JPH06147201A - 油圧モータの駆動回路 - Google Patents
油圧モータの駆動回路Info
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- JPH06147201A JPH06147201A JP30109992A JP30109992A JPH06147201A JP H06147201 A JPH06147201 A JP H06147201A JP 30109992 A JP30109992 A JP 30109992A JP 30109992 A JP30109992 A JP 30109992A JP H06147201 A JPH06147201 A JP H06147201A
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- JP
- Japan
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- hydraulic
- hydraulic motor
- pressure
- circuit
- valve
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/42—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
- F16H61/421—Motor capacity control by electro-hydraulic control means, e.g. using solenoid valves
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧モータの起動、停止を円滑に行うととも
に、キャビテーションの発生を抑制する。 【構成】 油圧ポンプからカウンタバランス弁2を介し
て供給される油圧により駆動される油圧モータ1の駆動
回路において、油圧モータ1とカウンタバランス弁2と
を接続する油圧回路11、12とパイロット圧回路20
との間にチェック弁4、5を備える。
に、キャビテーションの発生を抑制する。 【構成】 油圧ポンプからカウンタバランス弁2を介し
て供給される油圧により駆動される油圧モータ1の駆動
回路において、油圧モータ1とカウンタバランス弁2と
を接続する油圧回路11、12とパイロット圧回路20
との間にチェック弁4、5を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧モータの駆動回路
の改良に関する。
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の建設機械の走行装置
を構成する油圧モータの駆動回路には、発進、停止時に
発生する衝撃を抑制するために、油圧モータと方向切換
弁との間にカウンタバランス弁が介装された駆動回路が
知られている。
を構成する油圧モータの駆動回路には、発進、停止時に
発生する衝撃を抑制するために、油圧モータと方向切換
弁との間にカウンタバランス弁が介装された駆動回路が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の駆動回路では円滑な起動または停止を行うようにす
ると、油圧モータの圧油供給側にキャビテーションが発
生する場合があり、円滑な起動・停止を実現しにくいと
いう問題があった。
来の駆動回路では円滑な起動または停止を行うようにす
ると、油圧モータの圧油供給側にキャビテーションが発
生する場合があり、円滑な起動・停止を実現しにくいと
いう問題があった。
【0004】そこで本発明は、起動、停止を円滑に行う
とともに、キャビテーションの発生を抑制した油圧モー
タの駆動回路を提供することを目的とする。
とともに、キャビテーションの発生を抑制した油圧モー
タの駆動回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧ポンプか
ら方向切換弁を介して供給される油圧により駆動される
油圧モータと、前記油圧モータと方向切換弁との間に介
装されたカウンタバランス弁とを備えた油圧モータの駆
動回路において、前記油圧モータの容量を制御するパイ
ロット回路と、前記油圧モータとカウンタバランス弁で
構成される回路と前記パイロット回路との間にチェック
バルブを備える。
ら方向切換弁を介して供給される油圧により駆動される
油圧モータと、前記油圧モータと方向切換弁との間に介
装されたカウンタバランス弁とを備えた油圧モータの駆
動回路において、前記油圧モータの容量を制御するパイ
ロット回路と、前記油圧モータとカウンタバランス弁で
構成される回路と前記パイロット回路との間にチェック
バルブを備える。
【0006】
【作用】したがって、方向切換弁を中立位置にして駆動
中の油圧モータへの油圧の供給を停止すると、油圧モー
タの吸い込み側の油圧が低下し、パイロット圧回路から
の圧油をチェックバルブを介して油圧モータの吸い込み
側へ供給することができ、油圧モータのキャビテーショ
ンを抑制することが可能となって、油圧モータの起動及
び停止に伴う特性を向上することができる。
中の油圧モータへの油圧の供給を停止すると、油圧モー
タの吸い込み側の油圧が低下し、パイロット圧回路から
の圧油をチェックバルブを介して油圧モータの吸い込み
側へ供給することができ、油圧モータのキャビテーショ
ンを抑制することが可能となって、油圧モータの起動及
び停止に伴う特性を向上することができる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。
【0008】図1において、1は斜板(又は斜軸)を備
えた可変容量型の油圧モータで、油圧モータ1は回転方
向に対応したポートM1、M2を備え、ポートM1はカウ
ンタバランス弁2の下流に接続された油圧回路11に、
ポートM2は同じく油圧回路12にそれぞれ接続され
る。図示しない方向切換弁を介してカウンタバランス弁
2のポートP1、P2へ選択的に供給される圧油によって
油圧モータ1に取り付けられた負荷7を回転駆動する。
えた可変容量型の油圧モータで、油圧モータ1は回転方
向に対応したポートM1、M2を備え、ポートM1はカウ
ンタバランス弁2の下流に接続された油圧回路11に、
ポートM2は同じく油圧回路12にそれぞれ接続され
る。図示しない方向切換弁を介してカウンタバランス弁
2のポートP1、P2へ選択的に供給される圧油によって
油圧モータ1に取り付けられた負荷7を回転駆動する。
【0009】カウンタバランス弁2は圧油が供給される
ポートP1、P2に応じて切り換わり、油圧回路11又は
油圧回路12へ圧油を供給するとともに、負荷7に取り
付けられたブレーキ80を制御するブレーキ制御機構8
1にも圧油を供給して油圧モータ1の駆動中は制動状態
を解除する。
ポートP1、P2に応じて切り換わり、油圧回路11又は
油圧回路12へ圧油を供給するとともに、負荷7に取り
付けられたブレーキ80を制御するブレーキ制御機構8
1にも圧油を供給して油圧モータ1の駆動中は制動状態
を解除する。
【0010】油圧回路11と油圧回路12との間にはサ
ージ圧を抑制するリリーフ弁3A、3Bがそれぞれ介装
される。
ージ圧を抑制するリリーフ弁3A、3Bがそれぞれ介装
される。
【0011】油圧モータ1の図示しない斜板には油圧モ
ータ1の速度を制御する斜板制御機構10が連結され、
この斜板制御機構10は油圧回路11、12と斜板制御
機構10との間に介装された切換弁6からの圧油によっ
て駆動される。なお、切換弁6は高速側Hと低速側Lの
2つのポジションを備え、図示しない制御手段によって
パイロットポートPSに加えられるパイロット圧に応じ
て切り換えられる。
ータ1の速度を制御する斜板制御機構10が連結され、
この斜板制御機構10は油圧回路11、12と斜板制御
機構10との間に介装された切換弁6からの圧油によっ
て駆動される。なお、切換弁6は高速側Hと低速側Lの
2つのポジションを備え、図示しない制御手段によって
パイロットポートPSに加えられるパイロット圧に応じ
て切り換えられる。
【0012】切換弁6のパイロットポートPSと油圧回
路11、12との間にはチェック弁4、5を備えたパイ
ロット圧回路20が介装される。チェック弁4、5はパ
イロット圧回路20と油圧回路11、12の圧力差が所
定の値となると開弁してパイロット圧回路20の圧油を
油圧回路11、12へ供給する。
路11、12との間にはチェック弁4、5を備えたパイ
ロット圧回路20が介装される。チェック弁4、5はパ
イロット圧回路20と油圧回路11、12の圧力差が所
定の値となると開弁してパイロット圧回路20の圧油を
油圧回路11、12へ供給する。
【0013】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0014】カウンタバランス弁2のポートP1を図示
しないポンプに接続し、ポートP2を図示しないタンク
に接続すると、カウンタバランス弁2は供給される圧油
によって切り換えられて油圧回路11、切換弁6及びブ
レーキ制御手段81に圧油の供給を開始する。
しないポンプに接続し、ポートP2を図示しないタンク
に接続すると、カウンタバランス弁2は供給される圧油
によって切り換えられて油圧回路11、切換弁6及びブ
レーキ制御手段81に圧油の供給を開始する。
【0015】圧油の供給によってブレーキ制御機構81
がブレーキ80を解放し、油圧モータ1のポートM1に
は油圧回路11から圧油が供給されて油圧モータ1が負
荷7を駆動する。切換弁6はパイロットポートPSに加
わるパイロット圧が所定値未満であれば低速側Lに、所
定値以上であれば高速側Hに切り換えて斜板制御機構1
0を駆動する。
がブレーキ80を解放し、油圧モータ1のポートM1に
は油圧回路11から圧油が供給されて油圧モータ1が負
荷7を駆動する。切換弁6はパイロットポートPSに加
わるパイロット圧が所定値未満であれば低速側Lに、所
定値以上であれば高速側Hに切り換えて斜板制御機構1
0を駆動する。
【0016】油圧モータ1のポートM1に供給された圧
油は負荷7を駆動した後にポートM2より排出され、油
圧回路12を介してカウンタバランス弁2のポートP2
からタンクに戻る。このとき、リリーフ弁3Aは油圧モ
ータ1の過負荷等で油圧回路11の油圧が所定値を越え
ると開弁して油圧回路11の圧油を油圧回路12へ逃が
し、油圧モータ1及び油圧回路11を保護するととも
に、発進時などの衝撃を抑制する。
油は負荷7を駆動した後にポートM2より排出され、油
圧回路12を介してカウンタバランス弁2のポートP2
からタンクに戻る。このとき、リリーフ弁3Aは油圧モ
ータ1の過負荷等で油圧回路11の油圧が所定値を越え
ると開弁して油圧回路11の圧油を油圧回路12へ逃が
し、油圧モータ1及び油圧回路11を保護するととも
に、発進時などの衝撃を抑制する。
【0017】油圧モータ1の駆動中にカウンタバランス
弁2のポートP1への圧油の供給を遮断すると、カウン
タバランス弁2は中立位置に切り替わって油圧回路1
1、12を遮断するとともに、ブレーキ制御機構81を
タンクに連通する。ブレーキ制御機構81は油圧の低下
に伴ってブレーキ80の制動を開始する。
弁2のポートP1への圧油の供給を遮断すると、カウン
タバランス弁2は中立位置に切り替わって油圧回路1
1、12を遮断するとともに、ブレーキ制御機構81を
タンクに連通する。ブレーキ制御機構81は油圧の低下
に伴ってブレーキ80の制動を開始する。
【0018】このとき、負荷7の慣性によって油圧モー
タ1は駆動されるが、油圧回路11、12はともに遮断
されているため、油圧モータ1の吐出側のポートM2 に
連通する油圧回路12の油圧が上昇する一方、吸い込み
側のポートM1 に連通する油圧回路11の油圧は低下す
る。油圧回路11の油圧の低下によってパイロット圧回
路20との圧力差が所定値を越えると、チェック弁4が
開弁してパイロットポートPSより油圧回路11にパイ
ロット圧が供給され、油圧モータ1のポートM1側は正
圧に保持されるためキャビテーションの発生を防止する
ことができる。
タ1は駆動されるが、油圧回路11、12はともに遮断
されているため、油圧モータ1の吐出側のポートM2 に
連通する油圧回路12の油圧が上昇する一方、吸い込み
側のポートM1 に連通する油圧回路11の油圧は低下す
る。油圧回路11の油圧の低下によってパイロット圧回
路20との圧力差が所定値を越えると、チェック弁4が
開弁してパイロットポートPSより油圧回路11にパイ
ロット圧が供給され、油圧モータ1のポートM1側は正
圧に保持されるためキャビテーションの発生を防止する
ことができる。
【0019】油圧モータ1の停止直前の回転によってさ
らに油圧回路12の油圧が所定値を越えて上昇すると、
リリーフ弁3Bが開弁して油圧回路12の圧油を油圧回
路11へ逃がし、油圧モータ1は円滑に停止することが
できる。
らに油圧回路12の油圧が所定値を越えて上昇すると、
リリーフ弁3Bが開弁して油圧回路12の圧油を油圧回
路11へ逃がし、油圧モータ1は円滑に停止することが
できる。
【0020】カウンタバランス弁2のポートM2に圧油
を供給して油圧モータ1を逆転する場合も上記と同様の
作用が得られ、発進時などの過負荷による油圧回路12
の油圧上昇ではリリーフ弁3Bが開弁して衝撃を抑制す
る。
を供給して油圧モータ1を逆転する場合も上記と同様の
作用が得られ、発進時などの過負荷による油圧回路12
の油圧上昇ではリリーフ弁3Bが開弁して衝撃を抑制す
る。
【0021】一方、カウンタバランス弁2への圧油の供
給を中止して油圧モータ1の制動を開始すると、負荷7
の慣性によって油圧モータ1が駆動され、油圧回路12
の油圧が低下し、パイロット圧回路20との圧力差が所
定値を越えればチェック弁5が開弁してパイロット圧が
油圧回路12へ供給され、油圧モータ1の吸い込み側の
ポートM2が正圧に保持されるため油圧モータ1にキャ
ビテーションが発生することがなく、さらに、油圧モー
タ1の回転によって吐出側のポートM1に連通する油圧
回路11の油圧が上昇すればリリーフ弁3Aが開弁して
油圧回路11の圧油を油圧回路12へ逃がして油圧モー
タ1を円滑に停止することができる。
給を中止して油圧モータ1の制動を開始すると、負荷7
の慣性によって油圧モータ1が駆動され、油圧回路12
の油圧が低下し、パイロット圧回路20との圧力差が所
定値を越えればチェック弁5が開弁してパイロット圧が
油圧回路12へ供給され、油圧モータ1の吸い込み側の
ポートM2が正圧に保持されるため油圧モータ1にキャ
ビテーションが発生することがなく、さらに、油圧モー
タ1の回転によって吐出側のポートM1に連通する油圧
回路11の油圧が上昇すればリリーフ弁3Aが開弁して
油圧回路11の圧油を油圧回路12へ逃がして油圧モー
タ1を円滑に停止することができる。
【0022】このようにして、油圧モータ1へ圧油を供
給、排出する油圧回路11、12とパイロット圧回路2
0とをチェック弁4、5を介して接続したため、油圧モ
ータ1にキャビテーションが発生することがなくなっ
て、円滑な起動、停止を行うことが可能となる。
給、排出する油圧回路11、12とパイロット圧回路2
0とをチェック弁4、5を介して接続したため、油圧モ
ータ1にキャビテーションが発生することがなくなっ
て、円滑な起動、停止を行うことが可能となる。
【0023】図2〜5は他の実施例を示し、前記第1の
実施例における油圧モータ1と切換弁6、カウンタバラ
ンス弁2とを一体に形成したもので、油圧モータ1のケ
ース1aの内部には油圧モータ1と、油圧モータ1の図
示しない出力軸に連結された減速機構8と、ポートPS
を備えた切換弁60が収装される。
実施例における油圧モータ1と切換弁6、カウンタバラ
ンス弁2とを一体に形成したもので、油圧モータ1のケ
ース1aの内部には油圧モータ1と、油圧モータ1の図
示しない出力軸に連結された減速機構8と、ポートPS
を備えた切換弁60が収装される。
【0024】図2〜5において、油圧モータ1のケース
1aに設けられたポートP1、P2は油圧通路31、32
を介して円筒状部材で形成されたカウンタバランス弁2
のプランジャ30の所定の外周に刻設した切り欠き30
a、30bとそれぞれ連通する。なお、ポートP1、P2
の上流には図示しない方向切換弁が配設される。
1aに設けられたポートP1、P2は油圧通路31、32
を介して円筒状部材で形成されたカウンタバランス弁2
のプランジャ30の所定の外周に刻設した切り欠き30
a、30bとそれぞれ連通する。なお、ポートP1、P2
の上流には図示しない方向切換弁が配設される。
【0025】プランジャ30はケース1aの内部で軸方
向に摺動自由に収装されて、プランジャ30の両端はス
プリング43、44により中立位置を保持可能に付勢さ
れる。このプランジャ30の両端に画成された油室3
7、38はオリフィス41、42を介して油圧通路3
1、32とそれぞれ連通する。
向に摺動自由に収装されて、プランジャ30の両端はス
プリング43、44により中立位置を保持可能に付勢さ
れる。このプランジャ30の両端に画成された油室3
7、38はオリフィス41、42を介して油圧通路3
1、32とそれぞれ連通する。
【0026】プランジャ30の内部には切り欠き30
a、30bとカウンタバランス弁2の下流に接続される
油圧通路31a、32aとを連通する通路33、34が
それぞれ設けられ、これら通路33、34には所定の油
圧で開弁するチェック弁35、36が介装される。
a、30bとカウンタバランス弁2の下流に接続される
油圧通路31a、32aとを連通する通路33、34が
それぞれ設けられ、これら通路33、34には所定の油
圧で開弁するチェック弁35、36が介装される。
【0027】ケース1aの所定の位置に開口したパイロ
ットポートPSはパイロット圧通路21を介して油圧通
路31a、32aとそれぞれ連通し、このパイロット圧
通路21と油圧通路31a、32aとの間には所定の圧
力差で開弁するチェック弁4、5がそれぞれ設けられ
る。
ットポートPSはパイロット圧通路21を介して油圧通
路31a、32aとそれぞれ連通し、このパイロット圧
通路21と油圧通路31a、32aとの間には所定の圧
力差で開弁するチェック弁4、5がそれぞれ設けられ
る。
【0028】油圧通路31a、32aの下流には油圧モ
ータ1の速度を切り換える切換弁60が介装される。こ
の切換弁60を構成するプランジャ61はケース1aの
内部で軸方向に摺動自由に収装されるとともに、一端を
スプリング62に押圧されてパイロットポートPSと連
通する油室65に向けて付勢される。プランジャ61の
所定の外周には油圧通路31a、32aとそれぞれ連通
する切り欠き63、64が設けられる。この切り欠き6
3、64は油室65に加わるパイロット圧によりプラン
ジャ61がスプリング62方向に変位すると、切り欠き
63が油圧通路31aと31bとを連通し、切り欠き6
4が油圧通路32aと32bとを連通する。
ータ1の速度を切り換える切換弁60が介装される。こ
の切換弁60を構成するプランジャ61はケース1aの
内部で軸方向に摺動自由に収装されるとともに、一端を
スプリング62に押圧されてパイロットポートPSと連
通する油室65に向けて付勢される。プランジャ61の
所定の外周には油圧通路31a、32aとそれぞれ連通
する切り欠き63、64が設けられる。この切り欠き6
3、64は油室65に加わるパイロット圧によりプラン
ジャ61がスプリング62方向に変位すると、切り欠き
63が油圧通路31aと31bとを連通し、切り欠き6
4が油圧通路32aと32bとを連通する。
【0029】切換弁60の下流に接続される油圧通路3
1b、32bはそれぞれ油圧モータ1のポートM1、M2
と連通し、切換弁60によって制御された油圧によって
油圧モータ1の速度を制御する図示しない斜板制御機構
10が駆動される。
1b、32bはそれぞれ油圧モータ1のポートM1、M2
と連通し、切換弁60によって制御された油圧によって
油圧モータ1の速度を制御する図示しない斜板制御機構
10が駆動される。
【0030】ポートP1に圧油が供給されると、油圧通
路31からカウンタバランス弁2のチェック弁35を開
弁した圧油は、油圧通路31aより切換弁60の切り欠
き63を介して油圧通路31bへ流入し、ポートM1よ
り油圧モータ1を駆動する一方、油圧通路31からオリ
フィス41へ流入した圧油はカウンタバランス弁2の油
室37に流入する。油室37に流入した圧油はプランジ
ャ30をスプリング44に抗して変位させるとともに、
切り欠き30bを介して油圧通路32aと32とを連通
して油圧モータ1のポートM2から排出される作動油を
ポートP2より排出する。このとき、パイロットポート
PSと油圧通路31aとの間に介装されたチェック弁4
は閉弁状態を保持し、パイロットポートPSに加わるパ
イロット圧はプランジャ61を変位させることで油圧モ
ータ1の速度を制御する。
路31からカウンタバランス弁2のチェック弁35を開
弁した圧油は、油圧通路31aより切換弁60の切り欠
き63を介して油圧通路31bへ流入し、ポートM1よ
り油圧モータ1を駆動する一方、油圧通路31からオリ
フィス41へ流入した圧油はカウンタバランス弁2の油
室37に流入する。油室37に流入した圧油はプランジ
ャ30をスプリング44に抗して変位させるとともに、
切り欠き30bを介して油圧通路32aと32とを連通
して油圧モータ1のポートM2から排出される作動油を
ポートP2より排出する。このとき、パイロットポート
PSと油圧通路31aとの間に介装されたチェック弁4
は閉弁状態を保持し、パイロットポートPSに加わるパ
イロット圧はプランジャ61を変位させることで油圧モ
ータ1の速度を制御する。
【0031】一方、油圧モータ1の駆動中に圧油の供給
を停止すると、チェック弁35が閉弁するとともに、油
室37の油圧の低下によってカウンタバランス弁2のプ
ランジャ30がスプリング44に付勢されて中立位置に
保持される。
を停止すると、チェック弁35が閉弁するとともに、油
室37の油圧の低下によってカウンタバランス弁2のプ
ランジャ30がスプリング44に付勢されて中立位置に
保持される。
【0032】図示しない負荷などの慣性によって油圧モ
ータ1は駆動されるが、油圧回路31a、32aは共に
ポートP1、P2から遮断されているため、油圧モータ1
の吐出側のポートM2と連通する油圧回路32a、32
bの油圧が上昇する一方、吸い込み側のポートM1と連
通する油圧回路31a、31bの油圧は低下する。
ータ1は駆動されるが、油圧回路31a、32aは共に
ポートP1、P2から遮断されているため、油圧モータ1
の吐出側のポートM2と連通する油圧回路32a、32
bの油圧が上昇する一方、吸い込み側のポートM1と連
通する油圧回路31a、31bの油圧は低下する。
【0033】ここで、油圧回路31a、31bの油圧の
低下によってパイロット圧通路21との圧力差が所定値
を越えると、チェック弁4が開弁してパイロットポート
PSより油圧回路31a、31bにパイロット圧が供給
され、油圧モータ1の吸い込み側のポートM1は正圧に
保持されるためキャビテーションの発生を防止でき、円
滑に油圧モータ1を停止させるとともに、キャビテーシ
ョンによる騒音を低減した低騒音の駆動回路を構成する
ことが可能となる。
低下によってパイロット圧通路21との圧力差が所定値
を越えると、チェック弁4が開弁してパイロットポート
PSより油圧回路31a、31bにパイロット圧が供給
され、油圧モータ1の吸い込み側のポートM1は正圧に
保持されるためキャビテーションの発生を防止でき、円
滑に油圧モータ1を停止させるとともに、キャビテーシ
ョンによる騒音を低減した低騒音の駆動回路を構成する
ことが可能となる。
【0034】なお、ポートP2に圧油を供給した場合は
油圧モータ1が逆転し、カウンタバランス弁2及びチェ
ック弁5が上記と同様に作用して油圧モータ1を円滑に
駆動する。
油圧モータ1が逆転し、カウンタバランス弁2及びチェ
ック弁5が上記と同様に作用して油圧モータ1を円滑に
駆動する。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、油圧モー
タへ圧油を供給、排出する油圧回路とパイロット圧回路
とをチェック弁を介して接続したため、油圧モータの起
動、停止に伴うキャビテーションが発生することがなく
なって、円滑な起動、停止を行うことが可能となり、キ
ャビテーションによる騒音を抑制して油圧モータの騒音
を低減することができる。
タへ圧油を供給、排出する油圧回路とパイロット圧回路
とをチェック弁を介して接続したため、油圧モータの起
動、停止に伴うキャビテーションが発生することがなく
なって、円滑な起動、停止を行うことが可能となり、キ
ャビテーションによる騒音を抑制して油圧モータの騒音
を低減することができる。
【図1】本発明の実施例を示すモータの駆動回路図であ
る。
る。
【図2】他の実施例を示す油圧モータの要部断面図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C断面図である。
1 油圧モータ 2 カウンタバランス弁 3A、3B リリーフ弁 4、5 チェック弁 6 切換弁 11、12 油圧回路 20 パイロット圧回路 PS パイロット圧ポート P1、P2 ポート
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧ポンプから方向切換弁を介して供給
される油圧により駆動される油圧モータと、前記油圧モ
ータと方向切換弁との間に介装されたカウンタバランス
弁とを備えた油圧モータの駆動回路において、前記油圧
モータの容量を制御するパイロット回路と、前記油圧モ
ータとカウンタバランス弁で構成される回路と前記パイ
ロット回路との間にチェックバルブを備えたことを特徴
とする油圧モータの駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30109992A JPH06147201A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 油圧モータの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30109992A JPH06147201A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 油圧モータの駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06147201A true JPH06147201A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17892845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30109992A Pending JPH06147201A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 油圧モータの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06147201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0781947A2 (en) * | 1994-09-09 | 1997-07-02 | Komatsu Ltd. | Speed changer of hydraulic driving device and control method thereof |
KR20030027762A (ko) * | 2001-09-28 | 2003-04-07 | 코벨코 겐키 가부시키가이샤 | 회전 제어 회로 |
KR101470461B1 (ko) * | 2013-02-26 | 2014-12-08 | 성보 피앤티 주식회사 | 중장비용 카운터 밸런스 밸브 |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP30109992A patent/JPH06147201A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0781947A2 (en) * | 1994-09-09 | 1997-07-02 | Komatsu Ltd. | Speed changer of hydraulic driving device and control method thereof |
EP0781947A4 (en) * | 1994-09-09 | 2000-05-03 | Komatsu Mfg Co Ltd | CHANGING THE SPEED OF A HYDRAULIC DRIVE DEVICE AND CONTROL SYSTEM THEREOF |
KR20030027762A (ko) * | 2001-09-28 | 2003-04-07 | 코벨코 겐키 가부시키가이샤 | 회전 제어 회로 |
KR101470461B1 (ko) * | 2013-02-26 | 2014-12-08 | 성보 피앤티 주식회사 | 중장비용 카운터 밸런스 밸브 |
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