JPH08141473A - 既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置 - Google Patents
既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置Info
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- JPH08141473A JPH08141473A JP6293499A JP29349994A JPH08141473A JP H08141473 A JPH08141473 A JP H08141473A JP 6293499 A JP6293499 A JP 6293499A JP 29349994 A JP29349994 A JP 29349994A JP H08141473 A JPH08141473 A JP H08141473A
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Abstract
液体流が樹脂の中に混入する現象を確実に防止できる樹
脂注入装置を提供する。 【構成】 該樹脂注入装置は、樹脂を収容する筒状本体
20と、該筒状本体の上側に装着されて液体注入口21
aを有する上側蓋部材21と、筒状本体の下側に装着さ
れて樹脂Aの押出口22aを有する下側蓋部材22と、
筒状本体20に収容されている樹脂Aを管路側へ押出す
るように筒状本体20内に設けられていて筒状本体の内
壁部に沿って摺動可能な二つのピストン部材23および
24とを備えて構成している。
Description
給管を補修対象とし、該供給管の管内をライニングする
に要する必要量の液状樹脂を、第1工程では供給管の末
端の地上開口部より管内にプラグ状に導入してその後方
より圧入する液体流により樹脂プラグの全量を導管側の
分岐位置まで移送し、第2工程では上記地上開口部に接
続された吸引ポンプにより管内の液体流を吸引排出さ
せ、その吸引力により供給管の末端側に引き戻される樹
脂プラグの流動により管内面に樹脂を塗布してライニン
グを形成するように補修施工するライニング工法におい
て、その第1工程時に、ライニング施工に必要量の樹脂
を上記地上開口部より上記供給管内に注入する樹脂注入
装置に関するものである。
出願人は、特開平4−114773号公報に記載されて
いるような補修工法を提案している。
導管より需要先に向けて分岐された供給管を対象とする
場合、非掘削による補修方式として、供給管の末端側に
備えるメータを外してこれを地上開口部とし、この地上
開口部より、供給管の管内をライニングするに要する必
要量の液状樹脂を、第1工程では管内にプラグ状に導入
してその後方管内に圧入する液体流により樹脂プラグの
全量を導管側の分岐位置まで移送し、第2工程では地上
開口部に接続された吸引ポンプにより液体流を吸引排出
させ、その吸引力で供給管の末端側に引き戻される樹脂
プラグの流動により管内面に樹脂を塗布して所要のライ
ニング膜を形成するように補修施工を行っている。
は、必要量の液状樹脂を供給管の末端の地上開口部より
管内に注入する注入手段として、該地上開口部に接続さ
れる樹脂注入装置を有する。該樹脂注入装置は、樹脂を
収容する筒状本体と、該筒状本体の上側に装着されて液
体注入口を有する上側蓋部と、筒状本体の下側に装着さ
れて樹脂の押出口を有する下側蓋部と、筒状本体に収容
されている樹脂を管路側へ押出するように筒状本体内に
設けられていて筒状本体の内壁部に沿って摺動可能な一
つのピストンとを備えて構成している。
注入装置によりライニング施工を行う際に次のようなト
ラブルが発生する。
の押圧によってピストンが筒状本体の内壁部に沿って摺
動し、筒状本体に収容されている樹脂を管路側へ注入す
るとき、該押圧用の液体がピストンの外周を通過して樹
脂の中に混入する現象がしばしば発生する。樹脂とまっ
たく異なる物質の液体が樹脂に混入することに起因し
て、樹脂の管内面への付着性が低下したり塗布されたラ
イニング膜に水泡が発生したりして、所定のライニング
補修ができなくなる問題があった。
とを目的とし、樹脂の管内注入に押圧手段として用いら
れる液体流が樹脂の中に混入する現象を確実に防止でき
る樹脂注入装置を提供することを目的とするものであ
る。
めに、本発明は、導管より分岐された供給管を補修対象
とし、該供給管の管内をライニングするに要する必要量
の液状樹脂を、第1工程では供給管の末端の地上開口部
より管内にプラグ状に導入してその後方より圧入する液
体流により樹脂プラグの全量を導管側の分岐位置まで移
送し、第2工程では上記地上開口部に接続された吸引ポ
ンプにより管内の液体流を吸引排出させ、その吸引力に
より供給管の末端側に引き戻される樹脂プラグの流動に
より管内面に樹脂を塗布してライニングを形成する管内
面のライニング補修工法において、 上記第1工程時
に、必要量の液状樹脂を供給管の末端の地上開口部より
管内に注入する注入手段として、該地上開口部に接続さ
れる樹脂注入装置を有し、上記樹脂注入装置は、樹脂を
収容する筒状本体と、該筒状本体の上側に装着されて液
体注入口を有する上側蓋部材と、筒状本体の下側に装着
されて樹脂の押出口を有する下側蓋部材と、筒状本体に
収容されている樹脂を管路側へ押出するように筒状本体
内に設けられていて筒状本体の内壁部に沿って摺動可能
な二つのピストン部材とを備えてなることを特徴とす
る。
が、樹脂に接する前段ピストンと液体流に接する後段ピ
ストンとに分かれて前後2段に配置されており、両ピス
トン間にはラビリンス空間が形成されていることを他の
特徴とするものである。
その外周に2段の摺動パッキンが設けられていて、筒状
本体の内壁と密封性が図れるようにしてなることをもう
一つの特徴とするものである。
入装置は、その筒状本体に収容されている樹脂を管路側
へ押出するように筒状本体内に設けられて筒状本体の内
壁部に沿って摺動可能な二つのピストン部材が設けられ
ていることと、該二つのピストン部材が、樹脂に接する
前段ピストンと液体流に接する後段ピストンとに分かれ
て前後2段に配置されていて、両ピストン間にはラビリ
ンス空間を有することと、さらに上記各段のピストン
は、その外周に2段の摺動パッキンが設けられて、筒状
本体の内壁と密封性が図れるようにしてなることから、
液体に接する後段ピストンの1段目のパッキンより液体
が液圧により洩れて侵入しても、その侵入した液体は、
該ピストンの2段目のパッキンによる封止作用と、両ピ
ストン間のラビリンス空間による圧力低下作用とによっ
て、樹脂に接する前段ピストンの外周を通過できなくな
り、樹脂中に混入することが確実に防止される。
いて説明する。図1は、本発明の樹脂注入装置11を示
す断面図である。図1に示すように、該樹脂注入装置
は、樹脂を収容する筒状本体20と、該筒状本体の上側
に装着されて液体注入口21aを有する上側蓋部材21
と、筒状本体の下側に装着されて樹脂Aの押出口22a
を有する下側蓋部材22と、筒状本体20に収容されて
いる樹脂Aを管路側へ押出するように筒状本体20内に
設けられていて筒状本体の内壁部に沿って摺動可能な二
つのピストン部材23および24とを備えて構成してい
る。
る前段ピストン24と液体流に接する後段ピストン23
とに分かれて前後2段に配置されており、両ピストン間
にはラビリンス空間26が形成されている。
れぞれの外周に2段の摺動パッキン25が設けられて、
筒状本体20の内壁と密封性が図れるようになってい
る。
使用して樹脂を供給管内に注入するとき、樹脂押圧用の
液体B(ホース15を介して送液される)に接する後段
ピストン23の1段目のパッキン25aより液体が液圧
により下の方へ洩れて侵入しても、その侵入した液体
は、該ピストンの2段目のパッキン25bによって封止
される。また、侵入液が該2段目のパッキン25bを介
してさらに下の方へ侵入した場合でも、該液が両ピスト
ン間のラビリンス空間によって圧力低下されるので、樹
脂Aに接する前段ピストン24のパッキン27の外周を
通過できなくなり、樹脂中に混入することが確実に防止
される。
第1工程(液体流により、樹脂の管内注入・移送)を示
している。第1工程では、ライニング施工用の均しピグ
3を供給管7に導入し、そして樹脂注入装置11を使っ
て、送液ポンプ40の作動により得られた液圧で樹脂A
を地上開口部より管内に注入する。その後、ピグカセッ
ト8を使って同じ液圧で樹脂搬送ピグ4、吸液材5およ
び遮液ピグ6を管内に導入する。次に、続けて送液ポン
プ40を作動させることによって、液体タンク9から液
体Bが吸引・加圧されて、液体流制御装置42を介して
供給管7に注入されるので、樹脂Aが導管1側の分岐位
置2まで移送される。図中のRは、送液中の液体圧力を
一定に維持するように余分の液体を液体タンクに戻すた
めのホースである。
を示している。図3に示すように、吸引ライニング装置
としては、ピグ止め装置18と、回収タンク17と、吸
引ポンプ16とが直列の形式で管路側に接続されてい
る。吸引ポンプ16により管内の液体流Bが吸引排出さ
れ、その吸引力により供給管の末端に引き戻される樹脂
Aの流動により管内面に樹脂を塗布してライニング膜を
形成する。均しピグ3によって、管内面に塗布されるラ
イニング膜の厚さが均一なものとなる。図3において符
号19は、回収タンク17内に設けられている樹脂分離
手段を示している。回収される液体に混入している少量
の樹脂が該樹脂分離手段19で分離される。
を管路内に注入するとき、押圧用の液体が樹脂の中に混
入する現象が避けられるので、樹脂とまったく異なる物
質の液体が樹脂に混入することに起因して樹脂の管内面
への樹脂付着性が低下したり、塗布されたライニング膜
に水泡が発生したりする問題が解決され、所定のライニ
ング補修ができるよになる。
流により、樹脂の管内注入・移送)を示す説明図であ
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 導管より分岐された供給管を補修対象と
し、該供給管の管内をライニングするに要する必要量の
液状樹脂を、第1工程では供給管の末端の地上開口部よ
り管内にプラグ状に導入してその後方より圧入する液体
流により樹脂プラグの全量を導管側の分岐位置まで移送
し、第2工程では上記地上開口部に接続された吸引ポン
プにより管内の液体流を吸引排出させ、その吸引力によ
り供給管の末端側に引き戻される樹脂プラグの流動によ
り管内面に樹脂を塗布してライニングを形成する管内面
のライニング補修工法において、 上記第1工程時に、必要量の液状樹脂を供給管の末端の
地上開口部より管内に注入する注入手段として、該地上
開口部に接続される樹脂注入装置を有し、 上記樹脂注入装置は、樹脂を収容する筒状本体と、該筒
状本体の上側に装着されて液体注入口を有する上側蓋部
材と、筒状本体の下側に装着されて樹脂の押出口を有す
る下側蓋部材と、筒状本体に収容されている樹脂を管路
側へ押出するように筒状本体内に設けられていて筒状本
体の内壁部に沿って摺動可能な二つのピストン部材とを
備えてなることを特徴とする既設管ライニング補修工法
の樹脂注入装置。 - 【請求項2】 上記二つのピストン部材が、樹脂に接す
る前段ピストンと液体流に接する後段ピストンとに分か
れて前後2段に配置されており、両ピストン間にはラビ
リンス空間が形成されていることを特徴とする請求項1
記載の、既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置。 - 【請求項3】 上記各段のピストンは、その外周に2段
の摺動パッキンが設けられていて、筒状本体の内壁と密
封性が図れるようにしてなることを特徴とする請求項2
記載の、既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6293499A JP2813675B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6293499A JP2813675B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141473A true JPH08141473A (ja) | 1996-06-04 |
JP2813675B2 JP2813675B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=17795536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6293499A Expired - Lifetime JP2813675B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 既設管ライニング補修工法の樹脂注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813675B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI424952B (ja) * | 2011-02-24 | 2014-02-01 | ||
CN105728265A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 浙江昀邦电池有限公司 | 一种电池封口剂喷涂装置 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP6293499A patent/JP2813675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI424952B (ja) * | 2011-02-24 | 2014-02-01 | ||
CN105728265A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 浙江昀邦电池有限公司 | 一种电池封口剂喷涂装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2813675B2 (ja) | 1998-10-22 |
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