JPH08141481A - 処理液循環装置 - Google Patents

処理液循環装置

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JPH08141481A
JPH08141481A JP6291339A JP29133994A JPH08141481A JP H08141481 A JPH08141481 A JP H08141481A JP 6291339 A JP6291339 A JP 6291339A JP 29133994 A JP29133994 A JP 29133994A JP H08141481 A JPH08141481 A JP H08141481A
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JP
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tank
processing
processing liquid
liquid
treatment
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JP6291339A
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Kazuya Ishiwatari
和也 石渡
Naoya Nishida
直哉 西田
Akira Unno
章 海野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルターの頻繁な交換等を不要とすると共
に、未溶解成分のガラス基板への再付着を防止する。 【構成】処理液が噴霧装置3から噴霧されると、ガラス
基板Gにおいては現像やエッチング等の所定の処理が行
なわれる。一方、これらの処理の際に未溶解成分(異
物)が処理液に混入されるが、該処理液は処理槽11に
溜められると共に、未溶解成分は傾斜部11bに沿って
処理液中を落下して筒状部11cに沈殿する。この状態
で蓋部11dを水平方向に開くと、沈殿した未溶解成分
は処理液と共に外部に排出される。なお、処理槽11に
溜められた処理液は、ポンプ装置Pによってパイプ1
2,…を介して汲み上げられ、噴霧装置3から再び噴霧
されるが、処理液中に残存している未溶解成分はフィル
ター(不図示)によって除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、処理液を
循環させながら被処理部材に塗布する処理液循環装置に
係り、詳しくはフォトリソグラフィ法に用いる現像装置
や剥離装置として好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄膜を所定形状にパターニン
グする方法としてフォトリソグラフィ法が用いられてお
り、この方法は、例えば液晶パネルのガラス基板に所定
形状の透明電極やカラーフィルターを形成する際に利用
されている。以下、このフォトリソグラフィ法につい
て、ガラス基板上に透明電極を形成する場合を例にし
て、簡単に説明する。
【0003】フォトリソグラフィ法は、成膜工程、露光
工程、現像工程、エッチング工程、剥離工程等からなっ
ている。このうち、成膜工程においては、ガラス基板の
表面にスパッタ法等によってITO膜を形成し、該形成
したITO膜の表面にはフォトレジストを塗布してお
く。そして、露光工程においては、フォトマスクを使用
してフォトレジストの表面に所定パターンの露光を行な
う。さらに、現像工程においては、露光後のフォトレジ
ストの表面に現像液を噴霧し、フォトレジストの不必要
な部分を除去してレジストパターンを形成する。その
後、エッチング工程においては、エッチング液を噴霧し
て、レジストパターンに沿ってITO膜のエッチングを
行なう。次の剥離工程においては、剥離液を噴霧して、
残っているフォトレジストを除去する。これにより、レ
ジストパターンの部分だけにITO膜が残されることと
なり、該ITO膜によって所望形状の透明電極が形成さ
れることとなる。
【0004】ところで、上述した現像工程、剥離工程及
びエッチング工程においては、いずれも所定の液体(以
下、“処理液”とする)を循環させ、その循環過程にお
いて処理液を被処理部材であるガラス基板に対して噴霧
し、現像やエッチング等の種々の処理を行なっている
が、そのために各工程において処理液循環装置1が使用
されている。以下、該装置の構造を、図1に沿って具体
的に説明する。
【0005】この処理液循環装置1はコンベヤ装置2を
備えており、被処理部材としてのガラス基板Gを搬送す
るように構成されている。また、このコンベヤ装置2の
上方には噴霧装置3が配設されており、搬送されるガラ
ス基板Gに対して処理液を噴霧するように構成されてい
る(詳細は後述)。さらに、この噴霧装置3の下方並び
に側方は、箱型の形状をした処理槽5によって覆われて
おり、噴霧された処理液が回収されるように構成されて
いる。また、この処理槽5の下部にはパイプ6が取り付
けられており、噴霧された処理液が処理槽5の外部に排
出されるように構成されている。さらに、パイプ6の下
流側にはタンク7が取り付けられており、処理液を一時
的に蓄えるように構成されている。また、このタンク7
と上述した噴霧装置3とはポンプ装置Pを介して接続さ
れており、回収された処理液が噴霧されるように構成さ
れている。
【0006】ところで、このような処理液循環装置1を
用いて現像やエッチングを行なった場合には、フォトレ
ジストやITO膜が未溶解成分となって処理液中に混合
される。これらの未溶解成分は、基板Gに付着すると種
々の問題を引き起こすことから、タンク7の下流側のパ
イプ6にはフィルター9が介装されて未溶解成分を除去
するように構成されていた。
【0007】なお、この処理液循環装置1は、上述した
ようなフォトリソグラフィ法だけではなく、様々な分野
で使用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
な処理液循環装置1においては、フィルター9が未溶解
成分によって直に詰まってしまい、処理液の円滑な噴霧
が妨げられるという問題があった。また、これを回避す
るためには、フィルターを頻繁に交換したりフィルター
や処理槽5を頻繁に掃除しなければならず、その作業に
手間がかかると共に、該作業中においては装置を稼働で
きないため生産効率が悪くなって製造コストが増加する
という問題もあった。
【0009】また、目詰まりの頻度を低下させる方法と
してはフィルター9の目を粗くする方法が考えられる
が、未溶解成分が完全に除去されずにガラス基板Gに付
着して種々の問題を引き起こすという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、処理槽に開閉自在な蓋
部を設けることにより、濾過装置の頻繁な目詰まりを防
止する処理液循環装置を提供することを目的とするもの
である。
【0011】また、本発明は、処理槽の下部に傾斜した
傾斜部を形成することにより、未溶解成分を一か所に集
中した状態で沈殿せしめ、該未溶解成分の効率的な排出
を可能とする処理液循環装置を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、被処理部材に処理液を塗布す
る塗布装置と、該塗布装置を覆うように配設されて処理
液を回収する処理槽と、該処理槽に接続されて該処理槽
に溜められた処理液を前記塗布装置に汲み上げるポンプ
装置と、を備え、処理液を循環させながら被処理部材を
処理する処理液循環装置に関し、特に、前記処理槽と前
記塗布装置との間に配設されて処理液中の未溶解成分を
除去する濾過装置、を備え、前記処理槽が、該処理槽の
下部にて傾斜して形成された傾斜部と、該傾斜部の下部
に設けられた開閉自在な蓋部と、を有し、かつ、前記処
理槽内部に沈殿する未溶解成分が前記蓋部を開くことに
より排出される、ようにしたことを特徴とする。この場
合、前記塗布装置が、処理液を被処理部材に吹き付ける
噴霧装置である、ようにしてもよい。また、前記塗布装
置が、前記ポンプ装置によって汲み上げられた処理液が
注入される浸漬槽と、該浸漬槽の内部に配設されて超音
波振動を引き起こす超音波振動部と、を有するものであ
ってもよい。さらに、前記処理槽と前記塗布装置との間
に配設されて処理液を一時的に蓄える貯蔵槽、を備え、
かつ、該貯蔵槽が、該貯蔵槽の下部にて傾斜して形成さ
れた傾斜部と、該傾斜部の下部に設けられた開閉自在な
蓋部と、を有する、ようにすると好ましい。
【0013】
【作用】以上構成に基づき、ポンプ装置を駆動すると、
処理槽に溜められた処理液は塗布装置に汲み上げられて
被処理部材に塗布され、これによって被処理部材は現像
やエッチング等の種々の処理が施される。そして、処理
液は処理槽に回収され、再びポンプ装置によって汲み上
げられる。一方、この処理に伴って未溶解成分が処理液
中に混入すると、未溶解成分は、処理槽の下部に形成さ
れた傾斜部に沿って落下し、蓋部の近傍に沈殿する。そ
して、該蓋部を開くと未溶解成分は処理液と共に外部に
排出される。また、この未溶解成分は、濾過装置によっ
ても除去される。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0015】まず、本発明の第1実施例について、図2
に沿って説明する。なお、図1に示すものと同一部分は
同一符号を付して説明を省略する。
【0016】本実施例に係る処理液循環装置10は、図
2に示す形状の処理槽11を備えている。この処理槽1
1は、噴霧装置(塗布装置)3を囲繞するように配設さ
れた縦壁部11aを備えており、この縦壁部11aの下
方には、約30度の傾斜をもつ漏斗状の傾斜部11bが
連続して形成されている。さらに、この傾斜部11bの
下方には筒状部11cが形成されており、該筒状部11
cの下端開口には蓋部11dが取り付けられている。な
お、この蓋部11dは水平方向に移動自在に支持され
て、開閉自在に構成されている。また、この傾斜部11
bの中程にはパイプ12が取り付けられて、処理槽中の
処理液を排出するようになっており、該パイプ12はポ
ンプ装置Pに接続されている。さらに、このポンプ装置
Pの下流側にもパイプ13が延設されており、これらの
パイプ12,…によって処理液の循環経路が構成されて
いる。なお、この循環経路中にはフィルター(濾過装
置、不図示)が介装されており、処理液に混入している
未溶解成分を取り除くように構成されている。
【0017】また、両側の縦壁部11a,11aには、
コンベヤ装置2とほぼ同じ高さに開口部11e,11e
が形成されており、ガラス基板(被処理部材)Gの搬送
路が確保されている。
【0018】ついで、上述実施例の作用について説明す
る。
【0019】いま、コンベヤ装置2を駆動すると、該装
置上に載置されたガラス基板Gは処理槽11の内部に搬
送される。そして、ポンプ装置Pを駆動すると、搬送さ
れるガラス基板Gに対して処理液が噴霧装置3から噴霧
され、現像やエッチング等の所定の処理が行なわれる。
なお、ガラス基板Gはコンベヤ装置2によって処理槽1
1の外部に搬出されるが、この際、不図示の装置によっ
てエアーが噴射され、ガラス基板Gに付着している処理
液が可能な限り除去される。また、ガラス基板Gに噴霧
された処理液は、そのまま処理槽11に溜められ、ポン
プ装置Pによってパイプ12,…を介して汲み上げられ
る。そして、汲み上げられた処理液は噴霧装置3から再
び噴霧される。
【0020】ところで、ガラス基板Gに処理液を噴霧す
ると、ITO膜やフォトレジスト等が未溶解成分となっ
て処理液中に混入される。そして、これらの未溶解成分
は、処理液と共に処理槽11に溜り、その際、傾斜部1
1bに沿って処理液中を落下して筒状部11cに沈殿す
る。この状態で蓋部11dを水平方向に開くと、沈殿し
た未溶解成分は処理液と共に外部に排出される。なお、
処理液と共にポンプ装置Pに汲み上げられた未溶解成分
はフィルターによって除去される。
【0021】上述した処理液循環装置10は、フォリソ
グラフィ法における現像装置や、剥離装置や、エッチン
グ装置として使用される他、フォトリソグラフィ法以外
においても使用される。また、その場合には、処理液と
しては、現像液や剥離液や腐食液が用いられる。
【0022】次に、本実施例の効果について説明する。
【0023】本実施例によれば、処理槽11の底部に蓋
部11dを設けたためポンプ装置Pに汲み上げられる前
の段階で未溶解成分を排出できると共に、パイプ12は
傾斜部11bの中程に開口させたため処理槽11に溜め
られた液の上澄みを汲み上げることができる。したがっ
て、パイプ12,…に送られる処理液中の未溶解成分の
量を少なくでき、フィルターの交換頻度や掃除の頻度を
低減できる。その結果、装置のメンテナンスが簡単にな
ると共に、装置の稼働時間を増大して生産効率を高めて
製造コストを低減することができる。
【0024】また、処理槽11の傾斜部11bは漏斗状
をしているため未溶解成分を一か所に集中して沈殿させ
ることができる。したがって、蓋部11dを短時間開く
だけで多量の未溶解成分を効率的に排出でき、反対に未
溶解成分の排出に伴う処理液の排出量を少なくして無駄
を省くことができる。
【0025】さらに、本実施例によれば、未溶解成分
は、蓋部11dから排出されると共にフィルターによっ
て除去されるため、ガラス基板Gへの付着が防止され、
未溶解成分の付着に伴う欠陥の発生も解消できる。ま
た、処理槽11の傾斜部11b等によってタンクの機能
を持たせるため、別置きのタンクを必要とせず、装置の
構造を簡素化できる。
【0026】ついで、図3に沿って、本発明の第2実施
例について説明する。なお、図2に示すものと同一部分
は同一符号を付して説明を省略する。
【0027】本実施例に係る処理液循環装置20におい
ては、処理槽11の内部には浸漬槽(塗布装置)21が
配設されて、処理液を溜めるように構成されている。こ
の浸漬槽21の両壁部には扉部21a,21b(以下、
ガラス基板搬送方向上流側の扉部21aを“左扉部21
a”とし、下流側の扉部21bを“右扉部21b”とす
る)がコンベヤ装置2と同じ高さに形成されており、こ
れらの扉部21a,…は、不図示の駆動手段により開閉
されるように構成されている。また、浸漬槽21の内部
下方には超音波振動部(塗布装置)22が配置されてお
り、超音波振動を引き起こすように構成されている。
【0028】一方、この処理槽11の傾斜部11bの中
程にはパイプ12を介してタンク(貯蔵槽)23が接続
されており、処理液を一時的に蓄えるように構成されて
いる。このタンク23は、処理槽11とほぼ同様の形状
をしており、傾斜部23aと、筒状部23bと、蓋部2
3cとを有している。また、このタンク23には、パイ
プ25を介してポンプ装置Pが接続されており、該ポン
プ装置Pの下流側には、上述した浸漬槽21に開口する
パイプ26が接続されている。そして、これらのパイプ
12,25,26によって処理液の循環経路が構成され
ている。
【0029】次に、本実施例の作用について説明する。
【0030】いま、コンベヤ装置2によってガラス基板
Gが搬送されてくると、左扉部21aが自動的に開か
れ、ガラス基板Gは浸漬槽21の内部に搬送・停止され
る。そして、左扉部21aが閉じられ、ポンプ装置Pの
駆動に伴い処理液が浸漬槽21に注入され、ガラス基板
Gは処理液中に浸漬される。このとき、超音波振動部2
2が起動されて、ガラス基板Gに対して、現像やエッチ
ング等の所定の処理が行なわれる。所定時間が経過する
と、右扉部21bが開かれると共にコンベヤ装置2が駆
動され、ガラス基板Gは処理槽11の外部に搬出され
る。この際、不図示の装置によってエアーが噴射され、
ガラス基板Gに付着している処理液が可能な限り除去さ
れる。
【0031】一方、浸漬槽21からあふれ出た処理液
は、そのまま処理槽11に溜められ、一部はタンク23
に排出される。そして、タンク23に排出された処理液
は、ポンプ装置Pによってパイプ26を介して汲み上げ
られ、浸漬槽21に注入される。
【0032】また、処理液中に混入された未溶解成分
は、処理槽11の筒状部11c及びタンク23の筒状部
23bに沈殿するが、蓋部11d及び23cを水平方向
に開くと未溶解成分は処理液と共に外部に排出される。
なお、処理液と共にポンプ装置Pに汲み上げられた未溶
解成分はフィルター(濾過装置、不図示)によって除去
される。
【0033】上述した処理液循環装置20は、フォリソ
グラフィ法における現像装置や、剥離装置や、エッチン
グ装置として使用される他、フォトリソグラフィ法以外
においても使用される。また、その場合には、処理液と
しては、現像液や剥離液や腐食液等が用いられる。
【0034】次に、本実施例の効果について説明する。
【0035】本実施例によれば、上述実施例と同様の種
々の効果を得ることができる。すなわち、処理槽11の
底部に蓋部11dを設けたためポンプ装置Pに汲み上げ
られる前の段階で未溶解成分を排出できると共に、パイ
プ12は傾斜部11bの中程に開口させたため処理槽1
1に溜められた液の上澄みを汲み上げることができる。
したがって、パイプ12,…に送られる処理液中の未溶
解成分の量を少なくでき、フィルターの交換頻度や掃除
の頻度を低減できる。その結果、装置のメンテナンスが
簡単になると共に、装置の稼働時間を増大して生産効率
を高めて製造コストを低減することができる。また、処
理槽11の傾斜部11bは漏斗状をしているため未溶解
成分を一か所に集中して沈殿させることができる。した
がって、蓋部11dを短時間開くだけで多量の未溶解成
分を効率的に排出でき、反対に未溶解成分の排出に伴う
処理液の排出量を少なくして無駄を省くことができる。
【0036】さらに、本実施例によれば、処理槽11の
下流側に、処理槽11と同形状のタンク23を設けたた
め、該タンク23においても未溶解成分の除去ができ
る。したがって、未溶解成分の除去が完全なものとな
り、ガラス基板Gへの未溶解成分の付着が防止され、該
付着に伴う欠陥の発生も解消できる。
【0037】なお、上述実施例においては傾斜部11b
の傾斜を約30度としたが、もちろんこれに限る必要は
ない。また、上述実施例は、透明電極のパターニングに
適用してもよく、カラーフィルターのパターニングに適
用してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
処理槽の下部に開閉自在な蓋部を設けたため、処理液中
に未溶解成分が混入していても、ポンプ装置に汲み上げ
られる前の段階で未溶解成分を排出できる。したがっ
て、濾過装置に送られる処理液中の未溶解成分の量を少
なくでき、濾過装置の交換頻度や掃除の頻度を低減でき
る。その結果、処理液循環装置のメンテナンスが簡単に
なると共に、処理液循環装置の稼働時間を増大して生産
効率を高めて製造コストを低減することができる。ま
た、処理槽の下部には傾斜した傾斜部が形成されている
ため、未溶解成分を一か所に集中して沈殿させることが
できる。したがって、蓋部を短時間開くだけで多量の未
溶解成分を効率的に排出できる。さらに、未溶解成分
は、蓋部から排出されると共に濾過装置によって除去さ
れるため、その除去が完全なものとなり、未溶解成分の
被処理部材への再付着が防止される。
【0039】一方、前記処理槽と前記塗布装置との間に
貯蔵槽を配設すると共に、該貯蔵槽を前記処理槽と同様
の構造にした場合には、貯蔵槽においても未溶解成分の
除去ができる。その結果、未溶解成分の除去が完全なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の処理液循環装置の構成を示す模式図。
【図2】第1実施例に係る処理液循環装置の構成を示す
模式図。
【図3】第2実施例に係る処理液循環装置の構成を示す
模式図。
【符号の説明】
3 噴霧装置(塗布装置) 9 フィルター(濾過装置) 10 処理液循環装置 11 処理槽 11b 傾斜部 11d 蓋部 20 処理液循環装置 21 浸漬槽(塗布装置) 22 超音波振動部(塗布装置) 23 タンク(貯蔵槽) 23a 傾斜部 23c 蓋部 G ガラス基板(被処理部材) P ポンプ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理部材に処理液を塗布する塗布装置
    と、該塗布装置を覆うように配設されて処理液を回収す
    る処理槽と、該処理槽に接続されて該処理槽に溜められ
    た処理液を前記塗布装置に汲み上げるポンプ装置と、を
    備え、処理液を循環させながら被処理部材を処理する処
    理液循環装置において、 前記処理槽と前記塗布装置との間に配設されて処理液中
    の未溶解成分を除去する濾過装置、を備え、 前記処理槽が、該処理槽の下部にて傾斜して形成された
    傾斜部と、該傾斜部の下部に設けられた開閉自在な蓋部
    と、を有し、かつ、 前記処理槽内部に沈殿する未溶解成分が前記蓋部を開く
    ことにより排出される、 ことを特徴とする処理液循環装置。
  2. 【請求項2】 前記塗布装置が、処理液を被処理部材に
    吹き付ける噴霧装置である、 ことを特徴とする請求項1記載の処理液循環装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布装置が、前記ポンプ装置によっ
    て汲み上げられた処理液が注入される浸漬槽と、該浸漬
    槽の内部に配設されて超音波振動を引き起こす超音波振
    動部と、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の処理液循環装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽と前記塗布装置との間に配設
    されて処理液を一時的に蓄える貯蔵槽、を備え、かつ、 該貯蔵槽が、該貯蔵槽の下部にて傾斜して形成された傾
    斜部と、該傾斜部の下部に設けられた開閉自在な蓋部
    と、を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の
    処理液循環装置。
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