JPH08141214A - ゲーム機械用のステアリング負荷装置 - Google Patents
ゲーム機械用のステアリング負荷装置Info
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- JPH08141214A JPH08141214A JP6294362A JP29436294A JPH08141214A JP H08141214 A JPH08141214 A JP H08141214A JP 6294362 A JP6294362 A JP 6294362A JP 29436294 A JP29436294 A JP 29436294A JP H08141214 A JPH08141214 A JP H08141214A
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- A63F13/24—Constructional details thereof, e.g. game controllers with detachable joystick handles
- A63F13/245—Constructional details thereof, e.g. game controllers with detachable joystick handles specially adapted to a particular type of game, e.g. steering wheels
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- G09B—EDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
- G09B9/00—Simulators for teaching or training purposes
- G09B9/02—Simulators for teaching or training purposes for teaching control of vehicles or other craft
- G09B9/04—Simulators for teaching or training purposes for teaching control of vehicles or other craft for teaching control of land vehicles
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成で、操作性が実車を運転する如く良
好で、信頼性及び耐久性にも優れたものにする。 【構成】電動機Ｍで駆動され、タンクＴの油を汲み上げ
る油圧ポンプＰと、油圧ポンプＰの二次側に配設され、
油圧回路の最高圧力を決めるリリーフ弁８を備え、ステ
アリングシャフト１２が連結され、油圧ポンプＰに連通
する正転ポート６１と逆転ポート６２とをもち、油圧ポ
ンプＰからの加圧力で油圧モータ作用を、ホイール１１
からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をする回転体６をも
ち、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、該ポン
プポート４１を電気指令により回転体６の正転ポート６
１（逆転ポート６２）に連通させる減圧ポート４２、及
び、電気指令を与えないときには減圧ポート４２をタン
クＴに連通させるタンクポート４３を有する第１電磁比
例減圧弁３１（第２電磁比例減圧弁３２）とから構成す
る。
好で、信頼性及び耐久性にも優れたものにする。 【構成】電動機Ｍで駆動され、タンクＴの油を汲み上げ
る油圧ポンプＰと、油圧ポンプＰの二次側に配設され、
油圧回路の最高圧力を決めるリリーフ弁８を備え、ステ
アリングシャフト１２が連結され、油圧ポンプＰに連通
する正転ポート６１と逆転ポート６２とをもち、油圧ポ
ンプＰからの加圧力で油圧モータ作用を、ホイール１１
からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をする回転体６をも
ち、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、該ポン
プポート４１を電気指令により回転体６の正転ポート６
１（逆転ポート６２）に連通させる減圧ポート４２、及
び、電気指令を与えないときには減圧ポート４２をタン
クＴに連通させるタンクポート４３を有する第１電磁比
例減圧弁３１（第２電磁比例減圧弁３２）とから構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
の回転操作により、ドライビングゲーム装置等の表示画
面上の車両映像と車両外映像との一方が変化するように
成したゲーム機械用のステアリング負荷装置に関するも
のであって、特に、ステアリングホイールの操舵によ
り、実際に車両を運転したときと同様の負荷をステアリ
ングシャフトに与えて、実際の運転に近い感覚でステア
リングホイールを操舵できるようにしたステアリング装
置に関する。
の回転操作により、ドライビングゲーム装置等の表示画
面上の車両映像と車両外映像との一方が変化するように
成したゲーム機械用のステアリング負荷装置に関するも
のであって、特に、ステアリングホイールの操舵によ
り、実際に車両を運転したときと同様の負荷をステアリ
ングシャフトに与えて、実際の運転に近い感覚でステア
リングホイールを操舵できるようにしたステアリング装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両の運転を模擬体験しながら行
うドライビングゲーム装置等では、実際の乗り物を運転
したときに感ずるであろう力をできるだけ模擬再現化す
ることにより、現実との差をなくして臨場感を与え、実
際と略同じ感覚で運転できるようにして、ゲームを行え
るようにすることが好ましい。
うドライビングゲーム装置等では、実際の乗り物を運転
したときに感ずるであろう力をできるだけ模擬再現化す
ることにより、現実との差をなくして臨場感を与え、実
際と略同じ感覚で運転できるようにして、ゲームを行え
るようにすることが好ましい。
【０００３】つまり、実際の車両を運転するときは、運
転状態によって、ステアリングホイールが重くなったり
軽くなったり、路面の凹凸の反力が伝わってきたり、あ
るいは、車両の直進性から前記ステアリングホイールを
離したときに、直進状態に戻ろうと該ステアリングホイ
ールが勝手に回ったりすることから、このようなステア
リングホイールに伝達される力を模擬再現することで、
より現実の乗り物に近づいた模擬運転を実現することが
好ましいのである。
転状態によって、ステアリングホイールが重くなったり
軽くなったり、路面の凹凸の反力が伝わってきたり、あ
るいは、車両の直進性から前記ステアリングホイールを
離したときに、直進状態に戻ろうと該ステアリングホイ
ールが勝手に回ったりすることから、このようなステア
リングホイールに伝達される力を模擬再現することで、
より現実の乗り物に近づいた模擬運転を実現することが
好ましいのである。
【０００４】このようなゲーム装置における車両の模擬
運転の実現は、例えば、特開平４−９２６９１号公報に
も記載されているように、従来でも試みられている。
運転の実現は、例えば、特開平４−９２６９１号公報に
も記載されているように、従来でも試みられている。
【０００５】この公報に記載のものは、図１０に示すよ
うに、ステアリングホイールＡにステアリングシャフト
Ｂの一端を接続して、このステアリングシャフトＢをベ
アリングＣに回転可能に支持させながら、該ステアリン
グシャフトＢの他端に第１プーリＤを固定している。
うに、ステアリングホイールＡにステアリングシャフト
Ｂの一端を接続して、このステアリングシャフトＢをベ
アリングＣに回転可能に支持させながら、該ステアリン
グシャフトＢの他端に第１プーリＤを固定している。
【０００６】また、回転方向を切換可能なリバーシブル
の電動モータＥを配設して、該モータＥの回転軸Ｆに取
付けられた第２プーリＧと、前記第１プーリＤとの間に
ベルトＨを掛け渡し、このベルトＨを介して、前記モー
タＥの駆動により、前記ステアリングシャフトＢを駆動
させるようにしている。
の電動モータＥを配設して、該モータＥの回転軸Ｆに取
付けられた第２プーリＧと、前記第１プーリＤとの間に
ベルトＨを掛け渡し、このベルトＨを介して、前記モー
タＥの駆動により、前記ステアリングシャフトＢを駆動
させるようにしている。
【０００７】前記モータＥの駆動は、前記ステアリング
ホイールＡの回転量または揺動量の検出結果を基にし
て、前記モータＥの駆動方向と駆動量を制御しながら行
われ、該ステアリングホイールＡを人の操舵で回転させ
ているときには、この操舵による回転方向と逆方向に回
転するように前記モータＥを駆動させて、前記ステアリ
ングホイールＡを操舵する際に負荷をかけるのであり、
また、前記ステアリングホイールＡを離したときには、
直進状態に自己復帰させるために自動的に回転させてニ
ュートラル位置に戻すようにしているのである。
ホイールＡの回転量または揺動量の検出結果を基にし
て、前記モータＥの駆動方向と駆動量を制御しながら行
われ、該ステアリングホイールＡを人の操舵で回転させ
ているときには、この操舵による回転方向と逆方向に回
転するように前記モータＥを駆動させて、前記ステアリ
ングホイールＡを操舵する際に負荷をかけるのであり、
また、前記ステアリングホイールＡを離したときには、
直進状態に自己復帰させるために自動的に回転させてニ
ュートラル位置に戻すようにしているのである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、前記ステアリングホイールＡの回転駆動は、前記電
動モータＥの回転駆動により行われており、しかも、前
記ステアリングホイールＡは通常、停止しているか、ま
たは、低速で回転させられているので、前記電動モータ
Ｅにかかる負担が大きく、該電動モータＥに大電流が流
れ、効率が悪く、最悪の場合にはコイルの焼損を招く恐
れがある。
は、前記ステアリングホイールＡの回転駆動は、前記電
動モータＥの回転駆動により行われており、しかも、前
記ステアリングホイールＡは通常、停止しているか、ま
たは、低速で回転させられているので、前記電動モータ
Ｅにかかる負担が大きく、該電動モータＥに大電流が流
れ、効率が悪く、最悪の場合にはコイルの焼損を招く恐
れがある。
【０００９】また、直進状態の運転で、前記ステアリン
グホイールＡを、ごく低速でわずかに回転させるような
場合は、それに合わして前記モータＥを駆動させると回
転数が小さすぎるため、電動機としての機能を発揮でき
ず、前記ステアリングホイールＡに負荷を掛けることが
難しい問題もある。
グホイールＡを、ごく低速でわずかに回転させるような
場合は、それに合わして前記モータＥを駆動させると回
転数が小さすぎるため、電動機としての機能を発揮でき
ず、前記ステアリングホイールＡに負荷を掛けることが
難しい問題もある。
【００１０】さらに、前記ステアリングホイールＡは、
トルクの向きを変化させられるようになっているが、こ
の回転方向の変化に対応するためには、回転方向を急激
に変化させる必要があり、前記電動モータＥでは、モー
タの慣性質量により反応が遅く、フィーリングが悪く、
また、高速での切換ができない問題がある。
トルクの向きを変化させられるようになっているが、こ
の回転方向の変化に対応するためには、回転方向を急激
に変化させる必要があり、前記電動モータＥでは、モー
タの慣性質量により反応が遅く、フィーリングが悪く、
また、高速での切換ができない問題がある。
【００１１】また、前記電動モータＥの駆動により前記
ステアリングホイールＡに負荷をかける場合、該ステア
リングホイールＡにかかるトルクが、このホイールＡを
きる速度によって変化するようにはなっていないため、
急に早くきったとき、抵抗トルクつまり、前記ホイール
Ａにかかる負荷が増えないので、実際に車両を運転した
ときと同様の感覚が再現しにくい問題もある。
ステアリングホイールＡに負荷をかける場合、該ステア
リングホイールＡにかかるトルクが、このホイールＡを
きる速度によって変化するようにはなっていないため、
急に早くきったとき、抵抗トルクつまり、前記ホイール
Ａにかかる負荷が増えないので、実際に車両を運転した
ときと同様の感覚が再現しにくい問題もある。
【００１２】さらに、車両が衝突したときなど、前記ス
テアリングホイールＡをロックしなければならない場合
の状態のとき、従来では、このホイールＡのロックが行
なわれていない問題もあった。
テアリングホイールＡをロックしなければならない場合
の状態のとき、従来では、このホイールＡのロックが行
なわれていない問題もあった。
【００１３】本発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、簡単な構成で、操作性が実車を運転す
る如く良好で、信頼性及び耐久性にも優れるステアリン
グ負荷装置を提供することにある。
で、その目的は、簡単な構成で、操作性が実車を運転す
る如く良好で、信頼性及び耐久性にも優れるステアリン
グ負荷装置を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
ステアリングホイール１１の回転操作により、ドライビ
ングゲーム装置の表示画面上の車両映像と車両外映像と
の一方が変化するように成したゲーム機械用のステアリ
ング負荷装置であって、電動機Ｍと、この電動機Ｍで駆
動され、タンクＴの油を汲み上げる油圧ポンプＰと、該
油圧ポンプＰの二次側に配設され、油圧回路の最高圧力
を決めるリリーフ弁８と、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、または、前記ステアリングホイール１
１からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生
させる回転体６と、前記油圧ポンプＰに連通するポンプ
ポート４１、該ポンプポート４１を電気指令により前記
回転体６の正転ポート６１に連通させる減圧ポート４
２、及び、電気指令を与えないときには前記減圧ポート
４２を前記タンクＴに連通させるタンクポート４３を有
する第１電磁比例減圧弁３と、前記油圧ポンプＰに連通
するポンプポート４１、該ポンプポート４１を電気指令
により前記回転体６の逆転ポート６２に連通させる減圧
ポート４２、及び、電気指令を与えないときには前記減
圧ポート４２を前記タンクＴに連通させるタンクポート
４３を有する第２電磁比例減圧弁３２とから構成したの
である。
ステアリングホイール１１の回転操作により、ドライビ
ングゲーム装置の表示画面上の車両映像と車両外映像と
の一方が変化するように成したゲーム機械用のステアリ
ング負荷装置であって、電動機Ｍと、この電動機Ｍで駆
動され、タンクＴの油を汲み上げる油圧ポンプＰと、該
油圧ポンプＰの二次側に配設され、油圧回路の最高圧力
を決めるリリーフ弁８と、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、または、前記ステアリングホイール１
１からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生
させる回転体６と、前記油圧ポンプＰに連通するポンプ
ポート４１、該ポンプポート４１を電気指令により前記
回転体６の正転ポート６１に連通させる減圧ポート４
２、及び、電気指令を与えないときには前記減圧ポート
４２を前記タンクＴに連通させるタンクポート４３を有
する第１電磁比例減圧弁３と、前記油圧ポンプＰに連通
するポンプポート４１、該ポンプポート４１を電気指令
により前記回転体６の逆転ポート６２に連通させる減圧
ポート４２、及び、電気指令を与えないときには前記減
圧ポート４２を前記タンクＴに連通させるタンクポート
４３を有する第２電磁比例減圧弁３２とから構成したの
である。
【００１５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記油圧ポンプＰと前記電磁比例減圧弁３
１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリーフ弁
８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、該電磁比例
減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの油の流れを
阻止するチェック弁８３を介装したのである。
明において、前記油圧ポンプＰと前記電磁比例減圧弁３
１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリーフ弁
８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、該電磁比例
減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの油の流れを
阻止するチェック弁８３を介装したのである。
【００１６】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記油圧ポンプＰと電磁比例減圧弁３１，
３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリーフ弁８よ
り前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、前記第１電磁比
例減圧弁３１から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止
する第１チェック弁８３ａと、第２電磁比例減圧弁３２
から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止する第２チェ
ック弁８３ｂとを介装したのである。
明において、前記油圧ポンプＰと電磁比例減圧弁３１，
３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリーフ弁８よ
り前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、前記第１電磁比
例減圧弁３１から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止
する第１チェック弁８３ａと、第２電磁比例減圧弁３２
から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止する第２チェ
ック弁８３ｂとを介装したのである。
【００１７】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転
体６とを結ぶ油圧回路２１，２２に、該油圧回路２１，
２２を連通または遮断する電磁弁５を介装したのであ
る。
明において、前記電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転
体６とを結ぶ油圧回路２１，２２に、該油圧回路２１，
２２を連通または遮断する電磁弁５を介装したのであ
る。
【００１８】請求項５記載の発明は、前記ステアリング
ホイール１１の回転操作により、ドライビングゲーム装
置の表示画面上の車両映像と車両外映像との一方が変化
するように成したゲーム機械用のステアリング負荷装置
において、電動機Ｍと、この電動機Ｍで駆動され、タン
クＴの油を汲み上げる油圧ポンプＰと、該油圧ポンプＰ
の二次側に配設され、油圧回路の最高圧力を決めるリリ
ーフ弁８と、前記ステアリングホイール１１を有するス
テアリングシャフト１２が連結され、前記油圧ポンプＰ
に連通する正転ポート６１と逆転ポート６２とをもち、
前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧モータ作用を
し、または、前記ステアリングホイール１１からの外部
駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回転体
６と、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、
前記回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び前記タンクＴ
に連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比例
弁１０とから構成したのである。
ホイール１１の回転操作により、ドライビングゲーム装
置の表示画面上の車両映像と車両外映像との一方が変化
するように成したゲーム機械用のステアリング負荷装置
において、電動機Ｍと、この電動機Ｍで駆動され、タン
クＴの油を汲み上げる油圧ポンプＰと、該油圧ポンプＰ
の二次側に配設され、油圧回路の最高圧力を決めるリリ
ーフ弁８と、前記ステアリングホイール１１を有するス
テアリングシャフト１２が連結され、前記油圧ポンプＰ
に連通する正転ポート６１と逆転ポート６２とをもち、
前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧モータ作用を
し、または、前記ステアリングホイール１１からの外部
駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回転体
６と、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、
前記回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び前記タンクＴ
に連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比例
弁１０とから構成したのである。
【００１９】請求項６記載の発明は、前記電磁比例減圧
弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自給チェック回路８０を設けた
のである。
弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自給チェック回路８０を設けた
のである。
【００２０】請求項７記載の発明は、前記ステアリング
シャフト１２を、減速機７を介して回転体６に接続した
のである。
シャフト１２を、減速機７を介して回転体６に接続した
のである。
【００２１】請求項８記載の発明は、前記回転体６を、
揺動形回転体６としたのである。
揺動形回転体６としたのである。
【００２２】
【作用】請求項１記載の発明では、ステアリング操作の
際の負荷を与えるためのステアリング負荷装置を、前記
電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲み上げる油
圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１１を有する
ステアリングシャフト１２が連結され、前記油圧ポンプ
Ｐに連通する正転ポート６１と逆転ポート６２とをも
ち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧モータ作
用をし、前記ステアリングホイール１１からの外部駆動
力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回転体６
と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第２電磁比例減圧
弁３２とから構成したから、ゲームの状況に応じて前記
各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自由に設定するこ
とにより、ステアリングホイール１１の回転操作時の負
荷の設定を自由にできるし、さらに、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の圧力の設定に関係なく、前記ステアリ
ングホイール１１の回転操作時に、回転角度の増加時に
は、この増加に伴い圧力が大きくなり、しかも、前記回
転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負荷トルクが与
えられるし、回転角度の減少時には、圧力が小さくな
り、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、または、小さ
いので、小さな負荷トルクを与えられるので、実際に車
両を運転したときに近い操作性が簡単に得られるのであ
る。
際の負荷を与えるためのステアリング負荷装置を、前記
電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲み上げる油
圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１１を有する
ステアリングシャフト１２が連結され、前記油圧ポンプ
Ｐに連通する正転ポート６１と逆転ポート６２とをも
ち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧モータ作
用をし、前記ステアリングホイール１１からの外部駆動
力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回転体６
と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第２電磁比例減圧
弁３２とから構成したから、ゲームの状況に応じて前記
各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自由に設定するこ
とにより、ステアリングホイール１１の回転操作時の負
荷の設定を自由にできるし、さらに、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の圧力の設定に関係なく、前記ステアリ
ングホイール１１の回転操作時に、回転角度の増加時に
は、この増加に伴い圧力が大きくなり、しかも、前記回
転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負荷トルクが与
えられるし、回転角度の減少時には、圧力が小さくな
り、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、または、小さ
いので、小さな負荷トルクを与えられるので、実際に車
両を運転したときに近い操作性が簡単に得られるのであ
る。
【００２３】さらに、従来では、前記ステアリングホイ
ール１１の正逆転に応じて、または、ゲーム画面の状況
に応じて、電動機の回転方向を切り換え操作していた
が、本発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動する
ためだけに使用するので、前記ステアリングホイール１
１の回転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルク
で、発停を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けら
れるので、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、
電動機Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
ール１１の正逆転に応じて、または、ゲーム画面の状況
に応じて、電動機の回転方向を切り換え操作していた
が、本発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動する
ためだけに使用するので、前記ステアリングホイール１
１の回転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルク
で、発停を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けら
れるので、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、
電動機Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
【００２４】また、油圧を利用していることから、殆ど
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
【００２５】また、前記ステアリングホイール１１の正
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に行え
るのである。
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に行え
るのである。
【００２６】請求項２記載の発明では、前記油圧ポンプ
Ｐと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２
３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３
１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前記油
圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３を介
装したから、ゲーム中、前記ステアリングホイール１１
の回転操作を誤って車両が衝突したような場面のとき
で、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイー
ル１１が動かなくなるようにする場合には、前記回転体
６のポンプ作用によって油が流出される側の油圧回路２
１または２２に設ける前記電磁比例減圧弁３１，３２を
前記油圧ポンプＰに連通させておくだけで、前記ステア
リングホイール１１に連結された前記回転体６のポンプ
作用による油を前記油圧ポンプＰ側へと流すことによ
り、前記回転体６からの油が前記ポンプＰ及びタンクＴ
へとリークされるのを前記チェック弁８３で確実にブロ
ックすることができ、ステアリングロックを確実に行え
るのである。
Ｐと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２
３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３
１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前記油
圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３を介
装したから、ゲーム中、前記ステアリングホイール１１
の回転操作を誤って車両が衝突したような場面のとき
で、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイー
ル１１が動かなくなるようにする場合には、前記回転体
６のポンプ作用によって油が流出される側の油圧回路２
１または２２に設ける前記電磁比例減圧弁３１，３２を
前記油圧ポンプＰに連通させておくだけで、前記ステア
リングホイール１１に連結された前記回転体６のポンプ
作用による油を前記油圧ポンプＰ側へと流すことによ
り、前記回転体６からの油が前記ポンプＰ及びタンクＴ
へとリークされるのを前記チェック弁８３で確実にブロ
ックすることができ、ステアリングロックを確実に行え
るのである。
【００２７】また、以上のようなステアリングロックを
行った後、前記電動機Ｍを駆動させることにより前記回
転体６を介して前記ステアリングホイール１１を中立位
置側に自動復帰させることができる。
行った後、前記電動機Ｍを駆動させることにより前記回
転体６を介して前記ステアリングホイール１１を中立位
置側に自動復帰させることができる。
【００２８】請求項３記載の発明では、前記油圧回路２
３に、前記第１電磁比例減圧弁３１から前記油圧ポンプ
Ｐへの油の流れを阻止する第１チェック弁８３ａと、第
２電磁比例減圧弁３２から前記油圧ポンプＰへの油の流
れを阻止する第２チェック弁８３ｂとを備えたから、ゲ
ーム中、前記ステアリングホイール１１の回転操作を誤
って車両が衝突したような場面のとき、該車両のクラッ
シュにより前記ステアリングホイール１１が動かなくな
るようにする場合、各油圧回路２１，２２を共に油圧ポ
ンプＰに連通させておいても、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用により油
を前記油圧ポンプＰ側へと流す際、前記各チェック弁８
３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロックして、前
記回転体６つまりステアリングホイール１１に最大トル
クを付与して簡単にステアリングロックが行えるのであ
る。
３に、前記第１電磁比例減圧弁３１から前記油圧ポンプ
Ｐへの油の流れを阻止する第１チェック弁８３ａと、第
２電磁比例減圧弁３２から前記油圧ポンプＰへの油の流
れを阻止する第２チェック弁８３ｂとを備えたから、ゲ
ーム中、前記ステアリングホイール１１の回転操作を誤
って車両が衝突したような場面のとき、該車両のクラッ
シュにより前記ステアリングホイール１１が動かなくな
るようにする場合、各油圧回路２１，２２を共に油圧ポ
ンプＰに連通させておいても、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用により油
を前記油圧ポンプＰ側へと流す際、前記各チェック弁８
３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロックして、前
記回転体６つまりステアリングホイール１１に最大トル
クを付与して簡単にステアリングロックが行えるのであ
る。
【００２９】しかもこのとき、前述した請求項２記載の
場合のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか
一方側だけを選択的に油圧ポンプＰに連通させるように
動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３１，
３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上のステ
アリングロックを確実に行うことができる。
場合のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか
一方側だけを選択的に油圧ポンプＰに連通させるように
動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３１，
３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上のステ
アリングロックを確実に行うことができる。
【００３０】さらに、請求項４記載の発明では、前記電
磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回
路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通または遮
断する電磁弁５を介装したから、ゲーム中、車両が衝突
した場面のときに、該車両がクラッシュにより前記ステ
アリングホイール１１が動かなくなるようにする場合、
前記電磁弁５をオフにして遮断することにより、該電磁
弁５と前記回転体６との間にブロック回路を形成できる
ので、前記回転体６の回転操作により圧力を急激に上昇
させて該回転体６のモータトルクを最大に成らしめ、そ
の結果、簡単にステアリングロックが行えるのである。
磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回
路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通または遮
断する電磁弁５を介装したから、ゲーム中、車両が衝突
した場面のときに、該車両がクラッシュにより前記ステ
アリングホイール１１が動かなくなるようにする場合、
前記電磁弁５をオフにして遮断することにより、該電磁
弁５と前記回転体６との間にブロック回路を形成できる
ので、前記回転体６の回転操作により圧力を急激に上昇
させて該回転体６のモータトルクを最大に成らしめ、そ
の結果、簡単にステアリングロックが行えるのである。
【００３１】請求項５記載の発明では、請求項１記載の
２つの電磁比例減圧弁３１，３２と請求項２記載の電磁
弁５の代りに、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４
１、回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び、前記タンク
Ｔに連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比
例弁１０を配設したから、油圧回路に前記４ポート電磁
比例弁１０を一つ設けるだけで、簡単にステアリング負
荷を生じさせられながら、ステアリングロックも行える
ので、部品点数を減少できるのである。
２つの電磁比例減圧弁３１，３２と請求項２記載の電磁
弁５の代りに、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４
１、回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び、前記タンク
Ｔに連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比
例弁１０を配設したから、油圧回路に前記４ポート電磁
比例弁１０を一つ設けるだけで、簡単にステアリング負
荷を生じさせられながら、ステアリングロックも行える
ので、部品点数を減少できるのである。
【００３２】請求項６記載の発明では、前記電磁比例減
圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自吸チェック回路８０を設けた
から、前記ステアリングホイール１１を急激に回転操作
したような場合で、前記電磁比例減圧弁３１，３２又は
４ポート電磁比例弁１０に設けるタンクポート４３側へ
の油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，
２２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の
開動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧
回路２１または２２に補給できるのであり、従って、油
圧不足にによる前記ステアリングホイール１１のキャビ
テーションをなくして、このステアリングホイール１１
の回転操作をよりスムーズに行うことができる。
圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自吸チェック回路８０を設けた
から、前記ステアリングホイール１１を急激に回転操作
したような場合で、前記電磁比例減圧弁３１，３２又は
４ポート電磁比例弁１０に設けるタンクポート４３側へ
の油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，
２２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の
開動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧
回路２１または２２に補給できるのであり、従って、油
圧不足にによる前記ステアリングホイール１１のキャビ
テーションをなくして、このステアリングホイール１１
の回転操作をよりスムーズに行うことができる。
【００３３】また、請求項７記載の発明では、前記ステ
アリングシャフト１２を、前記減速機７を介して前記回
転体６に接続したから、前記ステアリングシャフト１２
のトルク変動を小さくでき、しかも、前記減速機７は、
油圧油により油中に浸せきさせられるので潤滑も良好に
行えることから、耐久性が高く、音も静かで、スムーズ
な操作性が得られるのである。
アリングシャフト１２を、前記減速機７を介して前記回
転体６に接続したから、前記ステアリングシャフト１２
のトルク変動を小さくでき、しかも、前記減速機７は、
油圧油により油中に浸せきさせられるので潤滑も良好に
行えることから、耐久性が高く、音も静かで、スムーズ
な操作性が得られるのである。
【００３４】また、請求項８記載の発明では、前記回転
体６を、揺動形回転体６から構成したから、該揺動形回
転体６により前記ステアリングシャフト１２の最大回転
角度が決められるので、該ステアリングシャフト１２に
ストッパーを設ける必要がなく、部品点数を軽減できる
のである。
体６を、揺動形回転体６から構成したから、該揺動形回
転体６により前記ステアリングシャフト１２の最大回転
角度が決められるので、該ステアリングシャフト１２に
ストッパーを設ける必要がなく、部品点数を軽減できる
のである。
【００３５】
【実施例】第１実施例について図１乃至図３に基づいて
説明する。第１実施例は、レーシングカー等のドライビ
ングゲームに備えられているステアリングホイール１１
を回転させて模擬運転する際のステアリング負荷装置に
関するものである。
説明する。第１実施例は、レーシングカー等のドライビ
ングゲームに備えられているステアリングホイール１１
を回転させて模擬運転する際のステアリング負荷装置に
関するものである。
【００３６】図１は、本発明のステアリング負荷装置を
構成する油圧回路２で、電動機Ｍを備え、この電動機Ｍ
に、固定ポンプからなる油圧ポンプＰを連結して、前記
電動機Ｍの駆動により前記油圧ポンプＰを駆動させて、
タンクＴの油を汲み上げるようにしている。
構成する油圧回路２で、電動機Ｍを備え、この電動機Ｍ
に、固定ポンプからなる油圧ポンプＰを連結して、前記
電動機Ｍの駆動により前記油圧ポンプＰを駆動させて、
タンクＴの油を汲み上げるようにしている。
【００３７】前記油圧ポンプＰの２次側は、二方向に枝
分れさせて、それぞれ後記する第１及び第２電磁比例減
圧弁３１，３２を介して回転体６に連通させている。
分れさせて、それぞれ後記する第１及び第２電磁比例減
圧弁３１，３２を介して回転体６に連通させている。
【００３８】そして、前記回転体６における前記油圧ポ
ンプＰに連通する二つのポート６１，６２は、一方を、
前記油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１となし、他
方を前記油圧ポンプＰに連通する逆転ポート６２と成し
ている。
ンプＰに連通する二つのポート６１，６２は、一方を、
前記油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１となし、他
方を前記油圧ポンプＰに連通する逆転ポート６２と成し
ている。
【００３９】また、この回転体６には、前記ステアリン
グホイール１１を一体に接続したステアリングシャフト
１２を、減速機７を介して連結させており、前記ステア
リングホイール１１を回転させると、前記回転体６も回
転するようになっている。
グホイール１１を一体に接続したステアリングシャフト
１２を、減速機７を介して連結させており、前記ステア
リングホイール１１を回転させると、前記回転体６も回
転するようになっている。
【００４０】前記減速機７は、歯数の異なる二つのギア
７１，７２により構成され、歯数の少ない第１ギア７１
を前記回転体６の回転軸６３に固定し、歯数の多い第２
ギア７２を前記ステアリングシャフト１２に固定して、
前記回転体６の回転数に対し、前記ステアリングシャフ
ト１２の回転数が小さくなるようにしている。
７１，７２により構成され、歯数の少ない第１ギア７１
を前記回転体６の回転軸６３に固定し、歯数の多い第２
ギア７２を前記ステアリングシャフト１２に固定して、
前記回転体６の回転数に対し、前記ステアリングシャフ
ト１２の回転数が小さくなるようにしている。
【００４１】なお、この減速機７は、必ずしも設ける必
要はなく、前記ステアリングシャフト１２を直接前記回
転体６に連結するようにしてもよい。
要はなく、前記ステアリングシャフト１２を直接前記回
転体６に連結するようにしてもよい。
【００４２】そして、前記回転体６は、前記油圧ポンプ
Ｐからの加圧力によって、前記正転ポート６１または逆
転ポート６２のどちらか一方から前記回転体６へ油を流
入させることにより、油圧モータ作用が行えると共に、
前記ステアリングホイール１１からの外部駆動力で前記
回転体６を回転させることにより、前記正転ポート６１
または逆転ポート６２のどちらか一方から油を流出させ
て油圧ポンプ作用が行えるようにしており、油圧モータ
作用をするのみならず、油圧ポンプ作用をすることによ
っても油圧を発生させられるようにしている。
Ｐからの加圧力によって、前記正転ポート６１または逆
転ポート６２のどちらか一方から前記回転体６へ油を流
入させることにより、油圧モータ作用が行えると共に、
前記ステアリングホイール１１からの外部駆動力で前記
回転体６を回転させることにより、前記正転ポート６１
または逆転ポート６２のどちらか一方から油を流出させ
て油圧ポンプ作用が行えるようにしており、油圧モータ
作用をするのみならず、油圧ポンプ作用をすることによ
っても油圧を発生させられるようにしている。
【００４３】さらに、前記油圧ポンプＰの２次側で、該
油圧ポンプＰと前記第１及び第２電磁比例減圧弁３１，
３２との間には、前記油圧回路２の最高圧力を決めるリ
リーフ弁８を設け、このリリーフ弁８の２次側を前記タ
ンクＴに開放している。前記リリーフ弁８の最高圧力
は、例えば３.５MPaに設定している。
油圧ポンプＰと前記第１及び第２電磁比例減圧弁３１，
３２との間には、前記油圧回路２の最高圧力を決めるリ
リーフ弁８を設け、このリリーフ弁８の２次側を前記タ
ンクＴに開放している。前記リリーフ弁８の最高圧力
は、例えば３.５MPaに設定している。
【００４４】また、前記油圧ポンプＰから二方向に枝分
れした油圧回路２１，２２のうち、一方の正転側油圧回
路２１には、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート
４１と、該ポンプポート４１を電気指令により前記回転
体６の正転ポート６１に連通させる減圧ポート４２と、
電気指令を与えないときには前記減圧ポート４２を前記
タンクＴに連通させるタンクポート４３とを有する第１
電磁比例減圧弁３１を設け、また、他方の逆転側油圧回
路２２には、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート
４１と、該ポンプポート４１を電気指令により前記回転
体６の逆転ポート６２に連通させる減圧ポート４２と、
電気指令を与えないときには前記減圧ポート４２を前記
タンクＴに連通させるタンクポート４３とを有する第２
電磁比例減圧弁３２を設けている。
れした油圧回路２１，２２のうち、一方の正転側油圧回
路２１には、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート
４１と、該ポンプポート４１を電気指令により前記回転
体６の正転ポート６１に連通させる減圧ポート４２と、
電気指令を与えないときには前記減圧ポート４２を前記
タンクＴに連通させるタンクポート４３とを有する第１
電磁比例減圧弁３１を設け、また、他方の逆転側油圧回
路２２には、前記油圧ポンプＰに連通するポンプポート
４１と、該ポンプポート４１を電気指令により前記回転
体６の逆転ポート６２に連通させる減圧ポート４２と、
電気指令を与えないときには前記減圧ポート４２を前記
タンクＴに連通させるタンクポート４３とを有する第２
電磁比例減圧弁３２を設けている。
【００４５】前記第１電磁比例減圧弁３１と第２電磁比
例減圧弁３２とは、図３に示すように、ケース９１内
に、一端に電磁ソレノイド９２を設け、他端にスプリン
グ９３を配設したスプール９４を摺動可能に配設してお
り、このスプール９４の前記スプリング配設側端部を筒
状に形成して、該筒部９５の外周に前記スプリング９３
を配設し、内周部には、前記ケース９１に押し当てられ
るピン９６を、前記スプール９４が前記ピン９６に対し
摺動可能と成すように配設している。
例減圧弁３２とは、図３に示すように、ケース９１内
に、一端に電磁ソレノイド９２を設け、他端にスプリン
グ９３を配設したスプール９４を摺動可能に配設してお
り、このスプール９４の前記スプリング配設側端部を筒
状に形成して、該筒部９５の外周に前記スプリング９３
を配設し、内周部には、前記ケース９１に押し当てられ
るピン９６を、前記スプール９４が前記ピン９６に対し
摺動可能と成すように配設している。
【００４６】前記スプリング９３は、前記スプール９４
の外周面に形成する鍔部９７により受け止められ、該ス
プリング９３のバネ力で前記スプール９４を電磁ソレノ
イド側に押すようにしている。
の外周面に形成する鍔部９７により受け止められ、該ス
プリング９３のバネ力で前記スプール９４を電磁ソレノ
イド側に押すようにしている。
【００４７】さらに、前記スプール９４には、一端が減
圧ポート４２に連通し、他端が前記筒部９５内周部で、
該筒部９５と前記ピン９６とにより形成される背圧室９
８に開口するチョーク９９を形成している。
圧ポート４２に連通し、他端が前記筒部９５内周部で、
該筒部９５と前記ピン９６とにより形成される背圧室９
８に開口するチョーク９９を形成している。
【００４８】そして、前記スプール９４を前記ケース９
１内を摺動させることにより、前記ポンプポート４１と
前記減圧ポート４２とを連通するか、または、該減圧ポ
ート４２と前記タンクポート４３とを連通するようにし
ており、前記電磁ソレノイド９２への電気指令で、該電
磁ソレノイド９２を励磁させることにより、前記スプー
ル９４を前記スプリング側に動かして、前記ポンプポー
ト４１と前記減圧ポート４２とを連通し、該減圧ポート
４２と前記タンクポート４３との間を遮断して、前記減
圧ポート４２側に前記ポンプポート４１から高圧の油を
流入させるのである。
１内を摺動させることにより、前記ポンプポート４１と
前記減圧ポート４２とを連通するか、または、該減圧ポ
ート４２と前記タンクポート４３とを連通するようにし
ており、前記電磁ソレノイド９２への電気指令で、該電
磁ソレノイド９２を励磁させることにより、前記スプー
ル９４を前記スプリング側に動かして、前記ポンプポー
ト４１と前記減圧ポート４２とを連通し、該減圧ポート
４２と前記タンクポート４３との間を遮断して、前記減
圧ポート４２側に前記ポンプポート４１から高圧の油を
流入させるのである。
【００４９】このとき、前記減圧ポート４２側の油を、
前記スプール９４に形成した前記チョーク９９を介し
て、前記背圧室９８に流入させ、該背圧室９８の圧力上
昇により容積を大きくしていくことにより、前記スプー
ル９４を前記ソレノイド側に移動させて、前記減圧ポー
ト４２側の圧力が、ゲームの場面の状況等に応じて０か
ら３.５MPaの範囲内の所定の圧力となるように、前記ポ
ンプポート４１から前記減圧ポート４２への流路面積を
調整するようにしている。
前記スプール９４に形成した前記チョーク９９を介し
て、前記背圧室９８に流入させ、該背圧室９８の圧力上
昇により容積を大きくしていくことにより、前記スプー
ル９４を前記ソレノイド側に移動させて、前記減圧ポー
ト４２側の圧力が、ゲームの場面の状況等に応じて０か
ら３.５MPaの範囲内の所定の圧力となるように、前記ポ
ンプポート４１から前記減圧ポート４２への流路面積を
調整するようにしている。
【００５０】また、前記減圧ポート４２側の圧力が設定
圧力より大きくなったときには、前記スプール９４内に
形成した前記背圧室９８も圧力上昇して容積が大きくな
ることから、前記スプール９４がソレノイド配設側に移
動して、前記ポンプポート４１から前記減圧ポート４２
への流路面積がさらに小さくなるように前記スプール９
４を移動させ、前記減圧ポート４２側の圧力上昇を抑え
るようにするか、または、前記減圧ポート４２を前記タ
ンクポート４３に連通させて余分な油を前記タンクＴに
回収するようにしている。
圧力より大きくなったときには、前記スプール９４内に
形成した前記背圧室９８も圧力上昇して容積が大きくな
ることから、前記スプール９４がソレノイド配設側に移
動して、前記ポンプポート４１から前記減圧ポート４２
への流路面積がさらに小さくなるように前記スプール９
４を移動させ、前記減圧ポート４２側の圧力上昇を抑え
るようにするか、または、前記減圧ポート４２を前記タ
ンクポート４３に連通させて余分な油を前記タンクＴに
回収するようにしている。
【００５１】また、前記電磁ソレノイド９２への電気指
令を与えないとき、つまり、前記電磁ソレノイド９２を
オフの状態にしたときには、前記スプリング９３の押圧
により前記スプール９４をソレノイド配設側に押し込ん
で、前記ポンプポート４１を閉鎖すると共に、前記減圧
ポート４２を前記タンクポート４３に連通させるように
している。
令を与えないとき、つまり、前記電磁ソレノイド９２を
オフの状態にしたときには、前記スプリング９３の押圧
により前記スプール９４をソレノイド配設側に押し込ん
で、前記ポンプポート４１を閉鎖すると共に、前記減圧
ポート４２を前記タンクポート４３に連通させるように
している。
【００５２】前記各電磁比例減圧弁３１，３２は、一方
の減圧弁を励磁させたときには、他方の減圧弁をオフの
状態にして、前記油圧ポンプＰからの油を一方の電磁比
例減圧弁のみ通過させるようにしている。
の減圧弁を励磁させたときには、他方の減圧弁をオフの
状態にして、前記油圧ポンプＰからの油を一方の電磁比
例減圧弁のみ通過させるようにしている。
【００５３】さらに、前記各電磁比例減圧弁３１，３２
と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２には、これ
ら各油圧回路２１，２２間に跨って自吸チェック回路８
０を配管し、この自吸チェック回路８０に、前記タンク
Ｔと連通して、該タンクＴから前記油圧回路２１，２２
への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２２から前
記タンクＴへの油の流出は阻止する自吸チェック弁８
１，８２を介装させている。
と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２には、これ
ら各油圧回路２１，２２間に跨って自吸チェック回路８
０を配管し、この自吸チェック回路８０に、前記タンク
Ｔと連通して、該タンクＴから前記油圧回路２１，２２
への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２２から前
記タンクＴへの油の流出は阻止する自吸チェック弁８
１，８２を介装させている。
【００５４】また、前記油圧ポンプＰと前記電磁比例減
圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリ
ーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側には、該
各電磁比例減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの
油の流れを阻止する１つのチェック弁８３を介装させて
いる。
圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記リリ
ーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側には、該
各電磁比例減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの
油の流れを阻止する１つのチェック弁８３を介装させて
いる。
【００５５】さらに、前記減速機７における前記ステア
リングシャフト１２に固定される第２ギア７２には、前
記ステアリングホイール１１の回転角度及び回転方向を
検出するポテンショメータ１３を設けており、図２に示
す制御ブロック図に示すように、前記ポテンショメータ
１３による回転角度及び回転方向の検出結果をステアリ
ング負荷装置を制御するためのコントローラ１４に送る
ようにしている。
リングシャフト１２に固定される第２ギア７２には、前
記ステアリングホイール１１の回転角度及び回転方向を
検出するポテンショメータ１３を設けており、図２に示
す制御ブロック図に示すように、前記ポテンショメータ
１３による回転角度及び回転方向の検出結果をステアリ
ング負荷装置を制御するためのコントローラ１４に送る
ようにしている。
【００５６】次に、第１実施例のステアリング負荷装置
の制御について、図１及び図２に基づいて説明する。
の制御について、図１及び図２に基づいて説明する。
【００５７】ゲーム装置が操作開始されると、ゲームボ
ード１５から操作開始の信号が前記コントローラ１４に
送られると共に、ゲーム開始により前記ステアリングホ
イール１１を操作し始めることにより、このステアリン
グホイール１１の回転角度及び回転方向が前記ポテンシ
ョメータ１３により検出されて、この検出結果が前記コ
ントローラ１４に送られる。
ード１５から操作開始の信号が前記コントローラ１４に
送られると共に、ゲーム開始により前記ステアリングホ
イール１１を操作し始めることにより、このステアリン
グホイール１１の回転角度及び回転方向が前記ポテンシ
ョメータ１３により検出されて、この検出結果が前記コ
ントローラ１４に送られる。
【００５８】そして、前記コントローラ１４からは、操
作開始により前記電動機Ｍに駆動開始の信号が送られ
て、該電動機Ｍの駆動により前記油圧ポンプＰが駆動さ
れると共に、前記コントローラ１４から、前記ポテンシ
ョメータ１３の検出結果及びゲーム場面の状況に応じ
て、前記第１電磁比例減圧弁３１と第２電磁比例減圧弁
３２とのどちらか一方を所定の圧力となるように励磁す
る信号が送られて、前記ステアリングホイール１１にか
かるトルクが自由に設定され、簡単に実際の車両に近い
フィーリングを与えられるようにしている。
作開始により前記電動機Ｍに駆動開始の信号が送られ
て、該電動機Ｍの駆動により前記油圧ポンプＰが駆動さ
れると共に、前記コントローラ１４から、前記ポテンシ
ョメータ１３の検出結果及びゲーム場面の状況に応じ
て、前記第１電磁比例減圧弁３１と第２電磁比例減圧弁
３２とのどちらか一方を所定の圧力となるように励磁す
る信号が送られて、前記ステアリングホイール１１にか
かるトルクが自由に設定され、簡単に実際の車両に近い
フィーリングを与えられるようにしている。
【００５９】また、前記ステアリングホイール１１を回
転させた場合、前記回転体６もそれに合わせて回転する
ことから、この回転体６は油圧ポンプ作用を行うことに
なり、該ポンプ作用により汲み上げられる側の油圧回
路、例えば逆転側油圧回路２２に配設される第２電磁比
例減圧弁３２をオフにし、前記回転体６から流出する側
の正転側油圧回路２１に配設される第１電磁比例減圧弁
３１を励磁するように制御するのである。
転させた場合、前記回転体６もそれに合わせて回転する
ことから、この回転体６は油圧ポンプ作用を行うことに
なり、該ポンプ作用により汲み上げられる側の油圧回
路、例えば逆転側油圧回路２２に配設される第２電磁比
例減圧弁３２をオフにし、前記回転体６から流出する側
の正転側油圧回路２１に配設される第１電磁比例減圧弁
３１を励磁するように制御するのである。
【００６０】このように制御することにより、前記ステ
アリングホイール１１を回転操作する際、該回転体６に
より前記第２電磁比例減圧弁３２を介して、前記タンク
Ｔから油が汲み上げられて、前記正転側油圧回路２１に
油が供給されることになる一方、前記第１電磁比例減圧
弁３１からは前記油圧ポンプＰから油が随時供給される
ので、前記正転側油圧回路２１の圧力が設定圧力より高
くなり、この両側からの加圧力により前記正転側油圧回
路２１が圧力上昇することから、前記ステアリングホイ
ール１１を回転させたときに、油圧による負荷トルクと
前記回転体６の摩擦抵抗による負荷トルクとが掛かるこ
ととなるのであって、この負荷トルクの上昇は、前記ス
テアリングホイール１１の回転量、回転速度に合わせて
異なることから、前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧
力の制御を行わないときであっても、実際に車両を運転
するときと、ごく近い操作性を感じることができるので
ある。
アリングホイール１１を回転操作する際、該回転体６に
より前記第２電磁比例減圧弁３２を介して、前記タンク
Ｔから油が汲み上げられて、前記正転側油圧回路２１に
油が供給されることになる一方、前記第１電磁比例減圧
弁３１からは前記油圧ポンプＰから油が随時供給される
ので、前記正転側油圧回路２１の圧力が設定圧力より高
くなり、この両側からの加圧力により前記正転側油圧回
路２１が圧力上昇することから、前記ステアリングホイ
ール１１を回転させたときに、油圧による負荷トルクと
前記回転体６の摩擦抵抗による負荷トルクとが掛かるこ
ととなるのであって、この負荷トルクの上昇は、前記ス
テアリングホイール１１の回転量、回転速度に合わせて
異なることから、前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧
力の制御を行わないときであっても、実際に車両を運転
するときと、ごく近い操作性を感じることができるので
ある。
【００６１】また、ステアリングの操作中で、前記第１
電磁比例減圧弁３１が励磁中のときに、前記ステアリン
グホイール１１を離したときには、加圧状態の前記正転
側油圧回路２１に、前記油圧ポンプＰから前記第１電磁
比例減圧弁３１を介して油が随時供給されるので、前記
回転体６が前記油圧ポンプＰからの加圧力で油圧モータ
作用をすることになり、前記ステアリングホイール１１
が操作により回転させた方向と逆方向に自動的に回転す
ることになるので、実際に車両を運転したとき直進状態
に戻ろうとしてステアリングホイールがニュートラルの
位置に戻ろうとする動きを再現できるのである。
電磁比例減圧弁３１が励磁中のときに、前記ステアリン
グホイール１１を離したときには、加圧状態の前記正転
側油圧回路２１に、前記油圧ポンプＰから前記第１電磁
比例減圧弁３１を介して油が随時供給されるので、前記
回転体６が前記油圧ポンプＰからの加圧力で油圧モータ
作用をすることになり、前記ステアリングホイール１１
が操作により回転させた方向と逆方向に自動的に回転す
ることになるので、実際に車両を運転したとき直進状態
に戻ろうとしてステアリングホイールがニュートラルの
位置に戻ろうとする動きを再現できるのである。
【００６２】さらに、ゲーム中、凹凸路面を走行する場
面のときには、路面からの反力を再現するために、前記
各電磁比例減圧弁３１，３２の切り換え及び圧力の設定
値を短時間で細かく変化させる指示を前記コントローラ
１４から前記各電磁比例減圧弁３１，３２に送って、こ
れら各電磁比例減圧弁３１，３２をその指示に基づいて
動作させることにより、前記ステアリングホイール１１
のがたつきによる振動を容易に再現できるのである。
面のときには、路面からの反力を再現するために、前記
各電磁比例減圧弁３１，３２の切り換え及び圧力の設定
値を短時間で細かく変化させる指示を前記コントローラ
１４から前記各電磁比例減圧弁３１，３２に送って、こ
れら各電磁比例減圧弁３１，３２をその指示に基づいて
動作させることにより、前記ステアリングホイール１１
のがたつきによる振動を容易に再現できるのである。
【００６３】しかも、前記各電磁比例減圧弁３１，３２
と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２には、これ
ら各油圧回路２１，２２間に跨って自吸チェック回路８
０が配管され、この自吸チェック回路８０に、前記タン
クＴと連通して、該タンクＴから前記油圧回路２１，２
２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２２から
前記タンクＴへの油の流出は阻止する自吸チェック弁８
１，８２が介装されているため、前記ステアリングホイ
ール１１を急激に回転操作したような場合で、前記電磁
比例減圧弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への
油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，２
２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の開
動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回
路２１または２２に補給できるのであり、従って、該油
圧回路２１または２２での油圧不足をなくせるので、前
記ステアリングホイール１１のキャビテーションをなく
して、このステアリングホイール１１の回転操作をスム
ーズに行えるのである。
と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２には、これ
ら各油圧回路２１，２２間に跨って自吸チェック回路８
０が配管され、この自吸チェック回路８０に、前記タン
クＴと連通して、該タンクＴから前記油圧回路２１，２
２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２２から
前記タンクＴへの油の流出は阻止する自吸チェック弁８
１，８２が介装されているため、前記ステアリングホイ
ール１１を急激に回転操作したような場合で、前記電磁
比例減圧弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への
油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，２
２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の開
動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回
路２１または２２に補給できるのであり、従って、該油
圧回路２１または２２での油圧不足をなくせるので、前
記ステアリングホイール１１のキャビテーションをなく
して、このステアリングホイール１１の回転操作をスム
ーズに行えるのである。
【００６４】また、ゲーム中、前記ステアリングホイー
ル１１の回転操作を誤って車両が衝突した場面のときに
は、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイー
ル１１が動かなくなるようにするのが好ましいのであ
り、このようなときは、前記油圧ポンプＰと前記電磁比
例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記
リリーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、
該電磁比例減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの
油の流れを阻止するチェック弁８３が介装されているこ
とから、前記ポテンショメータ１３による検出結果を下
に出力される前記コントローラ１４からの指令に基づ
き、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか一方側を油
圧ポンプＰに連通するように動作させ、前記ステアリン
グホイール１１に連結された前記回転体６のポンプ作用
による油、及び、前記各自吸チェック弁８１，８２から
汲上げられる油を前記油圧ポンプＰ側へと流し、油を前
記チェック弁８３でブロックすることにより、前記回転
体６つまりステアリングホイール１１に最大トルクを付
与して簡単にステアリングロックが行え、しかも、前記
回転体６や各自吸チェック弁８１，８２からの油が前記
ポンプＰ及びタンクＴへとリークされるのを前記チェッ
ク弁８３で確実にブロックできるため、以上のステアリ
ングロックを確実に行えるのである。
ル１１の回転操作を誤って車両が衝突した場面のときに
は、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイー
ル１１が動かなくなるようにするのが好ましいのであ
り、このようなときは、前記油圧ポンプＰと前記電磁比
例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回路２３における前記
リリーフ弁８より前記電磁比例減圧弁３１，３２側に、
該電磁比例減圧弁３１，３２から前記油圧ポンプＰへの
油の流れを阻止するチェック弁８３が介装されているこ
とから、前記ポテンショメータ１３による検出結果を下
に出力される前記コントローラ１４からの指令に基づ
き、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか一方側を油
圧ポンプＰに連通するように動作させ、前記ステアリン
グホイール１１に連結された前記回転体６のポンプ作用
による油、及び、前記各自吸チェック弁８１，８２から
汲上げられる油を前記油圧ポンプＰ側へと流し、油を前
記チェック弁８３でブロックすることにより、前記回転
体６つまりステアリングホイール１１に最大トルクを付
与して簡単にステアリングロックが行え、しかも、前記
回転体６や各自吸チェック弁８１，８２からの油が前記
ポンプＰ及びタンクＴへとリークされるのを前記チェッ
ク弁８３で確実にブロックできるため、以上のステアリ
ングロックを確実に行えるのである。
【００６５】また、以上のようなステアリングロックを
行った後でも、前記電動機Ｍは駆動させているので、前
記回転体６を介して前記ステアリングホイール１１をニ
ュートラル位置に自動復帰させることができる。
行った後でも、前記電動機Ｍは駆動させているので、前
記回転体６を介して前記ステアリングホイール１１をニ
ュートラル位置に自動復帰させることができる。
【００６６】以上のように、第１実施例では、ステアリ
ング操作の際の負荷を与えるためのステアリング負荷装
置を、前記電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲
み上げる油圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、または、前記ステアリングホイール１
１からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生
させる回転体６と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第
２電磁比例減圧弁３２とから構成したから、ゲームの状
況に応じて前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自
由に設定することにより、ステアリングホイール１１の
回転操作時の負荷の設定を自由にできるし、さらに、前
記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力の設定に関係な
く、前記ステアリングホイール１１の回転操作時に、回
転角度の増加時には、この増加に伴い圧力が増加し、し
かも、前記回転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負
荷トルクが与えられるし、回転角度の減少時には、圧力
が減少し、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、また
は、小さいので、小さな負荷トルクを与えられるので、
実際に車両を運転したときに近い操作性が簡単に得られ
るのである。
ング操作の際の負荷を与えるためのステアリング負荷装
置を、前記電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲
み上げる油圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、または、前記ステアリングホイール１
１からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生
させる回転体６と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第
２電磁比例減圧弁３２とから構成したから、ゲームの状
況に応じて前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自
由に設定することにより、ステアリングホイール１１の
回転操作時の負荷の設定を自由にできるし、さらに、前
記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力の設定に関係な
く、前記ステアリングホイール１１の回転操作時に、回
転角度の増加時には、この増加に伴い圧力が増加し、し
かも、前記回転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負
荷トルクが与えられるし、回転角度の減少時には、圧力
が減少し、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、また
は、小さいので、小さな負荷トルクを与えられるので、
実際に車両を運転したときに近い操作性が簡単に得られ
るのである。
【００６７】さらに、従来では、前記ステアリングホイ
ール１１の正逆転に応じ、または、ゲーム画面の状況に
応じて電動機の回転方向を切り換え操作していたが、本
発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動するためだ
けに使用するので、前記ステアリングホイール１１の回
転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルクで、発停
を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けられるの
で、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、電動機
Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
ール１１の正逆転に応じ、または、ゲーム画面の状況に
応じて電動機の回転方向を切り換え操作していたが、本
発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動するためだ
けに使用するので、前記ステアリングホイール１１の回
転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルクで、発停
を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けられるの
で、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、電動機
Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
【００６８】また、油圧を利用していることから、殆ど
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
【００６９】また、前記ステアリングホイール１１の正
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に、か
つ、高速で行えるのである。
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に、か
つ、高速で行えるのである。
【００７０】また、ゲーム中に、車両が道路外を走行す
る場面等で、路面から伝わる力の変動によるステアリン
グホイール１１のトルク変動を、前記各電磁比例減圧弁
３１，３２の切換えにより簡単に再現できるのである。
る場面等で、路面から伝わる力の変動によるステアリン
グホイール１１のトルク変動を、前記各電磁比例減圧弁
３１，３２の切換えにより簡単に再現できるのである。
【００７１】さらに、第１実施例では、前記電磁比例減
圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，
２２に、前記タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油
圧回路２１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路
２１，２２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自
吸チェック弁８１，８２を備えた自吸チェック回路８０
を設けていることから、前記ステアリングホイール１１
を急激に回転操作したような場合で、前記電磁比例減圧
弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への油汲上げ
量が充分でないとき、前記各自吸チェック８１，８２で
前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回路２１または
２２に補給でき、このため、該油圧回路２１または２２
での油圧不足を招くことなく、前記ステアリングホイー
ル１１のキャビテーションをなくして、このステアリン
グホイール１１の回転操作をスムーズに行える。
圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回路２１，
２２に、前記タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油
圧回路２１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路
２１，２２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自
吸チェック弁８１，８２を備えた自吸チェック回路８０
を設けていることから、前記ステアリングホイール１１
を急激に回転操作したような場合で、前記電磁比例減圧
弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への油汲上げ
量が充分でないとき、前記各自吸チェック８１，８２で
前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回路２１または
２２に補給でき、このため、該油圧回路２１または２２
での油圧不足を招くことなく、前記ステアリングホイー
ル１１のキャビテーションをなくして、このステアリン
グホイール１１の回転操作をスムーズに行える。
【００７２】また、以上の第１実施例では、前記油圧ポ
ンプＰと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回
路２３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧
弁３１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前
記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３
を介装しているため、ゲーム中、前記ステアリングホイ
ール１１の回転操作を誤って車両が衝突したような場面
のとき、前記コントローラ１４からの指令で前記電磁比
例減圧弁３１，３２の何れか一方側を開動作させ、前記
ステアリングホイール１１に連結された前記回転体６の
ポンプ作用による油、及び、前記各自吸チェック弁８
１，８２から汲上げられる油を前記油圧ポンプＰ側へと
流し、油を前記チェック弁８３でブロックすることによ
り、前記回転体６つまりステアリングホイール１１に最
大トルクを付与して確実かつ簡単にステアリングロック
が行えるのである。
ンプＰと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回
路２３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧
弁３１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前
記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３
を介装しているため、ゲーム中、前記ステアリングホイ
ール１１の回転操作を誤って車両が衝突したような場面
のとき、前記コントローラ１４からの指令で前記電磁比
例減圧弁３１，３２の何れか一方側を開動作させ、前記
ステアリングホイール１１に連結された前記回転体６の
ポンプ作用による油、及び、前記各自吸チェック弁８
１，８２から汲上げられる油を前記油圧ポンプＰ側へと
流し、油を前記チェック弁８３でブロックすることによ
り、前記回転体６つまりステアリングホイール１１に最
大トルクを付与して確実かつ簡単にステアリングロック
が行えるのである。
【００７３】また、前記ステアリングシャフト１２を、
前記減速機７を介して前記回転体６に接続したから、前
記ステアリングシャフト１２のトルク変動を小さくで
き、しかも、前記減速機７は、油圧油により油中に浸せ
きさせられるので潤滑も良好に行えることから、耐久性
が高く、音も静かで、スムーズな操作性が得られるので
ある。
前記減速機７を介して前記回転体６に接続したから、前
記ステアリングシャフト１２のトルク変動を小さくで
き、しかも、前記減速機７は、油圧油により油中に浸せ
きさせられるので潤滑も良好に行えることから、耐久性
が高く、音も静かで、スムーズな操作性が得られるので
ある。
【００７４】なお、前記減速機７を使用せず、前記ステ
アリングシャフト１２を、前記回転体６に直接接続した
場合には、減速機７を使用する場合のガタや遊びを無く
せるので、これらガタ等を油圧的に自由に設定できる。
アリングシャフト１２を、前記回転体６に直接接続した
場合には、減速機７を使用する場合のガタや遊びを無く
せるので、これらガタ等を油圧的に自由に設定できる。
【００７５】なお、前記ステアリングシャフト１２に
は、該ステアリングシャフト１２が３６０度以上回転し
ないようにストッパーを設けることが好ましい。
は、該ステアリングシャフト１２が３６０度以上回転し
ないようにストッパーを設けることが好ましい。
【００７６】さらに、前記第１実施例では、前記チェッ
ク弁８３によりステアリングロックを行うようにした
が、該チェック弁８３を使用せず、前記電動機Ｍを停止
させるか、または、前記油圧ポンプＰを可変容量ポンプ
にして、該ポンプをニュートラルの状態にするなどし
て、前記油圧ポンプからの油の流量をゼロにすると共
に、励磁する側の電磁比例減圧弁の減圧ポートを油圧回
路の最大圧力と成し、オフにする電磁比例減圧弁の減圧
ポートをタンクに連通させることにより、前記油圧ポン
プと回転体とを結ぶ油圧回路をブロック回路にしてステ
アリングロックを行うようにしてもよい。
ク弁８３によりステアリングロックを行うようにした
が、該チェック弁８３を使用せず、前記電動機Ｍを停止
させるか、または、前記油圧ポンプＰを可変容量ポンプ
にして、該ポンプをニュートラルの状態にするなどし
て、前記油圧ポンプからの油の流量をゼロにすると共
に、励磁する側の電磁比例減圧弁の減圧ポートを油圧回
路の最大圧力と成し、オフにする電磁比例減圧弁の減圧
ポートをタンクに連通させることにより、前記油圧ポン
プと回転体とを結ぶ油圧回路をブロック回路にしてステ
アリングロックを行うようにしてもよい。
【００７７】次に、第２実施例を図４に基づいて説明す
る。この第２実施例は、前記第１実施例に使用したチェ
ック弁８３に代えて、前記ポンプＰの下流側で前記各電
磁比例減圧弁３１，３２の上流側に、この第１電磁比例
減圧弁３１から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止す
る第１チェック弁８３ａと、第２電磁比例減圧弁３２か
ら前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止する第２チェッ
ク弁８３ｂとを備えている。
る。この第２実施例は、前記第１実施例に使用したチェ
ック弁８３に代えて、前記ポンプＰの下流側で前記各電
磁比例減圧弁３１，３２の上流側に、この第１電磁比例
減圧弁３１から前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止す
る第１チェック弁８３ａと、第２電磁比例減圧弁３２か
ら前記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止する第２チェッ
ク弁８３ｂとを備えている。
【００７８】以上の第２実施例によれば、ゲーム中、前
記ステアリングホイール１１の回転操作を誤って車両が
衝突したような場面のとき、該車両のクラッシュにより
前記ステアリングホイール１１が動かなくなるようにす
る場合、前記コントローラ１４からの指令で前記電磁比
例減圧弁３１，３２を共に油圧ポンプＰ側に連通させる
ように動作させるのであって、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用による油
を前記油圧ポンプＰ側へと流するとき、油を前記各チェ
ック弁８３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロック
することができ、前記回転体６つまりステアリングホイ
ール１１に最大トルクを付与して簡単にステアリングロ
ックが行えるのである。
記ステアリングホイール１１の回転操作を誤って車両が
衝突したような場面のとき、該車両のクラッシュにより
前記ステアリングホイール１１が動かなくなるようにす
る場合、前記コントローラ１４からの指令で前記電磁比
例減圧弁３１，３２を共に油圧ポンプＰ側に連通させる
ように動作させるのであって、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用による油
を前記油圧ポンプＰ側へと流するとき、油を前記各チェ
ック弁８３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロック
することができ、前記回転体６つまりステアリングホイ
ール１１に最大トルクを付与して簡単にステアリングロ
ックが行えるのである。
【００７９】しかも、このとき、前述した第１実施例の
場合のように、前記コントローラ１４からの指令で前記
電磁比例減圧弁３１，３２の何れか一方側だけを選択的
に動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３
１，３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上の
ステアリングロックを確実に行うことができる。
場合のように、前記コントローラ１４からの指令で前記
電磁比例減圧弁３１，３２の何れか一方側だけを選択的
に動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３
１，３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上の
ステアリングロックを確実に行うことができる。
【００８０】また、図５に示す第３実施例のように、前
述した第１及び第２実施例の、１つのチェック弁８３及
び２つのチェック弁８３ａ，８３ｂを用いることなく、
前記電磁比例減圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧
回路２１，２２に前記自吸チェック回路８０を設け、こ
の自吸チェック回路８０に前記自吸チェック弁８１，８
２を介装させるだけにしてもよい。
述した第１及び第２実施例の、１つのチェック弁８３及
び２つのチェック弁８３ａ，８３ｂを用いることなく、
前記電磁比例減圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧
回路２１，２２に前記自吸チェック回路８０を設け、こ
の自吸チェック回路８０に前記自吸チェック弁８１，８
２を介装させるだけにしてもよい。
【００８１】以上のように、前記自吸チェック回路８０
を設けるだけの構成でも、前記ステアリングホイール１
１を急激に回転操作したような場合で、前記電磁比例減
圧弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への油汲上
げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，２２間の
差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の開動作に
より、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回路２１
または２２に補給できるので、前記ステアリングホイー
ル１１のキャビテーションをなくして、このステアリン
グホイール１１の回転操作はスムーズに行えるのであ
る。
を設けるだけの構成でも、前記ステアリングホイール１
１を急激に回転操作したような場合で、前記電磁比例減
圧弁３１，３２に設けるタンクポート４３側への油汲上
げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，２２間の
差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の開動作に
より、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧回路２１
または２２に補給できるので、前記ステアリングホイー
ル１１のキャビテーションをなくして、このステアリン
グホイール１１の回転操作はスムーズに行えるのであ
る。
【００８２】さらに、図６に示す第４実施例では、前記
各電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油
圧回路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通また
は遮断する電磁弁５を介装している。この電磁弁５は、
図２の制御ブロック図で点線で示すように前記コントロ
ーラ１４に接続され、通常時は、該コントローラ１４か
らの指令で連通状態に保持され、ゲーム中、衝突事故の
場面になったとき等、ステアリングロックが必要となっ
たときに、前記コントローラ１４からの指令で遮断する
ようにしている。
各電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油
圧回路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通また
は遮断する電磁弁５を介装している。この電磁弁５は、
図２の制御ブロック図で点線で示すように前記コントロ
ーラ１４に接続され、通常時は、該コントローラ１４か
らの指令で連通状態に保持され、ゲーム中、衝突事故の
場面になったとき等、ステアリングロックが必要となっ
たときに、前記コントローラ１４からの指令で遮断する
ようにしている。
【００８３】以上の第４実施例においては、前述した第
１実施例の場合と同様に、ゲーム中に車両が衝突した場
面のとき、前記各電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転
体６とを結ぶ油圧回路２１，２２に前記電磁弁５を介装
しているので、該電磁弁５を前記コントローラ１４から
の指令でオフにして遮断することにより、前記電磁弁５
と前記回転体６との間にブロック回路が形成され、前記
回転体６の回転操作により圧力が急激に上昇して該回転
体６のモータトルクが最大となってステアリングロック
が行えるのである。
１実施例の場合と同様に、ゲーム中に車両が衝突した場
面のとき、前記各電磁比例減圧弁３１，３２と前記回転
体６とを結ぶ油圧回路２１，２２に前記電磁弁５を介装
しているので、該電磁弁５を前記コントローラ１４から
の指令でオフにして遮断することにより、前記電磁弁５
と前記回転体６との間にブロック回路が形成され、前記
回転体６の回転操作により圧力が急激に上昇して該回転
体６のモータトルクが最大となってステアリングロック
が行えるのである。
【００８４】次に、第５実施例について図７に基づいて
説明する。この第５実施例では、前記各実施例に使用し
た各電磁比例減圧弁３１，３２と電磁弁５の代りに、油
圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、回転体６の正
転ポート６１及び逆転ポート６２に連通する二つの切換
ポート４４，４５、及び、前記タンクＴに連通するタン
クポート４３を備える４ポート電磁比例弁１０を配設し
ている。
説明する。この第５実施例では、前記各実施例に使用し
た各電磁比例減圧弁３１，３２と電磁弁５の代りに、油
圧ポンプＰに連通するポンプポート４１、回転体６の正
転ポート６１及び逆転ポート６２に連通する二つの切換
ポート４４，４５、及び、前記タンクＴに連通するタン
クポート４３を備える４ポート電磁比例弁１０を配設し
ている。
【００８５】この４ポート電磁比例弁１０は、スプール
９３の両端に二つの電磁ソレノイド９２，９２を設け、
前記ステアリングホイール１１の回転方向に応じて、前
記電磁ソレノイド９２のどちらか一方を励磁させて、前
記油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１を前記回転
体６の正転ポート６１または逆転ポート６２に連通する
どちらか一方の切換ポート４４または４５に連通させ、
他方の切換ポート４５または４４をタンクポート４３に
連通するようにして、４ポート電磁比例弁１０を一つ設
けるだけで、前記第１実施例と同様に、前記ステアリン
グホイール１１の回転操作により前記回転体６を回転さ
せて、この回転により前記タンクＴから一方の油圧回路
を介して汲み上げた油を、他方の油圧回路へ送り、この
他方の油圧回路には、さらに前記油圧ポンプＰから油を
供給して加圧状態となし、前記ステアリングホイール１
１を回転操作する際に負荷がかけらるようにしている。
９３の両端に二つの電磁ソレノイド９２，９２を設け、
前記ステアリングホイール１１の回転方向に応じて、前
記電磁ソレノイド９２のどちらか一方を励磁させて、前
記油圧ポンプＰに連通するポンプポート４１を前記回転
体６の正転ポート６１または逆転ポート６２に連通する
どちらか一方の切換ポート４４または４５に連通させ、
他方の切換ポート４５または４４をタンクポート４３に
連通するようにして、４ポート電磁比例弁１０を一つ設
けるだけで、前記第１実施例と同様に、前記ステアリン
グホイール１１の回転操作により前記回転体６を回転さ
せて、この回転により前記タンクＴから一方の油圧回路
を介して汲み上げた油を、他方の油圧回路へ送り、この
他方の油圧回路には、さらに前記油圧ポンプＰから油を
供給して加圧状態となし、前記ステアリングホイール１
１を回転操作する際に負荷がかけらるようにしている。
【００８６】さらに、第５実施例では、前記４ポート電
磁比例弁１０の各ポート４１，４３，４４，４５をそれ
ぞれ遮断させることにより、該４ポート電磁比例弁１０
と前記回転体６との間をブロック回路にして、ステアリ
ングロックを行うこともできる。
磁比例弁１０の各ポート４１，４３，４４，４５をそれ
ぞれ遮断させることにより、該４ポート電磁比例弁１０
と前記回転体６との間をブロック回路にして、ステアリ
ングロックを行うこともできる。
【００８７】以上のように、第５実施例では、油圧回路
２に前記４ポート電磁比例弁１０を一つ設けるだけで、
前記各実施例と同様に、簡単にステアリング負荷を生じ
させ、また、ステアリングロックも行えながら、部品点
数を減少できるのである。
２に前記４ポート電磁比例弁１０を一つ設けるだけで、
前記各実施例と同様に、簡単にステアリング負荷を生じ
させ、また、ステアリングロックも行えながら、部品点
数を減少できるのである。
【００８８】また、前記各実施例では、前記回転体６を
３６０度回転可能なものを使用したが、図８に示す第６
実施例のように、所定の角度の範囲内で揺動する揺動形
回転体６から構成してもよい。
３６０度回転可能なものを使用したが、図８に示す第６
実施例のように、所定の角度の範囲内で揺動する揺動形
回転体６から構成してもよい。
【００８９】斯くするときは、前記揺動形回転体６によ
り前記ステアリングシャフト１２の最大回転角度が決め
られるので、該ステアリングシャフト１２にストッパー
を設ける必要がなくなるので、部品点数を軽減できるの
である。
り前記ステアリングシャフト１２の最大回転角度が決め
られるので、該ステアリングシャフト１２にストッパー
を設ける必要がなくなるので、部品点数を軽減できるの
である。
【００９０】また、前記第５実施例では、前記電磁弁５
は一つの４ポート電磁弁から構成したが、図９に示す第
７実施例のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２に対
応した２ポート電磁弁５１，５１を使用するようにして
もよい。
は一つの４ポート電磁弁から構成したが、図９に示す第
７実施例のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２に対
応した２ポート電磁弁５１，５１を使用するようにして
もよい。
【００９１】尚、本発明は、主にゲーム機械用のステア
リング負荷装置に用いるものであるが、運転教習のため
のシュミレーション用としても使用できる。
リング負荷装置に用いるものであるが、運転教習のため
のシュミレーション用としても使用できる。
【００９２】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、ステアリ
ング操作の際の負荷を与えるためのステアリング負荷装
置を、前記電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲
み上げる油圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、前記ステアリングホイール１１からの
外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回
転体６と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第２電磁比
例減圧弁３２とから構成したから、ゲームの状況に応じ
て前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自由に設定
することにより、ステアリングホイール１１の回転操作
時の負荷の設定を自由にできるし、さらに、前記各電磁
比例減圧弁３１，３２の圧力の設定に関係なく、前記ス
テアリングホイール１１の回転操作時に、回転角度の増
加時には、この増加に伴い圧力が大きくなり、しかも、
前記回転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負荷トル
クが与えられるし、回転角度の減少時には、圧力が小さ
くなり、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、または、
小さいので、小さな負荷トルクを与えられるので、実際
に車両を運転したときに近い操作性が簡単に得られるの
である。
ング操作の際の負荷を与えるためのステアリング負荷装
置を、前記電動機Ｍで駆動され、前記タンクＴの油を汲
み上げる油圧ポンプＰと、前記ステアリングホイール１
１を有するステアリングシャフト１２が連結され、前記
油圧ポンプＰに連通する正転ポート６１と逆転ポート６
２とをもち、前記油圧ポンプＰからの加圧力により油圧
モータ作用をし、前記ステアリングホイール１１からの
外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発生させる回
転体６と、前記第１電磁比例減圧弁３１及び第２電磁比
例減圧弁３２とから構成したから、ゲームの状況に応じ
て前記各電磁比例減圧弁３１，３２の圧力を自由に設定
することにより、ステアリングホイール１１の回転操作
時の負荷の設定を自由にできるし、さらに、前記各電磁
比例減圧弁３１，３２の圧力の設定に関係なく、前記ス
テアリングホイール１１の回転操作時に、回転角度の増
加時には、この増加に伴い圧力が大きくなり、しかも、
前記回転体６の摩擦抵抗も加わるので、大きな負荷トル
クが与えられるし、回転角度の減少時には、圧力が小さ
くなり、前記回転体６の摩擦抵抗も減じられ、または、
小さいので、小さな負荷トルクを与えられるので、実際
に車両を運転したときに近い操作性が簡単に得られるの
である。
【００９３】さらに、従来では、前記ステアリングホイ
ール１１の正逆転に応じて、または、ゲーム画面の状況
に応じて、電動機の回転方向を切り換え操作していた
が、本発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動する
ためだけに使用するので、前記ステアリングホイール１
１の回転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルク
で、発停を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けら
れるので、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、
電動機Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
ール１１の正逆転に応じて、または、ゲーム画面の状況
に応じて、電動機の回転方向を切り換え操作していた
が、本発明の電動機Ｍは、前記油圧ポンプＰを駆動する
ためだけに使用するので、前記ステアリングホイール１
１の回転角度及び回転方向に関係なく、一定のトルク
で、発停を繰り返すことなく常に一定方向に回し続けら
れるので、前記電動機Ｍの負担を軽減できることから、
電動機Ｍの信頼性及び耐久性を向上できるのである。
【００９４】また、油圧を利用していることから、殆ど
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
の部品を油圧油に浸せきさせられ、摺動する部品の潤滑
性を向上でき、装置全体としての信頼性及び耐久性を向
上できるのである。
【００９５】また、前記ステアリングホイール１１の正
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に行え
るのである。
逆転の切り換え、または、ゲーム画面の状況に応じて、
ステアリング負荷を切り換える場合、前記各電磁比例減
圧弁３１，３２の励磁切り換えを行うだけでよいので、
負荷トルク方向の切換えや、ゲーム中の凹凸路面を走行
した場合の路面からの反力の再現や、他車や障害物と衝
突した場合の急激な負荷トルク変動の再現が簡単に行え
るのである。
【００９６】請求項２記載の発明によれば、前記油圧ポ
ンプＰと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回
路２３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧
弁３１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前
記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３
を介装したから、ゲーム中、前記ステアリングホイール
１１の回転操作を誤って車両が衝突したような場面のと
きで、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイ
ール１１が動かなくなるようにする場合には、前記回転
体６のポンプ作用によって油が流出される側の油圧回路
２１または２２に設ける前記電磁比例減圧弁３１，３２
を前記油圧ポンプＰに連通させておくだけで、前記ステ
アリングホイール１１に連結された前記回転体６のポン
プ作用による油を前記油圧ポンプＰ側へと流すことによ
り、前記回転体６からの油が前記ポンプＰ及びタンクＴ
へとリークされるのを前記チェック弁８３で確実にブロ
ックすることができ、ステアリングロックを確実に行え
るのである。
ンプＰと前記電磁比例減圧弁３１，３２とを結ぶ油圧回
路２３における前記リリーフ弁８より前記電磁比例減圧
弁３１，３２側に、該電磁比例減圧弁３１，３２から前
記油圧ポンプＰへの油の流れを阻止するチェック弁８３
を介装したから、ゲーム中、前記ステアリングホイール
１１の回転操作を誤って車両が衝突したような場面のと
きで、該車両のクラッシュにより前記ステアリングホイ
ール１１が動かなくなるようにする場合には、前記回転
体６のポンプ作用によって油が流出される側の油圧回路
２１または２２に設ける前記電磁比例減圧弁３１，３２
を前記油圧ポンプＰに連通させておくだけで、前記ステ
アリングホイール１１に連結された前記回転体６のポン
プ作用による油を前記油圧ポンプＰ側へと流すことによ
り、前記回転体６からの油が前記ポンプＰ及びタンクＴ
へとリークされるのを前記チェック弁８３で確実にブロ
ックすることができ、ステアリングロックを確実に行え
るのである。
【００９７】また、以上のようなステアリングロックを
行った後、前記電動機Ｍを駆動させることにより前記回
転体６を介して前記ステアリングホイール１１を中立位
置側に自動復帰させることができる。
行った後、前記電動機Ｍを駆動させることにより前記回
転体６を介して前記ステアリングホイール１１を中立位
置側に自動復帰させることができる。
【００９８】請求項３記載の発明では、前記油圧回路２
３に、前記第１電磁比例減圧弁３１から前記油圧ポンプ
Ｐへの油の流れを阻止する第１チェック弁８３ａと、第
２電磁比例減圧弁３２から前記油圧ポンプＰへの油の流
れを阻止する第２チェック弁８３ｂとを備えたから、ゲ
ーム中、前記ステアリングホイール１１の回転操作を誤
って車両が衝突したような場面のとき、該車両のクラッ
シュにより前記ステアリングホイール１１が動かなくな
るようにする場合、各油圧回路２１，２２を共に油圧ポ
ンプＰに連通させておいても、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用により油
を前記油圧ポンプＰ側へと流す際、前記各チェック弁８
３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロックして、前
記回転体６つまりステアリングホイール１１に最大トル
クを付与して簡単にステアリングロックが行えるのであ
る。
３に、前記第１電磁比例減圧弁３１から前記油圧ポンプ
Ｐへの油の流れを阻止する第１チェック弁８３ａと、第
２電磁比例減圧弁３２から前記油圧ポンプＰへの油の流
れを阻止する第２チェック弁８３ｂとを備えたから、ゲ
ーム中、前記ステアリングホイール１１の回転操作を誤
って車両が衝突したような場面のとき、該車両のクラッ
シュにより前記ステアリングホイール１１が動かなくな
るようにする場合、各油圧回路２１，２２を共に油圧ポ
ンプＰに連通させておいても、前記ステアリングホイー
ル１１に連結された前記回転体６のポンプ作用により油
を前記油圧ポンプＰ側へと流す際、前記各チェック弁８
３ａ，８３ｂのどちらか一方で確実にブロックして、前
記回転体６つまりステアリングホイール１１に最大トル
クを付与して簡単にステアリングロックが行えるのであ
る。
【００９９】しかもこのとき、前述した請求項２記載の
場合のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか
一方側だけを選択的に油圧ポンプＰに連通させるように
動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３１，
３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上のステ
アリングロックを確実に行うことができる。
場合のように、前記電磁比例減圧弁３１，３２の何れか
一方側だけを選択的に油圧ポンプＰに連通させるように
動作させる必要はなく、これら各電磁比例減圧弁３１，
３２を共に動作させる簡単な操作でもって、以上のステ
アリングロックを確実に行うことができる。
【０１００】さらに、請求項４記載の発明では、前記電
磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回
路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通または遮
断する電磁弁５を介装したから、ゲーム中、車両が衝突
した場面のときに、該車両がクラッシュにより前記ステ
アリングホイール１１が動かなくなるようにする場合、
前記電磁弁５をオフにして遮断することにより、該電磁
弁５と前記回転体６との間にブロック回路を形成できる
ので、前記回転体６の回転操作により圧力を急激に上昇
させて該回転体６のモータトルクを最大に成らしめ、そ
の結果、簡単にステアリングロックが行えるのである。
磁比例減圧弁３１，３２と前記回転体６とを結ぶ油圧回
路２１，２２に、該油圧回路２１，２２を連通または遮
断する電磁弁５を介装したから、ゲーム中、車両が衝突
した場面のときに、該車両がクラッシュにより前記ステ
アリングホイール１１が動かなくなるようにする場合、
前記電磁弁５をオフにして遮断することにより、該電磁
弁５と前記回転体６との間にブロック回路を形成できる
ので、前記回転体６の回転操作により圧力を急激に上昇
させて該回転体６のモータトルクを最大に成らしめ、そ
の結果、簡単にステアリングロックが行えるのである。
【０１０１】請求項５記載の発明では、請求項１記載の
２つの電磁比例減圧弁３１，３２と請求項２記載の電磁
弁５の代りに、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４
１、回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び、前記タンク
Ｔに連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比
例弁１０を配設したから、油圧回路に前記４ポート電磁
比例弁１０を一つ設けるだけで、簡単にステアリング負
荷を生じさせられながら、ステアリングロックも行える
ので、部品点数を減少できるのである。
２つの電磁比例減圧弁３１，３２と請求項２記載の電磁
弁５の代りに、油圧ポンプＰに連通するポンプポート４
１、回転体６の正転ポート６１及び逆転ポート６２に連
通する二つの切換ポート４４，４５、及び、前記タンク
Ｔに連通するタンクポート４３を備える４ポート電磁比
例弁１０を配設したから、油圧回路に前記４ポート電磁
比例弁１０を一つ設けるだけで、簡単にステアリング負
荷を生じさせられながら、ステアリングロックも行える
ので、部品点数を減少できるのである。
【０１０２】請求項６記載の発明では、前記電磁比例減
圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自吸チェック回路８０を設けた
から、前記ステアリングホイール１１を急激に回転操作
したような場合で、前記電磁比例減圧弁３１，３２又は
４ポート電磁比例弁１０に設けるタンクポート４３側へ
の油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，
２２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の
開動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧
回路２１または２２に補給できるのであり、従って、該
油圧回路２１または２２での油圧不足を招くことなく、
前記ステアリングホイール１１のキャビテーションをな
くして、このステアリングホイール１１の回転操作をさ
らにスムーズに行うことができる。
圧弁３１，３２と回転体６とを結ぶ油圧回路２１，２２
に、タンクＴと連通し、該タンクＴから前記油圧回路２
１，２２への油の補給を可能とし、該油圧回路２１，２
２から前記タンクＴへの油の流出を阻止する自吸チェッ
ク弁８１，８２を備える自吸チェック回路８０を設けた
から、前記ステアリングホイール１１を急激に回転操作
したような場合で、前記電磁比例減圧弁３１，３２又は
４ポート電磁比例弁１０に設けるタンクポート４３側へ
の油汲上げ量が充分でないとき、前記各油圧回路２１，
２２間の差圧に基づく前記各自吸チェック８１，８２の
開動作により、前記タンクＴ内の油を汲上げて前記油圧
回路２１または２２に補給できるのであり、従って、該
油圧回路２１または２２での油圧不足を招くことなく、
前記ステアリングホイール１１のキャビテーションをな
くして、このステアリングホイール１１の回転操作をさ
らにスムーズに行うことができる。
【０１０３】また、請求項７記載の発明では、前記ステ
アリングシャフト１２を前記減速機７を介して前記回転
体６に接続したから、前記ステアリングシャフト１２の
トルク変動を小さくでき、しかも、前記減速機７は、油
圧油により油中に浸せきさせられるので潤滑も良好に行
えることから、耐久性が高く、音も静かで、スムーズな
操作性が得られるのである。
アリングシャフト１２を前記減速機７を介して前記回転
体６に接続したから、前記ステアリングシャフト１２の
トルク変動を小さくでき、しかも、前記減速機７は、油
圧油により油中に浸せきさせられるので潤滑も良好に行
えることから、耐久性が高く、音も静かで、スムーズな
操作性が得られるのである。
【０１０４】また、請求項８記載の発明では、前記回転
体６を、揺動形回転体６から構成したから、該揺動形回
転体６により前記ステアリングシャフト１２の最大回転
角度が決められるので、該ステアリングシャフト１２に
ストッパーを設ける必要がなく、部品点数を軽減できる
のである。
体６を、揺動形回転体６から構成したから、該揺動形回
転体６により前記ステアリングシャフト１２の最大回転
角度が決められるので、該ステアリングシャフト１２に
ストッパーを設ける必要がなく、部品点数を軽減できる
のである。
【図１】 本発明のステアリング負荷装置の第１実施例
に係る油圧回路。
に係る油圧回路。
【図２】 第１実施例の油圧回路を制御するための概略
ブロック図。
ブロック図。
【図３】 第１実施例の電磁比例減圧弁の要部を示す断
面図。
面図。
【図４】 本発明の第２実施例に係る一部省略した油圧
回路。
回路。
【図５】 本発明の第３実施例に係る油圧回路。
【図６】 本発明の第４実施例に係る油圧回路。
【図７】 本発明の第５実施例に係る油圧回路。
【図８】 本発明の第６実施例に係る油圧回路。
【図９】 本発明の第７実施例に係る油圧回路。
【図１０】 従来のステアリング負荷装置。
Ｍ 電動機 Ｔ タンク Ｐ 油圧ポンプ １１ ステアリングホイール １２ ステアリングシャフト ２１，２２，２３ 油圧回路 ３１ 第１電磁比例減圧弁 ３２ 第２電磁比例減圧弁 ４１ ポンプポート ４２ 減圧ポート ４３ タンクポート ４４，４５ 切換ポート ５ 電磁弁 ６ 回転体 ６１ 正転ポート ６２ 逆転ポート ７ 減速機 ８ リリーフ弁 ８０ 自吸チェック回路 ８１，８２ 自吸チェック弁 ８３ チェック弁 ８３ａ 第１チェック弁 ８３ｂ 第２チェック弁 １０ ４ポート電磁比例弁
Claims (8)
- 【請求項１】ステアリングホイール（１１）の回転操作
により、ドライビングゲーム装置の表示画面上の車両映
像と車両外映像との一方が変化するように成したゲーム
機械用のステアリング負荷装置であって、 電動機（Ｍ）と、この電動機（Ｍ）で駆動され、タンク
（Ｔ）の油を汲み上げる油圧ポンプ（Ｐ）と、該油圧ポ
ンプ（Ｐ）の二次側に配設され、油圧回路の最高圧力を
決めるリリーフ弁（８）と、 前記ステアリングホイール（１１）を有するステアリン
グシャフト（１２）が連結され、前記油圧ポンプ（Ｐ）
に連通する正転ポート（６１）と逆転ポート（６２）と
をもち、前記油圧ポンプ（Ｐ）からの加圧力により油圧
モータ作用をし、又は、前記ステアリングホイール（１
１）からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発
生させる回転体（６）と、 前記油圧ポンプ（Ｐ）に連通するポンプポート（４
１）、該ポンプポート（４１）を電気指令により前記回
転体（６）の正転ポート（６１）に連通させる減圧ポー
ト（４２）、及び、電気指令を与えないときには前記減
圧ポート（４２）を前記タンク（Ｔ）に連通させるタン
クポート（４３）を有する第１電磁比例減圧弁（３１）
と、前記油圧ポンプ（Ｐ）に連通するポンプポート（４
１）、該ポンプポート（４１）を電気指令により前記回
転体（６）の逆転ポート（６２）に連通させる減圧ポー
ト（４２）、及び、電気指令を与えないときには前記減
圧ポート（４２）を前記タンク（Ｔ）に連通させるタン
クポート（４３）を有する第２電磁比例減圧弁（３２）
とから構成していることを特徴とするゲーム機械用のス
テアリング負荷装置。 - 【請求項２】油圧ポンプ（Ｐ）と電磁比例減圧弁（３
１）（３２）とを結ぶ油圧回路（２３）におけるリリー
フ弁（８）より前記電磁比例減圧弁（３１）（３２）側
に、該電磁比例減圧弁（３１）（３２）から前記油圧ポ
ンプ（Ｐ）への油の流れを阻止するチェック弁（８３）
を介装している請求項１記載のゲーム機械用のステアリ
ング負荷装置。 - 【請求項３】油圧ポンプ（Ｐ）と電磁比例減圧弁（３
１）（３２）とを結ぶ油圧回路（２３）におけるリリー
フ弁（８）より前記電磁比例減圧弁（３１）（３２）側
に、第１電磁比例減圧弁（３１）から前記油圧ポンプ
（Ｐ）への油の流れを阻止する第１チェック弁（８３
ａ）と、第２電磁比例減圧弁（３２）から前記油圧ポン
プ（Ｐ）への油の流れを阻止する第２チェック弁（８３
ｂ）とを介装している請求項１記載のゲーム機械用のス
テアリング負荷装置。 - 【請求項４】電磁比例減圧弁（３１）（３２）と回転体
（６）とを結ぶ油圧回路（２１）（２２）に、該油圧回
路（２１）（２２）を連通または遮断する電磁弁（５）
を介装している請求項１記載のゲーム機械用のステアリ
ング負荷装置。 - 【請求項５】ステアリングホイール（１１）の回転操作
により、ドライビングゲーム装置の表示画面上の車両映
像と車両外映像との一方が変化するように成したゲーム
機械用のステアリング負荷装置であって、 電動機（Ｍ）と、この電動機（Ｍ）で駆動され、タンク
（Ｔ）の油を汲み上げる油圧ポンプ（Ｐ）と、該油圧ポ
ンプ（Ｐ）の二次側に配設され、油圧回路の最高圧力を
決めるリリーフ弁（８）と、 前記ステアリングホイール（１１）を有するステアリン
グシャフト（１２）が連結され、前記油圧ポンプ（Ｐ）
に連通する正転ポート（６１）と逆転ポート（６２）と
をもち、前記油圧ポンプ（Ｐ）からの加圧力により油圧
モータ作用をし、又は、前記ステアリングホイール（１
１）からの外部駆動力で油圧ポンプ作用をして油圧を発
生させる回転体（６）と、 前記油圧ポンプ（Ｐ）に連通するポンプポート（４
１）、前記回転体（６）の正転ポート（６１）及び逆転
ポート（６２）に連通する二つの切換ポート（４４）
（４５）、及び前記タンク（Ｔ）に連通するタンクポー
ト（４３）を備える４ポート電磁比例弁（１０）とから
構成していることを特徴とするゲーム機械用のステアリ
ング負荷装置。 - 【請求項６】電磁比例減圧弁（３１）（３２）と回転体
（６）とを結ぶ油圧回路（２１）（２２）に、タンク
（Ｔ）と連通し、該タンク（Ｔ）から前記油圧回路（２
１）（２２）への油の補給を可能とし、該油圧回路（２
１）（２２）から前記タンク（Ｔ）への油の流出を阻止
する自吸チェック弁（８１）（８２）を備える自給チェ
ック回路（８０）を設けている請求項１乃至請求項５の
何れか１記載のゲーム機械用のステアリング負荷装置。 - 【請求項７】ステアリングシャフト（１２）を、減速機
（７）を介して回転体（６）に接続している請求項１乃
至請求項６の何れか１記載のゲーム機械用のステアリン
グ負荷装置。 - 【請求項８】回転体（６）が、揺動形回転体（６）から
成る請求項１乃至請求項７の何れか１記載のゲーム機械
用のステアリング負荷装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6294362A JPH08141214A (ja) | 1994-09-22 | 1994-11-29 | ゲーム機械用のステアリング負荷装置 |
| PCT/JP1995/001919 WO1996009101A1 (fr) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | Dispositif de chargement avec organe de direction |
| EP95932215A EP0732131A1 (en) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | Steering loading device |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-228393 | 1994-09-22 | ||
| JP22839394 | 1994-09-22 | ||
| JP6294362A JPH08141214A (ja) | 1994-09-22 | 1994-11-29 | ゲーム機械用のステアリング負荷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141214A true JPH08141214A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=26528223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6294362A Withdrawn JPH08141214A (ja) | 1994-09-22 | 1994-11-29 | ゲーム機械用のステアリング負荷装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0732131A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08141214A (ja) |
| WO (1) | WO1996009101A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2144965B1 (es) * | 1998-08-12 | 2001-01-01 | Univ Valencia Politecnica | Simulador de conduccion de automoviles, para la evaluacion de conductores discapacitados. |
| JP5910874B2 (ja) * | 2012-04-10 | 2016-04-27 | 株式会社ジェイテクト | 油圧式パワーステアリング装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0339601U (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-17 | ||
| JP3223565B2 (ja) * | 1992-03-31 | 2001-10-29 | 株式会社セガ | 往復動アクチエータ式ステアリング装置を備えたゲーム装置 |
| JP3331353B2 (ja) * | 1993-02-15 | 2002-10-07 | 株式会社セガ | 模擬ステアリング装置 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6294362A patent/JPH08141214A/ja not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-09-22 WO PCT/JP1995/001919 patent/WO1996009101A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1995-09-22 EP EP95932215A patent/EP0732131A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1996009101A1 (fr) | 1996-03-28 |
| EP0732131A1 (en) | 1996-09-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |