜２°傾斜さ
せる。これによって供給されるドリル３の軸方向がドリ
ル転走方向に正確に直角をなし、ドリルが斜めになるス
キューイングを確実に防止できる。
速度によっては、ドリル転走面１を水平面とせず、ドリ
ル３が転がし始めの部分よりストッパ８の近傍が低くな
るよう水平面から１〜２°傾斜させてもよい。このとき
はドリル転走面１に合わせて装置全体を１〜２°傾斜さ
せる。これによって供給されるドリル３の軸方向がドリ
ル転走方向に正確に直角をなし、ドリルが斜めになるス
キューイングを確実に防止できる。
【００２２】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、従来の
欠点を除去し、円筒物体の振れを正確に、自動でかつ迅
速に測定できる装置を提供する。特にドリルシャンクに
対するマージンの振れを正確に、自動でかつ迅速に測定
できる。
欠点を除去し、円筒物体の振れを正確に、自動でかつ迅
速に測定できる装置を提供する。特にドリルシャンクに
対するマージンの振れを正確に、自動でかつ迅速に測定
できる。
【００２３】また、ドリル寸法が変わってもパソコンに
よってＸＹＺステージの初期位置及び移動量を変えるだ
けで良いため、多種類のドリルの振れ測定が可能であ
る。さらに測定後の合否判定、選別までも測定後即座に
行えるため、ドリルの品質保証、コスト低減、タクトタ
イム短縮の効果が大きい。
よってＸＹＺステージの初期位置及び移動量を変えるだ
けで良いため、多種類のドリルの振れ測定が可能であ
る。さらに測定後の合否判定、選別までも測定後即座に
行えるため、ドリルの品質保証、コスト低減、タクトタ
イム短縮の効果が大きい。
【図１】本発明の一実施例のドリルシャンク転走部、ド
リル供給部、及びドリルストッカ部の側断面図。
リル供給部、及びドリルストッカ部の側断面図。
【図２】本発明の一実施例のドリル振れ計測部の側断面
図。
図。
【図３】本発明の一実施例のドリルシャンク転走部及び
ドリル振れ計測部正面図。
ドリル振れ計測部正面図。
【図４】本発明の一実施例のシステム構成図。
【図５】本発明の一実施例の平面図。
【図６】ドリルの一例を示す側面図。
１ ドリルシャンク転走面、２ ドリル供給機構、３
ドリル、７ Ｘステージ、８ ストッパ、１５ ドリル
シャンク当接面、１７ Ｚステージ、２５ 平行バネ
部、２７ ドリルマージン当接面、２８ 渦電流形変位
計、３７ パソコン、
ドリル、７ Ｘステージ、８ ストッパ、１５ ドリル
シャンク当接面、１７ Ｚステージ、２５ 平行バネ
部、２７ ドリルマージン当接面、２８ 渦電流形変位
計、３７ パソコン、
Claims (6)
- 【請求項１】 基準円筒部と被測定円筒部を有する被検
査円筒物の前記基準円筒部を基準円筒転走面上で転走さ
せたとき、前記被測定円筒部に前記基準円筒転走面と平
行な被測定円筒当接面を接触させ、該被測定円筒当接面
の前記基準円筒転走面からの遠近方向の距離の変化を被
測定円筒部の振れとして測定することを特徴とする円筒
物振れ測定装置。 - 【請求項２】 ドリルシャンクをドリルシャンク転走面
上で転走させたとき、ドリルマージン部に前記ドリルシ
ャンク転走面と平行なドリルマージン当接面を接触さ
せ、該ドリルマージン当接面の前記ドリルシャンク転走
面からの遠近方向の距離の変化をドリルの振れとして測
定することを特徴とするドリル振れ測定装置。 - 【請求項３】 ドリル供給機構と、該ドリル供給機構に
よって供給されるドリルの軸方向に対して直角な方向に
移動可能で、かつ該移動方向に平行なドリルシャンク転
走面と該ドリルシャンク転走面に平行なドリルマージン
ニゲ面とを持つＸステージと、前記ドリルシャンク転走
面に対向するドリルシャンク押し当て面を持ち、かつ該
ドリルシャンク押当面が前記ドリルシャンク転走面に対
し平行を保ちつつ遠近方向に移動可能とする案内機構を
持ち、かつ該案内機構、前記ドリルシャンク押当面を介
してドリルシャンクを規定の力で前記ドリルシャンク転
走面に押付ける加圧機構を持つドリルシャンク押付機構
と、前記ドリルシャンク転走面に平行でかつドリルの軸
方向にドリルの１／２リード以上の長さの、ドリルマー
ジン当接面をもち、かつ該ドリルドリルマ−ジン当接面
が前記ドリルシャンク転走面に対し平行を保ちつつ遠近
方向に移動可能な案内機構を持ち、かつ前記ドリルマー
ジン当接面をドリルマージンに押付ける加圧機構を持
ち、かつ前記ドリルマージン当接面のドリルシャンク転
走面に対する遠近方向の変位を計測する変位計を持つド
リル振れ計測部と、前記ドリルシャンク押付機構の案内
機構の固定側部材と前記ドリル振れ計測部の案内機構の
固定側部材とが固定されたテーブルが、ドリルシャンク
転走面に対して、遠近方向に移動可能なＺステージとを
有することを特徴とするドリル振れ測定装置。 - 【請求項４】 請求項３に示すドリルシャンク転走面及
びドリルマージンニゲ面上にドリル供給機構から供給さ
れるドリルがＸステージの移動方向と直角に一たん停止
するようなストッパを設けたことを特徴とするドリル振
れ測定装置。 - 【請求項５】 請求項３に示すドリル振れ計測部の案内
機構が平行バネ式案内機構であり、かつ該平行バネ式案
内機構の平行バネのたわみによる力を利用してドリルマ
ージン当接面の押付け力を得るよう構成したことを特徴
とするドリル振れ測定装置。 - 【請求項６】 請求項３に示す変位計の変位信号をディ
ジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、該Ａ／Ｄ変換器
から得られるディジタル信号からドリル振れ量の含否判
定を行い、かつ合否選別装置を制御す制御装置と、該制
御装置からの制御信号によりドリルの含否選別を行う選
別装置とを有することを特徴とするドリル振れ測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28160294A JPH08141886A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | ドリルの振れ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28160294A JPH08141886A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | ドリルの振れ測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141886A true JPH08141886A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17641438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28160294A Pending JPH08141886A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | ドリルの振れ測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141886A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007114106A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Mitsutoyo Corp | 変位センサおよび表面性状測定装置 |
| CN109623492A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-16 | 天津格林兰机械装备有限公司 | 一种托辊检测装具及其使用方法 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP28160294A patent/JPH08141886A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007114106A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Mitsutoyo Corp | 変位センサおよび表面性状測定装置 |
| CN109623492A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-16 | 天津格林兰机械装备有限公司 | 一种托辊检测装具及其使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105758360B (zh) | 一种转向轴承轴圈沟道参数测量仪及其测量方法 | |
| CN1940565A (zh) | 工件检查系统 | |
| WO2022236917A1 (zh) | 一种表面性能检测装置及其检测方法 | |
| ITMI20070585A1 (it) | Apparecchiatura e metodo per la verifica di elementi filettati | |
| CN108007295B (zh) | 蜗杆m值和齿面跳动的自动检测装置 | |
| US5867275A (en) | Method and apparatus for high speed measurement of oilfield tubular diameter and ovality | |
| US7021155B2 (en) | Universal material testing method and device therefor | |
| JPS62161009A (ja) | 円筒形対象物の寸法形状測定装置及び方法 | |
| CN105674848A (zh) | 厚度检测仪 | |
| JP2001033233A (ja) | 管状および棒状被検査物の検査方法 | |
| EP1809984A2 (en) | Systems and methods for dimensionally inspecting threaded fasteners | |
| JP2000136923A (ja) | 接触式管内径測定装置 | |
| JP2010071778A (ja) | 大径管の外径測定装置 | |
| JP2002005653A (ja) | ねじ寸法測定方法及び装置 | |
| JPH08141886A (ja) | ドリルの振れ測定装置 | |
| JP4621937B2 (ja) | ワークの曲がり不良検査装置 | |
| TW473407B (en) | Method of adjusting position in bar steel rolling mill and roll position adjusting guidance apparatus | |
| JP2008246323A (ja) | 頭付きワークの検査装置 | |
| JP3654439B2 (ja) | ワークの内径寸法測定装置 | |
| JP2006003164A (ja) | ロール状物の周面形状測定装置 | |
| JP2000146564A (ja) | 接触式管内径測定装置の精度確認装置 | |
| CN208952936U (zh) | 平面度检测机 | |
| US7003428B2 (en) | Method and system for thread tolerance checking | |
| JPS614912A (ja) | オンラインロ−ルプロフイル計測方法 | |
| JPH09189501A (ja) | 外径測定装置 |